JP3129351B2 - 移動電話機 - Google Patents

移動電話機

Info

Publication number
JP3129351B2
JP3129351B2 JP04272369A JP27236992A JP3129351B2 JP 3129351 B2 JP3129351 B2 JP 3129351B2 JP 04272369 A JP04272369 A JP 04272369A JP 27236992 A JP27236992 A JP 27236992A JP 3129351 B2 JP3129351 B2 JP 3129351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
operating current
signal
transmission
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04272369A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06104825A (ja
Inventor
光太郎 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04272369A priority Critical patent/JP3129351B2/ja
Publication of JPH06104825A publication Critical patent/JPH06104825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129351B2 publication Critical patent/JP3129351B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログセルラー方式の移動電話機、例
えば携帯電話機は、例えば図に示すように構成されて
いる。すなわち、図において、10は送信回路、20
は受信回路、40は送受信チャンネルを設定するシンセ
サイザ回路、60は送受信アンテナ、70はシステムコ
ントロール用のマイクロコンピュータを示す。
【0003】そして、送信回路10においては、音声信
号、データ信号あるいは制御信号などの送信されるべき
信号が、端子11からFM変調回路12に供給されて所
定のキャリア周波数のFM信号S12とされ、このFM信
号S12が、ミキサ回路13に供給されるとともに、バッ
ファアンプ51から所定の周波数の局部発振信号S41が
ミキサ回路13に供給され、信号S12は上りチャンネル
のFM信号S13に周波数変換される。
【0004】そして、この信号S13が、プリアンプ14
→すべての上りチャンネルを通過帯域とするバンドパス
フィルタ15→パワーアンプ16→アンテナ共用器の送
信用バンドパスフィルタ17の信号ラインを通じてアン
テナ60に供給され、基地局へと送信される。
【0005】また、基地局からの下りチャンネルのFM
信号S21が、アンテナ60により受信され、この信号S
21が、アンテナ共用器の受信用のバンドパスフィルタ2
1→高周波アンプ22→すべての下りチャンネルを通過
帯域とするバンドパスフィルタ23の信号ラインを通じ
て第1ミキサ回路24に供給されるとともに、アンプ4
2から局部発振信号S41が取り出され、この信号S41
が、ミキサ回路24に供給され、信号S21は所定の周波
数の第1中間周波信号S24に周波数変換される。
【0006】そして、この信号S24が、第1中間周波フ
ィルタ25を通じて第2ミキサ回路26に供給されると
ともに、第2局部発振回路27から所定の周波数の第2
局部発振信号がミキサ回路26に供給されて信号S24
は、所定の周波数の第2中間周波信号に周波数変換さ
れ、この信号が、アンプ28及び第2中間周波フィルタ
29を通じてFM復調回路31に供給される。こうし
て、端子32に、通話相手の音声信号、基地局からのデ
ータ信号あるいは制御信号などが取り出される。
【0007】そして、この場合、使用される上り及び下
りチャンネルは、信号S41の周波数により決まることに
なるが、この信号S41はシンセサイザ回路40により形
成される。
【0008】すなわち、シンセサイザ回路40はPLL
の構成とされているもので、VCO41の発振信号S41
が、アンプ42→アンプ43→バッファアンプ44の信
号ラインを通じてプリスケーラ45に供給されて1/n
(nは所定の固定の分周比)の周波数に分周され、この
分周信号が、可変分周回路46に供給されて1/Nの周
波数に分周され、この分周信号が位相比較回路47に供
給される。また、発振回路48から基準周波数の発振信
号が取り出され、この発振信号が比較回路47に供給さ
れる。
【0009】こうして、比較回路47において、分周回
路46からの分周信号と、発振回路48からの発振信号
とが位相比較され、その比較出力が、ローパスフィルタ
49を通じてVCO41にその制御電圧として供給され
る。なお、アンプ43からの信号S41は、アンプ51に
も供給される。
【0010】そして、この場合、シンセサイザ回路40
