JP3115351B2 - 銃身用硝煙吸出し器 - Google Patents
銃身用硝煙吸出し器Info
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- JP3115351B2 JP3115351B2 JP03141076A JP14107691A JP3115351B2 JP 3115351 B2 JP3115351 B2 JP 3115351B2 JP 03141076 A JP03141076 A JP 03141076A JP 14107691 A JP14107691 A JP 14107691A JP 3115351 B2 JP3115351 B2 JP 3115351B2
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- JP
- Japan
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- barrel
- smoke evacuator
- valve port
- smoke
- valve
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41A—FUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
- F41A13/00—Cooling or heating systems; Blowing-through of gun barrels; Ventilating systems
- F41A13/06—Evacuating combustion gas from barrels
- F41A13/08—Bore evacuators, i.e. chambers disposed around barrels for storing part of the combustion gas and subsequently injecting it into the barrel to provide suction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Check Valves (AREA)
- Toys (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に中空シリンダから
形成され、銃身の周りに配置されかつこれに気密に結合
され、銃身開口に対して斜めに延びる少なくとも1つの
吹出し孔を通して銃身の口径ボアに接続されている銃身
用硝煙吸出し器に関する。
形成され、銃身の周りに配置されかつこれに気密に結合
され、銃身開口に対して斜めに延びる少なくとも1つの
吹出し孔を通して銃身の口径ボアに接続されている銃身
用硝煙吸出し器に関する。
【0002】
【従来の技術】機器説明書「レパードA4形戦車の砲塔
と砲兵(Turm und Bewaffnung Kampf-panzer Leopard A
4 ) 」1974年6月、第55〜56頁において、上述
した形式の硝煙吸出し器が知られている。
と砲兵(Turm und Bewaffnung Kampf-panzer Leopard A
4 ) 」1974年6月、第55〜56頁において、上述
した形式の硝煙吸出し器が知られている。
【0003】この硝煙吸出し器は、射撃した際に戦闘室
の硝煙ガスを十分に除去するために使用する。射撃した
際に高圧のガスの一部が、銃身にある斜め前方に向いた
孔を通して硝煙吸出し器に入り込む。弾丸が銃身から飛
び去ると、硝煙吸出し器内に集まっていたガスは再び非
常に大きな速度で孔から流出し、銃身の後部にあるガス
も一緒に銃身開口の方向に運ばれる。
の硝煙ガスを十分に除去するために使用する。射撃した
際に高圧のガスの一部が、銃身にある斜め前方に向いた
孔を通して硝煙吸出し器に入り込む。弾丸が銃身から飛
び去ると、硝煙吸出し器内に集まっていたガスは再び非
常に大きな速度で孔から流出し、銃身の後部にあるガス
も一緒に銃身開口の方向に運ばれる。
【0004】しかし実際に確認されているように、この
公知の硝煙吸出し器の作用は特に口径が非常に小さな銃
