JP3127423U - 牛舎構造 - Google Patents

牛舎構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3127423U
JP3127423U JP2006007660U JP2006007660U JP3127423U JP 3127423 U JP3127423 U JP 3127423U JP 2006007660 U JP2006007660 U JP 2006007660U JP 2006007660 U JP2006007660 U JP 2006007660U JP 3127423 U JP3127423 U JP 3127423U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
milking
house
cow
space section
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006007660U
Other languages
English (en)
Inventor
栄▲とく▼ 澤見
Original Assignee
栄▲とく▼ 澤見
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄▲とく▼ 澤見 filed Critical 栄▲とく▼ 澤見
Priority to JP2006007660U priority Critical patent/JP3127423U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3127423U publication Critical patent/JP3127423U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

【課題】乳牛の搾乳の際の飼育舎の牛の不在状態を利用して、該搾乳作業と平行して舎内の掃除、殺虫等作業を実現できる牛舎構造を提供する。
【解決手段】乳牛Mを飼育する飼育舎12と、飼育舎12に併設され乳牛の搾乳を行う搾乳舎14と、これらに設置したオゾン発生装置66と、飼育舎12内と搾乳舎14内とを連通させ乳牛が通過する開閉扉16,17付きの通路18と、を備え、搾乳舎14は、搾乳スペース区画34と、搾乳スペース区画34に隣接配置される待機スペース区画36と、搾乳時に乳牛が待機スペース区画36に進入し、順次そのまま搾乳スペース区画34に進み、再び同じ待機スペース区画36に自然に戻る還流路38と、を有することを特徴とする牛舎構造10から構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、牛舎内の清掃、殺菌、消毒(殺虫)及び搾乳作業等を効率良く行える牛舎構造に関する。
近年、数十頭から数百頭の乳牛を飼育、搾乳する大規模な酪農が盛んに行われており、例えば、乳牛の運動不足解消やストレス軽減或いは飼育者の省力化等のために、乳牛が自由に歩きまわれる牛用通路とそれぞれの乳牛が休む牛床とが設けられているフリーストール方式の牛舎が利用される場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−223652号公報
牛舎は、毎日定期的に牛の糞尿やそれらを吸収した敷料を舎外へ排除する作業を含む掃除や消毒(殺虫)を行う必要がある。従来、牛舎内の掃除等の際には、牛は邪魔になるのでいちいち作業者が多数の牛を牛舎から、例えば屋外の草地等に追い出した後、人力または作業機械で掃除、消毒(殺虫)を行い、掃除終了後に草地に散在している多数の牛を再び牛舎内に追い入れる必要があった。すなわち、実際の掃除作業以外にも数十頭以上の乳牛の追い出し、追い入れ作業を必要とし、煩雑で多くの労力と時間がかかるとともに、雨天時の場合には、掃除中に牛が雨に濡れてしまって病気等を起こしやすいという問題があった。一方、牛舎で飼育される乳牛は、1日に朝夕の2回、搾乳されるために牛舎とは別の場所に建てられた搾乳舎に追い込み集められて、順番にミルカー等の搾乳機械で搾乳される。乳牛は毎日最低2回の搾乳を行う必要があるが、掃除の際と同様に数十頭以上の乳牛の追い出し作業を必要とし、多くの労力と時間がかかっていた。よって、飼育舎内の掃除と搾乳の際にそれぞれ乳牛の追い出し作業等を必要とし効率が悪く多大な労力と時間を費やしていた。
