JP3129462B2 - エクダイソンの製造方法 - Google Patents

エクダイソンの製造方法

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JP3129462B2
JP3129462B2 JP03068726A JP6872691A JP3129462B2 JP 3129462 B2 JP3129462 B2 JP 3129462B2 JP 03068726 A JP03068726 A JP 03068726A JP 6872691 A JP6872691 A JP 6872691A JP 3129462 B2 JP3129462 B2 JP 3129462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害生物の防御および
有用生物の生育制御に有用な昆虫脱皮ホルモンであるエ
クダイソンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】エクダイ
ソンは、節足動物門、線形動物門、扁形動物門、環形動
物門、腔腸動物門の動物体内に含まれ、昆虫の変態を誘
起したり、節足動物の生育、分化、生殖等において重要
な役割を果たすホルモンである。また、動物体外からエ
クダイソンを投与すると、多くの昆虫等の正常な脱皮に
影響を与え、発育異常を誘起したり、また、幼若ホルモ
ン様の活性を示したり、卵や精子の形成を促進あるいは
阻害する。これらの様々な生理作用は、エクダイソンが
有害生物の防除や有用生物の生育制御に有用であること
を示している。しかしながら、エクダイソンは、通常、
動物体内には極微量しか含有されていない。
【0003】一方、植物界には比較的著量のエクダイソ
ンおよびその類似構造のステロイドを含む植物が知られ
ている。例えば、パフィア、イノコズチ、キランソウ、
イヌマキ、バイテックスなどがエクダイソン含有有用資
源として注目されている。
【0004】これらの植物からエクダイソンを単離精製
する方法として、水及び/又は有機溶媒により抽出し、
抽出液の溶媒を減圧留去し、有機溶媒を溶出溶媒として
各種クロマトグラフィーにより分離する方法が知られて
いる。例えば、特公昭46−28038号公報には、シ
ソ科植物からエクダイソンを抽出する方法、特公昭46
−31230号公報および特公昭46−31554号公
報には、イヌマキからエクダイソンを抽出する方法が開
示されている。また、特開昭59−10600号公報に
は、パフィア・パニキュラータ(Pfaffia paniculat
a)からβ−エクダイソンを得る方法、特開昭63−2
928号公報には、ヒユ科に属するパフィア・イレジノ
イデス(Pfaffia iresinoides )から20−ヒドロキ
シエクジソンを得る方法が開示されている。
【0005】さらに、本出願人は、特開平1−1357
94号公報において、バイテックス・ストリッケリ(Vi
tex strickeri )からエクダイソンを得る方法、特開
平2−240096号公報において、パフィア・ステノ
フィラ(Pfaffia stenophylla )から20−ヒドロキ
シエクダイソンを得る方法を提案した。また、特開平1
−317397号公報においては、エクダイソン含有植
物にアグロバクテリウム(Agrobacterium )属細菌を感
染させて、組織培養し、培養物からエクダイソンを抽出
する方法を提案した。
【0006】しかしながら、これらの方法により純度9
0%以上の高純度エクダイソンを得るためには、前記抽
出及び分離操作を繰返し行なう必要があり、精製工程が
繁雑である。しかも、多量の有機溶媒を使用し、かつ各
種クロマトグラフィーによる分離を繰返し行なうので、
エクダイソンの損失が生じ、収率が低下する。このよう
に、従来の方法では、エクダイソン含有植物からエクダ
イソンを工業的に効率よく製造するためには、実用上、
多くの問題がある。
【0007】従って、本発明の目的は、純度90%以上
の高純度エクダイソンを工業的に収率よく得ることがで
きるエクダイソンの製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、工程数が少なく簡単
な操作で高純度のエクダイソンを高収率で得ることがで
きるエクダイソンの製造方法を提供することにある。
【0009】
【発明の構成】本発明者らは上記目的を達成すべく、鋭
意検討した結果、(1) 抽出液をアルカリ性に調整するこ
と、(2) アルカリ性抽出液を逆相系吸着剤により処理す
ること、(3) 抽出液を吸着剤で処理した後、アルカリ性
洗浄液で洗浄すること、(4) 特定の混合溶媒を用いて、
エクダイソンを晶析により単離すること、および(5) こ
れらを組合わせることにより、高純度のエクダイソンが
