JP3119082B2 - 在室予測装置及びそれを用いた応用機器 - Google Patents

在室予測装置及びそれを用いた応用機器

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JP3119082B2 JP06198307A JP19830794A JP3119082B2 JP 3119082 B2 JP3119082 B2 JP 3119082B2 JP 06198307 A JP06198307 A JP 06198307A JP 19830794 A JP19830794 A JP 19830794A JP 3119082 B2 JP3119082 B2 JP 3119082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気器具やガス器具等
の制御装置に利用できる在室予測装置及びその応用機器
に関するもので、利用者が対象とする器具の準備運転等
にかかる時間を待つ必要がなく、すばやく効果を享受で
きることを可能にする制御に係わるものである。また、
応用機器に関しては主に、快適性と省エネルギー性を考
慮に入れた、タイマー設定の必要としない空気調和機の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の制御装置は、例えば給湯
機や空調機のような利用者が稼働させてからその効果を
実感できるまでに時間的な遅延を伴う器具に応用されて
いる。
【0003】以下に第1の従来例の在室予測装置につい
て説明する。図99は、従来の在室予測装置を給湯機の
制御に応用した例のブロック図で、特開平4−2038
35号公報に開示されているものである。図99におい
て、50は機器の運転を動作させる運転スイッチで、5
1は給湯温度を設定する湯温設定ボリュームで、52は
在室者の存在を検出するための音声入力手段としてのマ
イクで、53はマイク52から出力された音声信号から
在室か不在かを検出する在室検出手段で、54はリモコ
ン制御手段で、在室検出手段53からの在室判定信号と
運転スイッチ50からの運転信号と湯温設定ボリューム
51からの給湯設定温度とを入力し、給湯機本体に出力
するとともに、給湯機本体からの着火信号等を受信す
る。55は時刻を計る計時手段、57、58は各時刻の
在室、不在室を記憶するための記憶手段で、57は平日
分のデータを記憶するデータエリアで58は休日分のデ
ータを記憶するデータエリアである。59は記憶手段5
7、58に記憶されたデータから使用パターンの周期性
を抽出する周期性パターン抽出手段で、56は気化部
で、熱交換機(図示せず)を加熱するバーナ(図示せ
ず)に気化油を供給するものである。60は運転制御手
段で、周期性パターン抽出手段59からの周期性パター
ンから、現時刻から先の所定の時間内に在室の可能性が
ある場合は、気化部56を所定の気化部設定温度に維持
する。逆に可能性が無い場合は、気化部設定温度を低め
の温度に維持するように制御するものである。
【0004】以上のように構成された在室予測装置につ
いて、以下にその動作について説明する。図100はデ
ータを記憶する手順を示した流れ図である。まず、計時
手段55から時刻を読み込み、在室検出手段53から在
室判定信号を読み込む。そして、在室と判定された場合
は、在室信号(ON)を周期性データとし、不在と判定
された場合は、不在室信号(OFF)を周期性データと
する。次に現在時刻が平日に該当するか否かを判断し、
平日と判断された場合は平日データエリアへ周期性デー
タを記憶する。また、休日と判断された場合は休日デー
タエリアへ周期性データを記憶する。図101は運転制
御手段60の動作を説明する流れ図である。図101に
おいて、まず、計時手段55から時刻を読み込み、現在
時刻が平日に該当する場合は、平日の周期性パターンが
入力される。また、現在時刻が休日に該当する場合は、
休日の周期性パターンが入力される。この平日及び休日
の周期性パターンの生成方法を以下に説明する。図10
2は、平日の周期性パターンの生成方法を説明した概念
図である。図102において、平日(月〜金)の在室判
定からその論理和を算出し、その結果を平日の周期性パ
ターンとするものである。また、休日の周期性パターン
は、休日の在室判定の論理和の結果を休日の周期性パタ
ーンとするものである。上述した方法で生成された周期
性パターンと現在時刻から、現在時刻から所定の時間以
内に在室の可能性があれば、気化部内のヒータの設定温
度と実際のヒータ温度を比較し、設定温度よりも低けれ
ばヒータオンし、設定温度以上ならば、ヒータオフす
る。また、所定時間以内に在室の可能性がなければヒー
タオフする。
【0005】その他、上述の実施例以外に、曜日別の平
均在室率を求めて、その値を予測在室率とするものもあ
る。図103は、第2の従来例の在室予測装置のブロッ
ク図で、特開平06−117836号公報に開示されて
いるものである。図103において1は在室データ記憶
手段で、センサ(図示せず)で採取した赤外線画像もし
くは可視画像から、画像処理を施して検出エリア内の人
数を検出し、その結果と時刻情報から、時間帯別の在不
在を判定して記憶するものである。2は在室パターン分
類手段で、カレンダと時計から当日の曜日に相当する平
均在室率を計算するものである。3はベース温度変換手
段で、次の時間帯の平均在室率をもとに室内の温度設定
をするものである。
【0006】以上のように構成された在室予測装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、在室デー
タ記憶手段1は、室内の人数からその時間帯の在
(1)、不在(0)を判定して記憶する。在室データは
過去数日分記憶されている。
【0007】在室パターン分類手段2は、カレンダから
当日の曜日を判定し、その曜日に相当するデータを在室
データ記憶手段1から集めて平均在室率を計算し、次の
時間帯に相当する平均在室率を出力する。
【0008】ベース温度変換手段3は、在室パターン分
類手段2から出力された平均在室率から、ベース温度を
以下のように決定する。
【0009】y(t)を時刻tのベース温度、z(t)
を時刻tでの平均在室率、pを下限ベース温度、qを上
限ベース温度として、現在時刻をTとしたときのベース
温度は、 y(T)=(q−p)×z(T+1)+p で決定される。
【0010】また、空気調和機の制御に関しては、近
年、センサー技術とインバーター制御技術の融合によ
り、快適性の高い制御が可能になった。しかし、操作性
に関して言えばリモコン上に操作ボタンが多くあった
り、用意されている空気調和機の高機能を実現するため
に複雑な操作が必要であったりで、利用者が機能を十分
に使いこなせないものが増えつつあった。以下に空気調
和機の操作性に関する従来の技術について説明する。
【0011】空気調和機は快適になるまでに時間がかか
るため、人が居ないときや眠っているときに機械を動か
す要求があり、オンタイマーが用いられていた。また、
就寝時など寝付くまで温度を維持し、その後、空気調和
機を停止させたい要求があり、オフタイマーが用いられ
ていた。こういったタイマー機構はユーザの指定した時
刻に機器を動作させたり、停止させたりするものであ
り、通常の空気調和機に組み込まれている。
【0012】オフタイマーに類似の自動運転に関して
は、赤外線センサなどを用いた人検知センサにより室内
の人の有無を検出し、人が在室しているときはある設定
温度で制御し、一定時間以上、人が居なくなったら設定
温度を下げる制御を行ったり、空気調和機を停止させる
ことがなされていた。
【0013】オンタイマーに類似の自動運転に関して
は、特開平02−254246号公報にあるように、人
検知センサから得られる在不在に関する時系列デ−タか
ら、入室もしくは起床時刻の予測を行い、空気調和機で
は一定のキープ温度から入室予測時刻にユーザの設定値
の温度になるように空気調和機を制御する方法が提案さ
れていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら第1の従
来例に示した在室予測装置では、以下に示すような課題
を有していた。最初に、機器を使用する室における在
室、不在データのとらえ方に対して、その性質を周期的
なパターンのみと考えているところに課題があった。す
なわち、第1の従来例にあるように仮に1日を単位とす
る在室データを対象とした場合でも、在室、不在データ
は平日、休日、曜日など日の並びで決まる周期以外に、
祭日や夏休み、冬休み、など周期的でないパターンが存
在する。また、一般家庭の場合、曜日毎に使用パターン
が類似である事務所とは異なり、休日や平日の在室、不
在データが一つのパターンで代表されることは少なく、
例えば、一日中家の中に居る日曜日もあれば、夜遅くま
で外出している日曜日もある、といった具合にバリエー
ションが多い。その際に、日毎の周期性に基づいてのみ
制御を行うと、例えば、祭日の月曜日に、本来は休日で
あるが平日のモードで運転し続けることになる。また、
日毎に独立したパターンの分類と、日毎のパターン系列
の規則性の抽出を行わず、周期性のみの抽出しか行って
いないので、例えばAパターンの5日後は、Bパターン
が現れる。Cパターンが2度続けて現れた後はDパター
ンになるといった1日を単位とする在不在データのパタ
ーンの順番に規則性がある場合でも、生かすことができ
なかった。
【0015】また通常、家庭の在室、不在データに関し
ては100%同じパターン系列が繰り返すことは考えら
れないので、周期性の最も高い周期に基づいて分類した
場合にさえ、異なる種類のデータが混在する可能性が高
い。このように異種のデータが混在するデータの集合か
ら第1の従来例にあるように、ある周期で分割したデー
タの論理和をとり、平日、休日などカテゴリの代表とな
るパターンを決めると、カテゴリ内の各データ毎に共通
しない「在室」がある時間帯が増え、代表となるパター
ンの「在室」の部分の時間帯が非常に多くなる可能性が
高くなり、パターンの代表値としては、ぼけたものとな
る。また、カテゴリに含まれるデータすべてに共通の
「在室」と、共通でない「在室」が同等に扱われるた
め、このようなパターンに基づいて、機器を制御すると
無駄なエネルギーを多分に消費することになる。これ
は、単位を一日から数時間、または数十日に変更しても
同様なことが言える。
【0016】また第1の従来例に示されている実施例で
は、平日、休日を曜日との関連付けで分類し、その周期
性の抽出を行っているが、そのためには曜日設定もしく
は年月日設定を要するカレンダー機構が必要であり、利
用者に設定を行う負担をかける課題を有していた。
【0017】また、第2の在室予測装置のうち、従来の
構成では、在不在データを曜日に基づいて分類している
ので、例えば3日に1回の割合で夜勤がある看護婦や工
場勤務者の場合は、夜勤の曜日がずれていくので、曜日
別平均在室率から予測しても精度が悪いという課題を有
していた。
【0018】従来の在不在予測装置の課題を整理すると
以下のようになる。 1)周期的でない在室、不在データに対して対応できな
い。
【0019】2)利用者にカレンダー設定を行わせる負
担を要している。 3)曜日別の在不在データの分類では、曜日以外の規則
の場合に精度が低い。
【0020】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、1日毎の在室データを自動的にかつ適応的にクラス
タ分類し、各クラスタ毎の在室率を反映した標準パター
ンを更新しつつ、日毎に決定したクラスタ時系列から規
則性を見つけて在室予測すると共に、当日の在不在デー
タにより予測の修正を行うことによって、生活パターン
の変化にも追従可能な精度の良い在室予測装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】また、空気調和機の制御に関しての上記の
従来の構成または方法では、それぞれ以下に示す課題を
有していた。以下に課題を示す。空気調和機のタイマー
に関しては、タイマー機構をユーザーが利用するために
は、現在時刻の設定と共に、タイマーを動作させるため
の時刻を時間、分単位で設定する必要があった。またタ
イマーには、オンタイマーとオフタイマーがあるが、そ
れらが共通の機構の上で設定する場合が一般的である。
それゆえ、急にタイマーの設定時刻を変更したい場合な
どは、モードの切り替え、解除、変更の操作を行う必要
があり、いちいちマニュアルを見なければできない場合
が多いほど面倒であった。
【0022】また、オフタイマーの類似の自動運転で
は、単純に赤外線センサなどで人の在室状況を検出し、
それに応じて、空気調和機のオン、オフや設定温度の変
更を行っているが、人の部屋への出入りに応じて空気調
和機の運転が敏感に変わるので人の入退室が激しい場合
などは動作が不安定になり、不快感が増すことになる。
また、仮に一定時間、制御切り替え判断のための時間を
設けても、決められた一定時間は人が居なかったが、そ
の後すぐに入室が有るのか、6、7時間以上、人が居な
いのかわからないため、例えば暖房時を例にとっても、
不在時に設定温度を一定幅下げるなど画一的な制御しか
できなかった。本来は省エネルギーを考えるならば長時
間不在になるような場合は空気調和機をオフにしたり、
設定温度を5、6℃下げるなどの制御方策をとったほう
が効果的である。また、あまり長時間不在にしない場合
は、設定温度を変更しないほうが良い場合も有り得る。
このように不在時の、部屋の使い方に応じたきめ細かな
制御が十分なされていなかった。
【0023】また、オンタイマーに類似の自動運転で
は、過去の部屋の使用状況から入室や起床時刻の予測を
しているので、曜日などカレンダーに基づく規則性を持
った家庭の場合は、オンタイマーに近いことはできる
が、曜日を基本としないパターンを持った家庭では精度
が低くなる課題を有していた。また、不在の予測を行っ
ていないので、人が居なくなったときに、例えば暖房時
に、どの程度設定温度を下げて良いのか判断できない。
つまり快適性を重視した運転を行うことはできるが、省
エネルギ−性をも考えた制御が十分になされていなかっ
た。
【0024】従来の空気調和機の制御装置の課題を整理
すると以下のようになる。 1)オンタイマー、オフタイマーの設定、変更、解除な
どの操作が面倒。
【0025】2)人検知による制御のみでは不在時のき
め細かな制御がされてない。 3)曜日を基本とする予測制御では、曜日を基本としな
い生活では精度が低い。
【0026】本発明は上記の従来の課題を解決するもの
で、前記在室予測装置と熱負荷推定に基づき空気調和機
を制御することにより、快適性と省エネルギー性を考慮
した自動運転を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の在室予測装置は、対象とする領域内の人の在
及び不在を検出するセンサと、センサからの反応に基づ
いて1日のある期間の在、不在を判定する前処理部と、
前処理部から出力された1日分の在不在判定信号から、
自動的にかつ適応的にクラスタ分類し各クラスタの標準
パターンを更新する分類部と、分類部から出力された標
準パターンを記憶するデータ記憶手段と、過去のクラス
タ時系列から翌日のクラスタを予測する予測部と、予測
部から出力された翌日クラスタとデータ記憶手段から出
力された標準パターンから、現在時刻から先の予測在室
率等を出力する予測値出力手段から構成するものであ
る。さらに、上記の構成に加えて、前処理部から出力さ
れた1日の開始時点から現時点までの期間に相当する在
不在判定結果から、予測部から出力された翌日クラスタ
を修正する予測修正手段を付加することができる。
【0028】また、上記目的を達成するために本発明の
空気調和機の制御装置は、少なくとも人の有無を検出す
る人検知センサと、在室予測装置と、リモコンと、人検
知センサから得られる人検知信号から人の有無の状態が
どの程度継続したかを計数する継続時間計数部と、在室
予測装置の出力形態の一つである標準パターンの予測在
室率の高さに応じて1日を複数の時間帯に分割する予測
レベル分割部と、リモコンの設定値に従い運転するか、
設定内容と異なった運転を行うかを判断する在不在運転
切替部と、在不在運転切替部から得られる切替信号と、
予測レベル分割部から得られる予測レベルと、リモコン
の設定値から、運転モードと制御指標の値を決定する運
転モード決定部の構成を有するものである。また、上記
構成に、予測レベル分割部から得られる現在時点の予測
レベルと、その時点と異なった予測レベルまでの時間を
算出する推移時間算出部を付加したしたものである。ま
た上記構成に、室外または室内の気温を計測する温度セ
ンサと、前記温度センサからの出力から室内の熱負荷ま
たは、熱負荷の大きさのレベルを推定する熱負荷レベル
推定部を付加したものである。
【0029】
【作用】上記在室予測装置の構成における分類部で、1
日毎の在不在判定結果をもとにして、自動的に最適なク
ラスタ分類を行うので、利用者が予め平日や休日や曜日
などのカテゴリを設定する必要がなく、また、日の時系
列的な並びに依存しない在不在データの分類が可能であ
る。
【0030】また、本構成の予測部では、当日のクラス
タとそれ以前の過去のクラスタとの相関を記憶し、日々
その相関を更新していくので、周期性のみならずクラス
タ間の規則性を予測に生かすことができる。また、当日
の在不在データを用いて、予測されている選択クラスタ
の修正するので、暦に散在する祝祭日が現れた場合でも
自動的に追従可能である。
【0031】さらに、曜日別の平均在室率を予測在室率
とする第2の従来例の在室予測装置では、曜日以外の規
則で生活している利用者に対して十分な予測精度が得ら
れないという課題を有していたが、本構成の在室予測装
置では、利用者が曜日に基づいて生活しているという前
提条件を設けずに、利用者の生活の規則性を発見的に見
つけるので、例えば、3日に1回の割合で夜勤がある看
護婦や工場勤務者の生活に対しても対応可能で、精度を
落とすことなく在室予測することができる。従って本構
成の在室予測装置を用いることによって、部屋の使い方
をあらかじめ曜日に依存したものと想定する必要はない
上、利用者にカレンダー設定の負担を要しない。
【0032】また、空気調和機の制御装置では、第1に
人検知センサの出力から継続時間計数部において在室継
続時間、不在継続時間を計数し、その結果と、在室予測
装置の出力形態の一つである標準パターンから、1日の
各時間帯を予測在室率に応じてレベル分けした時刻別予
測レベルから、在不在運転切替部において部屋の使用状
態を推定する。この際、判断に当該時刻の予測レベルを
用いるのは運転の切り替え判断をなるべく早く行えるよ
うにするためである。そして部屋が使用状態にあると判
断した場合はリモコン設定値に基づき空気調和機を制御
する。また、部屋が使われない状態であると判断した場
合は、不在時の制御を行う。不在時の制御は、運転モー
ド決定部で判断するが、主に現在時刻を含む時間帯の予
測在室率のレベルに応じて設定温度を変える制御を行
う。予測レベルが高い場合は、またすぐに入室者のある
可能性が高いので、室内の空調状態を短時間でリモコン
設定値に戻せるような状態で待つ。また、予測レベルが
中程度の場合は室内が冷えきったり、暑くなりすぎたり
してリモコン設定値の状態に戻すために数10分もかか
らないようにするため室温の下支えを行う。そして予測
レベルが低い場合は停止させる。ただし、停止させると
いっても、常に人検知センサで室内の在室状態を検出し
て人がしばらく部屋に居る場合などは、また運転を再開
するので完全な停止ではない。また不在時は、定期的に
予測レベルの変化をチェックし、予測レベルの変化があ
れば設定温度も変える。
【0033】このことにより、予測在室率が高くなるよ
うな起床時や帰宅時は室内の温度を、リモコン設定値に
近づかせるような運転をするので、オンタイマーに類似
の準備運転が可能である。また不在時は、不在の度合い
を予測しているので、それを制御に反映できる。例え
ば、不在の程度が大きい場合に空気調和機を停止させれ
ば省エネルギーの観点から有効であり、不在の程度が小
さい場合に、短時間でリモコン設定値になる状態で待つ
ようにすれば、快適性の上で不快感を感ずることは少な
い。また、運転モード決定部の運転モード決定条件に、
予測レベル分割部から得られる現在時点の予測レベルと
他の異なった予測レベルまでの時間を加えることによ
り、就寝時や通勤通学などの長時間の不在の開始時点に
近い時間帯は、さらに省エネルギーを考えた制御が可能
で、例えば暖房時に一層低い温度の下支え運転を行った
り、一旦停止させたりすることが可能である。さらに、
運転モード決定部の運転モード決定条件に、熱負荷レベ
ル推定部の出力である現在時刻の熱負荷の大きさを加え
ることにより、温熱環境条件を判断に取り入れた立ち上
がり時の不快時間の少ない空調が可能となる。すなわ
ち、きめの細かなタイマーに類似の機能を持った不在時
の自動運転が可能である。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1において、11は赤外線を用
いて移動物体を検出する活動量センサであり、12は活
動量センサから出力されたパルス信号Paと時計から、
ある期間の在、不在を判定する前処理部であり、13は
前処理部から出力された1日分の在不在判定信号Zを各
クラスタの標準パターンと比較して、最適なクラスタを
判定し、最適クラスタの標準パターンを更新する分類部
であり、14は各クラスタの標準パターン信号Reを記
憶するデータ記憶手段であり、15は分類部から出力さ
れた最適クラスタ番号信号Ncと内部に記憶しているそ
れ以前の日の最適クラスタ番号から翌日のクラスタ番号
を予測する予測部であり、16は予測部から出力された
予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段から
出力された標準パターン信号Reから次時刻の予測在室
率を計算する予測値出力手段である。
【0035】以上のように構成された在室予測装置につ
いてその動作を説明する。図2は本実施例の在室予測装
置の動作を説明する流れ図である。まず、前処理部12
は活動量センサ11から出力されたパルス信号Paを一
定期間積算し、その結果からその期間の在(1)、不在
(0)を判定する。次に、分類部13は、前処理部12
から出力された1日分の在不在判定信号Zをクラスタ分
類する。すなわち、前処理部12から出力された1日分
の在不在判定信号Zとデータ記憶手段14に記憶されて
いる最新の各クラスタの標準パターンとの類似度を計算
し、最も類似度の高いクラスタを最適クラスタと判定
し、最適クラスタの標準パターンを更新する。次にデー
タ記憶手段14は、分類部13から出力された最適クラ
スタの標準パターン信号Reで、それ以前の対応するク
ラスタの標準パターンを上書きして記憶する。次に予測
部15は分類部13から出力されたその日の最適クラス
タ番号信号Ncと、内部で記憶しているそれ以前の最適
クラスタ番号との相関を計算することによって翌日のク
ラスタ番号を予測する。次に予測値出力手段16は予測
部15から出力された予測クラスタ番号信号Npと時計
とデータ記憶手段から出力された標準パターン信号Re
から次時刻に対応する標準パターンの値を予測在室率信
号Prとして出力する。図3に次時刻の予測在室率値P
rの値を求める方法を示した概念図を示す。図3におい
て、例えば現在時刻がTとした場合、次時刻T+1の予
測在室率Prは、次式で計算される。 Pr = RT+1 ただし、RT+1は、T+1での予測クラスタに対応する
標準パターン信号Reの時刻T+1に対応する値であ
る。
【0036】図4は前処理部12の詳しい構成を示すブ
ロック図である。121は在不在判定手段で、その動作
例を図5の流れ図で説明する。図5において、在不在判
定手段121は一定期間、活動量センサから出力された
パルス信号Paを積算する。サンプル期間が終了すると
予め内部に保持している判定しきい値Tspと比較し、 Sp > Tsp (ただし、Spは積算パルス数) ならば、その期間は在と判定し、Zc(逐次在不在判定
信号)に1を代入する。それ以外の場合は、不在と判定
し、Zcに0を代入する。122は在不在判定結果記憶
手段で、その記憶方法例を示す概念図を図6に示す。図
6から分かるように在不在判定結果記憶手段122は、
在不在判定手段121から一定期間毎に出力される逐次
在不在判定信号Zcを記憶し、1日分のデータが揃った
時点で在不在判定信号Z(=(Z0,Z1,.....,Zn-1)t|ただ
し、1日をn分割した場合)として出力する。
【0037】図7は分類部13の詳しい構成を示すブロ
ック図である。本実施例では、Kohonenの学習則
(参考文献:T.Kohonen,"Self-Organizationand Associ
ative Memory", 2ed, Springer-Verlag(1988))を用い
たクラスタ分類方法例で、説明する。131は類似度算
出手段で、前処理部12から出力された在不在判定信号
Zとデータ記憶手段15から出力された最新の各クラス
タの標準パターン信号Re(=(R0,R1,....,Rn-1)t)と
の距離計算を行う。以下に距離尺度としてユークリッド
距離を用いた例で、類似度算出手段131の動作を説明
する。1日をn分割した場合のi番目の期間の在不在判
定結果をZi(i=0〜n−1)とし、クラスタjのi
番目の期間の標準パターンの値をRjiとし、クラスタ
jとの類似度をLjとすると、
【0038】
【数1】
【0039】を計算する。各クラスタについて上式を計
算した後、まとめて類似度信号Le(=(L0,L1,....,LN)
|ただし、Nはクラスタ数)として出力する。132は
最適クラスタ決定手段で、類似度算出手段131から出
力された類似度信号Leから、当日の在不在判定信号Z
に、最適なクラスタを決定する。決定方法は各クラスタ
の類似度Liのうち最小の値を持つクラスタを探索し、
最小の値を持つクラスタを最適クラスタに決定する。出
力は最適クラスタ番号信号Ncと最適クラスタに相当す
る標準パターン信号Reが出力される。133は更新手
段で、以下に説明する方法で最適クラスタの標準パター
ン信号を更新する。最適クラスタに相当する標準パター
ンのi番目の期間の値をRsiとすると、 Rsi = Rsi + α×(Zi−Rsi) (i
=0〜n−1) (ただしαは0より大きく1以下の実数である)で更新
し、更新された標準パターン信号Reと最適クラスタ番
号信号Ncを出力する。
【0040】図8は予測部15の詳しい構成を示すブロ
ック図である。151はクラスタベクトル変換手段で、
分類部13から出力された最適クラスタ番号信号Ncを
予め内部に保持しているクラスタベクトルx(=(x1,
x2,.....,xm)t)に変換する。クラスタベクトルは、各
クラスタに一つづつ対応づけられており、大きさが0で
なく、互いに直交している。152は翌日クラスタ予測
手段で、翌日のクラスタを予測する。本実施例では系列
連想記憶型ニューラル・ネットワ−ク(参考文献:福島
邦彦,「時空間パターンの連想型記憶」,電子通信学会
論文誌(D)56−D,p401〜407(197
3))を用いた例で説明する。図9は、系列連想記憶型
ニューラル・ネットワークを示したもので、図10は上
記ニューラル・ネットワークの動作を説明した流れ図で
ある。図10に示したように、まず入力層には、当日の
最適クラスタに相当するクラスタベクトルx(=(x1,
x2,...,xm)t)が入力される。それと共に、それ以前に
入力されれていたクラスタベクトルは順に遅延層1..
