JP3129868B2 - 光スイッチ及び光スイッチング方法 - Google Patents

光スイッチ及び光スイッチング方法

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JP3129868B2
JP3129868B2 JP34927492A JP34927492A JP3129868B2 JP 3129868 B2 JP3129868 B2 JP 3129868B2 JP 34927492 A JP34927492 A JP 34927492A JP 34927492 A JP34927492 A JP 34927492A JP 3129868 B2 JP3129868 B2 JP 3129868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバや平面導波
路等の光導波路を他の光導波路に光学的に結合させる光
スイッチ及び光スイッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信システムにおいては、多数の光フ
ァイバ心線を有する光ケーブルが用いられ、また、これ
らの光ファイバ心線の保守・管理等のために光線路試験
システムが設けられている。光線路試験システムでは、
OTDR(Optical Time Domain Reflectometer )等の
試験器から延びる試験器側光ファイバを、光スイッチを
用いて光ケーブル内の所望の光ファイバ心線に接続し、
バックスキャッタリング法等によって当該光ファイバ心
線の状態を検査するようにしている。
【0003】光線路試験システムで用いられる従来の光
スイッチとしては、光コネクタを用いて機械的に光ファ
イバ同士を接続するものがある。この光スイッチは、光
ケーブル内の各光ファイバ心線を分岐する光カプラと、
光カプラにより分岐された光ファイバの端部のそれぞれ
に取り付けられた光コネクタ(光ケーブル側コネクタ)
と、試験器側の光ファイバの端部に取り付けられた光コ
ネクタ(試験器側コネクタ)とを備えている。光ケーブ
ル側コネクタはボードプレートに一定ピッチで配列され
ている。試験器側コネクタはXYZステージに搭載さ
れ、試験時にXYZステージを駆動することで、試験器
側コネクタを所望の光ケーブル側コネクタに結合させ、
試験器側光ファイバと光ケーブル側光ファイバとを接続
するのである。
【0004】また、従来の光スイッチには、光コネクタ
を用いない非接触式のものも提案されている。この非接
触式光スイッチの原理は次の通りである。即ち、試験器
側光ファイバからセンシング光を発して所望の光ケーブ
ル側光ファイバのコアに入射させ、この光ファイバ中の
フォルタやコアの末端の端面等からの戻り光を再び試験
器側光ファイバで受光した後にそれを分離検出する。そ
して、この検出値に基づき、試験器側光ファイバの先端
をXYステージにより移動させ、光ファイバ同士の調心
を行い、両者を光学的に結合させるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光コネクタを用いた従
来の光スイッチの場合、光コネクタ間の位置決めはガイ
ドピンや割りスリーブによる物理的接触により行われ
る。しかし、ガイドピンや割りスリーブに接触する部分
は光ファイバの切換えを繰り返すうちに摩耗し、位置合
わせ精度が低下する等、信頼性や耐久性の面で問題があ
る。
【0006】一方、センシング光を用いる光スイッチの
場合、位置調整は非接触で行われるので、摩耗等の問題
はない。しかしながら、光ケーブル側光ファイバからの
戻り光のバワーレベルは光ケーブル内での光ファイバの
接続状態によってばらつくため、光スイッチ側の検出手
段でこのばらつきに対応し常に安定した調心を行うこと
は困難であった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、常に高精度の調心が可能な、センシング光を
用いた非接触式の光スイッチ及び光スイッチング方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の光導波路を第2の光導波路に光学
的に結合させる光スイッチにおいて、第1の光導波路の
端面及び第2の光導波路の端面の間の相対位置を変更す
る位置変更手段と、第1の光導波路にセンシング光を入
射するセンシング光源と、第1の光導波路から出射され
前記第2の光導波路に入射された前記センシング光を分
岐する光分岐手段と、光分岐手段により分岐されたセン
シング光を導く分岐光導波路と、分岐光導波路から出射
