JP3124448U - 写真立て - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、写真立てに関するもので、写真立ての不使用時と使用時における利便性を高めることを目的とする。
【解決手段】 本考案は、スタンドの背面板部２の適所に適当長さと巾と深さから成る凹溝３を設け、この凹溝内に基端部の軸部６を介して起伏し得るように成る脚片４を設け、この脚片の基端部の位置する凹溝の最奥部の底面部に設けた深溝部７に前記脚片の起立時に下動して基端部が嵌合し得るようにし、この脚片の倒伏時に前記背面板部と平行状態に形成して成るものである。
【選択図】 図４

Description

本考案は、写真立てに関するものである。

従来から存する木製，合成樹脂製，金属製のフレーム本体には、写真を内部に配置した後に固定する背面板の外部に脚部がヒンジを介して起立するように成るものが普及しているが、これでは包装や梱包に不便であったり、壁掛け状態にすることができなかったり等の欠点があった。

このような欠点を解消しようとして、例えば次のような考案が知られている。

実公昭６０−１３４２３号公報 実公平１−２６２９３号公報 実開平１−１５８７７１号公報

しかしながら、簡便性や実用性の面では欠けるものがあったことに鑑み、本考案は、これらの欠点を解消した簡便かつ実用的な写真立てを提供することを目的とするものである。

本考案は、スタンドの背面板部の適所に適当長さと巾と深さから成る凹溝を設け、この凹溝内に基端部の軸部を介して起伏し得るように成る脚片を設け、この脚片の基端部の位置する凹溝の最奥部の底面部に設けた深溝部に前記脚片の起立時に下動して基端部が嵌合し得るようにし、この脚片の倒伏時に前記背面板部と平行状態に形成して成るものである。

本考案はこのような構成から成るものであるため、次の効果を発揮することができる。

第１に、脚片は写真立ての背面板部の表面から外部に突出起立して確実に固定されたり、内部に倒伏して確実に閉じたりすることができるものであるから、使用者にとっては写真立てを自由に使用することができるようになり、利便性が高いものである。

第２に、脚片の起立及び倒伏の操作はきわめて簡単であるから、これも利便性が高い。

いま人は任意の写真を内部に配置した後に、これを卓上に立てておきたいときは、背面板の凹溝内に倒伏している脚片を、その先端部に指掛けしてこれを外出しようとすると、その基端軸部を介して脚片は直角方向に開くようになるから、脚片をそのまま下動すれば、その基端軸部が下方移動して基端部は凹溝の深溝部に嵌合し、これによって脚片は固定されるから、写真立てはこの脚片を介して卓上に立つようになる。

この場合、脚片が隣接して直角方向に複数設けられているものにあっては、左右両方向に開いて立つようになる。

また、この写真立てを壁掛け状態に使用したいときは、全部の脚片を凹溝内に倒伏して閉口状態にした後、吊孔部に任意の紐を掛け止めて吊すようにすればよい。

１は写真スタンドの表面部で、ガラス板などが設置されている。

２は写真スタンドの背面板部で、この背面板部の適所には適当長さと巾と深さから成る凹溝３を設ける。この凹溝数は１個でも複数個でもよい。

４は前記凹溝３内に基端部に設けた両長孔５，５間に架設した軸部６を介して上下方向及び起伏方向に作動し得るように設けて成る脚片で、この脚片の形状は任意であるが、凹溝内への脚片の倒状時には脚片が完全に凹溝内に閉じて背面板部２と平行に成る。

７は前記凹溝３の最奥部に設けた深溝部で、この深溝部には前記脚片４の起立時にその基端部が嵌合して固定するようになる。

８は前記脚片４の先端部分に近い凹溝３の一側部に設けた副溝で、この副溝に指先などを挿入し脚片の先端部分に掛けて起立するようにする。

９，９はスタンド背面板部２の適所に設けた吊孔部で、この吊孔部には任意の紐などを掛けて吊るようにする。

一実施例の一使用時の斜視図 図１の他使用時の斜視図 図２Ａ−Ａ線部の作用状態を示し、（ａ）は脚片の起立時の拡大断面図、(ｂ)は脚片の固定時の拡大断面図 他実施例の一部切欠斜視図 要部の正断面図

符号の説明

１ 表面部
２ 背面板部
３ 凹溝
４ 脚片
５，５ 長孔
６ 軸部
７ 深溝部
８ 副溝
９，９ 吊孔部

Claims (1)

1. スタンドの背面板部の適所に適当長さと巾と深さから成る凹溝を設け、この凹溝内に基端部の軸部を介して起伏し得るように成る脚片を設け、この脚片の基端部の位置する凹溝の最奥部の底面部に設けた深溝部に前記脚片の起立時に下動して基端部が嵌合し得るようにし、この脚片の倒伏時に前記背面板部と平行状態に形成して成ることを特徴とする写真立て。
   
   
   

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