JP3125245B2 - 排水処理装置 - Google Patents
排水処理装置Info
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- JP3125245B2 JP3125245B2 JP26261496A JP26261496A JP3125245B2 JP 3125245 B2 JP3125245 B2 JP 3125245B2 JP 26261496 A JP26261496 A JP 26261496A JP 26261496 A JP26261496 A JP 26261496A JP 3125245 B2 JP3125245 B2 JP 3125245B2
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- tank
- cylindrical tank
- cylindrical
- wastewater treatment
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水質汚濁防止技術
(公害防止技術)に属するものであって排水処理装置を
改良したものに関する。
(公害防止技術)に属するものであって排水処理装置を
改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、生活排水(廃水)などは
浄化処理を受けた後に下水道や河川を通じて湖・沼・海
などの公共用水域へ放流される。
浄化処理を受けた後に下水道や河川を通じて湖・沼・海
などの公共用水域へ放流される。
【0003】この種の排水処理手段としては、活性汚泥
法が広く普及している。活性汚泥法を利用した浄化方式
は、原水(汚濁水)を所定の各槽へと順次導入してい
き、原水に含まれる有機汚濁物質を好気性菌や嫌気性菌
で微生物処理して分解するというものである。このよう
にして処理される原水には、分解後の汚濁物質が汚泥と
なって沈澱するために上澄水が生じる。上澄水は曝気さ
れたり希釈されたりして放流され、沈澱かつ堆積した汚
泥は別の手段で定期的に処理される。
法が広く普及している。活性汚泥法を利用した浄化方式
は、原水(汚濁水)を所定の各槽へと順次導入してい
き、原水に含まれる有機汚濁物質を好気性菌や嫌気性菌
で微生物処理して分解するというものである。このよう
にして処理される原水には、分解後の汚濁物質が汚泥と
なって沈澱するために上澄水が生じる。上澄水は曝気さ
れたり希釈されたりして放流され、沈澱かつ堆積した汚
泥は別の手段で定期的に処理される。
【0004】上記の排水処理を受けた汚濁水は、ほぼ基
準レベル以下の汚濁度のものになるが、それでもまだ多
くの有機窒素や有機燐が残留している。このような処理
水を定常的に公共用水域へ放流するという場合には、水
質が次第に富栄養化していくために、赤潮・青粉・青潮
などの微小藻類や微小生物が異常発生する。
準レベル以下の汚濁度のものになるが、それでもまだ多
くの有機窒素や有機燐が残留している。このような処理
水を定常的に公共用水域へ放流するという場合には、水
質が次第に富栄養化していくために、赤潮・青粉・青潮
などの微小藻類や微小生物が異常発生する。
【0005】上記の難問について、既存の排水処理手段
を根本的に改変してこれを解消するというような新しい
技術は確立していない。したがって、この種の排水処理
においては、現状の技術を継承しつつこれを改良すると
いうことになる。また、単一の排水処理手段で処理した
ときの処理効果に限界があることからすると、異なる方
式の各排水処理手段を接続して処理効果を高めていくこ
とが重要である。とくに併合型処理方式においては、こ
れに組み込まれた濾過方式が有機窒素や有機燐を除去す
る上で応分の効果を発揮する。
を根本的に改変してこれを解消するというような新しい
技術は確立していない。したがって、この種の排水処理
においては、現状の技術を継承しつつこれを改良すると
いうことになる。また、単一の排水処理手段で処理した
ときの処理効果に限界があることからすると、異なる方
式の各排水処理手段を接続して処理効果を高めていくこ
とが重要である。とくに併合型処理方式においては、こ
れに組み込まれた濾過方式が有機窒素や有機燐を除去す
る上で応分の効果を発揮する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】濾過方式を採用した排
水処理装置の殆どは各種の向流型である。向流型のうち
では、ヘッド差を利用して汚濁水を自然に流下させる下
向流型が望ましい。これは自明のとおり、汚濁水を流動
させるための動力源を必要とせず、設備全体が簡潔かつ
経済的に仕上がるからである。しかし下向流型では、汚
濁水を自然に流れるままに任せるので、これの流動性を
制御することができない。したがって、高速処理(短時
間処理)で足りる汚濁水・中速処理がよい汚濁水・低速
処理(長時間処理)を要する汚濁水など、雑多な汚濁水
を一元的に処理してしまうという不合理や不都合が生じ
る。
水処理装置の殆どは各種の向流型である。向流型のうち
では、ヘッド差を利用して汚濁水を自然に流下させる下
向流型が望ましい。これは自明のとおり、汚濁水を流動
させるための動力源を必要とせず、設備全体が簡潔かつ
経済的に仕上がるからである。しかし下向流型では、汚
濁水を自然に流れるままに任せるので、これの流動性を
制御することができない。したがって、高速処理(短時
間処理)で足りる汚濁水・中速処理がよい汚濁水・低速
処理(長時間処理)を要する汚濁水など、雑多な汚濁水
を一元的に処理してしまうという不合理や不都合が生じ
る。
【0007】濾過方式全般については、装置構成に弾力
性のないことを指摘することができる。すなわち既存の
濾過方式では、小型・中型・大型のように個々に規模
(処理能力)を定めて装置をつくるものであるから、一
つの装置で小型から大型までをまかなうという汎用性が
ない。
性のないことを指摘することができる。すなわち既存の
濾過方式では、小型・中型・大型のように個々に規模
(処理能力)を定めて装置をつくるものであるから、一
つの装置で小型から大型までをまかなうという汎用性が
ない。
【0008】〔発明の目的〕本発明はこのような技術的
課題を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、高度の排水処理能力、汚濁水の流動制御性、設
備規模に応じた汎用性など、これらを満足させることの
できる排水処理装置を提供するというものである。
課題を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、高度の排水処理能力、汚濁水の流動制御性、設
備規模に応じた汎用性など、これらを満足させることの
できる排水処理装置を提供するというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された排水処理装置は、所期の目的を達成するために下
記の課題解決手段を特徴とする。すなわち請求項1記載
の排水処理装置は、蓋体を上面に有する外槽と、上下方
向沿いや円周方向沿いに分布する多数の通水孔を筒壁に
有する固定円筒槽と、上下方向沿いや円周方向沿いに分
