JP3122219B2 - 化学的気相合成膜の膜厚の測定方法及び該方法を実施するための化学的気相合成装置 - Google Patents

化学的気相合成膜の膜厚の測定方法及び該方法を実施するための化学的気相合成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学的気相合成膜の膜
厚の測定方法の改良、及びこの測定方法を実施するため
の化学的気相合成装置に関するものである。さらに詳し
くいえば、本発明は、化学的気相合成装置を用いて、基
板上に薄膜を形成させる際、その膜厚を簡単にかつ正確
に測定する方法、及びこの方法を実施するための薄膜形
成用化学的気相合成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に、金属系薄膜、セラミッ
ク系薄膜、炭素系薄膜などを形成させる方法として、例
えば真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング
などの物理蒸着法(PVD法)や、化学反応を利用した
化学蒸着法(CVD法)などが用いられている。これら
の中で、セラミック系薄膜やダイヤモンドなどの炭素系
薄膜の形成には、あまり高温を必要とせず、かつ連続操
作が容易であるCVD法が多用されている。このCVD
法としては、原料ガスを活性化状態に導く手段によっ
て、例えば(1)原料ガスを赤熱したフィラメントの近
傍を通過させることによって活性化状態に導く熱分解C
VD法、(2)原料ガスの導入部に高周波を印加し、高
周波によってプラズマを形成させることによって、該原
料ガスを活性化状態に導く高周波プラズマCVD法、
(3)前記高周波の代わりに、マイクロ波を用いるマイ
クロ波プラズマCVD法、(4)直流電流を印加してプ
ラズマを形成させる直流プラズマCVD法、(5)イオ
ンビームによって原料ガスを活性化状態に導くイオンビ
ームCVD法などが知られている。ところで、光学的透
過率を有する材料の成長過程を観察する手段として、該
材料の表裏面での光の反射を用い、それぞれの光同士の
干渉を利用して生じる干渉合成光の明暗の周期から変化
率を求める技術は古くから知られており、例えばFIZ
EAUの干渉計のように、水銀放電ランプを利用して干
渉光による長さの変化を測定する方法が実用化されてい
る。近年、レーザ光の出現によってこの技術は飛躍的に
発展し、測定が容易になった。すなわち、レーザ光を用
いることにより、干渉性が高くなり、かつ輝度が高まる
ので、離れた位置からの測定も容易になった。化学的気
相合成装置による薄膜の形成においては、該薄膜の膜厚
を測定するのに、従来は反応を中止して系の外に取り出
して膜の断面を研磨して測定する方法が用いられてい
た。しかしながら、この方法では装置内において、薄膜
の成長過程をその場観察して膜厚の成長速度を測定する
ことは極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情のもとで、化学的気相合成装置による薄膜の形成にお
いて、その場で該薄膜の膜厚を簡単にかつ正確に、しか
も経済的有利に測定する方法、及びこの方法を実施する
ための薄膜形成用化学的気相合成装置を提供することを
目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記目的を達
成するために鋭意研究を重ねた結果、化学的気相合成装
置において、反応室にマイクロ波を導入するための導波
管の一部に1個の開孔部を設け、この孔を通して単色光
を薄膜面に照射し、膜面及び膜の裏面からの反射光を該
開孔部から取り出して受光器に導くか、あるいは該導波
管の拡大部分に2個の開孔部を設け、一方の開孔部を通
して単色光を薄膜面に照射し、膜面及び膜の裏面からの
反射光を他方の開孔部から取り出して受光器に導き、該
反射光を相互に干渉させ、その干渉により得られる濃淡
の光信号によって、該薄膜の膜厚を測定することによ
