JP3115977U - 電気ストーブのスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】暖房能力の微調整が行えるとともに、スイッチ操作を簡単にした電気ストーブのスイッチを提供する。
【解決手段】ストーブ本体内部に設けられた複数本の発熱体と、発熱体への通電を入り切りするするとともに発熱量を調節する可変抵抗付きのロータリースイッチと、ロータリースイッチを回動する摘みとからなり、摘みをストーブ本体のケース外部に設けた。
【選択図】図1
【解決手段】ストーブ本体内部に設けられた複数本の発熱体と、発熱体への通電を入り切りするするとともに発熱量を調節する可変抵抗付きのロータリースイッチと、ロータリースイッチを回動する摘みとからなり、摘みをストーブ本体のケース外部に設けた。
【選択図】図1
Description
この考案は、赤熱する発熱体を用いた電気ストーブのスイッチに関する。
従来、この種の電気ストーブは図6に示すように発熱体101を複数本設置しており、摘み102を回動して発熱体101への通電を切り替え、好みの暖房能力が得られるようになっている。
即ち、図6(A)に示すように例えば3本の発熱体101,101,101が設置されてあって、1本の発熱体101の出力が300Wとすると、図6(B)に示すように摘み(ロータリースイッチ)102を回転操作しながら300W,600W,900Wと切り替えていくことができる。
また、図7に示すように電源スイッチ103と切替スイッチ104を別々に設けたものは、先ず電源スイッチ103を押し、次いで好みの切替スイッチ104を押して出力を切り替えるようになっている。
即ち、図6(A)に示すように例えば3本の発熱体101,101,101が設置されてあって、1本の発熱体101の出力が300Wとすると、図6(B)に示すように摘み(ロータリースイッチ)102を回転操作しながら300W,600W,900Wと切り替えていくことができる。
また、図7に示すように電源スイッチ103と切替スイッチ104を別々に設けたものは、先ず電源スイッチ103を押し、次いで好みの切替スイッチ104を押して出力を切り替えるようになっている。
上記の電気ストーブのスイッチでは、次のような問題点がある。
<イ>前者は、ロータリースイッチで300W,600W,900Wと3段階に切り替えていくだけであり、暖房能力の微調整を行うことができない。
<ロ>また、スイッチを入れた瞬間に300Wとなるため、突入電流が大きくなる。
<ハ>後者のそれぞれのスイッチを指で押す場合も前記同様の問題点があり、さらにスイッチの数が増えるとともに、操作も面倒である。
<イ>前者は、ロータリースイッチで300W,600W,900Wと3段階に切り替えていくだけであり、暖房能力の微調整を行うことができない。
<ロ>また、スイッチを入れた瞬間に300Wとなるため、突入電流が大きくなる。
<ハ>後者のそれぞれのスイッチを指で押す場合も前記同様の問題点があり、さらにスイッチの数が増えるとともに、操作も面倒である。
本考案は、以上の問題点に鑑みて考案したもので、暖房能力の微調整が行えるとともに、スイッチ操作を簡単にした電気ストーブのスイッチを提供することを目的とする。
上記のような目的を達成するために、本考案の電気ストーブのスイッチは、ストーブ本体内部に設けられた複数本の発熱体と、前記発熱体への通電を入り切りするするとともに発熱量を調節する可変抵抗付きのロータリースイッチと、前記ロータリースイッチを回動する摘みとからなり、前記摘みを前記ストーブ本体のケース外部に設けたことを特徴とするものである。
上記構成によれば、発熱体の発熱量を可変抵抗付きのロータリースイッチで調節するものであるから、摘みを介して少しずつロータリースイッチを回動することで発熱体の発熱量を徐々に変化させることができ、暖房能力の微調整を行うことができる。
また、ロータリースイッチを回動する摘みをストーブ本体のケース外部に設けたので、人が簡単に操作することができる。
さらに、ロータリースイッチは発熱体の通電を入り切りするスイッチも兼ねているため、従来のようにスイッチを増やす必要がない。
また、ロータリースイッチを回動する摘みをストーブ本体のケース外部に設けたので、人が簡単に操作することができる。
さらに、ロータリースイッチは発熱体の通電を入り切りするスイッチも兼ねているため、従来のようにスイッチを増やす必要がない。
本考案は、以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。
<イ>発熱体を300W,600W,900Wのように各段階に切り替えていくことなく、摘みの回転角に応じた量だけ出力を調整できるので、暖房能力の微調整を行うことができる。
<ロ>スイッチを入れてから徐々に抵抗を変えていくため、突入電流を小さくすることができる。
