JP3122731B2 - 直播式播種機 - Google Patents

直播式播種機

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JP3122731B2
JP3122731B2 JP10031755A JP3175598A JP3122731B2 JP 3122731 B2 JP3122731 B2 JP 3122731B2 JP 10031755 A JP10031755 A JP 10031755A JP 3175598 A JP3175598 A JP 3175598A JP 3122731 B2 JP3122731 B2 JP 3122731B2
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豊 相良
訓次 下坪
辰志 冨樫
悟志 吉永
賢三 脇本
和彦 坂本
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サン機工株式会社
訓次 下坪
辰志 冨樫
悟志 吉永
賢三 脇本
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば稲の種子
の複数個をまとめて一つの塊として圃場の土中に打ち込
むように播種していくための直播式の播種機に関する。
【0002】
【従来の技術】稲作の田植え作業では、所定の大きさの
トレイを利用して苗代を予め準備しておき、たとえば自
動田植え機によって苗代から苗を1本づつ圃場に植え込
む苗代による移植栽培が従来から広く行われている。こ
の移植栽培はわが国では伝統的なもので、適切な本数の
苗を一定間隔で圃場に移植することで、苗の根付きが良
好でしかも均等な稲穂の成長が促されるという点で、非
常に好ましいものとされている。
【0003】一方、このような移植栽培では、苗代の製
作と圃場での移植の作業に必要な時間と労力の負担が大
きいというのが、作業効率の面からしても一つの大きな
課題である。そこで、近来では、苗代を作らないで種子
をそのまま直に圃場に播種するという直播栽培が盛んに
行われるようになった。そして、この直播栽培の中で
も、代掻きと同時に種子を土中に打ち込んで播種する土
中点播方式が、浮き苗や転び苗の発生が殆ど発生せずし
かも代掻き作業と同時に作業できる点で、最も好ましい
ものとして近来ではその普及が急である。
【0004】点播方式の播種では、複数の種子の塊を圃
場に向けて放出するので、その播種機には種子を収納し
たホッパの下端に種子を切り出すための繰出しロールを
備え、その下方に複数の種子を収納できる凹部を周面に
形成した歯車状の回転ディスクを設けておけばよい。こ
のような構成であれば、ホッパから繰出しロールによっ
て切り出した種子を回転ディスクの凹部に送り込み、こ
の回転ディスクの回転によって複数個ずつの種子を間欠
的に圃場に打ち込むことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の播種
機では、繰出しロールはその切り出し量が調整できるも
のの、その周面に形成した種子充填用の溝が下向きにな
ったときに種子を回転ディスク側に流し落とすというの
がその基本的な構造である。このため、繰出しロールか
らの複数の種子は一団の塊というよりも連なった流れの
ようにして回転ディスクに達するものとなり、一つの塊
を同時に回転ディスクの凹部に至らせることはできな
い。
【0006】このような繰出しロールからの種子の供給
であれば、回転ディスクも繰出しロールと同時に回転し
ているので、切り出された種子の全部を一つの凹部に充
填できず、回転ディスクの周方向に連続する複数の凹部
に跨がって種子が分散されてしまう。このため、回転デ
ィスクによる種子の圃場への打込み量にばらつきが発生
し、点播はできても打込み位置によって種子の数が多か
ったり少なかったりする。このような種子数のばらつき
は苗の成長から株の根付きに大きな影響を及ぼすことに
なり、株の成育も均等化が図れないことから、機械作業
による収穫にも支障を招くことにもなる。
【0007】これに対し、繰出しロールからの種子を一
つの塊として確実に回転ディスクに送り込めるように、
繰出しロールの充填溝に対応して機械的に出没動作する
プッシャを設けた播種機を、本願の発明者が既に提案し
て特願平8−181040号として出願した。このよう
なプッシャを備える繰出しロールでは、回転ディスクに
種子を放出するタイミングに合わせてプッシャを駆動し
て種子を押し出すようにすれば、複数の種子を一つの塊
として回転ディスクに供給できるので、ほぼ定量の打込
み量として圃場への点播が良好に行える。
【0008】しかしながら、先の出願においては、プッ
シャは繰出しロールの半径方向への出没動作をカムとス
プリングとの協働動作によって行わせる構成であり、ス
プリングの復元力だけでカムを没した位置に復帰させて
種子を受け入れるようにしている。このため、たとえば
プッシャが種子を噛んでしまったようなとき、スプリン
