JP3118756U - 履物 - Google Patents

Abstract

【課題】踵を保持して履く踵保持履きと足を滑り込ませて履くサンダル履きとを兼用可能として履くことができる履物を提供する。
【解決手段】踵保持部３の取り外しが容易で、しかも踵保持部を甲保持部２に移動して同様の方法で固定が出来るため、踵保持履き、サンダル履きの両用途に速やかに変更することが可能であり、用途に応じた形状に変更できる。また移動可能な踵保持部材と甲保持部材が同一素材、形状、意匠、色彩であるために美観を損ねることもない。
【選択図】図１

Description

本考案は履物に関するものであり、特に踵を保持して履く踵保持履きと足を滑り込ませて履くサンダル履きを兼用可能に履くことができる履物に関するものである。

従来よりこの種の履物は、足が履物より浮いてしまわないように踵上部を包み込むようにバンドを回し、一方を底部材もしくは足の甲を保持するバンド部材基部に固定し、もう一端を底部材もしくは甲保持部材基部に設けたバックルを通して固定する構造となっていた。

特開平１０−１５１００１号公報

しかしながら、前述のような履物では履物を履くごとに踵を固定するバンドをバックルで固定しなければならず、近距離の移動時には煩わしいものであった。

この煩わしさを解消するために、踵を固定するバンドが回転し甲部保持部材位置まで移動できる履物も提案されているが、この場合歩行中に回転させたバンドが動くことにより歩行中に不快感を受け、また美観も損ねるという欠点があった。

本考案は、係る従来技術の問題を解決するために成されたものであり、踵を保持して履く踵保持履きと足を滑り込ませて履くサンダル履きとを兼用可能として履くことができる履物を提供する物である。

即ち、本考案の履物は従来であれば踵保持部材であるバンドの一端または両端が固定されていたものを、両端とも固定せず容易に取り外せ、しかも取り外したバンドを甲部保持部材位置に移動して容易に取り付け得ることを特徴としている。

本考案によれば、底部材とこの底部材上にて左右に渡り、足の甲を保持するバンド部材と甲部保持部材基部に踵上部をまわり左右それぞれ接続される踵保持部材を備え、この踵保持部材は甲保持部材の左右各々の所定の位置に設けられたバンド挿通部を通して着脱可能な固定バンドで固定されているため踵が保持され、容易に脱げないように履く踵保持履きとして使用することができる。

また、該踵保持部材は着脱可能な固定バンドであるため容易に取り外され、踵部保持部材の位置を移動し、甲保持部材基部に予め設けられていた前述したものとは別のバンド挿通部を通し、同様に固定することによりサンダル履きとして使用できるものである。

この踵保持部材の形状は、甲部保持部材と同様の素材、形状、意匠となっているため甲部保持部材位置へ移動しても何ら違和感はなく美観を損ねる心配もない。

近距離移動時に履きやすいサンダル履きと、足をしっかり固定する踵保持履きを、部材を移動することで美観を損なわずに実現した。

図１は、本考案の踵保持履きとして使用するときの外観図であり、踵保持部材は踵上部を回り込んで固定する位置にある。

図２は本考案のサンダル履きとして使用する時の外観図であり、踵保持部材は甲部保持部材の位置に移動し固定されている。

着脱の方法については踵保持部材であるバンドとして、着脱可能な性能を有するものを使用しており、甲部保持部材基部に設けたバンド挿通部を通して固定が可能であり、さらにはバンド固定位置を移動することで使用者の足に合わせることが可能であるため、良好なフィット感が得られる位置に固定できる。

踵保持部材の取り付け位置を変えることにより、１足で用途により踵保持履きとサンダル履きの両方に使用することができる。

踵保持履き時の踵保持部材の位置を示した履物の斜視図である。 サンダル履き時の踵保持部材の位置を示した履物の斜視図である。

符号の説明

１ 甲部保持部材
２ 甲部保持部基部
３ 踵保持部材
４ 踵保持履き時に使用するバンド挿通部
５ サンダル履き時に使用するバンド挿通部

Claims (1)

1. 底部材と、該底部材上にて左右に渡り、足の甲を保持するバンド部材と、前記バンド部材基部に連結される足の踵を保持する部材を備え、該踵保持部材は前記バンド部材基部との連結を解除し、甲保持部材位置へと移動し甲保持部材の一部となることが可能な事を特徴とする履物。

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