収率よく得られることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0010】すなわち、本発明は、エクダイソン含有植
物を、水、親水性溶媒またはこれらの混合溶媒により抽
出する抽出工程と、アルカリ性に調整した抽出液からエ
クダイソンを分離する分離工程とを含むエクダイソンの
製造方法を提供する。
【0011】また、本発明は、前記抽出工程の後、得ら
れた抽出液を吸着剤で処理する分離工程と、吸着剤をア
ルカリ性洗浄液で洗浄する洗浄工程と、吸着剤に吸着し
た成分を溶出させ、溶出液からエクダイソンを単離する
工程とを含むエクダイソンの製造方法を提供する。
【0012】さらに、本発明は、前記抽出工程と、アル
カリ性に調整した抽出液を逆相系吸着剤により処理する
分離工程と、逆相系吸着剤をアルカリ性洗浄液で洗浄す
る洗浄工程と、逆相系吸着剤に吸着した成分を溶出溶媒
で溶出する溶出工程と、溶出液からエクダイソンを単離
する単離工程を含むエクダイソンの製造方法を提供す
る。
【0013】本発明で使用される植物は、エクダイソン
を含有している限り、特に制限されない。エクダイソン
含有植物としては、例えばゼンマイ(Osmunda japonica)
などのゼンマイ(Osmunda) 属;例えばシシガシラ(Blech
num niponicum)やオサシダ(B. amabile)などのシシガシ
ラ(Blechnum)属;例えばヒメウラジロ(Cheilanthes arg
entea)やミヤマウラジロ(C. brandtii)などのヒメウラ
ジロ(Cheilanthes) 属;例えばマメヅタ(Lastrea micro
phyllus)などのマメヅタ(Lemmaphyllum)属;例えばヒメ
シダ(L. thelypteris)などのヒメシダ(Lastrea) 属;例
えばイヌマキ(Podocarpus macrophyllum)、ナギ(P. nag
i) やブラウンパイン(P. elatus)などのマキ(Podocarpu
s)属;例えばミヤマウラボシ(Polypodium veitchii) 、
ポリポディウム・ブルガレ(Polypodoum vulgare)などの
ウラボシ(Polypodium)属;例えばワラビ(Pteridium aqu
ilinum) やオシャグジデンダ(P. japonicum)などのワラ
ビ(Pteridium) 属;例えばイチイ(Taxus cuspidata) 、
イチイ・バセタ(T. baceata)、イチイ・カスピデータ
(T. cuspidata)などのイチイ(Taxus) 属;例えばタムラ
ソウ(Serratula coronata)などのタムラソウ(Serratul
a) 属;例えばダクリジウム・インターメジウム(Dcrydi
um intermedium)などのダクリジウム(Dcrydium)属;例
えばアブタ・ベルチナ(Abuta velutina)などのアブタ(A
buta) 属;例えばセスビウム・ポルチェラカストラム(S
esuvium portulacastrum) などのセスビウム(Sesuvium)
属;例えばパフィア・イレジノイデス(Pfaffia iresino
ides) 、パフィア・パニキュラータ(P. paniculata
)、パフィア・ステノフィラ(P. stenophylla) 、パ
フィア・ツベロサ(P. tuberosa )、パフィア・パルベ
ルレンタ(P. pulverulenta )、パフィア・グロメラタ
(P. glomerata)などのパフィア(Pfaffia) 属;例えば
イノコズチ(Achyranthes japonica)やヒナタイノコズチ
(A. fauriei)などのイノコズチ(Achyranthes) 属;例え
ばイノコズチモドキ(Cyathula proatrata)などのシアツ
ラ(Cyathula)属;例えばポゼア、エルバモーラ(Bosea Y
ervamora) などのボゼア(Bosea) 属;例えばアジュガ・
レプタンス・バー・アトロプアプレア(Ajuga reptans v
ar. atropurpurea) 、アジュガ・ジャポニカ(A. japoni
ca) 、キランソウ(A. decumbens)、ヒメキランソウ(A.
pygmaea)、ジュウニヒトエ(A. nipponensis)、ヒイラギ
ソウ(A. incisa) などのキランソウ属(Ajuga) ;例えば
バイテックス・セレチ(Vitex sereti)、バイテックス・
レマンニ(V. rehmanni) 、バイテックス・マディエンシ
ス(V.madiensis)、バイテックス・チルシフロラ(V. thy
rsiflora)、バイテックス・グラブラタ(V. glabrata)
、バイテックス・ミクランタ(V. micrantha)、バイテ
ックス・ドニアナ(V. doniana)、バイテックス・ストリ
ッケリ(V. strickeri)、バイテックス・モンバサエ(V.
