JP3120463B2 - インクジェットプリンタのノズル列の形成方法 - Google Patents

インクジェットプリンタのノズル列の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク液滴を紙等に噴
射し印字するインクジェットプリンタのインクジェット
ヘッドに用いられ、インク液滴の噴射口となるノズルが
多数配列されたインクジェットプリンタのノズル列の形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】前記インクジェットノズル列として、こ
れまで種々の材質及び形状のものが考案・製造されてい
る。その中で、Applied Physics Le
tters誌、第31巻、2号、1977年、135−
137頁において述べられている(100)シリコン基
板にアルカリ異方性エッチングにより形成されるそれぞ
れのノズルが、4つの(111)面に囲まれた逆ピラミ
ッド形状であるインクジェットノズル列は、その製造工
程の単純さと異方性エッチングによる良好な形状精度に
おいて、高精細な印字が求められているインクジェット
プリンタヘッドに最適なものである。前述のインクジェ
ットノズル列の製造工程を図5に示す。(100)シリ
コン基板51の一方の面52にインクジェットノズル列
に相当する耐エッチング材(通常はシリコン酸化膜)の
マスクパターンを形成し、他方の面53には全面に耐エ
ッチング材を形成し、シリコン基板51に所定量のエッ
チング(ここでは各ノズルが貫通するまで)を施すこと
によりインクジェットノズル列を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような(10
0)シリコン基板を用いたインクジェットノズル列にお
いて、ノズル壁を構成する(111)面69とシリコン
基板の表面である(100)面63とのなす角は図6に
示すように54.7゜である。即ち、インク吐出口61
1の開口幅をW1 、インク供給口614の開口幅をW
2 、シリコン基板の板厚をtとすると、これらの関係は
次式によって表される。
【0004】
【数1】 W1 = W2−√2 t ・・・・・(1) ここでノズルがあるピッチ幅で並ぶ場合、そのピッチ幅
の設計値はW2 以上でなければノズルは隣接するノズル
と重なり、エッチングによる形成は不可能となる。言い
換えると、上述した式より、ノズル開口幅W1 を一定と
する場合に、ノズルピッチ幅を小さくする、即ち、ノズ
ル列を高密度化するためにはシリコン基板の板厚tを小
さくしなければならないという課題があった。しかし、
シリコン基板の板厚を薄くすることには限界があり、
又、薄くなるとシリコン基板は割れ易くなり、ハンドリ
ング上の問題や歩留り低下という問題があった。
【0005】そこで本発明は、上述したような課題を解
決するものでその目的とするところは、(100)シリ
コン基板を用いた高密度のインクジェットノズル列を提
供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタのノズル列の形成方法は、シリコン基板にイン
クジェットプリンタのノズル列を形成する方法におい
て、前記シリコン基板に耐エッチング膜を形成し、前記
シリコン基板の一方の面側に形成された耐エッチング膜
のうち、当該耐エッチング膜の各ノズルが形成される部
分を取り除くことにより、前記シリコン基板の一方の面
側に第1のマスクパターンを形成し、前記シリコン基板
の他方の面側に形成された耐エッチング膜のうち、一方
の面側に形成されるノズルの全てを含む部分以上の箇所
の耐エッチング膜を取り除くことにより、前記シリコン
基板の他方の面側に第2のマスクパターンを形成し、前
記シリコン基板にエッチングを施し、前記第1のマスク
パターンによりシリコン基板の一方の面に前記各ノズル
の一部をとなる深さ方向に沿って断面積が小さくなる複
数の凹部を形成し、前記第2のマスクパターンにより他
方の面側に形成される凹部を、前記第1のマスクパター
ンにより形成された各凹部に貫通させて、他方の面側に
形成された凹部によって貫通された側の開口の大きさ
が、一方の面側に形成された開口よりも小さいノズルを