身の場合、戦闘室内の人員の障害を防止するように戦闘
室内におけるCO(一酸化炭素)値を著しく低減するた
めには十分ではない。
公知の硝煙吸出し器の作用は特に口径が非常に小さな銃
身の場合、戦闘室内の人員の障害を防止するように戦闘
室内におけるCO(一酸化炭素)値を著しく低減するた
めには十分ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に述べた形式の硝煙吸出し器を、単純な構造にもかかわ
らず大形並びに小形の構造ないし銃身口径の場合でも良
好な作用が保証されるように作ることにある。
に述べた形式の硝煙吸出し器を、単純な構造にもかかわ
らず大形並びに小形の構造ないし銃身口径の場合でも良
好な作用が保証されるように作ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の銃身用硝煙吸
出し器の課題を解決するために、本発明による銃身用硝
煙吸出し器は、銃身用硝煙吸出し器であって、銃身開口
に向かって傾斜して設けられた少なくとも一つの吹出し
孔によって銃身の口径ボアと接続された実質的に銃身の
周囲に配設された中空シリンダと、硝煙吸出し器内に設
けられた逆止弁により閉鎖可能であり、ボルトによって
硝煙吸出し器の空間内に固定された積層板ばねを有する
少なくとも一つの弁ポートと、からなり、銃身開口に向
かって見た方向において、弁ポートは吹出し孔の下流に
配設され、弁ポートは口径ボアに設けられた環状溝ある
いは入口通路から始まり、銃身の長手軸心に対して浅い
角度で反対方向に設けられた2つの傾斜した入口開口と
によりY字形状に形成され、ボルトの長手軸心は弁ポー
トの入口通路の長手軸心と整合している、ことを特徴と
するものである。また、本発明による他の銃身用硝煙吸
出し器は、上記構造において、ほぼ等しい間隔で銃身の
周囲に環状に複数配分された弁ポートと吹出し孔とを有
していることを特徴とするものである。
出し器の課題を解決するために、本発明による銃身用硝
煙吸出し器は、銃身用硝煙吸出し器であって、銃身開口
に向かって傾斜して設けられた少なくとも一つの吹出し
孔によって銃身の口径ボアと接続された実質的に銃身の
周囲に配設された中空シリンダと、硝煙吸出し器内に設
けられた逆止弁により閉鎖可能であり、ボルトによって
硝煙吸出し器の空間内に固定された積層板ばねを有する
少なくとも一つの弁ポートと、からなり、銃身開口に向
かって見た方向において、弁ポートは吹出し孔の下流に
配設され、弁ポートは口径ボアに設けられた環状溝ある
いは入口通路から始まり、銃身の長手軸心に対して浅い
角度で反対方向に設けられた2つの傾斜した入口開口と
によりY字形状に形成され、ボルトの長手軸心は弁ポー
トの入口通路の長手軸心と整合している、ことを特徴と
するものである。また、本発明による他の銃身用硝煙吸
出し器は、上記構造において、ほぼ等しい間隔で銃身の
周囲に環状に複数配分された弁ポートと吹出し孔とを有
していることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0008】図1に示すように銃身7の周りに特にその
中央範囲に、中空シリンダの形をした硝煙吸出し器8が
配置されている。硝煙吸出し器8はその前方終端範囲お
よび後方終端範囲が銃身7にシールリング10,11を
介して気密に結合されている。硝煙吸出し器室4を形成
するために、図1の実施例の場合、銃身7の外周面は両
シールリング10,11の間の範囲が環状に削除されて
いる。更に硝煙吸出し器8の中空シリンダの両シールリ
ング10,11の間の範囲を、十分に大きな硝煙吸出し
器室4を形成するために、半径方向外側に膨らませて形
成することもできる。
中央範囲に、中空シリンダの形をした硝煙吸出し器8が
配置されている。硝煙吸出し器8はその前方終端範囲お
よび後方終端範囲が銃身7にシールリング10,11を
介して気密に結合されている。硝煙吸出し器室4を形成
するために、図1の実施例の場合、銃身7の外周面は両
シールリング10,11の間の範囲が環状に削除されて
いる。更に硝煙吸出し器8の中空シリンダの両シールリ
ング10,11の間の範囲を、十分に大きな硝煙吸出し
器室4を形成するために、半径方向外側に膨らませて形