Lへと一層づつ移動していく。シナプス荷重行列Wi
(i=1〜L)は、当日(入力層)とi日前のクラスタ
ベクトルsi(=(si1,si2,...,sim)t)との相関を記憶し
ており、以下の式で更新される。 Wi = Wi + x・si t (i=1〜L) 次に予測は、まず次式を計算して、下記のベクトルを想
起させる。想起ベクトルをh(=(h1,h2,...,hm)t)とし
て、
【0041】
【数2】
【0042】出力層の各ニューロンは、クラスタ数Nだ
けあり、内部にそれぞれ異なったクラスタベクトルを保
持している。ニューロンiは内部に保持しているクラス
タベクトルsiとhの関を計算する。計算した結果、最
大の相関値を持つニューロンは1を出力し、それ以外の
ニューロンは0を出力する。153はクラスタ番号変換
手段で、翌日クラスタ予測手段から出力された予測クラ
スタ決定信号p(=(p1,p2,....,pN)t)から1を出力し
ているクラスタ番号を見つけて、それを予測クラスタ番
号信号Npとして出力する。なお、予測部で、上記方法
ではなく過去の数日間の最適クラスタのクラスタ毎の頻
度をとり、最頻値を予測クラスタ番号信号Npとして出
力する方法や、クラスタの標準パターンを検索し最も早
い時刻に高い値を持つクラスタを予測クラスタ番号信号
Npとして出力することも可能である。
【0043】以上のように本実施例は、従来例のように
曜日を基本として予測しているわけではなく、1日毎の
在不在判定結果を適応的にクラスタ分類し、1日毎に決
定したクラスタ系列から翌日のクラスタを予測している
ので、曜日を基本として生活している人はもとより、そ
れ以外の規則で生活している人に対しても精度を落とす
ことなく在室予測することができる。
【0044】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。13は分類部で、実施例1と同
様な構成で、同様な動作をする。14はデータ記憶手段
で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、実
施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予測
値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。12は、
前処理部で、図11に詳しい構成を示す。図11におい
て、121は在不在判定手段で、実施例1の在不在判定
手段121と同様な動作をする。122は在不在判定結
果記憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶手段12
2と同様な動作をする。123は在不在判定補正手段
で、在不在判定結果記憶手段122から出力された1日
分の在不在判定信号Zを補正する。補正方法例を示す概
念図を図12に示す。図12において、まず、方法1と
して、両側を1(在)に挟まれたn個以下の0(不在)
を1(在)に変換する。方法2として、両側をm個以上
の0(不在)で挟まれた1(在)を0(不在)に変換す
る。
【0045】実施例2が実施例1と異なるのは、前処理
部12の構造に在不在判定補正手段123を付加した点
で、在不在判定信号を補正することによって、単なる部
屋通過など部屋を使用する意志がないような在(1)を
除外したり、部屋を使用する意志があるが、たまたま時
間刻みの関係上不在と判定された不在(0)を在と補正
するてんである。このことにより本来の推定対象である
利用者の部屋の使用不使用に在不在判定信号を近づける
ことができるので、特徴の強調された標準パターンが得
られ、ひいては予測精度も向上する。
【0046】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図13に詳しい構成を示す。図13におい
て、134は特徴量抽出手段で、在不在判定信号Zから
特徴量信号Fに変換する。図14は特徴量抽出手段13
4の動作を示した流れ図である。図14において、まず
特徴量抽出手段134は、在不在判定信号Zを読み込
む。次にその日の在不在判定信号Zが、1日中在(1)
であったかどうかを調べて、1日中、在と確認された場
合は、特徴量信号F(=(F1,F2,...,Fn-1)t|ただし、n
は1日の分割数)の全要素に、例えば1を代入する。次
に1日中、不在(0)であったかどうかを調べて、1日
中、不在と確認された場合は、特徴量信号Fの全要素
に、例えば−1を代入する。1日中在でも不在でもない
場合は、在不在判定信号Zから特徴量を抽出して、特徴
量信号Fに代入する。図15に特徴量の抽出方法例を示
した概念図を示す。図15において、在不在判定信号Z
の不在(0)から在(1)に変化する在(1)に対応す
る所の特徴量信号Fの値に、それまでの不在(0)の継
続期間数が代入される。逆に在(1)から不在(0)に
変化する不在(0)に対応する所の特徴量信号Fの値に
は、((それまでの在(1)の継続期間数)×(−
1))が代入される。それ以外の所の特徴量信号Fの値
には0が代入される。
【0047】図13において、135は正規化手段で、
特徴抽出手段134から出力された特徴量信号Fから、 Fs = F/|F| (ただし、|F|はFの大き
さ) を計算して、正規化特徴量信号Fsを出力する。
【0048】131は類似度算出手段で、実施例1の類
似度算出手段131と同様な動作をする。すなわち、図
7の類似度算出手段131の動作において、在不在判定
信号Zを正規化特徴量信号Fsと置き換え、標準パター
ン信号Reを標準特徴量信号Rfsと置き換えることに
よって説明できる。132は最適クラスタ決定手段で、
実施例1の最適クラスタ決定手段132と同様な動作を
する。すなわち、図7の最適クラスタ決定手段132の
動作において、標準パターン信号Reを標準特徴量信号
Rfsと置き換えることによって説明できる。133は
更新手段で、最適クラスタの標準特徴量信号Rfsと、
Rfsと予め1対1の対応関係が付いている在不在判定
信号の標準パターン(標準パターン信号)を更新し、最
適クラスタ番号信号Ncと最適クラスタに対応する標準
パターン信号Reを出力する。標準特徴量信号Rfsの
更新方法についてであるが、正規化特徴量信号Fsの1
日のうちでi番目に期間の値をFsiとし、最適クラス
タの標準特徴量信号Rfsの1日のうちでi番目の期間
の値をRfssiとすると、次式で更新する。 Rfs si = Rfssi + α×(Fsi−R
fssi) (i=1〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数である。次に、最
適クラスタの標準パターン信号Reの更新については、
次式で行われる。 Rsi = Rsi + β×(Zi−Rsi) (i
=0〜n−1) ただし、Rsiは、最適クラスタに対応する標準パター
ン信号Reの1日のうちのi番目の期間に対応する値。
Ziは、在不在判定信号Zの1日のうちのi番目の期間
に相当する値。βは0より大きく1以下の実数である。
136は標準特徴量記憶手段で、標準特徴量信号Rfs
を記憶している。
【0049】以上より、クラスタ分類する際の特徴量と
して、在不在判定信号Zそのものを用いるのではなく、
入退室に注目した特徴量を用いてクラスタ分類している
ので、長時間不在からの入室時や、長時間在室からの不
在時が強調され、特に起床時や帰宅時などの予測精度が
要求される時間帯の予測精度が向上する。
【0050】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図16において、
11は活動量センサで、実施例1と同様の動作をする。
12は前処理部で、実施例1または2のいずれかの前処
理部12と同様な構成で、同様な動作をする。14はデ
ータ記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は
予測部で、実施例1と同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、実施例1と同様な動作を
する。13は分類部で、図17に詳しい構成を示す。1
37は平均在室率計算手段で、内部にカウンタCと平均
在室率信号Za(=(Za0,Za1,....,Zan-1)t|ただし、n
は1日の分割数)を保持しており、以下に平均在室率計
算手段137の動作を説明する。まず、新たに在不在判
定信号Z(=(z0,z1,....,Zn-1)t)が入力されると、内
部に保持している平均在室率信号Zaを次式で更新す
る。 Zai = ((C×Zai) + Zi)/(C+1)
(i=0〜n−1) 次にカウントCの値を1増加させる。138は偏差計算
手段で、平均在室率137から出力された平均在室率信
号Zaと当日の在不在判定信号Zから、次式で偏差信号
Zd(=(Zd0,Zd1,.....,Zdn-1)t)を計算する。 Zdi = Zi − Zai (i=0〜n−1) 131は類似度算出手段で、実施例1の類似度算出手段
131と同様な動作をする。すなわち、図7の類似度算
出手段131の動作において、在不在判定信号Zを偏差
信号Zdに置き換え、標準パターン信号Reを標準偏差
信号Rdに置き換えることによって説明できる。132
は最適クラスタ決定手段で、実施例1の最適クラスタ決
定手段132と同様な動作をする。すなわち、図7の最
適クラスタ決定手段132の動作において、標準パター
ン信号Reを標準偏差信号Rdに置き換えることによっ
て説明できる。133は更新手段で、まず、最適クラス
タに相当する標準偏差信号Rdを次式で更新する。 Rdi = Rdi + α×(Zdi−Rdi) (i=
0〜n−1) ただし、αは0より大きく1以下の実数である。次に、
最適クラスタに相当する標準パターン信号Re(=(Re0,
Re1,....,Ren-1)t)を次式で算出する。 Rei = Rdi + Zai (i=0〜n−1) 139は標準偏差記憶手段で、標準偏差信号Rd(=(Rd
0,Rd1,....,Rdn-1)t))を記憶しておく。
【0051】以上より、クラスタ分類する際の特徴量
に、当日の在不在判定信号と平均在室率信号の偏差を用
いているので、在不在判定結果そのものを特徴量とする
のに比べて、その日の特徴が明確になり、在不在判定信
号の標準パターンに特徴が明確に現れるので、予測精度
が向上する。
【0052】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図18に詳しい構成を示す。131は類似度
算出手段で、実施例1の類似度算出手段131と同様な
動作をするものである。132は最適クラスタ決定手段
で、内部に各クラスタに対応するカウンタを保持してお
り、以下に最適クラスタ決定手段132の動作を説明す
る。入力された類似度信号Leから最適クラスタを決定
する。決定方法は、実施例1で説明した方法と同様な方
法を用いる。最適クラスタが決定すると、最適クラスタ
に対応するカウンタの値を1増加させて、そのカウンタ
値をカウンタ信号Cとして出力するとともに、最適クラ
スタに相当する標準パターン信号Reと最適クラスタ番
号信号Ncを出力する。133は更新手段で、入力され
た最適クラスタに相当する標準パターン信号Reを次式
で更新する。最適クラスタに相当する標準パターンのi
番目の期間の値をRsi、在不在判定信号のi番目の期
間の値をZi、Cは最適クラスタ決定手段から出力され
たカウンタ信号Cの値とすると、 Rsi = Rsi + (α/C)×(Zi−Rs
i) (i=0〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数である。
【0053】従って、実施例1と異なる点は、最適クラ
スタの標準パターン信号Reの更新する際に、そのクラ
スタが過去何回、最適クラスタになっているかという情
報に基づいて、更新速度を変化せる点である。この方法
で更新することによって、過去に多数最適クラスタに決
定されているクラスタの標準パターンが、通常とは異な
る突発的に発生した在不在判定信号Zの影響に左右され
にくくなるので、標準パターンが安定し、ノイズ的に発
生した在不在判定信号Zに対して耐性を持たせることが
できる。
【0054】(実施例6)以下本発明の第6の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1ま
たは実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図19に詳しい構成を示す。131は類似度
算出手段で、実施例1の類似度算出手段と同様な動作を
するものである。1310は更新クラスタ決定手段で、
入力された類似度信号Le(=(L1,L2,...,LN)|ただし
Nはクラスタ数)から最適クラスタを決定する。決定方
法は実施例1と同様な方法で決定する。次に最適クラス
タと共に更新するクラスタを決定する。決定方法は、ま
ず、最適クラスタの標準パターン信号Reとそれ以外の
標準パターン信号Reとの距離を計算する。距離の計算
方法例は、実施例1で説明した方法と同様な方法を用い
る。すなわちクラスタiの標準パターン信号と最適クラ
スタsの標準パターン信号との距離をLiとすると、
【0055】
【数3】
【0056】ただし、Rskは、最適クラスタsのk番
目の期間の標準パターン信号の値で、Rikは、クラス
タiのk番目の期間の標準パターン信号の値である。次
に、 Li < TL (ただし、TLは定数) を満たすクラスタを周辺クラスタとする。出力は、最適
クラスタ番号信号Ncとその標準パターン信号Reと、
周辺クラスタに決定したクラスタ番号信号Naとその標
準パターン信号Reである。133は更新手段で、更新
クラスタ決定手段1310から出力された最適クラスタ
と周辺クラスタの標準パターン信号Reを更新する。更
新方法は、実施例1と同様で、以下に更新式を示す。 Ri = Ri + α×(Zi−Ri) (i=0〜
n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数、Riは最適クラ
スタもしくは周辺クラスタの標準パターン信号Reのi
番目の期間に相当する値、Ziは在不在判定信号Zのi
番目の期間に相当する値である。
【0057】以上より、本実施例は、最適クラスタに対
応する標準パターン信号Reだけでなく、その周辺に位
置しているクラスタの標準パターン信号Reも更新する
ので、在不在判定結果信号Zの濃度に応じて標準パター
ン信号Reを分散させることができる。従って、きめ細
かい分類を行えるので予測精度も向上する。
【0058】(実施例7)以下本発明の第7の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1ま
たは実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図20に詳しい構成を示す。131は類似度
算出手段で、実施例1の類似度算出手段131と同様な
動作をするものである。1310は更新クラスタ決定手
段で、内部に各クラスタに対応するカウンタを保持して
おり、入力された類似度信号Leから最適クラスタを決
定する。決定方法は実施例1と同様な方法で決定する。
次に最適クラスタに対応するカウンタの値を1増やす。
次に最適クラスタと共に更新するクラスタを決定する。
決定方法は、まず、最適クラスタの標準パターン信号R
eとそれ以外の標準パターン信号Reとの距離を計算す
る。距離の計算方法は実施例6で説明した方法と同様な
方法を用いる。各クラスタの標準パターン信号Reとの
距離をLiとすると、 Li < TL/Cs (ただし、TLは定数で、Csは最適クラスタに対応す
るカウンタ値)を満たすクラスタを周辺クラスタとし、
周辺クラスタに対応するカウンタ値を1増やす。出力
は、最適クラスタ番号信号Ncとその標準パターン信号
Reとそのカウンタ値Csと周辺クラスタに決定したク
ラスタ番号Naとその標準パターン信号Reとそのカウ
ンタ値Cである。133は更新手段で、更新クラスタ決
定手段1310から出力された最適クラスタと周辺クラ
スタの標準パターン信号Reを更新する。更新方法は、
実施例5と同様で、以下に更新式を示す。 Ri = Ri + (α/C)×(Zi−Ri)
(i=0〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数で、Riは最適ク
ラスタもしくは周辺クラスタの標準パターン信号Reの
i番目の期間に相当する値、Ziは在不在判定信号Zの
i番目の期間に相当する値、Cは更新させるクラスタに
対応するカウンタ信号Cの値である。
【0059】以上より、実施例7は、最適クラスタに対
応する標準パターン信号だけでなく、その周辺に位置し
ているクラスタに対応する標準パターン信号も更新する
ので、在不在判定結果信号の濃度に応じて標準パターン
信号を分散させることができる。さらに、標準パターン
信号Reの更新速度をそのクラスタが過去何回、最適ク
ラスタに決定されたかを表す頻度情報に基づいて変化さ
せるので、過去に多数、最適クラスタに決定されている
クラスタの標準パターンReは、通常とは異なる突発的
に発生した在不在判定信号Zの影響を受けにくいので、
標準パターン信号Reが安定する。従って、よりきめ細
かい分類を行いつつ、ノイズ的在不在判定信号Zに対し
て耐性を持つ標準パターン信号Reを形成することがで
きるので予測精度も向上する。
【0060】(実施例8)以下本発明の第8の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図21に詳しい構成を示す。図21におい
て、134は特徴量抽出手段で、実施例3と同様な動作
をする。135は正規化手段で実施例3と同様な動作を
する。131は類似度算出手段で、実施例3と同様な動
作をする。136は標準特徴量記憶手段で、実施例3と
同様な動作をする。132は最適クラスタ決定手段で、
実施例5の最適クラスタ決定手段132と同様の動作を
する。すなわち、図18の最適クラスタ決定手段132
の動作において、標準パタ−ン信号Reを標準特徴量信
号Rfsに置き換えることによって説明できる。133
は更新手段で、以下にその動作を説明する。まず、最適
クラスタの標準特徴量信号Rfsが更新される。正規化
特徴量信号Fsの1日のうちでi番目に期間の値をFs
iとし、最適クラスタに相当する標準特徴量信号Rfs
の1日のうちでi番目の期間の値をRfssiとする
と、 Rfssi = Rfssi + (α/C)×(Fs
i−Rfssi) (i=1〜n−1) となる。ただしαは0より大きく1以下の実数、Cは最
適クラスタ決定手段132から出力されたカウンタ信号
の値。次に、標準パターン信号Reが更新される。標準
パターン信号Reの更新については、次式で行われる。 Rsi = Rsi + β×(Zi−Rsi) (i
=0〜n−1) ただし、Rsiは、最適クラスタに対応する標準パター
ン信号Reの1日のうちのi番目の期間に対応する値。
Ziは、在不在判定信号Zの1日のうちのi番目の期間
に相当する値、βは0より大きく1以下の実数である。
出力は、最適クラスタ番号信号Ncとその標準パターン
信号Reとその標準特徴量信号Rfsが出力される。
【0061】以上より、本実施例は、標準特徴量信号R
fsの更新を過去に何回最適クラスタに選ばれているか
の頻度情報に基づいて行っているので、ノイズ的に発生
した正規化特徴量信号Fsの影響を受けにくくなり、安
定した標準特徴量信号Rfsを得られるので予測精度が
向上する。また、クラスタ分類の際に用いる特徴量とし
て、在不在判定信号Zそのものを用いるのではなく、入
退室に注目した特徴量を用いているので、入室時や退室
時の予測精度も向上する。
【0062】(実施例9)以下本発明の第9の実施例に
ついて説明する。本実施例の全体構成は実施例1(図
1)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、
実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は
分類部で、図22に詳しい構成を示す。図22におい
て、134は特徴量抽出手段で、実施例3と同様な動作
をする。135は正規化手段で実施例3と同様な動作を
する。131は類似度算出手段で、実施例3と同様な動
作をする。136は標準特徴量記憶手段で、実施例3と
同様な動作をする。1310は更新クラスタ決定手段
で、実施例6の更新クラスタ決定手段1310と同様の
動作をする。すなわち、図19の更新クラスタ決定手段
1310の動作において、標準パターン信号Reを標準
特徴量信号Rfsに置き換えることによって説明でき
る。133は更新手段で、以下にその動作を説明する。
133は更新手段で、更新クラスタ決定手段1310か
ら出力された最適クラスタと周辺クラスタの標準特徴量
信号Rfsを更新する。まず、標準特徴量信号Rfsの
更新式を以下に示す。 Rfsi = Rfsi + α×(Fsi−Rfs
i) (i=0〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数、Rfsiは最適
クラスタもしくは周辺クラスタの標準特徴量信号Rfs
のi番目の期間に相当する値、Fsiは正規化特徴量信
号Fsのi番目の期間に相当する値である。次に標準パ
ターン信号Reが更新される。標準パターン信号Reの
更新については、次式で行われる。 Rsi = Rsi + β×(Zi−Rsi) (i
=0〜n−1) ただし、Rsiは、最適クラスタに対応する標準パター
ン信号Reの1日のうちのi番目の期間に対応する値。
Ziは、在不在判定信号Zの1日のうちのi番目の期間
に相当する値、βは0より大きく1以下の実数である。
【0063】以上より、本実施例は、クラスタ分類する
際に、入退室に注目した特徴量を用いているので、入退
室時の予測精度が向上する。さらに、最適クラスタに対
応する標準特徴量信号Rfsだけでなく、その周辺に位
置しているクラスタの標準特徴量信号Rfsも更新する
ので、正規化特徴量信号Fsの濃度に応じて標準特徴量
信号Rfsを分散させることができるので、きめ細かい
分類が可能で、予測精度が向上する。
【0064】(実施例10)以下本発明の第10の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施
例1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な
構成で、同様な動作をするものである。14はデータ記
憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部
で、実施例1と同様な構成で、同様な動作をする。16
は予測値出力手段で、実施例1と同様な動作をする。1
3は分類部で、図23に詳しい構成を示す。図23にお
いて、134は特徴量抽出手段で、実施例3と同様な動
作をする。135は正規化手段で実施例3と同様な動作
をする。131は類似度算出手段で、実施例3と同様な
動作をする。136は標準特徴量記憶手段で、実施例3
と同様な動作をする。1310は更新クラスタ決定手段
で、実施例7の更新クラスタ決定手段1310と同様の
動作をする。すなわち、図20の更新クラスタ決定手段
1310の動作において、標準パターン信号Reを標準
特徴量信号Rfsに置き換えることによって説明でき
る。133は更新手段で、以下にその動作を説明する。
まず、更新クラスタ決定手段1310から出力された最
適クラスタと周辺クラスタの標準特徴量信号Rfsを更
新する。以下に更新式を示す。 Rfsi = Rfsi + (α/C)×(Fsi−
Rfsi) (i=0〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数で、Rfsiは最
適クラスタもしくは周辺クラスタの標準特徴量信号Rf
sのi番目の期間に相当する値、Fsiは正規化特徴量
信号Fsのi番目の期間に相当する値である。Cは更新
させるクラスタに対応するカウンタ信号Cの値。次に、
標準パターン信号Reが更新される。標準パターン信号
Reの更新については、次式で行われる。 Rsi = Rsi + β×(Zi−Rsi) (i
=0〜n−1) ただし、Rsiは、最適クラスタに対応する標準パター
ン信号Reの1日のうちのi番目の期間に対応する値、
Ziは、在不在判定信号Zの1日のうちのi番目の期間
に相当する値、βは0より大きく1以下の実数である。
【0065】以上より、本実施例は、クラスタ分類する
際に、入退室に注目した特徴量を用いているので、入退
室時の予測精度が向上する。さらに、最適クラスタに対
応する標準特徴量信号Rfsだけでなく、その周辺に位
置しているクラスタの標準特徴量信号Rfsも更新する
上に、標準特徴量信号Rfsの更新する際に、過去に何
回最適クラスタに選ばれているかの頻度情報に基づいて
更新しているので、ノイズ的に発生した正規化特徴量信
号Fsの影響を受けにくくなり、安定した標準特徴量信
号Rfsを得られるとともに、正規化特徴量信号Fsの
濃度に応じて標準特徴量信号Rfsを分散させることが
できるので、きめ細かい分類が可能で、予測精度がより
向上する。
【0066】(実施例11)以下本発明の第11の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例4
(図16)と同様な構成である。11は活動量センサ
で、実施例1と同様の動作をする。12は前処理部で、
実施例1または2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をする。14はデータ記憶手段で、実
施例1と同様な動作をする。15は予測部で、実施例1
と同様な構成で、同様な動作をする。16は予測値出力
手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、図24に詳しい構成を示す。図24において、13
7は平均在室率計算手段で、実施例4における平均在室
率計算手段137と同様な動作をする。138は偏差計
算手段で、実施例4における偏差計算手段138と同様
な動作をする。131は類似度算出手段で、実施例4に
おける類似度算出手段131と同様な動作をする。13
9は標準偏差記憶手段で実施例4の標準偏差記憶手段1
39と同様な動作をする。132は最適クラスタ決定手
段で、実施例5における最適クラスタ決定手段132と
同様な動作をする。すなわち、図18の最適クラスタ決
定手段132の動作において、標準パターン信号Reを
標準偏差信号Rdに置き換えることによって説明でき
る。133は更新手段で、以下にその動作を説明する。
まず、最適クラスタの標準偏差信号Rdを次式で更新す
る。 Rdi = Rdi + (α/C)×(Zdi−Rdi
(i=0〜n−1) ただし、αは0より大きく1以下の実数、Cは最適クラ
スタ決定手段132から出力されたカウンタ信号の値で
ある。次に、最適クラスタの標準パターン信号Re(=
(Re0,Re1,....,Ren-1)t)を次式で算出する。 Rei = Rdi + Zai (i=0〜n−1) 出力は、最適クラスタ番号信号Ncと算出された標準パ
ターン信号Reである。
【0067】以上より、クラスタ分類する際の特徴量
に、当日の在不在判定信号Zと平均在室率信号Zaの偏
差を用いているので、特徴が明確になるとともに、最適
クラスタの標準パターン信号Reを更新する際に、その
クラスタが過去何回、最適クラスタになっているかとい
う情報に基づいて、更新速度を変化させるので、ノイズ
的に発生した在不在判定信号Zに対して耐性を持たせる
ことができ、安定した標準パターンを得ることができる
ので、予測精度が向上する。
【0068】(実施例12)以下本発明の第12の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例4
(図16)と同様な構成である。11は活動量センサ
で、実施例1と同様の動作をする。12は前処理部で、
実施例1または2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をする。14はデータ記憶手段で、実
施例1と同様な動作をする。15は予測部で、実施例1
と同様な構成で、同様な動作をする。16は予測値出力
手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、図25に詳しい構成を示す。図25において、13
7は平均在室率計算手段で、実施例4における平均在室
率計算手段137と同様な動作をする。138は偏差計
算手段で、実施例4における偏差計算手段138と同様
な動作をする。131は類似度算出手段で、実施例4に
おける類似度算出手段131と同様な動作をする。13
9は標準偏差記憶手段で実施例4の標準偏差記憶手段1
39と同様な動作をする。1310は更新クラスタ決定
手段で、実施例6における更新クラスタ決定手段131