されたセンシング光の光量を検出する光検出手段と、光
検出手段により検出された光量が最大となるように第1
の光導波路の端面及び第2の光導波路の端面の間の相対
位置を調整すべく、位置変更手段を制御する制御手段
と、を備えることを特徴としている。
【0009】そして、第2の光導波路の先端と分岐光導
波路の先端を一定のピッチでボードプレートに取り付
け、前記の位置変更手段は、ボードプレートに対して平
行に移動可能であり第1の光導波路の先端を保持するこ
とのできる可動ヘッドを有するXYステージとしたこと
を特徴としている。
【0010】ここで、光導波路とは光ファイバや平面導
波路等をいう。
【0011】また、光検出手段の受光部をXYステージ
の可動ヘッドに取り付け、この受光部と第1の光導波路
の先端との間のピッチを、第2の光導波路の先端と分岐
光導波路の先端との間のピッチと同じピッチとすれば、
対応の分岐光導波路から出射されたセンシング光を確実
に検出することができる。
【0012】更に、請求項3に記載のように、分岐光導
波路から出射されたセンシング光を反射し、その反射さ
れたセンシング光を逆行させ、第2の光分岐手段により
分離した後に、光量検出する手段を採っても良い。
【0013】センシング光は専用のセンシング光源から
取り出すこととしても良いが、OTDRのように光源を
有する光機器が第1の光導波路に接続されている場合
は、その光源からの光を利用することも可能である。
【0014】本発明は、1×1光スイッチのみならず、
第2の光導波路が複数本ある場合の1×N光スイッチに
も適用可能である。1×N光スイッチの場合、複数本の
第2の光導波路の先端を一定のピッチでボードプレート
に取り付けることで、一の第2の光導波路と第1の光導
波路との間の調心を行うことで、第1の光導波路に隣接
した設けた第3の光導波路と別の第2の光導波路とを光
学的に結合させることが可能となる。
【0015】請求項1に記載の発明による光スイッチに
おいては、第1の光導波路にセンシング光を伝搬させ、
第2の光導波路に入射させる。そして、このセンシング
光を分岐して取り出し、その光量を検出することで第1
の光導波路と第2の光導波路との相対位置を判断し、更
に制御装置で位置調整を行うことで調心できるようにし
ている。
【0016】即ち、第1の光導波路の端面を前記第2の
光導波路の端面に対向配置する第1のステップと、第1
の光導波路にセンシング光を入射して、この第1の光導
波路の端面から第2の光導波路の端面に向けてセンシン
グ光を出射する第2のステップと、第2の光導波路に入
射された前記センシング光を分岐する第3のステップ
と、第3のステップで分岐されたセンシング光の光量を
検出する第4のステップと、第1の光導波路の端面及び
第2の光導波路の端面の間の相対位置を微調整する第5
のステップと、第4のステップで検出される光量が最大
となるまで、第1のステップから第5のステップまでを
繰り返す第6のステップとから成る光スイッチング方法
を実施することで、完全な調心状態で第1の光導波路と
第2の光導波路とが光学的に結合される。
【0017】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明する。尚、図中、同一又は相当部分には
同一符号を付することとする。
【0018】図1に示す本発明による光スイッチ1は、
光通信システムにおける光ケーブル2内の光ファイバ心
線3にOTDR等の試験器4を選択的に接続するための
ものである。図示実施例においては、この光スイッチ1
は、加入者側光ケーブル2a内の光ファイバ心線3aを
試験するように接続されている。
【0019】加入者側光ケーブル2a内の各光ファイバ
心線3aと、それに対応する局側光ケーブル2b内の各
光ファイバ心線3aとの間には、2×2形の光方向性結
合器ないしは光カプラ(光分岐手段)5が介設されてい
る。即ち、各光カプラ5の端子5aには局側光ケーブル
2bの一の光ファイバ心線3bが接続され、他側の端子
5bには加入者側光ケーブル2a内の一の光ファイバ心
線3aが接続されている。
【0020】また、光カプラ5の局側の端子5cには、
試験器4からの試験光を導くための光ファイバ6が接続
されている。ここで、この光ファイバ6と、これに光カ
プラ4を介して接続される光ファイバ心線3aとを併せ
て被試験光ファイバ(第2の光導波路)7と称すること
とする。
【0021】光カプラ5の残る端子5dには、前記被試
験光ファイバ7に入射した光を分岐して導く分岐光ファ
イバ(分岐光導波路)8が接続されている。
【0022】被試験光ファイバ7及び分岐光ファイバ8