布する多数の通水孔を筒壁に有するものであって内部を
排水導入空間にしている回転円筒槽と、通水性を有する
仕切筒と、濾材と、排水流入管と、排水流出管とを備え
ていること、および、固定円筒槽が外槽内に配置されて
その槽内の底部より立ち上がっていること、回転円筒槽
が固定円筒槽内に密に嵌め込まれて外槽内の底部より回
転自在に立ち上がっていること、および、仕切筒が外槽
内周面と固定円筒槽外周面との間に介在されて外槽内の
底部より立ち上がり、これら内外周面の間を濾材用の充
填空間として複数に仕切っていること、および、濾材が
各充填空間に充填されていること、および、排水流入管
が外槽の上部外側から回転円筒槽側まで引き込まれてそ
の管の先端が回転円筒槽の排水導入空間に達しているこ
と、および、排水流出管が外槽の底部外面に接続されて
いること、および、固定円筒槽と回転円筒槽との相対関
係において、固定円筒槽側の各通水孔と回転円筒槽側の
各通水孔とが、回転円筒槽の回転変位により開閉される
ものであることを特徴とする。
された排水処理装置は、所期の目的を達成するために下
記の課題解決手段を特徴とする。すなわち請求項1記載
の排水処理装置は、蓋体を上面に有する外槽と、上下方
向沿いや円周方向沿いに分布する多数の通水孔を筒壁に
有する固定円筒槽と、上下方向沿いや円周方向沿いに分
布する多数の通水孔を筒壁に有するものであって内部を
排水導入空間にしている回転円筒槽と、通水性を有する
仕切筒と、濾材と、排水流入管と、排水流出管とを備え
ていること、および、固定円筒槽が外槽内に配置されて
その槽内の底部より立ち上がっていること、回転円筒槽
が固定円筒槽内に密に嵌め込まれて外槽内の底部より回
転自在に立ち上がっていること、および、仕切筒が外槽
内周面と固定円筒槽外周面との間に介在されて外槽内の
底部より立ち上がり、これら内外周面の間を濾材用の充
填空間として複数に仕切っていること、および、濾材が
各充填空間に充填されていること、および、排水流入管
が外槽の上部外側から回転円筒槽側まで引き込まれてそ
の管の先端が回転円筒槽の排水導入空間に達しているこ
と、および、排水流出管が外槽の底部外面に接続されて
いること、および、固定円筒槽と回転円筒槽との相対関
係において、固定円筒槽側の各通水孔と回転円筒槽側の
各通水孔とが、回転円筒槽の回転変位により開閉される
ものであることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係る排水処理装置は、
請求項1記載のものにおいて、回転円筒槽側にある各通
水孔と固定円筒槽側にある各通水孔とのうち、一方の各
通水孔が、下部領域から上部領域に向かうにしたがい孔
径の大きくなるものであり、これらと対応する他方の各
通水孔が、一方の各通水孔と同等以上の大きさを有する
ものである
請求項1記載のものにおいて、回転円筒槽側にある各通
水孔と固定円筒槽側にある各通水孔とのうち、一方の各
通水孔が、下部領域から上部領域に向かうにしたがい孔
径の大きくなるものであり、これらと対応する他方の各
通水孔が、一方の各通水孔と同等以上の大きさを有する
ものである
【0011】本発明の請求項3に係る排水処理装置は、
請求項1または2記載のものにおいて、外槽内周面と固
定円筒槽外周面との間に介在されて外槽内の底部より立
ち上がる通水性の仕切筒が、これら内外周面の間を濾材
用の充填空間として複数に仕切っており、互いに種類の
異なる濾材が各充填空間に分別充填されている。
請求項1または2記載のものにおいて、外槽内周面と固
定円筒槽外周面との間に介在されて外槽内の底部より立
ち上がる通水性の仕切筒が、これら内外周面の間を濾材
用の充填空間として複数に仕切っており、互いに種類の
異なる濾材が各充填空間に分別充填されている。
【0012】本発明の請求項4に係る排水処理装置は、
請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、上下に連
結された複数の筒部材により外槽が構成されている。
請求項1〜3いずれかに記載のものにおいて、上下に連
結された複数の筒部材により外槽が構成されている。
【0013】本発明の請求項5に係る排水処理装置は、
請求項1〜4いずれかに記載のものにおいて、外槽・固
定円筒槽・回転円筒槽・仕切筒のそれぞれが、上下に連
結された複数の筒部材により構成されている。
請求項1〜4いずれかに記載のものにおいて、外槽・固
定円筒槽・回転円筒槽・仕切筒のそれぞれが、上下に連
結された複数の筒部材により構成されている。
【0014】本発明の請求項6に係る排水処理装置は、
請求項1〜5いずれかに記載のものにおいて、通気孔を
それぞれ有する上蓋と下蓋とが相対回転自在に重ね合わ
されて二重蓋構造の蓋体が構成されており、上蓋と下蓋
との相対回転によりこれらの通気孔が開閉されるもので
ある。
請求項1〜5いずれかに記載のものにおいて、通気孔を
それぞれ有する上蓋と下蓋とが相対回転自在に重ね合わ
されて二重蓋構造の蓋体が構成されており、上蓋と下蓋
との相対回転によりこれらの通気孔が開閉されるもので
ある。
【0015】本発明の請求項7に係る排水処理装置は、
請求項1〜6いずれかに記載のものにおいて、外槽の底
部が、上底および下底と、これら上底・下底間に介在さ
れた受水空間とを有する二重底からなり、上底にはこれ
の外周寄りの部分に複数の排水孔が等間隔で分布してお
り、外槽の底部外面に接続された排水流出管が受水空間
に通じている。
請求項1〜6いずれかに記載のものにおいて、外槽の底
部が、上底および下底と、これら上底・下底間に介在さ
れた受水空間とを有する二重底からなり、上底にはこれ
の外周寄りの部分に複数の排水孔が等間隔で分布してお
り、外槽の底部外面に接続された排水流出管が受水空間
に通じている。
【0016】〔作用〕本発明排水処理装置においては、
排水流入管→回転円筒槽の排水導入空間→回転円筒槽側
の通水孔→固定円筒槽側の通水孔→仕切筒内側の濾材
(充填空間)→仕切筒→仕切筒外側の濾材(充填空間)
→排水流出管のような経路を汚濁水が流れる。このよう
な向流性を示す汚濁水は、充填された濾材の層を通過す
る間に汚濁物質を除去されたり分解されたりして低汚濁
レベルのものとなる。
排水流入管→回転円筒槽の排水導入空間→回転円筒槽側
の通水孔→固定円筒槽側の通水孔→仕切筒内側の濾材
(充填空間)→仕切筒→仕切筒外側の濾材(充填空間)
→排水流出管のような経路を汚濁水が流れる。このよう
な向流性を示す汚濁水は、充填された濾材の層を通過す
る間に汚濁物質を除去されたり分解されたりして低汚濁
レベルのものとなる。
【0017】本発明水処理装置において、固定円筒槽側
の各通水孔と回転円筒槽側の各通水孔とは互いに一致し
たり不一致になったりするものであるから、回転円筒槽
を回転操作することにより、全閉から全開までの範囲内
でこれらを開度調整することができる。したがって、排
水流入管から回転円筒槽の排水導入空間へ流れ込んだ汚
濁水は、通水孔の開き加減によって定まる流量で排水導
入空間以降を流れるというように、これの流動性を制御
される。これは一定量の汚濁水が濾材層を通過し終える
までの濾過時間をコントロールされるということ、すな
わち、汚濁水の汚濁度に応じた排水処理が実現できると
いうことである。
