JP3130711U - 血液濾過フィルタ及び血液濾過器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部(6)と底面部(4)及び当該底面部(4)に周設した側壁部(5)とからなる本体(2)を有し、かつ前記底面部(4)に血液濾過部材(7)を装着し、前記側壁部(5)下部と前記血液濾過部材(7)の間の底面内周縁部(9)の少なくとも一部に、血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定可能なスケール(10)を装着した血液濾過フィルタ(1)。
【選択図】図1
Description
血栓吸引カテーテルを用いた術後、カルテ等に記録したりするために、血液吸引用シリンジ内に捕集した血栓やコレステロール等の生物由来物質の混入した血液を、付属の血液濾過フィルタで濾過して、除去した血栓等の凝集物の大きさを測定することもあるが、その際には、別途に測定機器等を準備して測定しなければならなかった。
しかし、フィルタによる血液の濾過という点においては共通しているものの、その目的、用途、仕様などは、本考案の提供する血液濾過フィルタとは全く異なるものであり、特許文献1の血液回収装置では、前述のような従来の課題を解決できない。
前記側壁部(5)下部と前記血液濾過部材(7)の間の底面内周縁部(9)の少なくとも一部に、血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定可能なスケール(10)を装着した血液濾過フィルタ(1)を提供する。
[2]本考案は、開口部(6)と底面部(4)及び当該底面部(4)に周設した側壁部(5)とからなる本体(2)を有し、かつ前記底面部(4)に血液濾過部材(7)を装着した血液濾過フィルタ(1a)と、
前記血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定するスケール(11)とからなる血液濾過器具を提供する。
[3]本考案は、前記スケール(11)が、前記血液濾過フィルタ(1a)の下部に配置して、血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定可能な方眼シートである[2]に記載の血液濾過器具を提供する。
[血液濾過フィルタ1]
血液濾過フィルタ1(以下、単にフィルタ1と略記する)は、図1に例示するように、開口部6と底面部4及び底面部4の周囲を取り囲むように立ち上げて形成(周設)した側壁部5とからなる本体12を有し、かつ底面部4に血液濾過部材7を装着している。
さらに側壁部5下部と血液濾過部材7の間の底面内周縁部9の少なくとも一部に、血液濾過部材7で捕捉された血液成分の大きさを測定するスケール10を装着している。
本体2上部は開口部6となって開放され、本体2下部は底面部4となって閉塞されている。さらに側壁部5上端から外側に向けて翼部8と鍔部8aを延設している。
本考案の血液濾過フィルタ1は、例えば血栓吸引カテーテルで吸引した血液を血液濾過部材7で濾過して、血液濾過部材7に残った血栓等を観察することで、どのようなものが捕捉・除去できたかを容易に確認することができる。例えば、血栓吸引カテーテルの付属品として、血栓吸引カテーテルのケースに付属されているものである。
血液濾過フィルタ1の本体2は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ABS等の合成樹脂を用いて形成する。
スケール10は、図1及び図2に例示するように側壁部5下部と血液濾過部材7の間の底面内周縁部9の少なくとも一部に、装着している。
このスケール10は、血栓吸引カテーテルで採取した血液を血液濾過部材7で濾過した際、血液濾過部材7に残った血栓やコレステロール等の生物由来物質のサイズを測定するためのものである。
底面内周縁部9にスケール10を付することで、血液の濾過作業と同時に血栓等のサイズを即座に測定することができる。
スケール10は、底面内周縁部9に直接刻印してもよいし、または印刷手段により、印字してもよい。また図1、図2では底面内周縁部9の一部(四分割した対向する二面)のみに付されているが、底面内周縁部9の全周に付してもよいし、一部分のみでもよい。また血液濾過部材7に直接目盛りを印刷してもよい。
図1から図5に例示した血液濾過フィルタ1の代わりに、同じ目的で、血液濾過器具が使用できる。すなわちスケール10を血液濾過フィルタ1に装着する代わりに、付属または外付けのスケール11にしたものである。
血液濾過器具は、開口部6と底面部4及び当該底面部4に周設した側壁部5とからなる本体2を有し、かつ前記底面部4に血液濾過部材7を装着した血液濾過フィルタ1aと、血液濾過部材7で捕捉された血液成分の大きさを測定するスケール11とから構成される。
