JP3133077U - 照明器具の構造 - Google Patents

Abstract

【課題】発光体から生じる熱エネルギーが放熱ソケットを経由して速やかに中空放熱体へ伝導され、快速放熱の目的を達成する照明器具の構造を提供する。
【解決手段】 放熱ソケット及び中空放熱体を相互に繋ぎ合わせてなり、前記放熱ソケットの隣り合わせの片側毎に、少なくとも一個の中空放熱体を繋ぎ合わせ、且つ放熱ソケットの頂上面或いは底面に発光体を結合する照明器具の構造である。
【選択図】 図２

Description

本考案は、照明器具の構造、特に放熱ソケットの隣合わせの片側毎に少なくとも一個の中空放熱体を繋ぎ合わせることによって、快速放熱の目的を達成できる照明器具の構造に関する。

凡そ吊りランプ・卓上ランプ・スタンドランプ及び壁掛け式ランプ…などの照明器具は、すべて住まいの照明器具に応用されるもので、上述照明器具の照明によって、夜間照明又は室内ムードの調節などの目的を達成することが出来る；従って、照明器具の便利さは疑問の余地がない、しかし、照明器具は実用的ではあるが、なお下記のような欠点がある、
１．
従来の照明器具に採用されるランプは大半が白熱ランプ・水銀ランプ・ナトリウムランプなどであり、その照明効果が比較的劣るため、電気消耗量が相対的に増大する問題がある。
２．
従来の照明器具には、如何なる放熱装置も設置されておらず、ランプ体から生じる高熱を適時に放熱することが出来ないので、ランプ体の使用寿命を引き下げている。
これによって分かるように、上述従来の方式には尚幾多の欠点があり、よい設計とは言い難く、改良が待たれていた。
本案考案者は、上述従来方式に派生する各項の欠点に鑑み、極力新規改善を試み、且つ長年苦心研鑽の末、ついに本案照明器具構造の研究開発に成功した。

本考案の目的は、発光体から生じる熱エネルギーを速やかに排出し、発光体の使用寿命を延長できる照明器具の構造を提供することにある。
本考案の次の目的は、造形が特殊で、組み立てが容易且つ操作が便利など幾多の長所を備えた照明器具の構造を提供することにある。

本考案の提供する照明器具の構造は、その他従来の技術に比べ、更に下記のような長所がある、
1、本考案は、中空放熱体によって速やかに発光体から生じる熱エネルギーを排出し、発光体の使用寿命を増加出来る。
2、本考案は、特殊な造形と、組み立てが容易で操作が便利という幾多の長所がある。

上述目的を達成するため、本考案の提供する照明器具の構造は、複数の放熱ソケット及び複数の中空放熱体を含み、前記複数の放熱ソケット及び複数の中空放熱体は、相互に繋ぎ合わせてなり、且つ前記放熱ソケットの隣あわせの片側毎に少なくとも一個の中空放熱体を繋ぎ合わせることによって、前記放熱ソケット及び中空放熱体が交差設置の状態を呈し、且つ一つ一つの放熱ソケットの頂上面又は底面に発光体を結合し、発光体から生じる熱エネルギーが、すべて放熱ソケットを経由して速やかに中空放熱体へ伝導され、快速放熱の目的を達成する。

図１及び図２を参照して、本考案の提供する照明器具の構造は、主として、
ブロック体状を呈し、その上下表面がすべて平面状で、発光体３を連結でき、且つその一つ一つの周辺には結合穴１１を設置した複数の放熱ソケット１と；
ブロック体状を呈し、その上下表面がすべて平面状で、且つその中央部に中空部２１を設け、その一つ一つの周辺には放熱ソケット１と対応する結合穴２２を設けた複数の中空放熱体２と；
ほぼｎ字型を呈し、リベットであってもよい連結部品４と；
を含み、
尚、前記中空放熱体２の厚みは放熱ソケット１と同じ厚みであることが好ましい；
前記複数の放熱ソケット１及び複数の中空放熱体２を相互に繋ぎ合わせて、前記放熱ソケット１の少なくとも隣り合わせの片側に中空放熱体２を繋ぎ合わせることによって、放熱ソケット１及び中空放熱体２を相互に交差設置させ、且つ連結部品４を前記放熱ソケット１及び中空放熱体２の結合穴１１・２２に貫通させ、放熱ソケット１及び中空放熱体２を緊密に結合させて一体となす。