成することもできる。
【0009】公知の硝煙吸出し器の場合に一般的である
ように、この実施例の場合も、硝煙吸出し器8は前方ナ
ット12および止め輪(図示せず)によって銃身7に固
定される。更に硝煙吸出し器8は閉鎖装置側の後方端が
キー(図示せず)によって回り止めされている。場合に
よって硝煙吸出し器内に集まった水は、後方範囲におけ
る放出ボルト13を通して排出される。
ように、この実施例の場合も、硝煙吸出し器8は前方ナ
ット12および止め輪(図示せず)によって銃身7に固
定される。更に硝煙吸出し器8は閉鎖装置側の後方端が
キー(図示せず)によって回り止めされている。場合に
よって硝煙吸出し器内に集まった水は、後方範囲におけ
る放出ボルト13を通して排出される。
【0010】銃身7の口径ボア5から吹出し孔3が出て
おり、これは銃身長手軸心9に対してゆるい角度で斜め
に銃身7の後方端に向いており、硝煙吸出し器室4に開
口している。銃身7の円周に分布して好適には規則的な
相対間隔を隔てて複数の吹出し孔3が目的に適って設け
られている。吹出し孔3は硝煙吸出し器室4の後方範囲
に、硝煙吸出し器8内に集まっているガスの良好な流出
が支障なしに行われるように開口している。銃身開口の
方向において吹出し孔3の前に、Y字形の弁ポート2が
存在している。その内側中央通路2.1から2つの横側
通路2.2が分岐しており、これらの通路2.2は互い
に180°ずれて逆に向いており、硝煙吸出し器室4に
開口している。これら両方の傾斜した通路2.2はそれ
ぞれ銃身7の長手軸心9に対してゆるい角度を成してい
る。弁ポート2の両入口開口14は逆止め弁6によって
閉じられている。この逆止め弁6は積層板ばね6.1か
ら成る重ねばねで形成されている。各板ばね6.1は図
1に示したようにそれぞれ異なった大きさを有している
が、勿論同じ大きさでも良好に形成できる。重ねばね全
体は中央ボルト15によって保持されている。このボル
ト15の長手軸心16は弁ポート2の内側通路2.1の
長手軸心17を通って延びている。ボルト頭部と最上位
の板ばねとの間に座金18が挿入されている。ボルト1
5は銃身7の円筒部にあるねじ孔にねじ込まれている。
おり、これは銃身長手軸心9に対してゆるい角度で斜め
に銃身7の後方端に向いており、硝煙吸出し器室4に開
口している。銃身7の円周に分布して好適には規則的な
相対間隔を隔てて複数の吹出し孔3が目的に適って設け
られている。吹出し孔3は硝煙吸出し器室4の後方範囲
に、硝煙吸出し器8内に集まっているガスの良好な流出
が支障なしに行われるように開口している。銃身開口の
方向において吹出し孔3の前に、Y字形の弁ポート2が
存在している。その内側中央通路2.1から2つの横側
通路2.2が分岐しており、これらの通路2.2は互い
に180°ずれて逆に向いており、硝煙吸出し器室4に
開口している。これら両方の傾斜した通路2.2はそれ
ぞれ銃身7の長手軸心9に対してゆるい角度を成してい
る。弁ポート2の両入口開口14は逆止め弁6によって
閉じられている。この逆止め弁6は積層板ばね6.1か
ら成る重ねばねで形成されている。各板ばね6.1は図
1に示したようにそれぞれ異なった大きさを有している
が、勿論同じ大きさでも良好に形成できる。重ねばね全
体は中央ボルト15によって保持されている。このボル
ト15の長手軸心16は弁ポート2の内側通路2.1の
長手軸心17を通って延びている。ボルト頭部と最上位
の板ばねとの間に座金18が挿入されている。ボルト1
5は銃身7の円筒部にあるねじ孔にねじ込まれている。
【0011】図1に示した唯一の弁ポート2の代わり
に、本発明の意味において銃身7の円周に分布して逆止
め弁6付きの複数の弁ポート2を設けることも勿論でき
る。その場合、すべての弁ポートに常に相応して付属さ
れた2つの内側入口通路2.1が設けられる。この入口
通路2.1の代わりに、そこから斜めに延びる通路2.
2が出ている環状溝を設けることもできる。
に、本発明の意味において銃身7の円周に分布して逆止
め弁6付きの複数の弁ポート2を設けることも勿論でき
る。その場合、すべての弁ポートに常に相応して付属さ
れた2つの内側入口通路2.1が設けられる。この入口
通路2.1の代わりに、そこから斜めに延びる通路2.
