JP3122372U - 日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布 - Google Patents

Abstract

【課題】 財布やカード収納部、或いは日記帳など複数の機能を同時に備えた日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を提供する。
【解決手段】 二つ折り可能に形成された表カバー１１２及び裏カバー１１３を有するカバー本体１１の内面に表札入れ部１２及び裏札入れ部１３をそれぞれ設け、この表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の上面にカード収納部１４，１５をそれぞれ独立に設け、かつカード収納部のうちの最下段に位置するカード収納部１４ａ，１５ａの上面に乗物用チケットを挟持する挟持部１６，１７を設け、折り代１１の内面に複数枚の紙片３１を差し替え可能に保持する保持金具１８を設け、表カバー１１２及び裏カバーの１１３の折り代１１１と反対の端縁にループ状の筆記具挿入部２１，２２を設け、この筆記具挿入部に筆記具４１を挿入して表カバーと裏カバーを閉じた状態に保持するように構成した。
【選択図】 図２

Description

本考案は、折り代を介して二つ折り可能に形成された表カバー及び裏カバーを有するカバー本体と、前記表カバー及び裏カバーの内面にそれぞれ設けられ前記折り代寄りに札挿入開口を有する表札入れ部及び裏札入れ部とキャッシュカード収納部等を備えると共に、折り代の内面に枚葉日記帳紙片を保持する保持金具を備え、かつ前記表カバーと裏カバーは、筆記具挿入部に筆記具を挿入することで、閉じ状態に保持できるようにした日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布に関するものである。

従来のカード収納部を備えた財布は、中央折り代を介して、一方にお札収納部を、他方にキャッシュカード等のカードを収納する収納部が複数形成されたものが一般的あり、特許文献１に示されるように、キャッシュカード等のカードが収納部より抜け落ちることのないように工夫されたカード入れ財布が開示されている。

また、装飾表面を有する二つ折り可能な表装用カバー本体の内面側に収納部を設けて、この収納部に財布や日記帳、キーホルダ、メンズポーチ、バック類などの日常の携帯用品を収納係止することで、表装用カバー本体に、カバー本来の機能ばかりでなく、特定のものと組み合わせて使用することで、種々の機能を付加できるようにした携帯用品用の表装用カバー構造が提案されている（例えば特許文献２参照）。
特開２００１−７８８１９号公報 特開２００１−２１１９１９号公報

ところで、前述の装飾表面を有する二つ折り可能な表装用カバー本体の内面側に収納部を設け、この収納部に財布や日記帳、キーホルダ、メンズポーチ、バック類などの日常の携帯用品を収納係止することで、カバー本来の機能ばかりでなく、特定のものと組み合わせて使用することで、種々の機能を付加できるようにしているが、表装用カバー本体と財布、表装用カバー本体と日記帳などの組み合わせのように、表装用カバー本体と別個の携帯用品同士の組み合わせで使用するものであるため、組み合わせは多数であっても、機能的には１つの目的しか達成できないという不具合がある。

本考案は、上記のような従来の問題を解決するためになされたもので、財布やカード収納部、或いは日記帳など複数の機能を同時に備えた日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を提供することを目的としている。

上記目的を達成するために本考案の日記手帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布は、皮革もしくは合成皮革などにより所定の幅の折り代を介して二つ折り可能に形成された表カバー及び裏カバーを有するカバー本体と、前記表カバー及び裏カバーの内面にそれぞれ設けられ前記折り代寄りに札挿入開口を有する表札入れ部及び裏札入れ部と、前記表札入れ部及び裏札入れ部の上面に一部が前記表札入れ部及び裏札入れ部の長手方向に重なり合うように前記表札入れ部及び裏札入れ部の長手方向に配列してそれぞれ独立に設けられ、かつカード挿入開口が前記長手方向に位置をずらして配列された複数のカード収納部と、前記表カバー及び裏カバーの前記カード収納部のうち前記カバー本体の長手方向の最下段に位置するカード収納部の上面に設けられ乗物用チケットを挟持するチケット挟持部と、前記折り代の内面に該折り代の長手方向に延在して設けられ複数枚の紙片を差し替え可能に保持する保持金具と、前記表カバー及び裏カバーの前記折り代と反対の端縁に前記表カバー及び裏カバーの長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられたループ状の一対の筆記具挿入部とを備え、前記表カバーと裏カバーを二つ折りにした状態で前記一対の筆記具挿入部に筆記具を挿入することで、前記表カバーと裏カバーを閉じた状態に保持するように構成したことを特徴とする。

