JP3122140B2 - 写真処理方法及び写真処理材料 - Google Patents

写真処理方法及び写真処理材料

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、写真処理、特に処理すべき写真材料にラミ
ネートしうる定着剤シートを用いる定着法に関する。
従来の写真処理では、像様露光されたハロゲン化銀写
真材料を現像し、次に未露光(未現像)ハロゲン化銀を
定着液を用いて除去することにより画像を形成するのが
常である。定着液はハロゲン化銀溶剤、典型的にアルカ
リ金属もしくはアンモニウムチオサルフェートを含有
し、この溶剤がハロゲン化銀と溶解性錯体を形成し、こ
れが溶液中に溶け、それにより写真材料は実質的にハロ
ゲン化銀を含まないものになる。
銀塩拡散転写法もまた周知であり、この方法によれ
ば、像様露光したハロゲン化銀材料をハロゲン化銀溶
剤、ハロゲン化銀現像主薬及び銀沈澱核の存在下で受容
層と向い合せで接触した状態に置くことにより黒白画像
が得られる。初期現像段階においては、銀像をハロゲン
化銀材料中で現像し、一方、第二段階においては、未現
像ハロゲン化銀を溶解性錯体としてハロゲン化銀溶剤を
用いて受容層に移動させ、そこでその可溶化ハロゲン化
銀を現像主薬を用いて還元することにより金属銀を銀沈
澱核の近傍に析出させる。
前記方法の変法では、黒白写真材料を現像剤及びハロ
ゲン化銀溶剤の存在下で受容体シートと向き合せて接触
させることにより黒白写真材料を処理することが知られ
ている。このような処理についての最近の例は米国特許
第4 775 614号に記載されており、ここでは受容体シー
トは水吸収性ポリマー層、銀沈澱核及びハロゲン化銀溶
剤を含んでなる。
米国特許第3 179 517号は、受容体要素にラミネート
することにより黒白材料を定着する方法を記載してお
り、とりわけ硫化亜鉛が銀イオン沈澱剤として用いられ
ている。この場合、沈澱反応は転換反応(メタセシス
(metathesis))である。この反応では、ハロゲン化銀
は硫化銀に転換しそして硫化亜鉛はハロゲン化亜鉛に転
換する。
カラーもしくは色素拡散転写方式も知られており、こ
の方式では色素が受容体シートに移動してカラー画像を
そこに形成する。これらの色素は、ハロゲン化銀現像に
応答して前記のように行動するように特に設計された一
群の化合物から形成され、このような化合物の例は、イ
ンスタント写真製品に用いるための発色現像剤及びレド
ックス色素放出剤である。
米国特許第4 480 025号は、水供給層、漂白剤、ハロ
ゲン化銀溶剤及び色素媒染剤からなる漂白−定着シート
を用いることにより現像されたハロゲン化銀カラー写真
材料を漂白定着することについて述べている。例示され
た特定の用途は保持画像を使用可能にするようなカラー
拡散転写材料の漂白及び定着である。この方式は、酸pH
において行い、銀の漂白を行うための酸化剤を含有す
る。
ラミネートによる定着の概念をカメラスピードフィル
ム材料に応用する際には特別の問題がある。粒子の部分
現像に伴って高ハロゲン化銀レベルを用いて実施するた
めに(最良の粒状度を得るために用いる技法)、高レベ
ルのハロゲン化銀を除去しなければならない。先に示唆
した方式を用いた場合、このことのためにハロゲン化銀
の除去が不完全になる。
本発明によれば、異なる領域のスペクトルに増感した
少くとも2層のハロゲン化銀層を含んでなる、現像され
たハロゲン化銀写真材料の定着方法であって、処理液、
及び材料の非現像領域から可溶化ハロゲン化銀種を形成
するハロゲン化銀溶剤の存在下で、材料を定着剤シート
と向い合せで接触した状態に置くことからなるものであ
り、前記の定着剤シートは前記の可溶化ハロゲン化銀か
らシート中に金属銀を形成することができる還元手段を
含むものである。
この還元手段は、定着剤シートに取り込まれた還元剤
を含んでいてもよく、不動化するようにバラスト化され
ていることが好ましい。このような還元剤の例としては
アスコルビルパルミテート及びバラスト化ハイドロキノ
ン類、例えば、2,5−ジオクチルハイドロキノンが挙げ
られる。
本発明の他の実施態様において、還元手段は、銀より
陽電性(electropositive)が高い金属を含んでなる。
この金属は、例えば、マグネシウム、亜鉛又は、好まし
