JP3126254U - 排水用制水器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】排水口より排出される水の量を適度に制限するようにした排水用制水器具を提供する。
【解決手段】浴槽等の排水口2に着脱自在に装着して、排水口2より排水管へ排水される水の量を制限する排水用制水器具であって、上面に開口部4aを有し、かつ開口部4aより底部4c側へ漸次小径となる有底テーパ状に形成された器具本体4と、器具本体4の周面に開口され、かつ排水口2より排水管へ排水される水の量を制限する制水孔4bとから構成したもので、排水口2より排水された水は器具本体4の周面に形成された制水孔4bにより排水量が制限されて、排水管の飲み込み量を越えた排水が排水口2から排出されることがないため、排水管が排水を処理できなくなることにより生じる床面や階下への漏水が未然に防止できるようになる。
【選択図】図5

Description

本考案は、浴槽等の排水口に装着して、排水管へ排水される水の量を制限する排水用制水器具に関する。
近年マンションやホテル等の建造物をはじめ、一般住宅にもユニットバスが設置されるようになっている。
ユニットバスは、浴室全体が強化プラスチック等により成形されていて、浴室内に浴槽や洗い場等が一体形成されており、浴槽や洗い場には、それぞれ排水口が設けられている。
浴槽や洗い場に設けられた排水口は、建造物に予め配管された排水管に接続されていて、排水口より排水された水は、排水管を経て下水道へと排水されるよになっているが、排水口より排水される水には垢や毛髪等のゴミが混入されており、ゴミを水とともに排水管へ排水すると、ゴミにより排水管が詰まって排水が困難になったり、排水できなかった水が床下や階下等に逆流して漏水の原因となる。
このため従来では、排水とともにゴミが排水管へ排出されないように排水口に、例えば特許文献1及び2に記載されているようなゴミ取り手段を装着している。
前記特許文献1に記載のゴミ取り部材は、円盤状のプレートに円形の中心孔とその周辺に多数の内側孔及び外側孔を穿設したもので、表面側の粘着層で毛髪等のゴミを、そして裏面側の粘着層でその他のゴミを除去することにより、ゴミが排水管へ排出されるのを防止している。
また特許文献2の防塵具は、薄い弾性板の下部に棒状または偏平状の細長体を形成して、これら細長体を束ねることにより逆ドーム状の防塵具を形成したもので、細長体間の隙間を排水が通過する際ゴミを濾過するようになっている。
実開平6−49572号公報 実開平7−19207号公報
前記特許文献1や2に記載のゴミ取り手段では、排水口より排水される水に混入したゴミを除去することができるが、次のような問題がある。
すなわち浴槽のように多量の水を排水するものでは、排水口の開口面積が小さいと排水に時間がかかるため、開口面積を大きくするほど排水効率が上がる。
しかし建造物に配管された排水管には、設置スペースや経済的な理由から大口径の管体が使用されていることは少ない。
特にマンションやホテルのように、各部屋に設置されたユニットバスの排水を集合させて排水管により排水するようにしたものでは、排水管の飲み込み量を越えた排水を排水口から排水すると、排水管が排水を処理できなくなり、その結果排水が床に漏水したり、階下に漏水する問題が生じる。
このため従来では、排水管の飲み込み量を想定して浴槽等の排水口の開口面積を設定している。
図6は排水口の形態による排水量と排水時間の関係を示したもので、排水受け入れ限界線Aが排水管の飲み込み量である。
この図6(a)に示すように排水口の開口面積を大きくすると排水時間は短縮されるが、飲み込み量を越えた分が漏水することになる。
図6の(b)は、排水口に特許文献1のようなゴミ取り手段を取り付けた場合を示すもので、円板に穿設された小孔により排水量が制限されるため、排水口より排水される水の量が排水管の飲み込み量を越えることはないが、ゴミにより円盤の小孔に目詰りが生じると、排水量が減少するため、排水に時間がかかる問題がある。
本考案はかかる問題を改善するためになされたもので、排水口より排出される水の量を適度に制限するようにした排水用制水器具を提供して、漏水等を未然に防止することを目的とするものである。
本考案の排水用制水器具は、浴槽等の排水口に着脱自在に装着して、排水口より排水管へ排水される水の量を制限する排水用制水器具であって、上面に開口部を有し、かつ開口部より底部側へ漸次小径となる有底テーパ状に形成された器具本体と、器具本体の周面に開口され、かつ排水口より排水管へ排水される水の量を制限する制水孔とから構成したものである。
前記構成により、排水口より排水された水は、制水孔により排水量が制限されるため、マンションやホテルのように、各部屋に設置されたユニットバスの排水を集合させて排水管により排水するようにした排水設備でも、排水管の飲み込み量を越えた排水が排水口から排出されることがないため、排水管が排水を処理できなくなることにより生じる床面や階下への漏水が未然に防止できるようになる。
