JP3129235U - 冷房用衣服のエアーベストを提供する。 - Google Patents

冷房用衣服のエアーベストを提供する。 Download PDF

Info

Publication number
JP3129235U
JP3129235U JP2006006182U JP2006006182U JP3129235U JP 3129235 U JP3129235 U JP 3129235U JP 2006006182 U JP2006006182 U JP 2006006182U JP 2006006182 U JP2006006182 U JP 2006006182U JP 3129235 U JP3129235 U JP 3129235U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air hose
hose
vest
vent valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006006182U
Other languages
English (en)
Inventor
秀剛 蓬山
Original Assignee
秀剛 蓬山
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 秀剛 蓬山 filed Critical 秀剛 蓬山
Priority to JP2006006182U priority Critical patent/JP3129235U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129235U publication Critical patent/JP3129235U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

【課題】本考案はアスベスト除去作業において、作業者の脱水や熱中の健康被害を軽減すると共に作業性を向上させる冷房用衣服のエアーベスト。
【解決手段】本考案は、薄手繊維(3)からなるエアーホースa(2)に分岐構造(8)を備えて送風機能と排出機能(5)とを具備したエアーホースa(2)をエアーベスト(1)に縫合し、冷風送付装置(26)から送風される圧縮冷空気を接続器具(19)の圧力調節弁(23)によって風量を調整する接続器具(19)をエアーホースa(2)のチュウブパイプ(7)に接続することによりエアーベスト(1)に冷風を挿入して、作業者の体内温度を冷却し、建造物のアスベスト除去作業の作業者の脱水、熱中などの疾患を防ぎ、快適な作業環境を提供することによって人件費を軽減させることができた。
【選択図】図1

Description

この考案は、建造物のアスベスト除去作業において、作業者の脱水や熱中の健康被害を軽減すると共に作業性を向上させることを目的とした冷房用衣服のエアーベストである。
高温環境下は工場等の作業現場では、空気供給装置からホースを介して衣服の間に供給することにより、作業者の体温の上昇を防ぐことが行われている。また、特許公開平11−323626またはJIS T 7101のクリーンエアー供給し、体温を冷却するサカヰシキ12号HVF−Z型とサカヰシキCJ−1型とがあり、外布と内布との間に中空部を形成し、空気供給装置から該中空部に供給される冷房用空気を、内布に形成した複数の小孔から吹出す冷房用作業着が提案されている。
しかしながらアスベスト除去作業のレベル1またはレベル2の除去作業ではタイベックなどの完全密封型の防護服を着用しての作業のため、夏季によっては作業者の体内温度は40度以上に達し、脱水や熱中の症状が起こり、人体に危険な影響を及ぼし生命の危機にさえ、晒されるアスベスト除去作業であり、またアスベストのレベル1、2の除去作業は屋根などの熱がこもる天井部分にあるアスベストを除去することが多いため、特に熱がこもる頭部や首筋を中心に冷風を送り体内温度を下げることが必要であるが、従来の冷房用作業着には肩、背中、腹などを冷却し体温を下げることだけを目的にしている。
このように特許公開平11−323626と市販のサカヰシキCJ−1型では肩、背中、腹を冷却し体温を下げることを目的にしているが、アスベストのレベル1、2の除去作業は特に頭部や首筋に熱がこもるため、頭部や首筋を中心に冷風を送り冷却する必要がある。また、JIS T 7101のクリーンエアーを用いたサカヰ式CJ−1型は価格的にも一台100万前後と非常に高価なため通常のアスベスト除去作業では、ほとんど使用されることがなく、アスベスト除去作業時の脱水や熱中の症状を防ぐための根本的な装備品として活用するには、冷却機能性および経済性の観点から視てもアスベストのレベル1、2の除去作業に用いる装備品としては不向きであった。
