JP3130736B2 - 連想メモリの使用方法および連想メモリ - Google Patents

連想メモリの使用方法および連想メモリ

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JP3130736B2 JP06171066A JP17106694A JP3130736B2 JP 3130736 B2 JP3130736 B2 JP 3130736B2 JP 06171066 A JP06171066 A JP 06171066A JP 17106694 A JP17106694 A JP 17106694A JP 3130736 B2 JP3130736 B2 JP 3130736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の各メモリワード
それぞれに各格納データを記憶しておき、入力された参
照データを用いて所定の格納データが記憶されたメモリ
ワードの検索を行う連想メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記のような検索機能を備え
た連想メモリ(Associative Memor
y,内容アドレス式メモリ;Content Addr
essable Memory)が提案されている。図
14は、従来の連想メモリの一例を表わした回路ブロッ
ク図である。
【0003】この連想メモリ10には、mビットを1ワ
ードとする、互いに図の横方向に並ぶmビットのメモリ
セルからなる多数のメモリワード11_1,11_2,
…,11_nが備えられている。またこの連想メモリ1
0は、1ワードの参照データが入力されラッチされる参
照データレジスタ12および参照データをビット毎にマ
スクするマスクデータが格納されるマスクデータレジス
タ13を備え、参照データレジスタ12にラッチされた
参照データのうち、マスクデータレジスタ13に格納さ
れたマスクデータによりマスクされていない全部もしく
は所定の一部のビットパターンと、各メモリワード11
_1,11_2,…,11_nに記憶されたデータのう
ち上記ビットパターンと対応する部分のビットパターン
との一致不一致が比較され、各メモリワード11_1,
11_2,…,11_nそれぞれに対応して備えられた
一致線14_1,14_2,…,14_nのうちビット
パターンが一致したメモリワード11_1,11_2,
…,11_nに対する一致線14_1,14_2,…,
14_nに論理‘1’の一致信号が出力される。それ以
外の一致線14_1,14_2,…,14_nは論理
‘0’にとどまる。
【0004】これらの一致線14_1,14_2,…,
14_nに出力された信号は、各一致フラグレジスタ1
5_1,15_2,…,15_nに格納される。ここで
は、一例として、図示のように、各一致フラグレジスタ
15_1,15_2,…,15_nにそれぞれ‘0’,
‘1’,‘1’,‘0’,…,‘0’,‘0’が格納さ
れたものとする。これらの一致フラグレジスタ15_
1,15_2,…,15_nに格納された信号はアドレ
スエンコーダ16に入力され、このアドレスエンコーダ
16からは、論理‘1’の信号が格納された一致フラグ
レジスタ(ここでは一致フラグレジスタ15_2と一致
フラグレジスタ15_3の2つのみとする)のうちの優
先度の最も高い一致フラグレジスタに対応するアドレス
信号が出力される。ここでは、添字が若いほど優先順位
が高いものとし、従ってここでは一致フラグレジスタ1
5_2に対応するメモリアドレスが出力される。このア
ドレスエンコーダ16から出力されたアドレス信号AD
は、必要に応じてデコーダ17に入力される。デコーダ
17ではこの入力されたアドレス信号ADをデコードし
て各メモリワード11_1,11_2,…,11_nの
それぞれに対応して備えられたワード線18_1,18
_2,…,18_nのうちの入力されたアドレス信号A
Dに対応するいずれか1本のワード線(ここではワード
線18_2)にアクセス信号を出力する。これによりア
クセス信号の出力されたワード線18_2に対応するメ
モリワード11_2に記憶されているデータが出力レジ
スタ19に読み出される。
【0005】次に、一致フラグレジスタ15_2に格納
された信号を‘0’に変更することにより、今度は一致
フラグレジスタ15_3に対応するメモリワード11_
3のアドレスを得ることができる。図15は、従来の連
想メモリの機能ブロック図である。この連想メモリに
は、ファンクションデータFUN_DATAと参照デー
タREF_DATAが入力される。ファンクションデー
タFUN_DATAはこの連想メモリの機能を定義する
データであり、例えばファンクションデータFUN_D
ATAが‘01’のときは、同時に入力された参照デー
タREF_DATAはマスクデータであることを意味
し、そのデータがマスクデータレジスタに格納される。
また例えばファンクションデータFUN_DATAが
‘10’のときは、同時に入力された参照データREF
_DATAを用いた検索が行われ、入力された参照デー
タREF_DATAは、マスクデータレジスタに格納さ
れたマスクデータによるマスクがかけられた後、データ
線駆動回路を経由して、各メモリワードに供給される。
メモリワードに格納されたデータが入力されたデータと
一致したときは、対応する一致フラグレジスタに論理
‘1’の一致信号が格納される。
【0006】このように、連想メモリ10は、参照デー
タの全部もしくは所定の一部のデータを用いて多数のメ
モリワード11_1,11_2,…,11_nに記憶さ
れた内容(データ)を検索し、一致するデータを有する
メモリワードのアドレスを得、必要に応じてそのメモリ
ワードに記憶されたデータ全体を読み出すことができる
ように構成されたメモリである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような連想メモ
リを用いて検索を行なうにあたり、検索の対象とされる
データが群構造を成している場合、すなわち各群を構成
する複数のデータにそれぞれ属性が付されている場合
に、解決しなければならない問題点がいくつか存在す
る。
【0008】それらの問題点のうちの第1の問題点は群
構造を成す多数のデータの中から所望のデータをどのよ
うにして検索するかという点である。以下、図面を参照
してこの第1の問題点について説明する。図16は、連
想メモリに記憶された、属性の付されたデータの配列を
示した図である。
【0009】連想メモリを構成する多数のメモリワード
が4つずつ組にされ、各組内の先頭のメモリワードに
は、例えば‘氏名’という「属性0」の付されたデータ
が格納され、各組内の2番目のメモリワードには例えば
‘生年月日’という「属性1」の付されたデータが格納
され、以下同様にして各組内の3番目、4番目のメモリ
ワードにはそれぞれ「属性2」,「属性3」が付された
データが格納されるものとする。ここでは、各メモリワ
ードに格納された各データを図示のアルファベットA,
B,…で表示している。尚、以下上記のように各属性が
付された1組のデータ群を「データセット」と称する。
【0010】ここで、図16の最上段に記された属性0
のデータが‘A’であり、次段に記された属性1のデー
タも‘A’であるというように、属性が異なっても同一
のビットパターンのデータが格納されることが生じる場
合がある。この場合において、属性0に属するデータ
‘A’(例えば氏名‘A’である人)のみを検索したい
場合に、データ‘A’を参照データとして入力すると、
属性0に属するデータ‘A’のみでなく、他の属性1,
2,3に属するデータ‘A’も同時に検索されてしま
い、検索後において検索されたデータの中から属性0に
属するデータを再度選別し直す等の操作を行う必要があ
り、その操作が極めて煩雑でありその選別にも時間がか
かるという問題がある。
【0011】群構造を成すデータ(データセット)を検
索対象とする場合の第2の問題点は、検索のフレキシビ
リティを如何にして向上させるかという点である。例え
ば、何らかの方法により、「属性0」の付されたデータ
‘A’や、「属性2」の付されたデータ‘B’等、個々
のデータの検索は可能であるとしても、例えば「属性
0」の付された‘A’と「属性2」の付されたデータ
‘B’との双方を含むデータセットをどのようにして検
索するかが問題となる。
【0012】この場合に、ここでは上述のように「属性
0」の付されたデータ‘A’、「属性2」の付されたデ
ータ‘B’等、個々のデータについては検索可能である
という前提を置いており、したがって「属性0」の付さ
れたデータ‘A’を含む、通常はこれに該当する多数の
データセットを検索し、かつ、「属性2」の付されたデ
ータ‘B’を含む、やはり通常はこれに該当する多数の
データセットを検索し、それら検索された多数のデータ
セットの中から、「属性0」の付されたデータ‘A’と
「属性2」の付されたデータ‘B’との双方を満足する
データセットを再度選別し直す必要があり、上述の第1
の問題点の場合と同様その操作が極めて煩雑であり、時
間がかかるという問題がある。
【0013】また、一方従来からの連想メモリ技術の中
で、群構造のデータを扱う場合ではなく、通常のデータ
を扱う場合における、一致検索の対象となるデータ幅を
2ワードもしくはそれ以上の複数ワードに拡張する技術
については知られており、それを以下に説明する。図1
7は、データ拡張機能を備えた連想メモリの一例を示す
ブロック図である。図14に示した連想メモリの構成要
素と対応する構成要素には、図14に付した符号と同一
の符号を付して示し、その要素についての重複説明は省
略する。
【0014】各メモリワード11_1,11_2,…か
ら延びる各一致線14_1,14_2,…,は、各アン