また排水孔へ流入する排水の流速が早いほど制水効果が増大し、流速が遅くなるに従い制水効果が減少するため、排水口より排水管へ排出される排水の量を平均化することができると共に、制水孔の開口面積を排水管の飲み込み量に応じて適切に設定することにより、排水口からの排水量を、排水管の飲み込み量の限度付近まで増すことができるため、排水時間を短縮することができ、これによって排水効率の向上も図れる。
本考案の排水用制水器具は、器具本体の内底面をほぼ半球状に形成したものである。
前記構成により、排水口より器具本体内へ流入した排水は、ほぼ半球状に形成された底部により上方向へ向かう旋回流となって開口部より流入する水流と衝突し、その後制水孔に向かう水流に変換されて、制水孔より排水管側へと排出されるため、制水孔側への流れがスムーズになると共に、底部にゴミが残留することもない。
本考案の排水用制水器具は、制水孔を、器具本体の円周方向に間隔を存して複数個形成したものである。
前記構成により、排水管の飲み込み量に応じた排水量の制限が制水孔の開口面積や孔の数により簡単に設定できるようになる。
本考案の排水用制水器具は、器具本体を、耐食性を有する金属や合成樹脂により一体成形したものである。
前記構成により、制水効果の高い排水用制水器具が安価に得られるようになる。
本考案の排水用制水器具によれば、排水口より排水された水は器具本体の周面に形成された制水孔により排水量が制限されて、排水管の飲み込み量を越えた排水が排水口から排出されることがないため、排水管が排水を処理できなくなることにより生じる床面や階下への漏水が未然に防止できるようになる。
本考案の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はユニットバス等の浴槽の排水口に制水器具を装着した状態の断面図、図2は制水器具の正面図、図3は同平面図、図4は同断面図、図5及び図6は作用説明図である。
図1はマンションやホテル、戸建て住宅等に設置されたユニットバスの浴室(図示せず)内に設けられた浴槽1を示すもので、浴室と一体成形された浴槽1も、浴室と同様に強化プラスチック等の材料で形成されている。
浴槽1の床板1aには、排水口2が床板1aと一体成型されている。
排水口2は、床板1aの上面に開口する開口部2aが大径で、漸次下方へ小径となるテーパ部2bにより形成されていて、テーパ部2bの下部は、建造物に配管された排水管(図示せず)に接続されている。
排水口2の開口部2aには、ゴム等の弾性体により形成された栓3が着脱自在に嵌合できるようになっていて、この栓3により排水口2を閉鎖したり、開放することができるようになっており、栓3の下方に制水器具の器具本体4が装着できるようになっている。
器具本体4は、ステンレス等の耐食性を有する金属薄板をプレス成形したもので、図2及び図3に示すように上面が開口した有底のテーパ状に形成されている。
器具本体4の上面開口部4aは、外径が排水口2の開口部2aに嵌合された栓3のやや下側の内径とほぼ等しくなっていて、開口部2aより排水口2へ器具本体4を挿入した際、図1に示すように栓3のやや下側で開口部4aの外周縁が排水口2の内周面に係止されるようになっている。
器具本体4の外周面は、排水口2のテーパ部2bの傾斜角度より大きい角度で傾斜されていて、開口部4aの外周縁がテーパ部2bの内周面に係止された状態のときに、テーパ部2bの内周面と器具本体4の外周面との間に図1に示すように隙間5が生じるようになっている。
器具本体4の外周面には、開口部4aより器具本体4内に流入した排水を排出するための制水孔4bが複数個開口されている。
各制水孔4bは、図2に示すようにほぼ逆台形に形成されていて、円周方向に等間隔に形成されており、これら制水孔4bにより排水口2より排出される水の量を制限することにより、排水口2より排水管へ排水される水の量が排水管の飲み込み量を越えないように制御している。
器具本体4の底部4cは、内底面がほぼ半球状に形成されていて、上面の開口部4aより器具本体4内に流入した排水を、制水孔4b側に導くようになっている。
次に前記構成された排水用制水器具の作用を、図5及び図6を参照して説明する。
ユニットバスの浴槽1内には、多量の湯水が溜められて入浴に供せられるが、入浴が終了して浴槽1内に溜められた湯水を排水する場合は、排水口2に嵌合されていた栓3を上方へ抜出する。
これによって浴槽1内の湯水は、排水口2に向かって図5に示すように流動を開始するため、排水口2より多量の水が排水管へ排水される。
このとき、もし器具本体4が排水口2に装着されていない場合は、図6の(a)に示すように、排水口2に接続された排水管の排水受け入れ量限界線Aを越える水量が排水口2より排水されることがあり、その結果漏水等の原因となるが、排水口2に器具本体4を装着することにより、次のように漏水が防止できるようになる。
すなわち排水口2に向けて流動を開始した浴槽1内の湯水は、図5の矢印Bに示すように器具本体4の上面開口部4aより器具本体4内へ流入した後、底部4cに達する。