また、従来の冷房用衣服の冷空エアー式などでは、ベストの小孔から送風する方式とチューブパイプによって送風し、体温の上昇を抑えるものであったが、これらの機能としてアスベストなどの除去作業ではタイベックなどの完全密封型の防護服を着用し、屋根などの熱がこもる天井部分にあるアスベストを除去することが多く、夏季などでは作業者の体内温度は40度以上に達し、脱水や熱中の症状が起こり、人体に危険な影響を及ぼし生命の危機に晒されるアスベスト除去作業であることから、従来の肩、背中、腹などを冷却し体温を下げる目的以外に頭部や首筋を重点に冷却することが必須であるが、現在の冷房用衣服では頭部を中心に冷却するものは無く、さらに、チューブパイプ式では柔軟性に欠けるため、作業能率を低下させるなどの問題もあった。
これらの欠点を鑑み本考案は、頭部や首筋を中心に冷風を送るためのエアーホースaを具備したエアーベストを手段とし、頭部や首筋を中心に冷却し、さらに腹、背中、下半身にも冷風を送風し体内温度を冷却し得る機能を有した快適なエアーベストを安価に提供する。
本考案は前頭部まで冷却し得るエアーホースaを備えたことにより、作業者の健康被害を最小限に抑え、チューブパイプ式と同様の送風能力を備え、さらにチューブパイプの圧迫感を無くし作業効率をも高めた。またエアーホースaは繊維素材を使用しているため、送風前は平らで柔軟性を保ち違和感を感じさせることもなく作業効率を飛躍的に向上させることができた。なお、布地は、市場に広く出回っている薄手のものである。
さらに繊維素材とチューブパイプとを縫着し加工したエアーホースaと、市販の通気性に優れたメッシュベストとを、縫着し一体化させたエアーベストであることから、ミシンなどの手作業で加工が出来ることから、工場の設備や設備投資を必要としないため加工費用を軽減させることが出来、安価に提供できる。
また従来の冷風送付装置のJIS T 7101のクリーンエアーなどは、非常高く設定されていることから、一般にアスベストなどの除去作業に用いることは稀であり、これら価格的な経済性要素も普及しにくい側面をもたらしているが、本考案の冷風送付装置は、必要に応じた冷却室を設けて市販の電動エアーコンプッレサーを設置して電動冷却装置(冷房能力1.6kW〜1.8kW程度・抗菌、除塵フィルターを備え)によって冷却された空気を電動エアーコンプレッサー(圧力0,1〜1MPA程度)の吸引フィルターから吸引されるように施し、電動エアーコンプレッサーにエアークリーンフィルターを接続し、不純物を浄化した圧縮空気を外部エアーホースに送風する冷風送付装置であり、市販の装置および設備を組み合わせた簡易的な冷風送付装置であることから、従来の冷風送付装置の加工費用を一切必要としないため、従来の冷風送付装置の費用の2〜5割程度の費用で冷風送付装置を設けることが出来る。
上述のように、繊維素材とチュウブパイプからなるエアーホースaを具備したエアーベストを設けることにより前途の欠点を解決しようとするものである。なお、冷風送付装置では、電動冷却装置で冷却した冷風を用いたが、本発明は、電動加熱装置で加熱した温風を用いることも可能である。
また、供給される圧縮空気の温度と作業現場の温度とに差があれば、電動冷却装置又は電動加熱装置は不要で送風機能だけでよい。さらに衣服をメッシュベストタイプのもので説明したが、その他Tシャツタイプの衣服かサスペンダーやベルトをエアーホースaと接合したものでもよい。
なお、本考案の冷房用衣服のエアーベストの空調および通気性の構成する構造として、エアーホースaは繊維を用いたものであるが、上記エアーホースaの通気性を確保できる範囲であれば、繊維以外の例えば市販の塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ素樹脂のいずれかの弾力性に優れたエアーホース(内形の空洞は直径1mm〜9mm程度で外形の直径は3mm〜11mm程度)の素材を活用して冷房用空気を吹出す複数の小孔を備えたエアーホースを前記エアーホースaと同様に前記分岐構成を備えてもよい。