グの復元力がこの種子の噛み込み力に抗してプッシャを
移動させることができないと、プッシャの出没動作は停
止してしまう。したがって、たとえばプッシャが繰出し
ロールの周面に一定のピッチで複数配列されていてその
内の一つがこのような状態に陥ると、点播のピッチが一
様でなくなり、播種作業に大きな影響を与える。
【0009】また、繰出しロールからの種子の切り出し
量は、充填溝の大きさによって決まるが、この充填溝の
底部分に相当するプッシャの後退位置は一定なので、充
填溝の容量は変更できない。このため、種子の大きさや
圃場の条件等によって播種量が頻繁に変わるような場合
の対応性に乏しい。
【0010】このように、種子を繰出しロールから弾き
飛ばすようにしてプッシャで押し出すことで回転ディス
クに供給できるようにしていても、現場での作業性や播
種量の変更等の面での問題が残っている。
【0011】本発明において解決すべき課題は、繰出し
ロールからの種子の打ち出しがより一層確実に行えると
ともに播種量も簡単な操作で調整できるようにして土中
点播をより一層最適化できる直播式の播種機を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホッパから種
子を切り出す回転駆動式の繰出しロールと、この繰出し
ロールの下方に配置され複数個の種子を受けてこれを圃
場面に打ち出す回転駆動式の回転ビータを備えた点播ユ
ニットとからなり、繰出しロールは中空の円筒体であっ
て、ホッパからの種子を受け入れるための装入口を周壁
に切開するとともに、この装入口が回転ビータへの接続
路に臨む姿勢のとき繰出しロールの回転に連動して種子
を打ち出すプッシャを内蔵した直播式播種機であって、
プッシャは、その一端のヘッドが装入口の中を内外方向
に移動可能な向きに回動可能であって且つヘッドが装入
口から内部方向に弾性付勢されて繰出しロールの内周壁
に沿って連接されるとともに繰出しロールの中心側に臨
む面をライナカムとして形成し、このライナカムは、ヘ
ッドに対応する部分であって繰出しロールの中心からの
距離を短くした駆動面及び長くした復帰面の2区画に繰
出しロールの回転方向へ分割して形成し、更に、繰出し
ロールの回転とは無縁としてライナカムの駆動面にのみ
転がり接触しプッシャのヘッドを装入口の中で繰出しロ
ールの外側に変移させる回転自在な駆動ロールと、繰出
しロールの回転とは無縁としてライナカムの復帰面にの
み転がり接触しプッシャのヘッドを装入口の中で繰出し
ロールの内部側に変移させる回転自在な復帰ロールとを
備えてなることを特徴とする。
【0013】このような構成において、プッシャのヘッ
ドの装入口への入り込み量を調節して種子の装入口内へ
の充填量を調整する充填量調整機構を備え、この充填量
調整機構は、プッシャの回動支点を挟んでヘッドと反対
側に位置して回動操作可能に連接され且つ繰出しロール
の内周面との間の距離を変更可能なボルトとすることが
できる。
【0014】また、プッシャのヘッドの装入口への入り
込み量を調節して種子の装入口内への充填量を調整する
充填量調整機構を備え、この充填量調整機構は、繰出し
ロールの内部に同軸上で回転操作可能に組み込まれた調
整カムであり、この調整カムはその周面にプッシャに対
して半径方向の拘束力を負荷可能なストッパライナを備
え、このストッパライナの姿勢に応じてヘッドの位置を
変更可能な調整カムとすることができる。
【0015】この場合、装入口を一定の円周ピッチで複
数箇所に設けるとともに、プッシャをそのヘッドがこれ
らの装入口のそれぞれに対応する関係として同数配置
し、これらのプッシャのそれぞれに対応して周面の複数
箇所に同じプロフィルのストッパライナを調整カムに形
成したものとしてもよい。
【0016】更に、プッシャのヘッドは、繰出しロール
の回転方向と逆向きの端部に装入口の中で外側に向けて
突き出した隆起部を備えたものとすることができる。
【0017】また、回転ビータを収納するハウジングの
周面であって繰出しロール側の流路末端よりも下側の位
置に開口を設け、これらの流路末端と開口とを連通させ
る可動シュートをハウジングに上下方向に回動操作可能
に連接し、可動シュートの回動姿勢によってビータとこ
の可動シュートの内面との間の距離を調節可能な構成と
することもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の直播式播種機を代
掻き用のハローの後尾に接続したときの要部の切欠側面
図である。
【0019】図において、右方向に向けて走行する代掻
き用のハロー51の後端から突き出したブラケット52
に主フレーム1が連結され、この主フレーム1には図面
と直交する方向に複数の播種用のホッパ2がそれぞれ一
定の間隔をおいて固定されている。
【0020】ホッパ2は、その下端に繰出しロール3を
図中の矢印方向に回転可能に備えたものであり、各ホッ
パ2の繰出しロール3の中心を貫通させて配置した長尺
の駆動軸4によってこれらの繰出しロール3は同期して
回転する。そして、この駆動軸4の回転駆動は、主フレ