mombasae) 、バイテックス・ブキャナニ(V. buchanani
i) 、バイテックス・フェルギネア(V. ferruginea) 、
バイテックス・メガポタミカ(V. megapotamica)、バイ
テックス・セレビカ(V. celebica)などのバイテックス
(Vitex) 属など、33科250種以上に及んでいる[ジ
ャーナル・オブ・サイエンティフィック・アンド・イン
ダストリアル・リサーチ(Journal of Scientific and I
ndustrial Research), 38, 632-647 (1979)]。
【0014】これらのエクダイソン含有植物はいずれも
使用できる。これらの植物のなかで、エクダイソン含有
量の多い、パフィア・パニキュラータ、パフィア・イレ
ジノイデス、パフィア・ステノフィラなどのパフィア属
植物;およびバイテックス・ストリッケリ、バイテック
ス・ドニアナ、バイテックス・セレビカやバイテックス
・ミクランタなどのバイテックス属植物が好ましい。パ
フィア属植物は、主に南米に自生する薬用植物であり、
バイテックス属植物は、アフリカに自生する木本植物で
ある。特にエクダイソン類緑化合物の含有量が少ないバ
イテックス属及びパフィア属植物が好ましい。
【0015】また、抽出工程に供される植物の器官は、
エクダイソンを含有する器官であればよいが、通常、エ
クダイソンはこれらの植物の葉、茎、樹皮、根、実の殆
ど全ての器官に存在する。従って、これら植物のいずれ
の部位からでもエクダイソンを採取できるが、好ましい
部位は、エクダイソン含量が高く、かつ夾雑物の少ない
根部である。なお、本明細書において、「エクダイソン
含有植物」とは、植物の組織培養により生成した誘発
根、カルスあるいはこれらから再生した植物体をも含む
意味に用いる。
【0016】これらの植物は新鮮材料であってもよく乾
燥材料であってもよい。前記植物は、抽出効率を高める
ため、粉末にして使用するのが好ましい。
【0017】なお、前記植物に含まれる代表的なエクダ
イソンである20−ヒドロキシエクダイソンは、下記式
で表される。
【0018】
【化1】 本発明の方法において、前記植物は、水、親水性有機溶
媒またはこれらの混合溶媒による抽出工程に供される。
親水性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、
イソブタノール、t−ブタノールなどの一価の低級アル
コール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、グリセロールなどの多価アルコー
ル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソ
ルブ類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類な
どが挙げられる。これらの有機溶媒は混合して使用して
もよい。これらの親水性有機溶媒のなかで、炭素数1〜
4の一価のアルコール(特にメタノール、エタノー
ル)、アセトンが好ましい。メタノールは、エクダイソ
ンの抽出効率が最も高い。さらに好ましい抽出溶媒は、
水、含水有機溶媒、特に含水メタノールである。水単独
で抽出すると、植物材料によっては抽出操作に伴なって
発泡し易く、作業性が損われ易い。一方、メタノールな
どの有機溶媒のみを用いて抽出すると、エクダイソンよ
りも極性の小さな成分が多量に抽出され易い。
【0019】含水有機溶媒における有機溶媒の含有量
は、エクダイソンの抽出を妨げない範囲で、有機溶媒及
び植物の種類に応じて選択でき、通常、有機溶媒2.5
〜70容量%、好ましくは5〜50容量%程度である。
有機溶媒の含有量が多過ぎると、葉緑素、油脂成分など
の脂溶性不純物の抽出量が多くなるだけでなく、その後
の工程で有機溶媒を留去する工程が必要となり、工業的
に好ましくない。
【0020】抽出溶媒による植物中のエクダイソンの抽
出は、静置又は撹拌下、冷浸、温浸、還流、超音波処理
などのいずれの方法でも行なうことができるが、抽出効
率を高めるため、熱時抽出が好ましい。抽出温度は、例
えば、30℃以上、特に50℃〜還流温度であるのが好
ましい。抽出時間は、抽出温度に応じて選択でき、冷時