り、その目的を達成しうることを見い出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は化学的気相合成装置に
おいて基板上に成長させた薄膜の膜面に光を照射し、膜
面及び膜の裏面からの反射光を相互に干渉させ、その干
渉により得られた濃淡の光信号によって、薄膜の膜厚を
測定するに当たり、反応室にマイクロ波を導入するため
の導波管の一部に1個の開孔部を設け、この開孔部を通
して単色光を膜面に照射し、かつ膜面及び膜の裏面から
の反射光を該開孔部から取り出すことを特徴とする化学
的気相合成膜の膜厚の測定方法及び、反応室にマイクロ
波を導入するための導波管を有する化学的気相合成装置
において、該導波管の一部に、反応室内に配置された基
板上の薄膜の表面に照射するための単色光が通過し、か
つ該薄膜からの反射光が通過するための開孔部を設け、
さらに光路に入射単色光を反射して前記開孔部に導き、
かつ薄膜からの反射光を透過させるための半透過光鏡、
及びこの半透過光鏡を透過してきた薄膜からの反射光を
受け、該薄膜の膜厚を計測するための受光器を設置した
ことを特徴とする前記膜厚の測定方法を実施するための
化学的気相合成装置を提供するものであり、さらに、化
学的気相合成装置において基板上に成長させた薄膜の膜
面に光を照射し、膜面及び膜の裏面からの反射光を相互
に干渉させ、その干渉により得られた濃淡の光信号によ
って、薄膜の膜厚を測定するに当たり、反応室にマイク
ロ波を導入するための導波管の拡大部分に2個の開口部
を設け、一方の開孔部を通して単色光を膜面に照射し、
膜面及び膜の裏面からの反射光を他方の開孔部から取り
出すことを特徴とする化学的気相合成膜の膜厚の測定方
法、及び反応室にマイクロ波を導入するための導波管を
有する化学的気相合成装置において、該導波管の拡大部
分に、反応室内に配置された基板上の薄膜の表面に照射
するための単色光が通過するための開孔部と、該薄膜か
らの反射光が通過するための開孔部とを設け、かつ薄膜
からの反射光を受け、該薄膜の膜厚を計測するための受
光器を設置したことを特徴とする前記膜厚の測定方法を
実施するための化学的気相合成装置を提供するものであ
る。
【0006】以下、本発明を添付図面に従って詳細に説
明する。図1は、化学的気相合成装置における薄膜の膜
厚を測定するための本発明の1つの方法を示す説明図で
ある。化学的気相合成法により薄膜を形成させる装置1
において、反応室10にマイクロ波11を導入するため
の導波管2の一部(角部)に開孔部12を設ける。レー
ザ光などの単色光光源14からの単色光6を半透過光鏡
13を介して該開孔部12から反応室10の内部に配置
された基板3上に析出した薄膜4の表面に照射し、該薄
膜4の表面及び裏面からの反射光7を開孔部12から取
り出して半透過光鏡13を透過させ、薄膜4の膜厚を計
測するための受光器9に導く。
【0007】この際、薄膜4において、図2に示すよう
に表面からの光線7aと裏面からの光線7bが同一方向
に反射し、この2光線で相互に干渉が生じ、新たな明暗
をもつ光となる。この反射光7は受光器9によって電気
信号に変換される。図3は反射光7を電気信号として記
録した様子を示すグラフであって、この図から分かるよ
うに、時間と共に光は明暗を繰り返す。ここで、薄膜の
膜厚をx(μm)、薄膜の表裏面でそれぞれ反射した光
の光路差をΔL(μm)、単色光の波長をAnm(ナノ
メータ)、この単色光に対する薄膜の屈接率をnとする
と、ΔLはΔL=2×nxとなる。光路差ΔLが単色光
の波長Aの整数倍で明又は暗となり、成膜開始からの明
暗の縞の波数を明のピークから読み取り数えてy波数で
あったとすると、膜厚xは、関係式 x(μm)=10-3Ay/2×n …[1] となる。またこの際、波数yとして、単位時間当りの波
数を用いると、xは単位時間当りの膜厚となり、薄膜の
成長率が算出される。
【0008】このようにして、気相化学合成装置による