において、分周回路46からの分周信号の周波数のn・
N倍が、VCO41の発振信号S41の周波数に等しいの
で、マイコン70により分周比Nを設定することによ
り、信号S41の周波数が決定され、したがって、上り及
び下りのチャンネルが決定される。なお、上り及び下り
チャンネルの周波数帯域は、E−TACSの場合、上り
チャンネルが872 〜905MHz、下りチャンネルが917 〜9
50 MHzである。
【0011】また、VCO41の発振信号S41は、プリ
スケーラ45と、ミキサ回路13と、ミキサ回路24と
に分配されて使用されるので、これら3つの回路45、
13、24が、信号S41の信号ラインを通じて干渉しな
いようにするため、バッファアンプ51、44が設けら
れている。さらに、VCO41の発振信号S41が、プリ
スケーラ45と、ミキサ回路13と、ミキサ回路24と
に分配されても、信号S41が、それらの回路45、1
3、24に十分なレベルで分配されるようにするため、
アンプ42、43が設けられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般の家庭
用のコードレス電話においては、待機時、子機の送信回
路の電源をオフにするだけでなく、受信回路の電源も間
欠的にオン・オフし、電源用の電池の消耗を抑えるよう
にしている。
【0013】しかし、AMPSやTACSに代表される
アナログセルラー方式の携帯電話機においては、システ
ムの都合上、待機時も常に受信回路20を動作状態とし
ておく必要がある。したがって、このため、受信回路2
0の電源を常にオンにしておく必要があるとともに、シ
ンセサイザ回路40などの電源も常にオンにしておく必
要がある。
【0014】ところで、一般に、VCOの発振信号の周
波数スペクトルは、その動作電流(電源電流)により変
化する。すなわち、VCOの動作電流を大きくすると、
図6に実線で示すように、その発振信号の周波数スペク
トルは、雑音成分が少なくなる。しかし、VCOの動作
電流を小さくすると、図6に破線で示すように、その発
振信号の周波数スペクトルは、雑音成分が増加する
【0015】そして、このことは、シンセサイザ回路4
0のVCO41においても、同様であり、VCO41の
動作電流を大きくすると、図6に実線で示すように、そ
の発振信号S41の周波数スペクトルは低雑音になる。し
かし、VCO41の動作電流を小さくすると、図6に破
線で示すように、VCO41の発振信号S41の周波数ス
ペクトルが、隣りのチャンネル対応する周波数帯まで広
がるとともに、その広がり部分のレベルが大きくなって
しまう。
【0016】そして、このような発振信号S41を使用し
てミキサ回路13における周波数変換を行うと、ミキサ
回路13からのFM信号S13、すなわち、アンテナ60
から送信される信号S13の周波数スペクトルが、隣接チ
ャンネルの帯域まで広がるとともに、その隣接チャンネ
ルにおけるレベルが大きくなってしまう。すなわち、送
信信号S13のC/Nが悪くなり、隣接チャンネル漏洩電
力が大きくなってしまう。
【0017】したがって、VCO41には、十分な動作
電流を流し、これによりその発振信号S41の周波数スペ
クトルを集中させ、隣接チャンネル漏洩電力を規定値内
まで小さくする必要がある。
【0018】しかし、上記のように、シンセサイザ回路
40の電源は、待機時も連続してオンとされているの
で、VCO41の動作電流を大きくすると、電源用の電
池(図示せず)の寿命が短くなり、通話に使用できる時
間あるいは待機できる時間が短くなってしまう。
【0019】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、送信回路10と、受信回路20と、送信回路10及
び受信回路20に所定の周波数の局部発振信号S41を供
給して送信回路10の送信チャンネル及び受信回路20
の受信チャンネルを決定するシンセサイザ回路40と、
送信回路10、受信回路20及びシンセサイザ回路40
の各動作電流を制御する回路70とを設ける。そして、
シンセサイザ回路40は、局部発振信号S41となる発振
信号S41を形成するVCO41を有し、待機時、制御す
る回路70により、受信回路20及びシンセサイザ回路
40の動作電流をオンにし、かつ、送信回路10の動作
電流をオフにするとともに、VCO41の動作電流の値
を小さくし、通話時、制御する回路70により、受信回
路20及びシンセサイザ回路40の動作電流をオンに
し、かつ、送信回路10の動作電流をオンにするととも
に、VCO41の動作電流の値を、隣接チャンネル漏洩
電力が規定値内となる値まで大きくするようにしたもの
である。
【0021】
【作用】待機時には、VCO41の動作電流が小さくさ
れて消費電流が小さくされる。通話時には、VCO41
の動作電流が大きくされて隣接チャンネル漏洩電力が規
定値内に抑えられる。
【0022】図1において、信号系は従来と同様に構成
されるとともに、マイコン70から、通話時(送信時)
には“H”となり、待機時には“L”となる制御信号S
70が取り出される。なお、この信号S70は、図の回路