請求項２の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記紙片は、日付記入欄と、一日の仕事の予定欄及びこれに対するメモ欄及びチェック欄を９つのマスに分割して一日のスケジュール管理を行うスケジュール記入部等を有する日記帳・予定表であることを特徴とする。
請求項３の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記紙片は、見開き頁に亘って各月の曜日・日付が記載されると共に、前記日付の分割マスには仕事の予定・メモ空欄記入部等を有する日記帳・予定表であることを特徴とする。
請求項４の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記折り代の内面には、前記保持金具の幅方向の両端から前記表カバー及び裏カバーの方向に延在する所定幅の保護片が前記折り代の長手方向の全長に亘り形成されていることを特徴とする。
請求項５の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記札入れ部は一万円札等の紙幣が収納される長手寸法と幅寸法を有することを特徴とする。
請求項６の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記保持金具は、前記折り代の長手方向に一定の間隔に配設された開閉可能な複数の爪リングを有し、前記紙片の綴じ側縁部には前記保持金具の各爪リングが別々に挿通される複数の綴り孔が一定の間隔で形成され、さらに前記紙片の綴じ側縁部には前記綴り孔ごとに該綴り孔から紙片の綴じ側縁端に達する切込みが形成されていることを特徴とする。
請求項７の考案は、請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布において、前記表カバー及び裏カバーの前記折り代と反対の端縁に前記表カバー及び裏カバーの長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられたループ状の一対の筆記具挿入部は、前記ループ部の一部が可動であり、前記ループ部の径を拡大・縮小可能としてあることを特徴とする。

本考案にかかる日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布によれば、財布やカード収納部、或いは日記帳など複数の機能を同時に備えた日記帳・カード収納部を備えた財布を提供することができるとともに、使い勝手が良好となる効果がある。
また、本考案によれば、表カバー及び裏カバーの折り代と反対の端縁にループ状の筆記具挿入部を表カバー及び裏カバーの長手方向に位置をずらしてそれぞれ設けたので、表カバーと裏カバーを二つ折りにした状態で筆記具挿入部に筆記具を挿入することにより、表カバーと裏カバーを閉じた状態に保持することができ、日記帳・カード収納部を備えた財布が開放されることがなく、紙幣やカードが抜け落ちたりするのを防止できる。

また、本考案によれば、紙片にスケジュール記入部が設けられているので、一日のスケジュール管理を行うことができる。
また、本考案によれば、折り代の内面には保持金具の幅方向の両端から表カバー及び裏カバーの方向に延在する所定幅の保護片が設けられているので、この保護片によって、表カバーと裏カバーが二つ折りされても、これら表カバー及び裏カバーが保持金具に直接接触することがなく、表カバー及び裏カバーが損傷するのを防止できる。
また、本考案によれば、紙片の綴じ側縁部に保持金具の各爪リングが別々に挿通される複数の綴り孔を一定の間隔で形成し、さらに紙片の綴じ側縁部に綴り孔ごとに該綴り孔から紙片の綴じ側縁端に達する切込みを形成したので、爪リングを開かなくとも紙片を保持金具の爪リングに対して容易に着脱することができる。
更にまた、前記表カバー及び裏カバーの長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられたループ状の一対の筆記具挿入部は、前記ループ部の一部が可動であり、前記ループ部の径を拡大・縮小可能としてあるで、筆記具の胴回りの太いもの、或いは細いものに対応させることが可能である。

以下、本考案にかかる日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本考案にかかる日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は本考案の実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を二つ折りにした全体を示す斜視図、図２は本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を開いた状態の平面図、図３は本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布に日記等の紙片を綴じ込んで財布を開いた状態を示す平面図、図４は本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布に月別見開きカレンダー紙片を綴じ込んで財布を開いた状態を示す平面図、図５は図１を矢印５方向から見た財布の上面図、図６は図２の矢印６方向から見た財布の下面図、図７は本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を二つ折りにした後に筆記具挿入部に筆記具を挿入して表カバーと裏カバーを閉じた状態を示す斜視図である。