2が出ている環状溝を設けることもできる。
【0012】弾丸1を発射した際、弾丸1の後ろを高圧
で流れるガス19は、Y字形弁ポート2および吹出し孔
3を通して環状に形成された硝煙吸出し器室4の中に流
入する。大きなガス圧によって逆止め弁6は弁ポート2
の入口開口14から僅かに持ち上げられる。弾丸1が銃
身7から飛び去り、銃身7内のガス圧が無くなった後、
逆止め弁6は閉鎖する。その場合、逆止め弁6の閉鎖速
度が積層板ばねの特別な構造により極めて大きいことに
注意されたい。このことは、硝煙吸出し器室4に沢山の
入口開口14が開口しているにもかかわらずガスが吹出
し孔3を通して非常にゆっくりとしか放出しないことを
意味している。この長い吹出し時間は基本的に望ましい
ことであり、これによって銃身内および殊に後方閉鎖装
置の範囲においてまだ存在しているすべてのガスは、吹
出しの際に一緒に運び出される。
で流れるガス19は、Y字形弁ポート2および吹出し孔
3を通して環状に形成された硝煙吸出し器室4の中に流
入する。大きなガス圧によって逆止め弁6は弁ポート2
の入口開口14から僅かに持ち上げられる。弾丸1が銃
身7から飛び去り、銃身7内のガス圧が無くなった後、
逆止め弁6は閉鎖する。その場合、逆止め弁6の閉鎖速
度が積層板ばねの特別な構造により極めて大きいことに
注意されたい。このことは、硝煙吸出し器室4に沢山の
入口開口14が開口しているにもかかわらずガスが吹出
し孔3を通して非常にゆっくりとしか放出しないことを
意味している。この長い吹出し時間は基本的に望ましい
ことであり、これによって銃身内および殊に後方閉鎖装
置の範囲においてまだ存在しているすべてのガスは、吹
出しの際に一緒に運び出される。
【0013】図2は、逆止め弁6が閉じられ硝煙吸出し
器室4がガスで完全に充満されている状態を示してい
る。硝煙吸出し器室4内の圧縮されたガスはいまや銃身
7の開口の方向に斜めに延びる吹出し孔3を通して銃身
7の中に流入する。硝煙吸出し器室4からガス19が流
出する時間帯において、銃閉鎖装置(図示せず)が開放
されるので、銃閉鎖装置から銃身開口に向かう流れが生
じ、銃身7の後方部分におけるガスは前方に一緒に運ば
れる。この作用原理により戦車の戦闘室あるいは砲塔の
戦闘室はCOの濃縮を生じない。
器室4がガスで完全に充満されている状態を示してい
る。硝煙吸出し器室4内の圧縮されたガスはいまや銃身
7の開口の方向に斜めに延びる吹出し孔3を通して銃身
7の中に流入する。硝煙吸出し器室4からガス19が流
出する時間帯において、銃閉鎖装置(図示せず)が開放
されるので、銃閉鎖装置から銃身開口に向かう流れが生
じ、銃身7の後方部分におけるガスは前方に一緒に運ば
れる。この作用原理により戦車の戦闘室あるいは砲塔の
戦闘室はCOの濃縮を生じない。
【0014】本発明は従来技術に比べて著しく改善され
た作用を有する。そのために健康を害することはなく、
長い出撃時間および従って多くの訓練が可能である。更
に硝煙吸出し器は逆止め弁6の特別な構造により監視を
ほとんど必要としない。
た作用を有する。そのために健康を害することはなく、
長い出撃時間および従って多くの訓練が可能である。更
に硝煙吸出し器は逆止め弁6の特別な構造により監視を
ほとんど必要としない。
【0015】中空シリンダとして形成された硝煙吸出し
器8は、銃身7の周りに同心的あるいは偏心して配置で
きる。断面円形の硝煙吸出し器8の代わりに、本発明の
意味において例えば断面楕円形あるいは多角形のような
別の断面形状にすることもできる。
器8は、銃身7の周りに同心的あるいは偏心して配置で
きる。断面円形の硝煙吸出し器8の代わりに、本発明の
意味において例えば断面楕円形あるいは多角形のような
別の断面形状にすることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明に基づく銃身の硝煙吸出し器の特
長は、大形および非常に小形の場合でも良好な作用を有
することである。これによって例えば硝煙吸出し器を兵
器装置に対して差込み管として利用される銃身に設ける
ことができる。硝煙吸出し器の作用は、流入速度、圧力
および従ってガスの放出時間を制御する逆止め弁によっ
て決定される。硝煙吸出し器の内部において銃身の円周
に設けられたこの逆止め弁の特別な利点は、その構造お
よび弁ポートの配置構造にある。逆止め弁は本発明の実
施態様に基づいて積層板ばねから成り、これは発射ガス
によって持ち上げられ、発射ガス流が無くなるや否や直
ちにその固有圧力によって再び閉じられる。この弁構造
の閉鎖速度は非常に大きい。これは特に、ガスの所望の
長い放出時間が得られるという利点がある。Y字形の弁
