JP3120505U - 溶融紡糸装置 - Google Patents

溶融紡糸装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3120505U
JP3120505U JP2006000263U JP2006000263U JP3120505U JP 3120505 U JP3120505 U JP 3120505U JP 2006000263 U JP2006000263 U JP 2006000263U JP 2006000263 U JP2006000263 U JP 2006000263U JP 3120505 U JP3120505 U JP 3120505U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
pipe
pipes
heat insulation
melt spinning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006000263U
Other languages
English (en)
Inventor
森華 呉
Original Assignee
宏遠興業股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宏遠興業股▲ふん▼有限公司 filed Critical 宏遠興業股▲ふん▼有限公司
Application granted granted Critical
Publication of JP3120505U publication Critical patent/JP3120505U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

【課題】両連通管の間の温度差ないしそれによる対流がより小であって保温槽内の温度を調整しやすい溶融紡糸装置を提供する。
【解決手段】2種のポリマーを異なる進料ユニットで溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管によりそれぞれを保温槽内へ、更にその吐出口が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金へ輸送し、糸条の形で保温槽外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、保温槽内における異なる連通管の一つは二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管を流れ、その外管は保温室になるように配置構成されていることを特徴とする溶融紡糸装置。
【選択図】図2

Description

本考案は、溶融紡糸装置に関し、特に、2種の異なるポリマーからなる複合繊維を造るための溶融紡糸装置に関する。
従来から、図1に示すように、2種のポリマーを異なる進料ユニット13、14で溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管133、144によりそれぞれを保温槽11内へ、更にその吐出口121が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金12へ輸送し、糸条の形で保温槽11外へ吐出し延伸させ、複合繊維を造るための溶融紡糸装置がある。
この従来の溶融紡糸装置は、2種のポリマーを同時に取り扱うので、その連通管133、144を流れるのは時々溶融点の異なるものであり、保温槽11内の温度を妥当に調製しにくい。
また、保温槽11内の紡糸口金12は1基ではなく、通常は、一列に並んでいる複数であり、各紡糸口金12にはそれぞれ一対の連通管133、144が付設されているので、連通管133と連通管144との間の温度差による対流が激しくなり、保温槽11内における温度の調整を一層難しくさせる。
前記欠点に鑑みて、この考案は、両連通管の間の温度差ないしそれによる対流がより小であって保温槽内の温度を調整しやすい溶融紡糸装置を提供しようとすることをその第1の目的とする。
この考案は、また、両連通管それぞれの温度を元の供給温度に保温しやすい溶融紡糸装置を提供しようとすることをその第2の目的とする。
前記目的を達成するために、この考案は、2種のポリマーを異なる進料ユニットで溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管によりそれぞれを保温槽内へ、更にその吐出口が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金へ輸送し、糸条の形で保温槽外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、前記保温槽内における異なる連通管の一つは二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管を流れ、その外管は保温室になるように配置構成されていることを特徴とする溶融紡糸装置を提供する。
また、その実施形態として、前記二重管は、前記保温槽内に入ったところ、その外管が一径方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、その内管が複数あり、前記径方向に沿って一列に並ぶようになっているもの、特に、前記紡糸口金は複数あり、同一の水平面にある所定の方向に一列に並んでおり、前記保温槽内における異なる連通管の一つは、単数の保温室としての外管と前記紡糸口金と同数の、複数のポリマー輸送管としての内管とからなり且つ上から下へと前記一列の紡糸口金の傍まで延伸するように配置構成されている二重管であり、該二重管は前記保温槽内に入ったところ、前記外管が前記所定の方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、前記複数の内管が前記所定方向に沿って並んでいながらそれぞれ前記単一の外管の管壁を貫通してから一つの紡糸口金と繋がっており、前記保温槽内における異なる連通管の他の一つは、複数の支管からなり且つ各支管がそれぞれ上から下へそしてまた複数の紡糸口金の一つの方へと延伸してからそれと繋がっているものが挙げられる。