くはアルミニウムであってよい。このような金属は定着
剤シート層中に粒子又はフレークとして取り込まれてい
てよい。
還元手段の存在により処理液から可溶化ハロゲン化銀
が除去され、所望方向に反応が進行する。処理中に、画
像シート中のハロゲン化銀はハロゲン化銀溶剤により溶
解し、受容体シート中の還元手段の近傍に拡散し、次い
で金属銀に還元される。これによりハロゲン化銀溶剤が
放出され、溶剤は拡散して画像シートに戻り、このサイ
クルを反復させることができる。限界点では、画像シー
ト中の大部分のハロゲン化銀は受容体シート中の金属銀
となる。
本発明の利点としては、別の定着液(使い古した場合
に銀の回収又は廃棄が困難である)を必要としない、写
真フィルムもしくは他の材料の定着手段を提供すること
である。この方法はまた従来の定着液より低レベルのハ
ロゲン化銀溶剤を用いて行うので、その結果定着液の環
境への流出を少くすることができる。この定着剤シート
は銀の回収及びリサイクルのために取り出すこともでき
都合がよい。従来の定着液と比較して本発明の更なる利
点で重要なことは、写真カラー処理生成物を受容体シー
ト中にトラップすることが可能なので従って環境に排出
されないことである。このことは、その流出液のための
全規模公害制御装置があまりに高価で不都合であるよう
な小規模な写真仕上げ処理にとって特に価値がある。
銀より陽電性が高い金属を用いると、はるかに少い材
料しか塗布する必要がない点で更に有意に有利である。
バラスト化有機還元剤は400の範囲の分子量を有し、還
元剤1分子当り2個の銀イオンを還元することができ、
それにより“還元当量”が約200となる。アルミニウム
の原子量は27であり、1原子は3個の銀イオンを還元し
て、“還元当量”をちょうど9にすることができる。そ
のため、塗布する必要がある材料の量が大巾に低減す
る。更に、アルミニウムフレークの塗布層は保存中多く
の有機還元剤より酸化されにくいと考えられる。
必要ならば、溶液を塩基、例えば、炭酸ナトリウムの
存在によりアルカリ性にしてもよい。しかしながら、好
ましい塩基はアミノ酸塩、例えば、グリシンのナトリウ
ム塩である。
定着剤シートは水浸透性バインダー、例えば、ゼラチ
ン又はゼラチン誘導体を含む塗布層を含有してよい。こ
のような層は金属銀を形成するための還元手段、及び望
ましいならば電子移動剤を含有するであろう。
定着剤シートはまた銀沈澱核を含有してもよく、これ
らは周知であり、例えば、硫化ニッケル、硫化銀又は銀
粒子であってよい。
定着剤シートは、写真支持体、例えば、紙、樹脂塗布
紙又はフィルム基板上に塗布層を含んでなる。このよう
な支持体としてはResearch Disclosure,Item 308119、1
989年12月、Kenneth Mason Publications,Emsworth,Han
ts,United Kingdom発行を参照にすることができる。
定着反応は、電子移動剤(ETA)の存在下で実施する
ことができ、この電子移動剤は処理液に溶解するか又は
フィルムもしくは定着剤シート中に取込んでもよい。こ
のようなETAはピラゾリジノン、例えば、4−ヒドロキ
シメチル−4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリド
ン(MOP)であってよい。
本発明の更なる実施態様において、定着剤層もしくは
受容体層は、酸化発色現像主薬と反応しそして不動化又
は無害な発色現像剤とすることができる物質、及び漂白
剤を含有してもよい。例えば、酸化発色現像剤と反応し
て無害の不動性物質を受容体層に形成することができる
カプラーのような剤は、受容体層中に塗布して未反応発
色現像剤と反応させ、その環境への放出を防止すること
もまたできる。
ハロゲン化銀溶剤、例えば、処理に必要なチオ硫酸ナ
トリウムは、定着もしくは受容体シートの全体又は部分
的に、恐らく加水分解性タイミング層の下又はマイクロ
カプセル内に塗布して放出の時間調整(timed releas
e)を行ってもよい。定着工程は、別個の現像工程及び
漂白工程の後に、又は別個の現像工程の後に、しかし漂
白工程なしに(銀金属画像からの望ましくない濃度は適
切な手段で修正する)行ってもよいし、又は発色現像主
薬、アルカリもしくは塩基、及びハロゲン化銀溶剤を含