図１〜図７において、日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布１０は、皮革もしくは合成皮革などからなるカバー本体１１を備え、このカバー本体１１は、所定の幅を有する折り代１１１を介して二つ折り可能な表カバー１１２と裏カバー１１３を有する。
前記表カバー１１２及び裏カバー１１３の内面には、図２および図６に示すように、折り代１１１寄りに札挿入開口１２ａ，１３ａを有する表札入れ部１２及び裏札入れ部１３それぞれ二重に設けられている。また、この表札入れ部１２及び裏札入れ部１３は、一万円札等の紙幣が収納できる大きさに構成されている。

また、前記表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の上面には、図２および図６に示すように、一部が表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の長手方向に重なり合うように表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の長手方向に配列した複数のカード収納部１４及び１５がそれぞれ独立に設けられ、そして、このカード収納部１４のカード挿入開口１４ａ及びカード収納部１５のカード挿入開口１５ａは表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の長手方向に位置をずらして配列されている。また、表カバー１１２及び裏カバー１１３のカード収納部１４及び１５のうち、カバー本体１１の長手方向の最下段に位置するカード収納部１４ｂ，１５ｂの上面には、図２および図６に示すように、乗物用チケットを挟持するチケット挟持部１６及び１７がそれぞれ設けられている。

前記折り代１１１の内面には、図２、図５及び図６に示すように、複数枚の日記等の紙片３１を差し替え可能に保持する保持金具１８が折り代１１１の長手方向に延在して設けられている。
前記保持金具１８は、図２及び図６に示すように、折り代１１１の内面に、その全長に亘り延在して固定された基板１８１と、この基板１８１に、その長手方向に一定の間隔に配設された開閉可能な複数の爪リング１８２と、基板１８１に組み込まれ爪リング１８２を開操作するレバー１８３を備える。
また、折り代１１１の内面には、図２及び図６に示すように、保持金具１８を構成する基板１８１の幅方向の両端から表カバー１１２及び裏カバー１１３の方向に延在する所定幅の保護片１９及び２０が折り代１１１の長手方向の全長に亘り形成されている。

前記表カバー１１２及び裏カバー１１３の折り代１１１と反対の端縁には、図１〜図７に示すように、ループ状の筆記具挿入部２１及び２２が表カバー１１２及び裏カバー１１３の長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられている。この筆記具挿入部２１及び２２には、表カバー１１２と裏カバー１１３が二つ折りに折り畳まれた時に、図７に示すように筆記具４１が挿入され、これにより、表カバー１１２と裏カバー１１３を閉じた状態に保持するようになっている。なお、前記ループ状の筆記具挿入部２１，２２はそれぞれ前記ループ部の一部が抜き差し可動であり、前記ループ部の径を拡大・縮小可能としてあることで、筆記具の胴回りの太いもの、或いは細いものに対応させることが可能である。

前記日記等の紙片３１の一方の面には、図３の右側に示すように、日付記入欄３２と、一日の仕事の予定欄３３ａ及びこれに対するメモ欄３３ｂ及びチェック欄３３ｃを９つのマスに分割して一日のスケジュール管理を行うスケジュール記入部３３と、アイディア記入欄３４が設けられている。また、紙片３１の他方の面には、図３の左側に示すように、９つのマス・マトリックス３５が設けられ、このマス・マトリックス３５には日記などが記載できるようになっている。