底部4cは予めほぼ半球状に形成されていることから、底部4cに達した水は、半球状の底部4cに案内されて上方向へ向かう旋回流Cとなって開口部4aより流入する水流Bと衝突し、その結果制水孔4bに向かう水流へと方向変換される。
このとき浴槽1内の水位が高く、排水口2へ向かう水量が多い場合は、排水口2へ流入する水の流速が早いため、器具本体4内に流入する水流Bと底部4cにより旋回される旋回流Cが器具本体4内で激しくぶつかり合い、これによって水流Bの流速が早いほど制水孔4cより排出される水の量が制限されるため、制水効果が高くなる。
逆に浴槽1内の水の多くが排水されて水位が低くなると、排水口2へ流入する排水の圧力が減少するため水流Bの流速が遅くなり、これによって制水孔4よりスムーズに水が排水されるため、制水孔4cによる制水効果も減少する。
すなわち排水口2に器具本体4を装着することにより、浴槽1内の水位が高いほど制水効果が増大し、水位が低くなるに従い制水効果が減少するため、排水口2より排水管へ排出される排水の量が平均化される。
そして制水孔4bに達した旋回流Cは、排水口2のテーパ部2b内周面と器具本体4の外周面との間に生じた隙間5より排水管側へと排出されるが、制水孔4bにより排水口2より排出される水の量が制限されるため、図6の(c)に示すように排水量が排水管の飲み込み量を越えることがない。
これによって排水管の飲み込み量を排水量が越えることにより生じる床面や階下への漏水が未然に防止できるようになる
また制水孔4bの開口面積を排水管の飲み込み量に応じて適切に設定することにより、排水口2からの排水量を、排水管の飲み込み量の限度付近まで増すことができ、これによって排水時間を短縮することができるため、排水効率の向上も図れるようになる。
さらに排水内に紙や垢等のごみが混入していても、制水孔4bにより除去することができるため、排水管がごみ等により目詰まりを起こすのを防止することもできると共に、制水孔4bに目詰まりが生じた場合、排水口2の開口部2aより指を差し込んで器具本体4を取り出し、目詰まりを起こしたゴミを取り除くことにより、ゴミを簡単に清掃することができる。
なお前記実施の形態では、器具本体4に形成した制水孔4bをほぼ逆台形状としたが、図7及び図8に示す第1変形例のように、円形の制水口4bを円周方向に間隔を存して上下2段階に設けてもよい。
また図9及び図10に示す第2変形例ように、縦方向に細長い長円状の制水孔4bを円周方向に等間隔に設けてもよく、第2変形例のように器具本体4全体を合成樹脂により一体成形することにより、より複雑な形状の器具本体4を得ることもできる。
さらに本考案の排水用制水器具は、浴槽1の排水口2のみならず、ユニットバスの洗い場に設けられた排水口や、流しの排水口等に装着しても同様の効果が得られるものである。
本考案の実施の形態になる排水用制水器具の使用状態の断面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の正面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の平面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の断面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の作用説明図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の作用説明図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の変形例を示す一部切欠正面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の変形例を示す平面面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の変形例を示す一部切欠正面図である。 本考案の実施の形態になる排水用制水器具の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 浴槽
2 排水口
3 栓
4 器具本体
4a 開口部
4b 制水孔
4c 底部

Claims (4)

  1. 浴槽等の排水口に着脱自在に装着して、前記排水口より排水管へ排水される水の量を制限する排水用制水器具であって、上面に開口部を有し、かつ前記開口部より底部側へ漸次小径となる有底テーパ状に形成された器具本体と、前記器具本体の周面に開口され、かつ前記排水口より前記排水管へ排水される水の量を制限する制水孔とを具備したことを特徴とする排水用制水器具。
  2. 前記器具本体の内底面をほぼ半球状に形成してなる請求項1に記載の排水用制水器具。
  3. 前記制水孔を、前記器具本体の円周方向に間隔を存して複数個形成してなる請求項1または2に記載の排水用制水器具。
  4. 前記器具本体を、耐食性を有する金属や合成樹脂により一体成形してなる請求項1ないし3の何れかに記載の排水用制水器具。

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