複数備えたノズル列を形成することを特徴とする。ま
た、本発明の他のインクジェットプリンタのノズル列の
形成方法は、シリコン基板にインクジェットプリンタの
ノズル列を形成する方法において、前記シリコン基板に
耐エッチング膜を形成し、当該耐エッチング膜の各ノズ
ルが形成される部分を取り除くことにより前記シリコン
基板の一方の面側に第1のマスクパターンを形成し、当
該第1のマスクパターンを用いて、前記シリコン基板に
エッチングを施し、シリコン基板の一方の面に前記各ノ
ズルの一部をとなる深さ方向に沿って断面積が小さくな
る複数の凹部を形成し、再び、前記シリコン基板に耐エ
ッチング膜を形成し、前記シリコン基板の他方の面側に
形成された耐エッチング膜のうち、前記シリコン基板の
一方の面側に形成された複数の凹部の全てを含む部分以
上の前記耐エッチング膜を取り除くことにより、前記シ
リコン基板の他方の面側に第2のマスクパターンを形成
し、当該第2のマスクパターンを用いて前記シリコン基
板にエッチングを施すことにより、前記シリコン基板の
他方の面側に形成される凹部を、前記第1のマスクパタ
ーンを用いて形成された各凹部に貫通させて、他方の面
側に形成された凹部によって貫通された側の開口の大き
さが、一方の面側に形成された開口よりも小さいノズル
を複数備えたノズル列を形成することを特徴とする。ま
た、前記シリコン基板の一方の面の結晶方位が(10
0)面であり、前記エッチングが異方性エッチングであ
ることを特徴とする。
【0007】
【実施例】実施例1;以下に本発明の実施例に基づき詳
細に説明する。図1は本発明におけるインクジェットノ
ズル列の製造工程図である。まず(100)面方位のシ
リコンウェハの両面を鏡面研磨し、厚み280ミクロン
のシリコン基板11を形成し(図1(a))、該基板1
1にO2 及び水蒸気雰囲気中で摂氏1100度、4時間
の熱処理を施し、該シリコン基板11の両面に厚さ1ミ
クロンのSiO2 膜14及び15を形成した(図1
(b))。前記SiO2 膜は、耐エッチング材として使
用するものである。シリコン基板11の一方の面12上
に形成されたSiO2 膜14上に、図2に示すようなフ
ォトマスクパターン26を転写したフォトレジストパタ
ーン16を形成した。図2の図形寸法は、インクジェッ
トノズルに相当する正方形26は一辺が80ミクロン
で、隣合う正方形の中心間距離、即ちノズルピッチは8
4.7ミクロンである。84.7ミクロンは、300d
pi(ドットパーインチ)に相当する。他方の面13上
に形成されたSiO2 膜15の全面にフォトレジストを
塗布した後、シリコン基板11をフッ酸系エッチング液
に浸漬し、一方の面12上のSiO2 膜14のみを部分
的にエッチング、パターン加工する(図1(c))。次
いで、アルカリ液を用いて一方の面12のみシリコンの
エッチングを行った。アルカリ液として、摂氏70度の
20重量%KOH水溶液を用い、この場合のシリコンの
(100)面のエッチングレートは毎分0.8ミクロン
である。エッチング時間を37分30秒とし、エッチン
グ深さ30ミクロンにて一旦エッチングを終了する(図
1(d))。次いで、シリコン基板11をO2及び水蒸
気雰囲気下で摂氏1100度、4時間の熱処理を行い、
エッチング凹部110を形成する面に1ミクロンのSi
2 膜を形成した。エッチング凹部110を形成する面
以外の面にはもともとSiO2 膜が形成されており、こ
れらの部分には総計で1ミクロン以上のSiO2 膜が形
成される(図1(e))。次に、シリコン基板11の他
方の面13上に形成されたSiO2 膜15に、シリコン
基板11の面12及び13に対し、垂直方向から見て一
方の面12上のエッチングにより形成されたインクジェ
ットノズルとなる凹部110全体を包含する部分が抜け
ているようなフォトレジストパターン17を図2のフォ
トマスクパターン27の転写により形成し、一方の面1
2上のSiO2 膜はフォトレジストを用いて保護し、他
方の面13の側だけにSiO2 膜のフッ酸系エッチング
液によるエッチング加工を施した(図1(f))。次い
で、前述のアルカリエッチング液を用いてシリコン基板
11の他方の面13のシリコンエッチングを5時間24
分行い、259ミクロンのエッチング量にてシリコンの