薄膜の形成において、反応室内の薄膜の膜厚及び成長率
を簡単にかつ正確に求めることができる。一方、図4
は、化学的気相合成装置における薄膜の膜厚を測定する
ための本発明の他の方法を示す説明図である。マイクロ
波11を導入するための導波管2を備えた装置1におい
て、光源14からのレーザ光6が表面反射鏡13'を介
して該導波管2の拡大部分に設けられた開孔部5を通り
基板3上に形成した薄膜4に照射され、薄膜4からの反
射光7は、導波管2の拡大部分に設けられた他の開孔部
8を通って受光器9に導かれる。受光器9において反射
光は光電変換器を通して電気信号に変えられ、該薄膜の
膜厚が算出される。
【0009】本発明が適用できる化学的気相合成装置と
しては、マイクロ波プラズマによる化学的気相合成装置
を挙げることができるが、高周波プラズマによる化学的
気相合成装置においても、前記と同様な原理によりその
場で成長した薄膜の膜厚を測定することができる。すな
わち、励起エネルギーが高周波(例えば13.56MH
z)の場合は、マイクロ波と異なり図6で示す中空水冷
導管から成るワークコイル15によって電気パワーは供
給され、石英ガラス管などから成る反応室10を隔てて
円筒型の反応管内でプラズマを発生せしめ、マイクロ波
と同様な反応によってCVD(化学的気相成長)膜を形
成することができる。この場合もマイクロ波のときと同
様の道程を経て直上又は2カ所の対から成る光学的透明
窓16から測定光を入出射することによって膜厚を測定
することができる。
【0010】さらに、図7に平行平板型の高周波プラズ
マCVD装置を示す。円板を2枚対向させた平行平板型
高周波プラズマCVD装置において、この電極間に高周
波を印加することによって30Torr程度保たれた空
間にプラズマが発生する。このプラズマによって励起さ
れた炭化水素類は比較的低温の基板4に非晶質の炭素膜
を形成する。この膜はダイヤモンドに類似する硬さ、撥
水性、低摩擦係数、電気絶縁性などの性質をもつ。これ
をダイヤモンド状炭素膜(DLC:Diamond l
ike Carbon)と呼ぶことがある。この膜を図
7の装置を用いて形成させるとき、平行平板電極の上部
電極17の一部に直径30mm程度の孔18をあけ、前記
のマイクロ波の場合と同様に出入射光路を設け、膜厚の
監視をすることができる。例えば13.56MHz60
0Wの出力をもつ高周波発振機19を用い800mmの直
径をもつ平行平板電極間に印加し、プラズマを発生させ
ると、ガスとしてメタン、水素、アルゴンなどを用いた
場合(ガス圧は30Torr)、おおよそ1時間の反応
で約1.5μmのダイヤモンド状炭素膜を形成すること
ができるとともに、その膜厚を前記と同様にして測定す
ることができる。
【0011】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。
【0012】実施例1 図1に示す化学的気相合成装置において反応室10内を
100Torr〜10Torrに保ち、メタン3容量%
と水素97容量%とから成る混合ガス雰囲気下にシリコ
ン基板3を置き、基板温度を約800℃に保持しなが
ら、915MHzのマイクロ波11を導波管2より反応
室内に導入して、該基板3上にダイヤモンド薄膜4を形
成させた。
【0013】マイクロ波導波管2の屈曲部に設けられ
た、内径50mmの開孔部とその上方(導波管外側)に最
長部の長さが100mmの円筒を有する開孔部12に、半
透過光鏡(ハーフミラー)13を通してレーザ光(He
Neガスレーザ光)6を入射してダイヤモンド薄膜4表
面に照射した。反射光7は入射光とほぼ同じ道程を経て
戻る。この光は基板3表面に析出したダイヤモンド薄膜
4の厚さに比例して出力されて成る干渉光である。次い
で半透過光鏡(ハーフミラー)13を透過して受光器9
に入る。受光器9にはシリコン太陽電池を用いた。この
電池出力を直接記録計に導き、時間に対して変化を記録
した。前記の関係式 x(μm)=10-3Ay/2×n …[1] において、HeNeガスレーザ光の波長Aが633n