本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、毎日必ず行われる乳牛の搾乳の際に、飼育舎の牛の不在状態を利用して該搾乳作業と平行して舎内の掃除、消毒(殺虫)等作業を実現でき、効率良く労力と時間を使いながら乳牛の飼育を行える牛舎構造を提供することにある。また、他の目的は、飼育舎や搾乳舎内の殺菌を簡便に行い、消毒作業等の労力を低減する牛舎構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、乳牛Mを飼育する飼育舎12と、飼育舎12に併設され乳牛の搾乳を行う搾乳舎14と、飼育舎12内と搾乳舎14内とを連通させ乳牛が通過する開閉扉16,17付きの通路18と、を備え、搾乳舎14は、搾乳スペース区画34と、搾乳スペース区画34に隣接配置される待機スペース区画36と、乳牛が待機スペース区画36に進入し、順次そのまま搾乳スペース区画34に進み、再び同じ待機スペース区画36に自然に戻る還流路38と、を有することを特徴とする牛舎構造10から構成される。飼育舎12や搾乳舎14の大きさは任意でよく、飼育する乳牛の頭数等に応じて適宜設計される。また、飼育舎12や搾乳舎14は、少なくとも屋根を有する構造であれば好適であり、側面は牛が逃げない程度に一部を開放させた柵で囲まれていても良く、側壁により閉鎖されていても良い。
その際、待機スペース区画36が、搾乳前の乳牛Mが待機する第1待機スペース50と、搾乳を終えた乳牛Mが待機する第2待機スペース52と、に分割仕切りし、かつ、その分割位置を移動可能とする移動仕切り手段(48)により仕切り分割されていることとするとよい。
また、移動仕切り手段(48)は、乳牛Mが搾乳舎14に導入されて自然に待機スペース区画36に進入する際に乳牛の進行を妨げない退避位置で停止保持する状態と、第1待機スペース50を形成しつつ乳牛Mを搾乳スペース区画34側に追いやるように移動する状態と、を選択的に実行するように設けられていることとしてもよい。
また、還流路38は、通路18側から搾乳スペース区画34側への進行を阻止するが搾乳スペース区画34側から待機スペース区画の第2待機スペース52側への移動を許容する一方向通過路からなることとしてもよい。
また、待機スペース区画36が搾乳スペース区画34側に一端開口を臨ませて配置され両端を開放した平行枠体46を含む外殻構造であり、乳牛が搾乳舎に導入されて待機スペース区画36に進入した後に乳牛Mを搾乳スペース区画34側に追いやる移動が仕切り枠体48の直線状の進退移動により行われることとしてもよい。
また、還流路38には、乳牛Mを一方向にのみ通行させつつ乳牛の通過時に押圧されて開かれるとともに、乳牛の通過後には重力による作用で閉鎖する開閉扉54が設けられたこととしてもよい。
また、飼育舎12及び/又は搾乳舎14は、周囲を囲む周壁20,21,40、41と、屋根22、42と、で閉鎖されており、飼育舎12及び/又は搾乳舎14は、周壁20,21,40,41に設けられ常時外気を流入する外気流入部62と、他の周壁20,21,40,41に設けられ外気流入部62から外気を流入させながら舎内に一方側に向けて空気流Fを生じさせるように舎内の空気を舎外に排気する排気装置64と、外気流入部62側に配置されオゾンを発生して空気流中に放出するオゾン発生装置66と、を備え、舎内全体にオゾンを含む空気流を生じさせることとしてもよい。オゾン発生装置は、例えば、内部に多数の放電管を有しており、該放電管に空気を流しつつ高電圧をかけることでオゾンを発生させるもの等任意のもので良い。オゾン発生装置は、使用する舎内の広さに応じてオゾン発生能力、設置個数等が任意に設定される。
また、飼育舎12及び/又は搾乳舎14は、必要に応じて舎内の排気装置64が設けられた周壁20,21,40,41側付近の空気を外気流入部側に戻しながら舎内の空気を循環させる循環装置68を備えたこととしてもよい。
本考案の牛舎構造によれば、乳牛を飼育する飼育舎と、飼育舎に併設され乳牛の搾乳を行う搾乳舎と、飼育舎内と搾乳舎内とを連通させ乳牛が通過する開閉扉付きの通路と、を備え、搾乳舎は、搾乳スペース区画と、搾乳スペース区画に隣接配置される待機スペース区画と、搾乳時に乳牛が待機スペース区画に進入し、順次そのまま搾乳スペース区画に進み、再び同じ待機スペース区画に自然に戻る還流路と、を有することから、毎日必ず行われる搾乳時の飼育舎からの乳牛の追い出し状態を有効に利用して、搾乳作業と飼育舎内の清掃、殺虫消毒作業等とを同時に行うことができ、労力、時間を効率良く使うことができる。さらに、搾乳を終えた乳牛も還流路を介して搾乳舎内で再び待機させておくことができるので、通路の開閉扉を閉鎖しておくことで、例えば、清掃、殺虫消毒作業等が終了するまで乳牛が戻ってこないようにしておき確実に清掃時間を確保できる。また、待機している乳牛は搾乳舎内で雨に濡れることもなく、体調を維持できる。
また、待機スペース区画が、搾乳前の乳牛が待機する第1待機スペースと、搾乳を終えた乳牛が待機する第2待機スペースと、に分割仕切りし、かつ、その分割位置を移動可能とする移動仕切り手段により仕切り分割されていることにより、待機スペース区画で搾乳前の乳牛と搾乳を終えた乳牛とが混ざるのを確実に防止できる。乳牛を一方向に案内しながら効率良く搾乳作業を行える。さらに、搾乳作業が進むに従って変化する搾乳前の乳牛と搾乳を終えた乳牛の頭数に応じて第1待機スペース、第2待機スペースを増減変化するように分割位置を移動できるので、1つの限られたスペース区画を有効に利用することができる。よって、搾乳舎を省スペースに構成でき、コストの高騰を防止できる。
