JP3120701U - 粉粒体流量計の電極管 - Google Patents
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Abstract
【課題】粉粒体を空気等の気体で搬送しているプロセスにおいて、通過する粉粒体の静電容量を正確に測定できる生産性の高い高度な性能を有した静電容量式粉粒体流量計の電極管を提供する。
【解決手段】樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の表面の測定電極部位2に相当する部分及び防御電極部位3に相当する部分に高純度の銅を溶射、貼付することで溶射した銅とパイプ1とが空気層のない一体化した構造となり、より正確で高度な測定ができる静電容量式粉粒体流量計の電極管が可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の表面の測定電極部位2に相当する部分及び防御電極部位3に相当する部分に高純度の銅を溶射、貼付することで溶射した銅とパイプ1とが空気層のない一体化した構造となり、より正確で高度な測定ができる静電容量式粉粒体流量計の電極管が可能となる。
【選択図】図1
Description
本考案は粉粒体を空気等の気体で搬送しているプロセスにおいて、配管に接続して管内を流れている粉粒体の濃度を測定して流量を算出する静電容量式粉粒体流量計の電極管に関するものである。
静電容量式粉粒体流量計による粉粒体の流量測定の基本原理は対向する2枚の銅等の金属板の間に固有の誘電率を持った物質(粉粒体)が流れることで発生する静電容量を読取り、電流等に変換して粉粒体の流量に換算させる方法が一般的にとられている。
実際のプロセス機器としては樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の表面の測定電極部位2に相当する部分及び防御電極部位3に相当する部分に銅板を任意の形状に加工し接着剤で貼付する方法がとられてきた。電極の形状は図2に示す螺旋状のものが銅板の加工、貼付の面から一般的である
しかし、銅板を任意の形状に加工、貼付する方法では作業者の熟練度あるいは作業環境等の関係で樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1と貼付する銅板の間に空気を残留させてしまうことが指摘され、複数の粉粒体流量計を用いて計測する場合、パイプ1と銅板の密着性が阻害されることで個々の精度に誤差を生じる原因とされてきた。
また、図1に示す理想の形状とされる平行電極の樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1への銅板の貼付については、加工成型が難しくパイプ1との密着性が確保できずこれまでは製作されてこなかった。
一方、銅板の接着剤による貼付作業はこれまで人力で施工することしかできないために樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1と銅板の密着性が一定でなく、電極管個々の製品に精度面でのバラツキが多々あり同一性能を要求される製品を機械的に大量に生産することが望まれていた。
本考案はこのような従来の問題点を解消し、静電容量式粉粒体流量計としての精度向上、バラツキの縮小を進めることで大量生産の可能性を享受できる電極管を提供することを目的とする。
本考案は静電容量式粉体流量計の電極管において、これまで人力で銅板を加工し接着剤で貼付していた電極を防食、工芸美術等に広く使われている溶射に着目し、樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の表面の測定電極部位2に相当する部分及び防御電極部位3に相当する部分の各部位に高純度の銅を溶射、貼付することを特徴とする。
電極管の製作に当っては樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の非溶射部分をマスキングし、自動回転装置にパイプ1を固定し回転させるとともに、溶射装置からは溶融した銅を一定速度で電極部位へ吹き付けされていく。
本考案の方法で製作された電極は空気の巻込みもなく銅の付着厚みは一定化されていくことで製品ごとの誤差は少なく、製品のバラツキは一定の範囲内に収まり大量生産が可能となった。
本考案の溶射した銅と樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1とが密着し一体化した構造の電極管を使用した静電容量式粉体流量計はより正確で高度な静電容量の測定が可能となった。
本考案の一実施形態を、貼付図面を参照して説明する。
図1は平行電極管の実施例、図2は螺旋電極管の実施例である。
図1は平行電極管の実施例、図2は螺旋電極管の実施例である。
図1において、実施に際しては電極を構成するための銅を溶射する樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の材質はFRP(成形ガラス繊維強化プラスチック)を採用した。
このFRPパイプ1を粉粒体による磨耗を防護する目的で粉粒体が接触する内側に絶縁性セラミックスパイプ4が装着され接着剤でFRPパイプ1と一体化されている。
溶射の施工範囲は図中の着色されている測定電極部位2及び防御電極部位3が従来の銅板による電極相当部位であり、FRPパイプ1の表面に純度の高い銅で溶射貼付されている。
電極形状は従来の銅板では貼付、施工が困難であった平行電極の形状を採用している。本考案によると電極の形状は図1に示す平行であれ、図2に示す螺旋であれ、いかなる形状も製作上の問題点とはならない。
本考案は高炉の微粉炭吹込設備、自動車の粉体塗装装置等の粉粒体搬送システムを実施しているあらゆる分野での実施が可能となる。
(1)樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ
(2)測定電極部位
(3)保護電極部位
(4)セラミックスパイプ
(2)測定電極部位
(3)保護電極部位
(4)セラミックスパイプ
Claims (1)
- 静電容量式粉粒体流量計において、樹脂等の絶縁体で成型加工されたパイプ1の表面の測定電極部位2に相当する部分及び防御電極部位3に相当する部分に高純度の銅を溶射、貼付することで貼付された銅とパイプ1とが空気層のない一体化した構造となり、より正確で高度な静電容量の測定ができることを特徴とする電極管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000793U JP3120701U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 粉粒体流量計の電極管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006000793U JP3120701U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 粉粒体流量計の電極管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3120701U true JP3120701U (ja) | 2006-04-20 |
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ID=43470855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006000793U Expired - Fee Related JP3120701U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 粉粒体流量計の電極管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120701U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0651328U (ja) * | 1992-12-21 | 1994-07-12 | 清水建設株式会社 | 鉄筋コンクリート大梁に鉄骨小梁を組合せた架構構造 |
JP2010035701A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Kao Corp | 吸収体の製造方法及び製造装置 |
-
2006
- 2006-01-13 JP JP2006000793U patent/JP3120701U/ja not_active Expired - Fee Related
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