<ハ>電源スイッチと可変抵抗器を同一の摘みで操作するようにしたので、スイッチの数が増えることがなく、操作も楽である。
<イ>発熱体を300W,600W,900Wのように各段階に切り替えていくことなく、摘みの回転角に応じた量だけ出力を調整できるので、暖房能力の微調整を行うことができる。
<ロ>スイッチを入れてから徐々に抵抗を変えていくため、突入電流を小さくすることができる。
<ハ>電源スイッチと可変抵抗器を同一の摘みで操作するようにしたので、スイッチの数が増えることがなく、操作も楽である。
以下、図面を参照しながら、本考案に係る実施の形態について説明する。
図1は電気ストーブの斜視図で、図2は摘みを示す図である。図3は可変抵抗を示す説明図である。図4は電気回路の一例を示す概略図である。図5は発熱体の一例を示す斜視図である。図6は従来の電気ストーブのスイッチを示す図で、(A)は電気ストーブの外観図、(B)はスイッチ部を示す図である。図7は従来の電気ストーブのスイッチを示す他の例である。
図1は電気ストーブの斜視図で、図2は摘みを示す図である。図3は可変抵抗を示す説明図である。図4は電気回路の一例を示す概略図である。図5は発熱体の一例を示す斜視図である。図6は従来の電気ストーブのスイッチを示す図で、(A)は電気ストーブの外観図、(B)はスイッチ部を示す図である。図7は従来の電気ストーブのスイッチを示す他の例である。
<イ>電気ストーブ
図1に示すように、電気ストーブ1はケース本体10、支柱11、これらを支える台12からなる通常の電気ストーブである。
ケース本体10の正面には発熱体2が垂直方向に3本設けられ、またケース本体10の側面上方には摘み36が設けられている。
摘み36の先は、後述するロータリースイッチ3の回転軸33が取り付けられ、摘み36を介して回転軸33を回転しながらロータリースイッチ3を操作することができる。
このロータリースイッチ3は、発熱体2と直列に接続されている(図4参照)。
図4において、4は電源であり、30は可変抵抗で、35は電源スイッチである。
図1に示すように、電気ストーブ1はケース本体10、支柱11、これらを支える台12からなる通常の電気ストーブである。
ケース本体10の正面には発熱体2が垂直方向に3本設けられ、またケース本体10の側面上方には摘み36が設けられている。
摘み36の先は、後述するロータリースイッチ3の回転軸33が取り付けられ、摘み36を介して回転軸33を回転しながらロータリースイッチ3を操作することができる。
このロータリースイッチ3は、発熱体2と直列に接続されている(図4参照)。
図4において、4は電源であり、30は可変抵抗で、35は電源スイッチである。
本例では発熱体2は炭素系発熱体で、例えば図5に示すように、両端に端子22を形成したフェルト状の炭素繊維20を筒状の石英ガラス管21の内部に封入し、碍子23を介してリード線24に接続した構造である。
リード線24から導通することによって、炭素繊維20が発熱し、暖房器具として作用する。
発熱体2は、通電することで発熱するものであれば、炭素系発熱体に限らずどんなものでもよい。
発熱体2の前面であって、ケース本体10の正面には植毛等が施された保護カバー13が設けられている。
リード線24から導通することによって、炭素繊維20が発熱し、暖房器具として作用する。
発熱体2は、通電することで発熱するものであれば、炭素系発熱体に限らずどんなものでもよい。
発熱体2の前面であって、ケース本体10の正面には植毛等が施された保護カバー13が設けられている。
<ロ>ロータリースイッチ
本考案のロータリースイッチは、発熱体2への通電を入り切りするとともに発熱量を調節する機能を有する。
ロータリースイッチとしては、抵抗値を変えられる可変抵抗付きロータリースイッチ3が考えられる。
図1〜図4に基づいて可変抵抗付きロータリースイッチ(以下、ロータリースイッチという)3を説明する。
ロータリースイッチ3は、可変抵抗30と電源スイッチ35とからなる。
本体ケース10の側面から突出している摘み36に回転軸33を接続し、さらに回転軸33には摺動子(金属片)32を一体に取り付けてある。
このため、摘み36の回転操作に連動して摺動子32が回転軸33を中心にして回動するようになっている。
摺動子32に接するように抵抗体31が設けられている。
抵抗体31は、例えば炭素粉末と樹脂結合剤の混合物を塗布、焼付け、あるいはベークライトの絶縁基板に黒鉛粉末を塗ったものなどで構成し、馬蹄形に加工してある。
抵抗体31の両端及び摺動子32の一端には、それぞれ端子34,34,34が設けられている。
このため、抵抗体31の表面を摺動子32が接触しながら回転していくことによって、抵抗体31の一端と摺動子32の端子間34,34の抵抗値が変化することになる。