0と同様な動作をする。すなわち、図19における更新
クラスタ決定手段1310において、標準パターン信号
Reを標準偏差信号Rdに置き換えることによって説明
できる。133は更新手段で、以下に動作を説明する。
まず、更新クラスタ決定手段1310から出力された最
適クラスタと周辺クラスタの標準偏差信号Rdを更新す
る。更新方法を以下に示す。 Ri = Ri + α×(Zdi−Ri) (i=0〜n
−1) ただしαは0より大きく1以下の実数。Riは最適クラ
スタもしくは周辺クラスタの標準偏差信号Rdのi番目
の期間に相当する値、Zdiは偏差信号Zdのi番目の
期間に相当する値である。次に、最適クラスタの標準パ
ターン信号Re(=(Re0,Re1,....,Ren-1)t)を次式で算
出する。 Rei = Rdi + Zai (i=0〜n−1) 出力は、最適クラスタ番号信号Ncと算出された標準パ
ターン信号Reと周辺クラスタに相当する標準偏差信号
Rdを出力する。
【0069】以上より、クラスタ分類する際の特徴量
に、当日の在不在判定信号Zと平均在室率信号Zaの偏
差を用いているので、特徴が明確になるとともに、最適
クラスタの標準偏差信号Rdだけでなく、その周辺に位
置しているクラスタの標準偏差信号Rdも更新するの
で、偏差信号Zdの濃度に応じて標準偏差信号Rdを分
散させることができる。従って、きめ細かい分類を行え
るので予測精度が向上する。
【0070】(実施例13)以下本発明の第13の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例4
(図16)と同様な構成である。11は活動量センサ
で、実施例1と同様の動作をする。12は前処理部で、
実施例1または2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をする。14はデータ記憶手段で、実
施例1と同様な動作をする。15は予測部で、実施例1
と同様な構成で、同様な動作をする。16は予測値出力
手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、図26に詳しい構成を示す。図26において、13
7は平均在室率計算手段で、実施例4における平均在室
率計算手段137と同様な動作をする。138は偏差計
算手段で、実施例4における偏差計算手段138と同様
な動作をする。131は類似度算出手段で、実施例4に
おける類似度算出手段131と同様な動作をする。13
9は標準偏差記憶手段で実施例4の標準偏差記憶手段1
39と同様な動作をする。1310は更新クラスタ決定
手段で、実施例7における更新クラスタ決定手段131
0と同様な動作をする。すなわち、図20における更新
クラスタ決定手段1310において、標準パターン信号
Reを標準偏差信号Rdに置き換えることによって説明
できる。133は更新手段で、以下に動作を説明する。
まず、更新クラスタ決定手段1310から出力された最
適クラスタと周辺クラスタの標準偏差信号Rdを更新す
る。更新式を以下に示す。 Ri = Ri + (α/C)×(Zdi−Ri) (i
=0〜n−1) ただしαは0より大きく1以下の実数で、Riは最適ク
ラスタもしくは周辺クラスタの標準偏差信号Rdのi番
目の期間に相当する値。Zdiは偏差信号Zdのi番目
の期間に相当する値。Cは更新させるクラスタに対応す
るカウンタ信号Cの値。次に、最適クラスタの標準パタ
ーン信号Re(=(Re0,Re1,....,Ren-1)t)を次式で算出
する。 Rei = Rdi + Zai (i=0〜n−1) 出力は、最適クラスタ番号信号Ncと算出された標準パ
ターン信号Reと周辺クラスタに相当する標準偏差信号
Rdを出力する。
【0071】以上より、クラスタ分類する際の特徴量
に、当日の在不在判定信号Zと平均在室率信号Zaの偏
差を用いているので、特徴が明確になるとともに、最適
クラスタに対応する標準偏差信号Rdだけでなく、その
周辺に位置しているクラスタの標準偏差信号Rdも更新
するので、偏差信号Zdの濃度に応じて標準偏差信号R
dを分散させることができ、さらに、標準偏差信号Rd
の更新速度をそのクラスタが過去何回、最適クラスタに
決定されたかに基づいて変化させるので、ノイズ的に発
生した在不在判定信号Zに対して、安定した標準偏差信
号Rdが得られる。従って、在不在判定信号Zの特徴を
明確にしつつ、よりきめ細かい分類を行い、ノイズ的な
在不在判定信号Zに耐性を持つ標準偏差信号Rdを形成
することができるので安定した予測精度が得られる。
【0072】(実施例14)以下本発明の第14の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は、前処理部で、実施
例1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な
構成で、同様な動作をするものである。14はデータ記
憶手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値
出力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類
部で、図27に詳しい構成を示す。図27において、1
31は類似度算出手段で、実施例1における類似度算出
手段131と同様な動作をする。132は最適クラスタ
決定手段で、実施例1における最適クラスタ決定手段1
32と同様な動作をする。133は更新手段で、実施例
1における更新手段133と同様な動作をする。131
1は特異パターン判別手段で、類似度算出手段131か
ら出力された類似度信号Leから当日の在不在判定信号
Zが特異パターンか否かを判定する。以下に特異パター
ン判別手段1311の詳しい動作を説明する。まず、入
力された類似度信号Leから最適クラスタを判定する。
判定方法は、最適クラスタ決定手段132で行う最適ク
ラスタ判定方法と同様である。最適クラスタに対応する
類似度信号の値Lesとして、 Les > Tth (ただし、Tthは定数しきい値)ならば、当日の在不
在判定信号は特異パターンと判別し、スイッチ制御信号
ssと特異パターン判別信号Ntを出力する。特異パタ
ーン判別信号Ntは予め特異パターンと定義された値が
出力される。例えば、クラスタ番号が0〜N(>0)
で、特異パターンの値として−1が定義されている場
合、−1が出力される。そして、スイッチ制御信号ss
は、スイッチ1312と1313をOFFにして、最適
クラスタ決定手段132に類似度信号Leと標準パター
ン信号Reが入力されないようにする。また、スイッチ
1314には、特異パターン判別信号が分類部13から
出力されるように制御する。スイッチ1315では、標
準パターン信号Reが分類部から出力されないように制
御する。逆に、 Les ≦ Tth ならば、特異パターン判別手段1311からは特異パタ
ーン判別信号Ntは出力されず、スイッチ制御信号ss
だけが出力される。そして、スイッチ制御信号ssは、
スイッチ1312と1313をONにして、最適クラス
タ決定手段132に類似度信号Leと標準パターン信号
Reが入力されるようにする。また、スイッチ1314
には、更新手段133から出力された最適クラスタ番号
信号Ncが分類部13から出力されるように制御する。
スイッチ1315では、更新手段133から出力された
標準パターン信号Reが分類部から出力されるように制
御する。
【0073】15は予測部で、構成は実施例1(図8)
と同様で、同様な動作をする。ただし、分類部13から
特異パターン判別信号Ntが出力された場合は、予測部
15の内部にあるクラスタベクトル変換手段151は、
予め定義しておいた特異パターンに対応するクラスタベ
クトルに変換して出力する。特異パターンに対応するク
ラスタベクトルとして、例えば、全ての要素が0のベク
トル(零ベクトル)を対応させておくと都合が良い。零
ベクトルが系列連想記憶型ニューラル・ネットワークに
入力されても、遅延層を移動するだけで記憶過程及び想
起過程においては無視されることに等しいので、記憶過
程及び想起過程では特異パターンから影響を受けない。
【0074】以上より、当日の在不在判定信号Zを特異
パターンか否かを判別して、特異パターンと判別された
場合は、特異パターンの影響を受ずに翌日のクラスタを
予測することができるので、予測精度が安定する。
【0075】なお本実施例では、実施例1を基に説明し
たが、実施例3〜13のいずれの分類部13にも上記の
特異パターン判別手段1311を付加することができ、
上述と同様の効果を得ることができる。
【0076】(実施例15)以下本発明の第15の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。図2
8は、翌日クラスタ予測手段152の動作を示した流れ
図である。図28において、まず、翌日クラスタ予測手
段152は、前回想起したベクトルh(実施例1参照)
とその時点に予測した翌日のクラスタベクトルvyを記
憶している。そして、翌日、新たに入力された最適クラ
スタベクトルx(=(X1,x2,...,xm)t)とベクトルhの相
関Vsを計算する。さらに翌日クラスタ予測手段152
は、内部に関数f、gを保持しており、 α = f(Vs) β = g(Vs)(α、βは実数) を計算した上で、例として、次式に従ってシナプス荷重
行列Wi(i=1〜L)を更新する。i日前のクラスタ
ベクトルをsi(=(si1,si2,...,sim)t)とすると、 Wi = Wi + (α・x−βvy)・si t (i=
1〜L) で、更新する。一方、予測方法は、実施例1と同様の方
法で予測する。
【0077】以上より、本実施例は、現在と過去のクラ
スタの相関を記憶する方式に特徴があり、αとβを適当
な値に設定することによって、短期間で翌日のクラスタ
予測精度を上げることができる。また、クラスタ系列の
変化に対してもはやく追従することができる。
【0078】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0079】(実施例16)以下本発明の第16の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。ま
ず、翌日クラスタ予測手段152は、内部に各シナプス
荷重行列Wi(i=1〜L)に一つづつ対応して、カウ
ンタCi(i=1〜L)を保持している。そして、Wi
が更新される度にカウンタの値を1増やす。なおWiの
更新方法は、実施例1と同様な方法で行う。ただし、特
異パターンに対応するクラスタベクトルの場合は、カウ
ンタの値は増やさない。一方、予測する場合は、まず、
次式に従って想起させる。想起ベクトルをhとして、i
日前のクラスタベクトルをsi(=(si1,si2,...,sim)t
とすると
【0080】
【数4】
【0081】で計算される。想起ベクトルhを求めた後
の動作は、実施例1と同様である。以上、この方法で
は、想起ベクトルhを求める際に、各シナプス荷重行列
Wiが過去に何回、更新されているかを考慮している。
従って、Wiのiの値によって、想起ベクトルがiの値
が小さいWiから、より強い影響を受けることを防ぎ、
どのWiからも均一な影響を受けるようにすることがで
きる。従って、偏った予測を防ぐことができる。特にこ
の効果が現れるのは初期の段階である。例えば、i=1
とi=7を比較した場合、更新を初めて7日目には、W
1はすでに7回更新されているのに対して、W7は7日
目になって初めて1回更新される。
【0082】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0083】(実施例17)以下本発明の第17の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。ま
ず、翌日クラスタ予測手段152は、前回想起したベク
トルh(実施例1参照)とその時予測した翌日のクラス
タベクトルvyを記憶している。そして、翌日、新たに
入力された最適クラスタベクトルx(=(X1,x2,...,
xm)t)とベクトルhの相関Vsを計算する。さらに、翌
日クラスタ予測手段152は、内部に関数f、gを保持
しており、 α = f(Vs) β = g(Vs) (α、βは実数) を計算し、例えば、次式に従ってシナプス荷重行列Wi
(i=1〜L)を更新する。i日前のクラスタベクトル
をsi(=(si1,si2,...,sim)t)とすると、 Wi = Wi + (α・x−βvy)・si t (i=
1〜L) となる。一方、予測方法については、翌日クラスタ予測
手段152は、内部に各Wiに1つづつ対応したカウン
タCiを保持しており、Wiが更新される度にカウンタ
Ciの値は1増やす。ただし、特異パターンに対応する
クラスタベクトルの場合は、カウンタの値は増やさな
い。一方、予測する際は、まず想起ベクトルhを以下の
式で求める。i日前のクラスタベクトルをsi(=(si1,s
i2,...,sim)t)とすると、
【0084】
【数5】
【0085】で計算される。想起ベクトルhを求めた後
の動作は、実施例1と同様である。従って、本実施例で
は、現在と過去のクラスタの相関を記憶する方法と予測
する方法の両方に特徴があり、実施例15と実施例16
を合わせた効果を得ることができる。すなわち、短期間
で翌日のクラスタ予測精度を上げることができるととも
に、更新回数が異なることによる予測の偏りも防ぐこと
ができる。
【0086】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0087】(実施例18)以下本発明の第18の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。図2
9は翌日クラスタ予測手段152の動作を示した流れ図
である。図29において、まず、翌日クラスタ予測手段
152は前回予測した翌日のクラスタベクトルvyを記
憶している。そして翌日、新たに入力された最適クラス
タベクトルx(=(X1,x2,...,xm)t)が入力されると、記
憶していた翌日の予測クラスタベクトルvyと新たに入
力された当日の最適クラスタベクトルxと比較して、v
yとxが一致していた場合は、シナプス荷重行列Wiの
更新は行わない。逆にVyとxが一致していなければ、
シナプス荷重行列Wiは実施例1に記述した方法と同様
な方法で更新する。一方、予測方法については、実施例
1に記述した方法と同様な方法を用いて翌日のクラスタ
を予測する。
【0088】以上より、本実施例では、予測クラスタが
当日に決定した最適クラスタに等しかった場合(つま
り、予測が正しかった場合)は、シナプス荷重行列Wi
の更新を行わなくて、予測を間違えた場合のみ更新を行
う。この方式によって、シナプス荷重行列Wiが過剰に
学習することがないので、例えば7日周期で、 A→A→A→A→A→A→B (ただし、A及びBは当日の最適クラスタとする)のよ
うな系列の場合に、上記の方法で学習させれば、Bパタ
ーンも正しく予測することができる。つまり、発生頻度
の低いパターンも正しく予測することができる。
【0089】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0090】(実施例19)以下本発明の第19の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。ま
ず、翌日クラスタ予測手段152は、前回想起したベク
トルh(実施例1参照)とその時予測した翌日のクラス
タベクトルvyを記憶している。そして翌日、新たに入
力された最適クラスタベクトルx(=(X1,x2,...,xm)t
が入力されると、記憶していた翌日の予測クラスタベク
トルvyと新たに入力された当日の最適クラスタベクト
ルxと比較して、vyとxが一致していた場合は、シナ
プス荷重行列Wiの更新は行わない。逆にVyとxが一
致していなければ、シナプス荷重行列Wiは実施例16
に記述した方法と同様な方法で更新する。一方、予測方
法は、実施例16と同様な方法を用いる。
【0091】従って、本実施例では、実施例16と実施
例18を合わせた効果が得られる。すなわち、発生頻度
の低いパターンも正しく予測することができるととも
に、シナプス荷重行列Wiのiに偏った予測を防ぐこと
ができる。
【0092】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0093】(実施例20)以下本発明の第20の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。ま
ず、翌日クラスタ予測手段152は、前回想起したベク
トルh(実施例1参照)とその時予測した翌日のクラス
タベクトルvyを記憶している。そして翌日、新たに入
力された最適クラスタベクトルx(=(X1,x2,...,xm)t
が入力されると、記憶していた翌日の予測クラスタベク
トルvyと新たに入力された当日の最適クラスタベクト
ルxと比較して、vyとxが一致していた場合は、シナ
プス荷重行列Wiの更新は行わない。逆にVyとxが一
致していなければ、シナプス荷重行列Wiは実施例15
に記述した方法と同様な方法で更新する。一方、予測方
法は、実施例1と同様な方法を用いる。
【0094】以上より、本実施例では、実施例15と実
施例18を合わせた効果が得られる。すなわち、短期間
で翌日のクラスタ予測精度を上げることができるととも
に、発生頻度の低いパターンも正しく予測することがで
きる。
【0095】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0096】(実施例21)以下本発明の第21の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶
手段で、実施例1と同様な動作をする。16は予測値出
力手段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。15は予
測部で、実施例1の予測部(図8)と同様な構成である
が、翌日クラスタ予測手段152の動作が異なる。以下
に翌日クラスタ予測手段152の動作を説明する。ま
ず、翌日クラスタ予測手段152は、前回想起したベク
トルh(実施例1参照)とその時予測した翌日のクラス
タベクトルvyを記憶している。そして翌日、新たに入
力された最適クラスタベクトルx(=(X1,x2,...,xm)t
が入力されると、記憶していた翌日の予測クラスタベク
トルvyと新たに入力された当日の最適クラスタベクト
ルxと比較して、vyとxが一致していた場合は、シナ
プス荷重行列Wiの更新は行わない。逆にVyとxが一
致していなければ、シナプス荷重行列Wiは実施例17
に記述した方法と同様な方法で更新する。予測方法につ
いても、実施例17と同様な方法を用いる。
【0097】以上より、本実施例では、実施例17と実
施例18を合わせた効果が得られる。すなわち、短期間
で翌日のクラスタ予測精度を上げることができるととも
に、更新回数が異なることによる予測の偏りも防ぐこと
ができ、さらに、発生頻度の低いパターンも正しく予測
することができる。
【0098】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測部
15を用いても、同様の効果が得られる。その場合(図
16を用いた場合)、11は活動量センサで実施例1と
同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1または
実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成で、同
様な動作をするものである。14はデータ記憶手段で、
実施例1と同様な動作をする。16は予測値出力手段
で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、実
施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な構
成で、同様な動作をする。
【0099】(実施例22)以下本発明の第22の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、以下に詳しい動作を説明
する。予測部15から出力された予測クラスタ番号信号
Npと時計とデータ記憶手段14から出力された標準パ
ターン信号Reから、現在から先の高い予測在室率を示
している時刻を出力する。図30に出力方法を説明した
概念図を示す。図30に示したように、予測値出力手段
16は、現在時刻から先を探索して、標準パターン信号
Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻を出力する。図30の例では(7,8,9,
10,13)が出力される。
【0100】以上より、本実施例では、現在時刻から先
の高在室率の時刻を出力しているので、予め準備をする
時間を必要とする制御系に応用する場合は、都合が良
い。
【0101】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の効果が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0102】(実施例23)以下本発明の第23の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様の動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから、現在から
先の低い予測在室率を示している時間帯を出力する。以
下に予測値出力手段16の動作を説明する。予測値出力
手段16は、現在時刻から先を探索して、標準パターン
信号Reの要素値Riが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値) となる時刻を出力する。
【0103】以上より、本実施例では、現在時刻から先
の低在室率の時刻を出力しているので、予め準備をする
時間を必要とする制御系に応用する場合は、都合が良
い。
【0104】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の効果が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0105】(実施例24)以下本発明の第24の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、以下に詳しい動作を説明
する。予測部15から出力された予測クラスタ番号信号
Npと時計とデータ記憶手段14から出力された標準パ
ターン信号Reから、次時刻の予測在室率と現在から先
の高い予測在室率を示している時間帯を出力する。図3
1に出力方法を説明した概念図を示す。図31に示した
ように、予測値出力手段16は、現在時刻から先を探索
して、標準パターン信号Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻と、次時刻の予測在室率を出力する。図31
の例では(R6、8、9)が出力される。ただし、R
6は、次時刻の予測在室率である。
【0106】以上より本実施例では、次時刻の在室率予
測と現在時刻から先の高在室率の時刻の両方を出力して
いる。なお、本実施例では、全体構成として実施例1
(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実施例
4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値出力
手段16を用いても同様の機能が得られる。その場合
(図15を用いた場合)、11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1ま
たは実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0107】(実施例25)以下本発明の第25の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから、次時刻の
予測在室率と現在から先の低い予測在室率を示している
時間帯を出力する。以下に予測値出力手段16の詳しい
動作を説明する。予測値出力手段16は、現在時刻から
先を探索して、標準パターン信号Reの要素値R iが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値)となる時刻と、次時刻の予
測在室率を出力する。
【0108】以上より本実施例では、次時刻の在室率予
測と現在時刻から先の低在室率の時刻の両方を出力して
いる。
【0109】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0110】(実施例26)以下本発明の第26の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから、現在から
先の高い予測在室率を示している時間帯と低い予測在室
率を示している時間帯を出力する。以下に予測値出力手
段16の詳しい動作を説明する。図32は、出力方法を
示した概念図である。図32において、予測値出力手段
16は、まず、現在時刻から先を探索して、標準パター
ン信号Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻を判別し、出力する。次に、現在時刻から先
を探索して標準パターン信号Reの要素値Riが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値) となる時刻を判別し、出力する。図32の例では、
(6、7、8、14、15)が出力されることになる。
以上より本実施例では、現在時刻から先の高及び低在室
率の時刻を出力している。
【0111】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0112】(実施例27)以下本発明の第27の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから、次時刻の
予測在室率と現在から先の高い予測在室率を示している
時間帯と低い予測在室率を示している時間帯を出力す
る。以下に予測値出力手段16の詳しい動作を説明す
る。まず、予測値出力手段16は、現在時刻から先を探
索して、標準パターン信号Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻を判別し、出力する。次に、現在時刻から先
を探索して標準パターン信号Reの要素値Riが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値) となる時刻を判別し、出力する。次に、次時刻に対応す
る予測在室率を出力する。以上より本実施例では、現在
時刻から先の高及び低在室率の時刻と次時刻に対応する
予測在室率を出力している。
【0113】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0114】(実施例28)以下本発明の第28の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから得られた次
時刻の予測在室率を補正した値を出力する。以下に予測
値出力手段16の詳しい動作を説明する。図33は、予
測値出力手段16の動作を示した流れ図である。図33
において、まず、予測値出力手段16は、次時刻の予測
在室率Prを読み込む、そして、 Pr > PTh (ただし、PThはしきい値) ならば、 Pr = 1.0 を代入する。次に、 Pr < PTl (ただし、PTlはしきい値) ならば、 Pr = 0.0 を代入する。そして最後に、次時刻予測在室率Prを出
力する。以上より本実施例では、次時刻の予測在室率を
補正したものを出力している。
【0115】本来、人の在不在は在(1)または不在
(0)のどちらかの状態になるものなので、予測在室率
Prが1に近い値を示している時や、逆に0に近い値を
示している時は、予測在室率Prを上記のように補正す
ることによって、予測精度を向上させることができる。
【0116】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0117】(実施例29)以下本発明の第29の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから得られた次
時刻の予測在室率を補正した値と現在から先の高い予測
在室率を示している時間帯を出力する。以下に予測値出
力手段16の詳しい動作を説明する。まず、予測値出力
手段16は、次時刻の予測在室率Prを読み込み、実施
例28に記述した方法と同様な方法を用いて予測在室率
Prを補正する。次に、現在時刻から先を探索して、標