ーム1に設けた駆動モータ1aの出力軸との間にチェー
ン1b等を介して行なう。
【0021】繰出しロール3の下方には直播式で種子S
を土中点播するための点播ユニット5を設ける。この点
播ユニット5は、ハウジング6とその内部に回転可能に
備えた回転ビータ7とから構成されたものである。そし
て、各点播ユニット5の回転ビータ7は、その中心を貫
通して配置した駆動軸8と駆動モータ1aの出力軸との
間をチェーン1cで連接することにより、繰出しロール
3と同期して図中の矢印方向に回転駆動される。
【0022】図2は点播ユニット5の詳細であって、同
図の(a)及び(b)はそれぞれ側面縦断面図及び走行
方向から見た正面縦断面図である。
【0023】ハウジング6は、回転ビータ7を収納する
部分を同図の(b)に示すように少し幅を広くした縦断
面が円形の空間を形成したもので、ハロー51の走行方
向を向く側であってハウジング6の中心よりも少し上の
部分にはホッパ2の下端に接続するための接続シュート
6aを上に向けて突き出している。また、この接続シュ
ート6aよりも下側のハウジング6の周面には、このハ
ウジング6の外周面の接線方向であってハローの走行方
向とは逆向きに下端を偏らせて傾斜させた放出シュート
6bを突き出している。これらの接続シュート6a及び
放出シュート6bは、同図の(b)に示すように、ハウ
ジング6の円形部分の幅よりも小さく形成されたもの
で、放出シュート6bは種子Sを圃場内に向けて直線的
にガイドしてその放出方向に指向性を十分に与えること
ができる程度の長さを持つ。
【0024】回転ビータ7は、少なくともその周面部分
をスポンジゴム等の比較的柔らかい部材として形成した
もので、ハウジング6の軸線方向の両端に組み込んだ軸
受6cによって支持されたボス7aを一体化している。
そして、このボス7aには先の駆動軸8を貫通させて固
定することによって、駆動モータ1aの駆動をチェーン
1c及び駆動軸8によって回転ビータ7に伝達可能とす
る。
【0025】また、回転ビータ7はたとえば10〜20
mm程度の幅を持ち、その外周部分を鋸刃上に形成して
いる。この鋸刃部分は、回転方向に先端を少し傾斜させ
た刃部7bとこれらの間に挟まれた谷部7cとの連続面
としたものであり、ハウジング6の内周面との間のクリ
アランスを適切にすることによって、接続シュート6a
から流入する複数個の種子Sを谷部7cの中に落とし込
んだ状態として放出シュート6bに臨む部分までにかけ
て移送可能とする。
【0026】図3はホッパ2の下端部から点播ユニット
5までを示す縦断面図である。
【0027】ホッパ2の下端部には繰出しロール3を回
転自在に収納するとともにホッパ2内の種子Sを点播ユ
ニット5の接続シュート6aに向けて案内するためのチ
ャンバ2aを設ける。そして、このチャンバ2aに収納
された繰出しロール3とその下方に位置している回転ビ
ータ7のそれぞれの回転中心を結ぶ線分は、放出シュー
ト6bの傾斜とほぼ平行となる関係であって、繰出しロ
ール3は回転ビータ7の真上ではなくハロー51の進行
方向に偏って位置している。
【0028】チャンバ2aの上端側には仕切り壁2bを
その先端側を下に少し傾斜させて設け、この仕切り壁2
bの下面及びチャンバ2aの左下側の内周面にはそれぞ
れ種子Sの接続シュート6a側への漏れを阻止するため
のブラシ2c,2dを設ける。仕切り壁2bの下面に設
けるブラシ2cは、図示のように下に少し傾斜した仕切
り壁2bの先端よりも少し右側すなわち繰出しロール3
の回転方向にずれた位置にあり、繰出しロール3の周面
の上端よりも僅かに右側に配置されている。そして、仕
切り壁2bの先端には下に少し曲げたガード2b−1を
設けることによって、ブラシ2c側へ種子Sの流れ込み
を抑える。
【0029】このようにブラシ2c側への種子Sの流れ
を阻止することにより、繰出しロール3が矢印方向に回
転するときにその周面に倣う種子Sによるブラシ2cに
対する負荷が軽減される。したがって、繰出しロール3
の回転時のブラシ2cの撓み変形があっても、種子Sの
流れ込み自体が抑えられているので、種子Sがホッパ2
から直に接続シュート6aに向けて漏れ出ることが防止
される。
【0030】繰出しロール3はその軸線方向の一端側だ
けをフランジ3aによって閉じて他端側を開放した中空
の筒状体であり、フランジ3aに設けたボス3bに駆動
軸4を嵌合して一体回転できるようにしている。そし
て、繰出しロール3の周壁には120°の角度ピッチで
種子Sの装入口3cを3か所に開けるとともに、内部に
はこれらの装入口3cに含まれた種子Sを外に向けて打
ち出すための3個のプッシャ9を組み込んでいる。
【0031】図4は繰出しロール3及びその周辺の要部
を示す拡大断面図、図5は装入口3cに対するプッシャ
9の位置関係を示す要部の拡大断面図、図6はプッシャ
9の要部の詳細である。
【0032】プッシャ9は、繰出しロール3のフランジ
3aから突き出した支軸3d周りに回動自在に連接され
るもので、図6の(a)及び(b)に示すように、繰出