エッチングを終了し、最後にフッ酸系エッチング液によ
りエッチングマスクであるSiO2 膜14および15を
除去した(図1(g))。本実施例では、インクジェッ
トノズルの穴径の設計値を50ミクロン角としている。
(1)式より穴径を50ミクロン角とするためには、板
厚tは下式より、
【0008】
【数2】 t=(80−50)/ √2 =21 ・・・・・(2) 21ミクロンである。即ち、他方の面13のエッチング
量d1 をd1 =280−21=259(ミクロン)とす
れば、穴径50ミクロンのインクジェットノズルが形成
できる。本実施例で得られたインクジェットノズル列形
成部のシリコンの厚みは21ミクロンであるが、シリコ
ン基板11のそれ以外の部分は当初の280ミクロンの
厚みが残っており、この部分により前記インクジェット
ノズル列は支えられている。
【0009】前述の他方の面13のエッチング工程で
は、259ミクロンのエッチングを行っているが、途中
の240ミクロンまでエッチングした段階で他方の面1
3のエッチング面は、エッチング凹部110の底面11
2に到達し貫通穴111が形成されるが、さらにエッチ
ングを行い、259ミクロンまでエッチングすることに
より、(2)式より計算されるように、50ミクロン角
のインクジェットノズルを形成することができる。完成
したインクジェットノズル列の48コのノズルについて
穴径寸法を測定したところ、48.3から51.5ミク
ロンに分布しており、その平均値は50.1ミクロンで
あった。即ち、本実施例において、ノズルピッチが30
0dpiであるノズル径50ミクロンのインクジェット
ノズル列を得ることができた。このインクジェットノズ
ル列をインクジェットヘッドに組み込み印字試験を行っ
たところ、良好な印字が得られた。
【0010】実施例2;以下に本発明の第2の実施例に
基づき詳細に説明する。図3は本発明におけるインクジ
ェットノズル列の製造工程図である。まず(100)面
方位のシリコンウェハの両面を鏡面研磨し、厚み280
ミクロンのシリコン基板31を形成(図3(a))した
後に、該基板31にO2 及び水蒸気雰囲気中で摂氏11
00度、4時間の熱処理を施し、シリコン基板31の両
面に1ミクロンのSiO2 膜34及び35を形成した
(図3(b))。実施例1と同様にシリコン基板31の
一方の面32上に形成されたSiO2 膜34上に図2に
示すようなフォトマスクパターン26を転写したフォト
レジストパターン36を形成した。パターン寸法は、実
施例1の場合と同一である。次いで、シリコン基板31
の他方の面33上のSiO2 膜35に、シリコン基板3
1の面32及び33に対し垂直方向から見てSiO2
34に形成されたフォトレジストパターン36全体を包
含する部分が抜けているようなフォトレジストパターン
37を、図2のフォトマスクパターン27の転写により
形成し(図3(c))、次いでシリコン基板31全体を
フッ酸系エッチング液に浸漬、インクジェットノズル列
に相当する部分のSiO2 膜を除去した(図3
(d))。
【0011】次に、アルカリ液によるシリコンの異方性
エッチングを行った。実施例1と同様にアルカリ液とし
て、摂氏70度の20重量%KOH水溶液を用いた。シ
リコン基板31を前記アルカリ液に浸漬すると、両面共
にエッチングが進行する。
【0012】図4はシリコン基板31の一方の面32の
エッチング30分経過後の様子を示す図であり、図4
(a)は断面図、図4(b)は上面図である。一方の面
32のエッチングが途中の段階では、図4(a)に示す
ようにエッチングレートの極端に遅い(111)面49
が出現しながら(100)面48の面積が次第に小さく
なってくるが、本実施例においては(100)面48が
消失するのはエッチング深さが57ミクロンとなったと
きである。図4の段階では、エッチング深さd2はd2
=30×0.8=24(ミクロン)であり、(100)
面48は一辺
【0013】
【数3】80−24√2=46.2(μm) の正方形である。又、図3(e)もシリコンエッチング
の30分経過後を示している。このとき、シリコン基板
31の他方の面33も同様に24ミクロン深さにエッチ
ングされている。さらに連続してエッチングを行い、総