繊維素材からなるエアーホースaは、通気性(2.5cm/cm・sec.〜60.0cm/cm・sec.)を有する薄手布地と、機密性((1.15cm/cm・sec.〜2.4cm/cm・sec.)をと有する薄手布地で、天然繊維、動物繊維および化学繊維の素材を単体もしくは複合した薄手繊維を部位ごとに表裏で縫合し加工した筒状の送風能力と排出機能とを有するエアーホースaを設け、エアーホースaは必要に応じた箇所に冷房用空気を吹出す複数の小孔および繊維の通気性を備え、排出風量に応じた直径0.05mm〜9mm程度の小孔と繊維の通気性機能とを有した排出機能によって、頭部および首筋を集中的に冷却させるために首、頭の角度に応じた曲線縫合を施し、必要に応じた部位に通気繊維を縫合し、通気性を持たせた排出機能により冷却させることができる排出機能を備えたエアーホースaを具備し、市販のメッシュベストの内部または外部にエアーホースaを縫着結合した送風機能と排出機能とを備えたエアーベストの手段を具備したエアーベスト。
前記エアーホースaの素材は、天然繊維の綿、麻または動物繊維の絹もしくは化学繊維のナイロン、アラミド、ビニロン、塩化ビニール系、ポリエステル系、アクリルニトリル系、ポリプロピレン系、ポリエチレン系の繊維素材の単体または複合した繊維素材を縫合して筒状に加工した薄手繊維からなるエアーホースaの形状は内形空洞が直径2mm〜45mm程度で、外形は直径4mm〜50mm程度で、厚みは0.01mm〜3mm程度の円筒形もしくは長方形の形状を備え、エアーホースaは外部から挿入される圧縮空気を防護服内の隅々に送風するため、背面部に垂直の背面部エアーホースaを備え、前頭部から尾骨までの長さ80cm〜150cm程度を有する背面部エアーホースaを起点に3又〜10又の範囲に分岐する頭部、背面部、尾骨部、腹部とに枝分かれした分岐構造のエアーホースaを具備し、頭部エアーホースaの先端末部を密封し、尾骨部エアーホースaの先端末部は両太ももから足首までを冷却させるための二又構造で先端末部の開口部は直径1mm〜5mmの範囲とし、腹部エアーホースaは左右に分岐し、左腹部エアーホースaの先端末部を密封し、右腹部エアーホースaの先端末部は外部のホースジョイントと接続するために、塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂の弾力性に優れた素材のチューブパイプ(形状は円形で内形空洞は直径4mm〜9mm程度で外形は6mm〜11mm程度)を右腹部エアーホースaの先端末部に縫着結合を施し、圧縮空気を有した外部エアーホースをホースジョイントに接合させることにより頭部、背面部、尾骨部、腹部のエアーホースaに圧縮空気が挿入される分岐構造を備えたエアーホースaの手段を具備したエアーベスト。
前記エアーベストに冷風が送風されることにより、完全密封型の防護服内は陽圧となって防護服が膨れるあがり作業性と冷風の通気性を損なうことから、通気を確保するための通気弁を設け、通気弁の素材はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニール樹脂、天然ゴムのいずれかの弾力性能に優れた素材を用い、形状は円形または長方形で内形空洞は直径1mm〜9mm程度で外形は長さ2cm〜7cm程度で直径3mm〜11mm程度の空洞を有した通気弁で、片側先端末の面部に空気の逆流を防ぐ逆流弁を備えた。逆流弁は通気弁の先端末面部の外形面積と等しい平面体構造で、形状は厚さ0.2mm〜2mm程度で通気弁と逆流弁の端末の一部分の面部同士が10%〜50%程度で結合した一体化構造の通気弁を設け、常に逆流弁の端末平面部分が通気弁の先端末平面部と密着し密封された状態を保ち、人の吐息程度の微圧力が生じることで通気弁の先端末部と連結した逆流弁が開きエアーを排気するように施された通気弁を備えた通気弁の手段を具備したエアーベスト。
冷風送付装置の圧縮冷空気を送風するための外部エアーホースには、先端末部にワンタッチカプラ(メネジ)を施し、前記ワンタッチカプラ(メネジ)と接続するための接続器具は、圧力調節弁にワンタッチカプラ(オネジ)とホースジョイントとを接続した接続器具で、前記ホースジョイントを防護服に貫通させてエアーホースaのチューブパイプと接続することにより、圧縮された冷空気はエアーベストに具備したエアーホースaに圧縮冷空気が挿入され、エアーホースaの分岐構造と排出機能によって頭部、背面部、尾骨部、腹部とに枝分かれして防護服内を冷却させる風量を圧力調節弁によって調整できる接続器具を設けてピン工法によってベルトに固定した接続器具の手段を具備したエアーベスト。
