JP3119135U - 飛行機内の旅客用情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】飛行機内における機長などによる挨拶や情報の内容を音声のみばかりでなく、その音声と同時にその内容を機内に備えたテレビモニタにより文字で表示する。
【解決手段】飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置1と、前記音声入力装置1からの音声を文字に変換する変換装置2と、前記変換装置2にて変換した文字を表示する表示装置3とを備え、音声入力装置1に入力された音声が音声出力装置4から発せられると同時に、その音声内容が表示装置3に文字表示される。
【選択図】図1
【解決手段】飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置1と、前記音声入力装置1からの音声を文字に変換する変換装置2と、前記変換装置2にて変換した文字を表示する表示装置3とを備え、音声入力装置1に入力された音声が音声出力装置4から発せられると同時に、その音声内容が表示装置3に文字表示される。
【選択図】図1
Description
本考案は、飛行機内で行われる音声の放送と同時に、飛行機内に配備したテレビモニタによりその音声の内容を文字で表示する飛行機内の旅客用情報表示装置に関する。
飛行機内にはテレビモニタが配備されており、旅客が飛行中に楽しく過ごせるように映画やニュース等のビデオ放送が行われている(例えば、特許文献1)。また、機外風景を映し出して旅客に娯楽を与えたり、予め緊急時における救命胴衣や酸素マスク等の使用の仕方をビデオ放送により機内の旅客に提供している。
このテレビモニタは、図3に示すようにプロジェクタタイプモニタ20のものや、図4に示すように機内の天井25に配置した液晶モニタ26等が用いられている。
一方、機長やスチュワーデス等の乗務員による挨拶や天候、飛行時間・高度などの実況される情報はスピーカーを通じて音声で行われている。
しかるに、前記機長やスチュワーデス等の乗務員による挨拶や天候、飛行時間・高度などの実況される情報はスピーカーを通じて音声で行われているが、その音声の内容は文字に変換されてテレビモニタに表示されることはない。
そのため、聴力に障害を有する人や、健聴な人にとっても音声による放送中に周囲が騒がしくて聞き取りにくい場合には、その内容を良く理解することができず機長やスチュワーデス等の乗務員の放送内容を乗客に徹底できない場合があり、乗客からの不満もあった。
本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、飛行機内における機長などによる挨拶や情報の内容を音声のみばかりでなく、その音声と同時にその内容を機内に備えたテレビモニタにより文字で表示することにより、旅客が内容を容易に理解することができる飛行機内の旅客用情報表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案の請求項1の飛行機内の旅客用情報表示装置は、飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置と、前記音声入力装置からの音声を文字に変換する変換装置と、前記変換装置にて変換した文字を表示する表示装置と、を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項2の飛行機内の旅客用情報表示装置は、飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置と、前記音声入力装置からの音声を文字に変換する変換装置と、手話を撮影する撮影装置と、前記変換装置からの出力信号と前記撮影装置からの出力信号を合成する画像合成装置と、前記画像合成装置で合成した画像を表示する表示装置と、を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項3は、請求項1,2の構成にあって、前記音声入力装置は、飛行機内に装備したマイクロフォンであることを特徴とする。
本考案の請求項4は、請求項1,2の構成にあって、前記音声入力装置には、音声出力装置を装備することにより構成したことを特徴とする。
請求項1,4の考案によれば、機長やスチュワーデス等の乗務員による挨拶や天候、飛行時間・高度などの情報について、その音声がスピーカを通じて放送されるとともに、その音声の内容は文字に変換されてテレビモニタに表示されるので、旅客はその内容を容易に理解することができる。そのため、例えば、聴力に障害を有する人や、健聴な人にとっても音声による放送中に周囲が騒がしくて聞き取りにくく聞き逃した場合にあっても、表示装置に表示される文字を見てその内容を認識し良く理解することができる。
請求項2の考案によれば、機長やスチュワーデス等の乗務員による挨拶や天候、飛行時間・高度などの情報について、その音声がスピーカを通じて放送されるとともに、その音声の内容は文字とともに手話映像により表示されるので、旅客はその内容を容易に理解することができる。そのため、聴力に障害を有する人にあっても、表示装置に表示される文字と手話を見てその内容を認識し良く理解することができる。
請求項3の考案によれば、機内の既存の設備を用いることで、容易かつ安価に実施することができる。
以下、本考案の実施例について図面とともに説明する。
本考案の実施例1を図1に基づいて説明する。図1は実施例1の飛行機内の旅客用情報表示装置を示すブロック図である。
本実施例の飛行機内の旅客用情報表示装置は、図1に示すように、音声を入力する音声入力装置1と、音声入力装置1に入力された音声を文字に変換する変換装置2と、変換装置2で変換された文字を表示する表示装置3とから構成され、音声入力装置1に入力した音声を音声として出力する音声出力装置4が設けられている。
音声入力装置1は、音声を入力すると音声信号5として出力する。この音声入力装置1は、機長やスチュワーデス等の乗務員が機内で通常に使用するマイクロフォンを用いることができる。
変換装置2は、音声認識回路6と音声比較回路7と文字認識回路8を有しており、音声入力装置1からの音声信号5は音声認識回路6に入力される。音声認識回路6は音声信号5のノイズを除去し、二値化して整形信号9として音声比較回路7に出力する。音声比較回路7は整形信号9と基準波形出力装置10から出力されている文字の基準信号11とを比較し、一致した波形信号を文字信号12として文字認識回路8に出力する。文字認識回路8は、入力された文字信号12を漢字変換して漢字かな交じり文に変換し、漢字かな文字信号13を表示装置3に出力する。
表示装置3は、変換装置3から出力された漢字かな文字信号13を文字として表示する。この表示装置3は、客席の前方に設置される大型のプロジェクタタイプのテレビモニタあるは機体の天井や客席の背面に設置される小型の液晶モニタ等の、機体に設置されているテレビモニタが用いられている。