また、移動仕切り手段は、乳牛が搾乳舎に導入されて自然に待機スペース区画に進入する際に乳牛の進行を妨げない退避位置で停止保持する状態と、第1待機スペースを形成しつつ乳牛を搾乳スペース区画側に追いやるように移動する状態と、を選択的に実行するように設けられている構成とすることにより、乳牛を待機スペース区画に円滑、確実に導入できる。さらに、移動仕切り手段が第1待機スペース、第2待機スペースを増減変化に伴って、乳牛を追いやって搾乳スペース区画側への移動を促すので、効率が良く、作業者の労力を低減しつつスムーズに搾乳作業を行える。
また、還流路は、通路側から搾乳スペース区画側への進行を阻止するが搾乳スペース区画側から待機スペース区画の第2待機スペース側への移動を許容する一方向通過路からなることから、乳牛の移動の流れを一方向として順番に乳牛を効率良く搾乳できるとともに、搾乳前の乳牛と搾乳を終えた乳牛とが混ざるのを確実に防止できる。
また、待機スペース区画が搾乳スペース区画側に一端開口を臨ませて配置され両端を開放した平行枠体を含む外殻構造であり、搾乳時に乳牛が搾乳舎に導入されて待機スペース区画に進入した後に乳牛を搾乳スペース区画側に追いやる移動が仕切り枠体の直線状の進退移動により行われるから、移動仕切り手段を備えた待機スペース区画を簡単な構造で具体的に実現でき、乳牛を搾乳スペース区画側に追いやる移動をスムーズかつ確実に実行することができる。さらに、例えば、必要に応じて移動仕切り枠体を通路側に向けて移動させることで通路側に乳牛を追いやることもでき、搾乳後の乳牛の飼育舎への戻りを円滑に行うことができる。
また、還流路には、乳牛を一方向にのみ通行させつつ乳牛の通過時に押圧されて開かれるとともに、乳牛の通過後には重力による作用で閉鎖する開閉扉が設けられたことから、乳牛の通過後には重力作用により自然に閉鎖されるので電気制御等の複雑な構成を必要とせず、一方向にのみ通過させる還流路を簡単な構造で実現でき、安価に製造できる。
また、飼育舎及び/又は搾乳舎は、周囲を囲む周壁と、屋根と、で閉鎖されており、飼育舎及び/又は搾乳舎は、周壁に設けられ常時外気を流入する外気流入部と、他の周壁に設けられ外気流入部から外気を流入させながら舎内に一方側に向けて空気流を生じさせるように舎内の空気を舎外に排気する排気装置と、外気流入部側に配置されオゾンを発生して空気流中に放出するオゾン発生装置と、を備え、舎内全体にオゾンを含む空気流を生じさせることから、舎内の殺菌、悪臭の防止、カビや害虫の発生の防止等を手軽に行える。その結果、例えば、日常の薬剤散布等の消毒(殺虫)作業の回数を低減でき、省力化及び作業時間の短縮化を実現できるとともに、消毒薬剤が作業者や乳牛に及ぼす悪影響も防止できる。また、菌の少ない環境で飼育、搾乳を行えるので、搾乳した牛乳の加熱殺菌処理をほとんど又は全く不要とすることも期待できる。
また、飼育舎及び/又は搾乳舎は、必要に応じて舎内の排気装置が設けられた周壁側付近の空気を外気流入部側に戻しながら舎内の空気を循環させる循環装置を備えたことから、例えば、夏場には、循環装置を停止して舎内に強い空気流を生じさせることにより舎内の温度上昇をおさえるとともに、冬場には、循環装置を稼働して乳牛の体温等で温められた舎内の空気の一部を循環させて舎内の温度の低減を防止できる。よって、高価な冷暖房設備を不要としつつ安価な設備で年間を通じて良好な環境下で乳牛を飼育でき、乳牛の体調を維持できる。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の牛舎構造の実施の形態について説明する。本考案の牛舎構造は、例えば、乳牛の飼育を行う飼育舎と搾乳を行う搾乳舎とを有し、それぞれにおける作業を効率良く行えるものである。図1ないし図7は、本考案の牛舎構造の一実施形態を示している。本実施形態において、牛舎構造10は、乳牛Mを飼育する飼育舎12と、乳牛の搾乳を行う搾乳舎14と、飼育舎内と搾乳舎内とを連通させ乳牛が通過する開閉扉16,17付き通路18と、を備えている。