準パターン信号Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻を判別し、その時刻を出力する。以上より本
実施例では、次時刻の予測在室率を補正したものと現在
時刻から先の高在室率を示している時刻を出力する。
【0118】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0119】(実施例30)以下本発明の第30の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから得られた次
時刻の予測在室率を補正した値と現在から先の低い予測
在室率を示している時間帯を出力する。以下に予測値出
力手段16の詳しい動作を説明する。まず、予測値出力
手段16は、次時刻の予測在室率Prを読み込み、実施
例28に記述した方法と同様な方法を用いて予測在室率
Prを補正する。次に、現在時刻から先を探索して、標
準パターン信号Reの要素値Riが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値)となる時刻を判別し、その
時刻を出力する。
【0120】以上より本実施例では、次時刻の予測在室
率を補正したものと現在時刻から先の低在室率を示して
いる時刻を出力する。
【0121】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0122】(実施例31)以下本発明の第31の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから得られた次
時刻の予測在室率を補正した値と現在から先の高い予測
在室率を示している時間帯と現在から先の低い予測在室
率を示している時間帯を出力する。以下に予測値出力手
段16の詳しい動作を説明する。まず、予測値出力手段
16は、次時刻の予測在室率Prを読み込み、実施例2
8に記述した方法と同様な方法を用いて予測在室率Pr
を補正する。次に、現在時刻から先を探索して、標準パ
ターン信号Reの要素値Riが、 TR ≦ Ri (ただしTRは、しきい値) となる時刻を判別し、その時刻を出力する。次に、現在
時刻から先を探索して、標準パターン信号Reの要素値
iが、 TLR ≧ Ri (ただしTLRは、しきい値) となる時刻を判別し、その時刻を出力する。以上より本
実施例では、次時刻の予測在室率を補正したものと現在
時刻から先の高及び低在室率を示している時刻を出力す
る。
【0123】なお、本実施例では、全体構成として実施
例1(図1)を用いて説明したが、全体構成として、実
施例4(図16)を採用して、上記の動作をする予測値
出力手段16を用いても同様の機能が得られる。その場
合(図16を用いた場合)、11は活動量センサで実施
例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構成
で、同様な動作をするものである。14はデータ記憶手
段で、実施例1と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例4、11、12、13、14のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。15は予測部で、実施例
1、15、16、17、18、19、20、21のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。
【0124】(実施例32)以下本発明の第32の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図34にお
いて、11は赤外線を用いて移動物体を検出する活動量
センサであり、12は活動量センサから出力されたパル
ス信号Paと時計から、一定期間の在(1)、不在
(0)を判定し、逐次在不在判定信号Zcとして出力す
るとともに、1日分の在不在判定結果が蓄積された時点
で、在不在判定信号Zとして出力する。13は分類部
で、実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデ
ータ蓄積手段で、実施例1と同様な動作をする。15は
予測部で、実施例1、15、16、17、18、19、
20、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測修正手段17から出
力された逐次最適クラスタ番号信号Nsとデータ記憶手
段14から出力された標準パターン信号Reと予測部1
5から出力された予測クラスタ番号信号Npと時計か
ら、実施例1と同様な動作を行い、次時刻の予測在室率
を出力をする。17は予測修正手段で、前処理部12か
ら出力された逐次在不在判定信号Zcとデータ記憶手段
14から出力された標準パターン信号Reと予測部15
から出力された予測クラスタ番号信号信号Npから、そ
の時点までの在不在判定結果で、最も適しているクラス
タを決定し、逐次最適クラスタ番号信号Nsとして出力
する。
【0125】以上のように構成された在室予測装置につ
いてその動作を説明する。図35は本実施例の動作を説
明する流れ図である。図35において、まず、前処理部
12は活動量センサ11から出力されたパルス信号Pa
を一定期間積算し、その結果からその期間の在(1)、
不在(0)を判定する。判定方法は、実施例1に記述し
た方法と同様な方法を用いる。その判定結果を逐次在不
在判定信号Zcとして出力する。そして、1日分の在不
在判定結果が蓄積された時点で、在不在判定信号Zとし
て出力する。まず、次にデータが、まだ1日分蓄積され
ていない場合の動作を説明する。予測修正手段17は、
前処理部12から出力された逐次在不在判定信号Zcを
入力として、その時点まででの在不在判定結果の最も適
しているクラスタを決定するが、しかし、その時点まで
の逐次在不在判定した回数がNt回以下の場合は、その
時点では逐次最適クラスタを探索せず、翌日の予測クラ
スタNpをそのまま逐次最適クラスタNsとして出力す
る。一方、1日分の在不在判定結果が全て蓄積された場
合は、前処理部12から分類部13へ在不在判定信号Z
が送られる。そして、分類部13及び予測部15を通し
て、翌日のクラスタNpが決定される。さて、予測値出
力手段16は、まず、予測部15から予測クラスタ番号
信号Npが出力されているかどうかを確認し、もし出力
が確認されれば、予測クラスタNpに対応する標準パタ
ーンReの次時刻に対応する値を次時刻の予測在室率と
して出力する。それ以外の場合(つまり、1日分のデー
タが蓄積されていない場合)は、予測修正手段17から
出力される逐次最適クラスタ番号信号Nsに対応する標
準パターンReの次時刻に対応する値を次時刻の予測在
室率として出力する。
【0126】図36は前処理部12の詳しい構成を示す
ブロック図である。図36において、121は在不在判
定手段で、実施例1と同様な動作をする。122は在不
在判定結果記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。
次に予測修正手段17の詳しい動作を説明する。予測修
正手段17は内部にメモリを持っており、そのメモリに
1日の開始時点から現時点までの逐次在不在判定結果Z
cを記憶している。次に予測修正手段17は、現時点ま
でに在不在判定結果Zcが何個記憶されているかをカウ
ントする。そして、 Nc ≦ Nt (ただし、Ncはカウント数、Ntはしき
い値) ならば、予測部15から出力された予測クラスタ番号信
号Npを出力する。逆に、 Nc > Nt ならば、現時点までの逐次在不在判定結果Zcと各クラ
スタの現時点までの標準パタ−ンReとの距離を計算
し、最小距離のクラスタを逐次最適クラスタNsに決定
する。以下、距離尺度としてユーグリッド距離を用いた
例で説明する。現時点で、逐次在不在判定結果ZcがN
c個記憶されているとして、クラスタiとの距離をLi
として、1日の開始時点からj番目の逐次在不在判定結
果をZjとして、クラスタiの1日の開始時点からj番
目の標準パターンReの値をRijとして、
【0127】
【数6】
【0128】を算出する。この内、最小距離のクラスタ
を逐次最適クラスタNsとして出力する。
【0129】以上より本実施例では、予測修正手段17
を新たに設けて、当日の途中までの在不在判定結果を監
視することにより、前日に予測した翌日クラスタNpを
修正して、より適したクラスタに移行することができ
る。従って、祭日や夏休みなどのように今までの規則と
異なる順で発生したクラスタに対しても、修正すること
ができるので、全体として予測精度は向上する。
【0130】なお、予測値出力手段16の出力として、
実施例22、23、24、25、26、27、28、2
9、30、31のいずれかの形態にすることもできる。
【0131】(実施例33)以下本発明の第33の実施
例について説明する。
【0132】本実施例の全体構成は実施例32(図3
4)と同様な構成である。11は活動量センサで実施例
1と同様な動作をする。13は分類部で、実施例1、
3、5、6、7、8、9、10、14のいずれかと同様
な構成で、同様な動作をする。14はデ−タ記憶手段
で、実施例1と同様な動作をする。15は予測部で、実
施例1、15、16、17、18、19、20、21の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。16は予
測値出力手段で、実施例32と同様な動作をする。17
は予測修正手段で、実施例32と同様な動作をする。1
2は、前処理部で、図37に詳しい構成を示す。図37
において、121は在不在判定手段で、実施例1の在不
在判定手段121と同様な動作をする。122は在不在
判定結果記憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶手
段122と同様な動作をする。123は在不在判定補正
手段で、実施例2と同様な動作をする。
【0133】以上より本実施例では、在不在判定を補正
することによって、人の突発的な行動によって発生する
在(1)または不在(0)を在不在判定結果から除外す
ることができ、さらに1日の途中からでも予測クラスタ
を修正することができるので予測精度が向上する。
【0134】なお、予測値出力手段16の出力として、
実施例22、23、24、25、26、27、28、2
9、30、31のいずれかの形態にすることもできる。
【0135】(実施例34)以下本発明の第34の実施
例について図面を参照しながら説明する。図38におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様の動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または33のいずれ
かの前処理部12と同様な構成で、同様な動作をする。
13は分類部で、実施例4、11、12、13、14の
いずれかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデ
ータ記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は
予測部で、実施例1、15、16、17、18、19、
20、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、実施例32と同様な動作
をする。17は予測修正手段で、実施例32と同様な動
作をする。
【0136】本実施例は、在不在データのクラスタ分類
する際の特徴量として在不在判定信号Zと平均在室率と
の偏差を用いた実施例に、予測修正手段17を付加した
ものである。なお、予測値出力手段16の出力として、
実施例22、23、24、25、26、27、28、2
9、30、31のいずれかの形態にすることもできる。
【0137】(実施例35)以下本発明の第35の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図39にお
いて、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または実施例33の
いずれかの前処理部12と同様な構成で、同様な動作を
する。13は分類部で、実施例1、3、5、6、7、
8、9、10、14のいずれかと同様な構成で、同様な
動作をする。14はデータ記憶手段で、実施例1と同様
な動作をする。15は予測部で、実施例1、15、1
6、17、18、19、20、21のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。16は予測値出力手段で、
実施例32と同様な動作をする。17は予測修正手段で
ある。
【0138】図40は予測修正手段17の動作を示した
流れ図である。図40において、まず予測修正手段17
は、前処理部12から出力された逐次在不在判定信号Z
cを読み込む。次に、予測値出力手段16の出力からフ
ィードバックされた次時刻の予測在室率Prから、Zc
と同時刻に対応する予測在室率Prの差(誤差)を求め
る。誤差をEとすると、 E = |Zc − Pr| で求められる。次に予測修正手段17の内部に記憶して
いる当日の開始時点からの累積誤差ERを次式で更新す
る。 ER = ER + E なお、累積誤差ERは、1日が終了した時点でゼロにリ
セットされる。次に、予め予測修正手段17の内部に保
持しているしきい値TEと比較して、 ER > TE ならば、その時点まででの在不在判定結果から逐次最適
クラスタNsを求める。求める方法は、実施例32で記
述した方法と同様な方法を用いる。逆に、 ER ≦ TE ならば、予測部15から出力された予測クラスタ番号信
号Npの値を逐次最適クラスタ番号信号Nsとして出力
する。また、しきい値TEを時刻によって変化する変数
とすることもできる。例えば現在時刻が、1日の開始時
点からT番目の期間に含まれているとする。そして、予
測修正手段17の内部に予め保持している関数fによっ
て、しきい値TEを、 TE = f( T ) で決定する。
【0139】本実施例の特徴は、予測値出力手段16の
出力が予測修正手段17にフィードバックされているこ
とが特徴で、予測修正手段17では、1日の開始時点か
らの累積誤差の値によって、予測部15から出力された
予測クラスタNpを修正するか否かを判断している。こ
のことにより、1日単位で行う予測結果と、当日の在不
在判定結果に基づく予測修正のバランスをとる。つま
り、在不在判定結果少なく、また予測があまり実態とあ
っていない場合は予測修正を行い、そうでない場合は多
少の予測誤差があっても予測修正を行わない。このこと
により、予測の出力が極端に頻繁に変化するのを防ぐこ
とができる。
【0140】なお、本実施例の予測修正手段17を、実
施例34(図38)に適用することもできる。また、予
測値出力手段16の出力として、実施例24、25、2
7、28、29、30、31のいずれかの形態にするこ
ともできる。
【0141】(実施例36)以下本発明の第36の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例35
(図39)と同様な構成である。すなわち、図39にお
いて、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または実施例33の
いずれかの前処理部12と同様な構成で、同様な動作を
する。13は分類部で、実施例1、3、5、6、7、
8、9、10、14のいずれかと同様な構成で、同様な
動作をする。14はデータ記憶手段で、実施例1と同様
な動作をする。15は予測部で、実施例1、15、1
6、17、18、19、20、21のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。16は予測値出力手段で、
実施例32と同様な動作をする。17は予測修正手段で
ある。図41は予測修正手段17の動作を示した流れ図
である。図41において、まず予測修正手段17は、前
処理部12から出力された逐次在不在判定信号Zcを読
み込み、予め予測修正手段17の内部に保持しているカ
ウンタCの値を1増やす。ただし、カウンタCの値は、
1日が終了した時点でゼロにリセットされる。次に、予
測値出力手段16の出力からフィードバックされた次時
刻の予測在室率Prから、Zcと同時刻に対応する予測
在室率Prの差(誤差)を求める。誤差をEとすると、 E = |Zc − Pr| で求められる。次に予測修正手段17の内部に記憶して
いる当日の開始時点からの累積誤差ERを次式で更新す
る。 ER = ER + E なお、累積誤差ERは1日が終了した時点でゼロにリセ
ットされる。次に、現時刻までの平均誤差Eaを次式で
求める。 Ea = ER/C そして、平均誤差Eaと予測修正手段17の内部に予め
保持しているしきい値Taと比較して、 Ea > Ta ならば、その時点まででの在不在判定結果から逐次最適
クラスタNsを求める。求める方法は、実施例32で記
述した方法と同様な方法を用いる。逆に、 Ea ≦ Ta ならば、予測部15から出力された予測クラスタ番号信
号Npの値を逐次最適クラスタ番号信号Nsとして出力
する。また、しきい値Taを時刻によって変化する変数
とすることもできる。例えば現在時刻が、1日の開始時
点からT番目の期間に含まれているとする。そして、予
測修正手段17の内部に予め保持している関数fによっ
て、しきい値Taを、 Ta = f( T ) で決定する。
【0142】以上、本実施例が実施例35と異なる点
は、予測修正手段17の動作の中の予測修正を行うか否
かの判断に、実施例35は、累積誤差を用いているのに
対して、本実施例では、平均誤差を用いている点であ
る。
【0143】なお、本実施例の予測修正手段17を、実
施例34(図38)に適用することもできる。また、予
測値出力手段16の出力として、実施例24、25、2
7、28、29、30、31のいずれかの形態にするこ
ともできる。
【0144】(実施例37)以下本発明の第37の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例35
(図39)と同様な構成である。すなわち、図39にお
いて、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または実施例33の
いずれかの前処理部12と同様な構成で、同様な動作を
する。13は分類部で、実施例1、3、5、6、7、
8、9、10、14のいずれかと同様な構成で、同様な
動作をする。14はデータ記憶手段で、実施例1と同様
な動作をする。15は予測部で、実施例1、15、1
6、17、18、19、20、21のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。16は予測値出力手段で、
実施例32と同様な動作をする。17は予測修正手段で
ある。図42は予測修正手段17の動作を示した流れ図
である。図42において、まず予測修正手段17は、前
処理部12から出力された逐次在不在判定信号Zcを読
み込み、予測値出力手段16の出力からフィードバック
された次時刻の予測在室率Prから、同時刻のZcとP
rの差(誤差)を求める。誤差をEとすると、 E = |Zc − Pr| で求められる。次に、誤差Eと予測修正手段17の内部
に予め保持しているしきい値Tcと比較して、 E > Tc ならば、その時点まででの在不在判定結果から逐次最適
クラスタNsを求める。求める方法は、実施例32で記
述した方法と同様な方法を用いる。逆に、 E ≦ Tc ならば、予測部15から出力された予測クラスタ番号信
号Npの値を逐次最適クラスタ番号信号Nsとして出力
する。また、しきい値Tcを時刻によって変化する変数
とすることもできる。例えば現在時刻が、1日の開始時
点からT番目の期間に含まれているとする。そして、予
測修正手段17の内部に予め保持している関数fによっ
て、しきい値Tcを、 Tc = f( T ) で決定する。
【0145】以上、本実施例は、逐次在不在判定信号Z
cが予測修正部17に入力される度に、その時点での誤
差を計算して予測修正を行うか否かを決定している。
【0146】なお、本実施例の予測修正手段17を、実
施例34(図38)に適用することもできる。また、予
測値出力手段16の出力として、実施例24、25、2
7、28、29、30、31のいずれかの形態にするこ
ともできる。
【0147】(実施例38)以下本発明の第38の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例32
(図34)と同様な構成である。すなわち、図34にお
いて、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または実施例33の
いずれかの前処理部12と同様な構成で、同様な動作を
する。13は分類部で、実施例1、3、5、6、7、
8、9、10、14のいずれかと同様な構成で、同様な
動作をする。14はデータ記憶手段で、実施例1と同様
な動作をする。15は予測部で、実施例1、15、1
6、17、18、19、20、21のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。16は予測値出力手段で、
実施例32と同様な動作をする。17は、予測修正手段
である。図43は予測修正手段17の動作を示した流れ
図である。図43において、まず予測修正手段17は、
前処理部12から出力された逐次在不在判定信号Zcを
読み込み、その時点まででの在不在判定結果から逐次最
適クラスタNsを求める。求める方法は、実施例32で
記述した方法と同様な方法を用いる。次に、現時点まで
での在不在判定結果と予測部15から出力された予測ク
ラスタ番号信号Npに対応する標準パターンの距離を計
算する。計算方法は実施例32で記述した方法と同様で
ある。つまり、予測修正手段17の内部に、1日の開始
時点から現時点までの逐次在不在判定結果ZcがNc個
記憶されているとして、予測クラスタ番号Npとの距離
をLNpとして、1日の開始時点からj番目の逐次在不在
判定結果をZjとして、予測クラスタ番号Npの1日の
開始時点からj番目の標準パターンReの値をRNp j
して、
【0148】
【数7】
【0149】で算出する。次に、現時点まででの在不在
判定結果と現時点での最適クラスタNsの標準パターン
との距離をLNsとして、差分ELを次式で計算する。 EL = |LNp − LNs| 次に、予測修正手段17の内部に保持しているしきい値
Lと比較して、 EL > TL ならば、Nsを出力する。逆に、 EL ≦ TL ならば、Npを最適クラスタ番号信号Nsとして出力す
る。また、しきい値TLを時刻によって変化する変数と
することもできる。例えば現在時刻が、1日の開始時点
からT番目の期間に含まれているとする。そして、予測
修正手段17の内部に予め保持している関数fによっ
て、しきい値TLを、 TL = f( T ) で決定する。
【0150】以上より、本実施例は、予測修正手段17
の動作の中で予測修正を行うか否かの判断に、その時点
での最適クラスタNsの標準パターンとその時点までの
逐次在不在判定結果との距離LNsと、予測クラスタNp
の標準パターンとその時点までの逐次在不在判定結果と
の距離LNpの差分を求めることによって判断しているこ
とが特徴である。
【0151】なお、本実施例の予測修正手段17を、実
施例34(図38)に適用することもできる。また、予
測値出力手段16の出力として、実施例22、23、2
4、25、26、27、28、29、30、31のいず
れかの形態にすることもできる。
【0152】(実施例39)以下本発明の第39の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例32
(図34)と同様な構成である。すなわち、図34にお
いて、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。12は前処理部で、実施例32または実施例33の
いずれかの前処理部12と同様な構成で、同様な動作を
する。13は分類部で、実施例1、3、5、6、7、
8、9、10、14のいずれかと同様な構成で、同様な
動作をする。14はデータ記憶手段で、実施例1と同様
な動作をする。15は予測部で、実施例1、15、1
6、17、18、19、20、21のいずれかと同様な
構成で、同様な動作をする。16は予測値出力手段で、
実施例32と同様な動作をする。17は予測修正手段で
ある。図44は予測修正手段17の動作を示した流れ図
である。図44において、まず予測修正手段17は、前
処理部12から出力された逐次在不在判定信号Zcを読
み込み、その時点まででの在不在判定結果から逐次最適
クラスタNsを求める。求める方法は、実施例32で記
述した方法と同様な方法を用いる。次に、現時点までで
の在不在判定結果と予測部15から出力された予測クラ
スタ番号信号Npに対応する標準パターンの距離を計算
する。計算方法は実施例32で記述した方法と同様であ
る。つまり、予測修正手段17の内部に、現時点までの
逐次在不在判定結果ZcがNc個記憶されているとし
て、予測クラスタ番号Npとの距離をLNpとして、1日
の開始時点からj番目の逐次在不在判定結果をZjとし
て、予測クラスタ番号Npの1日の開始時点からj番目
の標準パターンReの値をRNpjとして、
【0153】
【数8】
【0154】で算出する。次に、現時点まででの在不在
判定結果と現時点での最適クラスタNsの標準パターン
との距離をLNsとして、比ERLを次式で計算する。 ERL = LNS / LNP 次に、予測修正手段17の内部に保持しているしきい値
RLと比較して、 ERL > TRL ならば、Npを出力する。逆に、 ERL ≦ TRL ならば、Nsを最適クラスタ番号信号Nsとして出力す
る。また、しきい値TRLを時刻によって変化する変数と
することもできる。例えば現在時刻が、1日の開始時点
からT番目の期間に含まれているとする。そして、予測
修正手段17の内部に予め保持している関数fによっ
て、しきい値TRLを、 TRL = f( T ) で決定する。
【0155】以上より、本実施例は、予測修正手段17
の動作の中で、予測修正を行うか否かの判断に、その時
点での最適クラスタNsの標準パターンとその時点まで
の逐次在不在判定結果の距離LNsと予測クラスタNpの
標準パターンとその時点までの逐次在不在判定結果の距
離LNpの比を求めることによって判断していることが特
徴である。
【0156】なお、本実施例の予測修正手段17を、実
施例34(図38)に適用することもできる。また、予
測値出力手段16の出力として、実施例22、23、2
4、25、26、27、28、29、30、31のいず
れかの形態にすることもできる。
【0157】(実施例40)以下本発明の第40の実施
例について説明する。図45は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図45におい
て、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、センサが設置されている場所の
明るさを計測するものである。12は前処理部で、詳し
い構成を図46に示す。図46において、122は在不
在判定結果記憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶
手段122と同様な動作をする。124は活動量依存在
不在判定手段で、実施例1の在不在判定手段121と同
様な動作をする。125は明るさ依存在不在判定手段
で、その動作を図47の流れ図に示す。図47におい
て、まず明るさ依存在不在判定手段125は、光センサ
から出力される明るさ信号hを読み込み、内部に保持し
ているカウンタCの値を1増やす。なお、カウンタ値C
の値は、1日の1つのサンプル期間が終了した時点で、
値をゼロにリセットする。次に、明るさ依存在不在判定
手段125が内部に保持している累積値wを次式で更新
する。 w = w + h なお、累積値wの値も1日の1つのサンプル期間が終了
した時点で、値をゼロにリセットする。以上の動作を1
日の1つのサンプル期間が終了するまで繰り返す。サン
プル期間が終了すると、次に、平均明るさLを次式で求
める。 L = w / C そして、平均明るさLと明るさ依存在不在判定手段12
5の内部に予め保持しているしきい値TLと比較して、 L > TL ならば、明るさ依存在不在判定信号Zc2に1を代入する
が、しかし現在時刻が、予め夜間として定義した時間帯
に含まれていなければ、明るさ依存在不在判定信号Zc2
に0を代入する。また、 L ≦ TL ならば、常に明るさ依存在不在判定信号Zc2には0が代
入される。126は総合逐次在不在判定手段で、活動量
依存在不在判定手段124から出力された活動量依存逐
次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不在判定手段12