必要に応じた冷却室を設けて市販の電動エアーコンプッレサーを設置して市販の電動冷却装置(冷房能力1.6kW〜1.8kW程度・抗菌、除塵フィルターを備え)によって冷却された空気を電動エアーコンプレッサー(圧力0,1〜1MPA程度)の吸引フィルターから吸引されるように施し、電動エアーコンプレッサーにエアークリーンフィルターを接続し、不純物の油、水分、粉じんなどを浄化した圧縮空気を外部エアーホースに送風する冷風送付装置であり、市販の装置および設備を組み合わせた簡易的な冷風送付装置の手段を具備したエアーベスト。
以上のように本考案は、以下の段落番号0013〜0017に記載説明した手段により問題を解決している。
上述のように、作業員の体内温度を頭部や首筋を中心に冷風を送り冷却することができるエアーホースaを具備したエアーベストを設けたことにより、作業員の健康被害の軽減と、作業効率を高めたことによる人件費用の軽減とを可能にした。
さらに、シンプルな構成を特徴とするエアーベストは繊維素材とチューブパイプと市販のメッシュベストとを縫合加工しただけの製品であるため、材料費と手間賃だけで製作でき、安価に提供することができる。
また、市販の装置および設備を組み合わせた簡易的な冷風送付装置を設けたことにより、従来の冷風送付装置の2〜5割程度、安価に提供できることから、一般のアスベスト(レベル1.2)除去作業に拡充することが予測される。
段落番号0004〜0021に記載の特徴によって、通気性と機密性の繊維によって送風機能と排出機能とを具備したエアーホースaに分岐構造を備え、市販のメッシュベストにエアーホースaを結合したエアーベストを設け、冷風送付装置の圧縮空気を送風する外部エアーホース端末部に施したワンタッチカプラ(メネジ)と接続するための接続器具は、圧力調節弁とワンタッチカプラ(オネジ)とホースジョイントとを接続した接続器具を設け、ホースジョイントを防護服に貫通させてエアーホースaのチューブパイプと接続することで、圧縮された冷空気をエアーホースaに供給することができ、圧力調節弁が冷空気の挿入量を調整し、防護服内にエアーが送風されて陽圧状態となった防護服が膨らみ通気弁の先端の逆流弁からエアーが排出されることで、防護服内の環境は常に冷風が通気した状態を保つことができるメッシュベストである。
本考案の実施例を図に基づいて説明する。
図1の1と2と3の1〜6と図2の1とが示すように、エアーホースa(2)は必要に応じた箇所に冷房用空気を吹出す複数の小孔(4)を備えて排出風量に応じた形状を有し、さらに、通気性繊維(12)と機密性繊維(3)の優れた天然繊維または動物繊維もしくは化学繊維を単体または複合した繊維素材を部位ごとに表裏で縫着し組み合わせたエアーホースa(2)を設けた。
図1の3が示すように、必要に応じた箇所に通気性繊維(12)と機密性繊維(3)を縫着することで、機密性繊維(3)の送風能力と通気性繊維(12)の排出機能によって冷却させることができるエアーホースa(2)を、図2の1が示すようにメッシュベスト(6)の内部にエアーホースa(2)を縫着結合してエアーベスト(1)を設けた図である。なお、メッシュベスト(6)は市販品を用いて加工したものである。
図1の1と2と3の1〜6が示すように、薄手繊維の機密性繊維(3)と通気性繊維(12)の2種類の繊維素材を縫着して筒状に加工し送風能力と排出機能とを備えたエアーホースa(2)は、外部から挿入される圧縮空気を防護服内の隅々に送風するため背面部に施した垂直の背面部エアーホースa(10)を起点に6又分岐に分かれて、頭部、背面部、尾骨部、左腹部、右腹部とに枝分かれした分岐構造(8)で、背面部エアーホースa(10)からなる頭部エアーホースa(9)は先端末部を縫着し密封することで排出機能を有し、頭部、首筋を中心に冷却する特徴を備えており、図2の2が示すように、頭部、首筋の角度に沿った曲線縫合を施した。尾骨部エアーホースa(11)の先端末部は、両太ももから足首までを冷却させるため二又分岐し、先端末部は直径1mm〜5mm程度の開口部を施した。腹部エアーホースaの先端末部は左右に分岐し、左腹部エアーホースa(13)の先端末部を縫着し密封したことで排出機能を有し、外部のホースジョイント(20)と接続するために右腹部エアーホースa(14)の先端末部はチューブパイプ(7)と縫着結合した分岐構造(8)を有するエアーホースa(2)は、図4が示す、冷風送付装置(26)の圧縮空気を外部エアーホース(29)から挿入されることで、機密性繊維(3)によって図1の3の1と2とが示すように、平面のエアーホースa(2)が空気圧によって図1の3の3〜6が示すように、円筒形に形状を変化させる構造となる。
また、図1の2が示すように、腹部エアーホースaの分岐部分から背面部エアーホースa(10)の断面を斜視した図であり、エアーホースa(2)に圧縮空気を挿入したとき気圧によって空洞ができ円筒形の状態を表している。