本実施形態では、飼育舎12は、乳牛を飼育する畜舎であり、図1、図2、図3に示すように、例えば、平面視横長矩形状で、床と、周囲を囲むように各辺の長さに対応して所要の高さに立設された4つの側壁20,21からなる周壁と、図示しない柱等により支持された屋根22と、により、内部を閉鎖して設けられている。飼育舎12の対向する短辺側壁20には、横にスライドして開閉する開閉スライド扉24が設けられており、例えば、必要に応じて開閉されて、作業者や作業機械、乳牛が内外を入出できるようになっている。本実施形態では、飼育舎12の床上には、中央に長手方向に沿って水桶、餌桶等が配置された作業用通路26が設けられつつ、その両側に2つの飼育スペース区画28が対向して設けられている。各飼育スペース区画28は、長辺側壁21と、作業通路側の固定柵30と、短辺側壁側に設けられた開閉柵32と、により囲まれて区画されている。各飼育スペース区画28は、乳牛が自由に歩き回ることができる牛用通路28aと、各乳牛が休息できる牛床28bが設けられており、いわゆるフリーストール方式となっている。作業通路26の左短辺側壁側は、開閉柵32により開閉可能に閉鎖されている。飼育舎12の図1上、左側の短辺側壁20と開閉柵32との間には、乳牛等が短辺方向に向けて移動できつつ通路18に連結される飼育舎内通路33が設けられている。飼育舎内通路33の長辺側壁21との突き当たり部分は、開閉扉16で開閉可能に閉鎖されている。なお、飼育舎12は、例えば、各乳牛が綱で繋がれたつなぎ方式や、牛床がなく飼育スペース区画内で自由に寝起きしたり歩きまわれるフリーバーン方式等、その他任意の方式でもよい。また、飼育舎の大きさも収容する乳牛数に応じて任意に設けられる。
通路18は、飼育舎12と搾乳舎14との間を乳牛Mが往来できるようにそれらを連通する通路であり、その連通状態を必要に応じて開放、閉鎖する開閉扉16,17が設けられている。本実施形態では、通路18は、側壁及び屋根で閉鎖されている。開閉扉16,17は、例えば、蝶番等を介して開閉されるノブ付きの横開き戸式の扉からなり、閉鎖状態ではロック等により自由な開閉スイングが抑止されて乳牛の通過を不可能とさせる。なお、開閉扉は、横にスライドして開閉するものや、シャッター状に天井側に収納されるもの、折り畳み式の折戸等、その他通路を開閉し、閉鎖状態で乳牛の通過を阻止するものであれば任意でよい。
搾乳舎14は、図1、図2、図4に示すように、飼育舎12に併設されており、通路18を介して飼育舎12と接続されている。搾乳舎14は、搾乳スペース区画34と、待機スペース区画36と、還流路38と、を含む。搾乳舎14は、本実施形態では、飼育舎に比較して小さな建屋であり、飼育舎と同様に平面視横長矩形状で、床と、周囲を囲むように各辺の長さに対応して所要の高さに立設された4つの側壁40,41からなる周壁と、図示しない柱等により支持された屋根42と、により、内部を閉鎖するように設けられている。本実施形態では、搾乳舎14は、例えば、飼育舎から3〜4m離れて隣接しつつその長手方向を飼育舎の長手方向と平行にして配置されている。搾乳舎14は、図1上、左側の短辺側壁40側で通路18を介して飼育舎12と接続されている。搾乳舎14は、左側の短辺側壁40側、すなわち通路18側から長手方向に向けて待機スペース区画36、搾乳スペース区画34の順に直列状に互いに隣接配置されている。なお、搾乳スペース区画34に隣接して、機械室43、処理室44、事務室45等が配置されている。
図1、図3、図4に示すように、搾乳スペース区画34は、中央に作業スペース34bが配置され、その両側に乳牛Mの乳房に装着される自動搾乳機械のミルククロー等が配置された2つの搾乳スペース34aが形成されている。各搾乳スペース34aは例えば、4〜6頭程度の複数の乳牛が同時に搾乳を行える広さとなっている。なお搾乳スペースの床面は、作業スペース34bの床面より高く形成されており、作業者が乳牛の乳房を確認しやすく、搾乳機械の脱着等の作業が行いやすいようになっている。
待機スペース区画36は、本実施形態では、両端を開放した平行枠体46を含む外殻構造からなる。平行枠体46は、搾乳舎12の長手方向に沿って長辺側壁41から内側にある程度離隔した位置に平行に配置されており、一方の開口端部を搾乳スペース34a側に臨ませ、他方の開口を左側の短辺側壁に臨ませて配置されている。平行枠体46の搾乳スペース側の開口側は、2つ搾乳スペース34aに対応した位置に、それぞれ乳牛Mが1頭ずつ通過できる程度にテーパ状に狭められて設けられている。待機スペース区画36には、平行枠体46に対して直交方向に配置されて該スペース区画内を2つに仕切りながら、平行枠体46内をその長手方向に沿って直線状に進退移動する移動仕切り枠体48が配置されている。この移動仕切り枠体48は、待機スペース区画36を、搾乳前の乳牛Mが待機する第1待機スペース50と、搾乳を終えた乳牛が待機する第2スペース52と、に分割仕切りし、かつ、その分割位置を移動可能とする移動仕切り手段である。移動仕切り枠体48は、例えば、天井側に配置される図示しないレール等により吊支状に支持されており、レールに案内されながら機械制御により移動する。移動仕切り枠体48は、乳牛が該仕切り枠体を超えて第1、第2待機スペース間を移動できないように阻止できるものであればよく、例えば、格子状枠体や、柵状枠体、閉鎖板状枠体等任意のものでよい。