可変抵抗30は以上述べたものに限定されることなく、一つの固定端子ともう一つの可動端子をもっており、可動端子は抵抗の上をスリ運動によって移りかわり、これによって端子間の抵抗値が変わるものであればよく、あるいは抵抗そのものの上を弾条で摩擦接触する炭素皮膜可変抵抗器でもよい。
本考案のロータリースイッチは、発熱体2への通電を入り切りするとともに発熱量を調節する機能を有する。
ロータリースイッチとしては、抵抗値を変えられる可変抵抗付きロータリースイッチ3が考えられる。
図1〜図4に基づいて可変抵抗付きロータリースイッチ(以下、ロータリースイッチという)3を説明する。
ロータリースイッチ3は、可変抵抗30と電源スイッチ35とからなる。
本体ケース10の側面から突出している摘み36に回転軸33を接続し、さらに回転軸33には摺動子(金属片)32を一体に取り付けてある。
このため、摘み36の回転操作に連動して摺動子32が回転軸33を中心にして回動するようになっている。
摺動子32に接するように抵抗体31が設けられている。
抵抗体31は、例えば炭素粉末と樹脂結合剤の混合物を塗布、焼付け、あるいはベークライトの絶縁基板に黒鉛粉末を塗ったものなどで構成し、馬蹄形に加工してある。
抵抗体31の両端及び摺動子32の一端には、それぞれ端子34,34,34が設けられている。
このため、抵抗体31の表面を摺動子32が接触しながら回転していくことによって、抵抗体31の一端と摺動子32の端子間34,34の抵抗値が変化することになる。
可変抵抗30は以上述べたものに限定されることなく、一つの固定端子ともう一つの可動端子をもっており、可動端子は抵抗の上をスリ運動によって移りかわり、これによって端子間の抵抗値が変わるものであればよく、あるいは抵抗そのものの上を弾条で摩擦接触する炭素皮膜可変抵抗器でもよい。
抵抗体31の両端部に、スタート側ストッパ37とエンド側ストッパ38をそれぞれ設け、スタート側ストッパ37の箇所に電源スイッチ35(図4参照)を設けてある。
スタート側ストッパ37とエンド側ストッパ38は、摺動子32の回転量を制限するためのものである。
摺動子32をスタート側ストッパ37の位置から図3の時計方向へ回転したとき、電源スイッチ35をオンするようになっている。
したがって、本考案のロータリースイッチ3は、摘み36を時計方向へ回転操作することで発熱体2の電源が入り、そのまま回転すれば出力(発熱量)を調節できるようになっている。
摘み36に指標を刻印し、ケース本体10にも「OFF」、「弱」、「強」などの文字を刻印しておけば容易に発熱量を調節することができる(図2参照)。
スタート側ストッパ37とエンド側ストッパ38は、摺動子32の回転量を制限するためのものである。
摺動子32をスタート側ストッパ37の位置から図3の時計方向へ回転したとき、電源スイッチ35をオンするようになっている。
したがって、本考案のロータリースイッチ3は、摘み36を時計方向へ回転操作することで発熱体2の電源が入り、そのまま回転すれば出力(発熱量)を調節できるようになっている。
摘み36に指標を刻印し、ケース本体10にも「OFF」、「弱」、「強」などの文字を刻印しておけば容易に発熱量を調節することができる(図2参照)。
<ハ>作用
先ず摘み36を「OFF」の位置から回して電源スイッチ35をオンし、電源4から発熱体2に通電する。
摘み36を「弱」の位置に合わせて「弱」の暖房運転とする。
さらに摘み36を回して「強」の位置に合わせると、強の暖房運転となる。
摘み36は、「弱」から「強」の間のどの位置にも回すことができる。
摘み36を少しずつ回しながら発熱量を徐々に上げたり、下げたりして好みの暖房温度とする。
本考案では、摘み36に接続された回転軸33を回転操作することによって、摺動子32を抵抗体31上で回転させて抵抗値を変化させ、発熱体2の発熱量を調節するものであるから、簡単に好みの暖房温度とすることができる。
夜間の就寝時には、摘み36を「OFF」と「弱」の間にし、電気ストーブに物が触れても火災に到らない程度の低温の保温運転に切り換えて使用する。
先ず摘み36を「OFF」の位置から回して電源スイッチ35をオンし、電源4から発熱体2に通電する。
摘み36を「弱」の位置に合わせて「弱」の暖房運転とする。
さらに摘み36を回して「強」の位置に合わせると、強の暖房運転となる。
摘み36は、「弱」から「強」の間のどの位置にも回すことができる。
摘み36を少しずつ回しながら発熱量を徐々に上げたり、下げたりして好みの暖房温度とする。
本考案では、摘み36に接続された回転軸33を回転操作することによって、摺動子32を抵抗体31上で回転させて抵抗値を変化させ、発熱体2の発熱量を調節するものであるから、簡単に好みの暖房温度とすることができる。
夜間の就寝時には、摘み36を「OFF」と「弱」の間にし、電気ストーブに物が触れても火災に到らない程度の低温の保温運転に切り換えて使用する。