エッチング時間5時間24分にてシリコンのエッチング
を終了し、最後にフッ酸系エッチング液によりエッチン
グマスクであるSiO2 膜34および35を除去した
(図3(f))。5時間24分のエッチングでシリコン
は259ミクロンエッチングされ、シリコン基板31の
インクジェットノズル列部分の厚みは21ミクロンとな
っているが、シリコン基板31の他の部分は280ミク
ロンの厚みを残しており、インクジェットノズル列はこ
の部分により支えられている。シリコン基板31の一方
の面32のエッチングは、エッチング深さ57ミクロン
となったところで停止するが、他方の面33では、さら
にエッチングが進行して一方の面32に形成されたイン
クジェットノズル列となるエッチング凹部310に到達
し、さらにエッチングが進行するとエッチング凹部31
0の底に貫通穴311が生じ、貫通穴311の大きさは
他方の面33のエッチングの進行と共に大きくなる。本
実施例では、ノズル孔の大きさとして50ミクロン角を
設計値としており、実施例1と同一の前述した時間のエ
ッチングを行ったが、完成したインクジェット列のノズ
ル吐出口の寸法は、48コのノズルを測定して51.3
から53.8ミクロンの間に分布し、その平均値は5
2.5ミクロンであった。即ち、本実施例において、ノ
ズルピッチが300dpiであるノズル径52.5ミク
ロンのインクジェットノズル列を得ることができた。設
計値が50ミクロンであるのに対し穴径寸法が2.5ミ
クロン大きくなっているが、これは貫通穴311の端部
313がエッチングの進行と共に徐々にエッチングさ
れ、穴径が拡大されたからである。即ち、本実施例によ
れば、
【0014】
【数4】 W1 = W2−√2 t ・・・・・(1) で規定されるより大きい穴径が得られる。もし、50ミ
クロン角のノズルを所望する場合には、図2におけるイ
ンクジェットノズルに相当する正方形26の寸法80ミ
クロンを2.5ミクロン小さく補正し、77.5ミクロ
ンとすることで50ミクロン角の穴径のノズルを得るこ
とができる。前述したように、(100)シリコン基板
を用いたインクジェットノズルでは、ノズル穴径を一定
とする場合には板厚を薄くできないという制限から、ノ
ズルの高密度化には限界があった。しかし、本実施例で
は、一定のノズル穴径を得るためにインクジェットノズ
ルに相当するパターンを小さくすることができるため、
その分だけ狭ピッチ化することが可能である。穴径につ
いては、エッチングの条件によりある程度任意に得るこ
とができる。又、このインクジェットノズル列をインク
ジェットヘッドに組み込んで印字試験を行ったところ、
良好な印字が得られた。
【0015】実施例1及び2で述べたインクジェットノ
ズル列の製造工程には、プロセス技術上困難な点が皆無
で、極めて単純な工程であり、従って前述のような高精
度のインクジェットノズル列が高歩留りで得られる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
リコン基板に高密度のノズル列を形成することができ、
このようなノズル列が形成されたインクジェットヘッド
を採用することにより高精細な印字が可能なインクジェ
ットプリンタを提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットノズル列の製造工程
図。
【図2】インクジェットノズル列をエッチングにより形
成するためのマスクパターン図。
【図3】本発明のインクジェットノズル列の製造工程
図。
【図4】本発明のインクジェットノズル列の製造工程に
おける、インクジェットノズル列の断面図及び上面図。
【図5】従来のインクジェットノズル列の製造工程図。
【図6】(100)シリコン基板におけるインクジェッ
トノズル列の寸法関係を示す図。
【符号の説明】