さらに、エアーホースa(2)を8〜10又分岐する場合は、垂直の背面部エアーホースa(10)を起点に、必要に応じた上下の箇所に腹部エアーホースaを1〜2箇所を左右に増設けることで腹部の冷却機能を高めることができる。
図1の1が示すように、エアーホースa(2)は前頭部から尾骨までの長さ80cm〜150cm程度の垂直の背面部エアーホースa(10)を有しており、図2の2が示すように、頭部および首筋を集中的に冷却させるために頭部の曲線形状に沿うように縫合した背面部エアーホースa(10)を設けた。
このように、図1の3の1〜6が示すように、1.3.5.は機密性繊維(3)を表裏で縫合することで、機密性が高くなりエアーホースのような送風能力を備えるが2.4.6.は、その逆に表面に機密性繊維(3)と裏面に通気性繊維(12)を縫合して、冷却したい部位に通気性繊維(12)を施し、排出機能をもたらすことで、部位ごとに集中的に冷却させることができる。また、5.6.のように小孔(4)の設置ポイントの角度によって、防護服の内部に冷空の対流をつくり体全体を冷却させる機能を有している。なお、裏面に通気性繊維(12)とは体に接触する面である。
図4が示す、冷風送付装置(26)の圧縮空気は、図1の1と2と図2の1と2とが示すように、右腹部エアーホースa(14)の先端末部に施したチューブパイプ(7)と図3の2が示す、接続器具(19)のホースジョイント(20)と図3の3が示すように、連結することで接続器具(19)の圧力調節弁(23)バルブが開状態において、図1と図2とが示すように、圧縮空気が右腹部エアーホースa(14)に挿入されて背面部に施した垂直の背面部エアーホースa(10)を通じて頭部エアーホースa(9)、尾骨部エアーホースa(11)、腹部エアーホースaとに圧縮空気が挿入されるエアーホースa(2)は、機密性よってエアーが送風され気圧により陽圧状態となって平面から円筒形に変化する特性と備えている。
図4が示す、外部エアーホース(29)端末部に施した図3の2と3が示す、ワンタッチカプラ(メネジ)(21)と接続するための接続器具(19)は、圧力調節弁(23)とワンタッチカプラ(オネジ)(22)とホースジョイント(20)とによって構成された接続器具(19)を設けた。さらに、図3の1〜3が示す、接続器具(19)とベルト(30)を結合させたことにより外部の圧力など、外部エアーホース(29)が引っ張られるようなことがあっても、ベルト(30)が腰に固定されているため、直接、エアーホースa(2)およびエアーベスト(1)に圧力が加わることは無いようにした。また、図3の1が示す、接続器具(19)とベルト(30)をピン工法(31)によって結合したことから接続器具(19)は支点によって自由に角度を変化させることができ、防護服に差し込む位置の範囲を広めた。なお、接続器具(19)、外部エアーホース(29)、チューブパイプ(7)、ワンタッチカプラのオネジ(22)・メネジ(21)、ホースジョイント(20)、固定ピン(18)などは市販のものを用いた。
予め防護服(15)に2mm程度の穴を開けた部分に図3が示す、ホースジョイント(20)を押し込み防護服(15)に貫通させてエアーホースa(2)のチューブパイプ(7)と接続し固定ピン(18)で固定することで、圧縮された冷空気をエアーホースa(2)に供給することができ、圧力調節弁(23)が冷空気の挿入量を調整し、防護服(15)内にエアーが送風されて陽圧状態となった防護服(15)が膨らみ、図2の3が示す、通気弁(16)の先端に備えた逆流弁(17)からエアーが排出されることで、防護服(15)内の環境は常に冷風が通気した状態を保つことができる図2の1が示すエアーベスト(1)である。なお、防護服(15)にチューブパイプ(7)を貫通させ防護服(15)と固定ピン(18)との接続図および防護服(15)と通気弁(16)と面テープ(32)との接続図は表記していない。
図2の1が示す、エアーベスト(1)に冷風が送風されることにより、完全密封型の防護服(15)内が陽圧となることから、防護服(15)が膨れるあがり作業性と冷風の通気性を損なうため、図2の3の1〜6が示す、通気を確保するための図2の3の3.6.が示す、通気弁(16)を設けた。通気弁(16)の素材は弾力性能に優れた素材を用い、図2の3の1.4.が示す、片側端末部に空気の逆流を防ぐ逆流弁(17)を備えた通気弁(16)の機能を具備したエアーベスト(1)である。