5から出力された明るさ依存在不在判定信号Zc2から対
象としている期間の在不在を判定する。なお、活動量依
存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不在判定信号
c2は、同期して出力される。総合逐次在不在判定手段
126は、入力された活動量依存逐次在不在判定信号Z
c1と明るさ依存在不在判定信号Zc2から、例として、次
式に従ってZcを算出する。 Zc = Zc1 + Zc2 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外で
はそのままのZcの値が出力される。
【0158】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図44)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図46において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図44)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図46において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0159】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサだけでなく、新たに光センサ
の情報も用いることに特徴がある。例えば、センサを室
内に設置しているとして、光センサからの情報は、昼間
は無効であるが、夜間では、たいていの人は、在室して
いる時は、電灯を付けるので、光センサからの情報は、
在不在判定する場合の有効な情報となる。
【0160】(実施例41)以下本発明の第41の実施
例について説明する。図48は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図48におい
て、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。19は音センサで、センサが設置されている周辺の
音を計測するものである。12は前処理部で、詳しい構
成を図49に示す。図49において、122は在不在判
定結果記憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶手段
122と同様な動作をする。124は活動量依存在不在
判定手段で、実施例1の在不在判定手段121と同様な
動作をする。127は音依存在不在判定手段で、その動
作を図50の流れ図に示す。図50において、まず音依
存在不在判定手段127は、音センサから出力される音
信号vを読み込み、内部に保持しているカウンタCの値
を1増やす。なお、カウンタ値Cの値は、1日の1つの
サンプル期間が終了した時点で、値をゼロにリセットす
る。次に、音依存在不在判定手段127が内部に保持し
ている累積値wを次式で更新する。 w = w + v なお、累積値wの値も1日の1つのサンプル期間が終了
した時点で、値をゼロにリセットする。以上の動作を1
日の1つのサンプル期間が終了するまで繰り返す。サン
プル期間が終了すると、次に、平均音度Lを次式で求め
る。 L = w / C そして、平均音度Lと音依存在不在判定手段127の内
部に予め保持しているしきい値TLと比較して、 L > TL ならば、音依存在不在判定信号Zc3に1を代入する。ま
た、 L ≦ TL ならば、常に音依存在不在判定信号Zc3には0が代入さ
れる。126は総合逐次在不在判定手段で、活動量依存
在不在判定手段124から出力された活動量依存逐次在
不在判定信号Zc1と音依存在不在判定手段127から出
力された音依存在不在判定信号Zc3から対象としている
期間の在不在を判定する。なお、活動量依存逐次在不在
判定信号Zc1と音依存在不在判定信号Zc3は、同期して
出力される。総合逐次在不在判定手段126は、入力さ
れた活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依存在不在
判定信号Zc3から、例えば次式に従って、その期間の逐
次在不在判定Zcを決定して、出力する。 Zc = Zc1 + Zc3 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならば、Zcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外
ではそのままのZcの値が出力される。
【0161】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図48)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図49において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図48)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図49において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0162】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサだけでなく、新たに音センサ
の情報も用いることに特徴がある。例えば、センサを室
内に設置しているとして、音センサからの情報は、人が
在室して行動する際に派生する音や、人がテレビやラジ
オの電源を入れることによって発生する音を得ることが
できるので、在不在判定する場合の有効な情報となる。
【0163】(実施例42)以下本発明の第42の実施
例について説明する。図51は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図51におい
て、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。20は電力計で、設置されている部屋の電力を計測
するものである。12は前処理部で、詳しい構成を図5
2に示す。図52において、122は在不在判定結果記
憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶手段122と
同様な動作をする。124は活動量依存在不在判定手段
で、実施例1の在不在判定手段121と同様な動作をす
る。128は電力依存在不在判定手段で、その動作を図
53の流れ図に示す。図53において、まず電力依存在
不在判定手段128は、電力計から一定の間隔で出力さ
れる電力値信号eを読み込み、内部に保持しているカウ
ンタCの値を1増やす。次に、電力依存在不在判定手段
128が内部に保持している累積値wを次式で更新す
る。 w = w + e 以上の動作を1日の1つのサンプル期間が終了するまで
繰り返す。サンプル期間が終了すると、次に、平均電力
Lを次式で求める。 L = w / C そして、平均電力Lと電力依存在不在判定手段128の
内部に予め保持しているしきい値TLと比較して、 L > TL ならば、電力依存在不在判定信号Zc4に1を代入する。
また、 L ≦ TL ならば、常に電力依存在不在判定信号Zc4には0が代入
される。126は総合逐次在不在判定手段で、活動量依
存在不在判定手段124から出力された活動量依存逐次
在不在判定信号Zc1と電力依存在不在判定手段128か
ら出力された電力依存在不在判定信号Zc4から対象とし
ている期間の在不在を判定する。なお、活動量依存逐次
在不在判定信号Zc1と電力依存在不在判定信号Zc4は、
同期して出力される。総合逐次在不在判定手段126
は、入力された活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と電
力依存在不在判定信号Zc4から、例えば次式に従って、
その期間の逐次在不在判定Zcを決定して、出力する。 Zc = Zc1 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならば、Zcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外
ではそのままのZcの値が出力される。
【0164】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図51)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図52において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図51)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図52において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0165】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサだけでなく、新たに電力計の
情報も用いることに特徴がある。電力計からの情報は、
人が在室して電器製品の電源を入れることによって電力
値が上昇するということが分かるので、在不在判定する
場合の有効な情報となる。
【0166】(実施例43)以下本発明の第43の実施
例について説明する。図54は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図54におい
て、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。21は在室申告手段で、現在、在室していることを
人間自身がこの在不在申告手段21を用いて申告するも
のであり、例えば、エアコンやテレビに付随してくるリ
モコンでもこの機能を果たすことができる。12は前処
理部で、詳しい構成を図55に示す。図55において、
122は在不在判定結果記憶手段で、実施例1の在不在
判定結果記憶手段122と同様な動作をする。124は
活動量依存在不在判定手段で、実施例1の在不在判定手
段121と同様な動作をする。126は総合逐次在不在
判定手段で、活動量依存在不在判定手段124から出力
された活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と随時入力さ
れる申告信号Seからその期間の逐次在不在判定Zcを
決定し、出力する。以下に、決定方法の一例を説明す
る。まず、対象としている期間に、1回も申告信号Se
が入力されなければ、活動量依存逐次在不在判定信号Z
c1の値をその期間の逐次在不在判定Zcとして出力す
る。もし1回でも申告信号Seが入力されれば、その期
間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1の値に関わら
ず、常に逐次在不在判定Zcに1が代入され、出力され
る。
【0167】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図54)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図55において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図54)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図55において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0168】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサだけでなく、新たに、人が現
在在室しているということを申告するするための在室申
告手段21を設けたことに特徴がある。この在室申告
は、機器に室内に在室者が居ることを教えるアクティブ
な申告と、機器操作をしたという情報を在室者が居る都
判断し利用するパッシブナ申告の両方の意味を持つ。在
室申告手段からの情報は、人自身が現在、自分が在室し
ているということを意味するので、活動量センサに比べ
信頼性の高い情報として扱えるので、在不在判定する場
合の有効な情報となる。また、センサの死角に人がいる
場合も有効である。
【0169】(実施例44)以下本発明の第44の実施
例について説明する。図56は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図56におい
て、11は活動量センサで実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで実施例40と同様な動作をする。
19は音センサで実施例41と同様な動作をする。12
は前処理部で、詳しい構成を図57に示す。図57にお
いて、122は在不在判定結果記憶手段で、実施例1の
在不在判定結果記憶手段122と同様な動作をする。1
24は活動量依存在不在判定手段で、実施例1の在不在
判定手段121と同様な動作をする。125は明るさ依
存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依存在不在判
定手段と同様な動作をする。127は音依存在不在判定
手段で、実施例41の音依存在不在判定手段127と同
様な動作をする。126は総合逐次在不在判定手段で、
活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不在
判定信号Zc2と音依存在不在判定信号Zc3から、例えば
以下の方法を用いて、逐次在不在判定信号Zcを出力す
る。 Zc = Zc1 + Zc2 + Zc3 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外で
はそのままのZcの値が出力される。
【0170】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図56)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図57において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図56)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図57において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0171】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサと光センサと音センサから求
めていることに特徴があり、それぞれ異なる情報から総
合的に判断して在不在判定信号Zを決めることができ
る。
【0172】(実施例45)以下本発明の第45の実施
例について説明する。図58は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図58におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
12は前処理部で、詳しい構成を図59に示す。図59
において、122は在不在判定結果記憶手段で、実施例
1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作をす
る。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1の
在不在判定手段121と同様な動作をする。125は明
るさ依存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依存在
不在判定手段と同様な動作をする。128は電力依存在
不在判定手段で、実施例42の電力依存在不在判定手段
128と同様な動作をする。126は総合逐次在不在判
定手段で、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ
依存在不在判定信号Z c2と電力依存在不在判定信号Zc4
から、例えば以下の方法を用いて、逐次在不在判定信号
Zcを出力する。 Zc = Zc1 + Zc2 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外で
はそのままのZcの値が出力される。
【0173】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図58)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図59において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図58)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図59において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0174】以上、本実施例では、在不在判定信号Zを
求める際に、活動量センサと光センサと電力計から求め
ていることに特徴があり、それぞれ異なる性質の情報か
ら総合的に判断して在不在判定信号Zを決めることがで
きるので、より信頼性の高い在不在判定情報が得られ
る。
【0175】(実施例46)以下本発明の第46の実施
例について説明する。図60は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図60におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作を
する。12は前処理部で、詳しい構成を図61に示す。
図61において、122は在不在判定結果記憶手段で、
実施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作
をする。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例
1の在不在判定手段121と同様な動作をする。125
は明るさ依存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依
存在不在判定手段と同様な動作をする。126は総合逐
次在不在判定手段で、活動量依存在不在判定手段124
から出力された活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明
るさ依存在不在判定手段125から出力された明るさ依
存在不在判定信号Z c2と随時入力される申告信号Seか
らその期間の逐次在不在判定Zcを決定し、出力する。
以下に、決定方法の一例を説明する。まず、対象として
いる期間に、1回も申告信号Seが入力されなければ、
例えば次式に従って逐次在不在判定信号Zcを決定す
る。 Zc = Zc1 + Zc2 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。もし1回でも申告信号Seが入力されれば、その期
間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存
在不在判定信号Zc2の値に関わらず、常に逐次在不在判
定Zcに1が代入され、出力される。
【0176】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図60)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図61において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図60)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図61において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0177】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと光センサと在室申告手段から
求めていることに特徴があり、それぞれ異なる性質の情
報から総合的に判断して在不在判定信号Zを決めること
ができるので、より信頼性の高い在不在判定情報が得ら
れる。
【0178】(実施例47)以下本発明の第47の実施
例について説明する。図62は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図62におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
12は前処理部で、詳しい構成を図63に示す。図63
において、122は在不在判定結果記憶手段で、実施例
1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作をす
る。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1の
在不在判定手段121と同様な動作をする。127は音
依存在不在判定手段で、実施例41の音依存在不在判定
手段127と同様な動作をする。128は電力依存在不
在判定手段で、実施例42の電力依存在不在判定手段1
28と同様な動作をする。
【0179】126は総合逐次在不在判定手段で、活動
量依存在不在判定手段124から出力された活動量依存
逐次在不在判定信号Zc1と音依存在不在判定手段127
から出力された音依存在不在判定信号Zc3と電力依存在
不在判定手段128から出力された電力依存在不在判定
信号Zc4から、例えば以下の方法を用いて、逐次在不在
判定信号Zcを出力する。 Zc = Zc1 + Zc3 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外で
はそのままのZcの値が出力される。
【0180】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図62)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図63において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図62)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図63において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0181】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと音センサと電力計から求めて
いることに特徴があり、それぞれ異なる性質の情報から
総合的に判断して在不在判定信号Zを決めることができ
るので、より信頼性の高い在不在判定情報が得られる。
【0182】(実施例48)以下本発明の第48の実施
例について説明する。図64は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図64におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作を
する。12は前処理部で、詳しい構成を図65に示す。
図65において、122は在不在判定結果記憶手段で、
実施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作
をする。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例
1の在不在判定手段121と同様な動作をする。127
は音依存在不在判定手段で、実施例41の音依存在不在
判定手段127と同様な動作をする。126は総合逐次
在不在判定手段で、活動量依存在不在判定手段124か
ら出力された活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依
存在不在判定手段127から出力された音依存在不在判
定信号Zc3と申告信号Seから、例えば以下の方法を用
いて、1日の対象としている期間の逐次在不在判定Zc
を決定し、出力する。以下に、決定方法の一例を説明す
る。まず、対象としている期間に、1回も申告信号Se
が入力されなければ、例えば次式に従って逐次在不在判
定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 + Zc3 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依
存在不在判定信号Z c3の値に関わらず、常に逐次在不在
判定Zcに1が代入され、出力される。
【0183】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図64)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図65において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図64)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図65において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0184】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと音センサと在室申告手段から
求めていることに特徴があり、それぞれ異なる性質の情
報から総合的に判断して在不在判定信号Zを決めること
ができるので、より信頼性の高い在不在判定情報が得ら
れる。
【0185】(実施例49)以下本発明の第49の実施
例について説明する。図66は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図66におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作をす
る。12は前処理部で、詳しい構成を図67に示す。図
67において、122は在不在判定結果記憶手段で、実
施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作を
する。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1
の在不在判定手段121と同様な動作をする。128は
電力依存在不在判定手段で、実施例42の電力依存在不
在判定手段128と同様な動作をする。126は総合逐
次在不在判定手段で、活動量依存在不在判定手段124
から出力された活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と電
力依存在不在判定手段128から出力された電力依存在
不在判定信号Zc4と申告信号Seから、例えば以下の方
法を用いて、1日の対象としている期間の逐次在不在判
定Zcを決定し、出力する。以下に、決定方法の一例を
説明する。まず、対象としている期間に、1回も申告信
号Seが入力されなければ、例えば次式に従って逐次在
不在判定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依
存在不在判定信号Z c3の値に関わらず、常に逐次在不在
判定Zcに1が代入され、出力される。
【0186】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図66)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図67において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図66)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図67において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0187】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと電力計と在室申告手段から求
めていることに特徴があり、それぞれ異なる性質の情報
から総合的に判断して在不在判定信号Zを決めることが
できるので、より信頼性の高い在不在判定情報が得られ
る。
【0188】(実施例50)以下本発明の第50の実施
例について説明する。図68は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図68におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