ポートによって銃身から硝煙吸出し器に流れるガス流は
分けられ、これによってガスの流速は減少される。硝煙
吸出し器への入口開口の流出角度がゆるいことによっ
て、板ばね式弁の開放角度は小さくて済む。また、本発
明によれば、銃身開口に向かって弁ポートが吹出し孔の
下流側に設けられ、上述したとおり弁ポートの逆止め弁
は、強力な積層板ばねから成り、発射ガス流が無くなる
や否や直ちに閉鎖され、しかる後にそれより上流側の吹
出し孔から長時間にわたってガスが銃身開口に向かって
噴出するので、銃身内に確実に銃身開口に向かうガス流
が形成され、銃身内のガスを銃身開口より外部に排出す
ることができる。
長は、大形および非常に小形の場合でも良好な作用を有
することである。これによって例えば硝煙吸出し器を兵
器装置に対して差込み管として利用される銃身に設ける
ことができる。硝煙吸出し器の作用は、流入速度、圧力
および従ってガスの放出時間を制御する逆止め弁によっ
て決定される。硝煙吸出し器の内部において銃身の円周
に設けられたこの逆止め弁の特別な利点は、その構造お
よび弁ポートの配置構造にある。逆止め弁は本発明の実
施態様に基づいて積層板ばねから成り、これは発射ガス
によって持ち上げられ、発射ガス流が無くなるや否や直
ちにその固有圧力によって再び閉じられる。この弁構造
の閉鎖速度は非常に大きい。これは特に、ガスの所望の
長い放出時間が得られるという利点がある。Y字形の弁
ポートによって銃身から硝煙吸出し器に流れるガス流は
分けられ、これによってガスの流速は減少される。硝煙
吸出し器への入口開口の流出角度がゆるいことによっ
て、板ばね式弁の開放角度は小さくて済む。また、本発
明によれば、銃身開口に向かって弁ポートが吹出し孔の
下流側に設けられ、上述したとおり弁ポートの逆止め弁
は、強力な積層板ばねから成り、発射ガス流が無くなる
や否や直ちに閉鎖され、しかる後にそれより上流側の吹
出し孔から長時間にわたってガスが銃身開口に向かって
噴出するので、銃身内に確実に銃身開口に向かうガス流
が形成され、銃身内のガスを銃身開口より外部に排出す
ることができる。
【0017】この本発明に基づく硝煙吸出し器の弁は、
長い連続発射にわたり監視を必要とせず、非常に寿命が
長い。更に逆止め弁のこの構造は、構造高さが低くて済
む。
長い連続発射にわたり監視を必要とせず、非常に寿命が
長い。更に逆止め弁のこの構造は、構造高さが低くて済
む。
【0018】本発明に基づく銃身の硝煙吸出し器によれ
ば、射撃後において硝煙を速やかに確実に銃身の開口か
ら外部に搬出され、戦車の戦闘室あるいは砲塔の戦闘室
内に有害な硝煙ガスが残留することはない。
ば、射撃後において硝煙を速やかに確実に銃身の開口か
ら外部に搬出され、戦車の戦闘室あるいは砲塔の戦闘室
内に有害な硝煙ガスが残留することはない。
【図1】本発明に基づく銃身の硝煙吸出し器の逆止め弁
が開かれた状態の断面図。
が開かれた状態の断面図。
【図2】逆止め弁が閉じられている状態の図1における
硝煙吸出し器の断面図。
硝煙吸出し器の断面図。
1 弾丸 2 弁ポート 3 吹出し孔 4 硝煙吸出し器室 5 口径ボア 6 逆止め弁 7 銃身 8 硝煙吸出し器 15 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フーベルト、シュナイダー ドイツ連邦共和国ディーティンゲン、バ ッハシュトラーセ、9 (72)発明者 ゲルト、ディーターレ ドイツ連邦共和国ドルンハン、1、シュ トックガーセ、6 (56)参考文献 実開 昭55−41663(JP,U) 米国特許2807986(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F41A 13/08
Claims (2)
- 【請求項1】銃身(7)用硝煙吸出し器(8)であっ
て、銃身開口に向かって傾斜して設けられた少なくとも
一つの吹出し孔(3)によって銃身(7)の口径ボア
(5)と接続された実質的に銃身(7)の周囲に配設さ
れた中空シリンダと、硝煙吸出し器(8)内に設けられ
た逆止弁(6)により閉鎖可能であり、ボルト(15)
によって硝煙吸出し器の空間内に固定された積層板ばね
(6.1)を有する少なくとも一つの弁ポート(2)
と、からなる硝煙吸出し器(8)において、 銃身開口に向かって見た方向において、前記弁ポート
(2)は前記吹出し孔(3)の下流に配設され、前記弁
ポート(2)は前記口径ボア(5)に設けられた環状溝
あるいは入口通路(2.1)から始まり、前記銃身の長
手軸心(9)に対して浅い角度で反対方向に設けられた
2つの傾斜した入口開口(14)とによりY字形状に形
成され、前記ボルトの長手軸心(16)は弁ポート