の先端は、それらの端面が一側に突出するようにして1
枚のボードプレート9にマトリックス状に固定されてい
る。各被試験光ファイバ7と、それに光学的に連通して
いる対応の分岐光ファイバ8との先端同士のピッチP1
は一定に定められている。また、被試験光ファイバ7同
士も一定のピッチP2 で配置されている。従って、分岐
光ファイバ8同士もピットP2 と同ピッチで配列され
る。
【0023】ボードプレート9の正面にはXYステージ
10が配設されている。XYステージ10は可動ヘッド
11を備え、この可動ヘッド11はボードプレート9の
一側の面(光ファイバ7,8の先端が突出する側の面)
に対し、比較的近接した状態で平行に移動することがで
きる。
【0024】試験器4からは試験器側光ファイバ(第1
の光導波路)12が延びている。この試験器側光ファイ
バ12の先端はXYステージ10の可動ヘッド11に取
り付けられており、その端面はボードプレート9に向け
られている。従って、可動ヘッド12を移動させること
により、試験器側光ファイバ12の端面を任意の被試験
光ファイバ7の端面に近接状態で対向配置することがで
きる。
【0025】試験器側光ファイバ12の中間部には2×
1形の光カプラ13が介設されており、この光カプラ1
3には光ファイバ14を介してセンシング光源15が接
続されている。センシング光源15から発せられたセン
シング光は、光ファイバ14及び光カプラ13を経て試
験器側光ファイバ12に入射され、その端面からボード
プレート9に向かって出射される。
【0026】また、XYステージ10の可動ヘッド11
には、光量を検出するための光検出器(光検出手段)1
6が取り付けられている。この光検出器16の受光面は
ボードプレート9に向けられており、試験器側光ファイ
バ12の先端との間のピッチP3 は、被試験光ファイバ
7と分岐光ファイバ8との間のピッチP1 と実質的に同
一とされている。これにより、試験器側光ファイバ12
の端面を一の被試験光ファイバ7′(他の被試験光ファ
イバと区別するため、以下、特定の光ファイバの参照符
号には「ダッシュ」を付することとする)の端面と正対
させた場合、その被試験光ファイバ7′に対応する分岐
光ファイバ8′の端面の正面に光検出器16の受光面が
配置されることとなる。尚、光検出器16の受光面は分
岐光ファイバ8のコアよりも僅かに大きくされるのが好
適である。
【0027】光検出器16は、信号処理回路17を介し
て、マイクロコンピュータ等の制御装置18の入力部に
接続されている。また、制御装置18の出力部は、ステ
ージ駆動回路19を介して、XYステージ10の駆動装
置(図示しない)に接続されており、この制御装置19
からの制御信号に応じて可動ヘッド11の位置が適宜変
更される。
【0028】次に、このような構成の光スイッチ1にお
いて、本発明による光スイッチング方法について説明す
る。
【0029】まず、制御装置19からの制御信号により
XYステージ10の可動ヘッド11を移動させ、試験を
行うべき被試験光ファイバ7′の端面のほぼ正面位置に
試験器側光ファイバ12の端面を配置させる。
【0030】次いで、センシング光源15からセンシン
グ光を発し、このセンシング光を試験器側光ファイバ1
2の端面から被試験光ファイバ7′の端面に向かって出
射する。このセンシング光は被試験光ファイバ7′に入
射した後、光カプラ5′により分岐され、その一部が分
岐光ファイバ8′を伝搬してその端面から出射する。分
岐光ファイバ8′の端面の正面には光検出器16の受光
面が配置されているので、出射されたセンシング光は光
検出器16の受光面に照射される。
【0031】光検出器16からは受光したセンシング光
の光量に対応する信号が出力され、その信号は信号処理
回路17によりデシタル信号に変換された後、制御装置
18に入力される。
【0032】図2は、被試験光ファイバ7及び試験器側
光ファイバ12の間の光軸ずれと、分岐光ファイバ8か
ら出射されるセンシング光の光量との関係を示すグラフ
であるが、この図から明らかなように、光軸ずれがない
場合に光量が最大となる。従って、制御装置18は光検
出器16からの信号に基づいて制御信号をステージ駆動
回路19からXYステージ10の駆動装置に出力し、X
Yステージ10の可動ヘッド11を微動させ、センシン
グ光の光量が最大となるところで可動ヘッド11を停止
させる。これにより、試験器側光ファイバ12と被試験
光ファイバ7′との光軸が正確に一致し、両光ファイバ
7′,12が光学的に結合される。
【0033】この後、OTDR等の試験器4に含まれる
光源20から試験光を発し、この試験光を試験器側光フ