の各通水孔と回転円筒槽側の各通水孔とは互いに一致し
たり不一致になったりするものであるから、回転円筒槽
を回転操作することにより、全閉から全開までの範囲内
でこれらを開度調整することができる。したがって、排
水流入管から回転円筒槽の排水導入空間へ流れ込んだ汚
濁水は、通水孔の開き加減によって定まる流量で排水導
入空間以降を流れるというように、これの流動性を制御
される。これは一定量の汚濁水が濾材層を通過し終える
までの濾過時間をコントロールされるということ、すな
わち、汚濁水の汚濁度に応じた排水処理が実現できると
いうことである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る排水処理装置の実施
形態を添付の図面に基づき説明する。
形態を添付の図面に基づき説明する。
【0019】図1〜図3において、11は外槽、21は
蓋体、31は固定円筒槽、41は回転円筒槽、61は仕
切筒、71・72は濾材、81は排水流入管、82は排
水流出管をそれぞれ示す。
蓋体、31は固定円筒槽、41は回転円筒槽、61は仕
切筒、71・72は濾材、81は排水流入管、82は排
水流出管をそれぞれ示す。
【0020】外槽11は全体的にみて上面の開放された
容器からなるが、これは複数の筒部材12〜14が上下
に連結されて構成されたものである。各筒部材12〜1
4のうち、筒部材12には底があるが、他の筒部材13
・14には底がない。各筒部材12〜14において、相
対的に下位に位置する筒部材の上端には、その上位にあ
る筒部材の下端を受け入れてこれを支持することのでき
る周知の鍔(筒壁上端が段状に大きくなった部分)があ
る。外槽用の各筒部材12〜14としては、陶器製(セ
ラミック製)・コンクリート製・合成樹脂製・不銹性金
属製・これらの複合材製など任意材質のものを用いるこ
とができるが、耐食性の点では陶器製やコンクリート製
や合成樹脂製のものが望ましい。その一例として土管の
ような陶器製外槽11が用いられる。外槽11を構成し
ている各筒部材12〜14は、通常、円筒形状のものか
らなる。しかし、後述する蓋体21がたとえば多角形の
一重蓋からなる場合には、これと対応するように多角筒
形状のものが採用される。
容器からなるが、これは複数の筒部材12〜14が上下
に連結されて構成されたものである。各筒部材12〜1
4のうち、筒部材12には底があるが、他の筒部材13
・14には底がない。各筒部材12〜14において、相
対的に下位に位置する筒部材の上端には、その上位にあ
る筒部材の下端を受け入れてこれを支持することのでき
る周知の鍔(筒壁上端が段状に大きくなった部分)があ
る。外槽用の各筒部材12〜14としては、陶器製(セ
ラミック製)・コンクリート製・合成樹脂製・不銹性金
属製・これらの複合材製など任意材質のものを用いるこ
とができるが、耐食性の点では陶器製やコンクリート製
や合成樹脂製のものが望ましい。その一例として土管の
ような陶器製外槽11が用いられる。外槽11を構成し
ている各筒部材12〜14は、通常、円筒形状のものか
らなる。しかし、後述する蓋体21がたとえば多角形の
一重蓋からなる場合には、これと対応するように多角筒
形状のものが採用される。
【0021】蓋体21は、円盤形の上蓋22と円盤形の
下蓋23とが相対回転自在に組み合わされた二重蓋構造
を有する。上蓋22には、大小多数の同心円上に分布す
る通気孔24が形成されている。これらの通気孔24
は、真円小孔であったり円弧状孔であったりする。下蓋
23にも各通気孔24と同様の通気孔25が多数形成さ
れている。上蓋22には、また、これの上面にハンドル
26が取り付けられている。上蓋22と下蓋23は、自
明とおり、これらを相対回転させることにより、所定位
置の各通気孔24・25相互が一致したり不一致になっ
たりするものである。上蓋22や下蓋23も、陶器製
(セラミック製)・コンクリート製・合成樹脂製・金属
製・これらの複合材製など任意材質のものを用いること
ができる。その一例として、金属製の上蓋22・下蓋2
3が採用される。
下蓋23とが相対回転自在に組み合わされた二重蓋構造
を有する。上蓋22には、大小多数の同心円上に分布す
る通気孔24が形成されている。これらの通気孔24
は、真円小孔であったり円弧状孔であったりする。下蓋
23にも各通気孔24と同様の通気孔25が多数形成さ
れている。上蓋22には、また、これの上面にハンドル
26が取り付けられている。上蓋22と下蓋23は、自
明とおり、これらを相対回転させることにより、所定位
置の各通気孔24・25相互が一致したり不一致になっ
たりするものである。上蓋22や下蓋23も、陶器製
(セラミック製)・コンクリート製・合成樹脂製・金属
製・これらの複合材製など任意材質のものを用いること
ができる。その一例として、金属製の上蓋22・下蓋2
3が採用される。
【0022】固定円筒槽31も複数の筒部材32〜34
が上下に連結されて構成されたものである。これら筒部
材32〜34の上端には、前記筒部材12〜14と同様
の鍔がある。各筒部材32〜34は、また、上下方向沿
いや円周方向沿いに分布する多数の通水孔35〜37を
これらの筒壁に有している。各通水孔35〜37は、後
述する回転円筒槽41の各通水孔45〜47に対応する
ものである。各筒部材32〜34の材質も前述したもの
のうちから任意に選定される。その一例として合成樹脂
製(FRPを含む)の各筒部材32〜34が採用され
る。
が上下に連結されて構成されたものである。これら筒部
材32〜34の上端には、前記筒部材12〜14と同様
の鍔がある。各筒部材32〜34は、また、上下方向沿
いや円周方向沿いに分布する多数の通水孔35〜37を
これらの筒壁に有している。各通水孔35〜37は、後
述する回転円筒槽41の各通水孔45〜47に対応する
ものである。各筒部材32〜34の材質も前述したもの
のうちから任意に選定される。その一例として合成樹脂
製(FRPを含む)の各筒部材32〜34が採用され
る。
【0023】回転円筒槽41も複数の筒部材42〜44
が上下に連結されて構成されたものである。各筒部材4
2〜44において、相対的に下位に位置する筒部材の上
端には、その上位にある筒部材の下端を受け入れてこれ
を支持することのできる周知の鍔(筒壁上端が段状に小
さくなった部分)がある。各筒部材42〜44は、ま
た、上下方向沿いや円周方向沿いに分布する多数の通水
孔45〜47をこれらの筒壁に有している。各通水孔4
5〜47のうちでは、筒部材42の通水孔45が最も小
さく、筒部材44の通水孔47が最も大きく、筒部材4
3の通水孔46がその中間程度の大きさである。各通水
孔45〜47の形状としては丸い孔・細長い孔などが任
意に採用される。その一例として、各通水孔45〜47
は横に細長い孔からなる。最上位の筒部材44には、そ
の筒壁の一部を周方向沿いに長く開口する挿入口48が
形成されている。最上位の筒部材44には、また、放射
状に伸びた複数本の腕をもつステー49が該筒部材44
の上端内部に取り付けられ、ステー49の中心部にハン
ドル軸50が取り付けられ、ハンドル軸50の上端にハ
ンドル51が取り付けられるというものである。その
他、最下位の筒部材42は、その底部開放面が底板52
で密閉される。このようにして構成される回転円筒槽4