なお、図2の3の1と4が示す、逆流弁(17)の構造は図2の3の2と5が示す、通気弁(16)の先端末部の外形面積と等しい面体構造(形状は厚さ0.2mm〜2mm程度)で図2の3の3と6が示すように、通気弁(16)と逆流弁(17)の端末の一部分の面部同士が10%〜50%程度の割合で結合した一体化構造であり、常に逆流弁(17)の端末面全体が通気弁(16)の先端末の平面部と密着し密封された状態を保ち、人の吐息程度の微圧力が生じることで図2の3の3と6が示すように、通気弁(16)の先端末部と連結した逆流弁(17)が開き、エアーを排気するように施された通気弁(16)である。また、通気弁(16)の先端末部の一部分と逆流弁の一部分との結合部分の弾力性能を変化させることにより、逆流弁(17)が開く圧力のMPAを変えることが出来る。
これにより両手首および両足首の部分に通気弁(16)を取り付け、防護服(15)を着用し、逆流弁(17)部分だけを両手首および両足首に出して、通気弁(16)と防護服(15)とを面テープ(32)で固定することで、逆流弁(17)部分だけが防護服(15)から露出状態となり、エアーが送風されて陽圧状態となった防護服(15)が膨らみ通気弁(16)の先端に備えた逆流弁(17)からエアーが排出されることで、防護服(15)内の環境は常に冷風が通気した状態を保つことが出来る。また防護服(15)内が陰圧状態では逆流弁(17)は閉状態であり、外気の逆流を防ぐことが出来る。
図4が示すように、外部電源と接続した冷風送付装置(26)を簡易的に設けるため、冷却室(25)を設けて市販の電動エアーコンプッレサー(27)を設置して市販の電動冷却装置(25)によって、冷却された空気を電動エアーコンプレッサー(27)の吸引フィルター(33)から吸引されるように施し、電動エアーコンプレッサー(27)にエアークリーンフィルター(28)を接続し、不純物の油、水分、粉じんなどを取除き、浄化した圧縮空気を外部エアーホース(29)に送風する冷風送付装置(26)であり、市販の装置および設備を組み合わせた簡易的な冷風送付装置(26)を手段とした。
なお、段落番号0024〜段落番号0036に記載した図1〜図4のエアーベスト(1)、エアーホースa(2)、機密性繊維(3)、小孔(4)、排出機能(5)、メッシュベスト(6)、チューブパイプ(7)、分岐構造(8)、頭部エアーホースa(9)、背面部エアーホースa(10)、尾骨部エアーホースa(11)、通気性繊維(12)、左腹部エアーホースa(13)、右腹部エアーホースa(14)、通気弁(16)、逆流弁(17)、固定ピン(18)、接続器具(19)、ホースジョイント(20)、ワンタッチカプラ(メネジ)(21)、ワンタッチカプラ(オネジ)(22)、圧力調節弁(23)、冷却室(24)、電動冷却装置(25)、冷風送付装置(26)、電動エアーコンプレッサー(27)、エアークリーンフィルター(28)、外部エアーホース(29)、ベルト(30)、ピン工法(31)、吸引フィルター(33)は、仮想のもので実際の形状とは異なるものである。
1.エアーホースaの全体正面図と2.腹部、背面部、尾骨部のエアーホースaの斜視図と3.エアーホースaの断面図。 1.エアーホースaを具備したエアーベストの正面図と2.エアーホースaのイメージ図と3.通気弁の構成および各図。 1.接続器具とベルトの接合側面図と2.チュウブパイプと圧力調整弁とワンタッチカプラ(メネジ)とベルトの接合平面図と3.接続器具とベルトの接合平面図。 1.冷風送風装置の斜視図
符号の説明
エアーベスト
エアーホースa
機密性繊維
小孔
排出機能
メッシュベスト
チューブパイプ
分岐構造
頭部エアーホースa
背面部エアーホースa
尾骨部エアーホースa
通気性繊維
左腹部エアーホースa
右腹部エアーホースa
防護服
通気弁
逆流弁
固定ピン
接続器具
ホースジョイント
ワンタッチカプラ(メネジ)
ワンタッチカプラ(オネジ)
圧力調節弁
冷却室
電動冷却装置
冷風送付装置
電動エアーコンプレッサー
エアークリーンフィルター
外部エアーホース
ベルト
ピン工法
面テープ
吸引フィルター

Claims (4)

  1. 繊維素材からなるエアーホースaは、通気性(2.5cm/cm・sec.〜60.0cm/cm・sec.)を有する薄手布地と、機密性((1.15cm/cm・sec.〜2.4cm/cm・sec.)とを有する薄手布地で、天然繊維、動物繊維および化学繊維の素材を単体もしくは複合した薄手繊維を部位ごとに表裏で縫着し加工した筒状の送風能力と排出機能とを有するエアーホースaを設け、エアーホースaは必要に応じた箇所に冷房用空気を吹出す複数の小孔および繊維の通気性を備え、排出風量に応じた直径0.05mm〜9mm程度の小孔と繊維の通気性機能とを有した排出機能によって、頭部および首筋を集中的に冷却させるために首、頭の角度に応じた曲線縫合を施し、必要に応じた部位に通気繊維を縫合し、通気性を持たせた排出機能により冷却させることができる排出機能を備えたエアーホースaを具備し、市販のメッシュベストの内部または外部にエアーホースaを縫着結合した送風機能と排出機能とを備えたエアーベストを設けたことを特徴とするエアーベスト。