しロール3の装入口3cの開口形状よりも少し小さくし
た偏平なヘッド9aと、これに一体に連結したライナカ
ム9bとを備えている。
【0033】ライナカム9bは同図の(a)に示すよう
に薄板材を利用したものでその全体をほぼ弓状の形状と
するとともに、繰出しロール3の中に組み込んだときに
中心側を向く面に駆動面9c及び復帰面9dをそれぞれ
カム形状として備えている。そして、ライナカム9bの
駆動面9cと復帰面9dはそれぞれ左右に位置が別れた
関係となるように、これらの面9c,9dの間の部分を
屈曲させている。
【0034】また、駆動面9cの側壁には、同図(c)
に示すように、ストッパ用としてのボルト9eを設け
る。このボルト9eは駆動面9cの側壁に設けたブラケ
ット9e−1に溶接したナット9e−2にねじ込み、そ
の先端面を図3に示すように繰出しロール3の内周面に
突き当て可能としたものである。そして、このボルト9
eの回転操作によって先端面の位置を変えることで、繰
出しロール3に対する姿勢を変更して装入口3cへの種
子Sの充填量が調整できるようにする。
【0035】一方、ホッパ2のチャンバ2aには、繰出
しロール3が開放している側の端面から内部に入り混む
姿勢として、駆動ロール10a及び復帰ロール10bを
それぞれ回転自在に備える。これらの駆動及び復帰ロー
ル10a,10bは、チャンバ2aの内壁を利用して固
定されて繰出しロールの中まで延ばした支軸10a−
1,10b−1に支持されたものであり、図6の(a)
に示すように、それぞれ駆動面9c及び復帰面9dに対
応するように配置されている。
【0036】プッシャ9は、図4に示すようにそのライ
ナカム9bを支軸3dによって支持されたとき、ヘッド
9aが装入口3cに対峙する姿勢となるように組み込
む。そして、支軸3dとヘッド9aのほぼ中間位置に
は、繰出しロール3の内周壁に基端を保持した圧縮のコ
イルスプリング11を組込み、これによってプッシャ9
を支軸3d周りに反時計方向に付勢する。したがって、
プッシャ9はストッパとして配置したボルト9eの先端
面が繰出しロール3の内周面に突き当たった姿勢に保持
される。
【0037】ここで、ボルト9eを図6の(c)におい
て下に移動する向きに回すと、ボルト9eの突き出し長
さが大きくなり、したがってプッシャ9は図4において
支軸3d周りに時計方向に回動し、ヘッド9aが装入口
3c側に深く入り込む。逆に、ボルト9eが上向きに移
動するように回せば、その突き出し長さが短くなるので
プッシャ9は図4において支持3d周りに反時計方向に
回動し、ヘッド9aの装入口3cへの入り込みが浅くな
る。このようにボルト9eを回転操作することで、装入
口3cへのヘッド9aの入り込みを大きくしたり小さく
したりでき、大きい場合には装入口3cへの種子Sの充
填量は少なく、小さいときには種子Sの充填量を多くす
ることができる。したがって、繰出しロール3に組み込
まれた3個のプッシャ9のそれぞれは、ボルト9eの回
転操作によって装入口3cに充填する種子Sの量を独自
に調整することができる。
【0038】更に、図5に示すように、プッシャ9のヘ
ッド9aには繰出しロール3の回転方向とは逆方向の一
端側から外に向けて盛り上がる隆起部9a−1を設け
る。この隆起部9aは、繰出しロール3と一体になって
プッシャ9が回転していくとき、図4においてブラシ2
cの手前で種子Sを掻き上げるようにして捉えることが
できるようにするためのものである。
【0039】以上の構成において、ハロー51の走行と
同時に駆動モータ1aを作動させると、駆動軸4,8が
図3においていずれも時計方向に回転し、繰出しロール
3及び回転ビータ7も同期して同じ方向に回転する。な
お、回転ビータ7の外形を200mm程度とした場合で
は、その回転数は700〜1600rpm程度であり、
ハロー51の走行速度に比例してこの回転数を調節する
ことで、圃場に対して一定ピッチでの点播が可能であ
る。
【0040】繰出しロール3に組み込んだ3個のプッシ
ャ9は、ブラシ2c,2dの間であってホッパ2の内部
側に臨む角度範囲内では、図5に示すようにヘッド9a
が装入口3cの下端側に退避した姿勢に設定される。こ
れは、後述するように、復帰ロール10bがプッシャ9
の復帰面9dを押圧してコイルスプリング11の反力に
よって定常姿勢に保たれるからである。したがって、装
入口3cがブラシ2dから上側のブラシ2cに到達する
間、装入口3cは図5のように繰出しロール3の周面を
凹ませた状態となるように開口しているので、ホッパ2
内の種子Sがこの装入口3cの中に入り込んで充填され
る。
【0041】この装入口3cへの種子Sの充填では、図
5に示すように、ヘッド9aの一端側の表面には隆起部
9a−1を設けているので、ヘッド9aがブラシ2dか
らブラシ2c側に上向き勾配で回動していくときには、
この隆起部9a−1が種子Sを掻き上げる。したがっ
て、装入口3cが移動していく間に、この装入口3c付
近に溜まっている種子を隆起部9a−1が流動化させて
装入口3cへの種子Sの長れ込みを促し、これによっ装
