JP3132939U - 電気暖房器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁波消去の電気毛布などの電気暖房器具であって、暖房器具本体とコントローラーとの接続ジョイントにおいて、ピンモールドを簡潔なものとし、嵩の低いものとしながら、安全性も高いものとする。
【解決手段】電磁波消去の電気暖房器具であって、3ピンモ−ルド部の横に1ピンモールド部を並置し、3ピンモ−ルド部の、1ピンモールド部との並置状態で外側に位置する外側ピンに温度検知線の一端を接続し、内側ピン2本に、2本の発熱素線の片側それぞれを接続し、1ピンモ−ルド部の1ピンに温度検知線の他方端を接続し、1ピンモ−ルド部内部に短絡部を設けて発熱素線の他方端を接続して発熱素線同士を短絡してある。
【選択図】図2
【解決手段】電磁波消去の電気暖房器具であって、3ピンモ−ルド部の横に1ピンモールド部を並置し、3ピンモ−ルド部の、1ピンモールド部との並置状態で外側に位置する外側ピンに温度検知線の一端を接続し、内側ピン2本に、2本の発熱素線の片側それぞれを接続し、1ピンモ−ルド部の1ピンに温度検知線の他方端を接続し、1ピンモ−ルド部内部に短絡部を設けて発熱素線の他方端を接続して発熱素線同士を短絡してある。
【選択図】図2
Description
本考案は、電気毛布、電気マット、電気カーペット等の電気暖房器具本体と電源コードの中間部に、温度調節用コントロ−ラを設け、電気暖房器具本体に対してコネクターで着脱自在としたタイプの電気暖房器具に関する。
上述したタイプの電気暖房器具において、電磁波の人体への悪影響を回避するという目的で、従来の、例えば電気毛布(他にカーペット等)では、電気毛布から発生する電磁波を消去する手段として、電気的絶縁性の芯糸を中心にして絶縁物を介して発熱素線を2重に重ね巻きし、その外周にナイロンを主体にした絶縁物で被覆し、その上から温度検知線を巻き、外周をビニル樹脂でチュ−ビング加工したヒ−タ線を使用し、2本の発熱素線に流れる電流の方向を互いに逆方向になるように電気的に接続することによって、発熱素線で発生した電磁波を互いに打ち消しあうようにした構成が採用されていた。
他方、温度調節用コントローラーを、電気毛布に一体的に備える場合は、これを洗濯機に投入して丸洗いするとコネクターとコントローラーのソケットから内部に水が侵入し、使用に際して危険であるという問題がある。
そこで、最近の一般の電気毛布等は、丸洗い洗濯が可能なように、温度調節用コントローラーを電気毛布と別体として、これに着脱する方式を採用している。即ち、温度調節用コントローラーを電気毛布と別体として、電気毛布本体側からコネクターピン(シールされている)を出し、別体の温度調節用コントローラー側のコネクターに連結する方式を採用している。
そこで、最近の一般の電気毛布等は、丸洗い洗濯が可能なように、温度調節用コントローラーを電気毛布と別体として、これに着脱する方式を採用している。即ち、温度調節用コントローラーを電気毛布と別体として、電気毛布本体側からコネクターピン(シールされている)を出し、別体の温度調節用コントローラー側のコネクターに連結する方式を採用している。
上記の従来技術を示す文献としては、次のものが挙げられる。
特開2005−183018。 特開2004−228052。
このように、電気毛布本体と温度制御装置を内蔵したコントロ−ラ間を着脱自在に接続するため、毛布本体には平行型の4ピンモールド部を設け、コントロ−ラと接続する平型4芯コ−ドの先端には、4ピンコネクタ−を設け、4ピンモールド部と4ピンコネクタ−は着脱できる構成になっている。この場合4芯(ピン)コードの外側2芯(ピン)は、芯線の断面積が大きく、内側2芯は芯線の断面積が小さい構造になっている。つまり、大きな電流が流れる発熱素線が太くなるが、その強度ある4芯をコードの外側に配置して、細いが温度制御という重要な感熱線を保護し、且つ、全体として、コードの横断面視で、上下の方向においてやや中凹み形状として嵩張ることがない形状としている。