1は、これの内部を排水導入空間53にしている。回転
円筒槽41における各筒部材42〜44の材質も前述し
たもののうちから任意に選定される。その一例として軽
量な合成樹脂製の各筒部材42〜44が採用される。ス
テー49はたとえば不銹性金属製のものであったり合成
樹脂製のものであったりし、ハンドル軸50やハンドル
51は金属製のものであったりする。
が上下に連結されて構成されたものである。各筒部材4
2〜44において、相対的に下位に位置する筒部材の上
端には、その上位にある筒部材の下端を受け入れてこれ
を支持することのできる周知の鍔(筒壁上端が段状に小
さくなった部分)がある。各筒部材42〜44は、ま
た、上下方向沿いや円周方向沿いに分布する多数の通水
孔45〜47をこれらの筒壁に有している。各通水孔4
5〜47のうちでは、筒部材42の通水孔45が最も小
さく、筒部材44の通水孔47が最も大きく、筒部材4
3の通水孔46がその中間程度の大きさである。各通水
孔45〜47の形状としては丸い孔・細長い孔などが任
意に採用される。その一例として、各通水孔45〜47
は横に細長い孔からなる。最上位の筒部材44には、そ
の筒壁の一部を周方向沿いに長く開口する挿入口48が
形成されている。最上位の筒部材44には、また、放射
状に伸びた複数本の腕をもつステー49が該筒部材44
の上端内部に取り付けられ、ステー49の中心部にハン
ドル軸50が取り付けられ、ハンドル軸50の上端にハ
ンドル51が取り付けられるというものである。その
他、最下位の筒部材42は、その底部開放面が底板52
で密閉される。このようにして構成される回転円筒槽4
1は、これの内部を排水導入空間53にしている。回転
円筒槽41における各筒部材42〜44の材質も前述し
たもののうちから任意に選定される。その一例として軽
量な合成樹脂製の各筒部材42〜44が採用される。ス
テー49はたとえば不銹性金属製のものであったり合成
樹脂製のものであったりし、ハンドル軸50やハンドル
51は金属製のものであったりする。
【0024】固定円筒槽31の各通水孔35〜37と回
転円筒槽41の各通水孔45〜47とはつぎのような関
係にある。すなわち、筒部材32の通水孔35は筒部材
42の通水孔45と同等以上の大きさをもち、筒部材3
3の通水孔36は筒部材43の通水孔46と同等以上の
大きさをもち、筒部材34の通水孔37は筒部材44の
通水孔47と同等以上の大きさをもつ。このケースにお
いて、各筒部材32〜34の各通水孔35〜37が、最
もサイズの大きい通水孔37で統一されることもある。
場合によっては、各筒部材32〜34の各通水孔が各筒
部材42〜44の各通水孔45〜47に置き換えられ、
各筒部材42〜44の各通水孔が各筒部材32〜34の
各通水孔35〜37に置き換えられることもある。
転円筒槽41の各通水孔45〜47とはつぎのような関
係にある。すなわち、筒部材32の通水孔35は筒部材
42の通水孔45と同等以上の大きさをもち、筒部材3
3の通水孔36は筒部材43の通水孔46と同等以上の
大きさをもち、筒部材34の通水孔37は筒部材44の
通水孔47と同等以上の大きさをもつ。このケースにお
いて、各筒部材32〜34の各通水孔35〜37が、最
もサイズの大きい通水孔37で統一されることもある。
場合によっては、各筒部材32〜34の各通水孔が各筒
部材42〜44の各通水孔45〜47に置き換えられ、
各筒部材42〜44の各通水孔が各筒部材32〜34の
各通水孔35〜37に置き換えられることもある。
【0025】仕切筒61は多孔構造のものであって通水
性を有する。仕切筒61も複数の筒部材62〜64が上
下に連結されて構成されたものである。これら筒部材6
2〜64の上端には、前記筒部材32〜34と同様の鍔
がある。仕切筒61は合成樹脂・不銹性金属またはこれ
らの複合材でつくられる。その代表的一例として合成樹
脂でつくられた網目構造の円筒体や角筒体が採用され
る。
性を有する。仕切筒61も複数の筒部材62〜64が上
下に連結されて構成されたものである。これら筒部材6
2〜64の上端には、前記筒部材32〜34と同様の鍔
がある。仕切筒61は合成樹脂・不銹性金属またはこれ
らの複合材でつくられる。その代表的一例として合成樹
脂でつくられた網目構造の円筒体や角筒体が採用され
る。
【0026】濾材71・72は、天然の無機材料・有機
材料や合成系の無機材料・有機材料など、この種の技術
分野で公知ないし周知のものである。これらの具体例と
してゼオライト・砕石・砂利・活性炭・シリカ・炭・石
炭・植物繊維・合成繊維・木屑(木粉)などをあげるこ
とができる。これらから任意に選択される濾材71・7
2は、合成樹脂製網袋や布製袋のような通水性のある被
包材に詰められて変形自在なブロック形状をなしてい
る。また両濾材71・72としては、その一方が好気性
菌の繁殖に適しその他方が嫌気性菌の繁殖に適するとい
うように、あるいは、その一方には殺菌作用がありその
他方にはこれがないというように、種類の異なるものが
採用される。
材料や合成系の無機材料・有機材料など、この種の技術
分野で公知ないし周知のものである。これらの具体例と
してゼオライト・砕石・砂利・活性炭・シリカ・炭・石
炭・植物繊維・合成繊維・木屑(木粉)などをあげるこ
とができる。これらから任意に選択される濾材71・7
2は、合成樹脂製網袋や布製袋のような通水性のある被
包材に詰められて変形自在なブロック形状をなしてい
る。また両濾材71・72としては、その一方が好気性
菌の繁殖に適しその他方が嫌気性菌の繁殖に適するとい
うように、あるいは、その一方には殺菌作用がありその
他方にはこれがないというように、種類の異なるものが
採用される。
【0027】排水流入管81や排水流出管82は、いわ
ゆる排水用の下水管である。このような排水流入管81
・排水流出管82は、陶器・コンクリート・合成樹脂・
不銹性金属などのうちから選択された周知材料からな
る。
ゆる排水用の下水管である。このような排水流入管81
・排水流出管82は、陶器・コンクリート・合成樹脂・
不銹性金属などのうちから選択された周知材料からな
る。
【0028】図1〜図3に例示された排水処理装置は、
一例として下記のようにして組み立てられる。はじめは
地表から地中に向けて掘り込まれた縦穴(図示せず)に
外槽11が設置され、外槽11の底部外面に排水流出管
82が接続される。つぎに固定円筒槽31が外槽11内
の軸心部に配置される。外槽11内に配置されて立ち上
がる固定円筒槽31は、これの下端が外槽11内の底面
に固定される。その後は回転円筒槽41が固定円筒槽3
1内に嵌め込まれてこれに内接したり、仕切筒61が外
槽内周面と固定円筒槽外周面との間に介在されたりす
る。外槽11内に配置された回転円筒槽41や仕切筒6
1も外槽11内の底部より立ち上がるものである。これ
らのうち、回転円筒槽41は固定円筒槽31内で回転自
在となり、仕切筒61は外槽11の内周面と固定円筒槽
31の外周面との間を濾材用の充填空間65・66とし
て複数に仕切る。つぎに濾材71が一方の充填空間65
に充填されたり、濾材72が他方の充填空間66に充填
されたりしていく。これら濾材65・66が各充填空間
65・66の中段あたりまで充填されたときには、外槽