入口3cへの種子Sの充填量を均一化することができ
る。
【0042】コイルスプリング11の付勢力によってヘ
ッド9aが図5の状態に保たれたプッシャ9は、繰出し
ロール3が回転していくに従ってライナカム9bが駆動
ロール10aに接近していく。この駆動ロール10aは
図6の(a)で説明したようにライナカム9bの復帰面
9dとは無縁であり、図4に示すように装入口3cが接
続シュート6aに連なっている部分のチャンバ2aの中
に臨む姿勢となったときに駆動面9cに接触する。すな
わち、繰出しロール3が回転して装入口3cが接続シュ
ート6a側に近いチャンバ2aに臨むようになると、駆
動ロール10aによってプッシャ9は支軸3d周りに時
計方向に回動する。そして、繰出しロール3は先に述べ
たように700〜1600rpm程度の回転速度で回転
し、静止状態にある駆動ロール10aに対するプッシャ
9の移動速度も速いので、プッシャ9は瞬時に回動して
図4の姿勢まで回動する。したがって、ヘッド9aの装
入口3cでの移動速度も大きくなり、これにより装入口
3cに充填されていた種子Sを打撃して一気に打ち出す
ことができる。
【0043】このようなプッシャ9による種子Sの打ち
出しによって、種子Sは接続シュート6a側に一団の塊
として放出することができる。したがって、複数個の種
子Sの塊がそのまま回転ビータ7の谷部7cの中に順に
送り込まれ、装入口3cに充填されていた分量の種子が
複数の谷部7cに分散されることなく供給される。
【0044】以上のように、一つの谷部7cに複数個の
種子Sを一団の塊として送り込めるので、回転ビータ7
の回転によって種子Sは放出シュート6bから圃場に向
かって一団の塊のまま打ち出される。そして、放出シュ
ート6bは回転ビータ7の外周に対して接線方向の斜め
下向きに延びているので、回転ビータ7の回転による遠
心力が種子Sの放出に勢いを付け、これによって圃場の
土中に複数の種子Sの塊として点播していくことができ
る。
【0045】プッシャ9による種子Sの打ち出しを終え
た後も繰出しロール3は回転を続けていくので、図4に
おいて駆動面9cが駆動ロール10aから抜け出るとこ
の駆動ロール10aによる押圧がなくなり、したがって
プッシャ9はコイルスプリング11の復元によって、ヘ
ッド9aが装入口3cの底部側に退避する姿勢に復帰す
る。これによって、装入口3cがブラシ2dから上側配
置のブラシ2cの間を通る間この装入口3cに種子Sを
充填することができ、この充填とプッシャ9による打ち
出しとが繰り返し行なわれる。
【0046】ここで、プッシャ9の初期位置への復帰の
際、プッシャ9と装入口3cとの間に種子が噛み込んで
しまってコイルスプリング11の復元力だけではこの噛
み込みを解除できないことが予想される。これに対し、
繰出しロール3が回転してプッシャ9のライナカム9b
の復帰面9dが復帰ロール10bに接触するようになる
と、この復帰ロール10bは復帰面9dを支軸3d周り
に図4において反時計方向に回動させる。したがって、
ヘッド9aは装入口3cから繰出しロール3の中心側に
向かう方向に回動し、装入口3cとの間に種子の噛み込
みがあっても自力で初期姿勢に復帰することができる。
【0047】以上の例では、ストッパ用として設けるボ
ルト9eの回転操作によって、装入口3cに対するヘッ
ド9aの入り込み量を変えることで、種子Sの充填量の
調整が可能である。ところが、この充填量の調整では、
点播される種子Sの分量を一様にすることが必要なの
で、3個のプッシャ9のそれぞれについてボルト9eに
よる調整が必要であり、作業が面倒でしかもそれぞれに
分量の調整の一様化も難しい。
【0048】これに対し、図7〜図9の例はこのような
装入口3cの充填量の調整を容易にした機構を含むもの
であり、以下に説明する。なお、先の例と同じ部材につ
いては共通の符号で指示しその詳細な説明は省略する。
【0049】繰出しロール3の中に組み込むプッシャ9
は先の例とほぼ同様の形状を持ち、繰出しロール3の中
心側の臨む面に駆動面9c及び復帰面9dを形成したラ
イナカム9bを設けている。そして、プッシャ9はその
ヘッド9aと反対側の端部を支軸3dによって回動可能
に連接されている点が先の例とは異なり、コイルスプリ
ング11による付勢や駆動ロール10a及び復帰ロール
10bの配置は同じである。
【0050】繰出しロール3の内部には、充填量調整の
ための調整カム12を同軸上で回動操作可能に備える。
この調整カム12は繰出しロール3の中に設けた保持リ
ブ3e周りに外挿されて周面をほぼ扇状に近似させた三
角形状の外郭を持ち、3個の頂点部には回転方向と逆向
きの面にストッパライナ12aを形成すると共に、1辺
にはラック12bを設けたものである。
【0051】ストッパライナ12aは、図7に示すよう
に、調整カム12の頂角部分側の傾斜が緩くて下側にい
くに連れて曲率を大きくしたプロフィルを持ち、たとえ
ば下端を原点として頂角までを平方根のカーブに近似さ
れる形状となっている。そして、プッシャ9のカムライ
ナ9bの側面にはストッパライナ12aの周面を摺動す