音声出力装置4はスピーカーが用いられており、このスピーカーは専用に備えても良いし、すでに機内に設置してあるもの、例えば機体に装備してあるスピーカーやテレビモニタのスピーカーを用いることができる。この音声入力装置1には、音声入力装置1から出力された音声信号5が分流されて入力される。
本考案の実施例2を図2に基づいて説明する。図2は実施例2の飛行機内の旅客用情報表示装置を示すブロック図である。
本実施例の飛行機内の旅客用情報表示装置は、図2に示すように、音声を入力する音声入力装置1と、この音声入力装置1に入力された音声を文字に変換する変換装置2と、手話を撮影する撮影装置15と、前記変換装置2からの漢字かな文字信号13と前記撮影装置15からの画像を合成する画像合成装置16と、前記画像合成装置16で合成した画像を表示する表示装置3とから構成され、音声入力装置1に入力した音声を音声として出力する音声出力装置4が設けられている。
前記撮影装置15は前記画像合成装置16に接続されており、機長やスチュワーデス等の乗務員が話す内容を手話で表現する動作を撮影し、その画像を前記画像合成装置16に出力する。なお、手話をする人はスチュワーデス等の乗務員が行っても良く、また乗客に手話の心得を有する人に依頼して行ってもらっても良い。
前記画像合成装置16は、前記表示装置3に接続されるとともに、前記変換装置3にも接続されている。この画像合成装置16には合成部17が設けられており、前記撮影装置15からの画像と前記変換装置3からのデータが合成部17で合成され、その合成された手話と文字の画像が前記表示装置3に表示される。
なお、音声入力装置1と変換する変換装置2と表示装置3および音声出力装置4は、実施例1の構成と同様であるので、その説明は省略する。
1 音声入力装置
2 変換装置
3 表示装置
4 音声出力装置
5 音声信号
6 音声認識回路
7 音声比較回路
8 文字認識回路
9 整形信号
10 基準波形出力装置
11 基準信号
12 文字信号
13 漢字かな交じり信号
15 撮影装置
16 画像合成装置
17 合成部
20 プロジェクションタイプモニタ
25 天井
26 液晶モニタ
2 変換装置
3 表示装置
4 音声出力装置
5 音声信号
6 音声認識回路
7 音声比較回路
8 文字認識回路
9 整形信号
10 基準波形出力装置
11 基準信号
12 文字信号
13 漢字かな交じり信号
15 撮影装置
16 画像合成装置
17 合成部
20 プロジェクションタイプモニタ
25 天井
26 液晶モニタ
Claims (4)
- 飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置と、
前記音声入力装置からの音声を文字に変換する変換装置と、
前記変換装置にて変換した文字を表示する表示装置と、
を備えたことを特徴とする飛行機内の旅客用情報表示装置。 - 飛行機の機長やスチュワーデス等の乗務員の音声を入力する音声入力装置と、
前記音声入力装置からの音声を文字に変換する変換装置と、
手話を撮影する撮影装置と、
前記変換装置からの出力信号と前記撮影装置からの出力信号を合成する画像合成装置と、
前記画像合成装置で合成した画像を表示する表示装置と、
を備えたことを特徴とする飛行機内の旅客用情報表示装置。 - 前記音声入力装置は、飛行機内に装備したマイクロフォンであることを特徴とする請求項1または2記載の飛行機内の旅客情報表示装置。
- 前記音声入力装置には、音声出力装置を装備することにより構成したことを特徴とする請求項1または2記載の飛行機内の旅客用情報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010050U JP3119135U (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 飛行機内の旅客用情報表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005010050U JP3119135U (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 飛行機内の旅客用情報表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3119135U true JP3119135U (ja) | 2006-02-16 |
Family
ID=43469380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005010050U Expired - Fee Related JP3119135U (ja) | 2005-11-29 | 2005-11-29 | 飛行機内の旅客用情報表示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3119135U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018051570A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 音声提示方法、音声提示プログラム、音声提示システム及び端末装置 |
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2005
- 2005-11-29 JP JP2005010050U patent/JP3119135U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2018051570A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2019-11-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 音声提示方法、音声提示プログラム、音声提示システム及び端末装置 |
US10726845B2 (en) | 2016-09-13 | 2020-07-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Method for presenting sound, non-transitory recording medium, sound presentation system, and terminal apparatus |
CN108093653B (zh) * | 2016-09-13 | 2023-03-28 | 松下知识产权经营株式会社 | 语音提示方法、记录介质及语音提示系统 |
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