11の外部から回転円筒槽41にわたり、かつ、外槽1
1の槽壁から回転円筒槽41の挿入口48までを貫通す
るように排水流入管81が引き込まれるので、排水流入
管81の先端が回転円筒槽41の排水導入空間53内に
介入する。こうした後は、各充填空間65・66の残部
空間に濾材71・72が充填される。なお回転円筒槽4
1の筒部材44には、ステー49を介してハンドル軸5
0があらかじめ取り付けられているが、ハンドル51は
まだハンドル軸50に取り付けられていない。したがっ
て組み立ての最終段階で外槽11の上面に蓋体21が被
されたときには、蓋体21の下蓋23や上蓋22の中心
にある孔をハンドル軸50が貫通し、その貫通端にハン
ドル51が取り付けられる。かくて排水処理装置の組み
立てが完了する。
一例として下記のようにして組み立てられる。はじめは
地表から地中に向けて掘り込まれた縦穴(図示せず)に
外槽11が設置され、外槽11の底部外面に排水流出管
82が接続される。つぎに固定円筒槽31が外槽11内
の軸心部に配置される。外槽11内に配置されて立ち上
がる固定円筒槽31は、これの下端が外槽11内の底面
に固定される。その後は回転円筒槽41が固定円筒槽3
1内に嵌め込まれてこれに内接したり、仕切筒61が外
槽内周面と固定円筒槽外周面との間に介在されたりす
る。外槽11内に配置された回転円筒槽41や仕切筒6
1も外槽11内の底部より立ち上がるものである。これ
らのうち、回転円筒槽41は固定円筒槽31内で回転自
在となり、仕切筒61は外槽11の内周面と固定円筒槽
31の外周面との間を濾材用の充填空間65・66とし
て複数に仕切る。つぎに濾材71が一方の充填空間65
に充填されたり、濾材72が他方の充填空間66に充填
されたりしていく。これら濾材65・66が各充填空間
65・66の中段あたりまで充填されたときには、外槽
11の外部から回転円筒槽41にわたり、かつ、外槽1
1の槽壁から回転円筒槽41の挿入口48までを貫通す
るように排水流入管81が引き込まれるので、排水流入
管81の先端が回転円筒槽41の排水導入空間53内に
介入する。こうした後は、各充填空間65・66の残部
空間に濾材71・72が充填される。なお回転円筒槽4
1の筒部材44には、ステー49を介してハンドル軸5
0があらかじめ取り付けられているが、ハンドル51は
まだハンドル軸50に取り付けられていない。したがっ
て組み立ての最終段階で外槽11の上面に蓋体21が被
されたときには、蓋体21の下蓋23や上蓋22の中心
にある孔をハンドル軸50が貫通し、その貫通端にハン
ドル51が取り付けられる。かくて排水処理装置の組み
立てが完了する。
【0029】上記排水処理装置の組み立てに関する他の
一例として、かかる装置が下段・中段・上段の順に組み
立てられることもある。この場合には、筒部材32(固
定円筒槽31の最下位部分)・筒部材42(回転円筒槽
41の最下位部分)・筒部材62(仕切筒61の最下位
部分)などが筒部材12(外槽11の最下位部分)内に
配置されたり固定されたりした後、濾材71・72の充
填や各筒部材相互の連結が交互に繰り返される。この場
合において、外槽11の各筒部材12〜14などは、こ
れらの連結状態が周知の手段で固定されるほか、パッキ
ンが各筒部材の連結部間に介在されて筒部材相互の端部
が圧入式に嵌め合わされるだけということもある。こう
しただけでも筒部材相互の連結状態が安定したりシール
状態が確実なものになったりする。仕切筒61の各筒部
材62〜64なども単なる嵌め合いでよい。それに対
し、固定円筒槽31の各筒部材32〜34や回転円筒槽
41の各筒部材42〜44などは、これらの連結部分が
材質に応じた接着手段とか締着手段とかで堅固に固定さ
れる。その他、上記排水処理装置は支障のない範囲内で
任意の手順で組み立てられる。
一例として、かかる装置が下段・中段・上段の順に組み
立てられることもある。この場合には、筒部材32(固
定円筒槽31の最下位部分)・筒部材42(回転円筒槽
41の最下位部分)・筒部材62(仕切筒61の最下位
部分)などが筒部材12(外槽11の最下位部分)内に
配置されたり固定されたりした後、濾材71・72の充
填や各筒部材相互の連結が交互に繰り返される。この場
合において、外槽11の各筒部材12〜14などは、こ
れらの連結状態が周知の手段で固定されるほか、パッキ
ンが各筒部材の連結部間に介在されて筒部材相互の端部
が圧入式に嵌め合わされるだけということもある。こう
しただけでも筒部材相互の連結状態が安定したりシール
状態が確実なものになったりする。仕切筒61の各筒部
材62〜64なども単なる嵌め合いでよい。それに対
し、固定円筒槽31の各筒部材32〜34や回転円筒槽
41の各筒部材42〜44などは、これらの連結部分が
材質に応じた接着手段とか締着手段とかで堅固に固定さ
れる。その他、上記排水処理装置は支障のない範囲内で
任意の手順で組み立てられる。
【0030】図1〜図3に例示された排水処理装置にお
いては、排水流入管81を間欠または連続して流れる一
次処理水・数次処理水のような汚濁水が回転円筒槽41
の排水導入空間53に流れ込む。固定円筒槽31の各通
水孔35〜37と回転円筒槽41の各通水孔45〜47
とは、回転円筒槽41を所定の回転角度だけ正回転また
は逆回転させるという操作でこれらの開き加減があらか
じめ調節されている。したがって排水導入空間53に流
れ込んだ汚濁水は、通水孔45〜47→通水孔35〜3
7→濾材71→仕切筒61→濾材72のように外槽11
内を径方向に浸透拡散しながら排水流出管82を通じて
外槽11外へ出る。このとき二種の濾材71・72を通
過することになる汚濁水は、両濾材71・72により汚
濁物質を除去されたり、これらのところで繁殖している
各種微生物(好気性菌・嫌気性菌など)で分解されたり
しながら低汚濁レベルのものとなる。また外槽11の蓋
体21においては、通気孔24付き下蓋23に対し通気
孔25付き上蓋22を任意方向へ所定回転角度だけ回転
させることで、これら通気孔24・25の開き加減があ
らかじめ調節されている。したがって外槽11内では、
両通気孔24・25を通じて取り込まれる外気(空気)
により、処理水や汚濁物質などが曝気されたり酸化され
たりする。
いては、排水流入管81を間欠または連続して流れる一
次処理水・数次処理水のような汚濁水が回転円筒槽41
の排水導入空間53に流れ込む。固定円筒槽31の各通
水孔35〜37と回転円筒槽41の各通水孔45〜47
とは、回転円筒槽41を所定の回転角度だけ正回転また
は逆回転させるという操作でこれらの開き加減があらか
じめ調節されている。したがって排水導入空間53に流
れ込んだ汚濁水は、通水孔45〜47→通水孔35〜3
7→濾材71→仕切筒61→濾材72のように外槽11
内を径方向に浸透拡散しながら排水流出管82を通じて
外槽11外へ出る。このとき二種の濾材71・72を通
過することになる汚濁水は、両濾材71・72により汚
濁物質を除去されたり、これらのところで繁殖している
各種微生物(好気性菌・嫌気性菌など)で分解されたり
しながら低汚濁レベルのものとなる。また外槽11の蓋
体21においては、通気孔24付き下蓋23に対し通気
孔25付き上蓋22を任意方向へ所定回転角度だけ回転
させることで、これら通気孔24・25の開き加減があ