前記構成による溶融紡糸装置は、保温槽内における異なる連通管の一つは二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管を流れ、その外管は保温室になるように配置構成されているため、この一つの連通管内のポリマーが流れる内管は保温室としての外管により保温槽の温度から隔離され保温されているので、両連通管の間の温度差ないしそれによる対流がより小であって保温槽内の温度を調整しやすい。
この考案は、即ち前記構成による溶融紡糸装置は、前記と同じ原因で、両連通管内のポリマーそれぞれの温度を元の供給温度に保温しやすい。
以下、図示を参照しながら本考案の好適な実施例を詳細に説明する。
本考案の好適な実施例の溶融紡糸装置は、図2に示すように、2種のポリマーを異なる進料ユニット5、6で溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管55、65によりそれぞれを保温槽3内へ、更にその吐出口43が槽3外に露出するように槽3内に設置されている紡糸口金4へ輸送し、糸条の形で保温槽3外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、保温槽3内における異なる連通管の一つ65は二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管652を流れ、その外管651は保温室になるように配置構成されている。また、図3に示すように、二重管となる連通管65は、保温槽3内に入ったところ、その外管651が一径方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、その内管652が複数あり、前記径方向に沿って一列に並ぶようになっているものである。
図示のように、この実施例では、紡糸口金4は6個あり、同一の水平面にある所定の方向に一列に並んでいる。
また、連通管65の具体的な構成としては、同じく図3を参照すると、単数の保温室としての外管651と紡糸口金4と同数の、複数のポリマー輸送管としての内管652とからなり、且つ上から下へと前記一列の紡糸口金4の傍まで延伸するように配置構成されている二重管である。この連通管65としての二重管は、上から下へと保温槽3内に入ったところ、外管651が前記所定の方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、複数の内管652が前記所定方向に沿って並んでいながらそれぞれ前記単一の外管651の管壁を貫通してから一つの紡糸口金4と繋がっている。
また、連通管55は、複数の支管からなり且つ各支管がそれぞれ上から下へそしてまた複数の紡糸口金4の一つの方へと延伸してからそれと繋がっている。これらの支管もそれぞれ連通管としての役割をしている。
保温槽3及び保温室としての外管651には、それぞれ異なる熱媒加熱システム32、33が付設されている。
ついでに、進料ユニット5、6は、従来のように、それぞれ溶融押出機51、61で2種の溶融ポリマーを加熱し溶融させ、そして配管53、63によりろ過器54、64に送り、溶融ポリマーに含まれている異物を除去してから、更に紡糸口金4への溶融ポリマーの供給量を制御する進料ポンプ52、62に輸送するように構成されている。
通常、配管53、63はそれぞれ単数であり、それぞれ保温槽3内における、複数の支管からなっている連通管55及び連通管65の複数の内管652と繋がっている。
熱媒加熱システムの具体的な構成については、まず熱媒加熱システム33の方(図2参照)は、従来のように、保温室としての外管651に導入する熱媒を加熱する加熱器333と、加熱器331で加熱した熱媒を外管651に導入する導入管331と、外管651を通過した熱媒を加熱器333へ回流させる回流管332とからなっている。
熱媒加熱システム32の方も大体同じであるが、保温槽3に導入する熱媒を加熱する加熱器321は直接保温槽3内に付設されているが、保温槽3内の熱対流を促すために、導入管322と回流管323との設置がやはり必要である。
なお、この実施例では、連通管65は溶融点のより低いポリマーを輸送するので、二重管になっている上、連通管55より短いように構成されている。二重管となっているのは、そのより低い温度を保温槽3の温度から隔離し制御しやすくさせるためである。連通管55より短いように構成されているのは、保温槽3の温度から影響を受ける時間を短くさせるためである。これから分かるように、本考案は、場合により、連通管65でなく、連通管55の方を二重管としても良い。
前記構成による溶融紡糸装置は、保温槽内における異なる連通管の一つが二重管であり、且つ、該当のポリマーがその内管を流れ、その外管が保温室になるように配置構成されているため、この一つの連通管内のポリマーが流れる内管は保温室としての外管により保温槽の温度から隔離され保温されているので、両連通管の間の温度差ないしそれによる対流がより小であって保温槽内の温度を調整しやすい。
また、前記構成による溶融紡糸装置は、前記と同じ原因で、両連通管内のポリマーそれぞれの温度を元の供給温度に保温しやすいため、特に融点差が大きい2種のポリマーからなる複合繊維を造るのに適用できる。
本考案の好適な実施例の溶融紡糸装置の構成図である。 保温槽内における、二重管になっている連通管の構成図である。 従来の溶融紡糸装置の構成図である。
符号の説明
3 保温槽
32、33 熱媒加熱システム
321、333 加熱器
322、331 導入管
332、323 回流管
4 紡糸口金
43 吐出口
5、6 進料ユニット
51、61 押出機
52、62 進料ポンプ
53、63 配管
54、64 ろ過器
55、65 連通管
651 外管
652 内管

Claims (5)

