JP3122592U - 集中式熱源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体の表面温度が比較的低く、安全性を有するが、全体的に熱効率が高くエネルギーを節約し、温度上昇が速く、且つスペースを節約し、家庭、サウナ風呂営業所等の各種環境で多用途に適用する集中式熱源装置を提供する。
【解決手段】各平板発熱プレートは二本の導線とコネクターで電源線に並列接続され、電源線はさらに電源制御装置に接続されている。平板発熱プレートの面積は取り付ける空間サイズに基づき、充分な大きさに設計することで、充分な発熱量が得られるが、厚さが相当薄いため、過多なスペースを占有せず、多数の平板発熱プレートを設置することを利用し、総発熱面積を増加する方式で、各平板発熱プレートの表面の発熱温度を人体が耐えられる範囲内に維持し、やけどする危険を取り除く。
【選択図】図4

Description

本考案は熱源の一種に関するものであり、特に発熱体表面の発熱温度が比較的低く、やけどする危険に至らず、同時に相当の熱エネルギーを発散する集中式熱源を指す。
図1を参考すること。周知の反射式電気ストーブ熱源10は、表面温度が極めて高いクォーツヒーター11を採用している。該クォーツヒーター11の表面温度が極めて高いため、セーフティガード12を設置して、該クォーツヒーター11と相当の距離を保持しなければならず、さもないと容易にやけどしたり、周辺の物品が燃焼する危険がある。しかし、該周知の熱源10は主に弧形の反射板13で熱輻射を反射する方式で熱量を発散するため、セーフティガード12はかなりの隙間まを保って、熱輻射を通過させる必要がある。このためやけど、更には火災発生の危険を避けることができない。且つ、熱輻射反射方式を採用して熱エネルギーを発散するため、使用時、反射板13前方の一定範囲内だけ温度の上昇が感じられ、使用空間の温度を均一に上昇させることができない。
参考する図2は、表面温度が比較的低く、熱対流で熱エネルギーを伝播させる方式を採用した、使用上比較的安全な周知のフィン式オイルヒーター熱源20の設計である。該周知の熱源20は一組の密閉され且つ中空で互相に連なる多数の金属フィン21中に難燃性オイルを注入する。並びに箱体22中の加熱器で該オイルを加熱し、加熱後のオイルを各金属フィン21中に循環させ、熱量を各金属フィン21へ伝導し、再に金属フィン21表面と周囲の空気が熱交換した後、熱対流が生じて、空間内の加熱、保温の目的を達成するものである。該周知の熱源20は安全性が比較的高く、うっかりやけどする危険がなく、且つ周知の反射式電気ストーブ熱源10より、比較的均一に使用空間の温度を上昇させることができる。但し、該周知の熱源20は電力で加熱器の温度を高めてオイルを加熱し、次にオイルの温度を金属フィン21に伝導させ、最後に金属フィン21が空気と熱交換して加熱保温の目的を達成する。数回もの熱エネルギーの交換を経て、総熱効率は順次低下し、且つ該金属フィン21表面は通常、全て焼付け塗装処理をするため、熱交換スピードが低下し、消費電力が相対的に高くなる。加えて該周知の熱源20は熱対流方式で熱量を伝導するため、温度上昇速度が比較的緩慢である。
参考する図3は、サウナルーム内で用いられる高熱量を生じる周知の集中式サウナ用オーブン熱源30である。該周知の熱源30は上方に開口部を持つ中空箱体32で、該開口部に石33を置く空間を設ける。サウナルーム中に充分な温度を生じるさせるため、該周知の熱源30は数組の表面温度が極めて高いヒーター31で熱エネルギーを発生させ、該開口部に置く石33を加熱する。同時に極めて高熱のヒーター31の熱輻射が直接使用者に照射してやけどするのを避けるために、該周知の熱源30の箱体32は、上方開口部だけを残し、ヒーター31を囲んで、高熱の熱輻射が直接照射するのを避け、熱対流方式でサウナルーム内の温度を上げる。同時に、該石33は加熱後、エネルギーを変換して遠赤外線を放出してサウナ効果を強化する。但し、この周知の熱源30は外部に露出した石33が極めて高温のヒーター31で加熱され、表面温度が相当高く、不注意に該石33に触れるとやけどする危険がある。且つ遠赤外線の熱エネルギーを発散する部分はわずか開口部に露出する石33の部分だけで、発散する遠赤外線の面積には限りがある。且つ該密閉された箱体32がヒーター31で加熱された後、高温過ぎてやけどする危険を避けるため、該密閉された箱体32の壁はヒーター31と相当の距離を保持する必要があり、該ため該周知の熱源30の体積は全て比較的巨大である。