らかじめ調節されている。したがって外槽11内では、
両通気孔24・25を通じて取り込まれる外気(空気)
により、処理水や汚濁物質などが曝気されたり酸化され
たりする。
【0031】上記において排水導入空間53に流れ込む
汚濁水がその上段にまで達するようなケースのとき、排
水流出管82側からみて最も近いところの汚濁水は排水
導入空間53の下段にある。そのつぎは排水導入空間5
3の中段、最も遠いところは排水導入空間53の上段と
いうことになる。排水流出管82に最も近い汚濁水は濾
材71・72を通過するときの距離や時間が短く、逆に
排水流出管82から最も遠い汚濁水は濾材71・72を
通過するときの距離や時間が長い。これは汚濁水の水位
によって排水処理条件にバラツキが生じるということで
あるが、その対策のために、回転円筒槽41における各
段の通水孔が下段の筒部材42・中段の筒部材43・上
段の筒部材44で相違している。すなわち筒部材(下
段)42の通水孔45が最も小さく、筒部材(中段)4
3の通水孔46がそのつぎで、筒部材(上段)42の通
水孔47が最も大きい。ということは、単位時間あたり
でみて、筒部材(下段)42の通水孔45を通過する汚
濁水の流量が最も少なく、筒部材(中段)43の通水孔
46を通過する汚濁水の流量が中間、筒部材(上段)4
4の通水孔47を通過する汚濁水の流量が最も多いとい
うことになるから、通過距離の相違による排水処理条件
のバラツキが汚濁水の流量に置き換えられて抑制される
ということである。したがって、排水導入空間53に流
れ込む汚濁水は処理不十分ということなく処理される。
汚濁水がその上段にまで達するようなケースのとき、排
水流出管82側からみて最も近いところの汚濁水は排水
導入空間53の下段にある。そのつぎは排水導入空間5
3の中段、最も遠いところは排水導入空間53の上段と
いうことになる。排水流出管82に最も近い汚濁水は濾
材71・72を通過するときの距離や時間が短く、逆に
排水流出管82から最も遠い汚濁水は濾材71・72を
通過するときの距離や時間が長い。これは汚濁水の水位
によって排水処理条件にバラツキが生じるということで
あるが、その対策のために、回転円筒槽41における各
段の通水孔が下段の筒部材42・中段の筒部材43・上
段の筒部材44で相違している。すなわち筒部材(下
段)42の通水孔45が最も小さく、筒部材(中段)4
3の通水孔46がそのつぎで、筒部材(上段)42の通
水孔47が最も大きい。ということは、単位時間あたり
でみて、筒部材(下段)42の通水孔45を通過する汚
濁水の流量が最も少なく、筒部材(中段)43の通水孔
46を通過する汚濁水の流量が中間、筒部材(上段)4
4の通水孔47を通過する汚濁水の流量が最も多いとい
うことになるから、通過距離の相違による排水処理条件
のバラツキが汚濁水の流量に置き換えられて抑制される
ということである。したがって、排水導入空間53に流
れ込む汚濁水は処理不十分ということなく処理される。
【0032】図1〜図3に例示された実施形態において
は、排水処理装置が下段・中段・上段のような三段構成
に仕上げられているが、これが二段構成(中段省略)と
か四段以上(中間の段を図示例よりも増数)の構成とか
に仕上げられることもある。外槽内周面と固定円筒槽外
周面との間が径の異なる複数の仕切筒61で仕切られて
三重以上の濾材用充填空間が形成され、これらに種類の
異なる濾材が充填されることもある。濾材が袋詰めされ
ている場合には、仕切筒61のない状態で各種の濾材層
が外槽内周面と固定円筒槽外周面との間に二重〜多重に
介在されることがある。外槽11については複数の筒部
材による連結構成が望ましいが、仕切筒61は単一の筒
部材で構成されてもよい。固定円筒槽31や回転円筒槽
41も、これらの筒壁に分布する各通水孔が一定の大き
さである場合には単一の筒部材で構成されてよい。
は、排水処理装置が下段・中段・上段のような三段構成
に仕上げられているが、これが二段構成(中段省略)と
か四段以上(中間の段を図示例よりも増数)の構成とか
に仕上げられることもある。外槽内周面と固定円筒槽外
周面との間が径の異なる複数の仕切筒61で仕切られて
三重以上の濾材用充填空間が形成され、これらに種類の
異なる濾材が充填されることもある。濾材が袋詰めされ
ている場合には、仕切筒61のない状態で各種の濾材層
が外槽内周面と固定円筒槽外周面との間に二重〜多重に
介在されることがある。外槽11については複数の筒部
材による連結構成が望ましいが、仕切筒61は単一の筒
部材で構成されてもよい。固定円筒槽31や回転円筒槽
41も、これらの筒壁に分布する各通水孔が一定の大き
さである場合には単一の筒部材で構成されてよい。
【0033】図1〜図3に例示された実施形態において
は、回転円筒槽41側にあって大きさの異なる各通水孔
45〜47が、排水導入空間53の各段から流れ出る汚
濁水の通水流量(単位時間あたり)を異ならせている。
これと同じことが固定円筒槽31側の各通水孔35〜3
7にっよても行なえることは、段落番号[0024]の
記載内容から理解できる。かかる通水孔45〜47(ま
たは35〜37)については、各段単位でなく、最下位
の孔から最上位の孔に向かうにしがたい徐々に大きくな
るものであってもよい。その他、図1の左側から右側に
向かうにしがたい孔のサイズが徐々に大きくなるという
こと、すなわち上下方向だけでなく、周方向について
も、排水流出管82から遠ざかるにしたがい孔のサイズ
が徐々に大きくなるということを各通水孔45〜47
(または35〜37)に複合させてよい。
は、回転円筒槽41側にあって大きさの異なる各通水孔
45〜47が、排水導入空間53の各段から流れ出る汚
濁水の通水流量(単位時間あたり)を異ならせている。
これと同じことが固定円筒槽31側の各通水孔35〜3
7にっよても行なえることは、段落番号[0024]の
記載内容から理解できる。かかる通水孔45〜47(ま
たは35〜37)については、各段単位でなく、最下位
の孔から最上位の孔に向かうにしがたい徐々に大きくな
るものであってもよい。その他、図1の左側から右側に
向かうにしがたい孔のサイズが徐々に大きくなるという
こと、すなわち上下方向だけでなく、周方向について
も、排水流出管82から遠ざかるにしたがい孔のサイズ
が徐々に大きくなるということを各通水孔45〜47
(または35〜37)に複合させてよい。
【0034】本発明に係る排水処理装置において、蓋体
21の上蓋22や回転円筒槽41を動力で回転させるこ
ともできる。たとえばシリンダに連結された操作アーム
の端部が上蓋22にピン止めされた場合には、シリンダ
を介して上蓋22を正逆回転させることができる。ま
た、ハンドル軸51がベルト・歯車など周知の伝動装置
を介してモータに連結された場合には、モータを介して
回転円筒槽41を正逆回転させることができる。このよ
うな動力手段は、水質検知センサと組み合わせることに
より有用なもとなる。すなわち、公知ないし周知の水質
検知センサ(例:透明度を光学的に検知するもの・汚濁
物質の含有量を検知するもの・汚濁度を化学的および/
または電気的に検知するものなど)が排水流入管81や
その他の箇所に備え付けられ、これが前記シリンダ・モ
ータの制御系に接続されるという場合に、水質検知セン
