JP3118698U - 排気ガスの浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気ガスが流入するときに予め溶液が気化されている浄化装置を提供し、もって、浄化作用の向上を図ることを目的とする。
【解決手段】上部と下部とからなる横長状の浄化装置本体において、浄化装置1本体の上部に排気ガスが流入する流入口11aを設けて、流入口と連結させて横長の排気ガス流入管11bを配置し、浄化装置本体の下部には液体タンク14aを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーター15を設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタ17によって除塵され、排出口18から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体およびシステム。
【選択図】図2
【解決手段】上部と下部とからなる横長状の浄化装置本体において、浄化装置1本体の上部に排気ガスが流入する流入口11aを設けて、流入口と連結させて横長の排気ガス流入管11bを配置し、浄化装置本体の下部には液体タンク14aを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーター15を設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタ17によって除塵され、排出口18から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体およびシステム。
【選択図】図2
Description
本発明は排気ガスの浄化装置に関する。
従来の排気ガス(例えば自動車からの排気ガス)の浄化装置として、浄化装置に導入される高温の排気ガスによって浄化装置内に収容された液体タンク内の溶液を加熱・気化するタイプのものが存在する。
しかし、かかる浄化装置では、排気ガスによって溶液が気化するまでの間は十分な浄化作用を期待することはできない。
したがって、本考案は、排気ガスが流入するときに予め溶液が気化されている浄化装置を提供し、もって、浄化作用の向上を図ることを目的とする。
そこで、請求項1に係る考案は、上部と下部とからなる浄化装置本体において、浄化装置本体の上部に排気ガスが流入する流入口を設けて、流入口と連結させて排気ガス流入管を配置し、浄化装置本体の下部には液体タンクを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーターを設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタによって除塵され、排出口から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体である。
また、請求項2に係る考案は、上部と下部とからなる横長の浄化装置本体において、浄化装置本体の上部に排気ガスが流入する流入口を設けて、流入口と連結させて横長の排気ガス流入管を配置し、浄化装置本体の下部には液体タンクを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーターを設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタによって除塵され、排出口から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体である。
このようなガス浄化装置本体であると、排気ガスの熱によって液体タンク内の液体を加熱ないし気化するのではなく、予め加熱ないし気化するためのヒーターを設けているので、浄化作用の向上を図ることができる。すなわち、排気ガスによって加熱ないし気化する場合、排気ガスが流入してから加熱を経て気化が始まるまでは十分な浄化作用を期待できないという欠点があるが、本考案のように、予め加熱ないし気化するためのヒーターを設けている場合は、排気ガスが流入したときには既に気化状態にあるので、十分な浄化作用が期待できる。
また、上部と下部とからなる横長の浄化装置本体において、浄化装置本体の上部に排気ガスが流入する流入口を設けて、流入口と連結して横長の排気ガス流入管を配置しているから、排気ガスを発生する排気ガス源との距離を比較的長くとれるので、排気ガス源からの排気ガスの流入がスムーズになる。
次に、請求項3にかかる考案は、液体タンク内の液体が樹液を含んだ水溶液からなることを特徴とする請求項1又は2記載のガス浄化装置本体である。
このようなものであると、排気ガス中のPM(粒子状物質)に含まれる有害物質を無害化することができる。
次に、請求項3にかかる考案は、請求項1、2又は3記載の浄化装置本体の排出口に集塵容器が接続され、集塵容器が略円筒状からなる容器であって、集塵容器内に設けられた除塵フィルタによって除塵を行うことを特徴とするガス浄化装置システムである。