その為に、4ピンモールド部と4ピンコネクタ−の配置は、内側2本を温度検知線の両端に、外側2本を発熱素線の両端に接続する構成になっている。このため4ピンモールド部の構成は、3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部の組み合わせで構成されており、3ピンモ−ルド部と1ピンモ−ルド部は横に並列に並べるのではなく、3ピンモ−ルド部のなかに1ピンモールド部をクロスさせて、内側2本が温度検知線の両端用、外側2本が発熱素線の両端用に構成されることとなっている。なお、1ピンモ−ルド部のなかに発熱素線を電気的に短絡する短絡部が設けられている。
上述の通り、上記4ピンコネクタ−とコントロ−ラ間は平型4芯コ−ドで接続されるが、一般には、コ−ドの太さは流れる電流値により、外側2本が0.75平方mm、内側2本が0.5平方mmの断面積のものを使用している。
上述の通り、上記4ピンコネクタ−とコントロ−ラ間は平型4芯コ−ドで接続されるが、一般には、コ−ドの太さは流れる電流値により、外側2本が0.75平方mm、内側2本が0.5平方mmの断面積のものを使用している。
そこで、図6乃至図9に基づき、以下従来技術の一例について詳述する。図6は、従来例のヒ−タ線の構造図であり、1は、テトロン糸などで構成される巻き芯、2は、巻き芯1の上に巻きつけられる金属線からなる内側発熱素線、3は、内側発熱素線2の上に被覆される耐熱の塩化ビニル樹脂などで構成する絶縁物、4は、その絶縁物3の上に巻きつけた外側発熱素線、5は、外側発熱素線4の上を被覆したナイロンなどで構成される感温絶縁物、6は、感温絶縁物5の上に巻きつけたニッケル線などで構成される温度検知線、7は、温度検知線6の上から被覆した塩化ビニル等の材料でなる外皮である。前述の構成でヒータ線8が構成されていた。
図7乃至図9に基づき、以下従来例の電気毛布本体の構造を説明すると、9は繊維材料でなる電気毛布の本体、8は前記本体9に配線されたヒータ線で、ヒータ線の端末には3ピンモ−ルド部11と1ピンモ−ルド部12が接続されている。3ピンモ−ルド部11には、電気接続用のピン13、14、16の3本が並列的に設けられ、1ピンモ−ルド部12には、電気接続用のピン15の1本が、3ピンモ−ルド部11の電気接続用のピン13、14、16の3本と並列的に配置される。1ピンモ−ルド部12の電気接続用のピン15は、並列的に並んだ3ピンモ−ルド部11の電気接続用のピン13、14、16の丁度、ピン14、16、の間に位置するように配置される。
3ピンモ−ルド部11の電気接続用のピン13、14、16、及び1ピンモ−ルド部12の電気接続用のピン15とヒータ線8の接続について以下説明すると、ヒ−タ線8を構成する内側発熱素線2の3ピンモ−ルド部11側は、1ピンモ−ルド部12と交差した状態で、3ピンモ−ルド部11の外側のピン16と電気的に接続される。ヒータ線8を構成する外側発熱素線4の3ピンモ−ルド部11側は、もう一方の外側のピン13と接続される。ヒ−タ線8を構成する温度検知線6の3ピンモ−ルド部11側は、3ピンモ−ルド部11にある内側のピン14と接続される。
次に、ヒ−タ線8の1ピンモ−ルド部12側の接続について以下説明すると、ヒ−タ線8を構成する内側発熱素線2と外側発熱素線4は、1ピンモ−ルド部12内にある短絡部17で互いに接続される。3ピンモ−ルド部11の外側のピン16と交差するように設置される1ピンモ−ルド部12のピン15は、ヒ−タ線8を構成する温度検知線6の一方の端が接続される。