サからの検知信号に基づく制御系からの指令により、通
気孔24・25による通気量や各通水孔45〜47・3
5〜37による通水流量などを自動的にコントロールす
ることができる。その結果、排水処理装置内に導入され
る汚濁水の汚濁度に応じた排水処理が的確になされる。
21の上蓋22や回転円筒槽41を動力で回転させるこ
ともできる。たとえばシリンダに連結された操作アーム
の端部が上蓋22にピン止めされた場合には、シリンダ
を介して上蓋22を正逆回転させることができる。ま
た、ハンドル軸51がベルト・歯車など周知の伝動装置
を介してモータに連結された場合には、モータを介して
回転円筒槽41を正逆回転させることができる。このよ
うな動力手段は、水質検知センサと組み合わせることに
より有用なもとなる。すなわち、公知ないし周知の水質
検知センサ(例:透明度を光学的に検知するもの・汚濁
物質の含有量を検知するもの・汚濁度を化学的および/
または電気的に検知するものなど)が排水流入管81や
その他の箇所に備え付けられ、これが前記シリンダ・モ
ータの制御系に接続されるという場合に、水質検知セン
サからの検知信号に基づく制御系からの指令により、通
気孔24・25による通気量や各通水孔45〜47・3
5〜37による通水流量などを自動的にコントロールす
ることができる。その結果、排水処理装置内に導入され
る汚濁水の汚濁度に応じた排水処理が的確になされる。
【0035】本発明に係る排水処理装置の他の実施形態
について既述の図1・図2を参照して説明する。
について既述の図1・図2を参照して説明する。
【0036】図1・図2において、外槽11の筒部材1
2には底板(上底)12aがある。図1・図2の仮想線
を参照して明らかなように、この筒部材12の下位には
底板(上底)15aを有する筒部材15が連結されてい
る。すなわち外槽11は、これら二つの筒部材12・1
5によって二重底に構成されるというものであり、両筒
部材12・15の間には受水空間16が介在している。
また、この場合には、複数(望ましくは三つ以上)の排
水孔17が上底12aの外周寄りの部分に等間隔で形成
されるほか、排水流出管82が、図1仮想線のように筒
部材15の胴部または底部には接続される。排水流入出
管81も、図1仮想線のように排水導入空間53の中心
付近まで引き込まれる。筒部材15の材質は各筒部材1
2〜14と同じものであり、両筒部材12・15の連結
態様も既述の内容に準ずるものである。
2には底板(上底)12aがある。図1・図2の仮想線
を参照して明らかなように、この筒部材12の下位には
底板(上底)15aを有する筒部材15が連結されてい
る。すなわち外槽11は、これら二つの筒部材12・1
5によって二重底に構成されるというものであり、両筒
部材12・15の間には受水空間16が介在している。
また、この場合には、複数(望ましくは三つ以上)の排
水孔17が上底12aの外周寄りの部分に等間隔で形成
されるほか、排水流出管82が、図1仮想線のように筒
部材15の胴部または底部には接続される。排水流入出
管81も、図1仮想線のように排水導入空間53の中心
付近まで引き込まれる。筒部材15の材質は各筒部材1
2〜14と同じものであり、両筒部材12・15の連結
態様も既述の内容に準ずるものである。
【0037】図1・図2の二重底外槽11を主体にして
説明した実施形態では、排水導入空間53から各排水孔
17までの距離が互いに等しい。これは排水導入空間5
3→通水孔45〜47→通水孔35〜37→濾材71→
仕切筒61→濾材72→各排水孔17のように汚濁水が
これらを通過するときの距離や時間がほぼ等しくなると
いうことである。したがって、段落番号[0033]で
述べた事項の一部、すなわち通水孔45〜47(または
35〜37)について、「図1の左側から右側に向かう
にしがたい孔のサイズを徐々に大きくする」ということ
が技術的に緩和されたり不要になったりする。
説明した実施形態では、排水導入空間53から各排水孔
17までの距離が互いに等しい。これは排水導入空間5
3→通水孔45〜47→通水孔35〜37→濾材71→
仕切筒61→濾材72→各排水孔17のように汚濁水が
これらを通過するときの距離や時間がほぼ等しくなると
いうことである。したがって、段落番号[0033]で
述べた事項の一部、すなわち通水孔45〜47(または
35〜37)について、「図1の左側から右側に向かう
にしがたい孔のサイズを徐々に大きくする」ということ
が技術的に緩和されたり不要になったりする。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る排水処理装置は下記1〜5
のような効果を有する。
のような効果を有する。
【0039】〔効果1〕本発明装置においては、汚濁水
が濾材層を通過し終えるまでの濾過時間を通水孔の開き
加減でコントロールするという流動制御性により、汚濁
水の汚濁度に応じた排水処理を実現することができる。
種類の異なる濾材が濾材用の充填空間に二重以上充填さ
れている場合には、複数種の微生物をこれら濾材中に繁
殖させて排水処理能力を高めることができる。蓋体が通
気孔のある二重蓋で構成されている場合には、装置内部
に外気を取り込んだりして排水処理より効果的にするこ
とができる。
が濾材層を通過し終えるまでの濾過時間を通水孔の開き
加減でコントロールするという流動制御性により、汚濁
水の汚濁度に応じた排水処理を実現することができる。
種類の異なる濾材が濾材用の充填空間に二重以上充填さ
れている場合には、複数種の微生物をこれら濾材中に繁
殖させて排水処理能力を高めることができる。蓋体が通
気孔のある二重蓋で構成されている場合には、装置内部
に外気を取り込んだりして排水処理より効果的にするこ
とができる。
【0040】〔効果2〕本発明装置において、固定円筒
槽や回転円筒槽に設けられる各通水孔のうち、その一方
側の各通水孔が下から上に向かうにしたがい孔径の大き
くなるものである場合には、水位によってバラツキがち
な汚濁水の処理が均等化傾向を示すようになる。外槽の
底部が二重底からなり、その上底の外周寄りの部分に複
数かつ等間隔の排水孔がある場合には、このような望ま
しい傾向がより高まる。
槽や回転円筒槽に設けられる各通水孔のうち、その一方
側の各通水孔が下から上に向かうにしたがい孔径の大き
くなるものである場合には、水位によってバラツキがち
な汚濁水の処理が均等化傾向を示すようになる。外槽の
底部が二重底からなり、その上底の外周寄りの部分に複
数かつ等間隔の排水孔がある場合には、このような望ま
しい傾向がより高まる。
【0041】〔効果3〕本発明装置において、上下に連
結された複数の筒部材により外槽が構成されていたり、
外槽・固定円筒槽・回転円筒槽のそれぞれが、上下に連
結された複数の筒部材により構成されていたりする場合
には、小型装置から大型装置まで自在に組み立てること
ができる。したがって設備規模に応じて装置を構成する
ことのできる汎用性がある。
結された複数の筒部材により外槽が構成されていたり、
外槽・固定円筒槽・回転円筒槽のそれぞれが、上下に連
結された複数の筒部材により構成されていたりする場合
には、小型装置から大型装置まで自在に組み立てること
ができる。したがって設備規模に応じて装置を構成する
