JP3126512U - 就寝用電動マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より良質な睡眠をとることに効果が期待できる機能を有する就寝用電動マッサージ機を提供すること
【解決手段】本考案は、快適感や安心感を生じさせる「海辺の潮騒」「電車のレールの振動」「母親の胎内」「ゆりかご」「小川のせせらぎ」などを、マッサージローラーなどの動きと振動によって表現することにより入眠を促進し、より良質な睡眠をとることができる機能を有する就寝用電動マッサージ機を提供するものである。
また就寝中において、マッサージローラーなどを周期的に断続運転させることにより、より良質な睡眠をとることに効果を有する就寝用電動マッサージ機を提供するものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、安眠に効果を有する電動マッサージ機に関する。
従来、人体の首から下の各部分を同様な強さでマッサージでき、寝心地を向上できるマッサージマットとして仰臥者の各部のそれぞれに対応した硬度となるようにエアーの給排気により調整するものが提案されている。(特願2004−137446)
他に、使用者の頭部を適度な温度に長時間維持し、かつ芳香を所望時間発生し、また1/f音を適宜発生することにより、快眠を得ることができる快眠枕装置が提案されている。(特開平7−241342)
他に、使用者の姿勢を圧力センサーにより認識し電動モーターにより枕を上下動させる装置も提案されている。(特願2003−45127)
本考案の解決しようとする課題は、マッサージ効果により血行を良くし疲労を回復するだけでなく、むしろ良質な睡眠をとるための手段として、快適感や安心感を生じさせる「海辺の潮騒」「電車のレールの振動」「母親の胎内音」「ゆりかご」「小川のせせらぎ」などを音声ではなく、マッサージローラーなどの動きと振動によって表現することにより入眠を促進し、より良質な睡眠をとることが期待できる機能を有する就寝用電動マッサージ機を提供することである。つまり、芳香を発生させ、あるいは実際の「潮騒の音」などを流すのでは、かえって利用者に不快感を与えかねないという課題から、「ローラーなどの動きと振動により」表現するという技術思想の基づく解決手段を提供しようとするものである。
また就寝中においても、マッサージローラーなどを周期的に断続運転させることにより、より良質な睡眠をとることに効果が期待できる機能を有する就寝用電動マッサージ機を提供することである。
また就寝中において、伏臥状態でのマッサージローラーなどの駆動により膝などを痛めることを防止する為、人間の姿勢を感知・認識し、自動的にマッサージローラーなどを停止させる機能を有する就寝用マッサージ機を提供することである。
本考案は、上述した課題を解決する手段として、次に記述する機能を有することを特徴とする電動マッサージ・シートとする。
本考案は、請求項1に記載した通り、内蔵するローラー等の動きおよび振動により、癒し感覚あるいは快適感などを生じさせる現象を擬似的に表現する機能を有することを特徴とする就寝用電動マッサージ機である。
そして、具体的な表現方法としては、請求項2に記載した通り、ローラーあるいは空気圧などの動きおよび振動により、快適な感覚あるいは安らぎの感覚を生じさせる現象を、次に例示するように擬似的に表現するものである。
1)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけての移動において、徐々に上昇し比較的早く下降し、次に低い高さで元の位置に戻るという動作を繰り返すことにより海岸における潮騒を表現する。
2)使用者のふくらはぎ部分に一定の時間の間隔にて上下動の動きを与えることにより、あたかも電車の走行中にレールの継ぎ目を通過する際に感じる心地よいリズム感を表現する。
3)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけての移動において、比較的早く上昇し徐々に下降し、次に低い高さで元の位置に戻るという動作を繰り返すことにより母親の胎内の環境を表現する。
4)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけて徐々に上昇しながら移動し、徐々に下降しながら元の位置に戻るという動作を繰り返すことによりゆりかごの振動を表現する。