において、通話時と、待機時とで、送信回路10の動作
電流をオン・オフ制御していた制御信号でよい。
【0023】そして、この信号S70が、送信回路10に
その動作電流のオン・オフの制御信号として供給され、
送信回路10の動作電流は、S70=“H”のときオンと
され、S70=“L”のときオフとされる。
【0024】さらに、信号S70が、VCO41及びアン
プ42、43にそれらの動作電流の制御信号として供給
され、VCO41及びアンプ42、43の動作電流は、
S70=“H”のとき大きくなり、S70=“L”のとき小
さくなるように、制御される。また、信号S70が、アン
プ51にその動作電流の制御信号として供給され、アン
プ51の動作電流は、S70=“H”のときオンとされ、
S70=“L”のときオフとされる。
【0025】なお、受信回路20及び残る回路の動作電
流は、常にオンとされるとともに、必要な動作電流とさ
れる。
【0026】このような構成によれば、通話時には、S
70=“H”なので、送信回路10及びアンプ51の動作
電流はオンとされる。また、このとき、シンセサイザ回
路40には動作電流が供給されているので、VCO41
の発振信号S41が、アンプ51を通じて送信回路10の
ミキサ回路13に供給される。したがって、送信回路1
0による送信が行われる。
【0027】さらに、受信回路20は、通話時あるいは
待機時にかかわらず動作電流がオンとされ、動作状態と
されている。したがって、上述のように基地局を通じて
通話を行うことができる。
【0028】そして、この場合、S70=“H”により、
VCO41の動作電流は大きくされているので、図6に
実線で示すように、VCO41の発振信号S41のC/N
は良好となり、その周波数スペクトルは低雑音状態とな
っている。したがって、隣接チャンネル漏洩電力は小さ
くなる。
【0029】さらに、S70=“H”により、アンプ4
2、43の動作電流も大きくされているので、アンプ4
2、43の利得は大きくなり、VCO41の発振信号S
41は、アンプ42、43により十分なレベルまで増幅さ
れている。したがって、発振信号S41を、プリスケーラ
45、ミキサ回路13及びミキサ回路24に分配して
も、発振信号S41を十分なレベルで上記の各回路45、
13、24に分配することができる。
【0030】一方、待機時には、S70=“L”なので、
送信回路10及びアンプ51の動作電流はオフとされ
る。しかし、待機時でも受信回路20及びマイコン70
の動作電流はオンとされているとともに、シンセサイザ
回路40も動作電流が供給されている。したがって、受
信回路20は正常に動作し、待機状態が実行される。
【0031】そして、この場合、S70=“L”により、
VCO41及びアンプ42、43の動作電流は小さくさ
れている。そして、VCO41の動作電流が小さいと、
図6に破線で示すように、VCO41の発振信号S41の
周波数スペクトルが、広がるとともに、その広がり部分
のレベルが大きくなってしまうが、このとき、この発振
信号S41は送信には使用しないので、隣接チャンネル漏
洩電力にこだわる必要がなく、したがって、VCO41
の動作電流を小さくしても問題はない。
【0032】また、発振信号S41は、プリスケーラ45
及びミキサ回路24だけに供給すればよいので、発振信
号S41をアンプ42、43によりあまり増幅する必要は
なく、したがって、アンプ42、43の動作電流を小さ
くしても問題はない。
【0033】こうして、この発明によれば、待機時に
は、送信回路10及びアンプ51の動作電流をオフにす
るだけでなく、シンセサイザ回路40のVCO41及び
アンプ42、43の動作電流を小さくしているので、通
話に使用できる時間あるいは待機できる時間を長くする
ことができる。
【0034】しかし、通話時には、VCO41に十分な
動作電流を供給しているので、VCO41の発振信号S
41の周波数スペクトルを集中させることができ、したが
って、隣接チャンネル漏洩電力を規格内に抑えることが
できる。また、アンプ42、43にも十分な動作電流が
供給されるので、VCO41の発振信号S41を、これを
必要とする各回路45、13、24に十分なレベルで供
給することができる。
【0035】上述においては、説明を簡単にするため、
信号S70により、送信回路10及びアンプ51の動作電
流をオン・オフすると表現したが、この動作電流のオン
・オフの方法としては、例えば図2〜図4に示すよう
に、該当する回路を構成するトランジスタの動作電流を
オン・オフすることにより、実行することができる。
【0036】図2〜図4は、VCO41〜アンプ44、
51と、その動作電流を制御する部分とを、アナログバ
イポーラICに組み込んだ場合の具体例を示す。また、
この例においては、その動作電流を、2つの制御信号S
71、S72により3段階に制御する場合である。なお、図
2の右側に図3の左側が続き、図3の右側に図4の左側
が続く。
【0037】図2〜図4において、鎖線で囲んだ部分が
IC化されているもので、トランジスタQ11、Q12によ
りカレントミラー回路411が構成されるとともに、そ
の出力用のトランジスタQ12に、第2の出力用のトラン