ァイバ12から、結合された被試験光ファイバ7′に入
射させ、バックスキャッタリング法等により加入者側光
ケーブル2a内の光ファイバ心線3a′の試験を行う。
試験が終了したならば、必要に応じて上記工程を繰り返
し、別の被試験光ファイバ7に試験器側光ファイバ12
を接続する。
【0034】上記実施例ではセンシング光源15を設
け、このセンシング光源15から発せられたセンシング
光を光カプラ13を通して試験器側光ファイバ12に入
射させることとしている。しかしながら、センシング光
は試験器4の光源20から発せられる試験光を利用して
も良い。図3は、センシング光源は用いずに、OTDR
等の試験器4が通常有する光源20を利用した実施例を
示している。この場合、試験を開始する前に試験器4の
光源20を点灯すると、その光は試験器側光ファイバ1
2から被試験光ファイバ7′に入射され、前記のセンシ
ング光源15からのセンシング光と同等の働きを有する
こととなる。尚、図3の実施例において、図1の実施例
と同一又は相当部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
【0035】図4は本発明による光スイッチ1の更に別
の実施例を示している。この実施例は、光検出器16が
XYステージ10の可動ヘッド11に設けられていない
点で、図1及び図3に示す前記実施例と異なっている。
この実施例では、前記実施例で光検出器16が取り付け
られていた可動ヘッド11の位置に反射鏡(光反射手
段)21が取り付けられている。そして、光検出器16
は、センシング光源15と光カプラ13との間の光ファ
イバ14中に介設された2×1形の光カプラ(第2の光
分岐手段)22に接続されている。
【0036】この構成においては、XYステージ10の
可動ヘッド11を移動させて、一の被試験光ファイバ
7′の端面に対して試験器側光ファイバ12の端面を対
向配置させた後、センシング光源15からセンシング光
を発すると、そのセンシング光は光ファイバ14、光カ
プラ13及び試験器側光ファイバ12を通って被試験光
ファイバ7′に入射される。被試験光ファイバ7′に入
射されたセンシング光は光カプラ5′で分岐された後、
分岐光ファイバ8′に導かれ、その端面から反射鏡21
に向かって出射される。
【0037】分岐光ファイバ8′から出射されたセンシ
ング光は反射鏡21で反射された後、再度、同分岐光フ
ァイバ8′に入射され、光カプラ5′を経て被試験光フ
ァイバ7′の端面から出射し、試験器側光ファイバ12
の端面に入射される。この反射された戻りセンシング光
は光カプラ13によりその一部が光ファイバ14に分岐
され、更に光カプラ22により分岐されて光検出器16
で検出される。
【0038】このようにして検出された戻りセンシング
光の光量も、試験器側光ファイバ12と被試験光ファイ
バ7′との間の光軸ずれがない場合に最大となるので、
光検出器16から信号に基づき、制御装置18はステー
ジ駆動回路19を介してXYステージ10の駆動装置を
制御して可動ヘッド11の位置を微調整する。これによ
り、試験器側光ファイバ12と被試験光ファイバ7′と
は極めて結合損失の少ない状態で光学的に結合される。
【0039】上記の3つの実施例では、センシング光を
試験器側光ファイバ12に導き入れる構成を採ってい
る。しかし、複数本の被試験光ファイバ7の先端が一定
のピッチでボードプレート9に取り付けられている場
合、図5に示すように、試験器側光ファイバ12とは別
個に、センシング光を出射するためのセンシング光用光
ファイバ25をXYステージ10の可動ヘッド11に設
けても良い。この場合、試験器側光ファイバ12の先端
とセンシング光用光ファイバ25の先端との間のピッチ
4 は、被試験光ファイバ7の先端間のピッチP2 と同
一とする必要がある。
【0040】図5に示す実施例では、センシング光源1
5から発せられたセンシング光は、センシング光用光フ
ァイバ25から一の被試験光ファイバ7′に入射され、
上記の実施例と同様にして、当該被試験光ファイバ7′
とセンシング光用光ファイバ25との光軸を一致させる
ことができる。センシング光用光ファイバ25と試験器
側光ファイバ12との間のピッチP4 と、被試験光ファ
イバ7同士のピッチP2 とは等しいため、両光ファイバ
7′,25の光軸が一致した際、両光ファイバ7′25
に隣接する被試験光ファイバ7″と試験器側光ファイバ
12とが正確に調心された状態で光学的に結合されるこ
ととなる。
【0041】上記実施例はすべて1×N光スイッチにつ
いてであるが、本発明はM×N(M>1)光スイッチに