図9は、3ピンモ−ルド部11と1ピンモ−ルド部12の分解斜視図で、この図9に基づき、3ピンモ−ルド部11と1ピンモ−ルド部12の構造に関し以下説明すると、11は、3ピンモ−ルド部で電気接続用のピン13、14、16が並列的に並べられている。ピン16は、ピン13、14とは少し離れたところに位置し、3ピンモ−ルド部11のブリッジ部18で連結されている。電気接続用のピン15を有する1ピンモ−ルド部12には、凹部19が設けられ、この凹部19と3ピンモ−ルド部11のブリッジ部18を嵌め合すことにより、電気接続用のピン13、14、15、16が並列的に平面的に並べられる。8、8はヒータ線を示す。
図7及び図8に基づき従来例を説明すると、3ピンモ−ルド部11と1ピンモ−ルド部12は、塩化ビニル等の電気絶縁材料で構成され、4ピンモールド部10を形づくる。20は、モールド部10を収納したジョイントボックスで毛布本体9に取り付けられている。
図7及び図8に基づき4ピンコネクタ−21について以下説明すると、4ピンコネクタ−21には並列的に4本のピン受け22、23、24、25が設けられ、前記モールド部10の電気接続用のピン13、14、15、16と着脱自在に電気的に接続できる。4ピンコネクタ−21には平型4芯コード26が接続され、平型4芯コード26の他方端には電気毛布の温度制御を行うコントロ−ラ31が接続される。
前記平型4芯コード26の構成を以下説明すると、軟銅線で構成される断面積の大きい外側導体27、30と断面積の小さい内側導体28、29の4芯で構成される。断面積の大きい外側導体27、30は、外側のピン受け22、25と接続され、断面積の小さい内側導体28、29は、内側のピン受け23、24と接続される。よって、断面積の大きい外側導体27、30は、ヒータ線8の内側発熱素線2と外側発熱素線4の短絡部17が接続されたものの他側の両端と接続されることとなり、断面積の小さい内側導体28、29は、ヒータ線8の温度検知線6の両端と接続されることとなる。
上述のように、塩化ビニル樹脂でなる外皮32をチュービング加工されて4芯の平型コ−ドに仕上がる。33は、電源プラグで2芯コ−ド34を介してコントローラ31に接続されている。塩化ビニル樹脂でなる外皮32の厚みは、断面積の小さい内側導体28、29薄くすることも考えられるが、平型4芯コ−ド26の中央部を構成しており、薄くすると平型4芯コ−ド26が内側に湾曲することもあり、コ−ドとしての強度が落ちるため、薄く出来ず、外側導体27、30を構成する部分と同じ厚みで成型されていた。
上述したように、前記ヒータ線8の端末は、3ピンモ−ルド部11と、1ピンモ−ルド部12に接続され、3ピンモ−ルド部11のブリッジ部18で1ピンモ−ルド部12の凹部19が交差するように構成されているため、電気的絶縁としてのモ−ルド部の絶縁が確実に行われていないと、3ピンモ−ルド部11のピン16と電気的に接続した発熱素線2と、1ピンモ−ルド部のピン15と電気的に接続した温度検知線6が短絡する恐れが生じる。モ−ルド部での電気的絶縁を確実にするためには、3ピンモ−ルド部11のブリッジ部18の厚みと1ピンモ−ルド部12の凹部19の厚みを厚くする必要がある。しかしながら、3ピンモ−ルド部11のブリッジ部18の厚みと1ピンモ−ルド部12の凹部19の厚みを厚くすると、ジョイントボックス全体の厚みが厚くなり、電気毛布として使用するとき、うっかりジョイントボックスを使用者が踏みつけることも考えられるため、このとき外傷を受けたり、転倒したりして危険な電気毛布を提供することになった。
そして、4ピンコネクタ−21とコントロ−ラ31間を接続する平型4芯コ−ド26は、ここでは、外側導体に断面積0.75平方mm内側導体に断面積0.5平方mmのものを配置しているため、内側導体断面積0.5平方mmの部分の外皮の厚みを薄くすることも考えられるが、薄くしたとき、強度の必要な平型4芯コ−ド26の中央部の外皮の厚みを薄くすることとなり、コ−ドが湾曲したり、強度の弱い、コ−ドを提供することになる。このため、内側導体断面積0.5平方mmの部分の、外皮の厚みを薄くすることが出来ず、外側導体断面積0.5平方mm内側導体断面積0.75平方mmの配置のものと比較して、材料を多く使用することになり、コストアップの要因となった。
