JP3118426U - チェンソー - Google Patents
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Abstract
【課題】切断時駆動されるソーチェンと、このソーチェンをガイドするガイド板との間の摺動により発生する騒音及び樹木等の被切削物切断時に発生する騒音及び振動を吸収して抑制するようにしたチェンソーを提供すること。
【解決手段】エンドレス状のソーチェン4をガイドするようにしたガイド板3を、両外側に配設する外側ブレード31、31と、外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレード33、33と、消音用薄ブレード33、33間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレード32とで構成し、外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一体化する。
【選択図】図1
【解決手段】エンドレス状のソーチェン4をガイドするようにしたガイド板3を、両外側に配設する外側ブレード31、31と、外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレード33、33と、消音用薄ブレード33、33間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレード32とで構成し、外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一体化する。
【選択図】図1
Description
本考案は、木材、樹木、石材等を切断する際に用いるチェンソーに関し、特に、切断時駆動されるソーチェンの摺動により、ソーチェンをガイドするガイド板との間で発生する騒音及び樹木等の被切削物切断時に発生する騒音及び振動を吸収してその発生を抑制するようにしたチェンソーに関するものである。
従来、木材、樹木、石材等(以下「被切削物」という。)を切断する際に用いるチェンソーは、グリップを備えたソー本体にガイド板を突設し、このガイド板の外周囲に沿ってエンドレス状のソーチェンを張架装着し、かつ該ソーチェンにソー本体に配設したスプロケットホイールを噛合することで、該スプロケットホイールの駆動にてソーチェンをガイド板の外周囲に沿って摺動移動して被切削物を切削するように構成している。
また、ガイド板の外周囲には、エンドレス状のソーチェンの一部を摺動可能に嵌合し、安定して摺動しつつ、ソーチェンをガイドするためのソーガイド溝を形成している。このため、エンドレス状のソーチェンは、ガイド板の外周囲に沿って摺動移動する際、この摺動移動するソーチェンを木材、樹木、石材等の被切削物にあてがうことでこれらを切断するようにしている(特許文献1及び2参照)。
しかしながら、ソーチェンは、ソーチェンをガイドするガイド板の外周囲に沿って摺動移動する際、ガイド板との摩擦抵抗にて摩擦音が発生してこれが騒音となるとともに、ソーチェンが被切断物と摺動接触して切断される際にも騒音、所謂切削騒音が発生し、この摩擦音と切削騒音との相乗効果にて騒音が著しくなり騒音公害の起因となるとともに、この切断時においてソー本体に発生する振動により、長時間の使用にて腱鞘炎にかかりやすいという問題があった。
特開平5−309604号公報
特開平10−138228号公報
本考案は、チェンソーの有する問題点に鑑み、切断時駆動されるソーチェンと、ソーチェンをガイドするガイド板との間の摺動により発生する騒音及び樹木等の被切削物切断時に発生する騒音及び振動を吸収して抑制するようにしたチェンソーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のチェンソーは、ソー本体に突設し、駆動されるエンドレス状のソーチェンをガイドするようにしたガイド板を、両外側に配設する外側ブレードと、該外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレードと、該消音用薄ブレード間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレードとで構成し、前記外側ブレード、消音用薄ブレード及び内部ブレードをスポット溶着にて一体化したことを特徴とする。
この場合において、消音用薄ブレード及び内部ブレードの外周寸法を、外側ブレードの外周寸法より小に設定してガイド板の外周に溝を形成するようにすることができる。
また、消音用薄ブレードを、外側ブレード及び内部ブレードよりもその板厚を薄くすることができる。
本考案のチェンソーによれば、ソー本体に突設し、駆動されるエンドレス状のソーチェンをガイドするようにしたガイド板を、両外側に配設する外側ブレードと、該外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレードと、該消音用薄ブレード間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレードとで構成し、前記外側ブレード、消音用薄ブレード及び内部ブレードをスポット溶着にて一体化することにより、切削時においてソーチェンとガイド板との摺動にて発生する騒音及び振動を吸収することができ、騒音及び振動を抑制し、静かな切削作業環境とすることができる。
また、消音用薄ブレード及び内部ブレードの外周寸法を、外側ブレードの外周寸法より小に設定してガイド板の外周に溝を形成するようにすることにより、ソーチェンを外側ブレードの外周に沿って安定してガイドすることができる。
また、消音用薄ブレードを、外側ブレード及び内部ブレードよりもその板厚を薄くすることにより、切削時に発生する騒音及び振動をより効果的に吸収できるようになり、消音効果を向上させることができる。
以下、本考案のチェンソーの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本考案のチェンソーの一実施例を示す。
図1〜図3に、本考案のチェンソーの一実施例を示す。
このチェンソー1は、ガソリンエンジンにて駆動するものを示すが、これは特に限定されるものではなく、電動機式とすることもでき、また、チェンソー1をしっかりと手にて把持できるよう、必要に応じてグリップ1aやハンドル(図示省略)を備える。
ソー本体2には、ガイド板3を突設するようにするとともに、このガイド板3の外周に沿ってエンドレス状のソーチェン4を張架装着し、ソーチェン4にソー本体2内に備えた駆動スプロケットホイール(図示省略)を噛合することでガイド板3の外周に沿って周回駆動するようにする。
ガイド板3は、図2〜図3に示すように、複数枚を重ねて構成する積層式のもので、両外側に配設する外側ブレード31、31と、外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレード33、33と、消音用薄ブレード33、33間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレード32とで構成し、外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一体化する。
そして、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32の外周寸法を、外側ブレードの外周寸法より小に設定してガイド板3の外周に溝34を形成するようにし、これにより、ソーチェン4をガイド板3の外側ブレード31、31の外周に沿って安定してガイドすることができるようにしている。
この場合、外側ブレード31は、特に限定されるものではないが、例えば、厚さ1〜3mm程度の鋼板(例えば、鋼SKS5)を用いて所要形状に形成し、その基端側にはソー本体2にボルト(図示省略)にて固定できるよう取付片31aを形成するようにする。
また、内部ブレード32は、外側ブレード31と同じ材質、板厚の鋼板を用いて所要形状に形成し、その基端側にはソー本体2にボルト(図示省略)にて固定できるよう取付片32aを形成するようにする。
消音用薄ブレード33は、外側ブレード31及び内部ブレード32よりも薄い鋼板、特に限定されるものではないが、例えば、厚さ0.4〜0.8mm、より好ましくは、0.5〜0.6mm程度の軟鋼板を用いて、内部ブレード32と同じ大きさ(ただし、取付片は省略することができる。)に形成するようにする。
また、内部ブレード32は、外側ブレード31と同じ材質、板厚の鋼板を用いて所要形状に形成し、その基端側にはソー本体2にボルト(図示省略)にて固定できるよう取付片32aを形成するようにする。
消音用薄ブレード33は、外側ブレード31及び内部ブレード32よりも薄い鋼板、特に限定されるものではないが、例えば、厚さ0.4〜0.8mm、より好ましくは、0.5〜0.6mm程度の軟鋼板を用いて、内部ブレード32と同じ大きさ(ただし、取付片は省略することができる。)に形成するようにする。
また、本実施例では、外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一度に一体化するようにしたが、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着した後、外側ブレード31、31をスポット溶着することにより一体化するようにすることもできる。
また、スポット溶接5は、外側ブレード31、内部ブレード32にて挟持される薄板製の消音用薄ブレード33がエンドレス状のソーチェン4の摺動にて発生する騒音、振動を吸収するのに適した間隔、特に限定されるものではないが、例えば、20〜25mmの間隔で行うことができる。
次に、本考案のチェンソーの作用について説明する。
外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一体化したガイド板3を、ソー本体2にボルト等にて取り付け、このガイド板3を取り巻くようにしてエンドレス状のソーチェン4を装着して所定のチェンソー1を構成する。
そして、エンジンを駆動し、エンドレス状のソーチェン4をガイド板3の外周に沿って摺動させながら、樹木等にあてがうことで、これを切削すると、このソーチェン4の摺動にてガイド板3との摩擦抵抗により騒音と振動が発生する。
外側ブレード31、31、消音用薄ブレード33、33及び内部ブレード32をスポット溶着にて一体化したガイド板3を、ソー本体2にボルト等にて取り付け、このガイド板3を取り巻くようにしてエンドレス状のソーチェン4を装着して所定のチェンソー1を構成する。
そして、エンジンを駆動し、エンドレス状のソーチェン4をガイド板3の外周に沿って摺動させながら、樹木等にあてがうことで、これを切削すると、このソーチェン4の摺動にてガイド板3との摩擦抵抗により騒音と振動が発生する。
しかし、このチェンソーでは、積層式に構成したガイド板3内にて、特に薄い軟鋼板製の消音用薄ブレード33、33にて騒音や振動が吸収されるようになって消音、振動を抑制し、作業環境の改善、腱鞘炎の予防などを図ることができるものとなる。
以上、本考案のチェンソーについて、実施例に基づいて説明したが、本考案は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本考案のチェンソーは、外側ブレード間に薄板の消音用薄ブレードをサンドイッチ状にして一体に構成することで、切削時に発生する騒音、振動を吸収抑制するという特性を有していることから、消音用チェンソーのガイド板の用途に好適に用いることができる。
1 チェンソー
2 ソー本体
3 ガイド板
31 外側ブレード
32 内部ブレード
33 消音用薄ブレード
34 溝
4 ソーチェン
5 スポット溶接
2 ソー本体
3 ガイド板
31 外側ブレード
32 内部ブレード
33 消音用薄ブレード
34 溝
4 ソーチェン
5 スポット溶接
Claims (3)
- ソー本体に突設し、駆動されるエンドレス状のソーチェンをガイドするようにしたガイド板を、両外側に配設する外側ブレードと、該外側ブレード間に配設する2枚の消音用薄ブレードと、該消音用薄ブレード間に配設する外部ブレードと同じ材質にて形成した内部ブレードとで構成し、前記外側ブレード、消音用薄ブレード及び内部ブレードをスポット溶着にて一体化したことを特徴とするチェンソー。
- 消音用薄ブレード及び内部ブレードの外周寸法を、外側ブレードの外周寸法より小に設定してガイド板の外周に溝を形成するようにしたことを特徴とする請求項1記載のチェンソー。
- 消音用薄ブレードを、外側ブレード及び内部ブレードよりもその板厚を薄くしたことを特徴とする請求項1又は2記載のチェンソー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009359U JP3118426U (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | チェンソー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009359U JP3118426U (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | チェンソー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3118426U true JP3118426U (ja) | 2006-01-26 |
Family
ID=43468712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005009359U Expired - Fee Related JP3118426U (ja) | 2005-11-08 | 2005-11-08 | チェンソー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3118426U (ja) |
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2005
- 2005-11-08 JP JP2005009359U patent/JP3118426U/ja not_active Expired - Fee Related
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