も適用可能であることは、当業者であれば容易に理解さ
れよう。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明による光スイッチ
は、センシング光を用いた非接触式の光スイッチである
ので、従来の光コネクタを用いた接触式光スイッチにお
ける摩耗による結合不良等の問題点はない。
【0043】また、従来の非接触式光スイッチでは、セ
ンシング光を第2の光導波路(被試験光ファイバ)に入
射させ、その戻り光を用いて調心を行っていたため、戻
り光の強度や光量が第2の光導波路の接続状態等によっ
て大きく変動し、安定した検出結果が得られなかった。
そのため、従来においては、戻り光の検出回路にはレン
ジ切替手段等を設けておき、適宜、レンジを切り替える
必要があった。しかし、本発明では、第2の光導波路に
入射したセンシング光を光カプラ等の光分岐手段で取り
出すこととしているので、取り出されたセンシング光は
第2の光導波路の接続状態等に影響されず、光検出手段
による検出結果も安定したものとなる。従って、レンジ
切替えの手間も不要となる。よって、本発明によれば、
第1の光導波路と第2の光導波路とを常に正確に調心す
ることができ、結合損失の極めて少ない状態で光学的に
結合させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光スイッチの一実施例を示す構成
図である。
【図2】被試験光ファイバと試験器側光ファイバの間の
光軸ずれと、検出されたセンシング光の光量との関係を
示すグラフである。
【図3】本発明による光スイッチの第2実施例を示す構
成図である。
【図4】本発明による光スイッチの第3実施例を示す構
成図である。
【図5】本発明による光スイッチの第4実施例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…光スイッチ、2…光ケーブル、3…光ファイバ心
線、4…試験器、5…光カプラ、7…被試験光ファイ
バ、8…分岐光ファイバ、9…ボードプレート、10…
XYステージ、11…可動ヘッド、12…試験器側光フ
ァイバ、15…センシング光源、16…光検出器、18
…制御装置、20…光源、21…反射鏡、22…光カプ
ラ、25…センシング光用光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 勤 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 畑 洋一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 三川 泉 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−143221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の光導波路を第2の光導波路に光学
    的に結合させる光スイッチにおいて、 前記第1の光導波路の端面と前記第2の光導波路の端面
    との間の相対位置を変更する位置変更手段と、 前記第1の光導波路にセンシング光を入射するセンシン
    グ光源と、 前記第1の光導波路から出射され前記第2の光導波路に
    入射された前記センシング光を分岐する光分岐手段と、 前記光分岐手段により分岐された前記センシング光を導
    く分岐光導波路と、 前記分岐光導波路から出射された前記センシング光の光
    量を検出する光検出手段と、 前記光検出手段により検出された光量が最大となるよう
    に前記第1の光導波路の端面と前記第2の光導波路の端
    面との間の相対位置を調整すべく、前記位置変更手段を
    制御する制御手段と、 を備え、 前記第2の光導波路の先端と前記分岐光導波路の先端と
    が一定のピッチでボードプレートに取り付けられてお
    り、前記位置変更手段が、前記ボードプレートに対して
    平行に移動可能であり前記第1の光導波路の先端を保持
    することのできる可動ヘッドを有するXYステージであ
    ることを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記光検出手段の受光部が前記XYステ
    ージの前記可動ヘッドに取り付けられ、該受光部と前記
    第1の光導波路の先端との間のピッチは、前記第2の光
    導波路の先端と前記分岐光導波路の先端との間の前記ピ
    ッチと同じピッチとしたことを特徴とする請求項1記載
    の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 第1の光導波路を第2の光導波路に光学
    的に結合させる光スイッチにおいて、 前記第1の光導波路の端面と前記第2の光導波路の端面
    との間の相対位置を変更する位置変更手段と、 前記第1の光導波路にセンシング光を入射するセンシン
    グ光源と、 前記第1の光導波路から出射され前記第2の光導波路に
    入射された前記センシング光を分岐する光分岐手段と、 前記光分岐手段により分岐された前記センシング光を導
    く分岐光導波路と、 前記分岐光導波路から出射された前記センシング光の光
    量を検出する光検出手段と、 前記光検出手段により検出された光量が最大となるよう
    に前記第1の光導波路の端面と前記第2の光導波路の端
    面との間の相対位置を調整すべく、前記位置変更手段を
    制御する制御手段と、 前記分岐光導波路から出射された前記センシング光を反
    射し、該分岐光導波路から前記第2光導波路を経て前記
    第1光導波路に入射させる光反射手段と、 前記第1光導波路に入射された前記反射されたセンシン
    グ光を分岐する第2の光分岐手段とを備え、 前記第2の光分岐手段により分岐された前記センシング
    光の光量を前記光検出手段により検出するようにしたこ
    とを特徴とする光スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第2の光導波路の先端と前記分岐光
    導波路の先端とは一定のピッチでボードプレートに取り
    付けられており、前記位置変更手段は、前記ボードプレ
    ートに対して平行に移動可能であり前記第1の光導波路
    の先端を保持することのできる可動ヘッドを有するXY
    ステージであることを特徴とする請求項3記載の光スイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記光反射手段は反射鏡であり、前記反
    射鏡は前記XYステージの前記可動ヘッドに取り付けら
    れ、該反射鏡と前記第1の光導波路の先端との間のピッ
    チは、前記第2の光導波路の先端と前記分岐光導波路の
    先端との間の前記ピッチと同じピッチとしたことを特徴
    とする請求項4記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記第1の光導波路の末端には光源を有
    する光機器が接続され、該光源からセンシング光を発す
    るようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記第2の光導波路は複数本あり、それ
    ぞれの先端が一定のピッチで前記ボードプレートに取り
    付けられていることを特徴とする請求項1又は4記載の
    光スイッチ。
  8. 【請求項8】 光機器が接続された第3の光導波路を備
    え、隣合う前記第2の光導波路の先端間の前記ピッチと
    同じピッチで、前記第3の光導波路の先端が前記第1の
    光導波路の先端に隣接して前記XYステージの前記可動
    ヘッドに取り付けられていることを特徴とする請求項7
    記載の光スイッチ。
  9. 【請求項9】 第1の光導波路を第2の光導波路に光学
    的に結合させる光スイッチング方法において、前記第1
    の光導波路の端面を前記第2の光導波路の端面に対向配
    置する第1のステップと、前記第1の光導波路にセンシ
    ング光を入射して、該第1の光導波路の端面から前記第
    2の光導波路の端面に向けて該センシング光を出射する
    第2のステップと、前記第2の光導波路に入射された前
    記センシング光を分岐する第3のステップと、前記第3
    のステップで分岐された前記センシング光を反射し、前
    記第2の光導波路の端面から前記第1の光導波路の端面
    に向けて出射する第4のステップと、前記第1の光導波
    路に入射された前記反射されたセンシング光の光量を検
    出する第5のステップと、前記第1の光導波路の端面と
    前記第2の光導波路の端面との間の相対位置を微調整す
    る第6のステップと、前記第5のステップで検出される
    光量が最大となるまで、前記第1のステップから前記第
    6のステップまでを繰り返す第7のステップと、を備え
    ることを特徴とする光スイッチング方法。
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