JP3122886U - 紙製容器 - Google Patents

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隆司 槙野
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株式会社三和フーズ
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Abstract

【課題】 構造がユニークな紙製包装容器を提供する。
【解決手段】 左右側板それぞれの上端には長孔が刻設された三角形状の把手係止舌片が配置され、前後面板それぞれの上端には中央部分にコ字状切り欠きを有し折り罫を付した把手付き蓋フラップが配置され、該天面舌片上端には該把手係止舌片の長孔を通過して係止する切り込みを有するボトムロック形の紙製組立容器であって、前面板は中央部を切り欠いた商品取り出し開口を有し、且つ該前面板上端稜線部には該商品取り出し開口を遮蔽するための扉板を差し込むための切り込みが刻設され、別体である矩形状紙製扉板が該扉板差し込み用切り込みに抜き差し自在に設けられている。

【選択図】 図2

Description

本考案は、物品、特にうどん・そば・ラーメン等の麺の収納に適した新規な紙製容器の構造に関するものである。
商品包装容器は、基本的に当該商品を保護するためのものであるが、目を引く記載、良好な使い勝手、等々を加えて購買者に対する訴求力が付与される部材でもある。
例えば、即席麺の場合であると、袋に入ったもの以外に、ドンブリ形の容器に蓋を付けたものを包装容器としたものが多種多数出回っている。これに湯を注ぐだけで調理でき食器なしで食することができる。
実用新案登録第3067554号公報
ところが生麺の場合には、即席麺の場合のような利便性を容器に付与するという手法は採用できない。換言すると容器に求められているのは、商品棚或いは商品カタログにある複数の商品の中からどれを選ぶか迷う時に、足或いは目を止めさせるような斬新さのみである。そのため現実には、包装袋や包装箱の表面はいずれも派手な文字や鮮やかな写真やイラストで飾り立てられている。ところがこれらはいずれも「平凡な容器」への「斬新な記載」であって、最早訴求力の限界が見え始めている。
そこで本考案者は、こうした点に鑑み鋭意研究の結果遂に本考案を成したものでありその特徴とするところは、左右側板それぞれの上端には長孔が刻設された三角形状の把手係止舌片が配置され、前後面板それぞれの上端には中央部分にコ字状切り欠きを有し折り罫を付した把手付き蓋フラップが配置され、該天面舌片上端には該把手係止舌片の長孔を通過して係止する切り込みを有するボトムロック形の紙製組立容器であって、前面板は中央部を切り欠いた商品取り出し開口を有し、且つ該前面板上端稜線部には該商品取り出し開口を遮蔽するための扉板を差し込むための切り込みが刻設され、別体である矩形状紙製扉板が該扉板差し込み用切り込みに抜き差し自在に設けられている点にある。
この構造は、出前に際に用いる容器(岡持、出前箱等と呼ばれている)に類似した全体形状をしている。即ち、先ず天面上方には把手が設けられている。そして商品(例えばラーメンの生麺等)の出し入れは、箱の前面板に設けられた開口より行い、この開口の開閉は、上下にスライドする扉板によって行うというものである。なお本考案は容器構造に関するものでありこれに収納する物品は、「麺」に限定されるものではない。
把手は、左右側板それぞれの上端に配置された「長孔が刻設された三角形状の把手係止舌片」と、前後面板それぞれの上端に配置された「中央部分にコ字状切り欠きを有し折り罫を付した把手付き蓋フラップ」との組合せによって形成されるものであり、ケーキ屋等で良く目にする構造の一つであり、この部分の構造に関してはそうした技術が援用できるものである。尤も、そうした従来の把手付き容器の場合には、商品の取り出しに際しては把手構造部分を一旦解体して天面を開放してやる必要があるが、本考案の場合には商品を収納する段階では天面が開放されるとしても、収納された商品を購買者が取り出すのは前面板の開口部(後述)からであるので、把手部解体の必要はない。従って把手部分の耐荷重を強化するための方策(例えば把手部同士の接着)が、本考案の場合に関しては講じやすいと言える。
本考案に係る紙製容器の構造上の特徴は、前面板部分にある。前面板は、中央部を切り欠いた商品取り出し開口を有している。開口の大きさは、収納する物品の大きさや取り出し易さを勘案して設けられるわけであるが、出前箱(岡持)に外形が似ているという特徴を積極的に示す意味では、可能な限り「前面全体」を開放するのが好ましいと言える。しかし、次に述べる「扉板」が機能するために、この開口の周囲には「前面」を構成する平面部が残されていることが必要である。
「扉板」は、典型的な出前箱の扉と同様箱本体とは別体であり、上下にスライドさせて開閉するという機能を有する部材であって、本考案の場合には1枚の紙製板である。セット方法は、前面板の上端稜線部に刻設された切り込みから嵌め込むことで行い、上下左右に残された前面板残余部分に案内される形で上下動される。内部空間に棚板が配置される場合にはこの棚板と前面板の間隙が扉板の可動域ということになる。
この場合の棚板は、実用新案登録請求の範囲第2項で述べたように、高さの異なる複数枚のコ字状紙材とし、これを容器内部に嵌め込むことで複数のゾーンに分画すると、製造コストが低くなり、また分画形態の設計変更も容易である、接着剤を必要としないので購入者がこの容器を小物入れなどとして利用する時に取り去りやすい、等々の利点があり好適である。但し、高さのことなる複数のコ字状紙板を嵌め込むという手法の場合、最下段は紙板が積層状態になりその分空間幅が狭くなるので、概ね4、5枚が上限となる。