図4に示すように、移動仕切り枠体48は、搾乳時に乳牛Mが搾乳舎に導入されて待機スペース区画に進入させる際には乳牛Mの進行を妨げないように平行枠体46の外側の左側短辺側壁に近接された位置を退避位置Xとして停止保持される。そして、図5に示すように、順次乳牛Mを搾乳スペース34a側に進ませる際には、移動仕切り枠体48を直線状に移動させて平行枠体内に第1、第2待機スペース50、52を形成しつつ乳牛を搾乳スペース区画側に追いやるように移動する。すなわち、移動仕切り枠体は、退避位置で停止保持される状態と、第1、第2待機スペースを形成しつつ乳牛Mを搾乳スペース区画側に追いやるように移動する状態と、を選択的に実行する。これにより、1つの待機スペース区画36を2つに仕切り、搾乳前の乳牛と搾乳を終えた乳牛とを混ぜることなく待機させておくことができる。その際、搾乳作業の進捗に対応してそれぞれの乳牛の数の変化に応じて仕切り枠体を移動させて、各第1、第2待機スペース50,52を増減変化させるとともに乳牛を搾乳スペース側に追いやって、限られた1つのスペースを有効に利用しつつ効率良く搾乳を行える。なお、全ての乳牛の搾乳が終了した後には、通路18の開閉扉を開け、移動仕切り枠体48を前記逆方向に直線状に移動して乳牛を通路18側に追いやって、第2待機スペースに待機している乳牛を飼育舎へ戻すことができる。
還流路38は、図4、図5に示すように、搾乳時に待機スペース区画へ進入し、順次搾乳スペース区画に進んで搾乳された乳牛Mが、搾乳スペース区画から再び同じ待機スペース区画に自然に戻るための通路である。本実施形態では、搾乳舎14は、乳牛が飼育舎12から通路18を介して待機スペース区画36内に自然に進入する第1経路R1と、待機スペース区画36から隣接する搾乳スペース区画34に進む第2経路R2と、搾乳スペース区画34で搾乳を終えた乳牛Mが再び同じ待機スペース区画に戻る第3経路R3と、を含み、この第3経路R3が還流路38から構成される。すなわち、搾乳時には、搾乳舎14では第1、第2、第3経路に沿って乳牛が一方向への流れで移動しながら待機、移動され、効率良く搾乳される。なお、乳牛の待機スペース区画への進入後には、通路18の開閉扉が閉鎖されることにより第1経路は断たれる。そして、第3経路となる還流路38により搾乳を終えた乳牛は再び待機スペース区画に戻すことにより、通路18の開閉扉16,17を閉鎖しておくことで、搾乳を終えた乳牛も所要時間、搾乳舎内で待機させておくことができる。よって、例えば、搾乳時に飼育舎12内を乳牛が不在となる状態を所要時間保持でき、清掃等を円滑に行える。本実施形態では、還流路38は、通路18側から搾乳スペース区画側への進行を阻止するが、搾乳スペース側から待機スペース区画の第2待機スペース側への移動を許容する一方向通過路からなる。本実施形態では、還流路38は、2つの搾乳スペース34aから平行枠体46と対向する長辺側壁41との間にそれぞれ設けられ、待機スペース区画の通路18側、すなわち移動仕切り枠体の搾乳スペース側への移動により形成される第2待機スペース側に連通するようになっている。還流路38には、図6にも示すように、乳牛を一方向にのみ通過させるように開閉する一方向開閉扉54が設けられており、上記のような一方向通過路を実現している。一方向開閉扉54は、例えば、長辺側壁41側に設けられた固定柵56に蝶番58を介して開閉自在に取り付けられた横開き戸式の扉からなる。一方向開閉扉54は、蝶番58の枢軸Yaが鉛直方向Yから少し斜めに傾けた状態で設定されており、常時重力による作用で自然に閉鎖方向に付勢される。一方向開閉扉54の通路18側には固定柵との間に鎖60が張設されており、開閉扉54の閉鎖時に緊張状態となり該閉鎖位置を保持するとともに、通路18側から搾乳スペース側へ開閉扉54が開かれるのを防止している。一方向開閉扉54は、乳牛が通過する際に乳牛の体で押圧されて開かれるとともに、乳牛が通過した後には重力による作用で自然に閉鎖するようになっている。
さらに、本実施形態では、飼育舎12と搾乳舎14内では、オゾンを含む空気流を生じさせるようになっている。図1、図2、図3に示すように、飼育舎12は、例えば、図1上、右側の短辺側壁20には、常時外気を流入するガラリ等からなる外気流入部62が設けられている。他方の短辺側壁20には、例えば、舎内の空気を舎外に排気するファン装置からなる排気装置64が設けられており、外気流入部62から外気を流入させながら舎内に一方側に向けて空気流Fを生じさせる。さらに、外気流入部62側にはオゾンを発生して空気流F中に放出するオゾン発生装置66が設けられている。これにより、飼育舎12内全体にはオゾンを含む空気流Fが一方側に向けて流れるので、舎内の殺菌、悪臭の防止、カビや害虫の発生の防止等を手軽に行える。その結果、例えば、日常の薬剤散布等の消毒(殺虫)作業の回数を低減でき省力化できるとともに、消毒薬剤が作業者や乳牛に及ぼす悪影響も防止できる。