このため、上記の数種の周知の熱源には、まだ以下の欠点があり解決が待たれている、(1)周知のクォーツヒーター11を使用して発熱する反射式熱源10は、該クォーツヒーター11の表面温度が極めて高く、やけどや周辺の燃えやすい物に引火する危険がある。且つ熱輻射反射方式を採用して熱エネルギーを発散するため、使用空間の温度を均一に上昇させることができない、
(2)周知のフィンオイルタイプの熱対流式電気ストーブ熱源20は表面温度が比較的低く、使用上比較的安全であるが、温度上昇が緩慢で、熱効率が比較的低く、消費電力が比較的大きいという欠点がある、
(3)周知のサウナルームに使用する高熱量のサウナ用オーブン熱源30も同様に表面温度が高過ぎてやけどしやすく、熱量が集中しすぎる。且つ熱対流方式を採用し、温度上昇が緩慢で、遠赤外線を発散する部分が上方開口部外部に露出する石33の部分だけに限られ、発散する遠赤外線の面積に限りがある。
このため、本考案の目的は発熱体の表面温度が比較的低く、安全性を有するが、全体的に熱効率が高くエネルギーを節約し、温度上昇が速く、且つスペースを節約し、家庭、サウナ風呂営業所等の各種環境で多用途に適用する集中式熱源装置を提供する事である。
本考案の集中式熱源装置は箱体一つ、平板発熱プレート複数枚、及び電源制御装置一つを包含する。該箱体は熱絶縁及び電気絶縁等の適当な材質で製造された適当な形状の立体箱体を採用する。箱体の上方、下方及び前後左右の四面をそれぞれ中空に形成し、箱体内には複数組の互いに平行な平板発熱プレートを設置する。平板発熱プレート各組は挿入方式で、該箱体の二つずつ相対するスロットに組み合わせられ、二つの平板発熱プレート間に適当な間隔の空間を持たせる。
本考案の平板発熱プレートは使用する室内空間の大きさに基づき、充分な面積に設計することができる。但し、厚さをできるだけ薄くすることで、箱体内部で過多なスペースを占有することが避けられる。言い換えると、限られた空間の箱体内容に、できるだけ多くの平板発熱プレートを納めることである。総発熱面積を増加する方式で、各平板発熱プレート表面の発熱温度を人体が耐えられる範囲内に維持することができ、やけどの危険を取り除き、同時に又充分な熱エネルギーを生じさせて、空間内の加熱、保温する安全な熱源装置とする。この外、該平板発熱プレートは通電発熱後、該電熱体層に使用する石墨材が遠赤外線の熱エネルギーを発散することができる。箱体が有する中空部の各方向は全て熱輻射方式で遠赤外線を発散することができ、それら平板発熱プレートが発生する大量の熱エネルギーは、熱対流方式で熱エネルギーを発散することができる。
本考案が提供するモジュール化設計の平板発熱プレート及び箱体にあるスロット設計は、実際のニーズに基づき、弾性的に平板発熱プレートの設置数量を調整し、異なる大きさの空間に充分な熱エネルギーを提供することができ、同時に該集中式熱源装置の製造とメンテナンスを比較的簡単にする。
この外、本考案は箱体の各中空部に熱量を伝導させるパネルを取り付けることができ、該パネルは複数の羽根板で構成されるよろい戸形式としたり、パネル上に複数の穴を設けることができる。該パネルと箱体との組み合わせは装置の保守が便利なように、簡便をメインに考慮する。
本考案の効果は使用の安全性を上げ、熱輻射及び熱対流の長所を兼備し、熱効率をアップし、占有する使用環境空間を減らし、製造とメンテナンスの簡便性を有することにある。
請求項1の考案は、複数の中空部を有する箱体、
複数のコネクターを設けた電源線、
互いに平行且つ一定間隔で該箱体内に設置される複数の平板発熱プレートであって、各平板発熱プレートは熱源を生じる電熱体層と、該電熱体層を覆い、且つ熱源を発散する二つの絶縁層、及び、該電熱体層と電気的に接続される二本の導電線と各導電線に結合されたコネクターが設けられ、該コネクターに前記の電源線のコネクターが組み合わされて各平板発熱プレートが並列接続された、上記複数の平板発熱プレートと、
を包含したことを特徴とする集中式熱源装置としている。
請求項2の考案は、前記該箱体は長方形で該四つの垂直面と上面が全て中空に形成されていることを特徴とする請求項1記載の集中式熱源装置としている。
請求項3の考案は、前記箱体の各中空部は、熱量が伝導できるパネルで覆われていることを特徴とする請求項2記載の集中式熱源装置としている。