ジスタQ13及びスイッチング用のトランジスタQ14の直
列回路が接続される。
【0038】また、トランジスタQ12、Q13をエミッタ
負荷として、トランジスタQ15、Q16によりカスコード
アンプ412が構成されるとともに、トランジスタQ16
のベースに、可変容量ダイオードD11及びマイクロスト
リップラインL11などを有する共振回路413が外付け
される。こうして、VCO41が構成される。
【0039】そして、受信回路20において、復調回路
31からAFC電圧が取り出され、このAFC電圧と、
ローパスフィルタ49から制御電圧とが、スイッチ回路
414により選択され、その選択された電圧が、ダイオ
ードD11に制御電圧として供給される。こうして、トラ
ンジスタQ14のコレクタから発振信号S41が取り出され
る。
【0040】さらに、カレントミラー回路411に第3
の出力用のトランジスタQ21が接続されるとともに、こ
のトランジスタQ21をエミッタ負荷とするトランジスタ
Q22が設けられてアンプ42が構成される。そして、ト
ランジスタQ22のベースに、VCO41からの発振信号
S41が供給され、そのコレクタから増幅された信号S41
が取り出され、この信号S41がミキサ回路24に供給さ
れる。
【0041】また、トランジスタQ22のコレクタからの
信号S41が、エミッタ接地のトランジスタQ61を通じて
トランジスタQ36のベースに供給される。このトランジ
スタQ36は、そのエミッタが、トランジスタQ33、Q34
のコレクタに接続されて増幅用とされる。さらに、トラ
ンジスタQ33、Q34により、これらを第1及び第2の出
力用のトランジスタとし、トランジスタQ32を入力用と
するカレントミラー回路431が構成される。また、ト
ランジスタQ32、Q33のエミッタにはスイッチング用の
トランジスタQ31が直列接続されるとともに、トランジ
スタQ34のエミッタにもスイッチング用のトランジスタ
Q35が直列接続される。
【0042】こうして、トランジスタQ31〜Q36によ
り、アンプ43が構成され、トランジスタQ36に供給さ
れた信号S41は、トランジスタQ36により増幅されてそ
のコレクタに取り出される。
【0043】そして、このコレクタに取り出された信号
S41が、バッファアンプ51として動作するエミッタフ
ォロワのトランジスタQ51を通じてミキサ回路13に供
給される。さらに、トランジスタQ36のコレクタの信号
S41が、バッファアンプ44として動作するエミッタフ
ォロワのトランジスタQ41を通じてプリスケーラ45に
供給される。また、このとき、トランジスタQ51、Q41
のエミッタには、スイッチング用のトランジスタQ52、
Q42がそれぞれ直列接続される。
【0044】そして、マイコン70から制御信号S71、
S72が取り出され、信号S71がトランジスタQ14、Q3
1、Q42のベースに供給され、制御信号S72がトランジ
スタQ35、Q52のベースに供給される。
【0045】このような構成によれば、制御信号S71、
S72のレベルにしたがって、次のような動作及び動作電
流となる。
【0046】 S71=“L”かつ、S72=“L”の場
合 この場合には、S71=“L”によりトランジスタQ14が
オフになるので、トランジスタQ13もオフになり、トラ
ンジスタQ15、Q16の動作電流は、トランジスタQ12の
コレクタ電流のみとなる。そして、これは、後述からも
明らかなように、VCO41にとってその動作電流が最
小の状態である。
【0047】また、このとき、S71=“L”によりトラ
ンジスタQ31がオフであるとともに、S72=“L”によ
りトランジスタQ35もオフなので、トランジスタQ32〜
Q34はすべてオフであり、トランジスタQ36には動作電
流は流れない。
【0048】さらに、S72=“L”によりトランジスタ
Q52がオフなので、トランジスタQ51もオフとなる。ま
た、S71=“L”によりトランジスタQ42がオフなの
で、トランジスタQ41もオフとなる。
【0049】したがって、この状態では、VCO41に
最小の動作電流が流れるとともに、アンプ42に所定の
動作電流が流れるだけであり、アンプ43、44、51
にはまったく動作電流が流れない。したがって、この状
態では、消費電流は最小となる。
【0050】なお、この場合、アンプ43、44が動作
しないので、シンセサイザ回路40はPLLを構成しな
いが、この場合には、スイッチ回路414を通じてAF
C電圧がVCO41に供給され、VCO41は、基地局
からの下りチャンネルの信号S21にロックされ、このと
きの受信チャンネル(受信周波数)の精度は、基地局の
周波数精度とされる。したがって、シンセサイザ回路4
0がPLLを構成しなくても問題はない。
【0051】また、シンセサイザ回路40がPLLを構
成しなくても問題はないので、回路45〜49に動作電
流を供給する必要もなく、したがって、それら回路45
〜49の動作電流も節約することができる。
【0052】 S71=“H”かつ、S72=“L”の場
合 この場合には、S71=“H”によりトランジスタQ14が
オンになるので、トランジスタQ13もオンになり、トラ