また、紙片３１の綴じ側縁部には、図３に示すように、保持金具１８の各爪リング１８２が別々に挿通される複数の綴り孔３１ａが一定の間隔で形成され、さらに、紙片３１の綴じ側縁部には、図３に示すように、綴り孔３１ａごとに綴り孔３１ａから紙片３１の綴じ側縁端に達する切込み３１ｂが形成されている。
また、前記日記等の紙片３１に加えて、本考案では図４に示すように、見開きで１年の各月３８毎を表示するカレンダー３９を備えている。カレンダー３９は上部欄に月曜日から日曜日を表示した曜日欄３９ａの下欄に日付３９ｂを記載してなる。前記日付の分割マス３９ｃには仕事の予定・メモ空欄記入部が設けられている。
また、前記日付の分割マスには曜日が確認しやすいように、ミント・グリーンカラー等３９ｄを施している。前記ミント・グリーンカラーは７色の丁度中間の波長を出すカラーを使用することによって、ニュートラルな発想を促す効果がある。

このような本実施の形態における財布１０において、カバー本体１１の表カバー１１２と裏カバー１１３が図２図に示すように開かれている状態では、二重に設けられた表札入れ部１２及び裏札入れ部１３の両方またはその一方に札挿入開口１２ａ，１３ａを通して一万円札等の紙幣を収納でき、またはこれら表札入れ部１２及び裏札入れ部１３に収納されている紙幣を取り出すことができる。これにより、財布として機能させ得る。
また、カバー本体１１の表カバー１１２と裏カバー１１３が図２に示すように開かれている状態では、表カバー１１２及び裏カバー１１３のカード収納部１４及びカード収納部１５にキャッシュカードなどの各種のカード３６をカード挿入開口１４ａまたはカード挿入開口１５ａを通して出し入れすることができる。
さらに、カバー本体１１の表カバー１１２と裏カバー１１３が図２図に示すように開かれている状態では、カバー本体１１の長手方向の最下段に位置するカード収納部１４ｂ，１５ｂの上面には、チケット挟持部１６及び１７に乗物用チケット３７を挟持することができる。

また、本実施の形態においては、保持金具１８に枚葉日記等の紙片３１が綴り込まれた状態で、表カバー１１２と裏カバー１１３が図３に示すように開かれた場合は、日記等の紙片３１の日付記入欄３２やスケジュール記入部３３に必要な事項を記入し、また、アイディア記入欄３４に今日思い付いたアイディアを記入することにより、日記帳またはメモ帳として機能させることができる。これにより、財布やカード収納部、或いは日記帳など複数の機能を同時に備えた財布を提供することができるとともに、使い勝手が良好となる効果が得られる。

また、本実施の形態においては、表カバー１１２及び裏カバー１１３の折り代１１１と反対の端縁にループ状の筆記具挿入部２１及び２２を表カバー１１２及び裏カバー１１３の長手方向に位置をずらしてそれぞれ設けたので、表カバー１１２と裏カバー１１３を二つ折りにした状態で筆記具挿入部２１及び２２に図６に示すように筆記具４１を挿入することにより、表カバー１１２と裏カバー１１３を閉じた状態に保持することができる。これにより、日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布１０が開放されることがなく、紙幣やカードが抜け落ちたりするのを防止できる。

また、本実施の形態においては、紙片３１にスケジュール記入部３３が設けられているので、一日のスケジュール管理を行うことができるとともに、この紙片３１を日記帳として利用できる。
また、本実施の形態においては、折り代１１１の内面には保持金具１８を構成する基板１８１の幅方向の両端から表カバー１１２及び裏カバー１１３の方向に延在する所定幅の保護片１９及び２０が設けられているので、この保護片１９及び２０によって、表カバー１１２と裏カバー１１３が二つ折りされても、これら表カバー１１２及び裏カバー１１３が保持金具１８に直接接触することがなく、表カバー１１２及び裏カバー１１３が損傷するのを防止できる。

また、本実施の形態においては、紙片３１の綴じ側縁部に保持金具１８の各爪リング１８２が別々に挿通される複数の綴り孔３１ａを一定の間隔で形成し、さらに紙片３１の綴じ側縁部に綴り孔３１ａごとに該綴り孔３１ａから紙片３１の綴じ側縁端に達する切込み３１ｂを形成したので、レバー１８３を開操作して爪リング１８２を開かなくとも、紙片３１の綴り孔３１ａを切込み３１ｂを通して保持金具１８の爪リング１８２に容易に着脱することができる。