5)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけてバイブレーションを伴うゆっくりした往復運動を繰り返すことにより小川のせせらぎを表現する。
また選択するマッサージ動作についても、入眠時には「潮騒」を選択し、その後の周期断続運転時には、「ゆりかご」を選択するなど様々な選択肢を利用者に与えるものとしてもよい。そして利用者自らが選択できることとしたことにより、そのイメージを意識あるいは潜在意識として持つものとなり、本考案による電動マッサージ機による癒し感覚あるいは快適感の得られる効果を高めることとした。
本考案は、請求項3に記載した通り、使用者の体位を検知するための圧力センサーを内蔵することにより、仰向け状態および横向き状態の場合に生じる腰および臀部の比較的強い押圧力を検知した場合にはマッサージ動力が働き、この押圧力の低下を検知した場合には、マッサージ動力を停止するものとし、伏臥の状態におけるマッサージ動力により膝などを痛めることを防止する機能を有することを特徴とする就寝用電動マッサージ機である。
本考案は、請求項4に記載した通り、予め任意の使用時間を設定することができ、また設定した使用時間でのマッサージ動力の断続運転の運転時間と停止時間とを任意に設定することができるコントロール装置を備えることを特徴とする就寝用電動マッサージ機である。
本考案の効果を、本考案による就寝用電動マッサージ機の使用時における時系列に従って説明する。
▲1▼ 就寝前に、利用者自身が希望するマッサージ装置の運転条件をリモコン装置にて設定することにより、安心感を提供できる。つまり睡眠予定時間を、任意に、例えば7時間と設定することで、7時間後に自動的に電源OFFとなる。これにより起床後の電源の切り忘れを気に掛ける心配を無くするものとする。次に、最初の駆動時間を任意に、例えば15分間と設定することで、入眠を促すことに効果的な時間を設定することができる。次に、その後の駆動時間を周期的な断続運転として、例えば45分毎に5分間などとして設定できることにより、利用者の眠りに周期的な刺激あるいは変化を与えることにより、より深い眠り、より良質な眠りを与える効果を有する。
▲2▼ マッサージについて、特に精神的な疲労感の回復に効果を有するものとするため、癒し効果あるいは快適感を生じさせる「潮騒」を利用者の足首からふくらはぎ部分にかけて、ローラーなどを徐々に上昇し比較的早く下降し、次に低い高さで元の位置に戻るという動作を繰り返すことにより表現するものである。特に、利用者は、就寝の直前にリモコン装置にて「潮騒」を選択するという行為から、「潮騒」のイメージを持つこととなる為、より効果が発揮されるものとなっている。
▲3▼ マッサージローラーにより膝を痛めることを防止する為、伏臥時には、利用者の姿勢を感知しマッサージ駆動を自動停止する機能を有するものである。
本考案の実施するための最良の形態としては、実施例1として、内蔵するマッサージローラー装置の概略、実施例2としてリモートコントローラー装置の概略、実施例3として伏臥時の自動停止装置の概略について説明する。
簡便かつ効果的に利用できる就寝用の電動マッサージ機とするために、シートあるいはマットのサイズについては、幅を通常の敷き布団などの幅を最大とし少なくとも約50cmの幅とし、長さを約30cmから約50cmとし、これにバイブレーションの機能を備えたマッサージローラーなどを内蔵するものとする。そして、利用者の脚部のふくらはぎ部分、腰の部分あるいは背中の上部部分などの位置に敷いて使用するものとする。
次に、マッサージローラーなどの機能として、請求項2に例示した動作を駆動させるものとする。
利用者が就寝前において、例えば「小川のせせらぎ」を選択することにより、そのイメージを持ちながら、「バイブレーションを伴なう、ゆっくりした往復運動を繰り返す」マッサージローラーの動きを感じることにより、効果的な癒し感覚あるいは快適感を得ることが期待できるものとした。つまり利用者は、利用者の好みあるいは体調などの状況により自らが選択できることとしたことにより、癒し感覚あるいは快適感の得られる効果を高めることとした。