本考案は、電磁波消去の電気毛布などの電気暖房器具であって、暖房器具本体とコントローラーとの接続ジョイントにおいて、ピンモールドを簡潔なものとし、嵩の低いものとしながら、安全性も高いものとすることを目的とする。
本考案にかかる電気暖房器具は上記目的を達成するために、
温度上昇すると溶融する材料からなる絶縁で被覆した第一の発熱線と、該第一の発熱線と同じ大きさで逆向きの電流が流れ、前記溶融材料より高い溶融温度を有する材料からなる絶縁物で被覆した第二の発熱線と、温度上昇すると溶融する材料で温度検知線を被覆してなる感温線の3本を、長手方向に沿わせた状態で撚り合わせ、チュービング加工してなるヒータ線を暖房器具本体に配線し、該ヒータ線を、合成樹脂成型の3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部に接続し、これら3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部とを暖房器具本体に設けたジョイントボックス内に配置した電気暖房器具であって、
3ピンモ−ルド部の横に1ピンモールド部を並置し、
3ピンモ−ルド部の、1ピンモールド部との並置状態で外側に位置する外側ピンに温度検知線の一端を接続し、内側ピン2本に、2本の発熱素線の片側それぞれを接続し、
1ピンモ−ルド部の1ピンに前記温度検知線の他方端を接続し、1ピンモ−ルド部内部に短絡部を設けて前記発熱素線の他方端を接続して発熱素線同士を短絡してあることを特徴とする。
本考案にいう暖房器具本体とは、電気毛布の本体、電気マットの本体、電気カーペットの本体等を言う。
温度上昇すると溶融する材料からなる絶縁で被覆した第一の発熱線と、該第一の発熱線と同じ大きさで逆向きの電流が流れ、前記溶融材料より高い溶融温度を有する材料からなる絶縁物で被覆した第二の発熱線と、温度上昇すると溶融する材料で温度検知線を被覆してなる感温線の3本を、長手方向に沿わせた状態で撚り合わせ、チュービング加工してなるヒータ線を暖房器具本体に配線し、該ヒータ線を、合成樹脂成型の3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部に接続し、これら3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部とを暖房器具本体に設けたジョイントボックス内に配置した電気暖房器具であって、
3ピンモ−ルド部の横に1ピンモールド部を並置し、
3ピンモ−ルド部の、1ピンモールド部との並置状態で外側に位置する外側ピンに温度検知線の一端を接続し、内側ピン2本に、2本の発熱素線の片側それぞれを接続し、
1ピンモ−ルド部の1ピンに前記温度検知線の他方端を接続し、1ピンモ−ルド部内部に短絡部を設けて前記発熱素線の他方端を接続して発熱素線同士を短絡してあることを特徴とする。
本考案にいう暖房器具本体とは、電気毛布の本体、電気マットの本体、電気カーペットの本体等を言う。
本考案によれば、電磁波消去の電気毛布などの電気暖房器具であって、暖房器具本体とコントローラーとの接続ジョイントにおいて、ピンモールドを、成型材料を節約し、簡潔なものとして嵩の低いものとしながら、安全性も高いものとすることができた。
即ち、3ピンモ−ルド部の間に1ピンモールド部と入れ込んで交差させる従来と比べ、単に横に配置するだけで済むので、交差に伴うショートの虞を未然に回避でき、また、成型金型も簡単なものにでき、製造コストの低減を図ることができる。
即ち、3ピンモ−ルド部の間に1ピンモールド部と入れ込んで交差させる従来と比べ、単に横に配置するだけで済むので、交差に伴うショートの虞を未然に回避でき、また、成型金型も簡単なものにでき、製造コストの低減を図ることができる。