ドゲート20_1,20_2,…の一方の入力端子に接
続されている。また各アンドゲート20_1,20_
2,…の他方の入力端子には各オアゲート21_2,2
1_3,…の出力端子が接続されており、各オアゲート
21_2,21_3,…の一方の入力端子は、初回検索
制御線22に接続されている。ただし図示の一番上のア
ンドゲート20_1に対応するオアゲートは省略されて
おり、そのアンドゲート20_1の入力端子に初回検索
制御線22が直接接続されている。
【0015】各アンドゲート20_1,20_2,…の
出力端子は各第1のフラグレジスタ23_1,23_
2,…のデータ入力端子に接続され、各第1のフラグレ
ジスタ23_1,23_2,…の出力端子は各第2のフ
ラグレジスタ24_1,24_2,…の出力端子に接続
されている。各第2のフラグレジスタ24_1,24_
2,…の出力端子は、図14に示すプライオリティエン
コーダ16(図17では図示省略)に接続されるととも
に、図17の下方に隣接するメモリワードに対応するオ
アゲート21_2,21_3,…の入力端子に接続され
ている。
【0016】互いに対応する第1および第2のフラグレ
ジスタ23_1,24_1,;23_2,24_2,…
の各ペアが図14に示す各フラグレジスタ15_1,1
5_2,…に対応する。第1のフラグレジスタ23_
1,23_2,…と第2のフラグレジスタ24_1,2
4_2,…には、ともに、一致結果ラッチ制御線25に
出力される一致結果ラッチ信号S1が入力され、その一
致結果ラッチ信号S1により各データ入力端子から入力
された入力データがラッチされるが、第1のフラグレジ
スタ23_1,23_2,…には、一致結果ラッチ信号
51の立ち上がりaの時点における入力データがラッチ
され、第2のフラグレジスタ24_1,24_2,…に
は、一致結果ラッチ信号S1の立ち下がりbの時点の入
力データがラッチされる。
【0017】以上のように構成された連想メモリにおい
ては、以下のようにして一致検索が行われる。尚、ここ
では図示のように、各メモリワード11_1,11_
2,11_3,11_4,11_5,11_6…には、
各参照データA,B,C,D,C,F,…が格納されて
いるものとする。ここで、各参照データを単独で検索す
る際は、参照データREF_DATAを入力して検索を
行う際に、初回検索制御線22に初回検索タイミング信
号S2を出力する。ここでは、参照データREF_DA
TAとしてデータ‘B’を入力したものとすると、デー
タ‘B’が格納されたワードメモリ11_2に対応する
一致線14_2に論理‘1’の一致信号が出力されてア
ンドゲート20_2に入力され、また、これとともに初
回検索タイミング信号S2がオアゲート21_2を経由
してアンドゲート20_2に入力されるため、アンドゲ
ート20_2から論理‘1’の信号が出力される。また
このとき、他の一致線14_1;14_3,14_4,
…には論理‘0’の信号が出力されるため、それに対応
する他のアンドゲート20_1;20_3,20_4,
…からは論理‘0’の信号が出力される。
【0018】アンドゲート20_2から出力された論理
‘1’の信号は、一致結果ラッチ制御線25に出力され
た一致結果ラッチ信号S1の立ち上がりaのタイミング
で第1のフラグレジスタ23_2にラッチされ、それに
引き続くの一致結果ラッチ信号S1の立ち下がりbのタ
イミングで第2のフラグレジスタ24_2にラッチされ
る。
【0019】また第1のフラグレジスタ23_2および
第2のフラグレジスタ24_2に論理‘1’の信号がラ
ッチされる各タイミングで、他の第1フラグレジスタ2
3_1;23_3,23_4,…、および他の第2のフ
ラグレジスタ24_1;24_3,;24_4,…には
論理‘0’の信号がラッチされる。このようにして各第
2のフラグレジスタ24_1,24_2,24_3,…
にラッチされた論理‘0’,‘1’,‘0’,…の信号
が図5に示すプライオリティエンコーダ16に入力さ
れ、ワードメモリ11_2のアドレス信号ADが得られ
る。
【0020】次に、データ幅が拡張された検索を行う場
合について説明する。ここでは、2ワードに拡張され
た、データ‘B’とデータ‘C’からなる2ワードデー
タを検索する場合について説明する。この場合、先ず上
記と同様にして、データ‘B’の検索を行う。これによ
り、ワードメモリ11_2に対応する第1および第2の
フラグレジスタ23_2,24_2に論理‘1’の信号
がラッチされる。次に参照データREF_DATAとし
てデータ‘C’を入力して検索を行うが、このときは初
回検索制御線22には初回検索タイミング信号S2は出
力せずに、初回検索制御線22は論理‘0’の状態に保
っておく。参照データREF_DATAとしてデータ
‘C’を入力して検索を行うと、図示の2つのワードメ
モリ11_3,11_5にそれぞれ対応する一致線14
_3,14_5に論理‘1’の一致信号が出力される
が、オアゲート21_3には、第2のフラグレジスタ2
4_2にラッチされている論理‘1’の信号が入力され
ているため一致線14_3の一致信号はアンドゲート2
0_3を通過し、第1および第2のフラグレジスタ23
_3,24_3に、一致を表わす論理‘1’の信号がラ
ッチされる。一方オアゲート21_5には、第2のフラ
グレジスタ24_4にラッチされている論理‘0’の信
号が入力されているため一致線14_5の一致信号はア
ンドゲート20_5で遮断され、第1および第2のフラ
グレジタ23_5,24_5には不一致を表わす論理
‘0’の信号がラッチされることになる。このようにし
て、データ‘B’とデータ‘C’のペアからなる2ワー
ドデータの一致検出が行われる。3ワード以上のデータ
の一致検出も同様にして行われる。
【0021】図17に示す連想メモリは、データ幅拡張
機能を備えてはいるが、2ワード,3ワード等に拡張さ
れるデータは、互いに隣接したメモリワードに所定の順
序で格納されている必要があり、互いに離れたメモリワ
ードに格納されている場合や逆の順序、例えばデータ
‘C’,データ‘B’の順序に格納されている場合には
複数のデータを結合した一致検出を行うことはできな
い。すなわち、上述のデータ幅拡張機能は、群構造を成
すデータの検索には不向きである。
【0022】また、連想メモリを用いて検索を行う場合
において、群構造のデータを取扱うか否かに拘らず、従
来より、例えばデータ幅拡張機能が内蔵された連想メモ
リ(図17参照)を用いてそのデータ幅拡張機能を用い
た検索を行う場合等、従来より、連続した複数回からな
る一連の検索を行うことにより、検索の目的を達成する
場合があるが、群構造のデータを検索対象とする場合も
同様に、例えば上述したように、1つのデータセット内
の複数のデータの一致を検索する場合等、連続した複数
回の検索からなる一連の検索を行うことにより検索の目
的が達成される場合がある。その場合に生じる第3の問
題点として、連想メモリをどのように構成すると、従来
と比べ複雑なデータ構造を有する群構造のデータの、順
次連続する複数回の検索を効率良く行なうことができる
かという問題がある。つまり、ランダムで複数の検索が
必要な群構造のデータを高速にかつフレキシブルに検索
するような連想メモリの構造や利用方法に関しては全く
知られていなかった。
【0023】本発明は、連想メモリを用いて群構造のデ
ータ検索を行なう場合の上述の各種問題点の存在に鑑
み、群構造のデータの検索に適した連想メモリの使用方
法、および群構造のデータの格納、検索に適した連想メ
モリの構造を新たに提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の連想メモリの使用方法は、配列された複数の各メモ
リワードそれぞれに各ディジタルデータを記憶してお
き、参照データが入力され、入力された参照データの全
部もしくは所定の一部のビットパターンと一致するビッ
トパターンを有するディジタルデータが記憶されたメモ
リワードを検索する連想メモリの使用方法において、上
記連想メモリに、各メモリワードがそれぞれ二分された
一方の第1の領域にディジタルデータを格納するととも
に、各メモリワードの、第1の領域を除く第2の領域に
そのディジタルデータの属性を表わす属性データを記憶
させ、上記連想メモリに所定の属性データと所定のディ
ジタルデータとの組を前記参照データとして入力するこ
とにより、その連想メモリに、入力された所定のディジ
タルデータに対応するとともに入力された所定の属性デ
ータが表わす属性を有するディジタルデータが記憶され
たメモリワードの検索を行わせることを特徴とするもの
である。
【0025】また本発明の連想メモリのうち第1の連想
メモリは、配列された複数の各メモリワードそれぞれに
各ディジタルデータを記憶しておき、参照データが入力
され、入力された参照データの全部もしくは所定の一部
のビットパターンと一致するビットパターンを有するデ
ィジタルデータが記憶されたメモリワードを検索する連
想メモリにおいて、 (1) 各メモリワードが、各ディジタルデータを記憶
する第1の領域と、その第1の領域に記憶されるディジ
タルデータの属性を表わす属性データが該各メモリワー
ドのアドレス順に属性の数に応じた周期で循環的に繰り
返すビットパターンを有することを特徴とする。
【0026】この第1の連想メモリにおいて、上記各メ
モリワードが、それら各メモリワードのアドレス順に属
性の数に応じた周期で循環的に繰り返すビットパターン
を有する属性データを各メモリワードを構成する各第2
の領域に固定的に記憶するものであってもよい。また本
発明の連想メモリのうち第2の連想メモリは、配列され
た複数の各メモリワードそれぞれに各ディジタルデータ
を記憶しておき、参照データが入力され、入力された参
照データの全部もしくは所定の一部のビットパターンと