ンジスタQ15、Q16の動作電流は、トランジスタQ12、
Q13のコレクタ電流の和の大きさとなる。すなわち、V
CO41の動作電流は、の場合の例えば2倍に大きく
なる。
【0053】また、このとき、S71=“H”によりトラ
ンジスタQ31がオンなので、トランジスタQ32、Q33も
オンであるとともに、S72=“L”によりトランジスタ
Q35がオフなので、トランジスタQ34もオフである。し
たがって、トランジスタQ36には、トランジスタQ33の
コレクタ電流に等しい動作電流が流れる。
【0054】さらに、このとき、S71=“H”によりト
ランジスタQ42がオンなので、トランジスタQ41もオン
となる。
【0055】したがって、トランジスタQ61からの信号
S41が、アンプ43により増幅されてからアンプ44を
通じてプリスケーラ45に供給されるので、ローパスフ
ィルタ49の出力電圧を、スイッチ回路414を通じて
VCO41に供給することにより、シンセサイザ回路4
0はPLLを構成する状態となる。
【0056】ただし、この状態においては、S72=
“L”によりトランジスタQ52がオフなので、トランジ
スタQ51もオフである。したがって、トランジスタQ13
もオフであることと併せると、消費電流は中程度とな
る。
【0057】 S71=“H”かつ、S72=“H”の場
合 この場合には、S71=“H”なので、の場合と同様の
動作により、VCO41の動作電流は、の場合の例え
ば2倍に大きくなる。
【0058】また、の場合と同様の動作により、ロー
パスフィルタ49の出力電圧を、スイッチ回路414を
通じてVCO41に供給することにより、シンセサイザ
回路40はPLLを構成する状態となる。
【0059】さらに、S72=“H”によりトランジスタ
Q52がオンなので、トランジスタQ51もオンであり、ア
ンプ43からの発振信号S41は、アンプ51を通じてミ
キサ回路13に供給され、送信可能となる。
【0060】そして、この場合、S72=“H”によりト
ランジスタQ35がオンなので、トランジスタQ34もオン
となり、トランジスタ36の動作電流は、トランジスタ
Q12、Q13のコレクタ電流の和の大きさとなり、トラン
ジスタQ36における利得はの場合よりも大きくなる。
したがって、アンプ43からの信号S41を、プリスケー
ラ45及びミキサ回路13に、十分なレベルで分配する
ことができる。
【0061】ただし、このの状態はすべてのトランジ
スタがオンとなっているので、消費電流は最大である。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、待機時には、送信回
路10の動作電流をオフにするだけでなく、シンセサイ
ザ回路40のVCO41及びアンプ42、43の動作電
流を小さくしているので、通話に使用できる時間あるい
は待機できる時間を長くすることができる。
【0063】そして、通話時には、VCO41に十分な
動作電流を供給しているので、VCO41の発振信号S
41の周波数スペクトルを低雑音にすることができ、した
がって、隣接チャンネル漏洩電力を規格内に抑えること
ができる。また、アンプ42、43にも十分な動作電流
が供給されるので、VCO41の発振信号S41を、これ
を必要とする各プリスケーラ45、ミキサ回路13、2
4に十分なレベルで供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例の一部を示す接続図である。
【図3】図2の続きを示す接続図である。
【図4】図3の続きを示す接続図である。
【図5】この発明を説明するめの系統図である。
【図6】VCOの発振特性を示す図である。
【符号の説明】
10 送信回路 12 FM変調回路 13 ミキサ回路 17 送信用バンドパスフィルタ 20 受信回路 21 受信用バンドパスフィルタ 24 第1ミキサ回路 25 第1中間周波フィルタ 26 第2ミキサ回路 27 第2局部発振回路 29 第2中間周波フィルタ 31 FM復調回路 40 シンセサイザ回路 41 VCO 45 プリスケーラ 46 可変分周回路 47 位相比較回路 48 発振回路 49 ローパスフィルタ 70 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信すべき信号を処理する送信回路と、アンテナを通じて受信した信号を処理する 受信回路と、上記送信回路の送信チャンネル及び上記受信回路の受信
    チャンネルを設定するために、 上記送信回路及び上記受
    信回路に所定の周波数の局部発振信号を供給するシンセ
    サイザ回路と、 上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路
    の各動作電流を制御する制御回路とを有し、 上記シンセサイザ回路は、上記局部発振信号となる発振
    信号を形成するVCOを有し、上記制御回路は、 待機時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    フにするとともに、上記VCOの動作電流の値を小さく