るスライドリブ9fを設け、ストッパライナ12aに応
じてプッシャ9の支軸3d周りの回動姿勢を拘束できる
ようにする。
【0052】更に、繰出しロール3の内部にはその開放
端側から手動で操作可能な調整具13を設ける。この調
整具13は繰出しロール3に形成した保持座3fを貫通
して回転自在に組み込まれ、操作摘まみ13aとラック
12bと噛み合うピニオン13bとを備えたものであ
る。そして、操作摘まみ13aを回すと、その回転方向
に従って図7において調整カム12を時計方向または反
時計方向に回動操作でき、これによってプッシャ9のス
ライドリブ9fに対するストッパライナ12aの位置を
変えることができる。
【0053】図9は調整カム12の回転による装入口3
cに対するプッシャ9のヘッド9aの入り込み量の変更
を示す概略図であり、同図の(a)は図7に示したヘッ
ド9aの位置に相当している。
【0054】ここで、調整具13の操作摘まみ13aを
図7においてピニオン13bが時計方向に回るように回
転操作すると、調整カム12は反時計方向に回動し、ス
トッパライナ12aは図9の(b)の方向へ移動する。
したがって、スライドリブ9fにはストッパライナ12
aの頂角部分が接触するようになり、コイルスプリング
11を圧縮してプッシャ9は図7において支軸3d周り
に時計方向に回動し、図9の(b)に示すように装入口
3cの中へヘッド9aが深く入り込む。このため、装入
口3c内への種子の充填量は同図の(a)の設定よりも
小さくなる。
【0055】また、操作摘まみ13aを逆向きに回転さ
せると、調整カム12は図7において時計方向に回動
し、これによってストッパライナ12aは図9の(c)
に示すように頂角から最も離れた部分がスライドリブ9
fに接触する。したがって、ヘッド9aの装入口3cへ
の入り込みが小さくなり、装入口3cの種子充填量が増
えることなる。
【0056】以上のような調整カム12によるプッシャ
9の姿勢の変更設定は3個のプッシャ9について同時に
行なえるので、調整具13を回す操作だけで全てのプッ
シャ9のヘッド9aの装入口3cへの入り込み量を同期
して調整することができ、先の例に比べると調整作業が
格段に簡単になる。また、調整カム12の回動角度は全
てのプッシャ9に対して等しいので、ヘッド9aの装入
口3cに対する相対位置を共通にすることができる。し
たがって、3個の装入口3cの全ての充填量も同一にす
ることができ、同じ分量の種子の点播が可能となる。
【0057】図10は繰出しロール3からの種子Sを回
転ビータ7から放出シュート6bに速やかに送り出せる
ように、回転ビータ7の周面との間の供給路の大きさを
調整できるようにした構成を示す要部の縦断面図であ
る。
【0058】図において、ハウジング6には先の例で示
した一体型の接続シュート6aに代えて、可動シュート
14を矢印B方向に回動可能に備えている。この可動シ
ュート14は、その上端を図3に示したホッパ2のチャ
ンバ2aの下端の繰出し口2a−1に臨ませ、下端側を
ハウジング6の周面に倣うように少し曲げた形状として
このハウジング6の周面に開けた開口6dに臨ませた配
置として組み込まれ、これらの繰出し口2a−1と開口
6dとを連通させている。
【0059】この可動シュート14は、枢支ピン14a
によってハウジング6に下端側を連接されるとともに、
このハウジング6から図において右方向に突き出され互
いに図面と直交する方向に間隔をおいて配置した一対の
ブラケット6eに設けた長孔6e−1に差し通したガイ
ドピン14bによって上端側を連接されたものである。
したがって、可動シュート14は枢支ピン14aを回動
軸として長孔6e−1内をガイドピン14bが移動でき
る範囲に相当して矢印B方向に姿勢を変えることができ
る。
【0060】また、一対のブラケット6eの間には、図
において矢印C方向に回動可能な支軸15aを備えると
ともに、可動シュート14にはこの支軸15aの少し斜
め上に位置する連接軸15bを図において矢印D方向に
回動可能に備える。すなわち、これらの支軸15a及び
連接軸15bは互いに平行な軸線を持つようにそれぞれ
ハウジング6側及び可動シュート14側に連接されたも
のである。そして、支軸15aと連接軸15bには、可
動シュート14の回動角度を調整するための操作軸15
cがネジ接合によって取り付けられる。
【0061】この操作軸15cは摘み15d側を除いて
雄ネジ15c−1を形成するとともに先端に抜け止めピ
ン15c−2を設け、この雄ネジ15c−1を支軸15
a及び連接軸15bに螺合することによって、ハウジン
グ6と可動シュート14とを連接する。そして、摘み1
5dを手動で回すと、支軸15a及び連接軸15bはそ
れぞれ軸線周りには回転自由なので、操作軸15cは回
転方向によって図中の矢印E方向に動かすことができ
る。したがって、可動シュート14は、枢支ピン14a
を回動支点として矢印B方向に回動してその姿勢を調節
することが可能となる。
【0062】このように可動シュート14の姿勢を変え