一致するビットパターンを有するディジタルデータが記
憶されたメモリワードを検索する連想メモリにおいて、 (2) 配列された複数の各メモリワードそれぞれに付
されたアドレスの全範囲のうち、入力される参照データ
との一致比較の対象とされるメモリワードのアドレスの
範囲を設定する検索アドレス範囲設定回路を備えたこと
を特徴とするものである。
【0027】また、上記目的を達成する本発明の第3の
連想メモリは、 (3_1)複数のデータ群それぞれに属する複数の格納
データを各格納データ毎に記憶する複数のメモリワード (3_2)所定のメモリワードに記憶された格納データ
と入力された参照データとの一致が検出されたときに、
その所定のメモリワードに対応する一致線に一致を表わ
す一致信号を出力する第1のモードと、今回の検索時に
所定のメモリワードにおいて一致が検出され、かつ、前
回の検索時に、上記所定のメモリワードに記憶された格
納データが属するデータ群を構成する格納データをそれ
ぞれ記憶する任意のメモリワードにおいて一致が検出さ
れていたときに、上記所定のメモリワードに対応する一
致線に一致信号を出力する第2のモードとを有する一致
検出回路を備えたことを特徴とするものである。
【0028】上記本発明の第3の連想メモリは、その1
つの態様として、以下のように構成することができる。
すなわち、そのように構成された本発明の第3の連想メ
モリは、 (3_3)各々が、属性とデータとのペアからなる複数
の格納データの集合からなる複数のデータ群それぞれに
属する複数の格納データを各格納データ毎に記憶する複
数のメモリワード (3_4)複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶
された格納データ中の属性と、入力された、属性とデー
タとのペアからなる参照データ中の属性との一致不一致
を検出する属性一致検出回路 (3_5)複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶
された、属性とデータとのペアからなる格納データ中の
データと、入力された、属性とデータとのペアからなる
参照データ中のデータとの一致不一致を検出するデータ
一致検出回路 (3_6)複数のメモリワードそれぞれに対応して備え
られた、格納データと参照データとの一致不一致の情報
を格納するレジスタ (3_7)同一のデータ群を構成する各格納データをそ
れぞれ記憶するメモリワードからなるメモリワード群毎
に備えられたデータ線 (3_8)複数のメモリワードそれぞれに対応して備え
られた、対応する上記属性一致検出回路により検索時に
属性の一致が検出されたことを受けて、対応する上記レ
ジスタの一致もしくは不一致の検索結果を上記データ線
に伝達する第1のスイッチ回路 (3_9)複数のメモリワードそれぞれに対応して備え
られた、対応する前記属性一致検出回路および上記デー
タ一致検出回路により今回の検索時に属性及びデータの
双方の一致が検出され、かつ、上記データ線に前回の検
索時における一致を表わす情報が出力されているとき
に、対応する上記レジスタに今回の検索における一致を
表わす情報を伝達するゲート回路 (3_10)上記複数のメモリワードそれぞれに対応し
て備えられた、対応する上記属性一致検出回路により今
回の検索時に属性の一致が検出されたことを受けて、上
記データ線に出力されている前回の検出時における一致
もしくは不一致を表わす情報を、対応する上記ゲート回
路に伝達する第2のスイッチ回路を具備することを特徴
とするものである。
【0029】この第3の連想メモリにおいて、複数のメ
モリワードそれぞれに対応して備えられた、対応するメ
モリワードに記憶された格納データ中の属性が所定の属
性であるか否かを判別する属性判別回路を具備し、かつ
上記データ線が、複数のメモリワード群に跨って互いに
隣接する前記メモリワード間で、複数のメモリワードそ
れぞれに対応して備えられた第3のスイッチ回路を介し
てシリーズに接続される構成を具備することが好まし
い。
【0030】また、上記第3のスイッチ回路が、上記属
性判別回路または各メモリワード毎に備えられたデータ
線接続制御回路で制御されるものであることが好まし
い。さらに、上記目的を達成する本発明の第4の連想メ
モリは、複数の各メモリワードそれぞれに各格納データ
を記憶しておき、複数の参照データが順次入力され、こ
の順次入力される参照データと結合することにより各格
納データと比較される参照データを生成するための各検
索補助データを順次出力する検索補助データ順次出力手
段を有し、所定の格納データが記憶されたメモリワード
の検索を行うことを特徴とするものである。
【0031】またこの検索補助データ順次出力手段は、
一連の検索補助データを格納する検索補助データレジス
タ群と、この検索補助データレジスタ群を指示制御する
制御手段と、上記制御手段は、アドレスが定義され、参
照データとともに上記アドレスを表わすアドレスデータ
が入力され、参照データとともに入力されるアドレスデ
ータと検索の回数とに基づいて、そのアドレスデータに
より指定される制御手段によって、検索補助データを順
次出力する構成とすることが好ましい。
【0032】また、前記検索補助データ順次出力手段
は、一連の検索補助データを格納する検索補助データレ
ジスタ群と、この検索補助データレジスタ群を指示制御
する制御手段と、上記制御手段を指定するチャネル指定
データレジスタと、この指定データレジスタに格納され
た、チャネル設定データにより指定される前記制御手段
と、参照データの入力による検索の回数とに基づいて、
上記検索補助データを順次出力する構成としてもよい。
【0033】また、上記本発明の第4の連想メモリにお
いて、上記検索補助データ順次出力手段の検索補助デー
タの出力順を初期化するシーケンスリセット信号を入力
するリセット端子を備えた構成とすることが好ましい。
【0034】
【作用】本発明の連想メモリの使用方法は、各メモリワ
ードに各ディジタルデータとそのディジタルデータの属
性を表わす属性データとの双方を記憶させ、属性データ
とディジタルデータとの組を参照データとして入力して
検索を行うものであるため、所望の属性を有する、所望
のデータのみを検索することができる。
【0035】また、本発明の第1の連想メモリは、各メ
モリワードの属性データが各メモリワードのアドレス順
に属性の数に応じた周期で循環的に繰り返すビットパタ
ーンであり、これにより、はじめて群データのフレキシ
ブルで高速な検索に適した連想メモリが実現する。さら
に本発明の第2の連想メモリは、一致比較の対象とされ
るメモリワードのアドレス範囲を設定する研削アドレス
範囲設定回路を備えたものであるため、各属性に対応す
るデータを各アドレス範囲内のメモリワードに記憶させ
ておき、検索時には所望の属性を有するデータが記憶さ
れているアドレス範囲を設定し、そのアドレス範囲内の
メモリワードのみを検索対象とすることにより、所望の
属性の付された所望のデータのみを検索することができ
る。
【0036】またこの第2の連想メモリの場合、ハード
ウェア構成は同一のまま、各属性に対応するアドレス範
囲をどのように設定するかだけを使用前に定めるだけで
属性の数の異なるデータを格納して検索することがで
き、極めて柔軟性に富んだ連想メモリが構成される。本
発明の第3の連想メモリは、上記(3_2)の一致検出
回路が上述した第2のモードを備えており、具体的に
は、属性とデータとのペアからなる格納データを記憶し
ておき、また検索にあたっては属性とデータとのペアか
らなる参照データを入力して検索を行うようにし、また
上記(3_7)のデータ線を備え、上記(3_8)の第
1のスイッチ回路でデータ線に前回の検索時に一致が検
出されたか否かを出力し、上記(3_10)の第2のス
イッチ回路で今回の検索時に属性が一致したことを受け
てデータ線の信号をゲート回路に取り込むようにしたた
め、同一のメモリワード群内のメモリワードに格納され
た格納データの任意の組合わせによる検索が可能とな
る。
【0037】また、本発明の第3の連想メモリは、1つ
のデータ群(データセット)を構成するデータの数に合
せて各データ線の長さを固定的に定めておくものであっ
てもよく、あるいは、データ線の途中に多数のスイッチ
回路とそれらのスイッチ回路をオン,オフするための多
数本の制御線を備えておき、1つのデータ群を構成する
データの数に対応してそれらのスイッチ回路をオン,オ
フすることにより1本あたりのデータ線の長さを可変す
るものであってもよいが、各メモリワードに対して上記
第3のスイッチ回路を備えておき、各メモリワードに記
憶された属性または新たな属性ビットに応じてそれら第
3のスイッチ回路をオン,オフする構成を備えると、各
メモリワードに各格納データを格納させるという本来行
われる作業だけで、1つのデータ群を構成するデータの
数に応じて自動的にデータ線が形成される。また、この
場合データ数の異なるデータ群が混在していても適応的
にデータ線が形成されることになる。
【0038】本発明の第4の連想メモリは、例えば上述
したマスクデータや属性データ等の検索補助データを書
込み自在に複数記憶しておき、検索にあたっては参照デ
ータを入力するとともにどの検索補助データを使用する
かを表わすデータを入力するようにしたたため、一連の
検索中に、例えばマスクデータを書き換えること等の手
間は不要であり、検索のための手順が簡単化され、一連
の検索を行う際の検索速度の向上も図られる。
【0039】さらにもう1つの例では、例えば上述した
マスクデータや属性データ等の検索補助データを書込み
自在に複数記憶しておくものであるが、前述のものと異
なる点として、検索補助データを制御する制御手段を指
定するためのデータを書換え自在に格納する指定データ