請求項4の考案は、前記中空部周辺の箱体、及び、該パネルの該箱体と接触する部位にそれぞれ磁石が設置され、該磁石の吸着力により該パネルが該箱体に付着させられたことを特徴とする請求項3記載の集中式熱源装置としている。
請求項5の考案は、前記中空部周辺の箱体には鉄片を設け、該パネルと該箱体の接触部位に磁石を設置して、磁石と鉄片が互いに引き合い、該パネルを該箱体に付着させることを特徴とする請求項3記載の集中式熱源装置としている。
請求項6の考案は、前記パネルは、複数の羽根板を有し、二つの羽根板間に熱量が伝導する通路を提供することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項7の考案は、前記パネルは、複数の穴が設けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項8の考案は、前記箱体の上方と下方には、平行に排列され且つ上下対称に複数のスロットが設けられ、各スロットの幅にはそれぞれ前記の平板発熱プレートの側辺と上下端を挿入することができることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項9の考案は、前記箱体には前記電源線と電気的に接続された電源制御装置が設置され、該電源制御装置は該平板発熱プレートの温度を調節制御することができることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項10の考案は、前記電熱体層は導電発熱することができる石墨層であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項11の考案は、前記絶縁層はガラス繊維の材質であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項12の考案は、前記平板発熱プレートの厚さは1mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
請求項13の考案は、前記箱体の両スロット間の間隔を0.5cm〜2.5cmとすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置としている。
本考案の集中式熱源装置は下記の長所及び効果を有する、
(1)同じ功率の状況下で、それら平板発熱プレート41は比較的大きな面積を有するため、単位面積内の発熱温度が相対的に低下する。しかし、複数の平板発熱プレート41を連続的に配列する方式により、相当の熱エネルギーの熱量を発散して、家庭内の保温、サウナ営業場所のサウナルームの加熱等の用途を満足するに足りる。このため、該平板発熱プレート41の発熱温度は人体が耐えられる温度を超えず、人がそれら平板発熱プレート41に触れたり、接触してもやけどをする等安全性の問題がなく、さらには使用上の安全性及び実用性を高める、
(2)本考案は箱体各面全てに中空部44を設け、平板発熱プレートが生じる熱量を熱輻射方式によって熱エネルギーを提供する。そして、多数の平板発熱プレートを連続設置して生じる大量の熱エネルギーは、上記の中空部44から熱対流方式で使用空間に提供され保温加熱する。同時に熱輻射及び熱対流両種の熱源の長所を兼備する、
(3)該平板発熱プレート41が熱エネルギーを発生する方式は、通電後、該電熱体層45が直接遠赤外線の熱エネルギーを生じ、多くの熱エネルギー伝達と変換を経ないため熱効率が高く、相対的にエネルギーの節約ができる、
(4)該平板発熱プレート41の厚さが約1mmとわずかであるため、比較的小さな間隔で多数の平板発熱プレート41を連続的に設置し、大量の熱エネルギーを発生させる事ができ、且つそれら平板発熱プレート41の表面温度が低いため、人が直接接触してもやけどしない。このため余分な空間で該平板発熱プレート41を隔離する必要がなく、該多数の平板発熱プレート41を設置する箱体40を大きくする必要もなく、大量の熱エネルギーを生じることができる、
(5)該平板発熱プレート41は通電後、直接遠赤外線熱エネルギーを生じるので、サウナルームの熱源として使用する時、石を加熱する方式で遠赤外線を生じさせる必要がない。このためエネルギーの使用において比較的効率的で、且つ遠赤外線を発する面積もまた比較的大きく、サウナに予期される効果を高める事ができる、