抽出の場合には、例えば、1〜15日間、好ましくは1
週間程度、熱時抽出の場合には、例えば、30分〜24
時間、好ましくは2〜8時間程度である。
【0021】なお、抽出溶媒は、予めpHをアルカリ性
に調整してもよい。この場合、抽出液をアルカリ性に調
整するpH調整工程は必ずしも必要ではない。
【0022】また、抽出操作の後、夾雑物を除去するた
め、抽出液は、通常、濾過工程などに供される。
【0023】いくつかの抽出液を、長期間放置すると、
徐々に酸性となり沈澱物が生じる傾向がある。生成した
沈澱物は、分離工程において吸着剤を充填したカラムを
用いる場合、カラムづまりの原因ともなる。そこで、本
発明の1つの方法においては、沈澱物の生成を抑制し、
エクダイソンの収率及び純度を高めるため、pHをアル
カリ性に調整した抽出液を分離工程に供する。なお、洗
浄工程でアルカリ性洗浄液を用いる場合、pH調整工程
は必ずしも必要ではないが、この場合でも、pHをアル
カリ性に調整した抽出液を用いるのが好ましい。
【0024】抽出液のpHは、例えば、7.5〜14、
好ましくは8〜12程度である。抽出液のpHは、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど
の無機塩基;アンモニア、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミンなどの有機塩基などを用いて調整できる。通
常、無機塩基が使用される。
【0025】分離工程では、抽出液又はその濃縮液から
エクダイソンを分離する。分離工程では、活性炭、アル
ミナなどの慣用の吸着剤で行なってもよい。本発明の1
つの方法においては、例えば、オクタデシルシランなど
の化学結合型シリカゲル、活性炭などの吸着効率及び吸
着量の大きな逆相系吸着剤、特に逆相系高分子吸着剤に
より処理して、エクダイソンを分離する。
【0026】逆相系高分子吸着剤は、巨大網状構造の共
重合物であって、エクダイソンの吸着量が多い。高分子
吸着剤の樹脂母体は、通常、スチレン−ジビニルベンゼ
ンやアクリル酸エステルなどのコポリマーである。逆相
系高分子吸着剤としては、例えば、オルガノ株式会社の
XAD樹脂、三菱化成株式会社のHP樹脂などが挙げら
れる。
【0027】なお、吸着剤は、吸着処理に先立って予め
前処理しておくのが好ましい。この前処理は、例えば、
吸着剤をメタノールなどの溶媒で洗浄して不純物を除去
した後、さらに水で洗浄してメタノールなどの溶媒を除
去することにより行なうことができる。
【0028】これらの吸着剤による処理は、バッチ法、
カラム法のいずれであってもよいが、比較的少量の吸着
剤により効率よく処理できるカラムクロマト法が好まし
い。吸着剤による処理は、少なくとも一回行なえばよ
い。吸着剤と抽出液との割合は、使用する吸着剤の種類
などに応じて選択できる。
【0029】洗浄工程では、色素成分などを除去するた
め、洗浄液で吸着剤を洗浄する。洗浄液は、水、アルコ
ールなどの有機溶媒であってもよいが、アルカリ性洗浄
液で吸着剤を洗浄すると、濃茶色などの色素成分などを
除去でき、収量を低下させることなくエクダイソンの純
度を高めることができる。そこで、本発明の他の方法で
は、アルカリ性洗浄液で吸着剤を洗浄する。アルカリ性
洗浄液のpHは、前記と同様に、7.5〜14、好まし
くは8〜12程度である。
【0030】アルカリ性洗浄液は、アルカリ水溶液、ま
たはエクダイソンの溶出を抑制できる範囲で親水性有機
溶媒を含む有機溶媒含有アルカリ性水溶液であるのが好
ましい。アルカリ性洗浄液中に含まれる塩基及び親水性
有機溶媒としては、前記と同様の塩基及び溶媒が例示さ
れる。これらの有機溶媒のなかで、低級アルコール、好
ましくは炭素数1〜4のアルコール、特にメタノールが
好ましい。
【0031】アルカリ性水溶液の親水性有機溶媒の含有
量は、例えば、2.5〜20容量%、好ましくは5〜2
0容量%、さらに好ましくは5〜15容量%程度であ
る。親水性有機溶媒の含有量が20容量%を越えると、
エクダイソンが溶出して収量が低下し易い。
【0032】洗浄液による洗浄は、洗液の色が淡黄色に
なり、それ以上淡色にならなくなるまで洗浄することに
より行なうことができる。また、洗浄は、前記塩基や親
水性有機溶媒の濃度を、段階的に又は連続的に変化させ