レジスタを備えたため、検索にあたっては、どの検索補
助データを使用して検索を行うかをいちいち指定する必
要がなく、検索に使用する検索補助データを変更すると
きにのみ新たなデータを指定データレジスタに入力すれ
ばよく、検索のための手順の一層の簡単化が図られる。
【0040】複数回の検索からなる一連の検索を行う場
合、その検索のパターン、すなわち、最初はある第1の
マスクデータとある第1の属性データを用いて検索を行
い、次に上記と同じ第1のマスクデータを用いるととも
に上記と異なる第2の属性データを用いて検索を行う
等、検索パターンをあらかじめ類型化できる場合が多
い。したがって本発明の第4の連想メモリにおいて、検
索補助データ群を指示する制御手段と、この制御手段を
指定するアドレスの考え方を採り入れることにより、そ
のアドレスデータを参照データとともに順次入力するだ
けで一連の検索が行われ、あるいはチャネル指定データ
を一度入力し、あとは参照データを順次入力するだけで
一連の検索が行われ、検索の手順が一層簡単化される。
【0041】また、検索補助データ順次出力手段の検索
補助データ出力順を初期化するリセット端子を備える
と、前回の検索が終了した後、必要時にのみリセット
し、新たな検索を開始することができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の一実施例のメモリ構造図であり、従来例
における図16に対応するものである。汎用の連想メモ
リを構成する、それぞれがmビット(例えば16ビッ
ト)からなるメモリワードの上位kビット(例えば2ビ
ット)を属性を表わす属性データを格納する領域(本発
明にいう第2の領域)と定め、また残りのm−kビット
(例えば16−2=14ビット)を、それらの属性の付
された本来のデータを格納しておくべき領域(本発明に
いう第1の領域)と定め、各メモリワードに属性とデー
タとの双方を格納する。そして検索にあたっては、属性
とデータとの双方で検索を行う。例えば「属性0」とデ
ータ‘A’との双方で検索を行えば、図1の最上段に示
されたデータが検索されることになる。
【0043】図2は、上記の考え方をさらに説明するた
めの、連想メモリのブロック図である。尚、この連想メ
モリは、説明の都合上描き方がやや異なるのみであって
本質的には図14に示す連想メモリと同一のものである
が、説明に不必要なブロックの図示は一部省略されてい
る。また図14に示す連想メモリの各ブロックと同一の
ブロックには図14に付した番号と同一の番号が付され
ている。mビットからなる各メモリワード11_1,1
1_2,…,11_nの上位2ビットには属性データを
格納し、残りのm−2ビットに、各属性の付されたデー
タを格納する。そして検索にあたっては、参照データレ
ジスタ12の上位2ビットを検索用の属性データが格納
される属性データレジスタ12_1とし、参照データレ
ジスタ12の残りの部分(データレジスタ12_2)を
図5を参照して説明した際の、従来の意味における参照
データレジスタとし、この参照データレジスタ12に属
性データと従来の意味における参照データとを格納して
検索を行う。これによりその検索に用いられた属性デー
タが表わす属性が付された所望の格納データの検索が行
われる。即ち、属性の異なる同一の格納データの検索は
排除される。
【0044】次に属性データを固定的に記憶しておくよ
うに構成された本発明の第1の連想メモリの一実施例に
ついて説明する。図2は、本発明の第1の連想メモリの
一実施例の説明にもそのまま用いることができるが、各
メモリワード11_1,11_2,…,11_nの構成
が従来の汎用の連想メモリのメモリワードと異なってい
る。
【0045】図3は、本発明の第1の連想メモリの一実
施例の、1つのメモリワードの構成を示す回路図であ
る。この回路は、SRAMを基本とし、かつ参照データ
との一致をNAND型一致検出回路で検出する回路構成
の一例である。図示のメモリワードには、第1の属性ビ
ットセル120_1と第2の属性ビットセル120_2
からなるビットセル群120と、mビット(例えば16
ビット)のSRAM構造のメモリセル121_1,…,
121_mからなるメモリセル群121が形成されてい
る。
【0046】第1の属性ビットセル120_1には、ビ
ット線Zb1とビットバー線Zb1_ の間に互いにシリ
アルに接続された2つのトランジスタT1,T2が形成
されており、これら2つのトランジスタT1,T2の接
続点にトランジスタTC1_1のゲート電極が接続され
ている。トランジスタT1のゲートは論理‘1’に設定
されており、トランジスタT2のゲートは論理‘0’に
設定されている。このとき、図2に示す属性検索レジス
タ12_1に接続された、ビット線Zb1に‘1’、ビ
ットバー線Zb1_ にその反転信号である‘0’が印加
されると、トランジスタT1がオンし、ビット線Zb1
の‘1’がトランジスタTC1_1のゲートに印加され
このトランジスタTC1_1もオンとなる。この状態
が、第1の属性ビットセル120_1に関し、この第1
の属性ビットセル120_1に固定的に記憶された内容
と入力された検索用の属性データとが一致した状態であ
る。これとは逆に、ビット線Zb1に‘0’,ビットバ
ー線Zb1_ に‘1’が印加されると、トランジスタT
C1_1のゲートは‘0’となりこのトランジスタTC
1_1はオフとなる。これが、この第1の属性ビットセ
ル120_1に関し、不一致の状態である。
【0047】同様にして、図3に示す例では、第2の属
性ビットセル120_2は、そこに格納されたデータが
第1の属性ビットセル120_1に格納されたデータと
逆であり、属性検索レジスタ120_1からの信号が
‘0’(ビット線Zb2が‘0’、ビットバー線Zb2
_ が‘1’)のとき一致の状態となる。即ち、図3に示
す例では属性ビットの2ビットが(1,0)のとき、
‘一致’の状態となる。
【0048】またメモリセル121_1,……121_
mは、トランジスタT1,T2のゲートに印加される値
がデコーダ17によってアクセスされるSRAMのQノ
ード,Q_ ノードによって設定されるものであり、一致
検出動作は、属性メモリセル120_1,120_2の
場合と同じである。互いにシリアルに接続されたトラン
ジスタTC1_1,TC1_2,TC2_1,…,TC
2_m等からなるNAND型一致検出回路30には、図
の左端に制御トランジスタTC0が構成され、図の右端
には一致検出アンプ31が構成されたものであり、制御
クロックφで制御される。先ず制御クロックφが‘0’
となり、一致検出アンプ31の入力ノードがプリチャー
ジトランジスタ31aでプリチャージされ、これにより
インバータ31bの出力は‘0’となる。このとき、制
御トランジスタTC0はオフ状態に保たれる。
【0049】各ビット線,各ビットバー線Zb1,Zb
1_ ;Zb2,Zb2_ :Db1,Db1_ …;Db
m,Dbm_ を介して属性検索レジスタ12_1と参照
データレジスタ12_2から参照データがあらかじめ入
力されており、前述の各属性ビットセル120_1,1
20_2および各メモリセル121_1,…,121_
mのそれぞれについて一致不一致が決定され、一致する
セルについては、NAND型一致検出回路を構成する、
対応する各トランジスタTC1_1,TC1_2,TC
2_1,…,TC2_mのゲート電圧が‘1’となり、
そのトランジスタがオンする。
【0050】この状態で制御クロックφが‘1’になる
と、全てのセルが一致したメモリワードのみに対応する
NAND型一致検出回路31のインバータ31bの入力
ノードがディスチャージされ、このインバータ31bか
ら‘1’の一致信号が出力され、対応する一致フラグレ
ジスタ15に‘1’が格納されることになる。このと
き、メモリセル121_1,…,121_mに格納され
た格納データだけでなく属性データの一致がなければ一
致信号は得られないことになる。したがってこの属性デ
ータを各データセットを構成する各データの属性に合わ
せて定義しておくことにより、各データセットの各属性
毎の検索が可能となる。このように属性データをあらか
じめハードウェア的に作り込んだ連想メモリにおいて
は、図2に示す属性検索レジスタ12_1には制御デー
タの1つとして属性データをセットすればよく、したが
ってこの連想メモリを用いることにより連想メモリの1
ワード分のビット長を減らすことなく外部とのアクセス
を行うことのできるシステムを構成することができる。
【0051】図4は、本発明の第2の連想メモリのメモ
リ構造図である。ここでは、多数のメモリワードが属性
0,1,2,3の各領域に分けられており、各データセ
ットは、各領域にばらばらに格納されている。例えば、
図1に示す最上段のデータセット(A,A,B,C)
は、図4では、属性0,1,2,3の各領域内のそれぞ
れの最上段の各メモリワードに分散されて格納されてい
る。
【0052】以下に説明する本発明の第2の連想メモリ
の実施例において例えば属性1が付されたデータの検索
を行うには、属性1に対応する、メモリワードの領域の
みが検索対象とされる。具体的には、例えばデータセッ
トが100セットあったと仮定し、このとき連想メモリ
のアドレス範囲1〜100に各データセットのうちの属
性0のデータを格納し、アドレス範囲101〜200に
属性1のデータを格納し、アドレス範囲301〜400
に属性データ2のデータを格納し、アドレス範囲301
〜400に属性データ3のデータを格納するものとす
る。このとき、属性1が付されたデータに関し一致比較
を行うには、先ず属性1のデータが格納されたメモリワ
ードのアドレス範囲201〜300を設定し、その設定
されたアドレス範囲を検索対象とするものである。この
例を、以下図5を用いて説明する。
【0053】図5は、本発明の第2の連想メモリの一実
