JP3132376U - 眼鏡用調光レンズおよびそれに用いられる調光フィルム - Google Patents

眼鏡用調光レンズおよびそれに用いられる調光フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】色むらが生じにくく、かつ比較的安価に製造できる眼鏡用調光レンズと、それに用いられる調光フィルムを提供することである。
【解決手段】フィルム本体1aの表裏面に調光染料を含むインキからなる調光層1bを印刷形成した調光フィルム1と、その表面側および裏面側に配されるレンズ本体2、3とを接着剤4で接着した構成の調光レンズとした。この調光レンズでは、レンズ本体2、3に挟まれた調光フィルム1の表裏面に印刷による均一な調光層1bが形成されているので、色むらが生じにくいし、レンズの切削加工による調光染料の浪費が少なく比較的安価に製造できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、度付き調光眼鏡、サングラス、ゴーグル等に装着される眼鏡用調光レンズとそれに用いられる調光フィルムに関する。
近年、釣り等のレジャーや屋外でのスポーツ、自動車運転時等には、度付き調光眼鏡、サングラス、ゴーグル等、紫外線を含む光の照射により変色して明暗を調節する調光機能を有する調光レンズを装着した眼鏡が、よく使用されるようになってきている。
ところで、上記調光レンズに調光機能を付与するには、レンズ製造工程の途中で、合成樹脂またはガラスで形成されたレンズ本体の表裏面の少なくとも一方に、調光染料を含む溶液を浸漬、スピンコート、スプレー等によりコーティング(塗布)した後、乾燥、硬化処理を行って調光層を形成する方法や(例えば、特許文献1参照。)、レンズ形成用材料中に調光染料を適度に分散させる方法が採られることが多い。
特開昭62−10604号公報(4頁右上欄13行〜左下欄4行)
しかしながら、調光染料を含む溶液をコーティングする方法では、均一な厚みの調光層を形成することが難しく、レンズ使用時に色むらが生じやすい。
また、レンズ形成用材料中に調光染料を分散させる方法では、レンズ全体が調光層となるので、度付きレンズ等、部位によって厚みが異なるレンズでは色むらが生じるし、レンズを視力矯正の度数に合わせてカットする等、レンズに切削加工を施す場合には、高価な調光染料がムダに使われることになり、製造コストが高くなるという難点がある。
本考案の課題は、色むらが生じにくく、かつ比較的安価に製造できる眼鏡用調光レンズと、それに用いられる調光フィルムを提供することである。
上記の課題を解決するため、本考案の眼鏡用調光レンズは、第1の手段として、合成樹脂またはガラスで形成されたレンズ本体の表裏面の少なくとも一方に、調光染料を含むインキからなる調光層を印刷形成した構成を採用した。
すなわち、レンズ本体の少なくとも一面に調光染料を含むインキで印刷を行って調光層を形成したものとすることにより、切削加工の有無によらず調光層の厚みが均一で色むらが生じにくく、かつ切削加工による調光染料の浪費が少なく比較的安価に製造できるものとしたのである。
また、本考案の調光フィルムは、合成樹脂で形成されたフィルム本体の表裏面の少なくとも一方に、調光染料を含むインキからなる調光層が印刷形成されており、眼鏡用調光レンズの部品として用いられるものとした。すなわち、この調光フィルムを用いれば、上記構成の調光レンズと同様に、色むらが生じにくく、かつ比較的安価な調光レンズを製造できる。ここで、前記フィルム本体には、偏光機能を有するもの(偏光フィルム)を用いてもよい。
そして、本考案の眼鏡用調光レンズは、第2の手段として、上述した調光フィルムを、その表面側および裏面側から合成樹脂またはガラスで形成されたレンズ本体で挟み付けた構成を採用したのである。
本考案の眼鏡用調光レンズは、上述したように、レンズ本体の少なくとも一面に調光染料を含むインキからなる調光層を印刷形成するか、もしくはフィルム本体の少なくとも一面に調光染料を含むインキからなる調光層が印刷形成された調光フィルムを、その両面からレンズ本体で挟み付けることにより、調光層の厚みが均一となるようにしたものであるから、色むらが生じにくく、かつ比較的安価に製造することができる。
また、本考案の調光フィルムは、上記のようにレンズ本体で挟み付ける形態に限らず、眼鏡用調光レンズの部品として用いることにより、その調光レンズを色むらが生じにくくかつ比較的安価なものとすることができる。