本考案の実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を二つ折りにした全体を示す斜視図である。 本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を開いた状態の平面図である。 本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布に紙片の綴じ込んで財布を開いた状態を示す平面図である。 本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布に月別見開きカレンダー紙片を綴じ込んで財布を開いた状態を示す平面図である。 図１を矢印５方向から見た財布の上面図である。 図２の矢印６方向から見た財布の下面図である。 本実施の形態１における日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布を二つ折りにした後に筆記具挿入部に筆記具を挿入して表カバーと裏カバーを閉じた状態を示す斜視図である。

符号の説明

１０ 財布
１１ カバー本体
１１１ 表カバー
１１２ 裏カバー
１２ 表札入れ部
１３ 裏札入れ部
１２ａ，１３ａ 札挿入開口
１４，１５ カード収納部
１４ａ，１５ａ カード挿入開口
１４ｂ，１５ｂ カード収納部
１６，１７ チケット挟持部
１８ 保持金具
１８１ 基板
１８２ 爪リング
１９，２０ 保護片
２１，２２ 筆記具挿入部
３１ 紙片
３１ａ 綴り孔
３１ｂ 切込み
３６ カード
３７ 乗物用チケット
３９ カレンダー
４１ 筆記具

Claims (7)

1. 皮革もしくは合成皮革などにより所定の幅の折り代を介して二つ折り可能に形成された表カバー及び裏カバーを有するカバー本体と、
   前記表カバー及び裏カバーの内面にそれぞれ設けられ前記折り代寄りに札挿入開口を有する表札入れ部及び裏札入れ部と、
   前記表札入れ部及び裏札入れ部の上面に一部が前記表札入れ部及び裏札入れ部の長手方向に重なり合うように前記表札入れ部及び裏札入れ部の長手方向に配列してそれぞれ独立に設けられ、かつカード挿入開口が前記長手方向に位置をずらして配列された複数のカード収納部と、
   前記表カバー及び裏カバーの前記カード収納部のうち前記カバー本体の長手方向の最下段に位置するカード収納部の上面に設けられ乗物用チケットを挟持するチケット挟持部と、
   前記折り代の内面に該折り代の長手方向に延在して設けられ複数枚の紙片を差し替え可能に保持する保持金具と、
   前記表カバー及び裏カバーの前記折り代と反対の端縁に前記表カバー及び裏カバーの長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられたループ状の一対の筆記具挿入部とを備え、
   前記表カバーと裏カバーを二つ折りにした状態で前記一対の筆記具挿入部に筆記具を挿入することで、前記表カバーと裏カバーを閉じた状態に保持するように構成したことを特徴とする日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
2. 前記紙片は、日付記入欄と、一日の仕事の予定欄及びこれに対するメモ欄及びチェック欄を９つのマスに分割して一日のスケジュール管理を行うスケジュール記入部等を有する日記帳・予定表であることを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
3. 前記紙片は、見開き頁に亘って各月の曜日・日付が記載されると共に、前記日付の分割マスには仕事の予定・メモ空欄記入部等を有する日記帳・予定表であることを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
4. 前記折り代の内面には、前記保持金具の幅方向の両端から前記表カバー及び裏カバーの方向に延在する所定幅の保護片が前記折り代の長手方向の全長に亘り形成されていることを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
5. 前記札入れ部は一万円札等の紙幣が収納される長手寸法と幅寸法を有することを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
6. 前記保持金具は、前記折り代の長手方向に一定の間隔に配設された開閉可能な複数の爪リングを有し、前記紙片の綴じ側縁部には前記保持金具の各爪リングが別々に挿通される複数の綴り孔が一定の間隔で形成され、さらに前記紙片の綴じ側縁部には前記綴り孔ごとに該綴り孔から紙片の綴じ側縁端に達する切込みが形成されていることを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。
7. 前記表カバー及び裏カバーの前記折り代と反対の端縁に前記表カバー及び裏カバーの長手方向に互いに位置をずらしてそれぞれ設けられたループ状の一対の筆記具挿入部は、前記ループ部の一部が可動であり、前記ループ部の径を拡大・縮小可能としてあることを特徴とする請求項１記載の日記帳・予定表並びにカード収納部を備えた財布。