施例の、特徴的な部分を示した部分回路図である。尚こ
の図5においては、図の下方側が上位アドレス側、図の
上方側が下位アドレス側であるとする。特に図3に示す
回路との比較において図3と大きく異なる点は、図3の
属性ビットセル群20の部分が図5では検索アドレス範
囲設定回路となっている点である。この検索のためのア
ドレス範囲の設定の仕組みについて説明する。
【0054】先ず、ある検索範囲の最下位アドレスによ
って検索アドレス範囲設定回路40aに接続されたデコ
ーダ17aが選択され、デコーダ17aから延びるワー
ド線18aが‘1’になったとする。このとき、最下位
アドレス設定制御線46に正のパルスを入力すると、そ
のパルスにより下位アドレスフリップフロップ43aに
ワード線18aの‘1’データが入力される。同時に、
他のデコーダ17の全てのワード線18は‘0’である
ため、この‘0’の値が、他の検索アドレス範囲設定回
路40の下位アドレスフリップフロップ43に入力され
る。
【0055】しかし、検索アドレス範囲設定回路40a
の下位アドレスフリップフロップ43aの出力は、オア
回路44aで受けられており、このオア回路44aの出
力は、このオア回路44aに入力されるもう一方の下位
側(図5では上方側を下位としている)の検索アドレス
範囲設定回路40からの入力‘0’にかかわりなく
‘1’を出力する。この結果、NAND型一致検出回路
30のシリアル接続トランジスタの1つを形成するトラ
ンジスタTCA2がオンする。またオア回路44aの出
力は次段(上位側)のオア回路44bにも入力されてお
り、この次段のトランジスタTCA2もオンする。同様
にしてこれ以降の上位側のトランジスタTCA2は全て
オンする。
【0056】次に、検索の最上位アドレスを入力するこ
とによって、仮に、検索アドレス範囲設定回路40bに
接続されたデコーダ17bが選択されたとする。この場
合も同様に、最上位アドレス設定制御線45に、正のパ
ルスを印加することで、上位アドレスフリップフロップ
41bにワード線18bの‘1’が設定され、これがオ
ア回路42bを介してNAND型一致検出回路30を構
成する1つのシリアルトランジスタTCA1をオンにす
る。
【0057】また、同様にして、他の検索アドレス範囲
設定回路40の上位アドレスフリップフロップ41には
全て‘0’が設定されるが、オア回路42bの出力によ
り、これより下位(図5では上方向)にある全てのアド
レスのトランジスタTCA1がオンすることになる。即
ち、この例では、NAND型一致検出回路30のシリア
ルトランジスタのうち、トランジスタTCA1とトラン
ジスタTCA2の両方がオンするものは、アドレス範囲
の最下位と最上位との間に設定されるわけである。これ
を、今、仮にアドレス201番地と300番地に選べ
ば、その間にある属性1のデータが検索対象となる。
【0058】このようにして検索アドレス範囲を設定し
た後、前述のごとくNAND型一致検出回路30をプリ
チャージして、参照データを各メモリセルのビット線お
よびビットバー線に印加し、検索を行うことで、検索対
象となるアドレス範囲内のみの検索、即ち、属性を指定
した内容検索が可能となる。この方式を採ることで、前
述の実施例とは異なり、各データセットの属性の数が増
加しても、属性ビット幅を大きくする必要がなく、アド
レス範囲の設定を変更するだけでよく、各データセット
に、より自由度の高い属性付与が可能となる。
【0059】図6は、本発明の第3の連想メモリの一実
施例を示すブロック図である。図17に示す連想メモリ
の各構成要素と同一の構成要素には、図17に付した符
号と同一の符号を付して示し、相違点についてのみ説明
する。各メモリワード11_1,11_2,…は、属性
を格納する属性格納部11_1_1,11_2_1,…
とデータを格納するデータ格納部11_1_2,11_
2_2,…とで構成されており、各メモリワード11_
1,11_2,…には、互いに対応する属性とデータと
のペアからなる格納データがそれぞれ格納されている。
ここでは、図示のように、各メモリワード11_1,1
1_2,11_3,11_4には、それぞれ、属性0,
データ‘A’、属性1,データ‘B’、属性2,データ
‘C’、属性3,データ‘D’が格納されている。また
各メモリワード11_5,11_6,…には、それぞ
れ、属性0,データ‘C’、属性1,データ‘F’、…
…が格納されている。また検索にあたっては、属性とデ
ータとのペアからなる参照データREF_DATAが入
力される。
【0060】各メモリワード11_1,11_2には、
そこに記憶された格納データ(属性及びデータの双方)
が、入力された参照データ(属性及びデータの双方)と
一致しているときに一致信号が出力される従来の一致線
14_1,14_2,…のほか、属性のみの一致不一致
の信号が出力される属性一致線30_1,30_2,…
が備えられている。尚、属性のみの一致も、属性及びデ
ータの双方の一致も、従来の一致検出回路と同様に構成
され、従来の一致検出回路は連想メモリの分野において
極めて一般的な技術であるため、ここでの図示および説
明は省略する。
【0061】各メモリワード11_1,11_2に対応
して第3のフラグレジスタ31_1,31_2,…が備
えられており、各属性一致線30_1,30_2,…は
対応する第3のフラグレジスタ31_1,31_2,…
のデータ入力端子に延びている。また、この実施例の連
想メモリには、各データセットに属する各データが格納
されたメモリワードからなるメモリワード群それぞれに
ついて1本ずつデータ線32_1,32_2,…が備え
られており、またデータ線32_1,32_2,…と各
第2のフラグレジスタ31_1,31_2,…の出力端
子との間には各第1のスイッチ33_1,33_2,…
が備えられている。これらの第1のスイッチ33_1,
33_2,…は具体的にはトランジスタ等を用いて構成
される。後述する他のスイッチについても同様である。
各第1のスイッチ33_1,33_2,…は、対応する
各第3のフラグレジスタ33_1,33_2,…に論理
‘1’の信号がラッチされているときに導通され、論理
‘0’の信号がラッチされているときには遮断される。
各第3のフラグレジスタ31_1,31_2,…は、一
致結果ラッチ制御線25の一致結果ラッチ信号S1の立
ち下がりbのタイミングで、対応する属性一致線30_
1,30_2,…の信号をラッチする。
【0062】またデータ線32_1,32_2,…と各
オアゲート21_1,21_2,…の入力端子との間に
各第2のスイッチ34_1,34_2,…が備えられて
おり、これら各第2のスイッチ34_1,34_2,…
は、対応する属性一致線30_1,30_2,…の信号
により、その信号が一致を表わす論理‘1’のときに導
通状態、不一致を表わす論理‘0’の時に遮断状態とな
るように制御される。尚、この図6に示す連想メモリに
は、図17に示す連想メモリと異なり、図示の最上段の
メモリワード11_1に対応するアンドゲート20_1
の前段にもオアゲート21_1が備えられている。
【0063】以上のように構成された連想メモリにおい
て、一致検索は以下のようにして行われる。1ワード分
の単独のデータの検索、および第1回目の検索は、図1
7に示した従来のワード拡張機能付連想メモリの場合と
同じであるためここでは説明は省略し、ここでは第1回
目の検索において属性1とデータ‘B’とからなる参照
データREF_DATAによってメモリワード11_2
に対応する第1および第2のフラグレジスタ23_2,
24_2に論理‘1’がラッチされたものとする。この
とき、属性の一致を受けてメモリワード11_2に対応
する属性一致線30_2に論理‘1’の信号が出力さ
れ、これにより、対応する第3のフラグレジスタ31_
2にも論理‘1’の信号がラッチされ、対応する第1の
スイッチ33_2がオンし、対応する第2のフラグレジ
スタ24_2に格納された、属性及びデータ双方の一致
を表わす論理‘1’の信号がデータ線32_1に出力さ
れる。またこれとともに、対応する第2のスイッチ34
_2もオンするが、第1回目の検索においてはこれは無
用の動作である。
【0064】次に、属性3とデータ‘D’からなる参照
データREF_DATAを入力して検索を行うものとす
る。このときは、図17の連想メモリの場合と同様、初
回検索制御線22は論理‘0’に保持されている。この
とき、属性の一致を受けてメモリワード11_4に対応
する属性一致線30_4に論理‘1’の信号が出力さ
れ、これにより対応する第2のスイッチ34_4がオン
し、データ線32_1に出力されていた、メモリワード
11_2に対応する第2のフラグレジスタ24_2の論
理‘1’の信号がオアゲート21_4を経由してアンド
ゲート20_4に入力される。このため、メモリワード
11_4で属性3とデータ‘D’の双方の一致が検出さ
れて一致線14_4に論理‘1’の一致信号が出力され
ると、一致結果ラッチ制御線25の一致結果ラッチ信号
S1により、対応する第1および第2のフラグレジスタ
23_4,24_4に論理‘1’の信号が、各々、ラッ
チ信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりエッジでラッ
チされる。またこのとき、属性一致線30_4に出力さ
れた論理‘1’の信号が、対応する第3のフラグレジス
タ31_4にラッチ信号の立ち下がりエッジでラッチさ
れ、対応する第1のスイッチ33_4がオンし、第2の
フラグレジスタ24_4の論理‘1’の信号がデータ線
32_1に出力される。またこの2回目の検索では、メ
モリワード11_2に対応する属性一致線30_2には
属性の不一致を表わす論理‘0が出力されるため、対応
する第3のフラグレジスタ31_2には‘0’が格納さ