m、成膜されたダイヤモンド薄膜のHeNeレーザ光に
対する屈折率nが2.4であり、また明暗の縞の波数y
が4.5/Hrであったので、ダイヤモンド薄膜の厚さ
xは0.59μm/Hrの成長率と測定された。
【0014】約20時間の成膜試験後取出して膜厚を測
定したところ、中心の膜厚は12μmであった。また、
導波管2の屈曲部に設けられた開孔部12を、内径30
mmの開孔部と長さ50mmの円筒とを有するものにし、か
つ2.45GHzのマイクロ波を用いて、前記と同様に
して実験を行ったところ、いずれもマイクロ波の漏洩は
なく、約900mm長の光路を経てレーザ光の往復があ
り、試料の成長に伴って干渉光の明暗を観察することが
できた。
【0015】なお、マイクロ波を伝搬する導波管の設計
に関しては、その周波数と導波管の代表径との間に、式 fc=C/2a …[2] の関係がある。ここで、fcは遮断周波数、Cは光速度
(3×1010cm/sec)、aは矩形断面をもつ長辺の
長さを表わし、周波数が2.45GHzの場合はaは6.
12cm、915MHzの場合はaは16.4cmである。
上記の例は、矩形導波管に伝導するTE10モードに対し
て計算された値であり、この寸法より小さい開孔部を設
けても高周波やマイクロ波は漏洩しない。
【0016】一方、本例の円筒の場合には、さらに大き
く開口部をとることができ、TE11モードを基本モード
として取り扱うことが可能である。円筒の開口部の場
合、2.45GHzではacが7.15cm、915MHz
ではacが19.1cmとなる(関係式fc=1.841×C
/2πacより計算、ac:開孔部の径)以上のように、
理論的には該開口部の径は、2.45GHzの場合は直
径7.15cm、915MHzの場合は19.1cmであるの
で、この実施例における開孔径30mm(2.45GH
z)及び50mm(915MHz)のそれぞれについて、
理論的にも漏洩を防止することができる。
【0017】実施例2 図4で示すように、レーザ測定光路について入射光と反
射光をそれぞれ別に設けた開孔を用いて、膜厚を測定し
た。図5に示すように入射光の角度をθとすると、膜厚
x(μm)はx=10-3Ay/2×n・cosθ=(0.
633y/2×2.4)・cosθとなり、θを30度と
して、実施例1と同じ反応条件下において実験を行った
ところ、見掛上の膜成長速度は0.59/cos30°
=0.68μm/Hrと測定された。なお、図1及び4
には省略されているが、反応室10は内圧を10〜10
0Torrに調整するために真空ポンプ系に接続されて
いるとともに、反応容器内へ反応に寄与する容器内ガス
を供給する複数個のガス供給系を具備している。例えば
ダイヤモンドやダイヤモンド状炭素膜を合成する際、水
素、メタン(あるいは炭化水素)、一酸化炭素、アルコ
ール類のような含酸素炭素化合物など複数個のガス供給
系を具備している。また図6、図7においても同様に内
圧調整及び反応ガス供給系を省略している。
【0018】
【発明の効果】本発明によると、化学的気相合成装置に
おいて、基板上に形成させた薄膜の膜厚を測定するの
に、マイクロ波を導入するための導波管に開孔部を設
け、この開孔部を通して単色光を該薄膜の表面に照射
し、薄膜からの反射光(干渉光)を開孔部から取り出
し、その濃淡の光信号によって該薄膜の膜厚を測定する
ことにより、簡単にかつ正確に、しかも経済的有利に薄
膜の膜厚を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はマイクロ波化学的気相合成装置におい
て、薄膜の膜厚を測定する本発明の1つの方法を示す説
明図である。
【図2】図2は本発明の薄膜の膜厚測定方法における入
射光と反射光との関係を示す説明図である。
【図3】図3は反射光を電気信号として記録した様子を
示すグラフである。
【図4】図4はマイクロ波化学的気相合成装置におい
て、薄膜の膜厚を測定する本発明の他の方法を示す説明