また、図7に示すように、飼育舎12内には必要に応じて舎内の空気を循環させる循環装置68が設けられている。循環装置68は、舎内上部側に配置され一端部側を舎内の排気装置64が設けられた周壁側付近に配置させるとともに他端部側をL字状に屈曲しつつ外気流入部側に近接配置させたダクト69と、ダクト69の排気装置64側となる端部に設けられて周囲空気をダクト内に吸気する吸気ファン装置70と、を含む。例えば、夏場には、吸気ファン装置70を停止して、排気装置64を排気量が強い状態で稼働させ、舎内に強い空気流を生じさせて車内の温度上昇をおさえる。一方、冬場には、排気装置64を風量が弱い状態で稼働させつつ、吸気ファン装置70を稼働して舎内の排気装置が設けられた周壁側付近の空気を外気流入部側に戻すことにより、乳牛の体温等で温められた舎内の空気の一部を循環させて舎内の温度の低減を防止できる。よって、高価な冷暖房設備を不要としつつ安価な設備で年間を通じて良好な環境下で乳牛を飼育でき、乳牛の体調を維持できる。
また、搾乳舎14は、長辺側壁41の搾乳スペース区画に対応した位置に例えばガラリ等からなる外気流入部62が設けられ、該外気流入部62側にオゾン発生装置66が設けられているとともに、図1上、左側の短辺側壁40にはファン装置等からなる排気装置64が設けられている。よって、搾乳舎14内でも飼育舎12と同様に外気流入部62から外気を流入させながら舎内にオゾンを含む空気流Fを一方側に向けて流すようになっている。これにより、搾乳舎14内の殺菌、悪臭の防止、カビや害虫の発生の防止等を手軽に行える。また、菌の少ない環境で飼育、搾乳を行えるので、搾乳した牛乳の加熱殺菌処理をほとんど又は全く不要とすることも期待できる。なお、搾乳舎14にも飼育舎12と同様に循環装置68を設けることとしてもよい。
次に、本実施形態に係る牛舎構造の作用について説明する。通常は、飼育舎内で乳牛を飼育し、例えば、朝夕の搾乳時には、まず、一方の飼育スペース内の乳牛Mを搾乳舎14に移動させる。図4に示すように、開閉柵32を開くとともに、通路18の開閉扉16,17を開いて、飼育スペース内の乳牛を作業者等が追い出し、通路18を介して乳牛を搾乳舎の待機スペース区画に導入させる。この際、待機スペース区画の移動仕切り枠体48は、退避位置で停止保持された状態となっており、乳牛は通路から待機スペース区画へ進行を妨げられることなく自然に進入するようになっている。乳牛を待機スペース区画に進めた後、通路18の開閉扉を閉鎖する。図5に示すように、移動仕切り枠体48を退避位置から移動させて第1、第2待機スペースを形成しつつ搾乳スペース34a側に装置の数に応じた乳牛の数だけ追いやって停止させる。搾乳スペースに進んだ乳牛は作業者により自動搾乳機を装着されて搾乳される。搾乳後には乳牛は、作業者によって搾乳機を外された後に自然と還流路38を介して待機スペース区画の第2待機スペース52に戻る。この際、移動仕切り枠体により分割仕切りされているので搾乳前の乳牛と搾乳を終えた乳牛とが混ざるのを確実に防止できる。以下同様に、移動仕切り枠体を移動、停止して乳牛を搾乳スペース側に所要頭数ずつ追いやりながら、乳牛の搾乳作業を行う。これにより、乳牛を一方向に案内しながら効率良く搾乳作業を行える。同時に、移動仕切り枠体は、その進退移動により追いやった乳牛の数に応じて第1待機スペースを減じつつ第2待機スペースを増やすように分割位置を移動するので、1つのスペースを有効に利用することができる。従って、搾乳舎を省スペースな構造で構成でき、コストの高騰を防止できる。さらに、この搾乳作業に平行して他の作業者が乳牛の居ない飼育スペースの清掃、消毒(殺虫)作業を行う。なお、飼育舎内及び搾乳舎内は、常時オゾンを含む空気流が流れており、殺菌、悪臭の防止、カビや害虫の発生の防止等を常時手軽に行える。よって、例えば、薬剤散布等の消毒の回数を減らすことができ、作業の省力化、短時間化が図れる。上記のように通路の開閉扉を閉鎖しているので、例えば、清掃作業が終了するまで、搾乳を終えた乳牛は搾乳舎内で待機される。これにより、搾乳時の飼育スペースの乳牛の不在状態を有効に利用して清掃作業等を行えるとともに、乳牛は搾乳舎で待機させて清掃等の時間を確実に確保できる。さらに、乳牛は雨に濡れることもない。全ての乳牛の搾乳が終了し、飼育舎の飼育スペースの清掃、消毒作業が終了したら、通路の開閉扉を開き、乳牛を飼育舎側に戻す。乳牛は自然と飼育スペースに戻るが、必要に応じて移動仕切り枠体を通路側に向けて移動させて乳牛を追いやることができる。そして同様に、飼育舎の他の飼育スペースの乳牛の搾乳及び、飼育スペースの清掃が行われる。
また、上記実施形態では、1棟の飼育舎12と1棟の搾乳舎14とを含む態様としたがこれに限らず、図8に示すように、複数棟の飼育舎12を併設することとしてもよい。この際、通路18を介して各飼育舎12どうしが連通される。搾乳舎から離れた位置の飼育舎12の乳牛は通路を通過して他の飼育舎内に進み、飼育舎内通路33を介して順次移動しながら搾乳舎14へ進行できる。なお、搾乳舎14を複数棟配置させることとしてもよい。