以下、図面に基づき、この考案の実施形態を説明する。図1(a)、(b)は第1の実施形態の眼鏡用調光レンズを示す。この調光レンズは、サングラス用で、調光フィルム1を、その表面側および裏面側からレンズ本体2、3で挟み付けたものである。
前記調光フィルム1は、ポリビニルアルコール製のフィルム本体1aの表裏面に、調光染料を含むインキからなる調光層1bを印刷形成したものである。その調光染料には、スピロオキサジンやペンタメチルスピロ等を原料とするものが用いられている。また、印刷方法としては、凸版印刷、凹版印刷、平版印刷、スクリーン印刷等から、フィルム本体やインキ等の条件に応じて適切なものを採用するとよい。なお、フィルム本体を形成する材料には、PET等、ポリビニルアルコールの代替となる合成樹脂を用いることもできる。また、調光層はフィルム本体の表裏面のいずれか一方に印刷形成するようにしてもよい。
前記各レンズ本体2、3は、ポリカーボネートで形成され、接着剤4で調光フィルム1と接着されている。なお、その材料としては、アクリルやPET等、ポリカーボネート以外のレンズ用合成樹脂やガラスを用いることもできる。
この調光レンズでは、レンズ本体2、3に挟まれた調光フィルム1の表裏面に印刷による均一な調光層1bが形成されているので、色むらが生じにくいし、視力矯正の度数に合わせるためのカット等、切削加工を施す場合も、その加工による調光染料の浪費が少なく比較的安価に製造できる。
なお、上述した実施形態の調光フィルムのフィルム本体として、偏光機能を有するもの、例えば、ポリビニルアルコール製のフィルムを一定方向に引っ張って形成した一般的な偏光フィルム等を用いることにより、実施形態と同じ特長を有する偏光調光レンズとすることもできる。
また、調光フィルムを両面からレンズ本体で挟み付ける手段は、実施形態のように両方のレンズ本体と調光フィルムを接着する方法に限らない。例えば、一方のレンズ本体の材料としてジエチレングリコールビスアリルカーボネート等の熱重合性樹脂を選定し、この熱重合性樹脂のモノマーを調光フィルムの一面に塗り付けて重合硬化させることによって一方のレンズ本体を形成し、調光フィルムの他面には実施形態と同様に他方のレンズ本体を接着することもできる。また、熱重合性樹脂のモノマーを調光フィルムの両面に塗り付けて重合硬化させ、両方のレンズ本体を形成するようにしてもよい。
図2は第2の実施形態を示す。この調光レンズは、ゴーグル用で、ポリカーボネートで形成されたレンズ本体5の表面に、調光染料を含むインキからなる調光層6を印刷形成したものである。その調光染料および印刷方法は第1の実施形態と同じである。
この実施形態の調光レンズにおいても、レンズ本体5の表面に印刷による均一な調光層6が形成されているので、第1の実施形態と同様、色むらが生じにくいし、裏面側を切削加工する場合は調光染料の浪費がなく比較的安価に製造できる。
aは第1実施形態の調光レンズの正面断面図、bはaの要部拡大断面図 第2実施形態の調光レンズの正面断面図
符号の説明
1 調光フィルム
1a フィルム本体
1b 調光層
2、3 レンズ本体
4 接着剤
5 レンズ本体
6 調光層

Claims (4)

  1. 合成樹脂またはガラスで形成されたレンズ本体の表裏面の少なくとも一方に、調光染料を含むインキからなる調光層が印刷形成された眼鏡用調光レンズ。
  2. 合成樹脂で形成されたフィルム本体の表裏面の少なくとも一方に、調光染料を含むインキからなる調光層が印刷形成されており、眼鏡用調光レンズの部品として用いられる調光フィルム。
  3. 前記フィルム本体が偏光機能を有するものであることを特徴とする請求項2に記載の調光フィルム。
  4. 請求項2または3に記載の調光フィルムを、その表面側および裏面側から合成樹脂またはガラスで形成されたレンズ本体で挟み付けた眼鏡用調光レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013119051A1 (ko) * 2012-02-07 2013-08-15 (주)소모옵티칼 시력교정용 3d 안경용 렌즈 및 이를 구비한 3d 안경

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