図である。
【図5】図4の測定方法における入射光と反射光の関係
を示す説明図である。
【図6】図6は高周波プラズマ化学的気相合成装置の1
例において、薄膜の膜厚を測定する方法を示す説明図で
ある。
【図7】図7は高周波プラズマ化学的気相合成装置の他
の例において、薄膜の膜厚を測定する方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 化学的気相合成装置 2 導波管 3 基板 4 薄膜 5 開孔部 6 単色光、レーザ光 7 反射光 7a 薄膜表面からの反射光 7b 薄膜裏面からの反射光 8 開孔部 9 受光器 10 反応室 11 高周波又はマイクロ波 12 開孔部 13 半透過光鏡 13' 表面反射鏡 14 レーザ光光源 15 ワークコイル 16 光学的透明窓 17 上部平行板電極 18 開孔部 19 高周波発振機
フロントページの続き (72)発明者 石堀 宏一 神奈川県愛甲郡愛川町中津桜台4052−1 電気興業株式会社 高周波事業部内 (56)参考文献 特開 昭50−33771(JP,A) 特開 昭52−68879(JP,A) 特表 平7−506799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 1/00 - 35/00 CA(STN) JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学的気相合成装置において基板上に成長
    させた薄膜の膜面に光を照射し、膜面及び膜の裏面から
    の反射光を相互に干渉させ、その干渉により得られた濃
    淡の光信号によって、薄膜の膜厚を測定するに当たり、
    反応室にマイクロ波を導入するための導波管の一部に1
    個の開孔部を設け、この開孔部を通して単色光を膜面に
    照射し、かつ膜面及び膜の裏面からの反射光を該開孔部
    から取り出すことを特徴とする化学的気相合成膜の膜厚
    の測定方法。
  2. 【請求項2】反応室にマイクロ波を導入するための導波
    管を有する化学的気相合成装置において、該導波管の一
    部に、反応室内に配置された基板上の薄膜の表面に照射
    するための単色光が通過し、かつ該薄膜からの反射光が
    通過するための開孔部を設け、さらに光路に入射単色光
    を反射して前記開孔部に導き、かつ薄膜からの反射光を
    透過させるための半透過光鏡、及びこの半透過光鏡を透
    過してきた薄膜からの反射光を受け、該薄膜の膜厚を計
    測するための受光器を設置したことを特徴とする請求項
    1記載の膜厚の測定方法を実施するための化学的気相合
    成装置。
  3. 【請求項3】化学的気相合成装置において基板上に成長
    させた薄膜の膜面に光を照射し、膜面及び膜の裏面から
    の反射光を相互に干渉させ、その干渉により得られた濃
    淡の光信号によって、薄膜の膜厚を測定するに当たり、
    反応室にマイクロ波を導入するための導波管の拡大部分
    に2個の開口部を設け、一方の開孔部を通して単色光を
    膜面に照射し、膜面及び膜の裏面からの反射光を他方の
    開孔部から取り出すことを特徴とする化学的気相合成膜
    の膜厚の測定方法。
  4. 【請求項4】反応室にマイクロ波を導入するための導波
    管を有する化学的気相合成装置において、該導波管の拡
    大部分に、反応室内に配置された基板上の薄膜の表面に
    照射するための単色光が通過するための開孔部と、該薄
    膜からの反射光が通過するための開孔部とを設け、かつ
    薄膜からの反射光を受け、該薄膜の膜厚を計測するため
    の受光器を設置したことを特徴とする請求項3記載の膜
    厚の測定方法を実施するための化学的気相合成装置。
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