以上説明した本考案の牛舎構造は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本考案の牛舎構造は、例えば、酪農等に利用され多数の乳牛を飼育、搾乳する際に好適である。
本考案の第1の実施形態に係る牛舎構造の内部を示す平面説明図である。 図1の牛舎構造の左側面図である。 図1の牛舎構造の右側面図である。 図1の牛舎構造の一部拡大説明図及び搾乳時の乳牛を搾乳舎に導入する際の作用説明図である。 図1の牛舎構造の一部拡大説明図及び搾乳時の移動仕切り手段の作用説明図である。 還流路に設けられる開閉扉の要部拡大斜視説明図である。 飼育舎内の縦断面一部省略図及び空気の流れを説明する作用説明図である。 複数棟の飼育舎を並列配置した説明図である。
符号の説明
12 飼育舎
14 搾乳舎
16、17 開閉扉
18 通路
20 短辺側壁
21 長辺側壁
22 屋根
34 搾乳スペース区画
36 待機スペース区画
38 還流路
40 短辺側壁
41 長辺側壁
42 屋根
46 平行枠体
48 移動仕切り枠体
50 第1待機スペース
52 第2待機スペース
54 一方向開閉扉
62 外気流入部
64 排気装置
66 オゾン発生装置
68 循環装置

Claims (8)

  1. 乳牛を飼育する飼育舎と、
    飼育舎に併設され乳牛の搾乳を行う搾乳舎と、
    飼育舎内と搾乳舎内とを連通させ乳牛が通過する開閉扉付きの通路と、を備え、
    搾乳舎は、搾乳スペース区画と、
    搾乳スペース区画に隣接配置される待機スペース区画と、
    乳牛が待機スペース区画に進入し、順次そのまま搾乳スペース区画に進み、再び同じ待機スペース区画に自然に戻る還流路と、を有することを特徴とする牛舎構造。
  2. 待機スペース区画が、
    搾乳前の乳牛が待機する第1待機スペースと、搾乳を終えた乳牛が待機する第2待機スペースと、に分割仕切りし、かつ、その分割位置を移動可能とする移動仕切り手段により仕切り分割されていることを特徴とする請求項1記載の牛舎構造。
  3. 移動仕切り手段は、乳牛が搾乳舎に導入されて自然に待機スペース区画に進入する際に乳牛の進行を妨げない退避位置で停止保持する状態と、第1待機スペースを形成しつつ乳牛を搾乳スペース区画側に追いやるように移動する状態と、を選択的に実行するように設けられていることを特徴とする請求項2記載の牛舎構造。
  4. 還流路は、通路側から搾乳スペース区画側への進行を阻止するが搾乳スペース区画側から待機スペース区画の第2待機スペース側への移動を許容する一方向通過路からなることを特徴とする請求項2または3記載の牛舎構造。
  5. 待機スペース区画が搾乳スペース区画側に一端開口を臨ませて配置され両端を開放した平行枠体を含む外殻構造であり、
    乳牛が搾乳舎に導入されて待機スペース区画に進入した後に乳牛を搾乳スペース区画側に追いやる移動が仕切り枠体の直線状の進退移動により行われることを特徴とすること請求項2ないし4のいずれかに記載の牛舎構造。
  6. 還流路には、乳牛を一方向にのみ通行させつつ乳牛の通過時に押圧されて開かれるとともに、乳牛の通過後には重力による作用で閉鎖する開閉扉が設けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の牛舎構造。
  7. 飼育舎及び/又は搾乳舎は、周囲を囲む周壁と、屋根と、で閉鎖されており、
    飼育舎及び/又は搾乳舎は、周壁に設けられ常時外気を流入する外気流入部と、
    他の周壁に設けられ外気流入部から外気を流入させながら舎内に一方側に向けて空気流を生じさせるように舎内の空気を舎外に排気する排気装置と、
    外気流入部側に配置されオゾンを発生して空気流中に放出するオゾン発生装置と、を備え、
    舎内全体にオゾンを含む空気流を生じさせることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の牛舎構造。
  8. 飼育舎及び/又は搾乳舎は、必要に応じて舎内の排気装置が設けられた周壁側付近の空気を外気流入部側に戻しながら舎内の空気を循環させる循環装置を備えたことを特徴とする請求項7記載の牛舎構造。
JP2006007660U 2006-09-21 2006-09-21 牛舎構造 Expired - Fee Related JP3127423U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007660U JP3127423U (ja) 2006-09-21 2006-09-21 牛舎構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007660U JP3127423U (ja) 2006-09-21 2006-09-21 牛舎構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3127423U true JP3127423U (ja) 2006-11-30