11,31,51 シリコン基板 12,32,52 シリコン基板の一方の面 13,33,53,63 シリコン基板の他方の面 14,15,34 SiO2 膜 35,54,55 SiO2 膜 26,27 フォトマスクパターン 36,37 フォトレジストパターン 48 (100)面 49,69 (111)面 110,310 エッチング凹部 111,311 貫通穴 112 エッチング凹部の底面 313 貫通穴の端部 611 インク吐出口 614 インク供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−126460(JP,A) 特開 昭55−49275(JP,A) 特開 昭57−182449(JP,A) 特開 平3−151248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/135

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板にインクジェットプリンタ
    のノズル列を形成する方法において、 前記シリコン基板に耐エッチング膜を形成し、 前記シリコン基板の一方の面側に形成された耐エッチン
    グ膜のうち、当該耐エッチング膜の各ノズルが形成され
    る部分を取り除くことにより、前記シリコン基板の一方
    の面側に第1のマスクパターンを形成し、 前記シリコン基板の他方の面側に形成された耐エッチン
    グ膜のうち、一方の面側に形成されるノズルの全てを含
    む部分以上の箇所の耐エッチング膜を取り除くことによ
    り、前記シリコン基板の他方の面側に第2のマスクパタ
    ーンを形成し、 前記シリコン基板にエッチングを施し、前記第1のマス
    クパターンによりシリコン基板の一方の面に、深さ方向
    に沿って断面積が小さくなる複数の凹部を形成し、前記
    第2のマスクパターンにより他方の面側に形成される凹
    部を、前記第1のマスクパターンにより形成された各凹
    部に貫通させて、他方の面側に形成された凹部によって貫通された側の開
    口の大きさが、一方の面側に形成された開口よりも小さ
    いノズルを複数備えた ノズル列を形成することを特徴と
    するインクジェットプリンタのノズル列の形成方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板にインクジェットプリンタ
    のノズル列を形成する方法において、 前記シリコン基板に耐エッチング膜を形成し、 当該耐エッチング膜の各ノズルが形成される部分を取り
    除くことにより前記シリコン基板の一方の面側に第1の
    マスクパターンを形成し、 当該第1のマスクパターンを用いて、前記シリコン基板
    にエッチングを施し、シリコン基板の一方の面に前記各
    ノズルの一部をとなる深さ方向に沿って断面積が小さく
    なる複数の凹部を形成し、 再び、前記シリコン基板に耐エッチング膜を形成し、 前記シリコン基板の他方の面側に形成された耐エッチン
    グ膜のうち、前記シリコン基板の一方の面側に形成され
    た複数の凹部の全てを含む部分以上の箇所の耐エッチン
    グ膜を取り除くことにより、前記シリコン基板の他方の
    面側に第2のマスクパターンを形成し、 当該第2のマスクパターンを用いて前記シリコン基板に
    エッチングを施すことにより、前記シリコン基板の他方
    の面側に形成される凹部を、前記第1のマスクパターン
    を用いて形成された各凹部に貫通させて、他方の面側に形成された凹部によって貫通された側の開
    口の大きさが、一方の面側に形成された開口よりも小さ
    いノズルを複数備えた ノズル列を形成することを特徴と
    するインクジェットプリンタのノズル列の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2記載のインク
    ジェットプリンタのノズル列の形成方法において、前記
    シリコン基板の一方の面の結晶方位が(100)面であ
    ることを特徴とするインクジェットプリンタのノズル列
    の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のインクジェットプリンタのノズル列の形成方法におい
    て、前記エッチングが異方性エッチングであることを特
    徴とするインクジェットプリンタのノズル列の形成方
    法。
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