リモートコントローラー装置としては、次に例示した設定が可能なものとする。設定モード1として、マッサージローラーの稼働時間などを設定するものとする。これは、「おやすみ時間」として就寝予定時間を例えば7時間と選択し設定でき、「やすらぎ時間」として入眠促進のための最初のマッサージローラーの稼働時間を例えば30分間と選択し設定でき、「ゆりかご時間」として就寝中の周期的な断続運転時間を例えば30分毎に5分間などと選択し設定できるものである。上述の「おやすみ時間」に替えて、「起床時間」として例えば午前7:00を選択し設定するものとし、午前7時にマッサージローラーが強く振動することにより起床を促すものとしてもよい。尚、「おやすみ時間」より一定時間の経過後、あるいは設定した「起床時間」より一定時間の経過後には自動的に電源がOFFとなり、電源の消し忘れという心配や懸念を無くすものとする。
設定モード2として、マッサージローラーの動きなどを設定するものとする。
これは、請求項2にて例示した「海辺の潮騒」「電車のガタン・ゴトン」「胎内環境」「ゆりかご」「小川のせせらぎ」などから選択し設定するものとする。また、入眠時間のマッサージローラーの動きと周期的な断続運転のマッサージローラーの動きとを、それぞれ別に選択し設定できるものとしてもよい。
伏臥時の自動停止装置の概略については、次の通りである。
上向き(仰臥)時には背中と腰の部分からの強い圧力を感知し姿勢を認識し、横向き(側臥)時には、肩の部分からの狭く強い圧力を感知し姿勢を認識するものとして、これらの圧力の低下を感知した場合には伏臥姿勢として認識し、マッサージローラーの駆動は自動停止するものである。
本考案による就寝用電動マッサージ機の、リモートコントローラー装置の画面の設定モード1および設定モード2の一例の概略である。 本考案による就寝用電動マッサージ機の、リモートコントローラー装置の画面の設定モード1および設定モード2の一例の概略である。

Claims (4)

  1. 内蔵するローラー等の動きおよび振動により、癒し感覚あるいは快適感などを生じさせる現象を擬似的に表現する機能を有することを特徴とする就寝用電動マッサージ機
  2. ローラーあるいは空気圧などの動きにより、快適な感覚あるいは安らぎの感覚を生じさせる現象を、次に例示するように擬似的に表現する機能を有することを特徴とする請求項1に記載の就寝用電動マッサージ機。
    1)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけての移動において、徐々に上昇し比較的早く下降し、次に低い高さで元の位置に戻るという動作を繰り返すことにより海岸における潮騒を表現する。
    2)使用者のふくらはぎ部分に一定の時間の間隔にて上下動の動きを与えることにより、あたかも電車の走行中にレールの継ぎ目を通過する際に感じる心地よいリズム感を表現する。
    3)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけての移動において、比較的早く上昇し徐々に下降し、次に低い高さで元の位置に戻るという動作を繰り返すことにより母親の胎内の環境を表現する。
    4)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけて徐々に上昇しながら移動し、徐々に下降しながら元の位置に戻るという動作を繰り返すことによりゆりかごの振動を表現する。
    5)使用者の足首からふくらはぎ部分にかけてバイブレーションを伴うゆっくりした往復運動を繰り返すことにより小川のせせらぎを表現する。
  3. 使用者の体位を検知するための圧力センサーを内蔵することにより、仰向け状態および横向き状態の場合に生じる腰および臀部の比較的強い押圧力を検知した場合にはマッサージ動力が働き、この押圧力の低下を検知した場合には、マッサージ動力を停止するものとし、伏臥の状態におけるマッサージ動力により膝などを痛めることを防止する機能を有することを特徴とする就寝用電動マッサージ機。
  4. 予め任意の使用時間を設定することができ、また設定した使用時間におけるマッサージ動力の断続運転の運転時間と停止時間とを任意に設定することができるコントロール機能を備えることを特徴とする就寝用電動マッサージ機。
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