    し、 通話時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    ンにするとともに、上記VCOの動作電流の値を、隣接
    チャンネル漏洩電力が規定値内となる値まで大きくする
    ように、上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサ
    イザ回路を制御するようにした移動電話機。
  2. 【請求項2】送信すべき信号を処理する送信回路と、アンテナを通じて受信した信号を処理する 受信回路と、上記送信回路の送信チャンネル及び上記受信回路の受信
    チャンネルを設定するために、 上記送信回路及び上記受
    信回路に所定の周波数の局部発振信号を供給するシンセ
    サイザ回路と、 上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路
    の各動作電流を制御する制御回路とを有し、 上記送信回路は、 送信すべき信号をFM信号に変換するFM変調回路と、 上記FM信号を、上記局部発振信号により上りチャンネ
    ルの信号に周波数変換するミキサ回路とを有し、 上記受信回路は、 下りチャンネルの信号を、上記局部発振信号により第1
    中間周波信号に周波数変換する第1ミキサ回路と、 上記第1中間周波信号を第2中間周波信号に周波数変換
    する回路と、 上記第2中間周波信号をFM復調するFM復調回路とを
    有し、 上記シンセサイザ回路は、上記局部発振信号となる発振
    信号を形成するVCOを有し、上記制御回路は、 待機時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    フにするとともに、上記VCOの動作電流の値を小さく
    し、 通話時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    ンにするとともに、上記VCOの動作電流の値を、隣接
    チャンネル漏洩電力が規定値内となる値まで大きくする
    ように、上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサ
    イザ回路を制御するようにした移動電話機。
  3. 【請求項3】送信すべき信号を処理する送信回路と、アンテナを通じて受信した信号を処理する 受信回路と、上記送信回路の送信チャンネル及び上記受信回路の受信
    チャンネルを設定するために、 上記送信回路及び上記受
    信回路に所定の周波数の局部発振信号を供給するシンセ
    サイザ回路と、 上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路
    の各動作電流を制御する制御回路とを有し、 上記シンセサイザ回路は、 上記局部発振信号となる発振信号を形成するVCOと、 このVCOの発振信号を上記局部発振信号として上記送
    信回路に供給する第1のアンプと、 上記VCOの発振信号を上記局部発振信号として上記受
    信回路に供給する第2のアンプとを有し、上記制御回路は、 待機時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    フにするとともに、上記VCOの動作電流の値を小さく
    し、 通話時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    ンにするとともに、上記VCOの動作電流の値を、隣接
    チャンネル漏洩電力が規定値内となる値まで大きくする
    ように、上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサ
    イザ回路を制御するようにした移動電話機。
  4. 【請求項4】送信すべき信号を処理する送信回路と、アンテナを通じて受信した信号を処理する 受信回路と、上記送信回路の送信チャンネル及び上記受信回路の受信
    チャンネルを設定するために、 上記送信回路及び上記受
    信回路に所定の周波数の局部発振信号を供給するシンセ
    サイザ回路と、 上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路
    の各動作電流を制御する制御回路とを有し、 上記シンセサイザ回路は、 上記局部発振信号となる発振信号を形成するVCOと、 このVCOの発振信号を上記局部発振信号として上記送
    信回路に供給する第1のアンプと、 上記VCOの発振信号を上記局部発振信号として上記受
    信回路に供給する第2のアンプとを有し、上記制御回路は、 待機時に、上記受信回路、上記VCO及び上記第1のア
    ンプの動作電流をオンにし、かつ、上記送信回路及び上
    記第2のアンプの動作電流をオフにするとともに、上記
    VCOの動作電流の値を小さくし、 通話時に、上記受信回路及び上記シンセサイザ回路の動
    作電流をオンにし、かつ、上記送信回路の動作電流をオ
    ンにするとともに、上記VCOの動作電流の値を、隣接