有する単一溶液を用いて非漂白処理を行って、一工程で
ある浸透−及び−ラミネート処理として2つのシートを
分離する際に現像及び定着画像を行ってもよい。
一工程処理のためには、定着剤シートは、定着処理の
開始前にハロゲン化銀材料を現像するための現像主薬層
を含有してもよい。このことを達成するために、現像主
薬は支持体から最遠の層に塗布され、そしてタイミング
層により一時的に他の層から隔離され、前記タイミング
層は一定時間遅れて分離し、それにより現像反応を定着
開始前に進行させることが可能となる。タイミング層
は、拡散移動の技術分野において特に知られている。
処理すべき写真材料は黒白材料、又は通常はカラー材
料であってよい。このようなカラー材料は多層材料であ
ってよく、そして1種以上のカラーカプラーを含有して
よい。
処理すべきカラー材料は、Research Disclosure,Item
308119、1989年12月、Kenneth Mason Publications,Em
sworth,Hants,United Kingdom発行に記載されたものの
いずれであってもよいが、一方定着体シートは支持体上
に塗布し、写真に用いられそして前記のResearch Discl
osureに記載されている材料を含有してもよい。
典型的なカラー材料は、少なくとも1つのイエロー色
素形成性カプラーが組み合わさった青感性ハロゲン化銀
乳剤層を少なくとも一つ含んでなるイエロー色素画像形
成性単位、少なくとも1つのマゼンタ色素形成性カプラ
ーが組み合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤層を少なく
とも一つ含んでなる少なくとも1つのマゼンタ色素画像
形成性単位、少なくとも1つのシアン色素形成性カプラ
ーが組み合わさった赤感性ハロゲン化銀乳剤層を少なく
とも1つ含んでなる少なくとも1つのシアン色素画像形
成性単位を担持する支持体を含んでなる。
あるいは、カラー材料は、色素画像の色以外の手段に
より少なくともいくつかのカラー情報が得られる方法用
に設計されたものであってよい。このタイプの材料はわ
れわれの同時係属出願、第9115620.8(書類番号61626)
に記載されている。この場合の画像情報は、得られたシ
グナルを処理走査し、引き続き分析処理することにより
得られる。
例においては、p−フェニレンジアミン現像剤を用い
るが、本発明の定着剤シートは、広範囲の現像主薬又は
カラー画像転写タイプの化学をはじめとするカラー画像
形成化学と関連して用いてもよい。
以下の例は、本発明をより良く理解するために包含す
る。
例 1 それぞれシアン、マゼンタ及びイエロー色素形成性カ
プラーを含有する赤感性、緑感性及び青感性乳剤層を有
するカラーネガティブフィルムを用いた。異なるカラー
記録層を中間層により隔離し、青感性層と緑感性層の間
の中間層は、塩基性溶液ではそのカラーが脱色可能なイ
エローフィルター色素の分散体を含有する。感光性臭ヨ
ウ化銀写真乳剤は平板状粒子タイプのものであり、ヨウ
化物として3%ないし6%のハロゲン化物を含有した。
平均粒子投影面積は0.1ないし1.7平方マイクロメートル
であり、平均粒子厚さは0.08ないし0.14マイクロメート
ルであった。銀被覆量は、赤感性層、緑感性層及び青感
性層においてそれぞれ1.95,1.25及び0.4g/m2であった。
その裏面に炭素含有ハレーション防止層を有するセルロ
ース三酢酸フィルム基板上にフィルムを塗布し、この層
は処理前又は処理中に除去可能であった。
定着剤もしくは受容体塗布物は、セルロース三酢酸写
真フィルム基板上に以下の層を順に塗布することにより
調製した。
層 1 ゼラチン、7.0g/m2 アスコルビルパルミテート、5.0/m2 (アスコルビルパルミテートの分散体は、アスコルビル
パルミテート20gを0.6%ゼラチン溶液180gとボールミル
に16時間かけることにより調製した。この分散体160g
に、Dow−Corning Antifoam RD Emulsion 2.5mL、次に1
