JP3121020U - 防水タイル〔産業上の利用分野〕 - Google Patents

Abstract

【課題】建物の長寿化を計るタイルの提供。
【解決手段】右側縁には小高い岡のような突起、左側縁には庇のような突起、上側縁には溝のような低部、裏面には数條の足を持つ四角形の平面タイル。粘土縦４０ｃｍ横３０ｃｍ厚さ１５ｃｍで表面の上縁側はしたに折り曲げるように低部を作り、右側縁には小高い岡のような突起を作り、左側縁には外側を蔽う屋根のような突起を作り、裏面には数條の足を持ち、その足の外側はぎざぎざとなっており、下地と十分接着するようにし。施軸、焼成して完成するのである。最上部は鞍型のタイルを帽子の様にかぶせる。その上に瓦の屋根を作り、水分の浸入のないようにはかる。
【選択図】図２

Description

環境、建築上に関するものである。
〔従来の技術〕

古来建物は人間にとって大切なものである。石造りの物であれ、木造の物であれ、雨露を防ぎ、身を守り、安楽な生活を送る為には重要なものである。そこで建築物、は色々工夫とされ、立派なもの、美しいもの、大きなもの、小さなものと作られてきた。
〔本案が解決しようとする課題〕

数百年前に作られた家が未だに健在で人々が利用し、住んでいるものも多くあるが、その一方、現在百年にもならないのに、建て替を余儀なくされている建物も沢山ある。近来建物、殊にセメント造りの建物に長寿命化希望の声が聞かれるようになってきたのも尤もな事である。

コンクリート建物の短命な理由としては、砂が悪いとか、セメントが悪いとか、あるいは環境や、空気が悪いとか鉄骨の質が悪いとか等々が言われていわれており、これらの物を改良する事が長寿命化につながるという事がいわれてきている。又同時にコンクリート建物の長寿命化の為にはこんくりーと内への水の浸入を防ぐ事も大切な事だといわれている。

そこでコンクリート建物の表面をみると、ひびわれがよく出来ており、そこからの水の浸入が考えられるのである。又コンクリート壁にタイルを貼ったものは、そのタイルとタイルとの継ぎ目にいれたメチの隙間から水の浸入があるものとおもはれるのである。
〔課題を解決する為の手段〕

そこでコンクリート壁の外側に施釉したタイルを貼り、そのタイルとタイルとの継ぎ目に水が入らないように工夫する必要があるのである。即ち四角形のタイルの上側のタイルと下側のタイル。右側のタイルと左側のタイルとの関係をうまくして水の浸入のないようにするのである。

我々は先にそのような趣旨の防水タイルの工夫をしたのであるが今回その上にさらに改良を加えたのである。即ちタイルの表面の右側縁には小高い岡のような突起を作り、左側縁には外側を蔽う屋根の様な突起を作り、上縁には下にもぐるような低部を作るのである。又裏面には数條のぎざぎざをもった突起の足をつけた平面タイルを作るのである。即ちひとつのタイルの右側縁は小高い岡のような突起で水を防ぎ、又左側縁は屋根のように隣のタイルを蔽って水を防ぎ、又上縁は上側のタイルの下にもぐって水の浸入を防ぎ、裏面には数條のぎざぎざの凹凸をした足を持って、タイルを地に密着して十分接合するように図るのである。かくしてコンクリート壁表面からの水の浸入はふせげるのである。

粘土縦４０ｃｍ横３０ｃｍ厚さ１５ｃｍで表面の上縁側はしたに折り曲げるように低部を作り、右側縁には小高い岡のような突起を作り、左側縁には外側を蔽う屋根のような突起を作り、裏面には数條の足を持ち、その足の外側はぎざぎざとなっており、下地と十分接着するようにし。施軸、焼成して完成するのである。最上部は鞍型のタイルを帽子の様にかぶせる。その上に瓦の屋根を作り、水分の浸入のないようにはかる。

考案の効果

コンクリート壁表面に上記のようなタイルを用いれは、外からの水分の浸入がなく、壁の寿命はきわめて長く保てるとおもわれる。構造簡単、製作容易、安価である。

斜位図 正面図 側面図 水平面図

符号の説明

Ａ．．．．．．．．．．．．．．．．右側小高い岡状の突起
Ｂ．．．．．．．．．．．．．．．．左側庇様の突起
Ｃ．．．．．．．．．．．．．．．．低部
Ｄ．．．．．．．．．．．．．．．．屈曲部
Ｅ．．．．．．．．．．．．．．．．平面部
Ｆ．．．．．．．．．．．．．．．．脚

Claims (1)

1. 表面の右側縁は小高い岡のような突起、左側縁には庇のような突起、上側縁には折れ曲げたような低部、裏面は数條の足を持った構造の四角形の平面タイル。

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