て行なってもよい。
【0033】アルカリ性洗浄液による洗浄は、例えば、
20容量%以下のメタノールなどの低級アルコールを含
むアルコール水溶液と組合せて行なってもよい。
【0034】アルカリ性洗浄液により洗浄する場合に
は、洗液が中性になるまで吸着剤を水で洗浄してもよ
い。
【0035】溶出工程では、前記吸着剤に吸着した成分
を溶出溶媒により溶出させる。溶出溶媒は、エクダイソ
ンを溶出可能であればよく、例えば、前記親水性有機溶
媒、含水有機溶媒が挙げられる。有機溶媒は、低級アル
コール、好ましくは炭素数1〜4のアルコール、さらに
好ましくは溶出効率が高いメタノールである。特に好ま
しい溶出溶媒は、含水有機溶媒である。含水有機溶媒中
の有機溶媒の含有量は、例えば、20〜100容量%、
好ましくは20〜60容量%、さらに好ましくは30〜
50容量%程度である。有機溶媒の含有量が20容量%
未満であると、エクダイソンの溶出効率が小さい。な
お、メタノールなどの有機溶媒の単独で溶出すると、不
純物も溶出し易くなるだけでなく、晶析によりエクダイ
ソンを単離するのが困難となる場合がある。なお、溶出
は、前記有機溶媒の濃度を、段階的にまたは連続的に変
化させて行なってもよい。
【0036】前記溶出工程の後、溶出液は、常圧又は減
圧下で濃縮又は乾固する濃縮工程に供してもよい。
【0037】単離工程では、エクダイソンの純度をさら
に高めるため、晶析によりエクダイソンを単離するのが
好ましい。エクダイソンの晶析は、一種又は二種以上の
有機溶媒を用いて行なってもよいが、水、特に、水/低
級アルコール系混合溶媒及び/又はエステル類/低級ア
ルコール系混合溶媒を用いるのが好ましい。溶出で得ら
れた残渣を水又は前記混合溶媒を用いて晶析すると、純
度90%以上の高純度のエクダイソンが結晶物として得
られる。特に、水/低級アルコール系混合溶媒又は水
と、エステル類/低級アルコール系混合溶媒との2つの
混合溶媒を用いて、溶出液又は残渣からエクダイソンを
交互に晶析するのが好ましい。2つの混合溶媒を用いる
と、水/低級アルコール系混合溶媒又は水により、エク
ダイソンよりも高い極性の不純物を除去でき、エステル
類/低級アルコール系混合溶媒により、エクダイソンよ
りも低い極性の不純物を除去できるので、純度95%以
上の高純度のエクダイソンを取得できる。
【0038】前記低級アルコールとしては、前記炭素数
1〜4の低級アルコール、好ましくはメタノールが挙げ
られる。水と低級アルコールとの割合は、水/低級アル
コール=50〜99/50〜1容量部、好ましくは80
〜99/20〜1容量部程度である。エステル類として
は、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど
が挙げられる。好ましいエステル類は、酢酸エチルであ
る。エステル類と低級アルコールとの割合は、エステル
類/低級アルコール=50〜95/50〜5容量部、好
ましくは70〜95/30〜5容量部程度である。溶媒
によるエクダイソンの晶析は、繰返し行なうことができ
る。
【0039】なお、溶出液の着色度が大きい場合や、晶
析しても結晶の着色度が大きい場合には、アニオンイオ
ン交換樹脂で溶出液などを処理するのが好ましい。この
場合、溶出液をそのままイオン交換樹脂で処理してもよ
く、一度溶出液から溶媒を留去した後、水などの溶媒に
溶解した溶液をイオン交換樹脂で処理してもよい。ま
た、前述の吸着剤により、前記と同様にして、前記溶出
液や溶液を再度処理することによっても精製できる。こ
の場合は、溶出液中の低級アルコールなどの親水性溶媒
は、留去により除去するか、または水を添加して、親水
性溶媒の濃度約20容量%以下の溶液とするのが好まし
い。
【0040】本発明において、特に好ましい方法は、前
記好ましい態様を組合せてエクダイソンを単離する方法
である。すなわち、エクダイソン含有植物を、水、好ま
しくは含水アルコールにより抽出し、抽出液のpHをア
ルカリ性に調整し、pH調整された抽出液を逆相系吸着
剤により処理する。次いで、20容量%以下の低級アル
コールを含むアルカリ性洗浄液で逆相系吸着剤を洗浄
し、20容量%以上の低級アルコールを含む溶出溶媒で
逆相系吸着剤に吸着した成分を溶出し、晶析により溶出