ことのできる汎用性がある。
【図1】本発明装置の一実施形態を略示した縦断正面図
である。
である。
【図2】本発明装置の一実施形態を略示した縦断側面図
である。
である。
【図3】本発明装置の一実施形態において異なる断面部
分を合成して略示した横断平面図である。
分を合成して略示した横断平面図である。
11 外槽 12 筒部材 12a 上底 13 筒部材 14 筒部材 15 筒部材 15a 下底 16 受水空間 17 排水孔 21 蓋体 22 上蓋 23 下蓋 24 通気孔 25 通気孔 31 固定円筒槽 32 筒部材 33 筒部材 34 筒部材 35 通水孔 36 通水孔 37 通水孔 41 回転円筒槽 42 筒部材 43 筒部材 44 筒部材 45 通水孔 46 通水孔 47 通水孔 53 排水導入空間 61 仕切筒 62 筒部材 63 筒部材 64 筒部材 65 充填空間 66 充填空間 71 濾材 72 濾材 81 排水流入管 82 排水流出管
Claims (7)
- 【請求項1】 蓋体を上面に有する外槽と、上下方向沿
いや円周方向沿いに分布する多数の通水孔を筒壁に有す
る固定円筒槽と、上下方向沿いや円周方向沿いに分布す
る多数の通水孔を筒壁に有するものであって内部を排水
導入空間にしている回転円筒槽と、濾材と、排水流入管
と、排水流出管とを備えていること、および、固定円筒
槽が外槽内に配置されてその槽内の底部より立ち上がっ
ていること、回転円筒槽が固定円筒槽内に密に嵌め込ま
れて外槽内の底部より回転自在に立ち上がっているこ
と、および、濾材が外槽内周面と固定円筒槽外周面との
間に充填されていること、および、排水流入管が外槽の
上部外側から回転円筒槽側まで引き込まれてその管の先
端が回転円筒槽の排水導入空間に達していること、およ
び、排水流出管が外槽の底部外面に接続されているこ
と、および、固定円筒槽と回転円筒槽との相対関係にお
いて、固定円筒槽側の各通水孔と回転円筒槽側の各通水
孔とが、回転円筒槽の回転変位により開閉されるもので
あることを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項2】 回転円筒槽側にある各通水孔と固定円筒
槽側にある各通水孔とのうち、一方の各通水孔が、下部
領域から上部領域に向かうにしたがい孔径の大きくなる
ものであり、これらと対応する他方の各通水孔が、一方
の各通水孔と同等以上の大きさを有するものである請求
項1記載の排水処理装置。 - 【請求項3】 外槽内周面と固定円筒槽外周面との間に
介在されて外槽内の底部より立ち上がる通水性の仕切筒
が、これら内外周面の間を濾材用の充填空間として複数
に仕切っており、互いに種類の異なる濾材が各充填空間
に分別充填されている請求項1または2記載の排水処理
装置。 - 【請求項4】 上下に連結された複数の筒部材により外
槽が構成されている請求項1〜3いずれかに記載の排水
処理装置。 - 【請求項5】 外槽・固定円筒槽・回転円筒槽のそれぞ
れが、上下に連結された複数の筒部材により構成されて
いる請求項1〜4いずれかに記載の排水処理装置。 - 【請求項6】 通気孔をそれぞれ有する上蓋と下蓋とが
相対回転自在に重ね合わされて二重蓋構造の蓋体が構成
されており、上蓋と下蓋との相対回転によりこれらの通
気孔が開閉されるものである請求項1〜5いずれかに記
載の排水処理装置。 - 【請求項7】 外槽の底部が、上底および下底と、これ
ら上底・下底間に介在された受水空間とを有する二重底
からなり、上底にはこれの外周寄りの部分に複数の排水
孔が等間隔で分布しており、外槽の底部外面に接続され
た排水流出管が受水空間に通じている請求項1〜6いず
れかに記載の排水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26261496A JP3125245B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 排水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26261496A JP3125245B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 排水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057980A JPH1057980A (ja) | 1998-03-03 |
JP3125245B2 true JP3125245B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=17378243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26261496A Expired - Fee Related JP3125245B2 (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 排水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3125245B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170028594A (ko) * | 2015-09-04 | 2017-03-14 | 서용섭 | 수족관 필터링 시스템 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AP2011005805A0 (en) | 2009-01-13 | 2011-08-31 | Access Business Group Int Llc | Gravity feed water treatment system. |
WO2012074995A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Access Business Group International Llc | Foam water treatment system |
CN108249587B (zh) * | 2018-01-29 | 2024-02-13 | 山东佳星环保科技有限公司 | 用于污水处理的微生物固定滤床 |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP26261496A patent/JP3125245B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170028594A (ko) * | 2015-09-04 | 2017-03-14 | 서용섭 | 수족관 필터링 시스템 |
KR101718360B1 (ko) | 2015-09-04 | 2017-03-21 | 서용섭 | 수족관 필터링 시스템 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1057980A (ja) | 1998-03-03 |
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