JP3128295U - 樹脂密閉マグネット - Google Patents

Abstract

【課題】裸状態で使用せず、粉末の飛散や脱着能力の低下を防止することができ、簡単簡潔にてどんな用途や場所にも使用できるマグネットを提供する。
【解決手段】Ａ固定部１を設けた樹脂容器２にマグネット３を入れて設け、これをＢ固定部４を設けた樹脂容器蓋５で完全密閉にしてマグネットを装着する。裸状態で使用されないため、汚れることなく、錆びることを防止することができる。このため、粉体の飛散を防止でき、半導体工場等のクリーンルームにおいて利用することができる。
【選択図】図２

Description

本考案は、マグネットの欠点を解消し、使い易さと多目的用途に利用する技術に関するものである。

現在、ほとんどのマグネットは裸のままで利用されている。

最近、マグネットの利用方法は多様化されて来て、脱着する状態にしたい時にはマグネットは、非常便利で良い手段であるが、湿度の高い場所や薬品など気化するような環境、その他クリンルームのような環境等、マグネットの腐食や脱着能力の低下あるいはマグネット自体の粉末飛散等、いろいろ細かい問題も提議されている。また、過去にはこれらの対処として、２００１−２５０７１４のマグネットキャッチ、その他Ｓ６３−１０８７０２、Ｈ１−４９４４６、Ｈ３−７７６５８等が出願されているが、どれも帯磁前のマグネット素材を樹脂成型して、樹脂内部に封入してから、後で帯磁させて、樹脂等で密閉したマグネットにする方法を取っている。しかし、マグネットの素材を樹脂成型で密閉するのは、大変な特殊金型を製作する必要があり、また成型後に磁気を帯磁させる必要もあり。最初から帯磁されてる、一般的なマグネットを、密閉しての成型はなおさら技術的に困難である。つまりコストが非常に高いものになり、一般には普及されていない。
本考案は、このような問題を改善する為になされたものである。

まず、Ａ固定部（１）を設けた樹脂容器（２）を、成型にて形成する。またこの樹脂容器（２）を密閉するための、Ｂ固定部（４）を設けた樹脂容器蓋（５）を、成型にて形成する。次に樹脂容器（２）にマグネット（３）を入れて設け、これを樹脂容器蓋（５）でもって、Ａ固定部（１）とＢ固定部（４）で固定して完全密閉にマグネット（３）を装着する。、
本考案は以上のような構成による、樹脂密閉マグネットである。

１．普通の金型成型で一度に多量に、樹脂容器等が形成できるので、ローコストに完全密閉マグネットを市場に提供することできる。
２．完全にマグネットは樹脂で密閉されているので、錆びおよび腐食が無くなりまた、各種の埃等の付着も無くなり、したがってマグネットの劣化も無くなり接合部の安定と、清潔度合いを維持する。

従来のマグネットと云えば、裸状態で使用されているので、汚れるし、錆びるしその埃等も重なり、性能劣化等も生じている。また、マグネットの接触面からは、その接触摩擦により、その粉体やかけら等も微量ながら空中に飛散するので、半導体工場等のクリンルームでの利用は、不可である。
まず、Ａ固定部（１）を設けた樹脂容器（２）を、インジェクション成型にて形成する。また同じく、Ｂ固定部（４）を設けた樹脂容器蓋（５）を、インジェクション成型にて形成する。つぎに樹脂容器（２）にマグネット（３）を入れて設け、これを樹脂容器蓋（５）でもって、Ａ固定部（１）とＢ固定部（４）で固定して、完全密閉にマグネット（３）を装着する。
本考案は以上のような構成であり、これを使用せんとするときには、

普通のマグネットと同じ取り扱いであり、クリンルーム内に設置されている、ボックスやケースの扉の開閉部分、風呂場のような高湿度の場所に設置されるものや、化学薬品等の雰囲気の悪い環境に設置されているものに使用するとか、粉塵等の多い工場の仕切カーテンの開閉接点として利用したり、多目的に使用される。

本考案の斜視図である。 本考案の説明図である。

符号の説明

１ Ａ固定部
２ 樹脂容器
３ マグネット
４ Ｂ固定部
５ 樹脂容器蓋

Claims (1)

1. Ａ固定部（１）を設けた、樹脂容器（２）にマグネット（３）を、入れて設け、これをＢ固定部（４）を設けた、樹脂容器蓋（５）で完全密閉にしてマグネットを装着した、樹脂密閉マグネット。

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