JP3129100B2 - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

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JP3129100B2 JP06216987A JP21698794A JP3129100B2 JP 3129100 B2 JP3129100 B2 JP 3129100B2 JP 06216987 A JP06216987 A JP 06216987A JP 21698794 A JP21698794 A JP 21698794A JP 3129100 B2 JP3129100 B2 JP 3129100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定ラインから差圧測
定装置を取外す事無く、封入液の漏洩や封入液への水素
ガスの混入を自己診断出来る差圧測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は従来より一般に使用されている従
来例の構成説明図で、例えば、特開昭59―56137
号の第1図に示されている。図において、ハウジング1
の両側にフランジ2、フランジ3が嵌合い組み立てられ
溶接等によって固定されており、両フランジ2,3には
測定せんとする圧力PHの高圧流体の導入口5、圧力PL
の低圧流体の導入口4が設けられている。
【0003】ハウジング1内に圧力測定室6が形成され
ており、この圧力測定室6内にセンタダイアフラム7と
シリコンダイアフラム8が設けられている。シリコンダ
イアフラム8は、単結晶のシリコン基板81に凹部82
を形成して形成される。
【0004】センタダイアフラム7とシリコンダイアフ
ラム8はそれぞれ別個に圧力測定室6の壁に固定されて
おり、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8
の両者でもって圧力測定室6を2分している。センタダ
イアフラム7と対向する圧力測定室6の壁には、バック
プレ―ト6A,6Bが形成されている。センタダイアフ
ラム7は周縁部をハウジング1に溶接されている。
【0005】シリコン基板81の一方の面にボロン等の
不純物を選択拡散して4っのストレンゲ―ジ91を形成
する。4っのストレインゲ―ジ91は、シリコンダイア
フラム8が差圧ΔPを受けてたわむ時、2つが引張り、
2つが圧縮を受けるようになっており、これらがホイ―
トストン・ブリッジ回路に接続され、抵抗変化が差圧Δ
Pの変化として検出される。
【0006】92は、ストレインゲ―ジ91に一端が取
付けられたリ―ドである。93は、リ―ド92の他端が
接続されたハ―メチック端子である。94は、ストレイ
ンゲ―ジ91の近くに設けられた温度センサである(図
示せず)。支持体9は、ハ―メチック端子を備えてお
り、支持体9の圧力測定室6側端面に低融点ガラス接続
等の方法でシリコンダイアフラム8が接着固定されてい
る。
【0007】ハウジング1とフランジ2、およびフラン
ジ3との間に、圧力導入室10,11が形成されてい
る。この圧力導入室10,11内に第1,第2シールダ
イアフラム13,12を設け、このシールダイアフラム
12,13と対向するハウジング1の壁10A,11A
にシールダイアフラム12,13と類似の形状のバック
プレ―トが形成されている。
【0008】シールダイアフラム12,13とバックプ
レ―ト10A,11Aとで形成される空間と、圧力測定
室6は、連通孔14,15を介して導通している。そし
て、シールダイアフラム12,13間にシリコンオイル
等の封入液101,102が満たされ、この封入液が連
通孔16,17を介してシリコンダイアフラム8の上下
面にまで至っている、封入液101,102はセンタダ
イアフラム7とシリコンダイアフラム8とによって2分
されているが、その量が、ほぼ均等になるように配慮さ
れている。
【0009】以上の構成において、高圧側から圧力が作
用した場合、シールダイアフラム13に作用する圧力が
封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝達さ
れる。一方、低圧側から圧力が作用した場合、シールダ
イアフラム12に作用する圧力が封入液101によって
シリコンダイアフラム8に伝達される。
【0010】この結果、高圧側と低圧側との圧力差に応
じてシリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ91に因って電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な装置においては、何らかの原因で、シールダイアフラ
ム12,13から封入液101,102が漏洩しだした
場合、漏れは、僅かづつ、しかも徐々に漏れるので、出
力がはっきりと異常になり、故障となるまで発見できな
かった。
【0012】例えば、シールダイアフラム12,13が
ハウジング1にくっついてしまい、入力が加わっても、
出力が変わらなくなるとかで、初めて発見される。ある
いは、定期点検時等に入力テストをして、入力異常か
ら、故障個所を調べて初めて発見される。
【0013】加えるに、シールダイアフラム12,13
に、封入液101,102の漏れが生じた場合には、差
圧測定装置そのものの特性に直接影響があり、プロセス
の自動制御に支障をきたすことになる。
【0014】また、水素透過により封入液に水素ガスが
混入し、見掛け上、封入液の体積が増えた場合も同様で
ある。
【0015】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、測定ラインから差圧測定装置を
取外す事無く、封入液の漏洩や封入液への水素ガスの混
入を自己診断出来る差圧測定装置を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、本体ボディの両側面にそれぞれ設けられ
測定流体と封入液とを隔離し過大圧印加時に本体ボディ
に接して封入液の圧力の上昇を防止するシールダイアフ
ラムを具備する差圧測定装置において、正規の正常状態
において、一方のシールダイアフラムに過大圧を印加し
他方のシールダイアフラムに大気圧を印加した場合と他
方のシールダイアフラムに過大圧を印加し一方のシール
ダイアフラムに大気圧を印加した場合との差圧検出部の
出力を記憶する記憶回路と、診断時に該記憶回路の記憶
値と一方のシールダイアフラムに過大圧を印加し他方の
シールダイアフラムに大気圧を印加した場合或いは他方
のシールダイアフラムに過大圧を印加し一方のシールダ
イアフラムに大気圧を印加した場合の差圧検出部の出力
とを比較し封入液の漏れや封入液への水素ガスの混入を
判定する診断回路とを具備したことを特徴とする差圧測
定装置を構成したものである。
【0017】
【作用】以上の構成において、高圧側から圧力が作用し
た場合、シールダイアフラムに作用する圧力が封入液に
よってシリコンダイアフラムに伝達される。一方、低圧
側から圧力が作用した場合、シールダイアフラムに作用
する圧力が封入液によってシリコンダイアフラムに伝達
される。
【0018】従って、高圧側と低圧側との圧力差に応じ
てシリコンダイアフラムが歪み、この歪み量がストレイ
ンゲ―ジに因って電気的に取出され、差圧の測定が行な
われる。
【0019】次に、自己診断時においては、診断回路に
おいて、 (1)記憶回路の記憶値に対して、一方のシールダイア
フラムに過大圧を印加し他方のシールダイアフラムに大
気圧を印加した場合の差圧測定装置の出力と、その後、
他方のシールダイアフラムに過大圧を印加し一方のシー
ルダイアフラムに大気圧を印加した場合の差圧測定装置
の出力とを比較し封入液の漏れや封入液への水素ガスの
混入を判定する。
【0020】(2)或いは、記憶回路の記憶値に対し
て、他方のシールダイアフラムに過大圧を印加し一方の
シールダイアフラムに大気圧を印加した場合の差圧測定
装置の出力と、その後、一方のシールダイアフラムに過
大圧を印加し他方のシールダイアフラムに大気圧を印加
した場合の差圧測定装置の出力とを比較し封入液の漏れ
や封入液への水素ガスの混入を判定する。以下、実施例
に基づき詳細に説明する。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で
ある。図において、図4と同一記号の構成は同一機能を
表わす。以下、図4と相違部分のみ説明する。
【0022】21は測定配管、22は測定配管21の流
量を測定するのに必要な差圧を発生させるオリフィスで
ある。23は、オリフィス22の上流側の圧力を差圧検
出部本体24まで導く高圧側導圧管である。
【0023】25は、オリフィス22の下流側の圧力を
差圧検出部本体24まで導く低圧側導圧管である。差圧
検出部本体24は、導圧管23、25を伝わってくる圧
力と、差圧検出部本体24の温度を検出する。差圧検出
部本体24は、図4従来例と同様な構成よりなる。但
し、図4従来例と高圧側と低圧側の位置が反対になって
いる。
【0024】26は、導圧管23により伝わる圧力を遮
蔽する高圧側ストップ弁である。27は、ストップ弁2
6が閉じている時に、ストップ弁26と差圧検出部本体
24の間の導圧管内の圧力を取り除くパージ弁である。
28は導圧管25により伝わる圧力を遮蔽する低圧側ス
トップ弁である。
【0025】29はストップ弁28が閉じている時に、
ストップ弁28と差圧検出部本体24の間の導圧管内の
圧力を取り除くパージ弁である。30は、正常時の所定
状態の圧力値と、それを測定した時の温度の値を記憶し
ておく記憶回路である。
【0026】31は、記憶回路30に記憶された圧力値
と温度値と、差圧検出部本体24が出力する圧力値と温
度値との差を取り、診断回路12に出力する差分回路で
ある。32は、差分回路11の温度の差出力と封入液の
熱膨張係数から、過大圧印加時に示す圧力値の補正を行
う温度補正回路である。33は、温度補正回路32から
出力される、温度補正された圧力値の差分値から、封入
液の漏洩や封入液への水素ガスの混入を自己診断する診
断回路である。
【0027】以上の構成において、高圧側から圧力が作
用した場合、シールダイアフラム13に作用する圧力が
封入液102によってシリコンダイアフラム8に伝達さ
れる。
【0028】一方、低圧側から圧力が作用した場合、シ
ールダイアフラム12に作用する圧力が封入液101に
よってシリコンダイアフラム8に伝達される。従って、
高圧側と低圧側との圧力差に応じてシリコンダイアフラ
ム8が歪み、この歪み量がストレインゲ―ジ91に因っ
て電気的に取出され、差圧の測定が行なわれる。
【0029】次に、自己診断時においては、診断回路3
3において、 (1)記憶回路30の記憶値に対して、例えば、高圧側
のシールダイアフラム13に過大圧を印加し低圧側のシ
ールダイアフラム12に大気圧を印加した場合の差圧測
定装置の出力と、その後、低圧側のシールダイアフラム
12に過大圧を印加し高圧側のシールダイアフラム13
に大気圧を印加した場合の差圧測定装置の出力とを比較
し、封入液101,102の漏れや封入液101,10
2への水素ガスの混入を判定する。
【0030】(2)或いは、記憶回路30の記憶値に対
して、低圧側のシールダイアフラム12に過大圧を印加
し高圧側のシールダイアフラム13に大気圧を印加した
場合の差圧測定装置の出力と、その後、高圧側のシール
ダイアフラム13に過大圧を印加し低圧側のシールダイ
アフラム12に大気圧を印加した場合の差圧測定装置の
出力とを比較し、封入液101,102の漏れや封入液
101,102への水素ガスの混入を判定する。
【0031】以下、具体的な自己診断動作に就いて説明
する。 (1)差圧検出部24の低圧側受圧部にかかっている圧
力が、使用している差圧測定装置における差圧測定の過
大圧値より大きい場合において、まず、ストップ弁28
を閉じ、パージ弁29を開き、差圧検出部24の低圧側
受圧部の圧力をゼロにする。
【0032】差圧検出部24の高圧側受圧部に過大圧を
印加する。シールダイアフラム13がバックプレート1
1Aに密着した状態の圧力値と、差圧検出部24の温度
を差圧検出部24が出力する。差圧検出部24に封入液
漏れや水素透過が発生していない状態での出力を圧力・
温度値記憶回路30に予め記憶させておき、差分回路3
1は記憶回路30に記憶させた値と差圧検出部24の出
力の差分値を計算し、温度補正回路32へ出力する。
【0033】過大圧印加時の圧力値はそのときの封入液
の温度に依存するので、温度補正回路32にて差分回路
11から出力される温度差と、予め記憶されている封入
液101,102の熱膨張率から圧力の差分値に温度補
正をかけて、診断回路33に出力される。
【0034】次に、上記と同様に、今度はストップ弁2
6とパージ弁27を操作して、差圧検出部24の低圧側
受圧部に過大圧が加わる状態にして、正常時に記憶回路
30に記憶させておいた値と過大圧状態の圧力値と温度
値の差を診断回路33に出力する。 (2)上記(2)の場合。まず、ストップ弁26を閉
じ、パージ弁27を開き、差圧検出部24の高圧側受圧
部の圧力をゼロにする。
【0035】差圧検出部24の低圧側受圧部に過大圧を
印加する。シールダイアフラム12がバックプレート1
0Aに密着した状態の圧力値と、差圧検出部24の温度
を差圧検出部24が出力する。
【0036】差圧検出部24に封入液漏れや水素透過が
発生していない状態での出力を圧力・温度値記憶回路3
0に予め記憶させておき、差分回路31は記憶回路30
に記憶させた値と差圧検出部24の出力の差分値を計算
し、温度補正回路32へ出力する。
【0037】過大圧印加時の圧力値はそのときの封入液
の温度に依存するので、温度補正回路32にて差分回路
31から出力される温度差と、予め記憶されている封入
液101,102の熱膨張率から圧力の差分値に温度補
正をかけて、診断回路33に出力される。
【0038】次に、上記と同様に、今度はストップ弁2
8とパージ弁29を操作して、差圧検出部24の高圧側
受圧部に過大圧が加わる状態にして、正常時に記憶回路
30に記憶させておいた値と過大圧状態の圧力値と温度
値の差を診断回路33に出力する。
【0039】診断回路33は、図2に示す如く、高圧側
過大圧状態と低圧側過大圧状態における、差分回路11
の出力状態の組み合わせにより判断する ここで、H:は高圧側シールダイアフラム13の状態を
示し、L:は低圧側シールダイアフラム12の状態を示
す。
【0040】この結果、シールダイアフラムを利用した
過大圧保護機構を有する差圧測定装置において、過大圧
印加時の容積変化定数の変化を、伝送器が過大圧時に示
す発生する圧力値の変化として捕らえることにより、差
圧測定装置の封入液の漏れやシールダイアフラムの水素
透過により発生する水素ガスの混入を、差圧測定装置を
測定配管から取り外すことなく、自動又は手動で確認す
ることが可能となった。
【0041】このため点検のために差圧測定装置を取り
外すことなく、点検に必要な工数の削減ができる。
【0042】図3は本発明の他の実施例の要部構成説明
図である。図において、図4と同一記号の構成は同一機
能を表わす。以下、図4と相違部分のみ説明する。
【0043】本実施例においては、測定配管の圧力を利
用せずに、差圧測定装置に過大圧を加える方法を示す。
図において、41は測定流体もしくはプラントに影響を
及ぼさない流体42が充填されたシリンダである。
【0044】43は流体42をシリンダ押し出すための
ピストンである。44は測定流体もしくはプラントに影
響を及ぼさない流体42が充填されたシリンダである。
45は流体42をシリンダ押し出すためのピストンであ
る。
【0045】46はシリンダ41内の流体42を、シリ
ンダ41からピストン43を使って押し出すピストン駆
動装置である。47はシリンダ44内の流体42を、シ
リンダ44からピストン45を使って押し出すピストン
駆動装置である。
【0046】以上の構成において、ピストン駆動装置4
6がピストン43を押すことにより、発生可能なシリン
ダ41内の圧力が、導圧管23内の圧力と、差圧測定装
置器を過大圧状態にするために必要な差圧値を加えた圧
力より高い場合。
【0047】まずストップ弁26を閉じる。ピストン駆
動装置46により、ピストン43を駆動させ、高圧側受
圧部の圧力を上昇させ、過大圧状態にする。低圧側も同
様の方法で過大圧状態にできる。
【0048】導圧管23内の圧力が極めて高く、規定以
上の過大圧がかかる場合、あるいはピストン駆動装置4
6がピストン43を押すことにより発生可能なシリンダ
41内の圧力が、導圧管23内の圧力と、差圧測定装置
を過大圧状態にするために必要な差圧値を加えた圧力よ
り低い場合い場合。
【0049】まず、ストップ弁26,28を閉にし、パ
ージ弁27,29を開にして導圧管23,25内の圧力
を取り除く。その後、パージ弁27を閉じ、ピストン駆
動装置46によりピストン43を駆動させ、高圧側受圧
部の圧力を上昇させ、過大圧状態にする。低圧側も同様
の方法で過大圧状態にできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、本体ボ
ディの両側面にそれぞれ設けられ測定流体と封入液とを
隔離し過大圧印加時に本体ボディに接して封入液の圧力
の上昇を防止するシールダイアフラムを具備する差圧測
定装置において、正規の正常状態において、一方のシー
ルダイアフラムに過大圧を印加し他方のシールダイアフ
ラムに大気圧を印加した場合と他方のシールダイアフラ
ムに過大圧を印加し一方のシールダイアフラムに大気圧
を印加した場合との差圧検出部の出力を記憶する記憶回
路と、診断時に該記憶回路の記憶値と一方のシールダイ
アフラムに過大圧を印加し他方のシールダイアフラムに
大気圧を印加した場合或いは他方のシールダイアフラム
に過大圧を印加し一方のシールダイアフラムに大気圧を
印加した場合の差圧検出部の出力とを比較し封入液の漏
れや封入液への水素ガスの混入を判定する診断回路とを
具備したことを特徴とする差圧測定装置を構成した。
【0051】この結果、シールダイアフラムを利用した
過大圧保護機構を有する差圧測定装置において、過大圧
印加時の容積変化定数の変化を、伝送器が過大圧時に示
す発生する圧力値の変化として捕らえることにより、差
圧測定装置の封入液の漏れやシールダイアフラムの水素
透過により発生する水素ガスの混入を、差圧測定装置を
測定配管から取り外すことなく、自動又は手動で確認す
ることが可能となった。
【0052】このため点検のために差圧測定装置を取り
外すことなく、点検に必要な工数の削減ができる。
【0053】従って、本発明によれば、測定ラインから
差圧測定装置を取外す事無く、封入液の漏洩や封入液へ
の水素ガスの混入を自己診断出来る差圧測定装置を実現
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図4】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 2…フランジ 3…フランジ 4…導入口 5…導入口 6…圧力測定室 6A…バックプレ―ト 6B…バックプレ―ト 7…センターダイアフラム 8…シリコンダイアフラム 9…支持体 10…圧力導入室 10A…バックプレ―ト 11…圧力導入室 11A…バックプレ―ト 12…シールダイアフラム 13…シールダイアフラム 14…連通孔 15…連通孔 16…連通孔 17…連通孔 21…測定配管 22…オリフィス 23…高圧側導圧管 24…差圧検出部本体 25…低圧側導圧管 26…高圧側ストップ弁 27…パージ弁 28…低圧側ストップ弁 29…パージ弁 30…記憶回路 31…差分回路 32…温度補正回路 33…診断回路 41…シリンダ 42…流体 43…ピストン 44…シリンダ 45…ピストン 46…ピストン駆動装置 47…ピストン駆動装置 81…シリコン基板 82…凹部 91…ストレインゲ―ジ 92…リード 93…ハーメチック端子 101…封入液 102…封入液 103…封入液 104…封入液
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−6431(JP,A) 特開 平6−102127(JP,A) 特開 平5−142078(JP,A) 特開 平1−147332(JP,A) 実開 昭58−175434(JP,U) 実開 平6−10835(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 13/00 - 13/06 G01L 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ボディの両側面にそれぞれ設けられ測
    定流体と封入液とを隔離し過大圧印加時に本体ボディに
    接して封入液の圧力の上昇を防止するシールダイアフラ
    ムを具備する差圧測定装置において、 正規の正常状態において、一方のシールダイアフラムに
    過大圧を印加し他方のシールダイアフラムに大気圧を印
    加した場合と他方のシールダイアフラムに過大圧を印加
    し一方のシールダイアフラムに大気圧を印加した場合と
    の差圧検出部の出力を記憶する記憶回路と、 診断時に該記憶回路の記憶値と一方のシールダイアフラ
    ムに過大圧を印加し他方のシールダイアフラムに大気圧
    を印加した場合或いは他方のシールダイアフラムに過大
    圧を印加し一方のシールダイアフラムに大気圧を印加し
    た場合の差圧検出部の出力とを比較し封入液の漏れや封
    入液への水素ガスの混入を判定する診断回路とを具備し
    たことを特徴とする差圧測定装置。
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