液からエクダイソンを単離する方法である。この方法に
より、1回のプロセスで、純度90%以上のエクダイソ
ンが収率よく得られる。また、抽出液、洗浄液、溶出液
として、安価で安全な水、およびメタールなどの低級ア
ルコールを用いても、高純度のエクダイソンを収率よく
得ることができ、工業的に有利である。
【0041】さらには、前記混合溶媒を用いて晶析させ
ると、1回の晶析操作により純度95%以上のエクダイ
ソンが収率よく得られ、少なくとも1つの混合溶媒によ
る晶析操作をさらに少なくとも1回行なえば、純度99
%以上の超高純度のエクダイソンが単離できる。
【0042】このようにして得られた結晶物は、薄層ク
ロマトグラフィー(吸着剤:メルク社、キーゼルゲル6
0F254、展開溶媒:クロロホルム:メタノール:水
=13:7:4の下層)にて、主波長254nmの紫外
線を照射したとき、単一のスポットを与え、また、バニ
リン:硫酸:エタノール(3g:1.5ml:100m
l)溶液を噴霧した後、130℃で約10分加熱すると
緑色のスポットを与える。さらに、高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)(溶離液:アセトニトリル/水=
15/90)に供すると、単一のピークを示す。
【0043】本発明の方法により得られるエクダイソン
の純度は、通常、90%以上、好ましくは95%以上、
さらに好ましくは99%以上であり、各種の生理活性試
験、分析試験用標準試薬などとして利用である。なお、
エクダイソンの純度は、NMR、HPLC、紫外線吸収
スペクトルなどの慣用の検定法に従って求めることがで
きる。
【0044】
【発明の効果】本発明の方法によれば、高純度のエクダ
イソンを工業的に収率よく得ることができる。さらに
は、工程数が少なく簡単な操作で高純度のエクダイソン
を高収率で得ることができる。
【0045】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。
【0046】実施例1 パフィア・ステノフィラの粉末1Kgに水6.2Lを加
え、100℃で5時間加熱還流した。得られた抽出液
を、セライトを用いて濾過した。水で残渣を洗浄し、洗
液と濾液とを合せ、溶液中のエクダイソン含有量をHP
LCにより定量したところ、20−ヒドロキシエクダイ
ソン(以下、特に断わりがない限りエクダイソンとい
う)4.5gを含有していた。
【0047】逆相系高分子吸着剤[オルガノ(株)製、
アンバーライトXAD−2000]150mlをメタノ
ール0.75Lを用いてカラムに充填し、水0.75L
で洗浄した。前記エクダイソン含有溶液を、水酸化ナト
リウムを用いてpHを約10に調整し、前記カラムに通
し、吸着処理した。
【0048】その後、カラムを、1Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液0.5L、10容量%メタノール水溶液4Lで
順次洗浄した。40容量%メタノール水溶液2.5Lを
用いて吸着成分を溶出した。溶出液を水7.5Lで希釈
して、メタノール濃度10容量%に相当する希釈液を調
整した。
【0049】得られた希釈液を、前記カラムにメタノー
ル1L及び水1Lを順次通して逆相系高分子吸着剤を再
生させた後、前記希釈液をカラムに通し、吸着処理し
た。
【0050】その後、カラムを、10容量%メタノール
水溶液1Lで洗浄し、40容量%メタノール水溶液2L
を用いて吸着成分を溶出した。溶出液の溶媒を減圧にて
留去し、残渣4.8gを得た。この残渣中には、エクダ
イソン3.7g(純度77%)が含まれており、エクダ
イソンの分取率82%、エクダイソン吸着量/樹脂1m
l=25mgであった。
【0051】前記残渣に水40mlを加えて放置した
後、生成した結晶を濾取し、乾燥し、結晶3.2gを得
た。HPLCにより結晶中のエクダイソン量を求めたと
ころ、2.9g(純度91%)であり、抽出液からのエ
クダイソンの分取率は64%であった。得られた結晶
は、下記のスペクトルデータにより、20−ヒドロキシ
エクダイソンであることが確認された。
【0052】UVλ(EtOH):242nm IRν(KBr)cm-1:3400、1650 1 H−NMR(C5 5 N)δ:1.01(s)、1.
