JP3120349U - 導電性クッション・ゴム - Google Patents
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Abstract
【課題】一種の導電性クッション・ゴムでは絶縁ソフトシリコン・ゴム層に導電バネ群を縦横に格子状に組み込む形で導電バネ陣列を形成することを課題とする。
【解決手段】導電ゴム20が電子部品30とプリント回路板40の連結機能をもたらし、導電ゴム20によるソフトシリコン・ゴム層21に不均衡な圧力がかかり電子部品30とプリント回路板40の密着性が阻害された場合には、導電バネの細微な伸縮による補償作用で電子部品30とプリント回路板40の密着性が確保される。またそれによって安定した電気的接続が維持され、電子部品30とプリント回路板40の間の電路機能が安定的に発揮されることになる。
【選択図】図4
【解決手段】導電ゴム20が電子部品30とプリント回路板40の連結機能をもたらし、導電ゴム20によるソフトシリコン・ゴム層21に不均衡な圧力がかかり電子部品30とプリント回路板40の密着性が阻害された場合には、導電バネの細微な伸縮による補償作用で電子部品30とプリント回路板40の密着性が確保される。またそれによって安定した電気的接続が維持され、電子部品30とプリント回路板40の間の電路機能が安定的に発揮されることになる。
【選択図】図4
Description
この考案にかかる新たな技術領域は、導電バネを格子状に配列した導電ゴムにある。
導電ゴム(一般にはラバー・コネクターと称される)10は、図1に示すようにソフトシリコン・ゴム層11内に鍍金導線を格子状に多数配列15し、またその鍍金銅線をソフトシリコン・ゴム層11の頂部及び底部から数マイクロン引き出した構造を持つ。この導電ゴムは、導電性と併せて耐高・低温性、耐劣化性、加工の容易性などに優れた特性を持つコネクター材である。これらの導電ゴム10は、計算機のキーボード、電話機、リモート・コントローラー、携帯電話プッシュキーなどの導電接触子、あるいはICテストの金属導電用として広く用いられている。
導電ゴム10はそれ自体が一種のコネクターであり、切断されたあるいは孤立した不通電路の接続や電流の通流を図り、電路の予期性能の発揮を目的とする。図3に示すように、導電ゴム10は電気的特性の接続ブリッジとして電子部品30とプリント回路板40の接続要素となり、その部品と回路板の性能・機能の発揮を促す役割を果す。
ただし、この種の導電ゴム10は使われる鍍金導線15の銅線径が極めて細いため弾性に劣り、絶縁ソフトシリコン・ゴム層11への挿入や、その層による銅線の保護は難しい点もある。またこの層11が一旦打撃や衝撃圧力を受けると、銅線は歪みや彎曲、折れを起こして弾性回復が困難となる。
これらの導電ゴム10の欠点は、上述のように鍍金導線配列15の鍍金銅線の曲がりや折れであり、使用時には導電ゴム10のソフトシリコン・ゴム層11にかかる圧力を均等にして銅線の変形を避けるための特別の注意が必要となるが、それでも導電ゴム10を長期かつ反復して使用する際には、銅線の変形発生や電気的接続の不安定あるいは喪失が経常的に発生する。
現在のラバー・コネクターの電気的な接続不安定や喪失の欠点を克服するため、本考案による導電ゴムでは絶縁ソフトシリコン・ゴム層に導電バネ群を縦横に格子状に組み込む形で導電バネ陣列を形成し、この絶縁ソフトシリコン・ゴム層が打撃や衝撃圧力を受けた場合に導電バネの緩衝作用によって導電バネ自体の歪みや折れを防ぎ、また弾性回復機能を向上させて長期の反復使用を可能とする特徴を有する。
導電ゴムのソフトシリコン・ゴム層の受ける不均等圧力については、導電ゴムの導電バネが弾性伸縮することで補償作用を発揮し、安定した電気的接続を可能とする。
図2に示す通り、本考案の導電ゴム20は一種のゴム・コネクターであり、切断あるいは孤立した不通電路の接続や電流通流を図ることを目的とする。本案件に言う導電ゴム20は絶縁ソフトシリコン・ゴム層21に導電用バネの列25、かつ導電バネをソフトシリコン・ゴム層の頂・底部から数マイクロン引き出したものとなっている。
この絶縁ソフトシリコン・ゴム層21が外部から打撃等の圧力を受けた場合、層内部の導電バネが緩衝作用をもたらし、外部圧力の消滅後に元の形に回復する。つまり、本考案による導電ゴム20の導電バネは、外部からの圧力による歪みや折れを受けることがなく、長期かつ反復した使用においても、本来の機能を保持し続けることができる。
図4に示すように、この導電ゴム20が電子部品30とプリント回路板40の連結機能をもたらし、導電ゴム20によるソフトシリコン・ゴム層21に不均衡な圧力がかかり電子部品30とプリント回路板40の密着性が阻害された場合には、導電バネの細微な伸縮による補償作用で電子部品30とプリント回路板40の密着性が確保される。またそれによって安定した電気的接続が維持され、電子部品30とプリント回路板40の間の電路機能が安定的に発揮されることになる。
上記が本考案の具体的な実施例であるが、この考案目的と達成効果に関しこれらの技術に習熟する技術者が簡易な改修、修飾、改良・変化を施し得る領域も、本考案の実用新案登録請求の範疇に含まれるものとする。
10 導電ゴム
11 絶縁ソフトシリコン・ゴム層
15 鍍金導線配列
20 導電ゴム
21 絶縁ソフトシリコン・ゴム層
25 導電用バネの列
30 電子部品
40 プリント回路板
11 絶縁ソフトシリコン・ゴム層
15 鍍金導線配列
20 導電ゴム
21 絶縁ソフトシリコン・ゴム層
25 導電用バネの列
30 電子部品
40 プリント回路板
Claims (1)
- 絶縁ソフトシリコン・ゴム層を持つ導電ゴムで、かつ同絶縁ソフトシリコン・ゴム層に導電バネ群を縦横に格子状に配した構造を有することを特徴とする導電性クッション・ゴム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000174U JP3120349U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 導電性クッション・ゴム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000174U JP3120349U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 導電性クッション・ゴム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3120349U true JP3120349U (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=43470524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006000174U Expired - Fee Related JP3120349U (ja) | 2006-01-13 | 2006-01-13 | 導電性クッション・ゴム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3120349U (ja) |
-
2006
- 2006-01-13 JP JP2006000174U patent/JP3120349U/ja not_active Expired - Fee Related
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