本考案の実施に際し、4個のピン受けを有する4ピンコネクタ−と前記3ピンモ−ルド部及び1ピンモールド部の各ピンとを嵌合自在に接続し、前記4ピンコネクタ−と前記温度調節用コントロ−ラ間を外側2芯の断面積が小さく、内側2芯の断面積が大きい平型4芯コ−ドで接続するのが好ましい。
このように、平型4芯コ−ドの中央に断面積が大きくなる発熱素線を配置して、コードの中央を強度あるものとし、曲げに強くすることができると共に、その左右に断面積の小さい温度検知線を配置して、コードを出来るだけ薄く形成し、嵩を小さくすることで使い勝手がよくなる。
このように、平型4芯コ−ドの中央に断面積が大きくなる発熱素線を配置して、コードの中央を強度あるものとし、曲げに強くすることができると共に、その左右に断面積の小さい温度検知線を配置して、コードを出来るだけ薄く形成し、嵩を小さくすることで使い勝手がよくなる。
また、前記1ピンモ−ルド部及び3ピンモ−ルド部が、略直方体の形状を呈する形状に成型されていることが好ましい。
このように、モールドの形状が、従来の交差配置に伴う複雑な嵌め合せ形状と比べ、略直方体の成型とすることができて、金型成型も簡単に済む。
このように、モールドの形状が、従来の交差配置に伴う複雑な嵌め合せ形状と比べ、略直方体の成型とすることができて、金型成型も簡単に済む。
図1に基づき本考案のヒ−タ線の構造について説明すると、41はポリエステルなどの繊維材料でなる芯糸で、銅線などの金属線でなる発熱素線42が巻きつけられている。発熱素線42の上層部には、ナイロンなどの温度が上昇すると溶融する材料でなる溶融絶縁物43で被覆されている第一の発熱線44がある。
45は、ポリエステルなどの繊維材料でなる芯糸で、銅線などの金属線でなる発熱素線46が巻きつけられている。発熱素線46の上層部には、前記溶融材料より高い溶融温度を有するポリエチレンテレフタレ−トなどの材料でなる絶縁物47で被覆した第二の発熱線48がある。
45は、ポリエステルなどの繊維材料でなる芯糸で、銅線などの金属線でなる発熱素線46が巻きつけられている。発熱素線46の上層部には、前記溶融材料より高い溶融温度を有するポリエチレンテレフタレ−トなどの材料でなる絶縁物47で被覆した第二の発熱線48がある。
49はポリエステルなどの繊維材料でなる芯糸で、ニッケル線などの金属線でなる温度検知線50が巻きつけられている。温度検知線50の上層部には、ナイロンなどの温度が上昇すると溶融する材料でなる溶融絶縁物51で被覆されている感温線52がある。
前記第一の発熱線44と第二の発熱線48と感温線52は互いによじられ、塩化ビニルなどの材料を使用して、チュ−ビング加工で一体に外皮53を構成して、ヒータ線54が出来上がる。
前記第一の発熱線44と第二の発熱線48と感温線52は互いによじられ、塩化ビニルなどの材料を使用して、チュ−ビング加工で一体に外皮53を構成して、ヒータ線54が出来上がる。
図2及び図5に基づき電気毛布の構造を説明すると、55は布製品で構成される電気毛布本体で、ヒ−タ線54が配線される。ヒータ線54の一方の端末部には絶縁物でなる合成樹脂成型の3ピンモ−ルド部56が接続され、3ピンモ−ルド部56の外側ピン57には(1ピンモールド部との並置で外側)、温度検知線50が電気的に接続される。3ピンモ−ルド部56の内側ピン58、59には、第一の発熱線44の発熱素線42と第二の発熱線48の発熱素線46の端末を接続する。
前記ヒータ線54の他方の端末部には3ピンモ−ルド部56の隣に重ねあわすように、電気絶縁物でなる合成樹脂成型の1ピンモ−ルド部61を設け、外側ピン60にはヒータ線54の温度検知線50が接続される。62は、1ピンモ−ルド部61の内部に設けた短絡部62で、第一の発熱線44の発熱素線42と第二の発熱線48の発熱素線46の他方の端末をここで接続し、短絡する。3ピンモ−ルド部56と1ピンモ−ルド部61は並列に配置してモールド部76を構成し、ジョイントボックス63内に収納され、本体55に取り付けられる。