1.4%ゼラチン溶液160gを添加した。) 層 2 ゼラチン、3.3g/m2 ポリマー、1.1g/m2* “Triton X 100"界面活性剤、0.5g/m2 カプラー(A)、0.3g/m2 硫化ニッケル核、0.001g/m2** 層 3 ゼラチン、3.3g/m2 ポリマー、1.1g/m2 “Triton X 100"界面活性剤、0.5g/m2 硬化剤、ビス(ビニルスルホニル)メタン、0.20g/m2 アクリルアミドとスルホ−t−ブチルアクリルアミ
ドの共重合体(20:80)** 硫化ナトリウム及び硝酸ニッケル水溶液をゼラチ
ン水溶液中に混合することにより調製した。
カラーネガティブ塗布物をテストパターンに露光し次
いで2分間42℃の温度でKodak C41現像液で現像し、次
に過剰の現像液を絞り取り次いで塗布物を受容体シート
の細片と向い合せで接触した状態でラミネートしたが、
この受容体シートは2分間42℃の水に、次に2分間42℃
で以下の溶液に浸漬することにより調製したものであっ
た: g/L 亜硫酸ナトリウム 4.0 グリシン(アミノ酢酸) 180.0 水酸化ナトリウム 80.0 チオ硫酸ナトリウム五水和物 60.0 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−
3−ピラゾリドン 0.4 前記のラミネートを7分間45℃に真空ブランケットか
らの圧力下に保持し、次に剥離した。ラミネート処理に
より、以前は不透明だった塗布物が、ラミネート処理に
より明澄かつ透明になり、テストパターンのネガティブ
画像が現れた。透明度はプリンター又は拡大機でネガを
用いるのに適切であった。ネガの残留銀を分析すると、
開始測定値の3.6g/m2から0.47g/m2まで低減したことを
示した。受容体シートは、シート中で還元された銀金属
のために濃褐色となった。現像工程から持ち込まれた発
色現像主薬のカプリングのためと信じられるシアンカラ
ーも存在した。
前記の化合物は以下の構成式を有した: カプラー(A): 例 2 例1のカラーネガティブ塗布物を本例においてもまた
用いた。
受容体もしくは定着シートを、セルロース三酢酸写真
フィルム基板上に以下の組成物を塗布することにより調
製した: 層 1 ゼラチン、10g/m2 2,5−ジオクチルハイドロキノン 5.4g/m2 硫化ニッケル核 0.002g/m2 ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.06g/m2 ジオクチルハイドロキノンを、通常の分散体として、
油相溶剤としてのジ−n−ブチルフタレートと1:3で添
加した。
層 2 層1と同じ 層 3 ゼラチン、2.0g/m2 前記のカラーネガティブ塗布物を例1と同様に露光し
かつ現像し次に2分間38℃でKodak C41処理の漂白溶液
で漂白し次いで1分間水洗した。過剰の水を絞り出し次
いでこの塗布物を本例の受容体シートと向い合せで接触
した状態でラミネートし(このシートは例1のように水
次にアルカリ性定着液に浸漬したもの)、次いでこのラ
ミネートを真空ブランケット下7分間45℃で接触状態に
保持した。剥離すると、ネガティブ塗布物は実質的に明
澄となり(例1よりわずかに明澄度が低い)、テストパ
ターンのネガティブ色素画像が現われた。Dmin域の残留
銀をX−線フルオレッセンスにより測定し0.95g/m2であ
った。
例 3 本例は、還元剤又は現像剤が処理液に存在する場合で
さえ、受容体シートに還元剤を取り込むことの利点を具
体的に示すものである。
例1のものと同様のカラーネガティブ塗布物を用い
た。
2種類の受容層を、セルロース酢酸写真フィルム基板
上に以下の組成物を塗布することにより調製した: 塗布物A(対照) ゼラチン 10g/m2 硫化ニッケル核 0.003g/m2 ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.09g/m2 塗布物B(本発明) ゼラチン 10g/m2 2,5−ジオクチルハイドロキノン 4.0g/m2 硫化ニッケル核 0.003g/m2 硬化剤、ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.09g/m2 現像剤−定着剤溶液を用いた;この溶液は以下の組成
を有した: 水中の0.5%w/vカルボキシメチルセルロースナトリウ
ム塩溶液、160g(現像剤−定着剤の粘度を高めるために
添加したこの化合物はAldrich Chemical Company,Inc.