れ、メモリワード11_2に対応する第1のスイッチ3
3_2はラッチ信号S1の立ち下がりのタイミングでオ
フする。しかし、この時2回目の検索結果はすでに第1
のフラグレジスタ23_1に格納されている。
【0065】また、ヒットアドレスのエンコードに関し
ては、メモリワード11_4に対応する第2のフラグレ
ジスタ24_4の論理‘1’の信号がプライオリティエ
ンコーダ16(図14参照)に入力され、メモリワード
11_4のアドレスが得られることになるが、メモリワ
ード11_4には属性3が格納されていることは予め分
かっており、同一群内の例えば属性2のデータを読み出
したいときは、得られたアドレスから1を引いてメモリ
ワード11_3のアドレスを求め、そのアドレスをアド
レスデコーダ17に入力してメモリワード11_3の内
容を読み出せばよい。
【0066】尚、2回目の検索時に、属性3とデータ
‘D’とからなる参照データに代わり、例えば属性3と
データ‘B’とからなる参照データで検索が行われた場
合、メモリワード11_4については、属性は一致する
ため第2のスイッチ34_4がオンし、データ線32_
1に出力されている論理‘1’の信号が取り込まれる
が、データが異なるため一致線14_4には不一致を表
わす論理‘0’が出力され、第1及び第2のフラグレジ
スタ23_4,24_4には一致が検出されなかったこ
とを示す論理‘0’がラッチされる。また、データ
‘B’が一致するメモリワード11_2については属性
が一致せず、したがって属性及びデータの双方も一致し
ない。
【0067】以上のようにして、図6に示す実施例で
は、同一の群内においては、互いに離れたメモリワード
に記憶されたデータであっても、もしくは格納されたデ
ータの順序に無関係な場合であっても、検索を行うこと
ができる。ここで、上記実施例におけるデータ線32_
1,32_2,…,は、1つの群に属するデータの数が
予め定まっているものとしてその長さが固定されたもの
であるが、このように固定長のデータ線を備えると、1
つの群に属するデータの数の最大を見積もり、最大のデ
ータ数に対応した長さのデータ線を備える必要がある。
これではその最大よりも少ない数のデータによりデータ
群が構成される場合に無駄なメモリワードが発生するこ
とになる。そこで、1つの群に属するデータの数に合せ
てデータ線を可変長とすることが好ましいがデータ線の
長さをいかにして可変長とするかが問題となる。
【0068】図7は、可変長のデータ線を実現する一つ
の方式を示した模式図である。データ線32が複数のメ
モリワード11_1,11_2,11_3,…に亘って
延び、そのデータ線32には、最上端のメモリワード1
1_1を除く他のメモリワード11_2,11_3,…
それぞれに対応する各スイッチ40_1,40_2,4
0_3,…が互いにシリーズに配置されている。これら
の各スイッチ40_2,40_3,40_4,…は、対
応するメモリワード11_2,11_3,11_4,…
と、その直ぐ上段に隣接するメモリワード11_1,1
1_2,11_3,…との間に配置されている。それら
のスイッチ40_2,40_3,40_4,…のうちの
1つおきのスイッチ40_2,40_4,40_6,…
は第1制御線41の第1のスイッチ制御信号によりオン
し、3つおきのスイッチ40_3,40_7,…は第2
制御線42の第2のスイッチ制御信号によりオンし、残
りのスイッチのうち8つおきのスイッチ40_5,…は
第3制御線43の第3のスイッチ制御信号によりオンさ
れる。
【0069】1つのデータ群を構成するデータの数が2
の場合は、第1制御線41に第1のスイッチ制御信号を
出力することにより1つおきのスイッチ40_2,40
_4,40_6,…をオンさせる。これにより各2つの
メモリワード11_1,11_2;11_3,11_
4;11_5,11_6;…毎に切断されたデータ線が
形成される。また、1つのデータ群を構成するデータの
数が4の場合は、第1制御線41に第1のスイッチ制御
信号を出力するとともに第2制御線42に第2のスイッ
チ制御信号を出力する。すると、各4つのメモリワード
11_1,11_2,11_3,11_4;11_5,
11_6,…毎に切断されたデータ線が形成される。同
様にして、1つのデータ群を構成するデータの数が8の
場合は、第1制御線41、第2制御線42にそれぞれ第
1および第2のスイッチ制御信号を出力するとともに、
第3制御線43に第3のスイッチ制御信号を出力する。
これにより各8つのメモリワード11_1,…,11_
8;11_9…毎に切断されたデータ線が形成される。
【0070】この方式によれば、1つのデータ群を構成
するデータの数が2の倍数の場合はメモリワードに空き
は生じないが、2の倍数以外の、例えば3,5,9等の
場合空きのメモリワードが生じてしまうことになる。こ
の空きのメモリワードが生じないように多数のスイッチ
40_2,40_3,…を任意にオン,オフできるよう
に構成すると、制御線の本数が多数本となり、またそれ
らの制御線にスイッチ制御信号を出力する制御回路が複
雑となる。したがって、図7に示す方式は、データ線の
長さを任意に制御するには不向きである。
【0071】図8は、可変のデータ線を実現するもう一
つの方式を示した模式図である。多数のメモリワードに
亘ってデータ線32が延び、そのデータ線32に互いに
シリーズに接続された、最上端のメモリワードを除く他
のメモリワードそれぞれに対応する各スイッチ40_
2,40_3,40_4,…が備えられている点は図7
の場合と同じである。各メモリワードには、各属性格納
部11_1_1,11_2_1,11_3_1,…が備
えられており、それら属性格納部11_1_1,11_
2_1,11_3_1,…には、図示の各属性0,1,
2,3がそれぞれ格納されている。この例は、属性格納
部11_1_1,11_2_1,11_3_1,…に格
納された属性が属性0かそれ以外の属性1,2,3かに
応じて、属性0の場合は対応するスイッチをオフのまま
とし、それ以外の属性1,2,3の場合は対応するスイ
ッチをオンするように構成したものである。このように
構成すると、1つのデータ群を構成するデータの数がい
くつであっても、また、データ数の異なるデータ群が混
在していても、各データ群の先頭に属性0のデータを配
置することにより、自動的に過不足ない数のメモリワー
ド毎に切断されたデータ線が形成されることになる。
【0072】図9は、属性が‘0’かそれ以外かを判定
する属性判定回路の一例を示す回路図である。ここでは
属性0に‘000’が割り当てられており、属性格納部
11_i_1に格納された属性が属性0(‘000’)
の場合オアゲートから‘0’が出力され、したがってト
ランジスタ40で構成されたスイッチ40’はオフ状態
となり、そのトランジスタ40’の両側のデータ線が電
気的に切断される。属性格納部11_i_1に格納され
た属性が属性I以外の属性の場合はオアゲートから
‘1’が出力され、トランジスタ40はオン状態とな
り、そのトランジスタの両側のデータ線が接続される。
【0073】このように、図6に示す実施例において、
1つのデータ群を構成するデータの数に応じてデータ線
32_1,32_2,…の長さを調整することもでき
る。もちろん、属性データを利用するのではなく、専用
の制御線または、新たな属性ビットによってスイッチを
制御することによりデータ線の長さを調整してもよいこ
とはいうまでもない。
【0074】図10は、本発明の第4の連想メモリの一
実施例の機能ブロック図、図11は、本発明の第4の連
想メモリにおける、検索時の制御データの指定方法を示
す機能ブロック図である。この連想メモリを構成する多
数のメモリワードそれぞれには、上述した属性データに
相当するセグメントデータと通常のデータとの双方が格
納される。またこの連想メモリには、本発明にいう検索
補助データレジスタの一例であるセグメントレジスタが
N個備えられており、また、本発明にいう検索補助デー
タレジスタの他の一例であるマスクレジスタもN個備え
られている。
【0075】これらのセグメントレジスタのいずれか、
あるいはマスクレジスタのいずれかにセグメントデータ
あるいはマスクデータを書込む際は、書込もうとするデ
ータAを入力するとともにファンクションデータFUN
_DATA(図15参照)で書込むべきレジスタを指定
し、さらにWRITE信号を入力することにより、所望
のレジスタに所望のデータAが書込まれる。
【0076】また、この連想メモリには、それぞれに制
御データが格納される複数の制御データレジスタからな
るチャネル(本発明にいう制御データレジスタ群)が複
数個備えられている。各制御データレジスタに格納され
る制御データは、検索時にセグメントレジスタのいずれ
か、およびマスクレジスタのいずれかを指定するための
ものである。
【0077】各制御データレジスタに各制御データを書
込む際は、書き込もうとするデータAを入力するととも
に書き込もうとするチャネルを指定し、WRITE信号
を入力する。すると、データAが、制御データとして、
指定されたチャネルの空いている制御データレジスタ中
の、番号の一番若い制御データレジスタに格納される。
例えば初期化の後、チャネル1が1回目に指定された場
合は、チャネル1の(1)の制御データレジスタに制御
データが格納され、チャネル1が2回目に指定されたと
きはチャネル1の(2)の制御データレジスタに制御デ
ータが格納される。一方検索にあたっては図11に示す
ようにチャネル1を示すアドレスデータを入力し、かつ
所望のデータAを第1の参照データとして、検索を指示
するWRITE信号に同期して入力する。この時、各チ
ャネルはリセット信号よりリセットされていたとする
と、アドレスにより指示されたこのチャネル1の(1)
の制御データレジスタに格納された制御データが、N個