  2. 請求項1に記載の前記エアーホースaの素材は、天然繊維の綿、麻または動物繊維の絹もしくは化学繊維のナイロン、アラミド、ビニロン、塩化ビニール系、ポリエステル系、アクリルニトリル系、ポリプロピレン系、ポリエチレン系の繊維素材の単体または複合した繊維素材を縫合して筒状に加工した薄手繊維からなるエアーホースaの形状は、内形空洞が直径2mm〜45mm程度で、外形は直径4mm〜50mm程度で、厚みは0.01mm〜3mm程度の円筒形もしくは長方形の形状を備え、エアーホースaは外部から挿入される圧縮空気を防護服内の隅々に送風するため、背面部に垂直の背面部エアーホースaを備え、前頭部から尾骨までの長さ80cm〜150cm程度を有する背面部エアーホースaを起点に3又〜10又の範囲に分岐する頭部、背面部、尾骨部、腹部とに枝分かれした分岐構造のエアーホースaを具備し、背面部エアーホースaの頭部エアーホースa先端末部を密封し、尾骨部エアーホースaの先端末部は両太ももから足首までを冷却させるための二又構造で先端末部の開口部は直径1mm〜5mmの範囲とし、腹部エアーホースaは左右に分岐し、左腹部エアーホースaの先端末部を密封し、右腹部エアーホースaの先端末部は外部のホースジョイントと接続するために、塩化ビニール樹脂、ポリウレタン樹脂の弾力性に優れた素材のチューブパイプ(形状は円形で内形空洞は直径4mm〜9mm程度で外形は6mm〜11mm程度)を右腹部エアーホースaの先端末部に縫着結合を施し、圧縮空気を有した外部エアーホースをホースジョイントに接合させることにより頭部、背面部、尾骨部、左右腹部のエアーホースaに圧縮空気が挿入される分岐構造を備えたエアーホースaを具備したエアーベストを設けたことを特徴とする請求項1のいずれか一項に記載のエアーベスト。
  3. 請求項1〜請求項2に記載の前記エアーベストに冷風が送風されることにより、完全密封型の防護服内は陽圧となって防護服が膨れるあがり作業性と冷風の通気性を損なうことから、通気を確保するための通気弁を設け、通気弁の素材はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニール樹脂、天然ゴムのいずれかの弾力性能に優れた素材を用い、形状は円形または長方形で内形空洞は直径1mm〜9mm程度で外形は長さ2cm〜7cm程度で直径3mm〜11mm程度の空洞を有した通気弁で、片側先端末の面部に空気の逆流を防ぐ逆流弁を備え、逆流弁は通気弁の先端末面部の外形面積と等しい平面体構造で、形状は厚さ0.2mm〜2mm程度で通気弁と逆流弁の端末の一部分の面部同士が10%〜50%程度で結合した一体化構造の通気弁を設け、常に逆流弁の端末平面部分が通気弁の先端末平面部と密着し密封された状態を保ち、人の吐息程度の微圧力が生じることで通気弁の先端末部と連結した逆流弁が開きエアーを排気するように施された通気弁を備えた通気弁の機能を具備したエアーベストを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか一項に記載のエアーベスト。
  4. 冷風送付装置の圧縮冷空気を送風するための外部エアーホースには、先端末部にワンタッチカプラ(メネジ)を施し、前記ワンタッチカプラ(メネジ)と接続するための接続器具は、圧力調節弁にワンタッチカプラ(オネジ)とホースジョイントとを接続した接続器具で、前記ホースジョイントを防護服に貫通させてエアーホースaのチューブパイプと接続することにより、圧縮された冷空気はエアーベストに具備したエアーホースaに圧縮冷空気が挿入され、エアーホースaの分岐構造と送風機機能と排出機能とによって頭部、背面部、尾骨部、腹部とに枝分かれして防護服内を冷却させる風量を圧力調節弁によって調整できる接続器具を設けてピン工法によってベルトに固定した接続器具の手段を具備したエアーベストを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエアーベスト。