16(s)、1.38(s)、1.60(s)、2.4
2(q)、2.52(dt)、2.95(m)、3.5
5(t)、3.87(t)、4.20(dt)、4.2
4(s)、6.23(d)13 C−NMR(C5 5 N)δ:204.1、166.
5、121.6、84.2、77.5、77.0、6
9.9、68.2、68.0、51.2、50.0、4
8.0、42.3、38.6、37.6、34.3、3
2.4、31.8、31.5、29.8、29.6、2
7.2、24.3、21.6、21.4、21.0 なお、晶析後の母液から再結晶させたところ、粗結晶
1.1g(エクダイソン含有量0.4g、純度36%)
が得られた。
【0053】実施例2 パフィア・ステノフィラの粉末10Kgに10容量%メ
タノール水50Lを加え、90℃で5時間加熱還流し
た。得られた抽出液を、セライトを用いて濾過した。水
で残渣を洗浄し、洗液と濾液とを合せ、溶液中のエクダ
イソン含有量をHPLCにより定量したところ、エクダ
イソン50.4gを含有していた。
【0054】実施例1で用いた逆相系高分子吸着剤15
00mlをメタノール7.5Lを用いてカラムに充填
し、水7.5Lで洗浄した。前記エクダイソン含有溶液
を、水酸化ナトリウムを用いてpH8.5に調整し、前
記カラムに通し、吸着処理した。 その後、カラムを、
10容量%メタノールを含む0.1Nの水酸化ナトリウ
ム水溶液13L、水20Lで順次洗浄した。40容量%
メタノール水溶液25Lを用いて吸着成分を溶出した。
【0055】溶出液の溶媒を減圧にて留去し、残渣74
gを得た。この残渣中には、エクダイソン42.0g
(純度57%)が含まれており、エクダイソンの分取率
83%、エクダイソン吸着量/樹脂1ml=28mgで
あった。
【0056】前記残渣に水400mlを加えて放置した
後、生成した結晶を濾取し、乾燥し、結晶22.5gを
得た。HPLCにより結晶中のエクダイソン量を求めた
ところ、20.5g(純度91%)であり、エクダイソ
ンの分取率は48.8%であった。得られた結晶は、前
記と同様のスペクトルデータにより、20−ヒドロキシ
エクダイソンであることが確認された。
【0057】なお、晶析後の母液から再結晶させたとこ
ろ、粗結晶8.2g(エクダイソン含有量6.4g、純
度78%)が得られた。
【0058】実施例3 パフィア・ステノフィラの粉末200gに、表1に示す
抽出溶媒1Lを添加し、5時間加熱還流した。その後、
実施例1と同様にして抽出液を濾過し、残渣を抽出溶媒
250mlで2回洗浄した。洗液と濾液を合せて濃縮
し、得られたエキス中のエクダイソン含有量をHPLC
により定量した。結果を表1に示す。なお、表中、EC
はエクダイソンを示す(以下、同じ)。
【0059】
【表1】 なお、水、10%メタノール水及び25%メタノール水
を除く他の抽出溶媒で抽出した抽出液には、多くの色素
成分および脂溶性成分が含まれており、着色度が大きか
った。また、10%メタノールが最も高い抽出効率を示
し、抽出物中のエクダイソン純度はメタノールの場合が
最大であった。
【0060】実施例4 実施例1と同様にして、パフィア・ステノフィラの粉末
200gを水で抽出した。抽出液のpHは6であった。
水酸化ナトリウム水溶液を用いて、抽出液800mlの
pHを表2に示す値に調整し、実施例1で用いた高分子
吸着剤50mlを充填したカラムに通し、吸着処理し
た。その後、0.1N水酸化ナトリウム水300ml、
水300mlで洗浄し、メタノール200mlで溶出さ
せ、溶出液中のエクダイソン量をHPLCにより定量し
た。結果を表2に示す。
【0061】
【表2】 なお、pH未調整の抽出液を前記カラムに通じたとこ
ろ、カラムづまりが発生した。
【0062】実施例5 実施例1と同様にして、パフィア・ステノフィラの粉末
200gを水で抽出した抽出液800mlを、100m
lずつ、表2に示す高分子吸着剤4mlを充填したカラ
ムに通し、吸着処理した後、水200mlで十分に洗浄
した後、メタノール100mlを用いて溶出し、溶出液
中のエクダイソン量をHPLCにより定量した。結果を
表3に示す。なお、表中、HP−20、SP−207
は、それぞれ三菱化成(株)製の商品名であり、XAD
