JP3128383U - 平仮名発音−識字学習用ゲームカード - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は一枚のカードの上に平仮名五十音図の一行五文字を記すことによって、五十音の反芻反復練習を可能にし平仮名の発音-識字学習を助ける。
【解決手段】 本考案は学習重点文字一文字をカード左側１に、副学習文字四文字をカード右側２に書き分けをした構成とする平仮名発音・識字学習用ゲームカードを提供するものであり、平仮名一行を繰り返し反芻することにより、平仮名四十六文字の発音-識字を
短期間に習得するのに役立つものとなる。
【選択図】 図１

Description

本考案は、平仮名五十音図の一行分を一枚のカードに書き記し、発音と識字両面より平仮名を学習していくカードゲームに使用されるカードに関するものである。

平仮名を習得した者に対しては、かるた等で平仮名を言葉、文として発展させていくカード遊びがあった。
特開２００６−１９４９８５

国際結婚の家族や海外駐在の家族にとって、子供の日本語習得の第一歩である平仮名
との出会いはなかなか難しい。子供の生活環境は多様であり、日本語を学習する機会も
均等でない。したがって、日本語の基礎である五十音の発音-識字をどんな環境においても手軽にかつ簡単なゲームとして取り入れ習熟することを本考案によって可能とし、前述の欠点を解決しようとするものである。

本考案は、一枚のカードの上に平仮名五十音図の一行分を学習重点文字一文字とその他の副学習文字四文字に左右書き分けをした構成とする平仮名発音・識字学習用ゲームカードを提供するものである。例えば、あ行であれば、「あ」の一文字が学習重点文字で、他の「い」，「う」，「え」，「お」の四文字が副学習文字となる。五十音図の四十六文字について、「ん」を除きすべての平仮名行カードは、学習重点文字と副学習文字で構成されていることになる。

上述の様に、本考案の平仮名行カードはカードゲームをする上で五十音を行単位で何度も発音し識字するので、短期間に少ない労力で平仮名の発音-識字を習得するのに役立つ。

四十六枚の平仮名行カードをゲーム参加人数に合わせて一人に５枚から７枚を配る。余
ったカードは参加者の中央に置く。ゲーム参加者は五十音の一行五文字を１セットとして集め、行の文字が全部集まった時、“５テット”といってカードをテーブルに並べることができる。その際カードは列の順に読み上げながら並べていく。自分の欲しいカードを相手が持っていない場合は中央のカードを引く。例外は「や-ゆ-よ」「わ-を」「ん」の３セットで、これらは“３テット”“２テット”“１テット”でカードを並べる。

以下添付図面にしたがって一実施例を説明する。図１の（イ）と（ロ）は学習重点文字１、副学習文字２、アルファベットを読める者に付加可能の英文字シール３を示すものである。カードを呼ぶ場合、平仮名一行を先ず読み上げてから学習重点文字を読み上げる。したがって、図１の（イ）の「あ」のカードは「あいうえお」の「あ」と読み上げ、図１の（ロ）の「え」のカードは「あいうえお」の「え」と読み上げる。この様に反芻しながら言語活動をすることが大前提となる。

カード遊びの参加者の平仮名習熟度により学習したい平仮名行を限定することが可能である。

図２の学習重点文字補強カード４、または、図３の折りたたみ式学習重点文字補強カード５は、該カードを読み上げる際、つっかえや間違いがあった場合に使うものである。また、ゲーム終了後にも使用する。

本考案の平仮名発音・識字学習用ゲームカードは上述の如きゲームの中で平仮名を学習できるものである。もちろん、濁音-半濁音のある平仮名の発音-識字学習にも有効である。

本考案の平仮名発音・識字学習用ゲームカードの平仮名行カードの文字構成図である。 本考案の平仮名発音・識字学習用ゲームカードの学習重点文字補強カードの構成図である。 本考案の平仮名発音・識字学習用ゲームカードの折りたたみ式学習重点文字補強カードの構成図である。

符号の説明

１ 学習重点文字（カード左側）
２ 副学習文字（カード右側）
３ 英文字シール
４ 学習重点文字補強カード
５ 折りたたみ式学習重点文字補強カード

Claims (1)

1. 一枚のカードの上に平仮名五十音図の一行を、学習重点文字一文字と副学習文字四文字とに左右書き分けをした構成とすることを特徴とする平仮名発音・識字学習用ゲームカード。

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