血液濾過フィルタ1aは、図1から図5に例示した血液濾過フィルタ1の底面内周縁部9に装着したスケール10を削除したものである。
スケール11は、血液濾過フィルタ1の下部に配置して、血液濾過部材7で捕捉された血液成分の大きさを測定可能な方眼シートである。
「方眼シート」の一例として、ポリエステルやその他合成樹脂製といった、液体に比較的強いシートに方眼の目盛を付した方眼シートを、血液濾過フィルタ1の付属品として作成し、血液濾過後の血液濾過フィルタ1を直接方眼シートの上に置くことで、血液濾過部材7内の血栓等のサイズを簡便に測定することが可能である。方眼シートは、血液濾過フィルタ1を載置できる程度の面積、具体的には、少なくとも血液濾過フィルタ1の底面部4がはみ出ることのない十分な面積を有するものが好ましい。
底面部4には、図2のように、血栓吸引カテーテル等で採取した血液を濾過するための血液濾過部材7を形成している。血液濾過部材7は、底面内円周部9以外の底面部4全体にわたって形成される。
血液濾過部材7は、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂により、例えば図5のように格子状に形成し、底面部にインサート成型により固定している。血液濾過部材7の網目の幅Wは、概ね30〜50μm程度が好ましく、40μmがより好ましい。この血液濾過部材7の網目があまりに小さいと、粘度のある血液が目詰まりを起こしたりして、濾過しにくく、逆に網目が大きすぎると、血栓の小さな塊なども濾過してしまうので好ましくない。
翼部8は、側壁部5上端から外側に向けて延設している、すなわち開口部6外縁に、外側に張り出して形成しているので、血液を濾過する作業の際や、血液濾過フィルタ1自体を移動させるときなどにも、この翼部8を持つことで安定して濾過作業をしたり移動させたりすることができる。翼部8は、一つでもよいが、例えば図1〜図3のように、二つの翼を対称的に形成した方が、載置して作業を行う時や適当な大きさのプラスチック製容器に等に引掛けて使用するときなどにも、より安定感があり、作業を行い易く、使い勝手がよい。
2 本体
4 底面部
5 側面部
6 開口部
7 血液濾過部材
8 翼部
8a 鍔部
9 底面内周縁部
10 スケール
W 血液濾過部材7の網目の幅
Claims (3)
- 開口部(6)と底面部(4)及び当該底面部(4)に周設した側壁部(5)とからなる本体(2)を有し、かつ前記底面部(4)に血液濾過部材(7)を装着し、
前記側壁部(5)下部と前記血液濾過部材(7)の間の底面内周縁部(9)の少なくとも一部に、血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定可能なスケール(10)を装着したことを特徴とする血液濾過フィルタ(1)。 - 開口部(6)と底面部(4)及び当該底面部(4)に周設した側壁部(5)とからなる本体(2)を有し、かつ前記底面部(4)に血液濾過部材(7)を装着した血液濾過フィルタ(1a)と、
前記血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定するスケール(11)とからなる血液濾過器具。 - 前記スケール(11)が、前記血液濾過フィルタ(1a)の下部に配置して、血液濾過部材(7)で捕捉された血液成分の大きさを測定可能な方眼シートであることを特徴とする請求項2に記載の血液濾過器具。
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JP2007000333U JP3130711U (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 血液濾過フィルタ及び血液濾過器具 |
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JP3130711U true JP3130711U (ja) | 2007-04-05 |
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Family Applications (1)
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2007
- 2007-01-25 JP JP2007000333U patent/JP3130711U/ja not_active Expired - Lifetime
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