12は前処理部で、詳しい構成を図69に示す。図69
において、122は在不在判定結果記憶手段で、実施例
1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作をす
る。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1の
在不在判定手段121と同様な動作をする。125は明
るさ依存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依存在
不在判定手段125と同様な動作をする。127は音依
存在不在判定手段で、実施例41の音依存在不在判定手
段127と同様な動作を行う。128は電力依存在不在
判定手段で、実施例42の電力依存在不在判定手段12
8と同様な動作をする。126は総合逐次在不在判定手
段で、活動量依存在不在判定手段124から出力された
活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不在
判定手段125から出力された明るさ依存在不在判定信
号Zc2と音依存在不在判定手段127から出力された音
依存在不在判定信号Zc3と電力依存在不在判定手段12
8から出力された電力依存在不在判定信号Zc4から、例
えば次式を用いて、逐次在不在判定信号Zcを出力す
る。 Zc = Zc1 + Zc2 + Zc3 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、Zcを出力する。それ以外で
はそのままのZcの値が出力される。
【0189】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図68)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図69において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図68)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図69において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0190】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと光センサと音センサと電力計
と在室申告手段から求めていることに特徴があり、それ
ぞれ異なる性質の情報から総合的に判断して在不在判定
信号Zを決めることができるので、より信頼性の高い在
不在判定情報が得られる。
【0191】(実施例51)以下本発明の第51の実施
例について説明する。図70は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図70におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作を
する。12は前処理部で、詳しい構成を図71に示す。
図71において、122は在不在判定結果記憶手段で、
実施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作
をする。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例
1の在不在判定手段121と同様な動作をする。125
は明るさ依存在不在判定手段で、実施例40の在不在判
定手段125と同様な動作をする。127は音依存在不
在判定手段で、実施例41の音依存在不在判定手段12
7と同様な動作をする。126は総合逐次在不在判定手
段で、活動量依存在不在判定手段124から出力された
活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不在
判定手段125から出力された明るさ依存在不在判定信
号Zc2と音依存在不在判定手段127から出力された音
依存在不在判定信号Zc3と申告信号Seから、例えば以
下の方法を用いて、1日の対象としている期間の逐次在
不在判定Zcを決定し、出力する。以下に、決定方法の
一例を説明する。まず、対象としている期間に、1回も
申告信号Seが入力されなければ、例えば次式に従って
逐次在不在判定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 + Zc2 +Zc3 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明る
さ信号在不在判定信号Zc2と音依存在不在判定信号Zc3
の値に関わらず、常に逐次在不在判定Zcに1が代入さ
れ、出力される。
【0192】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図70)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図71において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図70)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図71において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0193】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと光センサと音センサと在室申
告手段から求めていることに特徴があり、それぞれ異な
る性質の情報から総合的に判断して在不在判定信号Zを
決めることができるので、より信頼性の高い在不在判定
情報が得られる。
【0194】(実施例52)以下本発明の第52の実施
例について説明する。図72は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図72におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作をす
る。12は前処理部で、詳しい構成を図73に示す。図
73において、122は在不在判定結果記憶手段で、実
施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作を
する。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1
の在不在判定手段121と同様な動作をする。127は
音依存在不在判定手段で、実施例41の音依存在不在判
定手段127と同様な動作をする。128は電力依存在
不在判定手段で、実施例42の電力依存在不在判定手段
128と同様な動作をする。126は総合逐次在不在判
定手段で、活動量依存在不在判定手段124から出力さ
れた活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依存在不在
判定手段127から出力された音依存在不在判定信号Z
c3と電力依存在不在判定手段128から出力された電力
依存在不在判定信号Zc4と申告信号Seから、例えば以
下の方法を用いて、1日の対象としている期間の逐次在
不在判定Zcを決定し、出力する。以下に、決定方法の
一例を説明する。まず、対象としている期間に、1回も
申告信号Seが入力されなければ、例えば次式に従って
逐次在不在判定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 + Zc3 +Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依
存在不在判定信号Z c3と電力依存在不在判定信号Zc4
値に関わらず、常に逐次在不在判定Zcに1が代入さ
れ、出力される。
【0195】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図72)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図73において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図72)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図73において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0196】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと音センサと電力計と在室申告
手段から求めていることに特徴があり、それぞれ異なる
性質の情報から総合的に判断して在不在判定信号Zを決
めることができるので、より信頼性の高い在不在判定情
報が得られる。
【0197】(実施例53)以下本発明の第53の実施
例について説明する。図74は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図74におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作をす
る。12は前処理部で、詳しい構成を図75に示す。図
75において、122は在不在判定結果記憶手段で、実
施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作を
する。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1
の在不在判定手段121と同様な動作をする。125は
明るさ依存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依存
在不在判定手段125と同様な動作をする。128は電
力依存在不在判定手段で、実施例42の電力依存在不在
判定手段128と同様な動作をする。126は総合逐次
在不在判定手段で、活動量依存在不在判定手段124か
ら出力された活動量依存逐次在不在判定信号Z c1と明る
さ依存在不在判定手段125から出力された明るさ依存
在不在判定信号Zc2と電力依存在不在判定手段128か
ら出力された電力依存在不在判定信号Z c4と申告信号S
eから、例えば以下の方法を用いて、1日の対象として
いる期間の逐次在不在判定Zcを決定し、出力する。以
下に、決定方法の一例を説明する。まず、対象としてい
る期間に、1回も申告信号Seが入力されなければ、例
えば次式に従って逐次在不在判定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 + Zc2 +Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と音依
存在不在判定信号Z c3と電力依存在不在判定信号Zc4
値に関わらず、常に逐次在不在判定Zcに1が代入さ
れ、出力される。
【0198】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図74)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図75において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図74)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図75において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0199】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと光センサと電力計と在室申告
手段から求めていることに特徴があり、それぞれ異なる
性質の情報から総合的に判断して在不在判定信号Zを決
めることができるので、より信頼性の高い在不在判定情
報が得られる。
【0200】(実施例54)以下本発明の第54の実施
例について説明する。図76は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図76におい
て、11は活動量センサで、実施例1と同様な動作をす
る。18は光センサで、実施例40と同様な動作をす
る。19は音センサで、実施例41と同様な動作をす
る。20は電力計で、実施例42と同様な動作をする。
21は在室申告手段で、実施例43と同様な動作をす
る。12は前処理部で、詳しい構成を図77に示す。図
77において、122は在不在判定結果記憶手段で、実
施例1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作を
する。124は活動量依存在不在判定手段で、実施例1
の在不在判定手段121と同様な動作をする。125は
明るさ依存在不在判定手段で、実施例40の明るさ依存
在不在判定手段125と同様な動作をする。127は音
依存在不在判定手段で、実施例41の音依存在不在判定
手段127と同様な動作をする。128は電力依存在不
在判定手段で、実施例42の電力依存在不在判定手段1
28と同様な動作をする。126は総合逐次在不在判定
手段で、活動量依存在不在判定手段124から出力され
た活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明るさ依存在不
在判定手段125から出力された明るさ依存在不在判定
信号Zc2と音依存在不在判定手段127から出力された
音依存在不在判定信号Zc3と電力依存在不在判定手段1
28から出力された電力依存在不在判定信号Zc4と申告
信号Seから、例えば以下の方法を用いて、1日の対象
としている期間の逐次在不在判定Zcを決定し、出力す
る。以下に、決定方法の一例を説明する。まず、対象と
している期間に、1回も申告信号Seが入力されなけれ
ば、例えば次式に従って逐次在不在判定信号Zcを決定
する。 Zc = Zc1 + Zc2 + Zc3 + Zc4 そして、Zcの値が、 Zc > 1 ならばZcに1を代入し、逐次在不在判定信号Zcを出
力する。それ以外ではそのままのZcの値が出力され
る。また、もし1回でも申告信号Seが入力されれば、
その期間は、活動量依存逐次在不在判定信号Zc1と明る
さ依存在不在判定信号Zc2と音依存在不在判定信号Zc3
と電力依存在不在判定信号Zc4の値に関わらず、常に逐
次在不在判定Zcに1が代入され、出力される。
【0201】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図76)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図77において総
合逐次在不在判定手段126から出力されている逐次在
不在判定信号Zcを前処理部12から出力させれば、こ
の構成(図76)を、実施例32〜39における活動量
センサ11と前処理部12の部分と置き換えることがで
きる。また、図77において、在不在判定結果記憶手段
122の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段1
23を付加することもできる。
【0202】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、活動量センサと光センサと音センサと電力計
と在室申告手段から求めていることに特徴があり、それ
ぞれ異なる性質の情報から総合的に判断して在不在判定
信号Zを決めることができるので、より信頼性の高い在
不在判定情報が得られる。
【0203】(実施例55)以下本発明の第55の実施
例について説明する。図78は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図78におい
て、22は一定の時間間隔で計測した赤外線画像から画
像処理を行い、一定の時間間隔で、人数や位置などを検
知し、出力する人情報検知システムである。この人情報
検知システムの製品例として、「IS−1」(松下電器
産業株式会社)がある。12は前処理部で、詳しい構成
を図79に示す。図79において、122は在不在判定
結果記憶手段で、実施例1の在不在判定結果記憶手段1
22と同様な動作をする。121は在不在判定手段で、
以下にその動作例を説明する。図80は在不在判定手段
121の動作例を説明した流れ図である。図80におい
て、まず、在不在判定手段121は、人情報検知システ
ム22から出力された人数情報信号Nhが在不在判定手
段121に入力され、内部に保持しているカウンタCの
値を1増やす。そして、 Nh > 0 ならば、在不在判定手段121の内部に保持している累
積在室回数wを次式で更新する。 w = w + 1 以上の動作を予め設定したサンプル期間の間、繰り返
す。なお、サンプル期間が終了したか否かを判断するに
は、人情報検知システムから一定間隔で信号が送られて
くるので、在不在判定手段121では、時計を利用せず
ともカウンタ値Cの値でサンプル期間が終了したか否か
を判断することが可能である。また、カウンタC及び累
積在室回数wは、一つのサンプル期間が終了した時点
で、0にリセットされる。次に、サンプル期間が終了し
た後は、平均在室利率hを次式に従って算出する。 h = w / C そして、在不在判定手段121が内部に予め保持してい
るしきい値Thと比較して、 h > Th ならば、逐次在不在判定信号Zcに1が代入され、出力
される。逆に、 h ≦ Th ならば、逐次在不在判定信号Zcに0が代入され、出力
される。
【0204】上述の構成によって、在不在判定信号Zを
求めることができるが、この構成(図78)を、実施例
1〜31における活動量センサ11と前処理部12の部
分と置き換えることができる。また、図79において在
不在判定手段121から出力されている逐次在不在判定
信号Zcを前処理部12から出力させれば、この構成
(図78)を、実施例32〜39における活動量センサ
11と前処理部12の部分と置き換えることができる。
また、図79において、在不在判定結果記憶手段122
の後に、実施例2で述べた在不在判定補正手段123を
付加することもできる。
【0205】さらに、本実施例での人情報検知システム
22を実施例40〜54での活動量センサ11と置き換
えることができると同時に、本実施例での在不在判定手
段121を実施例40〜54での活動量依存在不在判定
手段124と置き換えることができる。
【0206】以上本実施例では、在不在判定信号Zを求
める際に、人情報検知システムを用いている点に特徴が
ある。活動量センサを用いた場合は、人と人以外の移動
物体を識別することが困難であったが、人情報検知シス
テム22は、計測した赤外線画像に画像処理を行って、
人と人以外の熱物体を検知することができ、人検知精度
が向上するので、在室予測の精度も向上する。
【0207】(実施例56)以下本発明の第56の実施
例について説明する。図81は、在不在判定信号Zを得
るまでの構成を示したブロック図である。図81におい
て、22は人情報検知システムで、実施例55の人情報
検知システム22と同様な動作をする。11は活動量セ
ンサで、実施例1の活動量センサと同様な動作をする。
12は前処理部で、詳しい構成を図82に示す。図82
において、122は在不在判定結果記憶手段で、実施例
1の在不在判定結果記憶手段122と同様な動作をす
る。129は人情報依存在不在判定手段で、実施例55
における在不在判定手段121と同様な動作をする。1
24は活動量依存在不在判定手段で、実施例1の在不在
判定手段121と同様な動作をする。121は在不在判
定手段で、人情報依存在不在判定手段129から出力さ
れた人情報依存在不在判定信号Zc5と活動量依存在不在
判定手段124から出力された活動量依存逐次在不在判
定信号Zc1から、逐次在不在判定Zcを出力する。な
お、人情報依存在不在判定信号Zc5と活動量依存逐次在
不在判定信号Zc1は同期して出力される。在不在判定手
段121は、入力された人情報依存在不在判定信号Zc5
と活動量依存逐次在不在判定信号Zc1から、例えば次式
に従って逐次在不在判定信号Zcを決定する。 Zc = Zc1 × Zc5 以上、本実施例では、在不在判定信号Zを求める際に、
人情報検知システム22と活動量センサ11を併用して
いることが特徴である。上記の二つのセンサを併用する
ことによって、例えば、活動量センサ11で人以外の移
動物体を検知してしまった場合でも、人情報検知システ
ム22で、活動量センサ11の誤った検知を取り除くこ
とができる。逆に、人情報検知システム22が、屋内の
壁や床の温度分布のばらつきから人以外の熱の分布を人
として判断してしまった場合でも、活動量センサ11で
その誤りを取り除くことができるので、人検知精度が向
上し、さらに在室予測精度も向上する。
【0208】また、この構成(図81)を、実施例1〜
31における活動量センサ11と前処理部12の部分と
置き換えることができる。また、図82において在不在
判定手段121から出力されている逐次在不在判定信号
Zcを前処理部12から出力させれば、この構成(図8
1)を、実施例32〜39における活動量センサ11と
前処理部12の部分と置き換えることができる。また、
図82において、在不在判定結果記憶手段122の後
に、実施例2で述べた在不在判定補正手段123を付加
することも可能である。
【0209】さらに、本実施例での人情報検知システム
22と活動量センサ11の部分を実施例40〜54での
活動量センサ11と置き換えることができると同時に、
本実施例の人情報依存在不在判定手段129と活動量依
存在不在判定手段124と在不在判定手段121の部分
を実施例40〜54での活動量依存在不在判定手段12
4と置き換えることができる。
【0210】(実施例57)以下本発明の第57の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図83にお
いて、11は活動量センサで、実施例1の活動量センサ
11と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
の前処理部12と同様な動作をする。14はデータ記憶
手段で、実施例1のデータ記憶手段14と同様な動作を
する。15は予測部で、実施例1の予測部15と同様な
動作をする。16は予測値出力手段で、実施例1の予測
値出力手段16と同様な動作をする。13は分類部で、
図84に詳しい構成を示す。図84において、131は
類似度算出手段で、実施例1の類似度算出手段131と
同様な動作をする。132は最適クラスタ決定手段で、
実施例1の最適クラスタ決定手段132と同様な動作を
する。133は更新手段で、以下に動作を説明する。更
新手段133の入力の一つに、予測値出力手段16から
出力される予測在室率信号Prがフィードバックして入
力されており、その他に、最適クラスタ決定手段132
から出力される最適クラスタに相当する標準パターン信
号Reと最適クラスタ番号信号Ncが入力されている。
そして、更新手段133は、まず、誤差Eを算出する。
誤差Eの算出方法例は、最適クラスタに相当する標準パ
ターンの1日の開始から第i番目の期間の値をRi
し、1日の開始から第i番目の期間の予測在室率の値を
iとすると、
【0211】
【数9】
【0212】(ただし、nは1日を分割した数とす
る。)で、算出される。次に、更新手段133は、内部
に関数fを保持しており、変数αを次式で決定する。 α = f( E ) (ただし、αは0より大きく1以下の実数である。) そして、最適クラスタに相当する標準パターンを更新す
る。更新方法は、例えば次式に従って求められる。 Ri = Ri + α×(Zi−Ri) (i=0〜n−
1) (ただし、Ziは1日のi番目の期間の在不在判定結果
である。) 以上より、本実施例では標準パターンReを更新する際
に予測誤差を考慮して更新しているので、例えば、対象
とする人の生活習慣等が変化して、それによって在不在
判定結果が変わった場合でも標準パターンReは、すば
やく追従することができる。なお本実施例は、実施例2
2、23、26を除くその他の全ての実施例に適用する
ことが可能である。
【0213】(実施例58)以下本発明の第58の実施
例について説明する。本実施例の全体構成は実施例1
(図1)と同様な構成である。11は活動量センサで実
施例1と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例
1または実施例2のいずれかの前処理部12と同様な構
成で、同様な動作をするものである。13は分類部で、
実施例1、3、5、6、7、8、9、10、14のいず
れかと同様な構成で、同様な動作をする。14はデータ
記憶手段で、実施例1と同様な動作をする。15は予測
部で、実施例1、15、16、17、18、19、2
0、21のいずれかと同様な構成で、同様な動作をす
る。16は予測値出力手段で、予測部15から出力され
た予測クラスタ番号信号Npと時計とデータ記憶手段1
4から出力された標準パターン信号Reから、予測クラ
スタに相当する標準パターン信号Reを出力する。な
お、予測値出力手段16で、標準パターンReを出力す
る際、実施例28に示したのと同様な方法で標準パター
ンを補正した後、出力することも可能である。
【0214】以上より、本実施例では、予測したクラス
タに相当する標準パターン信号Reそのものを出力する
ことが特徴で、出力した標準パターン情報の利用方法
は、本発明である在室予測装置を応用した機器側にゆだ
ねられることになる。なお本実施例は、これまでの記載
した全ての実施例に適用することが可能である。また、
予測値出力手段16の出力形態としては、標準パターン
と、実施例1、実施例22から31に記載した予測値出
力手段16の出力形態と組み合わせることも可能であ
る。
【0215】(実施例59)以下本発明の第59の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図85にお
いて、11は活動量センサで、実施例1の活動量センサ
11と同様な動作をする。12は前処理部で、実施例1
の前処理部12と同様な動作をする。13は分類部で、
実施例1の分類部13と同様な動作をする。14はデー
タ記憶手段で、実施例1のデータ記憶手段14と同様な
動作をする。15は予測部で、実施例1の予測部15と
同様な動作をする。16は予測値出力手段で、実施例1
の予測値出力手段16と同様な動作をする。23はタイ
マーで、2つの信号を出力する。1つは、読み込み指示
信号ga1で、もう一つは、サンプル期間終了信号ga2
ある。以下にタイマー23の動作を説明する。まず、タ
イマー23は内部にカウンタC1とC2を保持しており、
一定の時間間隔でカウンタC1の値を1増やす。そし
て、カウンタC1が所定の値になったところで、読み込
み指示信号ga1を出力するとともに、カウンタC1の値
を0にリセットし、カウンタC2の値を1増やす。そし
て、カウンタC2が所定の値になったところで、サンプ
ル期間終了信号ga2を出力し、カウンタC2の値を0に
リセットする。以上の動作をタイマー23は、繰り返し
行う。
【0216】一方、前処理部12は、読み込み信号ga1
が入力されると、活動量センサから出力されているパル
ス信号Paを読み込む。また、サンプル期間終了信号g
a2が入力されると、前回、サンプル期間終了信号ga2
入力された時点から現在までの期間の在不在判定Zcを
決定する。また予測値出力手段16に、サンプル期間終
了信号ga2が、入力された場合は、前回から一つ先の期
間に相当する予測在室率を出力する。例えば、読み込み
指示信号ga1が30秒間隔で出力されるとすると、前処
理部12は、30秒間隔でパルス信号Paを読み込む。
また、サンプル期間終了信号ga2がカウンタC2の値が
60に達した時(つまり、30分間隔)出力されるとす
ると、30分期間毎の在不在判定Zcが決定されるとと
もに、次の30分間の予測在室率Prが予測値出力手段
16から出力される。
【0217】以上、本実施例の特徴は、時計を用いた絶
対時刻情報から在不在判定を行っているのではなくて、
タイマーを用いた相対時刻情報から在不在判定を行って
いる点である。よって、本実施例は時計を必要とせず、
カウンタを用意するだけで実現することが可能である。
なお本実施例は、これまで記載の全ての実施例に適応す
ることができる。
【0218】(実施例60)以下本発明の第60の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図86にお
いて、11は活動量センサで、実施例1の活動量センサ
11と同様な動作をする。13は分類部で、実施例1の
分類部13と同様な動作をする。14はデータ記憶手段
で、実施例1のデータ記憶手段14と同様な動作をす
る。15は予測部で、実施例1の予測部15と同様な動
作をする。16は予測値出力手段で、実施例1の予測値
出力手段16と同様な動作をする。18は光センサで実
施例40の光センサ18と同様な動作をする。23はタ
イマーで、実施例58と同様な動作をする。12は前処
理部で、詳しい構成を図87に示す。121は在不在判
定手段で、読み込み指示信号ga1が入力される度にパル
ス信号Paを読み込む。また、サンプル期間終了信号g
a2が入力される度にその期間の在不在判定Zcを決定し
て出力する。122は在不在判定結果記憶手段で、在不
在判定手段121から出力された逐次在不在判定信号Z
cを記憶する。130は1日区切り決定手段で、1日の
開始時刻を決定するものである。以下に動作を説明す
る。まず、読み込み指示信号ga1が入力される度に1日
区切り決定手段130は、明るさ信号hを読み込み記憶
する。そして、サンプル期間終了信号ga2が入力される
度に、それまで記憶していた明るさ信号hの明るさ平均
値Ahを算出し、記憶する。
【0219】なお、明るさ平均値Ahを算出した後は、
それまで記憶した明るさ信号hの値はクリアされる。図
88は、明るさ平均値Ahから、1日の区切りを決定す
る方法を示した概念図である。図88に示しているよう
に、1日区切り決定手段130は1日目からN日目(N
は予め決めておく)までの明るさ平均値Ahを記憶して
おき、N日目が終了した時点で、平均Ahを求める。こ
の時点までの1日の開始は、計測を始めた時点を仮の1
日の開始時点としている。平均Ahは、i日目のj番目
の期間の明るさ平均値AhをAijとして、j番目の平均
hの値をAvjとして、
【0220】
【数10】
【0221】で、計算することができる。そして、1日
区切り決定手段130の内部に予め保持しているしきい
値TAh以下の期間を探索し、例えば、該当する期間の中
央の時刻を、1日の開始時点とする。また、しきい値T
Ah以下の平均Ahの値を持つ期間が2箇所以上ある場合
は、より長い期間持つ方を採用する。また。該当する期
間がなければ、上記の仮の開始時点をそのまま、正規の
開始時点とする。
【0222】なお、正規の開始時点が決まるまでは、本
実施例の在室予測装置は計測開始時点を、一日の起点と
して扱い、それまでの在不在データの平均在室率を出力
する。以下の説明は、正規の1日の開始時点が決定した
後の説明である。正規の1日開始時点が決定した時点か
ら、1日区切り決定手段130の内部に保持しているそ
れまで0にリセットされていたカウンタCzの値が、サ
ンプル期間終了信号g a2が入力される度に1増やされ
る。そして、所定の値になった時点で(例えば、1日を
30分割している場合は、カウンタ値が30になった時
点で)、在不在判定出力指示信号gzを出力し、カウン
タCzを0でリセットする。在不在判定結果記憶手段1
22は、最初に在不在判定出力指示信号gzが入力れた
時点から逐次在不在判定信号Zcを読み込み始めて、次
からは在不在判定出力指示信号gzが入力される度に、
在不在判定信号Zを出力する。
【0223】以上本実施例では、1日の開始時点を光セ
ンサの計測結果から、明るさ度が小さい時刻を1日の開
始時点に決めることが特徴である。たいていの場合、人
は眠ることによって日の違いを把握し、行動計画をたて
る。それゆえ、行動パターンの反映である在不在データ
の取扱いは、眠っている時間のどこかに定めるのが妥当
である。最も多く人が眠っている時間帯は1985年や
1990年のNHK国民生活時間調査にあるように午前
4時近辺の真夜中である。それゆえ、真夜中を絶対時刻
情報を用いずに、光センサの計測結果から判断し、日の
区切りとすることは妥当である。また、人の活動しない
時間帯に1日の区切りを設けることによって、例えば、
本発明である在室予測装置を空調機に応用する場合に、
標準パターンの更新等の予測装置独自の計算負荷のかか
る処理を、その他の制御部分の処理の負荷がかからない
時間帯行うことができるという利点がある。なお本実施
例は、これまで記載した全ての実施例に適応することが
できる。
【0224】(実施例61)以下本発明の第61の実施
例について図面を参照しながら説明する。本実施例は、
在室予測装置を空気調和機の制御に応用した一例であ
る。最初に各部の構成を説明する。図89において50
0は室内の人を検出するための赤外線センサ、501は
在室予測装置、502は外気温を検出する温度センサ、
503は利用者の操作を受け付けるリモコン、504は
赤外線センサ500から得られる人の有無状態の各々の
状態の継続時間を計数する継続時間計数部、505は在
室予測装置の出力である標準パターン信号の予測在室率
の高さに応じて1日を複数に分割する予測レベル分割
部、506は温度センサ502から得られる外気温から
熱負荷のレベルを推定する熱負荷推定部、507はリモ
コン503の設定で運転を行うか、それとも、それとは
設定を変更して運転を行うかを判断する在不在運転切替
部、508は予測レベル分割部505の出力である予測
レベルによって分割されたその日の時間分割から現在時
点の予測レベルと、それとは異なった予測レベルまでの
時間を算出する推移時間算出部、509は運転モードと
制御指標の値を決定する運転モ−ド決定部である。
【0225】最初に、本制御装置の運転モードの種類を
図90を参照しながら説明する。本実施例における運転
モードは、M1からM4の4種類である。また、スタン
バイモードとキープモードとオフモードは不在時の運転
であるので以降、不在時運転モードと呼ぶ。
【0226】M1:通常運転モード M2:スタンバイモード M3:キープモード M4:オフモード M1の通常運転モードは、人が部屋に在室している時の
運転モードでリモコン設定値に従い運転する。M2のス
タンバイモードは、人が部屋に居ない状態であるが、入
室があった場合に短時間でリモコン設定値の状態にする
ことができる状態を保持するモードである。ここで短時
間とは数分程度である。M3のキープモードは、放って
おけば厳寒日や厳暑日のように室内が冷えきったり、暑
くなりすぎて快適になるまでに数10分から数時間もか
かるような環境条件の時に、そうならないように最低温
度レベルは下支えする運転を行うモードである。M4の
オフモードは室内の温度を下支えしない運転である。こ
の運転モードは運転モードが決定されて以降、空気調和
機を完全に停止させるモードではなく、制御決定の中
で、運転モードが他のモードに変更になったときには再
び動作することも有り得るモードである。図90の判断
C1と判断C2のタイミングは異なる。すなわち、赤外
線センサ500よる人検出は常に行っているのでC1は
任意の時間に行われる。C2は不在時の運転モード切り
替えなので、通常運転モードから不在時の運転モードに
切り替わった瞬間と、それ以降定期的に行われる。本実
施例では例えば30分毎に定期的に不在時の運転モード
のチェックを行っている。
【0227】次に、以上のように構成された空気調和機
の制御装置において、その動作を入出力情報を説明しな
がら説明する。空気調和機には赤外線センサ500が設
置されている。その種類は、たとえば従来用いられてい
るような熱物体の動きに反応してパルスを出力する活動
量センサのようなセンサの場合でも良いし、エリア内の
温度分布を取り込み画像として扱う熱画像処理などを用
いた人情報検知システムでも良い。動作としては活動量
センサの場合は30秒毎に、その30秒間の出力パルス
数の積算値を検出する。そこから、ノイズなどの影響も
考慮し、あらかじめ定められたしきい値を用いて30秒
間に人が室内に居たか居なかったかを判断し、人検知信
号510を出力する。また人情報検知システムの場合は
熱画像処理により人の切り出しを行い、人の有無を一定
時間毎に検出する。次に継続時間計数部504では、人
検知信号510により人の有無状態がどの程度の時間継
続されたかを計数する。ここで、人の有無状態の計数を
行う目的は、利用者が部屋を使用する意志があるかない
かを推定するためである。部屋を短時間だけ他の用事で
離れていても、すぐ戻る場合は部屋を継続して利用する
意志が利用者にはあると考えるのが妥当で、人が居ない
からといってあまり温度を下げたり、空気調和機を停止
させたりすることは使い勝手の点で良くない。また、キ
ープモードやスタンバイモード、オフモードなど不在時
の運転を行っているときに人が部屋に入ってきて、部屋
をその時点以降使用すると考えられるときには通常運転
にするが、その際、ただ単に部屋を通過した程度では今
後部屋を使用するとは考えられないので、通常運転には
戻さないほうが良い。それゆえに、人が居ない状態およ
び、人の居る状態がどの程度続いたかを計数し、状態計
数信号514を出力する。在室予測装置501では現在
選択されているクラスタに相当する標準パターン信号5
11を出力する。
【0228】次に、予測レベル分割部505の動作を図
91(a)、(b)を参照しながら説明する。予測レベ
ル分割部505では在室予測装置501の出力である標
準パターン信号511から、予測レベルを例えば予測在
室率の高さに応じてしきい値P1、P2を用いて3つに分
け、それに応じて一日をA,B,Cの3つのモードに分
割する。図91(a)は、現在時刻Tnにおける選択さ
れた標準パターン511を3つのレベルに分割したとこ
ろである。ここで時間は30分刻みを想定しているの
で、横軸は48の刻みを持つ。縦軸は予測在室率である
ので最大値は1.0である。時刻Tnにおける予測在室
率Pnとし、その時刻別予測レベル515をLnとした
時、あらかじめ定められたしきい値P1とP2(たとえば
P1=0.7、P2=0.2)により、時刻別予測レベルLnを
以下のように定める。
【0229】 IF 1.0 >= Pn > P1 :Ln = A IF P1 >= Pn > P2 :Ln = B IF P2 >= Pn >= 0.0 :Ln = C 図91(b)は、上記条件により、現在時刻Tnを一日
の開始から終了まで変化させたときの各時刻毎の予測レ
ベルを表したものである。このことにより、一日を在室
率の高い時間帯と、低い時間帯と、高いとも低いともい
えないはっきりしない時間帯に分割することができる。
このことは人の生活パターンが、日によってあまり変わ
らず在室する時間帯と、同様に変わらず在室しない時間
帯と、様々な要因で在室するか不在かあまりはっきり決
まっていない時間帯があることに対応している。
【0230】次に、在不在運転切替部507の動作を説
明する。在不在運転切替部507では継続時間計数部5
04より得られた、室内の人の有無状態に関する状態計
数信号514と予測レベル分割部505から得られる時
刻別予測レベル515から、リモコン503のリモコン
設定値513に従い運転を行うか、人が不在なために不
在時の運転を行うかを判断し、切替信号517を出力す
る。上記判断の方法は、単純には状態計数信号504の
出力にしきい値を設け、例えば現在が不在状態の場合
は、1分間継続して人を検出したらリモコン設定値に運
転を戻し、現在がリモコン設定値に従って運転している
状態で30分間継続して人が検出されなかったら、運転
を不在時の運転に切り替えることが考えられる。しか
し、このままだと夜間の就寝のための不在や午前中の通
勤や通学のための不在のように習慣性が高く長い不在で
も30分も余計にリモコン設定値で運転することになり
省エネルギーの観点からは不経済である。また、不在時
の運転からリモコン設定値の通常運転に戻す場合でも起
床時などや夕方の帰宅時などすぐに暖めたり、冷やした
りしたい場合でも利用者は1分間待たなくてはならない
のは、不便である。そこで、予測レベル分割部505の
出力を用いて、次の時間の予測在室率が高い時間帯は、
不在時の運転からリモコン設定値の運転に戻す条件を人
検出継続1分から10秒に短縮する。また、リモコン設
定値の運転から不在時の運転に切り替える条件を、予測
在室率が低い場合は人非検出継続を30分から15分に
短縮するなどする。このことにより、素早い判断が可能
となる。また、人検知信号だけでなく夜間の部屋の使用
不使用の推定に光センサを判断に加えて用いることも可
能である。
【0231】次に、推移時間算出部508の動作を図9
2(a)と(b)を参照しながら説明する。本実施例の
推移時間算出部508では予測レベルがCもしくはBの
状態からAまでの推移時間を算出するものとする。つま
り、在室率が高くなるまでの時間を推移時間とする。図
92(a)は現在時刻Tnにおける予測レベルがCで、
最初に予測レベルがAになる時刻がTsである例を示し
ている。この場合の推移時間算出部508の出力はdn
=Ts−Tnであり、このdnを推移時間518とする。
d1は推移時間518の長い、短いの判断を行うしきい
値で、例えば3時間などとする。図92(a)の例では
dn > d1であり、予測レベルAの時間まではかなり時
間があると判断できる。図92(b)はTnから時間経
過し、Tn’になった状態を示している。ただし、この
間の標準パターン511の変化はなかったものとする。
Tn’の予測レベルはTnの時と同様にCであるが、推移
時間算出部508の出力はdn’=Ts−Tn’で、しき
い値d1に対してはdn’< d1であり、予測レベルAに
なるまであまり時間がない。つまり、予測レベルが同じ
であってもTnは、Tn’より在室する可能性は低いと考
えられ、空気調和機の制御からいっても省エネルギー性
を優先した制御が可能である。
【0232】次に、熱負荷レベル推定部506では、そ
の時点での空気調和機が設置された部屋の熱負荷の大き
さレベルを推定する。推定する方法は温度センサ502
で計測した環境計測信号512の一つである外気温Tou
tから、熱負荷を大、中、小にランク分けを行う。ま
た、別の方法として、温度センサ502で外気温と室温
を計測し、さらにコンプレッサーの周波数から、どの程
度の外気温度で、初期室温がどの程度の時に、どの程度
の能力で運転すればどの程度の室温上昇を行わせること
ができるかを関数化し、熱負荷を推定することも可能で
ある。
【0233】次に、運転モード決定部509の動作を説
明する。
【0234】
【表1】
【0235】(表1)は、冷房時における不在時の運転
モードを決定するテーブルである。このテーブルを定め
る際に必要な情報は、予測レベル分割部505の出力で
ある時刻別予測レベルPnと、推移時間算出部508の
出力である推移時間dnと、熱負荷レベル推定部506
の出力である熱負荷レベルである。推移時間の長短を決
めるd1は3時間とする。熱負荷レベル大中小は以下に
示す、毎30分毎の外気温Toutのみの対応付けで行う
ものとする。
【0236】 熱負荷大:Tout ≧ 35℃ 熱負荷中:32℃ ≦ Tout < 35℃ 熱負荷小:Tout < 32℃ また(表1)の各欄の上段は運転モードであり、下段は
設定温度である。予測レベルがAの場合は、運転モード
は常にスタンバイモードであり、熱負荷レベルの大小に
よってのみ設定温度は異なる。熱負荷が大きいほど設定
温度は低くする。つまり熱負荷が大きい場合は快適にな
るまで時間がかかるので、設定温度をやや低めに維持し
て、快適になるまでの時間を一定になるようにする。予
測レベルがBの場合の運転モードはキープモードであ
り、熱負荷レベルと推移時間の長さに応じて設定温度を
変える。推移時間が長いほど、部屋の使用の可能性は低
いので、省エネルギーを考えた高めの設定温度としてい
る。予測レベルがCの場合は、運転モードはキープモー
ドとオフモードである。予測レベルBの場合と同様に熱
負荷と推移時間で設定温度は異なるが、推移時間が長い
場合で熱負荷が大きくない場合は室温をキープせずに一
旦オフモードにし停止させる。このことにより、人が部
屋を使用する可能性がほとんどないような場合は、空気
調和機を停止させることで省エネルギーを図る。また、
このように停止しているモードがあることは、ユーザー
にとって経済性のみならず心理的にも安心感がある。
【0237】以上のような制御を行うことで、タイマー
設定操作のいらない快適性と省エネルギー性を両立する
空気調和機の自動運転が可能となる。また、在室予測装
置の出力のバリエーションに応じて、運転モード決定手
段の制御を変化させることも可能である。
【0238】さらに、本実施例では冷房時のときの運転
モードと設定温度の決定テーブルを示したが、暖房時も
同様に定めることができる。また、制御指標を設定温度
だけでなく換気量や空気清浄器の運転強度と連動させる
ことも可能である。その際に、スタンバイ、キープ、オ
フなどの運転モードが制御指標の値を決める際の目安と
なる。 (実施例62)以下本発明の第62の実施例について、
図面を参照しながら説明する。図93は、在室予測装置
を炬燵の制御に応用した一例である。図93において、
24は温度レベル決定手段で、予測在室率から温度レベ
ルを決定する。25は炬燵温度制御部で、入力された温
度レベル信号Ltから、炬燵内部の温度を制御する。以
下、本実施例の動作を説明する。温度レベル決定手段2
4は、次時刻の予測在室率Prから、炬燵の温度レベル
を決定し、温度レベル信号Ltを出力する。温度レベル
の決定方法は、例えば次の表に従って決定する。
【0239】
【表2】
【0240】(表2)の制御テーブルを温度レベル決定
手段24が内部に保持しており、入力された予測在室率
信号Prを予め内部に保持しているしきい値P1、P
2、P3、P4と比較して、温度レベルを決定する。
また、温度レベルLtを決定する際に、室温を考慮して
決定しても良い。例えば、室温センサーの出力を温度レ
ベル決定手段24の入力に接続しておき、現在の室温が
T、次時刻の予測在室率がPrとした場合に、温度レベ
ル決定手段24の内部に予め保持している関数fを用い
て、 Lt = f(T,Pr) で決定する。
【0241】以上、本実施例では、炬燵の温度制御に在
室予測を応用した例を説明した。上述した制御方法を用
いることにより、人が炬燵に足を入れた時点から、また
は入れた時点から短時間で快適に感じられるとともに、
在室率の低い時間帯はオフにするので、電源の切り忘れ
による電気代の無駄も減らすことができる。
【0242】(実施例63)以下本発明の第63の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図94は、
在室予測装置を石油ファンヒータの制御に応用した一例
である。図94において、26は室温センサで、室内の
温度を計測して出力する。27は予熱レベル決定手段
で、在室予測装置から出力された予測在室率信号Prと
高在室率時刻信号PThと室温センサから出力された室温
信号Tから予熱開始時刻と予熱開始時刻以降の予熱量を
決定する。28は予熱制御部で、入力された予熱開始時
刻信号T yと予熱量信号Syの指示に従って、石油ファン
ヒータを制御する。以下、本実施例の動作を説明する。
予熱レベル決定手段27は、まず、高在室率時刻信号P
Thと室温信号Tから、予熱開始時刻を予熱レベル決定手
段27の内部に予め保持している関数fを用いて、 Ty = f(PTh,T) を決定する。次に、予熱開始時刻以降に各時刻の予熱量
を決定する。これは次時刻の予測在室率Prから、例え
ば次表に従って決定する。
【0243】
【表3】
【0244】(表3)に示したように、入力された次時
刻の予測在室率Prと予め内部に保持しているしきい値
P1、P2、P3と比較して予熱量を決定する。また予
熱量Syを決定する際に、室温を考慮して決定しても良
い。例えば、現在の室温がT、次時刻の予測在室率がP
rとした場合に、予熱レベル決定手段27の内部に予め
保持している関数gを用いて、 Sy = g(T,Pr) で決定する。
【0245】以上本実施例では、石油ファンヒータの予
熱制御に在室予測を応用した例を説明した。上述した制
御方法を用いることにより、人が石油ファンヒータを点
火した時点から短時間で快適に感じられることができ
る。
【0246】(実施例64)以下本発明の第64の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図95は、
在室予測装置を換気扇の制御に応用した一例である。図
95において、26は室温センサで、室内の温度を計測
して出力する。29は湿度センサで、室内の湿度を計測
して出力する。30は換気開始時刻決定手段で、在室予
測装置から出力された高在室率時刻信号PThと室温セン
サから出力された室温信号Tと湿度センサから出力され
た湿度信号Hから、室内の換気を開始する時刻を決定す
る。31は換気制御部で、入力された換気開始時刻信号
Tkに従って、換気扇を制御する。以下本実施例の動作
を説明する。まず、高在室率時刻信号PThと室温信号T
と湿度信号Hから、換気開始時刻Tkを換気開始時刻決
定手段30の内部に予め保持している関数fを用いて、 Tk = f(PTh,T,H) を決定する。なお、関数fは、室温T及び湿度Hの値に
よっては換気の必要なしと判断し、換気開始時刻を出力
しない場合も有り得る。
【0247】以上本実施例では、換気扇の制御に在室予
測を応用した例を説明した。上述した制御方法を用いる
ことにより、特に夏場、人が外出から帰宅して室内に入
った時のムッとした不快感を軽減することができる。ま
た本実施例の換気扇は、人が外出する際に換気扇を回し
たままにしておくよりも電気代を減らすことができる上
に、人にとっては、回したままにするのと同様な効果を
得ることができる。
【0248】(実施例65)以下本発明の第65の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図96は、
在室予測装置を電気カーペットの制御に応用した一例で
ある。図96において、32は床面温度センサで、床面
の温度を測定して出力する。24は温度レベル決定手段
で、在室予測装置から出力された予測在室率信号Prと
床面温度センサから出力された床面温度信号Tfから、
カーペットの温度レベルを決定する。33はカーペット
温度制御部で、入力された設定温度レベル信号Lfに従
ってカーペットの実際の温度を決定し、制御する。以
下、本実施例の動作を説明する。温度レベル決定手段2
4は、次時刻の予測在室率Prから、カーペットの温度
レベルを決定し、設定温度レベル信号Lfを出力する。
温度レベルの決定方法は、例えば次表に従って決定す
る。
【0249】
【表4】
【0250】(表4)の制御テーブルを温度レベル決定
手段24が内部に保持しており、入力された予測在室率
信号Prを予め内部に保持しているしきい値P1、P
2、P3、P4と比較して、設定温度レベルを決定す
る。 また、設定温度レベルLfを決定する際に、室温
を考慮して決定しても良い。例えば、室温センサーの出
力を温度レベル決定手段24の入力に接続しておき、現
在の室温がT、床面の温度がTf、次時刻の予測在室率
がPrとした場合に、温度レベル決定手段24の内部に
予め保持している関数fを用いて、 Lf = f(T,Tf,Pr) で決定する。
【0251】以上、本実施例では、電気カーペットの温
度制御に在室予測を応用した例を説明した。上述した制
御方法を用いることにより、人がカーペットの上にのっ
た時点から、またはのった時点から短時間で快適に感じ
られるとともに、在室率の低い時間帯はオフにするの
で、電源の切り忘れの防止にもなる。なお、本実施例は
床暖房の制御にも応用することができる。
【0252】(実施例66)以下本発明の第66の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図97は、
在室予測装置を温水器の制御に応用した一例である。図
97において、34は外気温センサで、屋外の温度を計
測して出力する。35は湯沸かし開始時刻決定手段で、
在室予測装置から出力された高在室率時刻信号PThと外
気温センサから出力された外気温度信号Toutから、湯
沸かしを開始する時刻を決定する。36は湯沸かし制御
部で、入力された湯沸かし開始時刻信号Twに従って、
温水器を制御する。以下本実施例の動作を説明する。ま
ず、高在室率時刻信号PThと外気温度信号Toutから、
湯沸かし開始時刻Twを、湯沸かし開始時刻決定手段3
5の内部に予め保持している関数fを用いて、 Tk = f(PTh,Tout) で決定する。
【0253】以上本実施例では、温水器の制御に在室予
測を応用した例を説明した。上述した制御方法を用いる
ことにより、例えば、台所や浴室で、人が湯を使用する
時間帯に合わせて適切な温度と量の湯を用意することが
可能となる。
【0254】(実施例67)以下本発明の第67の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図98は、
在室予測装置を風呂の保温の制御に応用した一例であ
る。図98において、37は保温レベル決定手段で、予
測在室率から保温レベルを決定する。38は保温制御部
で、入力された保温レベル信号Lbから、風呂の湯の温
度を制御する。以下、本実施例の動作を説明する。保温
レベル決定手段37は、次時刻の予測在室率Prから、
保温レベルを決定し、保温レベル信号Lbを出力する。
保温レベルの決定方法は、例えば次表に従って決定す
る。
【0255】
【表5】
【0256】(表5)の制御テーブルを保温レベル決定
手段37が内部に保持しており、入力された予測在室率
信号Prを予め内部に保持しているしきい値P1、P
2、P3、P4と比較して、保温レベルを決定する。
【0257】以上、本実施例では、風呂の保温制御に在
室予測を応用した例を説明した。上述した制御方法を用
いることにより、人が風呂に入る時間帯に合わせて湯の
温度を適切に制御することができる。また、予測在室率
の低い時間帯はオフにするので、保温装置の切り忘れに
よる無駄も減らすことができる。
【0258】
【発明の効果】以上のように本発明は、対象とする領域
内の人の在及び不在を検出するセンサと、センサからの
反応に基づいて1日のある期間の在、不在を判定する前
処理部と、前処理部から出力された1日分の在不在判定
信号から、自動的にかつ適応的にクラスタ分類し各クラ
スタの標準パターンを更新する分類部と、分類部から出
力された標準パターンを記憶するデータ記憶手段と、分
類部で決められて出力された当日の最適クラスタとそれ
以前の過去の最適クラスタとの相関を記憶し、過去のク
ラスタ時系列から翌日のクラスタを予測する予測部と、
予測部から出力された翌日クラスタとデータ記憶手段か
ら出力された標準パターンから、現在時刻から先の予測
在室率等を出力する予測値出力手段を設けることによ
り、1日毎の在不在判定結果を自動的に最適なクラスタ
分類を行うので、従来の在室予測装置で在室予測精度を
上げるためには必要であった平日や休日等のカテゴリ設
定が不要になる。また、各クラスタ毎に在室率を反映し
た標準パターンを持っており、その標準パターンをもと
にして予測在室率を求めるので、本構成の在室予測装置
を各種機器の制御に応用する場合、在室率に見合った制
御が可能となる。
【0259】従って、従来の在室予測装置で、各クラス
タ毎の在不在判定結果の論理和の演算結果から制御した
場合の低在室率の時間帯での無駄なエネルギーの消費の
可能性が本発明の在室予測装置を用いることによって解
消される。また翌日のクラスタの予測は、当日のクラス
タとそれ以前の過去のクラスタとの相関を記憶し、日々
その相関を更新していくので、例えば休日の曜日が変更
になった場合でも、自動的に追従が可能であり、従来の
在室予測装置では必要であったカテゴリ設定の変更とい
う操作が不要となる。また、本発明の在室予測装置で
は、利用者が曜日に基づいて生活しているという前提条
件を設けずに、利用者の生活の規則性を発見的に見つけ
るので、曜日以外の規則で生活している利用者に対して
も対応可能で、精度を落とすことなく在室予測すること
ができる優れた在室予測装置を実現できるものである。
【0260】また、特に在室予測装置を空調機に応用し
た場合の効果としては、人の有無を検出する人検知セン
サと、在室予測装置と、リモコンと、人の有無の状態が
どの程度継続したかを計数する継続時間計数部と、在室
予測装置の出力である予測在室率パターンの予測在室率
の高さに応じて1日を複数の時間帯に分割する予測レベ
ル分割部と、リモコンの設定値に従い運転するか、設定
内容と異なった運転を行うかを判断する在不在運転切替
部と、在不在運転切替部から得られる切替信号と、予測
レベル分割部から得られる予測レベルと、リモコンの設
定値から、運転モードと制御指標の値を決定する運転モ
ード決定部を設けることにより、部屋の使い方に応じた
タイマー設定のいらない自動運転ができる優れた空気調
和機の制御装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における在室予測装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における在室予測装置の
動作説明のための流れ図
【図3】本発明の第1の実施例における予測値出力手段
の予測在室率値を求める方法を説明する概念図
【図4】本発明の第1の実施例における前処理部の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の第1の実施例における前処理部の動作
説明のための流れ図