従来の電気ストーブでは、摘み102を次々と切り替えて300W,600W,900Wのごとく暖房能力を切り替えるものであったが、本考案の電気ストーブのスイッチによれば摘み36の回転量に応じて発熱体2の発熱量を徐々に変化させることができるので、暖房能力の微調整が可能であるほか、突入電流を小さくすることができる。
このように本考案の電気ストーブは暖房能力の微調整が可能であるため、例えば昼間はその赤熱する電気ストーブが視覚的にも暖房効果をもたらすが、夜間の就寝時には逆に使用者がまぶしいと感じることがない程度に暖房能力を設定することもでき、さらに火災に至らない程度の低温の保温運転に切り換えれば、就寝中の使用にも不安を感じることなく、安全に使用することができる。
さらに本考案の電気ストーブのスイッチによれば、発熱体2への通電を入り切りするとともに発熱量を調整するようになっているので、従来のようにスイッチを増やす必要がない。
このように本考案の電気ストーブは暖房能力の微調整が可能であるため、例えば昼間はその赤熱する電気ストーブが視覚的にも暖房効果をもたらすが、夜間の就寝時には逆に使用者がまぶしいと感じることがない程度に暖房能力を設定することもでき、さらに火災に至らない程度の低温の保温運転に切り換えれば、就寝中の使用にも不安を感じることなく、安全に使用することができる。
さらに本考案の電気ストーブのスイッチによれば、発熱体2への通電を入り切りするとともに発熱量を調整するようになっているので、従来のようにスイッチを増やす必要がない。
1・・・・電気ストーブ
2・・・・発熱体
3・・・・可変抵抗付きロータリースイッチ
30・・・可変抵抗
31・・・抵抗体
32・・・摺動子
35・・・電源スイッチ
36・・・摘み
4・・・・電源
2・・・・発熱体
3・・・・可変抵抗付きロータリースイッチ
30・・・可変抵抗
31・・・抵抗体
32・・・摺動子
35・・・電源スイッチ
36・・・摘み
4・・・・電源
Claims (1)
- ストーブ本体内部に設けられた複数本の発熱体と、前記発熱体への通電を入り切りするするとともに発熱量を調節する可変抵抗付きのロータリースイッチと、前記ロータリースイッチを回動する摘みとからなり、前記摘みを前記ストーブ本体のケース外部に設けたことを特徴とする、電気ストーブのスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006885U JP3115977U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | 電気ストーブのスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005006885U JP3115977U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | 電気ストーブのスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3115977U true JP3115977U (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=43278212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005006885U Expired - Fee Related JP3115977U (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | 電気ストーブのスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3115977U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017521635A (ja) * | 2014-06-19 | 2017-08-03 | スペクトラム ブランズ,インコーポレイティド | 日光浴ヒーター及び方法 |
-
2005
- 2005-07-28 JP JP2005006885U patent/JP3115977U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017521635A (ja) * | 2014-06-19 | 2017-08-03 | スペクトラム ブランズ,インコーポレイティド | 日光浴ヒーター及び方法 |
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Legal Events
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