から得た。) 亜硫酸ナトリウム 4g チオ硫酸ナトリウム五水和物 54g チオ硫酸アンモニウム 6.6g CD4発色現像主薬 15g グリシン 100g 水酸化ナトリウム 44.4g 炭酸ナトリウム 40g 水で1リットルにする。
溶液のpHは25℃で10.7であった。
未露光ネガティブフィルム細片を、受容体フィルム細
片と共に現像剤−定着剤溶液に15秒間45℃の温度で暗室
条件下で浸漬した。これらの細片を向い合せで接触した
状態で絞り器を介して絞り出しながら引きあげ、次いで
ラミネートを7分間45℃で真空ブランケットからの圧力
下で保持し、次にそのラミネートを剥離し、流水で洗浄
し、次いでネガティブフィルムを乾燥し試験した。
対照もしくは比較受容体シートAにラミネートしたフ
ィルムは実質的に暗化しそして全く定着もしくは明澄化
しなかった。処理フィルムの拡散透過濃度は、赤色、緑
色及び青色ステータスMフィルターを介してそれぞれ3.
18,3.37及び2.20であった。本発明の受容体シートBに
ラミネートしたフィルムもまた暗化したが、しかし実質
的に明澄化もしくは透明化し、それぞれ対応濃度は1.5
1,1.36及び1.25であった。比較として、未処理フィルム
は不透明であり、対応濃度は0.91,1.21及び2.00であっ
た(青色濃度が高いのは部分的に非脱色イエローフィル
ター色素による)。したがって、未露光ネガティブフィ
ルムは両方の場合ある程度のカブリ現像を受けるが、塗
布された還元剤を含有する受容体シートにラミネートさ
れると定着されるのみであった。
例 4 本例は、アルカリ性緩衝液としてアミノ酸のアルカリ
金属塩を用いると、炭酸ナトリウムのようなアルカリ金
属炭酸塩より特に良好な結果が得られることを実証する
ものである。
例1と同様に実験を行ったが、この場合には多層カラ
ーネガティブフィルムは定着前に現像しなかった:チオ
硫酸塩の同様の組成物を有するが、アルカリ性緩衝剤が
異なる溶液を用いた。定着フィルムの明澄度を、ステー
タスMグリーンフィルターを介するその拡散透過濃度の
手段により比較したが、より明澄なフィルムは低濃度を
有した。
すべての溶液は以下のものを含有した: 亜硫酸ナトリウム 4.0g/L チオ硫酸ナトリウム五水和物 54.0 チオ硫酸アンモニウム 6.6 塩基を以下のように添加したが、これらの溶液は25℃
で以下のpHを有することが判明した: 溶液C1 :炭酸ナトリウム 0.30モル濃度 pH 10.36 溶液C2 :炭酸ナトリウム 0.40 pH 10.46 溶液C3 :炭酸ナトリウム 0.50 pH 10.51 溶液C4 :炭酸ナトリウム 0.66 pH 10.57 溶液AA1:グリシン 0.60 水酸化ナトリウム0.50 pH 10.30 溶液AA2:リジン塩酸塩 0.60 水酸化ナトリウム1.00 pH 11.13 例1において述べた未処理フィルムの一部を、フィル
ム及び例1に述べた受容体シートを定着液に40℃で15秒
間浸漬し、次にこれらの2枚のシートを向いて合せて接
触させそしてそれらを40℃で7.5分間、真空ブランケッ
トからの圧力下でラミネートすることにより定着した。
これら2枚のシートを剥離し、洗浄乾燥し、次いで多層
フィルムの緑色ステータスM濃度を6回測定し平均し
た。平均濃度は以下のようであることが判明した: 溶液の緑色濃度 C1 0.327 C2 0.291 C3 0.299 C4 0.465 AA1 0.268 AA2 0.198 このように、炭酸塩緩衝液にとって最適の濃度は溶液
C2の濃度であり、これは実質的にフィルムを明澄化し
た。しかしながら、グリシンのナトリウム塩(AA1)、
及び特にリジンのナトリウム塩(AA2)を用いる溶液は
フィルムの明澄度を向上させた。
例 5 例1のカラーネガティブフィルムを本例では用いた。
添加した還元剤(2,5−ジオクチルハイドロキノン)
を削除した以外は例2に述べたものと全く同様に調製し
たので、塗布物は硬化ゼラチン23g/m2からなり、0.004g
/m2の硫化ニッケル核を含有した。
このカラーネガティブ塗布物を例2と同様に露光し、
現像し、漂白そして洗浄した。過剰の水を絞り出し、塗
布物を、本例の受容体シート(例1のように水、次にア
ルカリ性定着液に浸漬したもの)と向い合せで接触した
状態でラミネートし、このラミネートを7分間45℃で真
空ブランケットからの圧力下で接触状態に保持した。剥
離すると、ネガティブ塗布物は不透明のままであり、明
澄化しなかった。受容体シートは明澄のままであり明ら
かに不変であり、一方、例2の本発明の受容層シートを
用いて実験を行うと、ネガティブ塗布物は明澄化し、受
容体シートは銀の不透明黄−褐色析出物を現像した。こ
のネガティブ中の最少現像濃度に相当する領域中の銀量
は、各場合のネガティブフィルム及び受容体シートにつ
いてはX線蛍光により測定した。結果は以下のとおりで
あった: X線蛍光による銀(g/m2) 例2(本発明) 比 較 ネガティブフィルム 0.90 2.80 受容体シート 2.62 0.19 本発明の場合は、大部分の銀は受容体シートに移動し
たが、一方定着剤シートが銀沈澱核のみを含有する比較
の場合は大部分はネガティブフィルム中に残留した。
例 6 例1のカラーフィルムを本例においても再び使用し
た。
定着剤もしくは受容体塗布物は、セルロース三酢酸写
真フィルム基板上に順に以下の層を塗布することにより
調製した: 層 1 ゼラチン 3.3g/m2 アルミニウムフレーク 1.0g/m2 (用いたアルミニウムは、Wostenholme Bronze Powde
rs Limited,Darwen Lancashire製の水分散性アルミニウ
ム顔料試料であった。これはローターステーター装置に
よりゼラチン水溶液に機械的に分散したペースト状で受
領した。) 層 2 ゼラチン 2.0g/m2 ポリマー 1.25g/m2* “Triton X 100"界面活性剤 0.5g/m2 硬化剤、ビス(ビニルスルホニル)メタン 0.08g/m2 アクリルアミド及びスルホ−t−ブチルアクリルアミ
ドの共重合体(20:80) このカラーネガティブ塗布物をテストパターンに露光
し次いで2分間42℃の温度でKodak C41現像液で現像
し、次に過剰の現像液を絞り取り次いで塗布物を受容体
シートの細片と向い合せで接触した状態でラミネートし
たが、この受容体シートは2分間42℃の水に、次に2分
間42℃で以下の溶液に浸漬することにより調製したもの
であった: g/L 亜硫酸ナトリウム 4.0 グリシン(アミノ酢酸) 180.0 水酸化ナトリウム 80.0 チオ硫酸ナトリウム五水和物 60.0 4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−フェニル−
3−ピラゾリドン 0.4 前記のラミネートを7分間45℃で真空ブランケットか
らの圧力下に保持し、次に剥離した。以前は不透明だっ
た塗布物が、ラミネート処理により明澄かつ透明にな
り、テストパターンのネガティブ画像が現れた。透明度
はプリンター又は拡大機でネガを用いるのに適切であっ
た。外観が最初銀であったアルミニウム含有定着剤シー
トは、カラーネガティブフィルムとラミネートした領域
では曇った灰色になった。
例 7 例1のカラーネガティブ塗布物及び定着剤シート塗布
物をまた本例において用いた。
このカラーネガティブ塗布物を例6のように露光しか
つ現像し次いで2分間38℃の温度でKodak C41処理の漂
白液で漂白しそして1分間水洗した。過剰の水を絞り取
り、次いで塗布物を受容体シート(例6と同様に水次に
アルカリ性定着液に浸漬したもの)と向い合せで接触し
た状態でラミネートし、このラミネートを真空ブランケ
ット下で7分間45℃に保持した。剥離すると、ネガティ
ブ塗布物は実質的に明澄化して、テストパターンのネガ
ティブ色素画像が現れた。定着剤シートは再びカラーネ
ガティブフィルムにラミネートした領域が暗化した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−28098(JP,A) 特開 平1−161343(JP,A) 特開 昭62−115445(JP,A) 特開 昭63−286846(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 7/46 G03C 7/42

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペクトルの異なる領域に増感された少く
    とも2層のハロゲン化銀層を含んでなる、現像されたハ
    ロゲン化銀写真材料の定着方法であって、処理液、及び
    材料の未現像領域から可溶化ハロゲン化銀種を形成する
    ハロゲン化銀溶剤の存在下で、材料を定着剤シートと向
    い合せで接触した状態に置くことからなるものであり、
    前記の定着剤シートは可溶化ハロゲン化銀からシート中
    に金属銀を形成することができる還元手段を含むもので
    ある定着方法。
  2. 【請求項2】前記の還元手段が、還元剤、又は銀より陽
    電性が高い金属を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記の還元剤が非拡散性になるようにバラ
    スト化されている請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】前記の還元手段が2,5−ジオクチルハイド
    ロキノン、アスコルビルパルミテート又はアルミニウム
    である請求項1〜3のいずれか記載の方法。
  5. 【請求項5】前記の写真材料がカラーネガティブフィル
    ムである請求項1〜4のいずれか記載の方法。
  6. 【請求項6】前記の処理液が9〜13の範囲のpHを有する
    ものである請求項1〜5のいずれか記載の方法。
  7. 【請求項7】前記の処理液が、処理液をアルカリ性にす
    るためにアミノ酸の塩を含有するものである請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】使用の際、可溶化ハロゲン化銀から金属銀
    を前記の定着剤シート中に形成することができる還元手
    段を含む親水性層を担持する支持体を含んでなる写真定
    着剤シート。
  9. 【請求項9】前記の手段が、バラスト化還元剤、又は銀
    より陽電性が高い金属である請求項8記載の定着剤シー
    ト。
  10. 【請求項10】前記のバラスト化還元剤が2,5−ジオク
    チルハイドロキノンである請求項9記載の定着剤シー
    ト。
  11. 【請求項11】前記の還元手段がアルミニウム粒子又は
    フレークを含む請求項9記載の定着剤シート。
  12. 【請求項12】発色現像主薬又は酸化発色現像主薬を不
    動化するための手段も含有するものである請求項8〜11
    のいずれか記載の定着剤シート。
  13. 【請求項13】バラスト化カラーカプラーを含有する請
    求項12記載の定着剤シート。
  14. 【請求項14】銀沈澱核をも含有する請求項8〜13のい
    ずれか記載の定着剤シート。
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