【図6】本発明の第1の実施例における在不在判定結果
記憶手段の記憶方法を説明する概念図
【図7】本発明の第1の実施例における分類部の構成を
示すブロック図
【図8】本発明の第1の実施例における予測部の構成を
示すブロック図
【図9】本発明の第1の実施例における翌日クラスタ予
測手段に用いる系列連想記憶型ニューラル・ネットワー
クを示す図
【図10】本発明の第1の実施例における図9のニュー
ラル・ネットワークの動作説明のための流れ図
【図11】本発明の第2の実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図12】本発明の第2の実施例における在不在判定補
正手段の補正方法を説明する概念図
【図13】本発明の第3の実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図14】本発明の第3の実施例における特徴量抽出手
段の動作説明のための流れ図
【図15】本発明の第3の実施例における特徴量抽出手
段の特徴量抽出方法を説明する概念図
【図16】本発明の第4の実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図17】本発明の第4の実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図18】本発明の第5の実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図19】本発明の第6実施例における分類部の構成を
示すブロック図
【図20】本発明の第7実施例における分類部の構成を
示すブロック図
【図21】本発明の第8実施例における分類部の構成を
示すブロック図
【図22】本発明の第9実施例における分類部の構成を
示すブロック図
【図23】本発明の第10実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図24】本発明の第11実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図25】本発明の第12実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図26】本発明の第13実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図27】本発明の第14実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図28】本発明の第15実施例における翌日クラスタ
予測手段の動作説明のための流れ図
【図29】本発明の第18実施例における翌日クラスタ
予測手段の動作説明のための流れ図
【図30】本発明の第22実施例における予測値出力手
段の出力方法を説明する概念図
【図31】本発明の第24実施例における予測値出力手
段の出力方法を説明する概念図
【図32】本発明の第26実施例における予測値出力手
段の出力方法を説明する概念図
【図33】本発明の第28実施例における予測値出力手
段の動作説明のための流れ図
【図34】本発明の第32実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図35】本発明の第32実施例における在室予測装置
の動作説明のための流れ図
【図36】本発明の第32実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図37】本発明の第33実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図38】本発明の第34実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図39】本発明の第35実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図40】本発明の第35実施例における予測修正手段
の動作説明のための流れ図
【図41】本発明の第36実施例における予測修正手段
の動作説明のための流れ図
【図42】本発明の第37実施例における予測修正手段
の動作説明のための流れ図
【図43】本発明の第38実施例における予測修正手段
の動作説明のための流れ図
【図44】本発明の第39実施例における予測修正手段
の動作説明のための流れ図
【図45】本発明の第40実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図46】本発明の第40実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図47】本発明の第40実施例における明るさ依存在
不在判定手段の動作説明のための流れ図
【図48】本発明の第41実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図49】本発明の第41実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図50】本発明の第41実施例における音依存在不在
判定手段の動作説明のための流れ図
【図51】本発明の第42実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図52】本発明の第42実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図53】本発明の第42実施例における電力依存在不
在判定手段の動作説明のための流れ図
【図54】本発明の第43実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図55】本発明の第43実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図56】本発明の第44実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図57】本発明の第44実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図58】本発明の第45実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図59】本発明の第45実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図60】本発明の第46実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図61】本発明の第46実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図62】本発明の第47実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図63】本発明の第47実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図64】本発明の第48実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図65】本発明の第48実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図66】本発明の第49実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図67】本発明の第49実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図68】本発明の第50実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図69】本発明の第50実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図70】本発明の第51実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図71】本発明の第51実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図72】本発明の第52実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図73】本発明の第52実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図74】本発明の第53実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図75】本発明の第53実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図76】本発明の第54実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図77】本発明の第54実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図78】本発明の第55実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図79】本発明の第55実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図80】本発明の第55実施例における在不在判定手
段の動作説明のための流れ図
【図81】本発明の第56実施例における在室予測装置
の在不在判定信号を出力するまでの構成を示したブロッ
ク図
【図82】本発明の第56実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図83】本発明の第57実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図84】本発明の第57実施例における分類部の構成
を示すブロック図
【図85】本発明の第59実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図86】本発明の第60実施例における在室予測装置
の構成を示すブロック図
【図87】本発明の第60実施例における前処理部の構
成を示すブロック図
【図88】本発明の第60実施例における1日区切り決
定手段の1日の区切りを決定する方法を説明する概念図
【図89】本発明の第61の実施例における空気調和機
の制御装置の構成を示すブロック図
【図90】本発明の第61の実施例における運転モード
【図91】(a) 第61の実施例における標準パター
ンの予測レベル分割を示す図 (b) 第61の実施例における1日時間帯の予測レベ
ル分割を示す図
【図92】(a) 第61の実施例において、Tnにお
ける最初の予測レベルAまでの推移時間を示す図 (b) 第61の実施例において、Tn’における最初
の予測レベルAまでの推移時間を示す図
【図93】本発明の第62実施例における炬燵の温度制
御部分の構成を示すブロック図
【図94】本発明の第63実施例における石油ファンヒ
ータの制御部分の構成を示すブロック図
【図95】本発明の第64実施例における換気扇の制御
部分の構成を示すブロック図
【図96】本発明の第65実施例における電気カーペッ
トの制御部分の構成を示すブロック図
【図97】本発明の第66実施例における温水器の制御
部分の構成を示すブロック図
【図98】本発明の第67実施例における風呂の保温の
制御部分の構成を示すブロック図
【図99】従来の在室予測装置の構成を示すブロック図
【図100】従来の在室予測装置のデータを記憶する手
順を示した流れ図
【図101】従来の在室予測装置における運転制御手段
の動作説明のための流れ図
【図102】従来の在室予測装置の平日の周期性パター
ンの生成方法を説明した概念図
【図103】従来の在室予測装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
1 在室データ記憶手段 2 在室パターン分類手段 3 ベース温度変換手段 11 活動量センサ 12 前処理部 13 分類部 14 データ記憶手段 15 予測部 16 予測値出力手段 17 予測修正手段 18 光センサ 19 音センサ 20 電力計 21 在室申告手段 22 人情報検知システム 23 タイマ 24 温度レベル決定手段 25 炬燵温度制御手段 26 室温センサ 27 予熱レベル決定手段 28 予熱制御部 29 湿度センサ 30 換気開始時刻決定手段 31 換気制御部 32 床面温度センサ 33 カーペット温度制御部 34 外気温センサ 35 湯沸かし開始時刻決定手段 36 湯沸かし制御部 37 保温レベル決定手段 38 保温制御部 50 運転スイッチ 51 湯温設定ボリューム 52 マイク 53 在室検出手段 54 リモコン制御手段 55 計時手段 56 気化部 57 記憶手段(平日データエリア) 58 記憶手段(休日データエリア) 59 周期性パターン抽出手段 60 運転制御手段 121 在不在判定手段 122 在不在判定結果記憶手段 123 在不在判定補正手段 124 活動量依存在不在判定手段 125 明るさ依存在不在判定手段 126 総合逐次在不在判定手段 127 音依存在不在判定手段 128 電力依存在不在判定手段 129 人情報依存在不在判定手段 130 1日区切り決定手段 131 類似度算出手段 132 最適クラスタ決定手段 133 更新手段 134 特徴量抽出手段 135 正規化手段 136 標準特徴量記憶手段 137 平均在室率計算手段 138 偏差計算手段 139 標準偏差記憶手段 1310 更新クラスタ決定手段 1311 特異パターン判別手段 1312 スイッチ 1313 スイッチ 1314 スイッチ 1315 スイッチ 151 クラスタベクトル変換手段 152 翌日クラスタ予測手段 153 クラスタ番号変換手段 500 赤外線センサ 501 在室予測装置 502 温度センサ 503 リモコン 504 継続時間計数部 505 予測レベル分割部 506 熱負荷レベル推定部 507 在不在運転切替部 508 推移時間算出部 509 運転モード決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 基孫 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (72)発明者 佐藤 正章 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼田 秀行 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番 1号 松下技研株式会社内 (72)発明者 赤嶺 育雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 清水 真 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 市原 理子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−254246(JP,A) 特開 平2−254247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 G06F 15/18

Claims (39)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする領域内の人の有無を検出する
    センサ部と、センサ部からの情報に基づいて、所定時間
    毎の在、不在を判定する前処理部と、前記前処理部から
    得られた在不在データを予め決められた分類基準に依存
    せず1日分の在不在判定結果に基づいて自動的かつ適応
    的にクラスタ分類し、各クラスタ毎に代表する在室率を
    反映した標準パターンを作成し、その日の在不在判定結
    果に最も類似する最適クラスタを選び、各クラスタの標
    準パターンを更新する分類部と、各クラスタの標準パタ
    ーンを記憶するデータ記憶手段と、過去のクラスタのパ
    ターン系列から翌日のクラスタを予測する予測部と、前
    記予測部で得られた翌日のクラスタに対応する標準パタ
    ーンを出力する予測値出力手段を備えたことを特徴とす
    る在室予測装置。
  2. 【請求項2】 予測部が、当日の最適クラスタとそれ以
    前の日の最適クラスタとの相関を記憶し、前記相関と
    れまでの日毎の最適クラスタのクラスタ系列から翌日の
    クラスタを予測することを特徴とする請求項1記載の
    室予測装置。
  3. 【請求項3】 前処理部を、所定時間の在、不在を判定
    し、その在不在判定結果を、前後の在不在の判定状況か
    ら補正する前処理部に代えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の在室予測装置。
  4. 【請求項4】 分類部において、分類対象が、前処理部
    から得られる1日分の在不在判定結果の入室時刻及び退
    室時刻に、それまでの各々、不在継続時間、在室継続時
    間で重み付けした特徴量であることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載の在室予測装置。
  5. 【請求項5】 分類部において、前処理部から得られる
    1日分の在不在判定結果を、それまでに計測した日数分
    の平均在室率もしくはそれを規格化した値とその偏差に
    分離し、分類対象が前記偏差であることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の在室予測装置。
  6. 【請求項6】 分類部の標準パターンの更新速度が、そ
    れ以前に、そのクラスタが最適クラスタに選ばれた頻度
    に基づいて決定されることを特徴とする請求項1から5
    のいずれかに記載の在室予測装置。
  7. 【請求項7】 分類部の標準パターンの更新が、最適ク
    ラスタの標準パターンに加えて、その周辺のクラスタの
    標準パターンを更新することを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の在室率予測装置。
  8. 【請求項8】 分類部の標準パターンの更新が、最適ク
    ラスタの標準パターンとその周辺のクラスタの標準パタ
    ーンを対象とし、更新速度が、各々のクラスタが最適ク
    ラスタ及び周辺クラスタに選ばれている頻度に基づいて
    決定されることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の在室率予測装置。
  9. 【請求項9】 分類部の標準パターンの更新速度が、最
    適クラスタの標準パターンを予測誤差値に基づいて決定
    されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載の在室予測装置。
  10. 【請求項10】 分類部の標準パターンの更新速度が、
    更新対象のクラスタが最適クラスタに選ばれている頻度
    と予測誤差値に基づいて決定されることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の在室予測装置。
  11. 【請求項11】 分類部の標準パターンの更新が、最適
    クラスタとその周辺のクラスタに相当する標準パターン
    を対象とし、更新速度が、予測誤差値に基づいて決定さ
    れることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の在室予測装置。
  12. 【請求項12】 分類部の標準パターンの更新が、最適
    クラスタとその周辺のクラスタに相当する標準パターン
    を対象とし、更新速度が、それ以前に、そのクラスタが
    最適クラスタ及び周辺クラスタに選ばれている頻度と予
    測誤差値に基づいて決定されることを特徴とする請求項
    1から5のいずれかに記載の在室予測装置。
  13. 【請求項13】 分類部の標準パターンの更新が、前処
    理部から得られる情報から、特異パターンか否かを判別
    し、当日が特異パターンと判別された場合は、標準パタ
    ーンの更新を行わないことを特徴とする請求項1から1
    2のいずれかに記載の在室予測装置。
  14. 【請求項14】 予測部において、当日の最適クラスタ
    とそれ以前の日の最適クラスタとの相関を記憶する際
    に、過去に予測したクラスタと予測の正解データである
    実際のその日の最適クラスタとの相関値に基づいて重み
    付けして記憶することを特徴とする請求項1から13の
    いずれかに記載の在室予測装置。
  15. 【請求項15】 予測部において、過去のクラスタ系列
    から翌日のクラスタを予測する際に、それまでに相関の
    記憶が更新された頻度に基づいて予測することを特徴と
    する請求項1から14いずれかに記載の在室予測装置。
  16. 【請求項16】 予測部において、当日の最適クラスタ
    とそれ以前の日の最適クラスタとの相関を記憶する際
    に、予測したクラスタが実際のその日の最適クラスタと
    異なった場合のみ記憶することを特徴とする請求項1か
    ら15いずれかに記載の在室予測装置。
  17. 【請求項17】 予測値出力手段が、翌日クラスタと標
    準パターンと時計情報から、予測在室率と、現在から先
    の高在室率となる時刻と、現在から先の低在室率となる
    時刻と、補正した予測在室率と、現時点で選択されてい
    るクラスタの標準パターンと、現時点で選択されている
    クラスタの標準パターンを補正したパターンと、全クラ
    スタの標準パターンの少なくとも1つを出力することを
    特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の在室予
    測装置。
  18. 【請求項18】 前処理部が、センサ部からの情報と時
    計情報に基づいて、ある期間の在、不在を判定してその
    都度、判定結果を出力し、さらに1日分のデータが蓄積
    された時点で在不在判定結果を出力することを特徴とす
    る請求項1から17いずれかに記載の在室予測装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の在室予測装置に、
    前処理部から得られる時々刻々の在不在判定結果から、
    現在予測されているクラスタの修正を行う予測修正手段
    を付加したことを特徴とする在室予測装置。
  20. 【請求項20】 予測修正手段において、1日の開始時
    点からの累積予測誤差が、あらかじめ定められた設定値
    を越えた場合に、予測の修正を行うことを特徴とする請
    求項19に記載の在室予測装置。
  21. 【請求項21】 予測修正手段において、1日の開始時
    点からの平均予測誤差が、あらかじめ定められた設定値
    を越えた場合に、予測の修正を行うことを特徴とする請
    求項19に記載の在室予測装置。
  22. 【請求項22】 予測修正手段において、直前の予測誤
    差があらかじめ定められた設定値を越えた場合に、予測
    の修正を行うことを特徴とする請求項19に記載の在室
    予測装置。
  23. 【請求項23】 予測修正手段において、1日の開始時
    点からその時点までの在不在判定結果とその時点での最
    適クラスタとの距離と、1日の開始時点からその時点ま
    での在不在判定結果とその時点までの予測クラスタとの
    距離の、差または比が設定値を越えた場合に、予測の修
    正を行うことを特徴とする請求項19に記載の在室予測
    装置。
  24. 【請求項24】 予測修正手段において、予測修正を前
    処理部から得られる現在時刻までの在不在判定結果また
    はその補正結果と、全クラスタの標準パターンの距離を
    比較し、最も近いクラスタを選択することで、行うこと
    を特徴とする請求項19から23のいずれかに記載の在
    室予測装置。
  25. 【請求項25】 前処理部がセンサ部からの情報とタイ
    マからの情報に基づいて、所定時間の在不在を判定する
    ものであり、予測値出力手段がタイマーからの出力を受
    けて在室予測値を出力することを特徴とする請求項1か
    ら24いずれかに記載の在室予測装置。
  26. 【請求項26】 前処理部において、センサ部からの情
    報と、光センサまたはタイマからの出力に基づいて、1
    日の区切りを適応的に決定した上で、所定時間の在、不
    在を判定することを特徴とする請求項1から25のいず
    れかに記載の在室予測装置。
  27. 【請求項27】 センサ部が、人検知センサと電力計と
    光センサと音センサのいずれか、またはそのいくつかの
    組み合わせを用い、部屋の在不在を判定することを特徴
    とする請求項1から26のいずれかに記載の在室予測装
    置。
  28. 【請求項28】 センサ部に、機器操作情報または利用
    者の在室申告を受け付ける在室申告手段を付加したこと
    を特徴とする請求項1から27のいずれかに記載の在室
    予測装置。
  29. 【請求項29】 少なくとも人の有無を検出する人検知
    センサと、請求項1から28のいずれかに記載の在室予
    測装置と、リモコンと、人検知センサから得られる人検
    知信号から人の有無の状態がどの程度継続したかを計数
    する継続時間計数部と、前記在室予測装置の出力である
    標準パターンの予測在室率の高さに応じて1日を複数の
    時間帯に分割する予測レベル分割部と、リモコンの設定
    値に従い運転するか、設定内容と異なった運転を行うか
    を判断する在不在運転切替部と、在不在運転切替部から
    得られる切替信号と、予測レベル分割部から得られる予
    測レベルと、リモコンの設定値から、運転モードと制御
    指標の値を決定する運転モード決定部を有することを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の空気調和機の制御
    装置に、予測レベル分割部から得られる現在時点の予測
    レベルと、その時点と異なった予測レベルまでの時間を
    算出する推移時間算出部を付加したことを特徴とする空
    気調和機の制御装置。
  31. 【請求項31】 請求項29または30に記載の空気調
    和機の制御装置に、室外または室内の気温を計測する温
    度センサと、前記温度センサからの出力から室内の熱負
    荷または、熱負荷の大きさのレベルを推定する熱負荷レ
    ベル推定部を付加したことを特徴とする空気調和機の制
    御装置。
  32. 【請求項32】 運転モードが、利用者が設定したリモ
    コン設定値に基づき運転を行う通常運転モードと、短時
    間でリモコン設定値の状態にすることが可能な状態を維
    持するスタンバイモードと、室内の温度レベルを維持す
    るキープモードと、機器を一旦停止させるオフモードで
    あることを特徴とし、制御指標が温度または快適指標P
    MV(Predicted Mean Vote)であることを特徴とする
    請求項29から31のいずれかに記載の空気調和機の制
    御装置。
  33. 【請求項33】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する炬燵の制御装置。
  34. 【請求項34】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する石油ファンヒータの制御装置。
  35. 【請求項35】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する換気扇の制御装置。
  36. 【請求項36】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する電気カーペットの制御装置。
  37. 【請求項37】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する温水器の制御装置。
  38. 【請求項38】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を有する風呂保温の制御装置。
  39. 【請求項39】 請求項1から28のいずれかの在室予
    測装置を用いた応用機器
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