JP3116318U - 磁石付玩具ブロック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 対向して平行の平面の2面を有する多面体のブロック本体1の、前記2面にそれらの面に直角の1または複数の貫通孔8を設け、貫通孔8のそれぞれにおいて、プレート4の裏面に筒状突部5を立設した2個のプレート部2のそれぞれの筒状突部5内に磁石片6を挿入し、棒状の連結具7の両端部を2個のプレート部2の筒状突部5に嵌挿し2つのプレート部2を連結してなる磁石支持体2の棒状の連結具7と筒状突部5を、貫通孔8内に収納し、プレート部のプレート2の裏面をブロック本体1の表面に当接させて玩具ブロックを形成する。
それぞれの筒状突部5に、それぞれ棒体の連結具の一端を嵌入し、ブロック本体1の内部で連結具の他端をジョンイトで連結してもよい。
【選択図】 図2
Description
この考案は、プレートの裏面に筒状突部を立設した磁石よりなる複数のプレート部、または、プレートの裏面に筒状突部を立設しその筒状突部に磁石を収納した複数のプレート部を、ブロック本体内で連結具で連結し、磁石支持体の固定が確実で、ブロック本体がくりかえし押したり曲げたりしても、ブロック本体から磁石支持体が外れない玩具ブロックや接合した2つのブロックが回転し易い玩具ブロックを提供することを目的とする。
前記貫通孔のそれぞれにおいて、
平面状のプレートの裏面に筒状突部(筒状部)を立設した2個のプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、棒状の連結具の両端部を前記2個のプレート部の筒状突部に嵌挿し2つのプレート部を連結してなる磁石支持体の連結具と筒状突部を、前記貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させて玩具ブロックを構成する。
磁石支持体のブロック本体への取付け方法は限定しないが、例えば、予め連結具の一方の先端部を磁石を収納したプレート部の筒状突部に嵌入し、その連結具の他方の先端部をブロック本体の一方の開口から挿入し、他方の開口から磁石を収納した他のプレート部の筒状突部を嵌入し、2つのプレート部を互いの方向に押して前記他のプレート部の筒状突部内に前記連結具の他方の先端部を嵌入させてもよく、または、連結具をブロック本体の貫通孔に挿入してから、貫通孔の両開口のそれぞれから、磁石を収納したプレート部の筒状突部を嵌入し、2つのプレート部を互いの方向に押し、それら筒状突部内に貫通孔内の連結具の先端部を嵌入させて、2つのプレート部を連結具で連結してもよい。
平面状のプレートの裏面に筒状突部を立設したプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、それら筒状突部に、前記2つの分割体を接合した場合に前記溝でできる貫通孔に対応した形状で前記貫通孔内に収納でき、かつ、仮想水平面上で前記垂直の面の数に対応した数に分岐した棒状の先端部を有する連結具の各分岐先端部を、前記筒状突部内に嵌入させ、前記連結具で前記プレート部を連結してなる磁石支持体の前記筒状突部と連結具を、前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の前記貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させて玩具ブロックを形成する。
磁石支持体のブロック本体への取付け方法は限定しない。前項で説明した方法のいずれかの方法によるのが好ましい。
それら分割体の分割面のそれぞれにおいて、対称的に、分割体の垂直側面に開口し、かつ、該側面に直角で、分割面の中央部で交叉連通する溝で、前記2つの分割体を接合したときに貫通孔を形成する溝を設け、前記溝が前記分割面の中央部で交叉連通する箇所で垂直の貫通孔を設け、
前記2つの分割体を接合したときに前記溝と貫通孔とでできる立体的貫通孔に収納でき、かつ、水平の棒状の4分岐部と、その分岐点において前記垂直の貫通孔に嵌入できる上下に垂直の2分岐部とでなる連結具の各分岐先端部を、前記連結具の分岐先端部の数の平面状のプレートの裏面に筒状突部を立設したプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入しした後、前記プレート部の筒状突部内に嵌挿して、前記プレート部を連結してなる磁石支持体を前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の前記立体的貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させて玩具ブロックを形成する。
裏面が前記ブロック本体の球面または曲面に対応する曲面のプレートの裏面に筒状突部を立設した2個のプレート部のそれぞれの前記筒状突部内に磁石片を挿入し、前記筒状突部内に先端部を嵌挿できる連結用の棒状の連結具の先端部を嵌入して2個のプレート部を連結してなる磁石支持体の連結具と筒状突部を前記貫通孔内に収納し、前記2つのプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させて玩具ブロックを形成する。
前記ブロック本体の表面の球面または曲面に対応した曲面のプレートの裏面に筒状突部を立設した、前記2つの分割体を接合したときにできる貫通孔の開口の数のプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、前記2つの分割体の接合時に前記溝でできる貫通孔に対応した形状で、かつ、該貫通孔内に収納でき、前記貫通孔の開口数に対応した数に分岐した先端部を有する連結具のそれぞれの先端部を、前記プレート部のそれぞれの筒状突部内に嵌挿してなる磁石支持体の連結具と筒状突部を前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の貫通孔内に収納し、前記2つのプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させて玩具ブロックを形成する。
ブロック本体の表面に現れた磁石支持体のプレートの面が、ブロックの表面よりも突出または盛り上がった状態である場合には、2つのブロックを当接させたときに、ブロックの2つの当接側の表面間に隙間が生じ、2つのブロックの一方または双方の回転を容易にする。
筒状突部5の筒の開口中心を通る軸線に対して直角の断面形状は、丸、多角形、その他いかなる形状であってもよい。連結具7の長手軸線に直角の断面形状は前記の筒状突部5の断面形状に対応させる。
連結具7の材料も、磁性体または非磁性体のいずれの材料でもよい。非磁性体の材料の連結具を用いる場合には、連結した2つのプレート部の磁石片6の磁場が干渉しない長さとすれば、2つの磁石片6のS極、N極の向きを自由に選択できて好ましい。ただし、連結具7の材料を磁性体とした場合でも、2つの磁石片6の極の向きによっては2つの磁石は反発するが、磁石片6はプレート4に当接するので、磁石片6の向きは変わらず、したがって、プレート4の表面側の極は変わらない。
すなわち、ブロック本体1の対向する2面に開口する貫通孔8をブロック本体1の前記面に直角に設ける。貫通孔8の長手軸線に直角の断面形状は筒状突部5の断面形状と同じで、貫通孔8内に筒状突部5および連結具7を収納できるようにする。
そして、磁石支持体2の一方の筒状突部5内に磁石片6を挿入し、連結具7の一端をその筒状突部5内へ嵌挿し、その連結具7の他端の方から連結具7および筒状突部5を貫通孔8に嵌挿し、プレート4の周縁部の裏面を、貫通孔8の開口周縁のブロック本体1の表面に当接させ、磁石支持体2の他方の筒状突部5内に磁石を挿入し、その筒状突部5を貫通孔8の他方の開口から嵌入し、その筒状突部5の中に、先に貫通孔8に挿入してある前記連結具7の先端部を押し込み、前記他方のプレート4の周縁部の裏面を、貫通孔8の開口周縁のブロック本体1の表面に当接させる。これにより、2つの筒状突部5が貫通孔8内で連結具7により連結し、磁石支持体2がブロック本体1に取り付けられブロック3が形成される。
プレート4の裏面の周縁部をブロック本体の表面に当接接着させてもよい。
図3は、対向する2面のそれぞれの面に2個のプレート4が現れたブロック3aの断面を示すものである。
このブロック本体1では、対向する2面に開口し、それらの面に直角の貫通孔8を2個設ける。そして、ブロック3で前記説明した要領で、それぞれの貫通孔8において、2個のプレート4の筒状突部5内に磁石片6を挿入し、一方の筒状突部5内に連結具7を嵌入し、一方の貫通孔8の開口から連結具7と筒状突部5を、他方の開口から他方の筒状突部5を嵌挿し、貫通孔7内で、前記一方の筒状突部5より突出した連結具7の先端部を前記他方の筒状突部5に嵌入させ、両プレート4の周縁部の裏面を貫通孔の開口周囲のブロック本体の表面に当接または当接接着させる。
連結具7は、磁性体または非磁性体のいずれを材料としてもよい。
筒状突部5に挿入する磁石片5のS極、N極の向きを選択することによって、前記のとおり、ブロック本体1の同一面に現れた2個の磁石支持体2のプレート4の表面側を同極とすることもできるし、異極とすることができる。
磁石の向きを選択することにより、前記のとおりブロック本体1の表面に現れた磁石支持体2のプレート4の表面側の極を選択することができる。
まず、ブロック本体1を2つの分割体1aと1bとで形成する。
分割体1aと1bは、接合すべき面のそれぞれに対称的に、対向する垂直の面に直角で、接合すべき面の中央で交わる溝、図4においては、十字状の直交した溝10を設ける。溝10は、溝10の長手線に直角の断面形状を半円形、コの字状、その他の形状とし、2つの分割体1aと1bとを重ね合わせたときに、ブロック本体1の4面に開口し、内部で直行する断面円形または多角形の貫通孔を形成する。
そして、連結具11の分岐部の各先端部を、内部に磁石片6(図示省略)を収納た筒状突部5に嵌挿して連結し、その連結具11とその先端部に取り付けた4つの筒状突部5を分割体1aの溝10に嵌合載置し、それらに分割体1bを、その溝10を下方にして被せ、2つの分割体1aと1bを接合し、4つのプレート4の裏面を接合した分割体1aと1bの側面に当接させ、2つの分割体1aと1bを接着固定してブロック9を形成する。 2つの分割体1aと1bとの接着は、2つの分割体1aと1bとを接合する前にいずれか一方の接合面に接着剤を塗布しておくことにより行う。
分割体1aと1bの側面へのプレート4の裏面の当接は、対向するプレート4を互いに対向するプレート4方向へ押すことにより行い、それにより、連結具11の分岐部の先端部が筒状体5内に強く嵌挿し、連結具11と筒状突部5との連結が強固になされる。
プレート4の裏面周縁部はブロック本体の表面に接着するのが好ましい。
これにより、ブロック9が完成する。
すなわち、連結具11を前記要領で溝10に嵌合させて2つの分割体1aと1bを接着固定した後に、ブロック本体1に出来た貫通孔の開口のそれぞれから、内部に磁石片6を収納た筒状突部5を嵌挿し、それら筒状突部5内にブロック本体1内の連結具11の各分岐部の先端部を嵌入させ、対向するプレート4を互いの方向に押し、プレート4の裏面をブロック本体の表面に当接させる。
すなわち、ブロック本体はブロック9と同様に2つの分割体で構成し、それぞれの分割体の分割面に対称的に、平行の2本の溝に直角の1本の溝を直交させた「キ」の字状の溝を設け、その溝に対応する「キ」の字状の連結具を用い、ブロック9の形成について説明した方法と同様に、2つの分割体で連結具を挟み、連結具を溝に嵌合させ、2つの分割体を接着固定し、磁石片を収納した筒状突部を2つの分割体で構成されたブロック本体の貫通孔の開口から嵌挿して、ブロック本体内に収納されている連結具の分岐部の先端部を筒状突部内に嵌合させて連結し、対向するプレートを互いの方向に押して、プレートの裏面をブロック本体の表面に当接させる。
2つの分割体を接合する前に、連結具と筒状突部とを連結して磁石支持体を構成し、その磁石支持体を一方の分割体の溝に載置した後に他方の分割体を被せ、2つの分割体を接着し、対向するプレートを互いの方向に押してプレートの裏面をブロック本体の表面に当接させてもよい。
プレート4の裏面の周縁部をブロック本体の表面に当接接着させるのが好ましい。
すなわち、ブロック本体はブロック9と同様に2つの分割体で構成し、それぞれの分割体の分割面に対称的に、平行の2本の溝に直角で平行の2本の溝を直交させた「井」の字状の溝を設け、その溝に対応する「井」の字状の連結具を用い、ブロック9の形成について説明した方法と同様に、2つの分割体で連結具を挟み、連結具を溝でできた貫通孔に収納して2つの分割体を接着固定し、磁石片を収納した筒状突部を2つの分割体で構成されたブロック本体の貫通孔の開口から嵌挿して、ブロック本体内に収納されている連結具の棒状の分岐部の先端部を筒状突部内に嵌合させて連結し、対向するプレートを互いの方向に押して、プレートの裏面をブロック本体の表面に当接させる。
このブロックにおいても、予め連結具で筒状突部を連結した磁石支持体を構成し、それを、前記「キ」の字状の連結具を用いる方法について説明したのと同様に、2つの分割体で挟んでもよい。
直方体のブロック本体12で説明する。
ブロック本体12は、隣接する各面が直交するもので、次の2つの対称形の分割体12aと12bで構成する。これら分割体は対称形であるので、図6に示す分割体12aで説明する。
分割体12aは、先に説明した分割体1aと同様に、上面に十字状に交差した溝10を設け、その交叉点に垂直の貫通孔13を設けた構造である。
先ず、水平の4本の分岐部14aのそれぞれの先端部を、内部に磁石片6(図示省略)を収納した筒状突部5に嵌入し、下向きの垂直の分岐部14bの先端を分割体12aの貫通孔13の上方の開口に対向させ、その先端部を貫通孔13に押し込み、前記筒状突部5と水平の分岐部14aの下部を分割体12aの溝10に嵌合載置する。
筒状突部5への水平の分岐部14aの嵌入も、連結具14を挟んで、2つの分割体12aと12bを接着してから、ブロック本体12の側面の開口より、磁石片6(図示省略)を内部に収納した筒状突部5を押し込み、ブロック本体内部に存在する連結具14の各水平の分岐部14aの先端部を筒状突部5内に嵌入させてもよい。
これにより6面体の6面のそれぞれにプレート4を取付けたブロックが完成する。
磁石片6の極の方向を選択することにより、ブロックの表面に現れたプレート4の表面側の磁石の極を選択する。
すなわち、ブロック本体はブロック本体12と同様に2つのの分割体で構成する。ブロック本体12の分割体12aおよび12bに対称的に、分割面に「十」字状の溝を設け、「十字状の交叉点に垂直の貫通孔を設けたが、「十」字状に替えて、分割面に対称的に平行の2つの溝とそれらに直角の2つの平行の溝、すなわち、「井」の字状の溝を設け、その溝の各交叉点で垂直の貫通孔を設ける。
連結具はこの溝および貫通孔に対応した16に分岐した連結具を用いる。
この連結具を用いてブロック本体に磁石支持体を取付ける要領は、ブロック本体12で説明した要領に準ずる。
すなわち、2つの分割体の分割面に対称的に「井」の字状の溝を設け、更に、「井」の字の中央の四角に囲まれた面の中心に垂直の貫通孔を設け、「井」の字状の溝に対応した連結具と、垂直の貫通孔に対応した連結用の棒状の連結具を用い、「井」の字状の連結具を挟んで2つの分割体を接合し、前記垂直の貫通孔の一方の開口から棒状の連結具を貫通孔内に挿入し、2つの分割体の接合により出来た「井」の字状の貫通孔と垂直の貫通孔のそれぞれの開口から磁石片を収納したプレート部の筒状突部を挿入し、各プレートをブロック本体の表面へ押し、ブロック本体内の前記分岐連結具および棒状の連結具の先端部を筒状突部内に嵌合し、各プレート4の裏面周縁部をブロック本体の表面に当接または当接接着する。
棒状の連結具および分岐連結具によるプレート部の連結は、上記の方法に限定しない。先に説明した要領に準じて、2つの分割体を接合の前に、「井」の字状の連結具にて連結を行い、棒状の連結具による連結は、2つの分割体を接合後に行ってもよい。
すなわち、平行でない1組の対向する2面にプレート4を取り付けるには、ブロック本体を2つの分割体とし、それらの接合すべき面のそれぞれにおいて、接合した場合の側面に対して直角の溝で、接合すべき面の中心部で交わる「く」の字状の溝を対称的に形成し、「く」の字の屈折角度に対応した「く」の字状の連結具を用い、その連結具の両端部を磁石を内蔵した筒状突部に嵌入して2つのプレート4を連結して磁石支持体を形成し、その磁石支持体の筒状突部と連結部の下方部分を一方の分割体の溝に嵌合載置し、他方の分割体を、溝を下向けて対向させて被せ、磁石支持体の筒状体と連結部の上方部分を前記他方の分割体の溝に嵌合させ、2つの分割体を接着固定し、2つのプレート4を互いの方向に押してそれらの周縁部の裏面をブロック本体の面に当接させる。
平行でない1組の対向する2面のそれぞれの面に複数のプレート4を取り付けるには、2つの分割体の分割面に、対称的に複数の「く」の字状の溝を設け、「く」の字状の連結具を複数個用い、前記要領でプレート4を取り付ける。
連結具と筒状突部との連結は、前記のとおり、先ず2つの分割体で連結具を挟んで2つの分割体を接着してブロック本体を形成し、そのブロック本体の側面に出来た貫通孔の開口から磁石を収納した筒状突部を嵌入させ、ブロック本体内の連結具の先端部を筒状突部に嵌入させ、各プレートの裏面をブロック本体の表面に押しつけることにより行ってもよい。
ただし、ブロック本体の曲面に取り付けるプレートの裏面は前記ブロックの曲面に対応する曲面のものとする。
図8は、球状のブロック本体15に中心を通る貫通孔8を設け、棒状の連結具7を用いて球面状のプレート16を取り付けたブロックの断面図である。
図9は、曲面と平面で構成されるブロック本体17の対向する曲面と平面に開口する貫通孔8を設け、連結具7を用いて、曲面には曲面状のプレート16を、平面には平面状のプレート4を取り付けたブロックの断面図である。
貫通孔21の断面形状は、磁石支持体のプレート部の筒状突部5の先端形状と同じで、貫通孔21の径は、筒状突部5の径と同じとする。ただし、ブロック本体19が、弾性ある材質のものである場合には、貫通孔21の断面形状は、筒状突部5の先端形状と相似形で、貫通孔21の断面の径は筒状突部5の先端の径よりも僅かに小さいものとするのが好ましく、この場合には、筒状突部5が貫通孔21を押し拡げて嵌入した後、ブロック本体19の弾性で貫通孔21の内壁が締まって筒状突部5を締め、プレートがブロック本体19に強固に固定する。
ジョイント18には、対向する面で開口する3本の貫通孔22をジョイント18の中心部で交叉連通させて設けたもので、6面のそれぞれに開口を有する。
貫通孔22の代わりに6面のそれぞれに凹部を設けてもよい。
貫通孔22または凹部の径は、筒状突部に一端を嵌入した棒状の連結具7aの他端が嵌入しうる大きさとする。
ジョイントは立方体形状に限定せず、球形でもよい。
すなわち、先ず、磁石片6を収納した1つ磁石支持体の筒状突部に、棒状の連結具7aの一端を嵌入させ、他端をジョイント18の1つの貫通孔22の開口または凹部に嵌入させる。
次いで、連結具7aで押してジョイント18をブロック本体19の1つの面の貫通孔21の開口から貫通孔21に押し込み、プレート4の裏面がブロック本体19の表面に当接させる。
連結具7aの長さを、上記のとおりプレート4の裏面がブロック本体19の表面に当接したときに、ジョイント18が2つの貫通孔21の交叉点に位置するよう設計する。
そこで、ジョイント18の代わりに、立方体の対向する2面の2組の面、すなわち、4面に開口する貫通孔22または凹部を設けたジョイントを用いてもよい。
だだし、貫通孔および凹部の数が連結する連結具の数より多く、連結具の先端を挿入しないで残っていてもよく、多数の種類のジョイントを製作、準備しなくても、貫通孔および凹部の数が多いジョイントは多くの状況に共用できて好ましい。
上記の構成と異なり、ブロック本体の表面に、プレートの周縁部形状の凹部を形成し、その凹部にプレートを嵌合させてもよい。この場合、その嵌合後のプレートの表面がブロック本体の表面と面一としてもよいが、プレート部の表面側の一部、その程度は限定しないが、たとえば、プレートの厚みの2分の1乃至3分の1程度、がブロック本体の表面よりも突出、すなわち、プレート4の表面側の一部がブロック本体の表面より僅かに盛り上がった状態とするのが好ましい。この表面部を突出または盛り上がった状態とすると、2つのブロック本体のプレートを当接させたときに、2つのブロック本体の表面の間に隙間が生じ、2つのブロックの一方または双方を回転し易くするので、ブロックで車、水車小屋や風車等を組み立てて、車輪、水車、風車等を回転させて遊ぶことが出来る。
たとえば、プラスチック粉末に磁性体粉末を混合して成形し、磁化して磁石とする。磁極S、Nはプレートの表面側か筒状突部5の開口側のいずれかとする。
1a、1b 分割部
2 磁石支持体
3 ブロック
4 プレート
5 筒状突部
6 磁石片
7、7a 連結具
8 貫通孔
9 ブロック
10 溝
11 連結具
12 ブロック本体
12a、12b 分割部
13 貫通孔
14 連結具
14a、14b 分岐部
15 ブロック本体
16 プレート
17 ブロック本体
18 ジョイント
19 ブロック本体
20 ブロック
21 貫通孔
22 貫通孔
Claims (10)
- 対向して平行の平面の2面を有する多面体のブロック本体の、前記2面にそれらの面に直角の1または複数の貫通孔を設け、
前記貫通孔のそれぞれにおいて、
平面状のプレートの裏面に筒状突部を立設した2個のプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、棒状の連結具の両端部を前記2個のプレート部の筒状突部に嵌挿し2つのプレート部を連結してなる磁石支持体の棒状の連結具と筒状突部を、前記貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させてなる玩具ブロック。 - 垂直の複数の平面を有する多面体よりなるブロック本体を、それらの垂直面に直角に2分割した2分割体で構成し、 それら分割体の分割面のそれぞれに、対称的に、分割体の垂直側面に開口し、かつ、該側面に直角で、分割面の中央で交わり連通する溝で、前記2つの分割体を接合したときに貫通孔を形成する溝を設け、
平面状のプレートの裏面に筒状突部を立設したプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、それら筒状突部に、前記2つの分割体を接合した場合に前記溝でできる貫通孔に対応した形状で前記貫通孔内に収納でき、かつ、仮想水平面上で前記垂直の面の数に対応した数に分岐した棒状の先端部を有する連結具の各分岐先端部を、前記筒状突部内に嵌入させ、前記連結具で前記プレート部を連結してなる磁石支持体の前記筒状突部と連結具を、前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の前記貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させてなる玩具ブロック。 - 垂直の4平面と、対向する水平の2平面を有する多面体のブロック本体を、前記垂直の4面に直角に上下2分割した2分割体で構成し、
それら分割体の分割面のそれぞれにおいて、対称的に、分割体の垂直側面に開口し、かつ、該側面に直角で、分割面の中央部で交叉連通する溝で、前記2つの分割体を接合したときに貫通孔を形成する溝を設け、前記溝が前記分割面の中央部で交叉連通する箇所で垂直の貫通孔を設け、
前記2つの分割体を接合したときに前記溝と貫通孔とでできる立体的貫通孔に収納でき、かつ、水平の棒状の4分岐部と、その分岐点において前記垂直の貫通孔に嵌入できる上下に垂直の2分岐部とでなる連結具の各分岐先端部を、前記連結具の分岐先端部の数の平面状のプレートの裏面に筒状突部を立設したプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入しした後、前記プレート部の筒状突部内に嵌挿して、前記プレート部を連結してなる磁石支持体を前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の前記立体的貫通孔内に収納し、前記プレート部のプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させてなる玩具ブロック。 - 球体、または、対向して曲面と曲面を有する多面体のブロック本体に前記球体においては中心を通る貫通孔を設け、前記多面体においては、前記2つの曲面で開口し、中央部を通る貫通孔を設け、
裏面が前記ブロック本体の球面または曲面に対応する曲面のプレートの裏面に筒状突部を立設した2個のプレート部のそれぞれの前記筒状突部内に磁石片を挿入し、前記筒状突部内に先端部を嵌挿できる連結用の棒状の連結具の先端部を嵌入して2個のプレート部を連結してなる磁石支持体の連結具と筒状突部を前記貫通孔内に収納し、前記2つのプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させてなる玩具ブロック。 - 球体のブロック本体、または、対向した曲面と曲面を有するブロック本体を、中心または中央部を通る仮想面で2分割した2分割体で構成し、それら分割体の分割面のそれぞれに、分割体の周側の複数の箇所で開口し、かつ、分割面の中心または中央部で交わり連通する溝で、前記2つの分割体を接合したときに貫通孔を形成する溝を対称的に設け、
前記ブロック本体の表面の球面または曲面に対応した曲面のプレートの裏面に筒状突部を立設した、前記2つの分割体を接合したときにできる貫通孔の開口の数のプレート部のそれぞれの筒状突部内に磁石片を挿入し、前記2つの分割体の接合時に前記溝でできる貫通孔に対応した形状で、かつ、該貫通孔内に収納でき、前記貫通孔の開口数に対応した数に分岐した先端部を有する連結具のそれぞれの先端部を、前記プレート部のそれぞれの筒状突部内に嵌挿してなる磁石支持体の連結具と筒状突部を前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の貫通孔内に収納し、前記2つのプレートの裏面を前記ブロック本体の表面に当接させてなる玩具ブロック。 - 対向して曲面と平面を有する多面体のブロック本体に、前記2面で開口する貫通孔を設け、
裏面が前記ブロック本体の曲面に対応する曲面のプレートと、平面のプレートのそれぞれの裏面に、前記貫通孔に嵌挿できる筒状突部を立設した2個のプレート部のそれぞれの前記筒状突部内に磁石片を挿入し、前記2個のプレート部の筒状突部のそれぞれに棒状の連結具の端部を嵌挿して2個のプレート部を連結した磁石支持体の前記筒状突部と連結具を前記貫通孔内に収納し、プレート部のプレートの裏面をブロック本体に当接させてなる玩具ブロック。 - 2つの分割体の分割面の中心部において、分割面の中央部で交わり連通する溝においては、その交わる箇所で、対向する2面で開口する溝においては、その長手方向の中央部で、前記溝に垂直で、かつ、分割体の分割面に対向する表面に開口する貫通孔を設け、プレート部の連結用の連結具を、前記2つの分割体を接合して前記溝と貫通孔でできる立体的貫通孔に対応して分岐する形状の連結具とし、該連結具のそれぞれの分岐部の先端部を磁石を収納したプレート部の筒状突部に嵌挿してなる磁石支持体の前記連結具とそれにより連結した筒状突部とを、前記2つの分割体を接合してなるブロック本体の立体的貫通孔内に収納してなることを特徴とする請求項5および6のいずれかに記載の玩具ブロック。
- 球体または多面体よりなるブロック本体に交叉連通する複数の貫通孔を設け、その交叉箇所に、少なくとも前記貫通孔の開口の数の貫通孔または凹部を設けたジョイントを内蔵させ、前記貫通孔の開口に対応する数の、裏面が前記ブロック本体の表面に対応したプレートの裏面に筒状突部を立設したプレート部の各筒状突部に磁石片を挿入した磁石支持体の、前記筒状突部に棒状の連結具の一端を嵌入させ、それら連結具の開放端を前記ブロック本体の貫通孔の開口から挿入し、前記筒状突部を該貫通孔に嵌入させ、かつ、前記磁石支持体のプレートをブロック本体の表面に当接させ、前記連結具の開放端を前記ジョイントの貫通孔または凹部に嵌入させて、該ジョイントで前記連結具を連結固定してなる玩具ブロック。
- 磁石片を用いないで、プレートと筒状突部を磁石で構成してなることを特徴とする請求項1乃至8に記載の玩具ブロック。
- ブロック本体の表面に、プレートと筒状突部よりなるプレート部のプレートの裏面側を嵌合できる凹部を設け、その凹部に前記プレートの裏面側を嵌合し、前記プレートの表面が前記ブロック本体の表面と面一となるか、または、前記プレートの表面部が突出してブロック本体の表面に盛り上がった状態であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の玩具ブロック。
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KR101471335B1 (ko) | 2014-04-17 | 2014-12-09 | 신동일 | 자석블록 완구 |
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