平型の4ピンコネクタ−64内には、ピン受け65、66、67、68が設けられ、前記3ピンモ−ルド部56と1ピンモ−ルド61部のピン57、58、59、60と着脱自在に構成される。平型の4ピンコネクタ−64には平型4芯コ−ド69が接続される。
平型4芯コ−ド69の構造を以下説明すると、外側に断面積0.5平方mmの軟銅線などの金属導体70、70を配置し、内側に断面積0.75平方mmの軟銅線などの金属導体71、71を配置して、全体を塩化ビニルなどの絶縁材料72でチュービング加工して、平型4芯コ−ド69に仕上げる。このとき、絶縁材料72の厚みは均一にチュ−ビングするため、外側金属導体70、70や内側金属導体71、71の断面積により変り、平型4芯コ−ド69全体は、外側を薄く内側は厚く構成される。
平型4芯コ−ド69の他方端には、電気毛布の温度調節用のコントロ−ラ73が接続される。コントロ−ラ73には、電源プラグを接続した2芯コ−ド74が接続される。
本考案は、電磁波消去型の電気暖房器具であれば、どのような型、電気毛布、カーペット、マット等でも適用でき、その応用範囲は広い。
42:発熱素線
44:第一の発熱線
46:発熱素線
48:第二の発熱線
50:温度検知線
52:感温線
53:外皮
54:ヒータ線
55:本体
56:3ピンモ−ルド部
61:1ピンモ−ルド部
62:短絡部
63:ジョイントボックス
64:4ピンコネクタ−
69:平型4芯コ−ド
73:コントロ−ラ
76:モールド部
44:第一の発熱線
46:発熱素線
48:第二の発熱線
50:温度検知線
52:感温線
53:外皮
54:ヒータ線
55:本体
56:3ピンモ−ルド部
61:1ピンモ−ルド部
62:短絡部
63:ジョイントボックス
64:4ピンコネクタ−
69:平型4芯コ−ド
73:コントロ−ラ
76:モールド部
Claims (3)
- 温度上昇すると溶融する材料からなる絶縁で被覆した第一の発熱線と、該第一の発熱線と同じ大きさで逆向きの電流が流れ、前記溶融材料より高い溶融温度を有する材料からなる絶縁物で被覆した第二の発熱線と、温度上昇すると溶融する材料で温度検知線を被覆してなる感温線の3本を、長手方向に沿わせた状態で撚り合わせ、チュ−ビング加工してなるヒ−タ線を暖房器具本体に配線し、該ヒータ線を、合成樹脂成型の3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部に接続し、これら3ピンモ−ルド部と1ピンモールド部とを暖房器具本体に設けたジョイントボックス内に配置した電気暖房器具であって、
3ピンモ−ルド部の横に1ピンモールド部を並置し、
3ピンモ−ルド部の、1ピンモールド部との並置状態で外側に位置する外側ピンに温度検知線の一端を接続し、内側ピン2本に、2本の発熱素線の片側それぞれを接続し、
1ピンモ−ルド部の1ピンに前記温度検知線の他方端を接続し、1ピンモ−ルド部内部に短絡部を設けて前記発熱素線の他方端を接続して発熱素線同士を短絡してあることを特徴とする電気暖房器具 - 4個のピン受けを有する4ピンコネクタ−と前記3ピンモ−ルド部及び1ピンモールド部の各ピンとを嵌合自在に接続し、前記4ピンコネクタ−と前記温度調節用コントロ−ラ間を外側2芯の断面積が小さく、内側2芯の断面積が大きい平型4芯コ−ドで接続したことを特徴とする請求項1の電気暖房器具
- 前記1ピンモ−ルド部及び3ピンモ−ルド部が、略直方体の形状を呈する形状に成型されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の電気暖房器具。
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