(6)本考案は多数の平板発熱プレート41の連続設置を採用し、電源に並列接続する方式で大量の熱量を発生させる。このため同じ箱体40の内に、必要な熱エネルギーの多少により、それら平板発熱プレート41の設置数量を弾性的に調整することができる。且つ該平板発熱プレート41の製造サイズは必要に応じ調整することができる。家庭、営業場所等の異なる空間サイズの環境及び用途で適用する際、本考案は製造及びメンテナンス上、簡便性を有する。
図4、図6を参照すること。本考案の集中式熱源装置の比較的良い実施例は、箱体40一つ、平板発熱プレート41複数枚、及び電源制御装置42一つを包含する。該箱体40は最良で電気絶縁と熱絶縁材料(例えば木材、プラスチック、…等の材料)で製造され、また該上方と四周は中空に形成される。本実施例中では、該箱体40は複数のシャフトで長方形のフレームを構成し、箱体の一辺を平板発熱プレート41を出し入れするための前方出し入れ口とし、相対するもう片側を箱体の後方と定義する。箱体40の前、後方の上端側、及び前、後方の下端側にそれぞれ複数の適当な間隔のスロット43を設け、該間隔距離の好ましい実施例では0.5cm〜2.5cmである。さらに、箱体1の後方の上、下端の間に、さらに水平バー48を設置し、且つバー48にはまた、それらスロット43と対応する位置に複数のスロット481を設置する。それらスロット43と481の幅は平板発熱プレート41の厚さとほぼ同じで、それら平板発熱プレート41を一つ一つスロット43と481中に挿入して、箱体中に平行に排列させる。
再に図9に示すように、該平板発熱プレート41の端に二本の導電線451を設け、該二本導電線451にはそれぞれメスコネクター452と453を設ける。各平板発熱プレート41のメスコネクター452と453を電源制御装置の電源線454上の各オスコネクター455と互いに接続して並列接続する。そして、該電源制御装置42により、該集中式熱源装置の加熱温度と加熱時間を調節することができる。前記の導電線451にオスコネクターを設けて、電源線454上にオスコネクターと配合するメスコネクターを設けることもできる。
図8は本考案の平板発熱プレート41の構造を表し、それは熱源を生じる電熱体層45一つを有し、該電熱体層45の両端にはそれぞれ細長い銅箔47が導電用に接合されている。また該電熱体層45及び細長い銅箔47は熱間結合方式で密封被覆され、且つ熱源を発散することができる絶縁薄片46二つを有する。該電熱体層45は本実施例中では導電発熱できる石墨層とし、二つの絶縁薄片46の結合面にシルクスクリーンプリント方式で均一に塗布される。前記の熱間密封方式により平板発熱プレートの使用寿命をさらに延ばす事ができる。図9に示す導電線451は該絶縁薄片46内に延長して進入し、且つ該電熱体層45と接続され、電源が入ると電熱体層45に熱量を生じさせる。
該絶縁薄片46は本実施例中では、一種耐高温、耐圧、耐酸・耐アルカリ、耐冷熱変化、耐衝撃で弾性を有し、且つ清掃しやすいガラス繊維材を用いて製造され、主に該電熱体層45の保護に用いると共に、熱エネルギーを伝導する。
それら平板発熱プレート41の厚さは相当薄く、絶縁薄片46及び電熱体層45を含む総厚さは1mm以下で、紙のようであるため、比較的小さい間隔で連続して多数の平板発熱プレート41を箱体40内に配列でき、大きな箱体空間を必要としない。
該電熱体層45は面状に均一に分布されたため、該平板発熱プレート41が比較的大きな発熱面積を有する。クォーツヒーター、ヒーターの発熱功率と等しいとする場合、該平板発熱プレート41の単位面積当たりの表面発熱温度は人体が耐えられる温度まで低下させることができる。該ため、それら平板発熱プレート41を人が触れたり、接触することができ、やけどを起したり、さらには周辺の燃えやすい物に引火する危険はなく、極めて良い安全性を有する。
それら平板発熱プレート41に給電すると、該平板発熱プレート41の電熱体層45が発熱して熱源を生じると共に、該絶縁薄片46を通過して外へ遠赤外線熱エネルギーを発散し、前後左右及び上方等の中空部44にある平板発熱プレート41は、外部に対し熱輻射方式で熱エネルギーを発散し、また、多数の平板発熱プレート41を使用して生じされた大量の熱エネルギーは、熱対流方式により熱エネルギーを発散し使用空間を加熱することができる。
該平板発熱プレート41の表面の絶縁薄片46は耐酸・耐アルカリ性で清掃しやすい特性を有するため、家庭、作業所、サウナルーム等の各種空間で加熱保温用途に使用する時、該平板発熱プレート41はいつも清掃しやすく、且つ長期的な使用で汚れたり水分による侵食の影響を受け損傷することがない。