−7、AXT−204、XAD−2、XAD−2000
は、それぞれオルガノ(株)製の商品名である。また、
記号DVBはジビニルベンゼン、AAはアクリルアミド
を示す。
【0063】
【表3】 実施例6 実施例5と同様にして得られた抽出液100mlを、逆
相系高分子吸着剤[オルガノ(株)製商品名XAD−2
000]4mlを充填したカラムに通し、吸着処理した
後、表4に示す洗浄液400mlで十分に洗浄した後、
メタノール100mlを用いて溶出し、溶出液中のエク
ダイソン量をHPLCにより定量した。結果を表4に示
す。
【0064】
【表4】 実施例7 実施例2で得られた結晶10gを、水/メタノール=9
5/5(容量比)を用いて再結晶したところ、純度9
5.4%の結晶7gが得られた。実施例2で得られた結
晶のクロマトグラム(溶離液:アセトニトリル/水=1
5/90(容量比)、カラム:ODS、検出:UV24
2nm、流速:1ml/分、以下、同じ)を図1に、再
結晶により得られた結晶のクロマトグラムを図2に示
す。
【0065】実施例8 実施例7で得られた結晶5gを、酢酸エチル/メタノー
ル=70/30(容量比)を用いて再結晶し、さらに前
記実施例7の水/メタノール混合溶媒を用いて再結晶し
たところ、純度99.5%の結晶1.9gが得られた。
得られた結晶のクロマトグラムを図3に示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られた結晶のクロマトグラムであ
る。
【図2】実施例7で得られた結晶のクロマトグラムであ
る。
【図3】実施例8で得られた結晶のクロマトグラムであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 35/78 C07J 9/00 A01N 45/00 BIOSIS(DIALOG) CA(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エクダイソン含有植物を、水、親水性溶
    媒またはこれらの混合溶媒により抽出する抽出工程と、
    アルカリ性に調整した抽出液からエクダイソンを分離す
    る分離工程とを含むエクダイソンの製造方法。
  2. 【請求項2】 分離工程で、アルカリ性に調整した抽出
    液を逆相系吸着剤により処理する請求項1記載のエクダ
    イソンの製造方法。
  3. 【請求項3】 エクダイソン含有植物を、水、親水性溶
    媒またはこれらの混合溶媒により抽出する抽出工程と、
    得られた抽出液を逆相系吸着剤で処理する分離工程と、
    吸着剤をアルカリ性洗浄液で洗浄する洗浄工程と、逆相
    系吸着剤に吸着した成分を溶出させ、溶出液からエクダ
    イソンを単離する工程とを含むエクダイソンの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 エクダイソン含有植物を、水、親水性溶
    媒またはこれらの混合溶媒により抽出する抽出工程と、
    アルカリ性に調整した抽出液を逆相系吸着剤により処理
    する分離工程と、逆相系吸着剤をアルカリ性洗浄液で洗
    浄する洗浄工程と、逆相系吸着剤に吸着した成分を溶出
    溶媒で溶出する溶出工程と、溶出液からエクダイソンを
    単離する単離工程を含むエクダイソンの製造方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ性洗浄液が、20容量%以下の
    低級アルコールを含む請求項3又は4記載のエクダイソ
    ンの製造方法。
  6. 【請求項6】 溶出溶媒が、20〜60容量%の低級ア
    ルコールを含む請求項3又は4記載のエクダイソンの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 水/低級アルコール系混合溶媒及び/又
    はエステル系溶媒/低級アルコール系混合溶媒を用い
    て、エクダイソンを晶析させ単離する請求項3又は4記
    載のエクダイソンの製造方法。
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