のセグメントレジスタのうちの、例えばセグメントレジ
スタ#2を指定し、かつN個のマスクレジスタのうち
の、例えばマスクレジスタ#3を指定する制御データで
あった場合は、入力されたデータAに、マスクレジスタ
#3に格納されたマスクレジスタによりマスクがかけら
れ、これにより生成されたデータとセグメントレジスタ
#2に格納されたセグメントデータとの双方からなる参
照データと、各メモリワードに格納された各格納データ
との一致比較が行われる。
【0078】次にアドレスデータとして前回と同一のア
ドレスデータ(チャネル1を指定するアドレスデータ)
を入力し、これとともに、参照データとして新たなデー
タBを入力し検索を指示すると、今度はチャネル1の
(2)の制御データレジスタに格納されている制御デー
タにより、N個のセグメントレジスタのうちの1つ、お
よびN個のマスクレジスタのうちの1つが指定される。
例えばチャネル1の(2)の制御データレジスタに格納
された制御データがセグメントレジスタ#1およびマス
クレジスタ#1を指定するものである場合、入力された
データBにマスクレジスタ#1に格納されたマスクデー
タによりマスクがかけられ、これにより生成されたデー
タと、セグメントレジスタ#1に格納されたセグメント
データとの双方からなる参照データと各メモリワードに
格納された各格納データとの一致比較が行われる。
【0079】以上のようにして、この図10および図1
1に示す連想メモリでは、各チャネルに、セグメントレ
ジスタとマスクレジスタを指定する制御データまたは、
セグメントデータやマスクデータを直接を複数格納して
おき、すなわち各チャネルに各検索モードを格納してお
き、検索にあたってチャネルを指定することにより、そ
の指定されたチャネルに格納された検索モードに従った
検索が行われる。図10および図11に示す連想メモリ
では、セグメントデータやマスクデータを検索毎に外部
から入力する必要がなく、検索モード(検索チャネル)
を表わすアドレスデータと参照データを順次入力するだ
けで一連の複数回の検索を行うことができ、検索の手順
が簡単化され、一連の検索が高速に行われる。
【0080】つまり、群構造をなすデータの検索に関し
て、本発明のような、連想メモリを用いて検索データを
格納し、且つ、複数回の連続検索に関して、使用順に検
索補助データをあらかじめ格納し、出力するプログラマ
ブルシーケンスレジスタを有することで、外部からの参
照データのみを順次入力することで自動的に検索補助デ
ータが順次選択されることになる。本実施例では、シー
ケンスレジスタの2つの構成方法について第10,11
図および第13図(後述)を用いて述べてある。
【0081】また、図10および図11に示す連想メモ
リではm個の検索モードを同時に記憶しておくことがで
き、またその検索モードを書き換えることもでき、した
がって大きな自由度を持った連想メモリが実現する。図
12は、図10および図11に示す連想メモリで取扱う
データのデータ構造の一例を示した図である。
【0082】図示のような、例えばmビットパラレルの
データが矢印方向にシーケンシャルに入力されるものと
する。その一連のデータの集合を、ここではデータパケ
ットと称する。各データパケットの先頭には、データ通
信の手順等を示すプロコルが配置されており、本連想メ
モリではそのプロトコルの部分についてデータ検索を行
うものとする。あるデータパケットについてプロトコル
の部分のデータ検索が終了した時点では、そのデータ検
索に使用されたチャネル(例えばチャネル1;図10,
図11参照)は、そのチャネル1を構成する最後の制御
データレジスタが指定された状態にあり、したがってそ
のチャネル1を使用した次の検索を行う前に、そのチャ
ネル1を構成する最初の制御データレジスタが指定され
るようにリセットする必要がある。ところが、図12に
示すようなデータを取扱う場合、あるデータパケットの
プロトコルの部分の検索が終了した時点で自動的にリセ
ットすると、そのデータパケットの、そのプロトコルに
続く部分まで検索動作を行ってしまうことになる。そこ
で図11に示すように外部からリセット信号を入力する
ように構成し、データパケットが終了時点あるいは次の
データパケットの入力開始時点でリセットすることによ
り、上記のような不都合を避けることができる。
【0083】尚、上記実施例は制御データによりセグメ
ントレジスタとマスクレジスタとの双方が指定されるよ
うに構成されているが、セグメントレジスタのみを指定
するように構成してもよく、あるいはマスクレジスタの
みを指定するように構成してもよく、さらには、本発明
にいう検索補助データレジスタとして、セグメントデー
タ,マスクデータ以外の、検索を補助するための検索補
助データを格納するレジスタを備えてもよい。
【0084】図13は、本発明の第5の連想メモリの、
図10および図11に示す第4の連想メモリとの相違点
を示す、図11に相当する部分の機能ブロック図であ
る。図13に示す連想メモリには、複数のチャネルのう
ちいずれか1つのチャネルを指定するためのチャネル指
定データが格納される指定データレジスタが備えられて
いる。
【0085】したがって検索にあたっては、指定データ
レジスタにチャネル指定データを一度格納しておけばよ
く、後は参照データを順次入力するだけで一連の検索を
行うことができ、図10及び図11に示した連想メモリ
よりも検索のための手順が一層簡単化される。このチャ
ネル指定をレジスタやアドレスでするのではなく、専用
制御端子あるいは、それらを組合せて行ってもよいこと
は、いうまでもない。
【0086】また、これらのプログラマブルシーケンサ
による検索簡易化手段は、本発明の群データのフレキシ
ブルで高速な検索を行う上で極めて重要な役割を果たす
ものである。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
群構造のデータの格納、検索を効率的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のメモリ構造図である。
【図2】連想メモリのブロック図である。
【図3】本発明の第1の連想メモリの一実施例の、1つ
のメモリワードの構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の連想メモリのメモリ構造図であ
る。
【図5】本発明の第2の連想メモリの一実施例の、特徴
的な部分を示した部分回路図である。
【図6】本発明の第3の連想メモリの一実施例を示すブ
ロック図である。
【図7】可変長のデータ線を実現する一つの方式を示し
た模式図である。
【図8】可変のデータ線を実現するもう一つの方式を示
した模式図である。
【図9】属性が0かそれ以外かを判定する属性判定回路
の一例の回路図である。
【図10】第4の本発明の連想メモリの一実施例の機能
ブロック図である。
【図11】本発明の第4の連想メモリにおける、検索時
の制御データの指定方法を示す機能ブロック図である。
【図12】連想メモリで取扱うデータのデータ構造の一
例を示した図である。
【図13】本発明の第5の連想メモリの、図10および
図11に示す第4の連想メモリとの相違点を示す、図1
1に相当する部分の機能ブロック図である。
【図14】従来の連想メモリの一例を表わした回路ブロ
ック図である。
【図15】従来の連想メモリの機能ブロック図である。
【図16】連想メモリに記憶された、属性の付されたデ
ータの配列を示した図である。
【図17】データ拡張機能を備えた連想メモリの一例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10 連想メモリ 11_1,11_2,…,11_n メモリワード 11_1_1,11_2_1,…属性格納部 11_1_2,11_2_2,…データ格納部 12 参照データレジスタ 13 マスクデータレジスタ 14_1,14_2,… 一致線 15_1,15_2,…,15_n 一致フラグレジス
タ 16 プライオリティエンコーダ 17,17a,17b,17_1,17_2,… アド
レスデコーダ 18_1,18_2,… ワード線 19 出力データレジスタ 20_1,20_2,… アンドゲート 21_1,21_2,… オアゲート 23_1,23_2,… 第1のフラグレジスタ 24_1,24_2,… 第1のフラグレジスタ 25 一致結果ラッチ制御線 30 一致検出回路 30_1,30_2,… 属性一致線 31 一致検出アンプ 31_1,31_2,… 第3のフラグレジスタ 32_1,32_2,… データ線 33_1,33_2,… 第1スイッチ 34_1,34_2,… 第2スイッチ 40,40a,40b 検索アドレス範囲設定回路 120 属性ビットセル群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平6−54140 (32)優先日 平成6年3月24日(1994.3.24) (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 15/00 - 15/06 G06F 17/30 WPI(DIALOG)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列された複数の各メモリワードそれぞ
    れに各ディジタルデータを記憶しておき、参照データが
    入力され、入力された参照データの全部もしくは所定の
    一部のビットパターンと一致するビットパターンを有す
    るディジタルデータが記憶されたメモリワードを検索す
    る連想メモリにおいて、 前記各メモリワードが、各ディジタルデータを記憶する
    第1の領域と、該第1の領域に記憶されるディジタルデ
    ータの属性を表わす属性データが該各メモリワードのア