本考案に係る紙製容器は、以下述べる如き効果を有する極めて有用な考案である。
(1) 扉板を上方にスライドさせて中に収納された商品を取り出す、という形態は通常の包装容器においては極めて斬新である。
(2) 全体形状を出前箱に似せることが容易であるので、目を引きやすい。
(3) 製造については、旧来の把手付きボトムロック形紙容器製造機に僅かな工程を付加するだけで足りるので、大幅な製造コストアップとはならない。
以下図面に基づき本考案を更に詳細に説明する。
図1は、本考案に係る紙製容器1(以下「本考案容器1」という)の一例を示すものである。図から明らかなように本考案容器1は、概ね直方体形状の容器であって、側面板3の上端から延出する把手係止舌片31にて固定された把手部42が天面部分に配置され、また前面板2には、その中央部のほとんどがくり抜かれて形成される開口21と、この開口21を内側から遮蔽している扉板10、とによって構成されるものである。
なお本例は、3食分のラーメン材料として、1玉を個包装した生麺と1食分を個包装した濃縮スープとをひとまとめにしたものを3セット収納したものであり、全表面は彩色され、文字やイラストも印刷されているが、それらの描出は省略している。
図2は、扉体10を開けて商品(図示せず)を取り出そうとしている状態を示すものである。前面板2の開口21は開かれ、中に配置された紙製の棚板材6、7によって内部空間が3つのゾーンに分画されていることが明らかとなっている。前面板2は、僅かな幅の周縁部23を残しているだけで前面のほぼ全てが開口21となっている。扉体10は、本図並びに図1からも明らかなように前面板2の上端に設けられた切り込み22に差し込まれるものである。従って当然扉体10の幅は、前面板2の幅よりも小さく、開口21の幅よりも大きく設定されている。また扉体10の高さについては、前面板2の高さよりも長くなっており、図1に示す如く完全に嵌め込んだ状態でもその上端近傍は切り込み22から突出している。この突出部分には透孔101が刻設されており、指で挟持した状態で扉体10をスライドさせる際に防滑性を付与するものとして機能する。或いはここに、紐やリボンを付けても良い(図示せず)。
図3は、本考案容器1の本体部分のブランクシートの一例を示すものである。前面板2は周縁部23と開口21(くり抜き)で成っており、上端側稜線部分に切り込み22が刻設されている。また前面板2及び背面板5の上端からはそれぞれ蓋フラップ4が延出している。蓋フラップ4は、中央部分にコ字状切り欠き43を有しており、この切り欠き43と折り罫44とによって、組立後水平になる天面部41と垂直になる把手部42の二つのゾーンに分けられることになる。また把持部42の上端には2つの切り込み45は、左右側面板3の上端から延出する三角形状の把手係止舌片31に刻設された長孔32に嵌り、把手42を保持する。
本考案容器1は、ボトムロック形容器であり、前面板2、背面板5、2枚の側面板3、3の下端から延出する底面構成フラップ81、81、82、82とを組み合わせて構成される。本体部分の組立については糊付けが必須であるが、それについては詳述しない。
図4(a)(b)は、図2で示した2種の棚板材6[同図(a)]、7[同図(b)]の展開状態を示すものである。いずれも折り罫(鎖線箇所)に従ってコ字状に折曲したのち本考案容器1の内部空間に嵌め込む。その際、棚板61、71、脚板62、72が形成される。この脚板62と脚板72の高さの差が、3つに分画されたゾーンのうち中央ゾーンの高さになる。なお図示は省略するが、棚板材の設置枚数は2枚に限定されるものではない。
本考案に係る紙製容器の一例を示す斜視図である。 図1で示した例の、扉板をスライドさせている状態を示す斜視図である。 本考案に係る紙製容器の本体部分のブランクシートの一例を示す平面図である。 (a)(b)は、いずれも棚板材の展開図である。
符号の説明
1 本考案に係る紙製容器
2 前面板
21 開口
22 切り込み
23 周縁部
3 側面板
31 把手係止舌片
32 長孔
4 蓋フラップ
41 天面部
42 把手部
43 コ字状切り欠き
44 折り罫
45 切り込み
5 背面板
6 棚板材
61 棚板
62 脚板
7 棚板材
71 棚板
72 脚板
81 底面構成フラップ
82 底面構成フラップ
10 扉板
101 透孔

Claims (2)

  1. 左右側板それぞれの上端には長孔が刻設された三角形状の把手係止舌片が配置され、前後面板それぞれの上端には中央部分にコ字状切り欠きを有し折り罫を付した把手付き蓋フラップが配置され、該天面舌片上端には該把手係止舌片の長孔を通過して係止する切り込みを有するボトムロック形の紙製組立容器であって、前面板は中央部を切り欠いた商品取り出し開口を有し、且つ該前面板上端稜線部には該商品取り出し開口を遮蔽するための扉板を差し込むための切り込みが刻設され、別体である矩形状紙製扉板が該扉板差し込み用切り込みに抜き差し自在に設けられているものであることを特徴とする紙製容器。
  2. 内部には高さの異なる複数枚のコ字状紙材が嵌め込まれており、これによって内部空間が複数のゾーンに分画されているものである請求項1記載の紙製容器。
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