JP3121829U - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】血液・尿等の生体サンプルの定性,定量分析を行う容器内の被攪拌物を超音波により攪拌する攪拌機構と、その攪拌機構を備えた自動分析装置において、攪拌性能の信頼性向上とコスト面で優れた装置を提供する。
【解決手段】超音波を反応液に照射して反応液を攪拌する自動分析装置において、前記攪拌ユニットを駆動するために与える電気エネルギーを、強さに関するパラメータを攪拌ユニット毎に決定し、攪拌ユニット毎にパラメータを変更できるように構成する。
【選択図】図4
【解決手段】超音波を反応液に照射して反応液を攪拌する自動分析装置において、前記攪拌ユニットを駆動するために与える電気エネルギーを、強さに関するパラメータを攪拌ユニット毎に決定し、攪拌ユニット毎にパラメータを変更できるように構成する。
【選択図】図4
Description
本考案は、自動分析装置に係り、特に、容器内に注入されたサンプルおよび試薬を混合するための攪拌に関する。
音波照射により被攪拌物を混合する攪拌機構は、従来のヘラの回転による攪拌に比べ被攪拌物間のキャリーオーバーを引き起こすことなく効率的な混合を行うことが可能である。
この種の攪拌機構として、例えば特開2000−263926号公報に開示された考案が知られている。この考案は、音波発生手段から発生された音波の照射強度を検出する音波強度検出手段と、上記音波検出手段によって検出された音波の照射強度に基づいて、上記音波発生手段から発生される音波の照射強度を調整する調整手段とを備えることを特徴とする自動分析装置であった。
音波発生手段を備えた自動分析装置において、分析信頼性の向上のためには、サンプルと試薬とを確実に攪拌する必要がある。しかし、複数個の攪拌ユニットはそれぞれ違った超音波強度特性を持つため、攪拌性能には攪拌ユニットの個体差が発生し、分析結果に装置間差を与える可能性がある。つまり、Aという装置では攪拌が充分できて、Bという装置では攪拌が不十分という結果になってしまう可能性があった。また、故障などで攪拌ユニットを交換した際に攪拌性能が大幅に変わってしまうという欠点があった。
上記公報記載の攪拌機構は、音波強度を調整するために音波強度検出手段を備えていたが、検出手段を新たに追加する必要がありコストが高くなるため量産には不向きであった。また、検出手段に個体差があると何もならないと言う更なる大きな欠点があった。
上記目的を達成するために、本考案は、反応容器に試料を分注しそれに試薬を添加し、その後、単数あるいは複数の超音波発振子が並んだ構成からなる攪拌ユニットから発せられた超音波を反応液に照射して反応液を攪拌する自動分析装置において、前記攪拌ユニットを駆動するために与える電気エネルギーを、攪拌ユニットごとに変更できるようにしたことを特徴とする自動分析装置を提供している。攪拌ユニットに基準となる電気エネルギーを与えて超音波音圧をあらかじめ測定し、その得られた音圧強度に基づいて攪拌ユニットに与える最適な電気エネルギーに関するパラメータを自動分析装置側に記憶して、攪拌ユニットに応じた最適なエネルギーを与えて使用するようにする。
以上説明したように、本考案によれば、反応容器に注入されたサンプルおよび試薬を分析対象とする際に行う攪拌を、音波強度を調整し、照射することによって、反応容器内のサンプルおよび試薬とは非接触に実現すると共に、装置間差がなく効果的な攪拌を行える。また攪拌ユニットのコストを抑えることができる。
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施形態に係る攪拌機構を適用した自動分析装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す自動分析装置に適用した攪拌機構周辺の断面図である。
図1に示す自動分析装置は、主として、サンプルディスク1と、試薬ディスク2と、反応ディスク3と、反応槽4と、サンプリング機構5と、ピペッティング機構6と、攪拌機構7と、測光機構8と、洗浄機構9と、表示部10と、入力部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
図1において、本考案に係る攪拌機構7は、その位置(攪拌位置)に移送されてきた反応容器21の側面と底面から音波を照射することで、反応容器21内のサンプルおよび試薬を撹拌して混合する非接触攪拌機構である。
本実施形態に係る攪拌機構7は、図2に示すように、音波照射部35と音源駆動部36とから構成されている。
音波照射部35は、音源となる圧電素子30を具備する。この圧電素子30は、電極
32を複数個有し、音源駆動部36によって所定の印加電圧と周波数で加振され、加振される電極32によって音波の照射位置を変えることが可能な構成となっている。
32を複数個有し、音源駆動部36によって所定の印加電圧と周波数で加振され、加振される電極32によって音波の照射位置を変えることが可能な構成となっている。
また、音波照射部35は図2の如く、圧電素子30の他、圧電素子30の電極数と同数の接点を有し、印加電圧を圧電素子30の各電極32に伝達する配線をパターニングした柔軟性を持つフレキシブル基板31と、各電極32とフレキシブル基板31の接点との導通をとる電極数と同数の金属球40と、金属球40を介して各電極32とフレキシブル基板31の接点とをそれぞれ独立に導通させるためにフレキシブル基板31を押し付けるバネ41と、金属球40を保持しバネ41の押し付け方向の微動を確保した保持部材42と、圧電素子30の縁沿いに設けられたゴム材からなるパッキン43と、圧電素子30から発せられる音波の一部を反射する反射板37と、これらを保持し防水構造を成す筐体38より構成される。なお、圧電素子上の電極は、正面から見ると図3のように構成されている。