さらに図4を参照すること。製品の外部表面の美観に基づき、本考案はさらに箱体40の各中空部44をパネル50で覆うことができ、それらパネル50は熱量を伝導させる構造を有する。例えば、パネル50に複数の穴を設けたり、パネル50が複数の羽根板を有し、二つの羽根板間に熱量が伝導する通路を提供し、よろい戸に似た形態に設計することができる。この外、取り付け及び分解に便利であることに基づき、本考案は各中空部44の周辺の箱体40に複数の磁石49 (図4に示すように)、或いは鉄片49A (図5に示すように)を設置し、各パネル50が箱体と接触する周辺にも磁石51を設置する。パネル50で箱体40の中空部を覆う時、該磁石51と49、或いは磁石51と鉄片49Aを利用して互いに引き合い固定させる。箱体内の部品を修理、メンテナンスしたり、パネルの清掃が必要な時は、少し力を加えてパネルを箱体から分離するだけでよい。もちろん、パネル50と箱体40との間にフックを用い、止め穴(図中には未表示)を配して互いに止め合わせて固定することもできる。
本考案の集中式熱源装置は下記の長所及び効果を有する、
(1)同じ功率の状況下で、それら平板発熱プレート41は比較的大きな面積を有するため、単位面積内の発熱温度が相対的に低下する。しかし、複数の平板発熱プレート41を連続的に配列する方式により、相当の熱エネルギーの熱量を発散して、家庭内の保温、サウナ営業場所のサウナルームの加熱等の用途を満足するに足りる。このため、該平板発熱プレート41の発熱温度は人体が耐えられる温度を超えず、人がそれら平板発熱プレート41に触れたり、接触してもやけどをする等安全性の問題がなく、さらには使用上の安全性及び実用性を高める、
(2)本考案は箱体各面全てに中空部44を設け、平板発熱プレートが生じる熱量を熱輻射方式によって熱エネルギーを提供する。そして、多数の平板発熱プレートを連続設置して生じる大量の熱エネルギーは、上記の中空部44から熱対流方式で使用空間に提供され保温加熱する。同時に熱輻射及び熱対流両種の熱源の長所を兼備する、
(3)該平板発熱プレート41が熱エネルギーを発生する方式は、通電後、該電熱体層45が直接遠赤外線の熱エネルギーを生じ、多くの熱エネルギー伝達と変換を経ないため熱効率が高く、相対的にエネルギーの節約ができる、
(4)該平板発熱プレート41の厚さが約1mmとわずかであるため、比較的小さな間隔で多数の平板発熱プレート41を連続的に設置し、大量の熱エネルギーを発生させる事ができ、且つそれら平板発熱プレート41の表面温度が低いため、人が直接接触してもやけどしない。このため余分な空間で該平板発熱プレート41を隔離する必要がなく、該多数の平板発熱プレート41を設置する箱体40を大きくする必要もなく、大量の熱エネルギーを生じることができる、
(5)該平板発熱プレート41は通電後、直接遠赤外線熱エネルギーを生じるので、サウナルームの熱源として使用する時、石を加熱する方式で遠赤外線を生じさせる必要がない。このためエネルギーの使用において比較的効率的で、且つ遠赤外線を発する面積もまた比較的大きく、サウナに予期される効果を高める事ができる、
(6)本考案は多数の平板発熱プレート41の連続設置を採用し、電源に並列接続する方式で大量の熱量を発生させる。このため同じ箱体40の内に、必要な熱エネルギーの多少により、それら平板発熱プレート41の設置数量を弾性的に調整することができる。且つ該平板発熱プレート41の製造サイズは必要に応じ調整することができる。家庭、営業場所等の異なる空間サイズの環境及び用途で適用する際、本考案は製造及びメンテナンス上、簡便性を有する。
周知の反射式電気ストーブ熱源を説明する立体図である。 周知のフィン式オイルヒーター熱源を説明する立体図である。 周知のサウナルーム熱源を説明する立体図である。 本考案の比較的良い実施例の部品組み合わせ関係を説明する立体図である。 本考案が箱体周辺に設置することができる鉄片の実施例を表す立体図である。 本考案の組み合わせ後の外観形態を説明する立体図である。 本考案に使用する平板発熱プレートの比較的良い実施例の構造と、それが包含する電源線と導電線を説明する立体図である。 本考案の平板発熱プレート構造を表す実施例の平面断面図である。 本考案の多数の平板発熱プレートを並列接続して組み合わせた実施例の平面説明図である。
符号の説明
10 反射式電気ストーブ熱源
11 クォーツヒーター
12 セーフティガード
13 反射板