  1. 2種のポリマーを異なる進料ユニットで溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管によりそれぞれを保温槽内へ、更にその吐出口が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金へ輸送し、糸条の形で保温槽外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、
    前記保温槽内における異なる連通管の一つは二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管を流れ、その外管は保温室になるように配置構成されていることを特徴とする溶融紡糸装置。
  2. 2種のポリマーを異なる進料ユニットで溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管によりそれぞれを保温槽内へ、更にその吐出口が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金へ輸送し、糸条の形で保温槽外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、
    前記保温槽内における異なる連通管の一つは二重管であり、且つ、該当のポリマーはその内管を流れ、その外管は保温室になるように配置構成されており、
    また、前記二重管は、前記保温槽内に入ったところ、その外管が一径方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、その内管が複数あり、前記径方向に沿って一列に並ぶようになっていることを特徴とする溶融紡糸装置。
  3. 2種のポリマーを異なる進料ユニットで溶融状態まで加熱した後押出し、異なる連通管によりそれぞれを保温槽内へ、更にその吐出口が槽外に露出するように槽内に設置されている紡糸口金へ輸送し、糸条の形で保温槽外へ吐出し延伸させる溶融紡糸装置において、
    前記紡糸口金は複数あり、同一の水平面にある所定の方向に一列に並んでおり、
    前記保温槽内における異なる連通管の一つは、単数の保温室としての外管と前記紡糸口金と同数の、複数のポリマー輸送管としての内管とからなり且つ上から下へと前記一列の紡糸口金の傍まで延伸するように配置構成されている二重管であり、該二重管は前記保温槽内に入ったところ、前記外管が前記所定の方向に一旦収縮してから拡大し、且つ、前記複数の内管が前記所定方向に沿って並んでいながらそれぞれ前記単一の外管の管壁を貫通してから一つの紡糸口金と繋がっており、
    前記保温槽内における異なる連通管の他の一つは、複数の支管からなり且つ各支管がそれぞれ上から下へそしてまた複数の紡糸口金の一つの方へと延伸してからそれと繋がっていることを特徴とする溶融紡糸装置。
  4. 前記保温槽及び前記保温室としての外管には、それぞれ異なる熱媒加熱システムが付設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融紡糸装置。
  5. 前記二重管になっている連通管は、他の連通管より短いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の溶融紡糸装置。
JP2006000263U 2005-06-30 2006-01-17 溶融紡糸装置 Expired - Lifetime JP3120505U (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW94211005U TWM281967U (en) 2005-06-30 2005-06-30 Yarn spinning device for making composite yarn

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3120505U true JP3120505U (ja) 2006-04-06

Family

ID=37155483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000263U Expired - Lifetime JP3120505U (ja) 2005-06-30 2006-01-17 溶融紡糸装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3120505U (ja)
TW (1) TWM281967U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TWM281967U (en) 2005-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6566042B2 (ja) 三次元造形装置、造形材料排出部材及び造形材料の移送方法
US20070102357A1 (en) Heat sanitization for reverse osmosis systems
JP2005216864A (ja) 過酸化物架橋された絶縁層および/または半導体層を備えるケーブルを製造する方法および設備
CN103890247A (zh) 用于合成长丝的熔体纺丝和冷却的设备
US8097195B2 (en) Method for energy usage when cooling extrusion profiles
JP3120505U (ja) 溶融紡糸装置
EP2989242A1 (en) Fiber oxidation oven with multiple independently controllable heating systems
CN101617070B (zh) 用于熔融纺造合成单丝的装置
US8727762B2 (en) Die plate for resin granulation
US20160151942A1 (en) Internal cooling tower for film blowing lines
JP6559794B2 (ja) フィルム延伸プラントにおける処理流体案内
US4161391A (en) Melting apparatus
JPH024687B2 (ja)
JP2008132441A (ja) 逆浸透膜の製造方法
CN204738050U (zh) 一种纺丝熔体的多重保温系统
JP5022249B2 (ja) 複合繊維用スピンブロック
CN204779947U (zh) 一种纺丝生产线的熔体保温系统
WO2004043676A2 (en) A vacuum cast ceramic fiber insulated band having heating and cooling elements
US9333721B2 (en) Multiple fiber spinning apparatus and method for controlling same
TW482834B (en) Device and procedure for safely conveying and handling spinnable cellulose solutions
KR101560889B1 (ko) 방사통의 온도구배 제어장치
CN108247986B (zh) 高速光纤二次套塑用循环水加载装置及二次套塑冷却方法
JP3970189B2 (ja) 溶融紡糸装置
CN219474326U (zh) 一种聚酯生产用立式冷凝器
CN208343427U (zh) 一种ppr管材定型水箱

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140315

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term