JP3124668U - 手袋 - Google Patents

Abstract

【課題】 取り扱い易く、手首の保護・防寒を達成し、衛生的に汗を簡単に拭うことができるようにすることにある。
【解決手段】 手袋部２の手首端に、手首を覆う、伸縮自在な筒状のリストバンド部３を一体延長設したことを特徴とする構成で、手袋部２とリストバンド部３とが一体連続しているので取り扱い易く、はめた状態でリストバンド部により適宜の力で締め付けられるため、重量物を把持してもずれてしまうことは無く、各種の作業がやり易く、常に手首はリストバンド部により覆われて保護されているので安全であり、手首の確実な防寒が果たされ、汗を簡単にリストバンド部で拭うことができ、衛生的である。
【選択図】 図１

Description

本考案は、手袋とリストバンドとを一体にした手袋に関する。

手袋、特に軍手は、防寒具としてはもとよりのこと、農作業や漁獲作業、建築作業、配線作業等の肉体労働の際に作業し易く、手を保護し、手に付く汚れを最小限に抑えることができる等、広い用途をもつものである。

処が上記したような肉体労働は、炎天下の屋外での作業が多いので汗をかき易く、そのため汗を拭うのにシャツの袖等を使用するとシャツが汚れるし、不潔である。別途にタオルや手拭を使用すれば良いのであるが、汚れた軍手でタオルを使用するとその汚れがタオルに付着してしまうので不都合であり、汗を拭うたびに軍手を外さなければならないようでは手間がかかる。この点、従来より用いられている所謂リストバンドであれば汗を拭うことができるが、リストバンドは、スポーツ用、装飾用として用いられる若者向きの製品であって実用性に乏しく、リング状の帯単体であるので、取り扱いが不便である。

また、従来の軍手は木綿製であることが多く、はめた際に手に対して緩めであるので、或る程度の重量物を持つ場合にずれ易く、手首が露出してしまうため、重量物の角が手首の急所部分を傷つける危険性もある。従って、軍手とリストバンドとを一体化することが望ましく、以下の如き従来技術が提案されてきた。
実開平６−１６４２０号公報 登録実用新案第３０８６１８９号公報 登録実用新案第３０７５６２８号公報

しかしながら上記文献１は、手袋とリストバンドとが完全に一体ではなく、外した手袋をリストバンド内に収納するとしているが、別体であるため取り扱いが不便であり、紛失の危険性は解消されない。また、文献２では手袋とリストバンドの構成が示されているものの、リストバンドの機能について何ら開示されていない。更に文献３でのリストバンドは単に手首を保護し、手袋内に水が浸入しないようにするためのもので、汗拭いの機能についての開示はない。よって本考案は、上記従来の欠点不都合を解消するべく開発されたものであって、取り扱い易く、手首の保護・防寒を達成し、衛生的に汗を簡単に拭うことができるようにすることを目的とする。

上記課題を解決するため、本考案の手袋は、手袋部の手首端に、手首を覆う、伸縮自在な筒状のリストバンド部を一体延長設した構成を特徴とする。

よって、本考案の手袋では、手袋部にリストバンド部が一体連続しているので取り扱い易く、はめた状態でリストバンド部により適宜の力で締め付けられるため、重量物を把持してもずれてしまうことは無く、各種の作業がやり易く、常に手首はリストバンド部により覆われて保護されているので、安全である。

また、手首は、襟首、足首と共に寒気に敏感な箇所であるが、本考案ではリストバンド部により確実な防寒が果たされる。

そして、汗をかいたときに簡単にこのリストバンド部で拭うことができ、衛生的である等、本考案の手袋は多くの優れた作用効果を奏する。

本考案の手袋１は、主として軍手用であって、五本の指と手のひら、及び手の甲を覆う手袋部２の手首端に、手首を覆うリストバンド部３を一体延長設した構成で、伸縮自在となるように筒状に編んだものである。

手袋部２の手のひら側の指部には、例えばゴム片等による滑り止めシート４を付設すると良く、手袋部２の手の甲からリストバンド部３にかけては、模様や所定の宣伝広告を付しても良い。

本考案にかかる手袋の正面図である。

符号の説明

１ 手袋
２ 手袋部
３ リストバンド部
４ 滑り止めシート

Claims (1)

1. 手袋部（２）の手首端に、手首を覆う、伸縮自在な筒状のリストバンド部（３）を一体延長設したことを特徴とする手袋。
   

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