また、音源駆動部36は、電源14と、圧電素子30に印加する電圧波形を生成する駆動回路部15と、電圧を印加する電極32を選択するリレー回路39とから構成される。
また、図2に示すように攪拌機構7は、反応槽4の恒温水に浸され、着脱可能に取り付けられている。メンテナンス等の際に攪拌機構7を取り替えることがある場合、攪拌ユニットの個体差をなくすために駆動回路部15により照射強度を調整する。
上記照射強度の調整は図4に示すように駆動回路部15に設けられた複数の出力チャンネルを選択することで行う。これは、手動で調整可能な構成とする。また一方では、ソフトウェアにより入力部11から照射強度を指定することにより、その調整を可能な構成とする。
反応容器21が攪拌位置に移送されて停止すると、圧電素子30が音源駆動部36によって所定の印加電圧と周波数で加振される。このとき印加電圧は、制御部13からの指示に従い駆動回路部15から攪拌ユニットに合わせた強度で出力され、音波照射部35へ供給される。また、そのときリレー回路39で選択した電極位置が加振される。圧電素子
30が加振されることによって発生された振動は、反応槽4の恒温水内を音波として伝播し、反応容器21の側面及び反射板37で反射されることにより反応容器21の底面に到達する。
30が加振されることによって発生された振動は、反応槽4の恒温水内を音波として伝播し、反応容器21の側面及び反射板37で反射されることにより反応容器21の底面に到達する。
これら音波は、反応容器21の壁面を通過して、内部の被撹拌物であるサンプルおよび試薬に作用し、旋回流を引き起こす。この旋回流によって、サンプルの移動が促進され、サンプルおよび試薬の撹拌が行われることとなる。
また、図1において、表示部10は、分析項目や分析結果等の各種画面表示を行う。また、入力部11は、分析項目等の各種情報の入力を行う。また、記憶部12は、各機構を制御するための予め定めたシーケンス(プログラム)および分析項目等の各種情報を記憶している。
本考案の実施形態に係る攪拌機構7を適用した自動分析装置は、上記に記載のほかに、シリンジやポンプ等を構成要素として持ち、それらも含め、全て、記憶部12に記憶されているシーケンスに従って、制御部13により制御される。
続いて自動分析装置の分析動作について、以下に説明する。
まず、洗浄機構9により洗浄された反応容器21が、反応ディスク3の駆動によって試料注入位置に移送されてくると、サンプルディスク1が回転し、サンプルが入った試料容器16をサンプリング位置に移送する。試薬ディスク2も、同様に、所望の試薬ボトル
18をピペッティング位置へ移送する。
18をピペッティング位置へ移送する。
続いて、サンプリング機構5が動作し、プローブ24を用いて、サンプリング位置に移送されてきた試料容器16から、試料注入位置に移送されてきた反応容器21へサンプルを注入する。
サンプルが注入された反応容器21は、試薬注入位置に移送され、ピペッティング機構6の動作により、試薬ディスク2上のピペッティング位置に移送されてきた試薬ボトル
18から、試薬注入位置に移送されてきた反応容器21へ試薬が注入される。
18から、試薬注入位置に移送されてきた反応容器21へ試薬が注入される。
その後、反応容器21は、攪拌位置に移送され、攪拌機構7により、サンプルおよび試薬の攪拌が行われる。
攪拌が完了した反応液は、反応容器21が光源と光度計との間を通過する際に、測光機構8により吸光度が測定される。この測定は、数サイクル間行われ、測定が終了した反応容器21は、洗浄機構9により洗浄される。
このような一連の動作が、各反応容器21に対して実行され、本考案の実施形態に係る攪拌機構7を適用した自動分析装置による分析が行われる。
1…サンプルディスク、2…試薬ディスク、3…反応ディスク、4…反応槽、5…サンプリング機構、6…ピペッティング機構、7…攪拌機構、8…測光機構、9…洗浄機構、10…表示部、11…入力部、12…記憶部、13…制御部、14…電源、15…駆動回路部、16…試料容器、17,19…円形ディスク、18…試薬ボトル、20…保冷庫、21…反応容器、22…反応容器ホルダ、23…駆動機構、24,27…プローブ、25,28…支承軸、26,29…アーム、30…圧電素子、31…フレキシブル基板、32…電極、33…ノズル、34…上下駆動機構、35…音波照射部、36…音源駆動部、
37…反射板、38…筐体、39…リレー回路、40…金属球、41…バネ、42…保持部材、43…パッキン。
37…反射板、38…筐体、39…リレー回路、40…金属球、41…バネ、42…保持部材、43…パッキン。
Claims (1)
- 反応容器に試料を分注しそれに試薬を添加し、その後、単数あるいは複数の超音波発振子が並んだ構成からなる攪拌ユニットから発せられた超音波を反応液に照射して反応液を攪拌する自動分析装置において、前記攪拌ユニットを駆動するために与える電気エネルギー強さに関するパラメータを、攪拌ユニット性能の個体差をなくすことを目的として攪拌ユニット毎に決定し、攪拌ユニット毎に前記パラメータを変更できるようにしたことを特徴とする自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006000336U JP3121829U (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006000336U JP3121829U (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | 自動分析装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2006
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