Family

ID=43477142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006007660U Expired - Fee Related JP3127423U (ja) 2006-09-21 2006-09-21 牛舎構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3127423U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506172A (ja) * 2011-12-29 2015-03-02 デラヴァル ホルディング アーベー 動物収容装置及びその冷却システムを制御する方法
CN107372131A (zh) * 2017-08-24 2017-11-24 农业部环境保护科研监测所 牛群转运通道及畜舍通道

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506172A (ja) * 2011-12-29 2015-03-02 デラヴァル ホルディング アーベー 動物収容装置及びその冷却システムを制御する方法
CN107372131A (zh) * 2017-08-24 2017-11-24 农业部环境保护科研监测所 牛群转运通道及畜舍通道

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2004210300B2 (en) Arrangement for housing milking animals
EP1519759B1 (en) Method and device at a dairy farm
KR101880284B1 (ko) 양봉 적재함의 구조
KR20060086648A (ko) 포유모돈과 자돈이 분리기거 가능한 친환경 돈사
KR200441134Y1 (ko) 축사의 배기 및 환기장치
US20160057972A1 (en) A milking stall
JP3127423U (ja) 牛舎構造
Anderson Biosecurity—a new term for an old concept: how to apply it
JP2008079599A (ja) 畜舎
KR101263101B1 (ko) 가금류 사육시설
US8281742B2 (en) System for milking cows and method
ES2781803T3 (es) Nave de cría de cerdos
KR20200020393A (ko) 다층구조의 육계 양계장 설비장치
KR20040019412A (ko) 이유기의 가축 사육을 위한 축사
TWI510186B (zh) 畜牧用之連棟式建築體
NL2014576B1 (nl) Behuizing voor een dier, samenstel van meerdere behuizingen en werkwijze voor het bedrijven van een dergelijke behuizing.
KR0140363Y1 (ko) 송아지용 위생 축사
CN214382122U (zh) 一种畜牧养殖用室内通风装置
CN218789698U (zh) 一种双层式养殖舍
CN213603680U (zh) 一种新型智能羊舍
JPH0984480A (ja) 畜 舎
EP4298899A1 (en) A dairy farm with a single or multiple frontal elevated roads
SU1766337A1 (ru) Устройство дл промышленного воспроизводства и выращивани свиней
JPH0518940Y2 (ja)
JPH0427323A (ja) 機械移動式動物収容設備

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101108

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111108

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121108

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees