JP3116225B2 - 錘離脱型釣り仕掛け - Google Patents
錘離脱型釣り仕掛けInfo
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- JP3116225B2 JP3116225B2 JP09342099A JP34209997A JP3116225B2 JP 3116225 B2 JP3116225 B2 JP 3116225B2 JP 09342099 A JP09342099 A JP 09342099A JP 34209997 A JP34209997 A JP 34209997A JP 3116225 B2 JP3116225 B2 JP 3116225B2
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- shaft
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磯釣り、船釣り等の
海釣りに使用する釣り仕掛けに関し、特に錘が根掛りし
た場合に錘を離脱させることができるようにした錘離脱
型釣り仕掛けに関する。
海釣りに使用する釣り仕掛けに関し、特に錘が根掛りし
た場合に錘を離脱させることができるようにした錘離脱
型釣り仕掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】海釣りにおいて釣り人が悩まされる問題
は、錘が海底の岩、海藻等の障害物に引っ掛かったり、
魚が底走りして錘が海底の障害物に引っ掛かることによ
り、仕掛けが身動きできない状態(根掛り)になること
である。そこで、このような根掛りを防止する手段とし
て、ゴム製の杯状キャップを錘に冠着して根掛りを防止
する根掛り防止具が知られている。また、錘連結用糸に
道糸より細い糸を使用することにより、錘が根掛りした
場合には力を加えて錘連結用糸を切ってしまう捨て糸方
式も行なわれている。
は、錘が海底の岩、海藻等の障害物に引っ掛かったり、
魚が底走りして錘が海底の障害物に引っ掛かることによ
り、仕掛けが身動きできない状態(根掛り)になること
である。そこで、このような根掛りを防止する手段とし
て、ゴム製の杯状キャップを錘に冠着して根掛りを防止
する根掛り防止具が知られている。また、錘連結用糸に
道糸より細い糸を使用することにより、錘が根掛りした
場合には力を加えて錘連結用糸を切ってしまう捨て糸方
式も行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、海中の障害物
には種々のものがあり、その形態も様々であるために上
述した根掛り防止具は実用性が低いという欠点がある。
また、捨て糸方式は強い力で引かなければならないた
め、食い付いている魚を逃がすことが多いし、糸がどの
部分で切れるか分からないために糸を無駄にするという
欠点がある。また、糸の太さには種々のものがあり、糸
を切るために加える力の加減が常に一定ではないことか
ら苦労も多く、時間も取られるという欠点がある。更
に、岸壁では捨て糸が海中に経年増加し環境汚染の問題
にもなっている。更に、遠投釣りの場合には道糸に2〜
4号の細い糸を使用しており、錘連結用糸に更に細い糸
を使用できないことから捨て糸方式は採用できないとい
う欠点がある。
には種々のものがあり、その形態も様々であるために上
述した根掛り防止具は実用性が低いという欠点がある。
また、捨て糸方式は強い力で引かなければならないた
め、食い付いている魚を逃がすことが多いし、糸がどの
部分で切れるか分からないために糸を無駄にするという
欠点がある。また、糸の太さには種々のものがあり、糸
を切るために加える力の加減が常に一定ではないことか
ら苦労も多く、時間も取られるという欠点がある。更
に、岸壁では捨て糸が海中に経年増加し環境汚染の問題
にもなっている。更に、遠投釣りの場合には道糸に2〜
4号の細い糸を使用しており、錘連結用糸に更に細い糸
を使用できないことから捨て糸方式は採用できないとい
う欠点がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の諸欠点に鑑み
なされたもので、錘が根掛りした場合に錘を仕掛けから
離脱させることができるようにすることにより、仕掛け
が身動きできなくなる事態、糸を無駄に切断する事態、
糸切りに無駄な時間を費やす事態を解消することがで
き、また道糸の太さが異なる場合でも一定の力で錘を離
脱することができるし、遠投釣りの場合にも錘を離脱す
ることができる錘離脱型釣り仕掛けを提供することを目
的とする。
なされたもので、錘が根掛りした場合に錘を仕掛けから
離脱させることができるようにすることにより、仕掛け
が身動きできなくなる事態、糸を無駄に切断する事態、
糸切りに無駄な時間を費やす事態を解消することがで
き、また道糸の太さが異なる場合でも一定の力で錘を離
脱することができるし、遠投釣りの場合にも錘を離脱す
ることができる錘離脱型釣り仕掛けを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段は、上端側に道糸を連結
する誘導軸と、該誘導軸に設けられた筒体と、該筒体に
挿通され、前記誘導軸を軸方向に沿って上、下方向に案
内するガイド軸と、該ガイド軸の下端側に基端側が回動
可能に連結され、前記誘導軸の上、下動に伴って先端側
が前記筒体に挿脱する錘係止軸とからなり、前記筒体に
前記先端側を挿入した状態の該錘係止軸に錘を係合させ
るものである。
ために構成された本発明の手段は、上端側に道糸を連結
する誘導軸と、該誘導軸に設けられた筒体と、該筒体に
挿通され、前記誘導軸を軸方向に沿って上、下方向に案
内するガイド軸と、該ガイド軸の下端側に基端側が回動
可能に連結され、前記誘導軸の上、下動に伴って先端側
が前記筒体に挿脱する錘係止軸とからなり、前記筒体に
前記先端側を挿入した状態の該錘係止軸に錘を係合させ
るものである。
【0006】前記筒体は前記ガイド軸との摩擦抵抗によ
り前記誘導軸の軸方向変位を規制するように構成するこ
とができる。
り前記誘導軸の軸方向変位を規制するように構成するこ
とができる。
【0007】そして、前記誘導軸に所定以上の引っ張り
力を掛けた時に、該誘導軸と前記ガイド軸が軸方向に離
間して前記錘係止軸が前記筒体から離脱するのを許す解
放規制ばねを該誘導軸とガイド軸との間に張設した構成
にできる。
力を掛けた時に、該誘導軸と前記ガイド軸が軸方向に離
間して前記錘係止軸が前記筒体から離脱するのを許す解
放規制ばねを該誘導軸とガイド軸との間に張設した構成
にできる。
【0008】また、前記筒体には、前記ガイド軸に対す
る軸方向変位を規制する軸制動手段を設ける構成にする
ことにより、誘導軸の動きを調整できる。
る軸方向変位を規制する軸制動手段を設ける構成にする
ことにより、誘導軸の動きを調整できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。図1ないし図2は第1の実施の形態
を示す。図において、1はステンレススチール製線材か
らなる誘導軸を示し、該誘導軸1は軸体部1Aと、該軸
体部1Aの上端に屈曲形成した吊用環部1Bと、軸体部
1Aの下端側を180度折返して形成した筒体支持部1
Cとから構成してある。そして、誘導軸1は吊用環部1
Bに連結したスナップシーベルA、該スナップシーベル
Aに連結したさる環Bを介して道糸Cに垂下するように
なっている。
に基づき詳述する。図1ないし図2は第1の実施の形態
を示す。図において、1はステンレススチール製線材か
らなる誘導軸を示し、該誘導軸1は軸体部1Aと、該軸
体部1Aの上端に屈曲形成した吊用環部1Bと、軸体部
1Aの下端側を180度折返して形成した筒体支持部1
Cとから構成してある。そして、誘導軸1は吊用環部1
Bに連結したスナップシーベルA、該スナップシーベル
Aに連結したさる環Bを介して道糸Cに垂下するように
なっている。
【0010】2は前記誘導軸1に固着した筒体を示す。
該筒体2は例えば塩化ビニル等の合成樹脂やステンレス
スチール等の金属材によりチューブ状に形成し、内部を
仕切ることによって上下両端が開口した軸ガイド穴2A
と軸係止穴2Bが軸方向にそれぞれ画成してある。そし
て、軸ガイド穴2Aに前記筒体支持部1Cを挿通するこ
とにより、筒体2は誘導軸1に固定してある。
該筒体2は例えば塩化ビニル等の合成樹脂やステンレス
スチール等の金属材によりチューブ状に形成し、内部を
仕切ることによって上下両端が開口した軸ガイド穴2A
と軸係止穴2Bが軸方向にそれぞれ画成してある。そし
て、軸ガイド穴2Aに前記筒体支持部1Cを挿通するこ
とにより、筒体2は誘導軸1に固定してある。
【0011】3は前記筒体2の軸ガイド穴2Aに摺動可
能に挿通され、誘導軸1を軸方向の上、下方向に案内す
るガイド軸を示す。該ガイド軸3は主軸部3Aと、該主
軸部3Aの上端側を屈曲形成し、前記誘導軸1の軸体部
1Aに摺動可能に外嵌したガイド環部3Bと、主軸部3
Aの下端側に屈曲形成された連結環部3Cとから構成し
てある。そして、ガイド軸3は筒体2の摩擦抵抗によっ
て、誘導軸1を常時は任意の位置に保持している。
能に挿通され、誘導軸1を軸方向の上、下方向に案内す
るガイド軸を示す。該ガイド軸3は主軸部3Aと、該主
軸部3Aの上端側を屈曲形成し、前記誘導軸1の軸体部
1Aに摺動可能に外嵌したガイド環部3Bと、主軸部3
Aの下端側に屈曲形成された連結環部3Cとから構成し
てある。そして、ガイド軸3は筒体2の摩擦抵抗によっ
て、誘導軸1を常時は任意の位置に保持している。
【0012】4は前記ガイド軸3に遊動自在に連結した
錘係止軸で、該錘係止軸4は基端側の係合環部4Aと先
端側の作動軸部4Bとから形成してあり、係合環部4A
に対して作動軸部4Bを略く字状に屈曲させることによ
り、後述する錘5の連結部材6を係止し易いようにして
ある。そして、錘係止軸4は係合環部4Aを前記連結環
部3Cに係着することによって作動軸部4B全体が連結
環部3Cを支点に略360度方向に遊動自在になってお
り、また筒体2の軸係止穴2Bに挿脱可能に挿入される
ようになっている。
錘係止軸で、該錘係止軸4は基端側の係合環部4Aと先
端側の作動軸部4Bとから形成してあり、係合環部4A
に対して作動軸部4Bを略く字状に屈曲させることによ
り、後述する錘5の連結部材6を係止し易いようにして
ある。そして、錘係止軸4は係合環部4Aを前記連結環
部3Cに係着することによって作動軸部4B全体が連結
環部3Cを支点に略360度方向に遊動自在になってお
り、また筒体2の軸係止穴2Bに挿脱可能に挿入される
ようになっている。
【0013】5は錘係止軸4に解放可能に係止される錘
を示し、該錘5は連結糸6A、錘用スナップシーベル6
B、錘用さる環6Cからなる連結部材6を有しており、
錘係止軸4に連結するようにしてある。
を示し、該錘5は連結糸6A、錘用スナップシーベル6
B、錘用さる環6Cからなる連結部材6を有しており、
錘係止軸4に連結するようにしてある。
【0014】なお、図中7は先端にハリス案内環7Aを
設けたテンビンで、該テンビン7はガイド軸3のガイド
環部3Bの先端側を横方向に伸長させて一体に形成して
あり、ガイド軸3と連動するようになっている。そし
て、基端側を筒体支持部1Cの上端に締結したハリス8
は前記ハリス案内環7Aを介して下方に垂下するように
なっている。
設けたテンビンで、該テンビン7はガイド軸3のガイド
環部3Bの先端側を横方向に伸長させて一体に形成して
あり、ガイド軸3と連動するようになっている。そし
て、基端側を筒体支持部1Cの上端に締結したハリス8
は前記ハリス案内環7Aを介して下方に垂下するように
なっている。
【0015】本実施の形態は上述の構成からなるが、次
にその作用について説明する。先ず筒体2の摩擦抵抗に
抗して誘導軸1とガイド軸3を軸方向に沿って伸長する
方向に摺動させ、解放状態になっている作動軸部4Bに
連結部材6の錘用さる環6Cを係合した後作動軸部4B
を可動軸体3A側に折返す。この状態で誘導軸1とガイ
ド軸3を縮小する方向に押し、筒体2の軸係止穴2Bに
作動軸部4Bを挿入する。これにより、錘5はガイド軸
3と錘係止軸4に係着した状態で支持される。
にその作用について説明する。先ず筒体2の摩擦抵抗に
抗して誘導軸1とガイド軸3を軸方向に沿って伸長する
方向に摺動させ、解放状態になっている作動軸部4Bに
連結部材6の錘用さる環6Cを係合した後作動軸部4B
を可動軸体3A側に折返す。この状態で誘導軸1とガイ
ド軸3を縮小する方向に押し、筒体2の軸係止穴2Bに
作動軸部4Bを挿入する。これにより、錘5はガイド軸
3と錘係止軸4に係着した状態で支持される。
【0016】この状態で海釣りの際に錘5が根掛りした
場合には、図示しない竿を引いて道糸Cを引き上げる
と、根掛りしている錘5によってガイド軸3は固定され
た状態になっているから誘導軸1側が矢示イ方向に引き
上げられる。これにより、誘導軸1とガイド軸3が筒体
2の摩擦抵抗に抗して相対的に離反し、誘導軸1と一体
に上昇する筒体2から錘係止軸4の作動軸部4Bが抜け
出る結果、連結部材6が錘係止軸4から解放されて錘5
は離脱させることができる。
場合には、図示しない竿を引いて道糸Cを引き上げる
と、根掛りしている錘5によってガイド軸3は固定され
た状態になっているから誘導軸1側が矢示イ方向に引き
上げられる。これにより、誘導軸1とガイド軸3が筒体
2の摩擦抵抗に抗して相対的に離反し、誘導軸1と一体
に上昇する筒体2から錘係止軸4の作動軸部4Bが抜け
出る結果、連結部材6が錘係止軸4から解放されて錘5
は離脱させることができる。
【0017】次に、図3および図4に第2の実施の形態
を示す。なお、本実施の形態および後述する第3の実施
の形態において、前述した第1の実施の形態の構成要素
と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その
説明を省略する。図において、11は誘導軸を示し、該
誘導軸11は軸本体11Aと、該軸本体11Aの上端に
形成した吊用環部11Bと、軸本体11Aの下端に略直
角方向に折り曲げ形成した環状受部11Cとから構成し
てある。そして、誘導軸11には筒体2が挿嵌してあ
る。
を示す。なお、本実施の形態および後述する第3の実施
の形態において、前述した第1の実施の形態の構成要素
と同一の構成要素には同一の符号を付して援用し、その
説明を省略する。図において、11は誘導軸を示し、該
誘導軸11は軸本体11Aと、該軸本体11Aの上端に
形成した吊用環部11Bと、軸本体11Aの下端に略直
角方向に折り曲げ形成した環状受部11Cとから構成し
てある。そして、誘導軸11には筒体2が挿嵌してあ
る。
【0018】12はガイド軸を示す。該ガイド軸12は
主軸部12Aと、該主軸部12Aの上端側を略直角方向
に折り曲げて形成したハリス案内環部12B、および該
ハリス案内環部12Bに連設して形成され、誘導軸11
に摺動可能に嵌合したガイド環部12Cと、主軸部12
Aの下端側に形成した連結環部12Dとから構成してあ
り、連結環部12Dに錘係止軸4が連結してある。13
は誘導軸11に挿嵌した圧縮ばねからなる解放規制ばね
で、該解放規制ばね13はばね座14、14を介し前記
ガイド軸12のハリス案内環部12Bと誘導軸11の環
状受部11Cとの間に張設してある。
主軸部12Aと、該主軸部12Aの上端側を略直角方向
に折り曲げて形成したハリス案内環部12B、および該
ハリス案内環部12Bに連設して形成され、誘導軸11
に摺動可能に嵌合したガイド環部12Cと、主軸部12
Aの下端側に形成した連結環部12Dとから構成してあ
り、連結環部12Dに錘係止軸4が連結してある。13
は誘導軸11に挿嵌した圧縮ばねからなる解放規制ばね
で、該解放規制ばね13はばね座14、14を介し前記
ガイド軸12のハリス案内環部12Bと誘導軸11の環
状受部11Cとの間に張設してある。
【0019】本実施の形態では、解放規制ばね13のば
ね力に抗して誘導軸11とガイド軸12を軸方向に沿っ
て互いに逆方向に摺動させることにより伸長状態にし、
解放状態にある錘係止軸4に連結部材6の錘用さる環6
Cを係合して作動軸部4Bを可動軸体12A側に折返
す。この状態で誘導軸11とガイド軸12をばね力によ
り軸方向に縮小させ、筒体2の軸係止部2Bに作動軸部
4Aを挿入することにより、錘5はガイド軸12と錘係
止軸4に係着した状態で支持することができる。
ね力に抗して誘導軸11とガイド軸12を軸方向に沿っ
て互いに逆方向に摺動させることにより伸長状態にし、
解放状態にある錘係止軸4に連結部材6の錘用さる環6
Cを係合して作動軸部4Bを可動軸体12A側に折返
す。この状態で誘導軸11とガイド軸12をばね力によ
り軸方向に縮小させ、筒体2の軸係止部2Bに作動軸部
4Aを挿入することにより、錘5はガイド軸12と錘係
止軸4に係着した状態で支持することができる。
【0020】上述の構成によれば、錘5が根掛りした場
合に誘導軸11を引き上げると、根掛りしている錘5に
よってガイド軸12は固定された状態になっているから
解放規制ばね13のばね力による抵抗を受けるが、更に
ばね力以上の引き力を誘導軸11に加える。これにより
解放規制ばね13は圧縮されて誘導軸11とガイド軸1
2が伸長する結果、筒体2から作動軸部4Bが解放され
て錘5を確実に離脱させることができる。
合に誘導軸11を引き上げると、根掛りしている錘5に
よってガイド軸12は固定された状態になっているから
解放規制ばね13のばね力による抵抗を受けるが、更に
ばね力以上の引き力を誘導軸11に加える。これにより
解放規制ばね13は圧縮されて誘導軸11とガイド軸1
2が伸長する結果、筒体2から作動軸部4Bが解放され
て錘5を確実に離脱させることができる。
【0021】更に、図5および図6は第3の実施の形態
を示し、本実施の形態の特徴は略円筒状の筒体21内に
仕切りを設けずに軸ガイド穴と軸係止穴を兼用した貫通
穴21Aを形成したこと、および該筒体21に軸制動手
段22を設けたことにある。ここで、該軸制動手段22
は筒体21の周壁に回動可能に挿通した調整ねじ22A
と、筒体21内に位置して該調整ねじ22Aの先端側に
螺着した制動板22Bとから構成してあり、調整ねじ2
2Aを所定方向に螺回すると制動板22Bが引き寄せら
れて筒体21との間にガイド軸3を拘持するようになっ
ている。そして、調整ねじ22Aを回動することによっ
て、ガイド軸3に対する制動板22Bの摩擦抵抗による
拘持力を調整することができ、ガイド軸3に対する誘導
軸1の上、下方向の変位をフリーの状態からロック状態
にまで微調整することができる。
を示し、本実施の形態の特徴は略円筒状の筒体21内に
仕切りを設けずに軸ガイド穴と軸係止穴を兼用した貫通
穴21Aを形成したこと、および該筒体21に軸制動手
段22を設けたことにある。ここで、該軸制動手段22
は筒体21の周壁に回動可能に挿通した調整ねじ22A
と、筒体21内に位置して該調整ねじ22Aの先端側に
螺着した制動板22Bとから構成してあり、調整ねじ2
2Aを所定方向に螺回すると制動板22Bが引き寄せら
れて筒体21との間にガイド軸3を拘持するようになっ
ている。そして、調整ねじ22Aを回動することによっ
て、ガイド軸3に対する制動板22Bの摩擦抵抗による
拘持力を調整することができ、ガイド軸3に対する誘導
軸1の上、下方向の変位をフリーの状態からロック状態
にまで微調整することができる。
【0022】本実施の形態によれば、釣り場の状況、魚
の種類、道糸Cの太さ等の諸条件に応じて軸制動手段2
2により、誘導軸1とガイド軸3の上、下方向の動きを
調整することができる利点がある。
の種類、道糸Cの太さ等の諸条件に応じて軸制動手段2
2により、誘導軸1とガイド軸3の上、下方向の動きを
調整することができる利点がある。
【0023】なお、各実施の形態では錘5は連結糸6A
を有する連結部材6を介してガイド軸3、12の連結環
部3C、12Dに係合したが、連結糸6Aは用いずに錘
用スナップシーベル6B、錘用さる環6Cを介して錘5
をガイド軸3、12に接続してもよい。
を有する連結部材6を介してガイド軸3、12の連結環
部3C、12Dに係合したが、連結糸6Aは用いずに錘
用スナップシーベル6B、錘用さる環6Cを介して錘5
をガイド軸3、12に接続してもよい。
【0024】また、各実施の形態ではハリス8を誘導す
るためのテンビン7を設けた構成を示したが、テンビン
7は必須の構成要素ではなく、道糸Cにハリス8を連結
してもよいものである。
るためのテンビン7を設けた構成を示したが、テンビン
7は必須の構成要素ではなく、道糸Cにハリス8を連結
してもよいものである。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如く構成したか
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)根掛りした錘は竿に所定の引き力を加えることに
よって、根掛り状態から離脱させることができるから、
仕掛けが身動きできないといった事態や、道糸を無駄に
切断する事態、更には根掛りから開放させたり道糸切り
に長時間を取られるといった事態を確実に解消すること
ができる。 (2)道糸の太さが異なる場合でも一定の力で錘を離脱
させることができるので、初心者でも容易に根掛りを解
決することができる。 (3)細い道糸を用いる遠投釣りの場合でも、根掛りし
た錘を離脱させることができる。 (4)誘導軸とガイド軸との間に開放規制ばねを張設す
ることにより、錘を離脱させるために竿に加える引き力
は一定するから、錘の離脱を確実に行なうことができ
る。 (5)ガイド軸を介して誘導軸の動きを軸制動手段によ
り可変的に規制できるから、使用する道糸の太さ、魚の
種類等の諸条件に応じて錘を離脱させるために必要な引
き力を変えることができる。
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)根掛りした錘は竿に所定の引き力を加えることに
よって、根掛り状態から離脱させることができるから、
仕掛けが身動きできないといった事態や、道糸を無駄に
切断する事態、更には根掛りから開放させたり道糸切り
に長時間を取られるといった事態を確実に解消すること
ができる。 (2)道糸の太さが異なる場合でも一定の力で錘を離脱
させることができるので、初心者でも容易に根掛りを解
決することができる。 (3)細い道糸を用いる遠投釣りの場合でも、根掛りし
た錘を離脱させることができる。 (4)誘導軸とガイド軸との間に開放規制ばねを張設す
ることにより、錘を離脱させるために竿に加える引き力
は一定するから、錘の離脱を確実に行なうことができ
る。 (5)ガイド軸を介して誘導軸の動きを軸制動手段によ
り可変的に規制できるから、使用する道糸の太さ、魚の
種類等の諸条件に応じて錘を離脱させるために必要な引
き力を変えることができる。
【図1】図1および図2は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は錘を係止した状態の解放型釣り仕掛けの全
体構成図である。
係り、図1は錘を係止した状態の解放型釣り仕掛けの全
体構成図である。
【図2】錘を解放した状態にある錘解放型釣り仕掛けの
全体構成図である。
全体構成図である。
【図3】図3および図4は第2の実施の形態に係り、図
3は錘を係止した状態の錘解放型釣り仕掛けの要部拡大
図である。
3は錘を係止した状態の錘解放型釣り仕掛けの要部拡大
図である。
【図4】錘を解放した状態にある錘解放型釣り仕掛けの
要部拡大図である。
要部拡大図である。
【図5】図5および図6は第3の実施の形態に係り、図
5は錘を係止した状態の錘解放型釣り仕掛けの要部拡大
図である。
5は錘を係止した状態の錘解放型釣り仕掛けの要部拡大
図である。
【図6】錘を解放した状態にある錘解放型釣り仕掛けの
要部拡大図である。
要部拡大図である。
1、11 誘導軸 2、21 筒体 3、12 ガイド軸 4 錘係止軸 5 錘 13 解放規制ばね 22 軸制動手段
Claims (4)
- 【請求項1】 上端側に道糸を連結する誘導軸と、該誘
導軸に設けられた筒体と、該筒体に挿通され、前記誘導
軸を軸方向に沿って上、下方向に案内するガイド軸と、
該ガイド軸の下端側に基端側が回動可能に連結され、前
記誘導軸の上、下動に伴って先端側が前記筒体に挿脱す
る錘係止軸とからなり、前記筒体に前記先端側を挿入し
た状態の該錘係止軸に錘を係合させるようにしてなる錘
離脱型釣り仕掛け。 - 【請求項2】 前記筒体は前記ガイド軸との摩擦抵抗に
より前記誘導軸の軸方向変位を規制するように構成して
なる請求項1記載の錘離脱型釣り仕掛け。 - 【請求項3】 前記誘導軸に所定以上の引っ張り力を掛
けた時に、該誘導軸と前記ガイド軸が軸方向に離間して
前記錘係止軸が前記筒体から離脱するのを許す解放規制
ばねを該誘導軸とガイド軸との間に張設したことを特徴
とする請求項1記載の錘離脱型釣り仕掛け。 - 【請求項4】 前記筒体には、前記ガイド軸に対する軸
方向変位を規制する軸制動手段を設けたことを特徴とす
る請求項1記載の錘離脱型釣り仕掛け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09342099A JP3116225B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 錘離脱型釣り仕掛け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09342099A JP3116225B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 錘離脱型釣り仕掛け |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11155446A JPH11155446A (ja) | 1999-06-15 |
JP3116225B2 true JP3116225B2 (ja) | 2000-12-11 |
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ID=18351156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09342099A Expired - Fee Related JP3116225B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 錘離脱型釣り仕掛け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116225B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2829175A1 (en) * | 2013-07-26 | 2015-01-28 | Catchum 88 Limited | Chod rig with a dropper for securing a lead |
Families Citing this family (3)
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GB201220996D0 (en) * | 2012-11-22 | 2013-01-09 | Tiller Carl D | Device |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP09342099A patent/JP3116225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
EP2829175A1 (en) * | 2013-07-26 | 2015-01-28 | Catchum 88 Limited | Chod rig with a dropper for securing a lead |
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---|---|
JPH11155446A (ja) | 1999-06-15 |
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