(2)の入口通路(2.1)の長手軸心(17)と整合
している、ことを特徴とする銃身用硝煙吸出し器。 - 【請求項2】いずれも他からほぼ等しい間隔で銃身の周
囲に環状に複数配分された弁ポート(2)と吹出し孔
(3)とを有している、ことを特徴とする請求項1記載
の銃身用硝煙吸出し器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4015822.5 | 1990-05-17 | ||
DE4015822A DE4015822A1 (de) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | Rauchabsauger fuer waffenrohre |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04227491A JPH04227491A (ja) | 1992-08-17 |
JP3115351B2 true JP3115351B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=6406583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03141076A Expired - Fee Related JP3115351B2 (ja) | 1990-05-17 | 1991-05-16 | 銃身用硝煙吸出し器 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5109748A (ja) |
EP (1) | EP0457174B1 (ja) |
JP (1) | JP3115351B2 (ja) |
AU (1) | AU636025B2 (ja) |
CA (1) | CA2042205C (ja) |
DE (2) | DE4015822A1 (ja) |
ES (1) | ES2051538T3 (ja) |
IL (1) | IL98168A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6460446B1 (en) * | 1999-09-03 | 2002-10-08 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Sonic rarefaction wave recoilless gun system |
ES2286639T3 (es) * | 2003-07-02 | 2007-12-01 | Denel (Pty) Ltd | Extractor de humos. |
HU227997B1 (hu) * | 2005-03-16 | 2012-08-28 | Istvan Attila Levai | Növelt lõportöltettel és növelt hosszúságú csõvel rendelkezõ nyomásakkumulátoros lõfegyver |
US8567300B1 (en) * | 2010-11-22 | 2013-10-29 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Time-delayed gun bore evacuator |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3118342A (en) * | 1964-01-21 | Bore evacuator for cannons | ||
US1334507A (en) * | 1919-01-20 | 1920-03-23 | Harry L Shartle | Valve construction for pumps |
US2791940A (en) * | 1948-04-28 | 1957-05-14 | Sumpter M Speake | Device for purging guns |
US2807986A (en) * | 1953-07-03 | 1957-10-01 | Wellington R Howard | Bore evacuator for gun barrels |
US2766661A (en) * | 1953-10-09 | 1956-10-16 | Margulis Waldo | Bore evacuator with elastic action |
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