尚、連結部品４によって放熱ソケット１及び中空放熱体２を連結して一体となすことはただ本考案の好ましい一実施例であり、本考案では、凹・凸ブロックの結合方式或いはその他の結合方式で放熱ソケット１及び中空放熱体２を一体として連結してもよく、ここでは制限を加えない。
尚、図５を参照して、前記放熱ソケット１及び中空放熱体２は、一体成型して製作しても、同じように快速放熱の目的を達成できる。

図３は、本考案の実施略図であり、前記放熱ソケット１及び中空放熱体２の繋ぎ合わせを完成すると、板体状を呈し、且つ必要に応じて発光体３を前記放熱ソケット１の上表面或いは下表面に結合することによって、発光体３から生じる光源が上向き或いは下向きに投射され、繋ぎ合わせを完成した放熱ソケット１及び中空放熱体２を吊りランプまたはその他の照明器具として応用することが出来る。
更に図４は、本考案の操作略図であり、発光体３に光源が発生すると、同時に熱源が生じ、この熱源は放熱ソケット１を経由して速やかに吸収されると共に、速やかに中空放熱体２へ伝導され、中空放熱体２の中空部２１によって速やかに熱源を排出し、快速放熱の目的を達成し、更に発光体３の使用寿命を延長させる。

上述詳細な説明は本考案の実行可能な実施例に対する具体的説明である、但しこの実施例は本考案の特許請求範囲を制限するものではなく、凡そ本考案の技芸精神を逸脱せずなされる等価実施或いは変更は、すべて本案の特許請求範囲に含まれるものとする。
以上を総合すると、本案は空間形態上で確かに創造的であるのみならず、且つ従来の技術に比べ、上述の多項目にわたる効能を備えており、既に十分新規性及び進歩性の法定実用新案登録請求の要件を満たしておるものとして、茲に法によって請求する次第である。

本考案に係る照明器具構造の分解略図である。 本考案に係る照明器具構造の斜視略図である。 本考案に係る照明器具構造の実施略図である。 本考案に係る照明器具構造の動作略図である。 本考案に係る照明器具構造のもう一つ別の実施略図である。

符号の説明

１ 放熱ソケット
１１ 結合穴
２ 中空放熱体
２１ 中空部
２２ 結合穴
３ 発光体
４ 連結部品

Claims (5)

1. その上表面・下表面がすべて平面状を呈し、発光体を連結できるようにした複数の放熱ソケットと；
   その上表面・下表面がすべて平面状を呈し、且つその中央部に中空部を設置した複数の放熱体と；
   を含み、
   前記複数の放熱ソケット及び複数の中空放熱体を交差設置することによって、放熱ソケットの少なくとも隣り合わせの片側毎に一個の中空放熱体を繋ぎ合わせたことを特徴とする照明器具の構造。
2. 前記放熱ソケット及び中空放熱体の周辺毎に対応する結合穴を設置し、連結部品によって前記結合穴を貫通することによって、放熱ソケット及び中空放熱体を緊密に一体となしたことを特徴とする請求項１に記載の照明器具の構造。
3. 前記連結部品は、リベットであってよいことを特徴とする請求項２に記載の照明器具の構造。
4. 前記放熱ソケット及び中空放熱体は、一体成型して製造されてよいことを特徴とする請求項１に記載の照明器具の構造。
5. 前記放熱ソケット及び中空放熱体は、すべてブロック体状で、且つその厚みが同じであることを特徴とする請求項１に記載の照明器具の構造。