20 フィン式オイルヒーター熱源
21 金属フィン
22 箱体
30 サウナ用オーブン熱源
31 ヒーター
32 箱体
33 石
40 箱体
41 平板発熱プレート
42 電源制御装置
43 スロット
44 中空部
45 電熱体層
451 導電線
452 メスコネクター
453 メスコネクター
454 電源線
455 オスコネクター
46 絶縁薄片
47 銅箔
48 バー
481 スロット
49 磁石
49A 鉄片
50 パネル
51 磁石

Claims (13)

  1. 複数の中空部を有する箱体、
    複数のコネクターを設けた電源線、
    互いに平行且つ一定間隔で該箱体内に設置される複数の平板発熱プレートであって、各平板発熱プレートは熱源を生じる電熱体層と、該電熱体層を覆い、且つ熱源を発散する二つの絶縁層、及び、該電熱体層と電気的に接続される二本の導電線と各導電線に結合されたコネクターが設けられ、該コネクターに前記の電源線のコネクターが組み合わされて各平板発熱プレートが並列接続された、上記複数の平板発熱プレートと、を包含したことを特徴とする集中式熱源装置。
  2. 前記該箱体は長方形で該四つの垂直面と上面が全て中空に形成されていることを特徴とする請求項1記載の集中式熱源装置。
  3. 前記箱体の各中空部は、熱量が伝導できるパネルで覆われていることを特徴とする請求項2記載の集中式熱源装置。
  4. 前記中空部周辺の箱体、及び、該パネルの該箱体と接触する部位にそれぞれ磁石が設置され、該磁石の吸着力により該パネルが該箱体に付着させられたことを特徴とする請求項3記載の集中式熱源装置。
  5. 前記中空部周辺の箱体には鉄片を設け、該パネルと該箱体の接触部位に磁石を設置して、磁石と鉄片が互いに引き合い、該パネルを該箱体に付着させることを特徴とする請求項3記載の集中式熱源装置。
  6. 前記パネルは、複数の羽根板を有し、二つの羽根板間に熱量が伝導する通路を提供することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  7. 前記パネルは、複数の穴が設けられていることを特徴とすることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  8. 前記箱体の上方と下方には、平行に排列され且つ上下対称に複数のスロットが設けられ、各スロットの幅にはそれぞれ前記の平板発熱プレートの側辺と上下端を挿入することができることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  9. 前記箱体には前記電源線と電気的に接続された電源制御装置が設置され、該電源制御装置は該平板発熱プレートの温度を調節制御することができることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  10. 前記電熱体層は導電発熱することができる石墨層であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  11. 前記絶縁層はガラス繊維の材質であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  12. 前記平板発熱プレートの厚さは1mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
  13. 前記箱体の両スロット間の間隔を0.5cm〜2.5cmとすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の集中式熱源装置。
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CN109237593A (zh) * 2018-10-25 2019-01-18 陆建军 暖房仪组件、其制备方法及具有其的暖房仪
CN109600870A (zh) * 2019-01-25 2019-04-09 李庆松 一种复合型发热板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109237593A (zh) * 2018-10-25 2019-01-18 陆建军 暖房仪组件、其制备方法及具有其的暖房仪
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