このようなガス浄化装置システムであると、集塵容器が略円筒状からなるので、ガス浄化装置本体の排気口からの排気ガスが、集塵容器内において流速が遅くなると共に容器内に滞在する時間が長くなるから、さらなる浄化作用の向上が期待できる。
上記のとおり、本考案は、排気ガスの熱によって液体タンク内の液体を加熱ないし気化ではなく、予め加熱ないし気化するためのヒーターを設けているので、浄化作用の向上を図ることができる。すなわち、排気ガスによって加熱ないし気化する場合、排気ガスが流入してから加熱を経て気化が始まるまでは十分な浄化作用を期待できないが、本考案のように、予め加熱ないし気化するためのヒーターを設けている場合は、排気ガスが流入したときには既に気化が始まっているので、十分な浄化作用が期待できる。
また、排気ガス中のPM(粒子状物質)に含まれる有害物質を無害化することができる。
また、ガス浄化装置本体の排気口からの排気ガスが、集塵容器内において流速が遅くなると共に容器内に滞在する時間が長くなるから、さらなる浄化作用が期待できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例として示す各図と共に説明する。
図1ないし図3は本考案の実施例である。図1は、本考案であるガス浄化装置システムAを表す斜視図、図2は本考案のガス浄化装置本体1の断面図、図3はガス浄化装置本体1に継ぎ手(パイプP)を介して接続される集塵容器2の断面図である。
ガス浄化装置システムAは、ガス浄化装置本体1と集塵容器2とからなる。
ガス浄化装置本体1には外方向に突出した流入口11aが設けられている。流入口11aには、排気ガスを発生する排気ガス源(図示しない)がつながっており、排気ガス源からの排気ガスが流入するものである。なお、排気ガスは、例えば、自動車の場合、炭化水素、窒素酸化物、一酸化炭素、粒子状物質などを含んでおり、このような有害物質を可及的に取り除くことを本考案は目的とし、本考案にいう「除塵」とは前記の有害物質を取り除くことを意味する。
なお、本実施例における上部と下部とからなる横長状の浄化装置本体の具体的寸法は縦250mm×横600mmであるが、特にこれに限るものではない。
流入口11aに対しては横長の排気ガス流入管11bがつながっている。排気ガス流入管11bは略円筒状であり、浄化装置本体1の上部にあたる上蓋部12側に配置されている。排気ガス流入管11bは浄化装置本体1上部に対してほぼ並行に配置されている。また、排気ガス流入管11bの外周には複数の貫通孔11cが設けられている。排気ガス流入管11bに流入した排気ガスは、排気ガス流入管11bの先端口や貫通孔11cを通じて浄化装置本体1内部に導かれる。
浄化装置本体1の下部にあたる下底部13側には液体タンク14aが設置されている。液体タンク14a内の液体は水で良いがこれに限るものではない。水のほかにも、例えば樹液を混合したものでも良い。樹液としてヒノキ水溶液を用いる場合は、排気ガスとヒノキ水溶液とが混合することにより、排気ガスに含まれるPM(粒子状物質)が無害化できるという効果がある。
液体タンク14aの底板と下底部13の底面との間には若干の空間が開いている。液体タンク14a内には加熱用のヒーター15とフロート16aが設けてある。加熱用のヒーター15は液体タンク14a内の液体を加熱して気化するためのものである。また、液体タンク14a内には水温計16cが設けてある。
フロート16aは溶液タンク14a内の水位を一定に保つためのもので、液体タンク14a内の液体が気化して減少して水位が下がると、液体補充タンク(図示しない)と連結している液体導入口16bから液体が流入するので、溶液タンク14a内の水位が一定に保たれる。また、液体補助タンク内の液体は、液体タンク14a内の液体のように加熱されて高温になっておらず、比較的低温であるので、液体タンク14a内の温度を下げる役割をも果す。
この液体タンク14aの上部には上板14bが取り付けられており、上板14bには複数の貫通孔14cが形成されている。液体タンク14a内の液体は、貫通孔14cを通じて、液体タンク14a内から浄化装置本体1上部の内部に導かれる。
浄化装置本体1には除塵フィルタ17が設けられている。除塵フィルタ17は除塵を行う目の粗いステンレスフィルタであり、排気ガスの除塵を行う。除塵フィルタ17は浄化装置本体1内部の流出口18側と他の側を区分するように、浄化装置本体1内部の上下方向に亘って配置され、浄化装置本体1下部から上部にかけて形成されている。除塵フィルタ17によって流出口18は覆われることになる。
流入口11aから排気ガス流入管11bや貫通孔11cを通じて浄化装置本体1内部に排気ガスが導かれるが、このときヒーター15によって液体タンク14a内の液体が気化されており、貫通孔14cを通じて液体タンク14a内から浄化装置本体1の内部に導かれているから、排気ガスと気化された液体とが混合する。そして、排気ガスは、浄化装置本体1の内部に形成された除塵フィルタ17によって除塵され、排出口18から流出する。なお、排気ガスが流入した後はヒータを停止して、排気ガスの熱によって気化状態を維持することができる。
流出口18から流出した排気ガスは集塵容器2に導かれる。
集塵容器2は上部2aと下部2bとからなり、上部2aと下部2bが一体となって円筒状の容器を形成する。上部2aから下部2bに至るまで略一様の容積を有する。この容器は上部2aと下部2aに分離可能となっており、上部2aと下部2bとはボルト及びナット等で連結される。
上部2aには、前記流出口18と連結する流入口21と、最終的に排気ガスが流出する流出口22が形成されている。下部2bには、除塵フィルタ23と、仕切り板24とが形成されている。仕切り板24は集塵容器2の下側に開いた開口の下側につながる底部集塵ケース(25)との間に形成されている。なお、底部集塵ケース(25)は、集塵容器2に対して着脱自在である。仕切り板24は支持軸24aと蓋状部24bとからなり、支持軸24aは上下に伸びて蓋状部24bを支持するものであり、支持軸24aに支持された蓋状部24bと、集塵容器2の底面との間には、排気ガスだまり空間Sが形成される。
なお、本実施例における円筒状の集塵容器2の具体的寸法は底面直径230mm×高さ450mmであるが、特にこれに限るものではない。
流入口21から流入した排気ガスは、円筒状の容器内に導かれて流速が遅くなり、長時間に亘って集塵容器内に滞在する。集塵容器2内をゆっくりと対流する排気ガスは、除塵容器2の下部2bに形成された除塵フィルタ23によって再び除塵されると共に、仕切り板24によって排気ガスだまり空間Sに導かれて塵(スス等)が集塵容器2内の底面に形成した開口を通じて底部集塵ケース(25)に導かれ、排気ガスはその後、流出口22から流出する。
なお、本考案の浄化装置システムAは、自動車、船舶、産業機械(コンプレッサ、発電機、ホークリフト)などに利用可能である。
1 浄化装置本体
11a 流入口
11b 排気ガス流入管
11c 貫通孔
12 上蓋部
13 下底部
14a 液体タンク
14b 上板
14c 貫通孔
15 ヒーター
16a フロート
16b 液体導入口
16c 水温計
17 除塵フィルタ
18 排出口
2 集塵容器
21 流入口
22 排気口
2a 上部
2b 下部
23 除塵フィルタ
24 仕切り板
24a 支持軸
24b 蓋状部
25 底部集塵ケース
S 排気ガスたまり空間
11a 流入口
11b 排気ガス流入管
11c 貫通孔
12 上蓋部
13 下底部
14a 液体タンク
14b 上板
14c 貫通孔
15 ヒーター
16a フロート
16b 液体導入口
16c 水温計
17 除塵フィルタ
18 排出口
2 集塵容器
21 流入口
22 排気口
2a 上部
2b 下部
23 除塵フィルタ
24 仕切り板
24a 支持軸
24b 蓋状部
25 底部集塵ケース
S 排気ガスたまり空間
Claims (4)
- 上部と下部とからなる浄化装置本体において、浄化装置本体の上部に排気ガスが流入する流入口を設けて、流入口と連結させて排気ガス流入管を配置し、浄化装置本体の下部には液体タンクを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーターを設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタによって除塵され、排出口から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体。
- 上部と下部とからなる横長の浄化装置本体において、浄化装置本体の上部に排気ガスが流入する流入口を設けて、流入口と連結させて横長の排気ガス流入管を配置し、浄化装置本体の下部には液体タンクを配置すると共に、液体タンク内に液体を加熱して気化させるヒーターを設けてなり、流入した排気ガスは、ヒーターによって気化された液体と混合すると共に除塵フィルタによって除塵され、排出口から排出されることを特徴とするガス浄化装置本体。
- 液体タンク内の液体が樹液を含んだ水溶液からなることを特徴とする請求項1又は2記載のガス浄化装置本体。
- 請求項1、2又は3記載の浄化装置本体の排出口に集塵容器が接続され、集塵容器が略円筒状からなる容器であって、集塵容器内に設けられた除塵フィルタによって除塵を行うことを特徴とするガス浄化装置システム。
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JP2005009707U JP3118698U (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | 排気ガスの浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3118698U true JP3118698U (ja) | 2006-02-02 |
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2005
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