    ドレス順に属性の数に応じた周期で循環的に繰返すビッ
    トパターンを有することを特徴とする連想メモリ。
  2. 【請求項2】 前記各メモリワードが、該各メモリワー
    ドのアドレス順に属性の数に応じた周期で循環的に繰り
    返すビットパターンを有する属性データを、該各メモリ
    ワードを構成する各第2の領域に固定的に記憶するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の連想メモリ。
  3. 【請求項3】 複数のデータ群それぞれに属する複数の
    格納データを各格納データ毎に記憶する複数のメモリワ
    ード、および所定のメモリワードに記憶された格納デー
    タと入力された参照データとの一致が検出されたとき
    に、該所定のメモリワードに対応する一致線に一致を表
    わす一致信号を出力する第1のモードと、今回の検索時
    に所定のメモリワードにおいて前記一致が検出され、か
    つ、前回の検索時に、前記所定のメモリワードに記憶さ
    れた格納データが属するデータ群を構成する格納データ
    をそれぞれ記憶する任意のメモリワードにおいて一致が
    検出されていたときに、前記所定のメモリワードに対応
    する一致線に一致信号を出力する第2のモードとを有す
    る一致検出回路を備えたことを特徴とする連想メモリ。
  4. 【請求項4】 各々が、属性とデータとのペアからなる
    複数の格納データの集合からなる複数のデータ群それぞ
    れに属する複数の格納データを各格納データ毎に記憶す
    る複数のメモリワード、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶された
    格納データ中の属性と、入力された、属性とデータとの
    ペアからなる参照データ中の属性との一致不一致を検出
    する属性一致検出回路、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶され
    た、属性とデータとのペアからなる格納データ中のデー
    タと、入力された、属性とデータとのペアからなる参照
    データ中のデータとの一致不一致を検出するデータ一致
    検出回路、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、前記格納データと前記参照データとの一致不一致の
    情報を格納するレジスタ、 同一の前記データ群を構成する各格納データをそれぞれ
    記憶するメモリワードからなるメモリワード群毎に備え
    られたデータ線、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応する前記属性一致検出回路により今回の検索時
    に属性の一致が検出されたことを受けて、対応する前記
    レジスタに前回の検索時に格納された一致もしくは不一
    致の検索結果を前記データ線に伝達する第1のスイッチ
    回路、および前記複数のメモリワードそれぞれに対応し
    て備えられた、対応する前記属性一致検出回路および前
    記データ一致検出回路により今回の検索時にデータの一
    致が検出され、かつ、前記データ線に前回の検索時にお
    ける一致を表わす情報が出力されているときに、対応す
    る前記レジスタに今回の検索における一致を表わす情報
    を伝達するゲート回路を具備することを特徴とする連想
    メモリ。
  5. 【請求項5】 各々が、属性とデータとのペアからなる
    複数の格納データの集合からなる複数のデータ群それぞ
    れに属する複数の格納データを各格納データ毎に記憶す
    る複数のメモリワード、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶された
    格納データ中の属性と、入力された、属性とデータとの
    ペアからなる参照データ中の属性との一致不一致を検出
    する属性一致検出回路、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して記憶され
    た、属性とデータとのペアからなる格納データ中のデー
    タと、入力された、属性とデータとのペアからなる参照
    データ中のデータとの一致不一致を検出するデータ一致
    検出回路、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、前記格納データと前記参照データとの一致不一致の
    情報を格納するレジスタ、 同一の前記データ群を構成する各格納データをそれぞれ
    記憶するメモリワードからなるメモリワード群毎に備え
    られたデータ線、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応する前記属性一致検出回路により検索時に属性
    の一致が検出されたことを受けて、対応する前記レジス
    タの一致もしくは不一致の検索結果を前記データ線に伝
    達する第1のスイッチ回路、 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応する前記属性一致検出回路および前記データ一
    致検出回路により今回の検索時に属性及びデータの双方
    の一致が検出され、かつ、前記データ線に前回の検索時
    における一致を表わす情報が出力されているときに、対
    応する前記レジスタに今回の検索における一致を表わす
    情報を伝達するゲート回路、および 前記複数のメモリワードそれぞれに対応して備えられ
    た、対応する前記属性一致検出回路により今回の検索時
    に属性の一致が検出されたことを受けて、前記データ線
    に出力されている前回の検出時における一致もしくは不
    一致を表わす情報を対応する前記ゲート回路に伝達する
    第2のスイッチ回路を具備することを特徴とする連想メ
    モリ。
  6. 【請求項6】 前記複数のメモリワードそれぞれに対応
    して備えられた、対応するメモリワードに記憶された格
    納データ中の属性が所定の属性であるか否かを判別する
    属性判別回路を具備し、かつ前記データ線が、複数の前
    記メモリワード群に跨って互いに隣接する前記メモリワ
    ード間で、前記複数のメモリワードそれぞれに対応して
    備えられた第3のスイッチ回路を介してシリーズに接続
    される構成を備えたことを特徴とする請求項4又は5記
    載の連想メモリ。
  7. 【請求項7】 前記第3のスイッチ回路が、上記属性判
    別回路または各メモリワード毎に備えられたデータ線接
    続制御回路で制御されることを特徴とする請求項6記載
    の連想メモリ。
  8. 【請求項8】 複数の各メモリワードそれぞれに各格納
    データを記憶しておき、複数の参照データが順次入力さ
    れ、この順次入力される参照データと結合することによ
    り各格納データと比較される参照データを生成するため
    の各検索補助データを順次出力する検索補助データ順次
    出力手段を有し、所定の格納データが記憶されたメモリ
    ワードの検索を行う連想メモリであって、 前記検索補助データ順次出力手段は、 一連の検索補助データを格納する検索補助データレジス
    タ群と、 前記検索補助データレジスタ群を指示制御する制御手段
    を有し、 前記制御手段には、アドレスが定義され、前記参照デー
    タとともに前記アドレスを表わすアドレスデータが入力
    され、参照データとともに入力されるアドレスデータと
    前記検索の回数とに基づいて、該アドレスデータにより
    指定される前記制御手段によって前記検索補助データを
    順次出力するものである ことを特徴とする連想メモリ。
  9. 【請求項9】 複数の各メモリワードそれぞれに各格納
    データを記憶しておき、複数の参照データが順次入力さ
    れ、この順次入力される参照データと結合することによ
    り各格納データと比較される参照データを生成するため
    の各検索補助データを順次出力する検索補助データ順次
    出力手段を有し、所定の格納データが記憶されたメモリ
    ワードの検索を行う連想メモリであって、 前記検索補助データ順次出力手段は、 一連の検索補助データを格納する検索補助データレジス
    タ群と、 前記検索補助データレジスタ群を指示制御する制御手段
    と、 前記制御手段を指定するチャネル指定データレジスタと
    を有し、 この指定レジスタに格納されたチャネル指定データレジ
    スタによって指定される前記制御手段と、参照データの
    入力による前記検索の回数とに基づいて、前記検索補助
    データを順次出力することを特徴とする連想メモリ。
  10. 【請求項10】 複数の各メモリワードそれぞれに各格
    納データを記憶しておき、複数の参照データが順次入力
    され、この順次入力される参照データと結合することに
    より各格納データと比較される参照データを生成するた
    めの各検索補助データを順次出力する検索補助データ順
    次出力手段を有し、所定の格納データが記憶されたメモ
    リワードの検索を行う連想メモリであって、 前記検索補助データ順次出力手段の前記検索補助データ
    の出力順を初期化するシーケンスリセット信号を入力す
    るリセット端子を備えたことを特徴とする連想メモリ。
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