JP2006006182U 2006-08-01 2006-08-01 冷房用衣服のエアーベストを提供する。 Expired - Fee Related JP3129235U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006182U JP3129235U (ja) 2006-08-01 2006-08-01 冷房用衣服のエアーベストを提供する。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006006182U JP3129235U (ja) 2006-08-01 2006-08-01 冷房用衣服のエアーベストを提供する。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3129235U true JP3129235U (ja) 2007-02-15

Family

ID=43280204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006006182U Expired - Fee Related JP3129235U (ja) 2006-08-01 2006-08-01 冷房用衣服のエアーベストを提供する。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129235U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108278214A (zh) * 2018-01-30 2018-07-13 青岛大学 用于高温作业的腰挂式衣内吹风降温器
KR20210100982A (ko) * 2020-02-07 2021-08-18 (재) 한국전기산업연구원 목 보호대

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108278214A (zh) * 2018-01-30 2018-07-13 青岛大学 用于高温作业的腰挂式衣内吹风降温器
KR20210100982A (ko) * 2020-02-07 2021-08-18 (재) 한국전기산업연구원 목 보호대

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7788952B2 (en) Three-dimensional fabric with porous layer
US6596019B2 (en) Apparel ventilation system
ES2353218T3 (es) Traje de distribuciã“n de gas.
JP7023896B2 (ja) 衣服
JP2009525412A (ja) スペーサー要素を備えた気体分布服
US20080289077A1 (en) Safety garment
AU2002226518A1 (en) Three-dimensional fabric with porous layer
WO2006098429A1 (ja) 空調衣服
JP2006132040A (ja) 空調衣服
KR102288048B1 (ko) 송풍팬이 구비된 보호복
JPH11323626A (ja) 冷暖房用衣服
JP3129235U (ja) 冷房用衣服のエアーベストを提供する。
JPH04333602A (ja) 冷房服
KR101175776B1 (ko) 저소음 확산노즐이 구비된 작업복 내부 착용식 에어재킷
US7490606B2 (en) Medical garment ventilation system
US20220409935A1 (en) Air respirator and fireproof clothing worn with air respirator
KR100264353B1 (ko) 이동식 공기조화기를 이용한 용접용 작업복 및 용접용 마스크의 냉기공급시스템
KR102288049B1 (ko) 공기 순환 기능을 가진 보호복
WO2019146363A1 (ja) 衣服
CN215224893U (zh) 一种进氧舱用防护服
CN216147303U (zh) 一种透气防护服
JP7422106B2 (ja) 冷却服
CN216293101U (zh) 具有散热功能的医用防护服
CN215505204U (zh) 一种提高透气透湿性能的消防服
CN220370325U (zh) 一种换热器便于拆卸的降温被服

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees