JP3131804U - 注射針の包装容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使い捨て注射針を個別収容する包装容器において、1回の操作により注射器から注出される注射液量を事前に確認できるようにすること。
【解決手段】 針4を保持すると共に注射器本体に装着するための装着部5を備えた注射針6を個別に収容する注射針の包装容器1において、注射器本体から注出される注射液の量を計量可能な目盛りSが設けられている透明又は半透明のケース本体2を有する包装容器とすること。
【選択図】 図1
Description
インスリン自己注射は、その症状に合わせて医師が指示する量のインスリンを患者が自ら注射する一般的な糖尿病の治療法であり、糖尿病患者へのインスリンの投与量は、例えば2単位、4単位、8単位(100単位/ml製剤の場合10μlが1単位に相当する)という単位で呼ばれている。そのため、多くのペン型注射器は、1回の注入ボタンの押し込み(注射)により医師の指示するインスリン量が注出されるように設定できる仕組みを備えている。
これによれば、注射針を取り出し、空となった前記ケース本体内に向かって試し打ちをすることにより、注射器本体から注出された注射液の量をケース本体の外側からひと目で確認することができる。
これによれば、注射針から取り外した前記針キャップに向かって試し打ちをすることにより、注射器本体から注出された注射液の量を針キャップの外側からひと目で確認することができる。
これによれば、試し打ちのための最小単位のインスリン量(2単位)だけでなく、必要に応じて医師から指示されたインスリン量がペン型注射器から正しく注出されているかどうかを確認することができる。
<実施例1>
図1には、糖尿病患者がインスリン自己注射に使用するペン型注射器用の使い捨て注射針の包装容器の一例を示している。
この注射針の包装容器1は、針4と前記針4を貫通保持すると共に前記ペン型注射器8に装着するための装着部材5とからなる注射針6を収容可能な合成樹脂製の半透明なケース本体2と、前記ケース本体2の開口部20を閉塞する保護シール3から構成されている。
前記保護シール3は、前記ケース本体2の開口部20を被覆する円形状の蓋部30と、剥離しやすいように前記蓋部30の周縁から延長された舌片部31からなり、前記舌片部は前記ケース本体上部21の外壁面に軽く貼着されている。
また、必要に応じて、ペン型注射器から医師から指示されたインスリン液L(例えば、4単位,8単位)が正しく注出されているかについても確認することができる。この場合は、前記注射針6をケース本体2から取り出した後、注射針6から注出されたインスリン液Lに針4が接触しないように注意しながら試し打ちを行う。
図3には、糖尿病患者がインスリン自己注射に使用するペン型注射器用の使い捨て注射針の包装容器の別の例を示している。ケース本体2を閉塞する保護シール3および収容される注射針6の構成は、前述の実施例1と同一である。
この注射針の包装容器1は、注射針6を収容するケース本体2と、前記針4を被覆する円筒状の針キャップ7と、前記ケース本体2の開口部20を閉塞する保護シール3から構成されている。
また、前記針キャップ7はケース本体2に比べて計量できる量が少ないため、より微量な液の計量に適している。
<その他>
本考案の注射針の包装容器は、前述の実施例1および実施例2のインスリン自己注射用の注射針の包装容器に限定されるものではない。
2 ケース本体
3 保護シール
4 針
5 装着部材
6 注射針
7 針キャップ
8 ペン型注射器
S 目盛
L インスリン液
Claims (7)
- 針を保持すると共に注射器本体に装着するための装着部を備えた注射針を個別に収容する注射針の包装容器において、
注射器本体から注出される注射液の量を計量可能な目盛りが設けられている透明又は半透明のケース本体を有することを特徴とする注射針の包装容器。 - 前記ケース本体の内壁は、底部に向かってその径が小さくなる円錐状であることを特徴とする請求項1に記載の注射針の包装容器。
- 前記ケース本体は、前記注射針を取り出すことなく前記注射器本体に装着できると共に、前記注射針を収容した状態のままで注射器本体から注出された注射液を計量できるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の注射針の包装容器。
- 針を保持すると共に注射器本体に装着するための装着部を備えた注射針を個別に収容する注射針の包装容器において、
注射器本体から注出される注射液の量を計量可能な目盛りが設けられている透明又は半透明の針キャップを有することを特徴とする注射針の包装容器。 - 前記針キャップの内壁は、底部に向かってその径が小さくなる円錐状であることを特徴とする請求項4に記載の注射針の包装容器。
- 糖尿病患者がインスリン自己注射に使用するペン型注射器用の注射針の包装に用いられる請求項1から5のいずれかに記載の注射針の包装容器であって、
前記目盛りは、糖尿病患者が1回の注射で注射するインスリンの単位量ごとに設けられていることを特徴とするペン型注射器用注射針の包装容器。 - 糖尿病患者がインスリン自己注射に使用するペン型注射製剤用の注射針の包装に用いられる請求項1から5のいずれかに記載の注射針の包装容器であって、
前記目盛りは、インスリン1単位の液量を基準に設けられていることを特徴とするペン型注射製剤用注射針の包装容器。
Priority Applications (1)
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JP2007001329U JP3131804U (ja) | 2007-03-02 | 2007-03-02 | 注射針の包装容器 |
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JP3131804U true JP3131804U (ja) | 2007-05-24 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015506791A (ja) * | 2012-02-13 | 2015-03-05 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company | 医療用カニューレ包装体 |
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2007
- 2007-03-02 JP JP2007001329U patent/JP3131804U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015506791A (ja) * | 2012-02-13 | 2015-03-05 | ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company | 医療用カニューレ包装体 |
US10583240B2 (en) | 2012-02-13 | 2020-03-10 | Becton, Dickinson And Company | Medical cannula package |
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