ることによっ、可動シュート14の内部流路の下端の放
出口14dからこれに連なる枢支ピン14a部分までの
内周面14eの位置をハウジング6に対して変更するこ
とができる。このため、回転ビータ7の刃部7b及び谷
部7cとの間の間隔を、種子Sの大きさに応じて間隔を
広げたり狭めたりする調整が可能となる。したがって、
ホッパ2から繰り出された種子Sが回転ビータ7とハウ
ジング6の内周面との間で詰まってしまうことがなくな
り、常に所定の打ち出し力で種子Sを打ち込むことがで
きる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明では、繰出しロールの内
周に沿って回動自在に配置したプッシャはそのヘッドが
装入口から種子を打撃して打ち出すとき、駆動ロールと
の間の転がり摺接機構によって姿勢が変更されるので、
プッシャを動かすときでも繰出しロールとは無縁であっ
て、たとえば静止状態にある駆動体との間の摩擦抵抗が
小さくなり、繰出しロールの回転負荷を小さくでき、そ
の軽快な回転が維持される。したがって、繰出しロール
の一様な回転が保たれるので、点播のピッチに乱れを生
じることがなく、良好な直播播種が可能となる。
【0064】また、プッシャに設けたライナカムの駆動
面に回転自在な駆動ロールが突き当たるので、転がり摺
接による抵抗が更に低減される。
【0065】更に、復帰ロールをライナカムの復帰面に
突き当てることでヘッドを装入口の所定の位置に復帰さ
せるので、種子がヘッドと装入口との間に噛み込んで動
けなくなっても強制的に復帰させることができる。この
ため、装入口を複数配置する場合も含めて、全ての装入
口からの種子の放出が常に維持されるので、圃場での欠
株のない播種が行なえる。
【0066】請求項2の発明では、充填量調整機構によ
って、点播される種子の量を任意に設定できるので、種
子の大きさや圃場の条件に適合した播種が可能となり、
ボルトを回す操作だけでプッシャ毎に種子の充填量を変
えることができるので、たとえば装入口及びプッシャを
周方向に複数組備えるものであれば各組についての充填
量を変えることができる。
【0067】請求項3の発明では、調整カムを回動操作
することで同様に種子の充填量を変更することができ、
種子の大きさや圃場の条件に対応した播種が可能とな
る。
【0068】請求項4の発明では、一つの調整カムの回
動操作で複数のプッシャ及び装入口についての種子の充
填量の調整が同時に行なえるので、調整作業が簡単にな
るほか、各装入口からの種子の放出量も一様化されるの
で、圃場の株の大きさや成長も均一にする操作が可能と
なる。
【0069】請求項5の発明では、プッシャのヘッドに
隆起部が種子を掻き上げるようにして装入口に汲み取る
ので、播種を装入口に速やかに充填しながら軽快な繰出
しロールの回転が維持される。
【0070】請求項6の発明では、回転ビータを収納し
たハウジングに対して繰出しロールからの種子を受ける
可動シュートとその姿勢が調整できるように備えている
ので、種子の大きさによって可動シュートの姿勢を適切
に調整すれば、回転ビータ部分での種子の詰まり等が発
生することがなく、安定した圃場への種子の点播が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の直播式播種機をハローの後尾に接続
したときの概略側面図である。
【図2】 点播ユニットの詳細であって、(a)は側面
縦断面図、(b)はハローの進行方向から見た正面縦断
面図である。
【図3】 ホッパから点播ユニットまでを示す要部の縦
断面図である。
【図4】 繰出しロール及びこれに備えるプッシャの詳
細を示す要部の縦断面図である。
【図5】 繰出しロールの装入口及びこれに入り込むプ
ッシャのヘッド部分を示す要部の拡大断面図である。
【図6】 プッシャの詳細であって、(a)は駆動及び
復帰ロールの位置関係とともに示す正面図、(b)は
(a)のプッシャの左側面図、(c)はボルトを利用し
たストッパの概略図である。
【図7】 装入口への種子の充填量を変更可能な調整カ
ムを繰出しロールに備える例を示す要部の断面図であ
る。
【図8】 図7のA−A線矢視による縦断面図である。
【図9】 調整カムのストッパライナによるプッシャの
動作を示す概略である。
【図10】 回転ビータのハウジングに可動シュートを