    チャンネル漏洩電力が規定値内となる値まで大きくする
    ように、上記送信回路、上記受信回路及び上記シンセサ
    イザ回路を制御するようにした移動電話機。
JP04272369A 1992-09-16 1992-09-16 移動電話機 Expired - Fee Related JP3129351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04272369A JP3129351B2 (ja) 1992-09-16 1992-09-16 移動電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04272369A JP3129351B2 (ja) 1992-09-16 1992-09-16 移動電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06104825A JPH06104825A (ja) 1994-04-15
JP3129351B2 true JP3129351B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=17512932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04272369A Expired - Fee Related JP3129351B2 (ja) 1992-09-16 1992-09-16 移動電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129351B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06104825A (ja) 1994-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8036619B2 (en) Oscillator having controllable bias modes and power consumption
US5530929A (en) Homodyne receiver minimizing oscillator leakage
US5974305A (en) Dual band architectures for mobile stations
US6373907B1 (en) Wireless terminal device
US7209720B2 (en) Multiband and multimode transmitter and method
JPH06209235A (ja) ディジタル移動電話の高周波回路構成
JP2002135157A (ja) マルチバンド携帯無線端末
JP2000013278A (ja) 無線装置及びそれを備える無線携帯機及び無線基地局並びにそれらを含む無線通信システム
US6788161B2 (en) Integrated oscillator circuit that inhibits noise generated by biasing circuitry
US6853235B2 (en) High frequency switch, amplifying circuit, and mobile communication terminal
GB2334168A (en) Dual band amplifier for a radiotelephone transmitter
US20010034217A1 (en) System and method for selectively interconnecting amplifiers in a communications device
US7515648B2 (en) Transmitter and wireless communication apparatus using same
JP3672189B2 (ja) 無線信号受信装置及び復調処理回路
US6356770B1 (en) Composite mobile communication device
JP2002261542A (ja) 発振器及びそれを用いた通信機
US5307378A (en) Digital radio communication apparatus
JPH1093475A (ja) 複合システム共用端末
JP3129351B2 (ja) 移動電話機
KR20010053564A (ko) 텔레커뮤니케이션 ic용 다중 주파수 저전력 발진기
JP3282682B2 (ja) 移動電話機
US6175724B1 (en) Band switchable injection oscillator and communication device using same
JP3093680B2 (ja) 携帯無線機
KR100541097B1 (ko) 레벨 조정 기능을 갖는 전압제어발진기
JP4385521B2 (ja) 送受信機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees