JP3128811U - 移動式焚化爐 - Google Patents

Abstract

【課題】移動式焼却炉の構造を提供する。
【解決手段】 本考案は移動式焼却炉に係り、水素、酸素を燃料とする燃焼室１０、廃棄物を燃焼室に入れる投入装置２０、水素、酸素を燃料とする二次燃焼室３０、二次燃焼室によって生じた排気をろ過収集する集塵装置４０、集塵装置の後方に空気誘引部５０を設置し、空気誘引部５０が送り込んだ排気を、生物化学薬剤をもって、もう一度浄化する空気浄化装置６０を空気誘引部５０の後方に設置し、水を水素と酸素に電解する水素製造装置７０、発電機８０及び上述のすべての装置を設置し、且つそれらを移動できる機具を含めた、機動性の高い移動式焼却炉の構造を提供する。
【選択図】 図1

Description

本考案は移動式焼却炉であり、特に高い機動性のある焼却炉の構造に関する。

目下すべての焼却炉は大量の廃棄物を処理するため、大型で移動できない焼却炉が建てられている。焼却する廃棄物はごみ収集車あるいはその他の移動器具を使用し、焼却炉まで運んでいる。廃棄物を運搬する過程で時間と労力が費やされるほか、廃棄物を処理するコストが増え、運搬途中は環境に対し、二次汚染を引き起こしやすい。特に高い感染性のある廃棄物(例えば：医療廃棄物、口蹄疫などで病死した家畜や、鳥インフルエンザで死亡した鳥類)を運搬する際、病気の拡散を最も引き起こしやすい。
特開２００６−２７５３０６号公報

本考案の目的は、上述の公知焼却炉の欠点を改善し、機動性の高い移動式焼却炉の構造を提供することにある。

上述の目的に達するために、本考案の移動式焼却炉の構造は、
燃焼室、投入装置、一次二次燃焼室、集塵装置、空気誘引部、空気浄化装置、水素製造装置、発電機、移動機具を含む移動式焼却炉であって、
該燃焼室は水素、酸素を燃料とする焼却装置であり、廃棄物を焼却し、
該投入装置は、燃焼室の前方に設置し、廃棄物を燃焼室内に投入し、
該二次燃焼室は、水素、酸素を燃料とする焼却装置であり、燃焼室の後方に設置し、燃焼室にて廃棄物を焼却する際に生じる排気を使って再度燃焼し、
該二次燃焼室に熱交換機を具有し、二次燃焼室にて放出する排気熱エネルギーを収集して燃焼室内に戻すことで、燃焼室の焼却効率を高め、且つ、水を引き入れることで、熱交換する際にお湯が作られ、エネルギーを十分利用できる目的に達し、
該集塵装置は、二次燃焼室の後方に設置し、二次燃焼室にて生じる排気やチリについて、ろ過収集を行い、
該空気誘引部は、集塵装置の後方に設置し、集塵装置によってろ過収集した排気を空気浄化装置内に送り込み、
該空気浄化装置は、空気誘引部の後方に設置し、空気誘引部によって送り込まれた排気を、生物化学薬剤を使い、もう一度冷却浄化を行い、
該水素製造装置は、水を原料とし、水を水素、酸素に電解し、且つ燃焼室及び二次燃焼室にて廃棄物を焼却する際に必要なエネルギーとして提供し、
該発電機は、電気を作り出し、上述の装置を作動する際に必要な電力を提供し、
該移動機具は、上述の装置を設置し、機動的に搭載運搬する装置を具有し、機動性が高いことを特徴とする。

上述の構造を設置することにより、機動性の高い移動式焼却炉を提供することにより、焼却炉そのものが廃棄物発生場所(例えば：医療廃棄物を出した病院、口蹄疫で病死した家畜の農場など)まで行くことができるため、病原体の拡散を回避し、二次汚染を阻止する。

本考案の移動式焼却炉の構造を明確に示すために図1に沿って詳細な説明を行う。
図1が示すのは、移動式焼却炉に係り、燃焼室10、燃焼室10の先端に投入装置20、燃焼室の後方に二次燃焼室30、二次燃焼室30の後方に集塵装置40、集塵装置40の後方に空気誘引部50、空気誘引部50の後方に空気浄化装置60、水素製造装置70、発電機80及び移動機具90を含む。

燃焼室10は水素及び酸素を燃料にする焼却装置であり、廃棄物を焼却するためのものである。

投入装置20は、燃焼室10の前方に設置し、廃棄物を燃焼室10の中に入れる。

二次燃焼室30は、水素及び酸素を燃料にする焼却装置であり、燃焼室10の後方に設置し、燃焼室10にて廃棄物を焼却する際に生じる排気を利用し、再度燃焼する。二次燃焼室30は熱交換機31を具有し、二次燃焼室30の後方に設置し、二次燃焼室30が排出する排気熱エネルギーを節約するため、水を入れて熱交換の上お湯にすることで、エネルギーを十分に利用する。

集塵装置40は二次燃焼室30の後方に設置し、一次集塵筒40Aと二次集塵筒40Bを含み、二次燃焼室30が排出する排気やチリをろ過して収集する。一次集塵筒40Aは比較的粒が大きく、重さの重い排気やチリをろ過収集し、二次集塵筒40Bは粒の小さい、重さの軽い排気やチリをろ過収集する。

空気誘引部50は集塵装置40の後方に設置し、集塵装置40によって浄化された後の排気を空気浄化装置60の中に入れる。燃焼室10の内部の圧力を感知し、燃焼室10の内部の圧力が大きい時、空気誘引部50は直ちに最も速いスピードで排気を空気浄化装置60の内部に送り入れる。つまり、空気誘引部50が排気を空気浄化装置60の中に送る速度は、燃焼室10の内部の圧力と正比例である。

空気浄化装置60は空気誘引部50の後方に設置し、空気誘引部50が引き入れた排気を収集し、生物化学薬剤を使用し、排気をもう一度冷却及び浄化を行い、排気を排出可能なクリーンな空気に浄化してから排出する。

水素製造装置70は、水を原料とし、水を水素、酸素に電解し、燃焼室10と二次燃焼室30が廃棄物を焼却する際に必要なエネルギーに変える。

発電機80にて電気を作り、上述の装置が作動する際に電力を供給する。

移動機具90は上述の装置を設置搭載するためのものであり、機動的上述の装置を運搬するものである。

上述の構造を介し、実施例の中の移動式焼却炉は、燃焼室10と二次燃焼室30は水素製造装置80を以って水素と酸素を作り出してからエネルギーにする。よって、焼却炉全体の使用は環境保護に合致し、廃棄物を焼却する効率を上げるほか、焼却炉全体の体積を小型化し、焼却炉を移動機具90に載せることができるため、機動的に焼却炉そのものが廃棄物発生場所(例えば：医療廃棄物を出した病院、口蹄疫で病死した家畜の農場など)まで行くことができるため、病原体の拡散を回避する。

本考案の構造略図である。

符号の説明

10 燃焼室
20 投入装置
30 二次燃焼室
31 熱交換機
40 集塵装置
40A 一次集塵筒
40B 二次集塵筒
50 空気誘引部
60 空気浄化装置
70 水素製造装置
80 発電機
90 移動機具

Claims (1)

1. 燃焼室、投入装置、一次二次燃焼室、集塵装置、空気誘引部、空気浄化装置、水素製造装置、発電機、移動機具を含む移動式焼却炉であって、
   該燃焼室は水素、酸素を燃料とする焼却装置であり、廃棄物を焼却し、
   該投入装置は、燃焼室の前方に設置し、廃棄物を燃焼室内に投入し、
   該二次燃焼室は、水素、酸素を燃料とする焼却装置であり、燃焼室の後方に設置し、燃焼室にて廃棄物を焼却する際に生じる排気を使って再度燃焼し、
   該二次燃焼室に熱交換機を具有し、二次燃焼室にて放出する排気熱エネルギーを収集して燃焼室内に戻すことで、燃焼室の焼却効率を高め、且つ、水を引き入れることで、熱交換する際にお湯が作られ、エネルギーを十分利用できる目的に達し、
   該集塵装置は、二次燃焼室の後方に設置し、二次燃焼室にて生じる排気やチリについて、ろ過収集を行い、
   該空気誘引部は、集塵装置の後方に設置し、集塵装置によってろ過収集した排気を空気浄化装置内に送り込み、
   該空気浄化装置は、空気誘引部の後方に設置し、空気誘引部によって送り込まれた排気を、生物化学薬剤を使い、もう一度冷却浄化を行い、
   該水素製造装置は、水を原料とし、水を水素、酸素に電解し、且つ燃焼室及び二次燃焼室にて廃棄物を焼却する際に必要なエネルギーとして提供し、
   該発電機は、電気を作り出し、上述の装置を作動する際に必要な電力を提供し、
   該移動機具は、上述の装置を設置し、機動的に搭載運搬する装置を具有し、機動性が高いことを特徴とする移動式焼却炉の構造。

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