設ける構成を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 主フレーム 1a 駆動モータ 2 ホッパ 2a チャンバ 2b 仕切り壁 2b ガード 2c,2d ブラシ 3 繰出しロール 3c 装入口 3d 支軸 3e 保持リブ 3f 保持座 4 駆動軸 5 点播ユニット 6 ハウジング 6a 接続シュート 6b 放出シュート 7 回転ビータ 8 駆動軸 9 プッシャ 9a ヘッド 9a−1 隆起部 9b ライナカム 9c 駆動面 9d 復帰面 9e ボルト 9f スライドリブ 10a 駆動ロール 10b 復帰ロール 11 コイルスプリング 12 調整カム 12a ストッパライナ 12b ラック 13 調整具 13a 操作摘まみ 13b ピニオン 14 可動シュート 14d 放出口 14e 内周面 15a 支軸 15b 連接軸 15c 操作軸 15c−1 雄ネジ 15d 摘み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 598020099 脇本 賢三 福岡県筑後市大字山の井306−1 グリ ーンフォレスト202 (72)発明者 相良 豊 佐賀県佐賀市鍋島町大字八戸溝1618−8 (72)発明者 下坪 訓次 福岡県筑後市大字和泉496 (72)発明者 冨樫 辰志 福岡県八女市大字室岡514−1 (72)発明者 吉永 悟志 福岡県筑後市大字和泉496 (72)発明者 脇本 賢三 福岡県筑後市大字山の井306−1 グリ ーンフォレスト202 (72)発明者 坂本 和彦 福岡県筑後市大字和泉496 (56)参考文献 特開 平10−23809(JP,A) 特開 昭53−22024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 7/12 A01C 7/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパから種子を切り出す回転駆動式の
    繰出しロールと、この繰出しロールの下方に配置され複
    数個の種子を受けてこれを圃場面に打ち出す回転駆動式
    の回転ビータを備えた点播ユニットとからなり、繰出し
    ロールは中空の円筒体であって、ホッパからの種子を受
    け入れるための装入口を周壁に切開するとともに、この
    装入口が回転ビータへの接続路に臨む姿勢のとき繰出し
    ロールの回転に連動して種子を打ち出すプッシャを内蔵
    した直播式播種機であって、 プッシャは、その一端のヘッドが装入口の中を内外方向
    に移動可能な向きに回動可能であって且つヘッドが装入
    口から内部方向に弾性付勢されて繰出しロールの内周壁
    に沿って連接されるとともに繰出しロールの中心側に臨
    む面をライナカムとして形成し、 このライナカムは、ヘッドに対応する部分であって繰出
    しロールの中心からの距離を短くした駆動面及び長くし
    た復帰面の2区画に繰出しロールの回転方向へ分割して
    形成し、 更に、繰出しロールの回転とは無縁としてライナカムの
    駆動面にのみ転がり接触しプッシャのヘッドを装入口の
    中で繰出しロールの外側に変移させる回転自在な駆動ロ
    ールと、 繰出しロールの回転とは無縁としてライナカムの復帰面
    にのみ転がり接触しプッシャのヘッドを装入口の中で繰
    出しロールの内部側に変移させる回転自在な復帰ロール
    とを備えてなる直播式播種機。
  2. 【請求項2】 プッシャのヘッドの装入口への入り込み
    量を調節して種子の装入口内への充填量を調整する充填
    量調整機構を備え、この充填量調整機構は、プッシャの
    回動支点を挟んでヘッドと反対側に位置して回動操作可
    能に連接され且つ繰出しロールの内周面との間の距離を
    変更可能なボルトとしてなる請求項1記載の直播式播種
    機。
  3. 【請求項3】 プッシャのヘッドの装入口への入り込み
    量を調節して種子の装入口内への充填量を調整する充填
    量調整機構を備え、この充填量調整機構は、繰出しロー
    ルの内部に同軸上で回転操作可能に組み込まれた調整カ
    ムであり、この調整カムはその周面にプッシャに対して
    半径方向の拘束力を負荷可能なストッパライナを備え、
    このストッパライナの姿勢に応じてヘッドの位置を変更
    可能な調整カムとしてなる請求項1記載の直播式播種
    機。
  4. 【請求項4】 装入口を一定の円周ピッチで複数箇所に
    設けるとともに、プッシャをそのヘッドがこれらの装入
    口のそれぞれに対応する関係として同数配置し、これら
    のプッシャのそれぞれに対応して周面の複数箇所に同じ
    プロフィルのストッパライナを調整カムに形成してなる
    請求項3記載の直播式播種機。
  5. 【請求項5】 プッシャのヘッドは、繰出しロールの回
    転方向と逆向きの端部に装入口の中で外側に向けて突き
    出した隆起部を備えてなる請求項1から4のいずれかに
    記載の直播式播種機。
  6. 【請求項6】 前記回転ビータを収納するハウジングの
    周面であって前記繰出しロール側の流路末端よりも下側
    の位置に開口を設け、これらの流路末端と開口とを連通
    させる可動シュートを前記ハウジングに上下方向に回動
    操作可能に連接し、前記可動シュートの回動姿勢によっ
    て前記ビータと当該可動シュートの内面との間の距離を
    調節可能としてなる請求項1から5のいずれかに記載の
    直播式播種機。
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