JP3115050U - 電気コネクタ組立体 - Google Patents

Abstract

【課題】多種の電子カードを収容でき、製作費用を減少させ、信号伝送ビッドも高められる、電気コネクタ組立体を提供すること。
【解決手段】本考案は、電気コネクタ組立体に関する。該電気コネクタ組立体は、第１電子カードコネクタ１と、第２電子カードコネクタ２と、第１電子カードコネクタに収納され、一端が下向きに延在する複数の第１導電端子１２と、第２電子カードコネクタに収納され、上下に複数列に配列され、下向きに延在する複数の第２導電端子２２と、及び第１、第２導電端子に対応する転換装置５と、を備える。第１電子カードコネクタと第２電子カードコネクタは互いに重なる。
【選択図】図１

Description

本考案は電気コネクタ組立体に関し、多種の電子カードを、電子装置に取り付く電気コネクタ組立体に関する。

電子科学技術の発展に従って、電子装置は小さくなっている。特に、新型の電子カードコネクタは次第に小さくなっているために、一種の電気コネクタ組立体は、複数の電子カードコネクタを互いに重ねて製作する。同時に、組立体が容易に取り付けられるだけではなく、信号伝送のビッドも速くなっているために、組立体を回路基板に電気接続する転換装置が製作される。

一種の電気コネクタ組立体は、互いに重なる電子カードコネクタと知能カードコネクタと、端子モジュールと、転換回路基板と、を備える。その中で、該端子モジュールは、複数の転換信号を送信する信号端子を具備する。これにより、知能カードコネクタの信号端子が、転換回路基板の信号端子に転換される。転換回路基板には、電子カードコネクタに設けられる複数の導電端子が設置され、知能カードコネクタの信号端子が挿入される複数の半田孔が形成される。電子カードコネクタの導電端子と、転換回路基板に転換される信号端子と、は、転換回路基板に半田付けされる。該電気コネクタ組立体は、転換回路基板によって、信号の転換効果を収める。こうした電気コネクタ組立体の構造は従来技術文献に記載されている（例えば、特許文献１参照）。
中国特許第２，５２０，０１１号明細書

ところが、Express Cardのような小型電子カードが、応用されるにつれて、小型電子カードの端子の配列に対応する多種の端子モジュールが、製作される必要がある。それらの端子モジュールを取り付ける過程が、複雑になるとともに、製作費用が高くなる。

従って、本考案は前記の欠点を克服するために一種の新たな電気コネクタ組立体を構成する。

本考案の目的は、こうした従来の問題点を解決した電気コネクタ組立体を提供することである。すなわち、従来技術とは異なり、多種の電子カードを収容でき、製作費用を減少させ、信号伝送ビッドも高められる、電気コネクタ組立体が得られるようにすることである。

本考案は電気コネクタ組立体に関し、該電気コネクタ組立体は、第１電子カードコネクタと、第２電子カードコネクタと、第１電子カードコネクタに収納され、一端が下向きに延在する複数の第１導電端子と、第２電子カードコネクタに収納され、上下に複数列に配列され、下向きに延在する複数の第２導電端子と、及び第１、第２導電端子に対応する転換装置と、を備える。第１電子カードコネクタと第２電子カードコネクタとは、互いに重なる。

従来技術に比べると、本考案は以下の長所がある。本考案の電気コネクタ組立体は、第１、第２電子カードの信号を転換装置で転換する。第１、第２電子カードの第１、第２導電端子の配列方式が異なるから、転換装置は、第１、第２導電端子に対応する。これにより、生産コストを減少し、更に信号伝送を改善できる。

図１乃至図３において、電気コネクタ組立体は、第１電子カードコネクタ１と、該第１電子カードコネクタ１の下に位置する第２電子カードコネクタ２と、定位装置３と、該第１電子カードコネクタ１と第２電子カードコネクタ２の間に設置される接地片４と、転換装置５と、該第１電子カードコネクタ１と第２電子カードコネクタ２と、を固定するピン６と、を備える。

本実施例において、第１電子カードコネクタ１は、Express Cardコネクタである。該第１電子カードコネクタ１は、第１絶縁本体１０と、第１ハウジング１１と、該第１絶縁本体１０に収容される複数の第１導電端子１２と、第１電子カードコネクタ１の側辺に設けられる第１返戻装置１３と、第１電子カードを収納する第１収納穴１４と、舌片１５と、を備える。その中で、第１収納穴１４は、第１絶縁本体１０と第１ハウジング１１と、によって包囲される。第１電子カードが、舌片１５によって、導入され、第１導電端子１２に接触する。

第１絶縁本体１０には、第１凸状部片１０１が、設けられる。第１ハウジング１１には、第１凸状部片１０１に係合する第１凹孔１１１が形成される。第１絶縁本体１０と、第１ハウジング１１は、第１凸状部片１０１と第１凹孔１１１によって固着される。

第１導電端子１２は、一端が下向きに折れ曲がり、第１延在部１２１を
形成し、他端が、第１収納穴１４に収納され、舌片１５向きに水平に延在し、第１電子カードに接触する。第１延在部１２１が、転換装置５に接触する。

本実施例において、第２電子カードコネクタ２０は、Card Busコネクタである。第２電子カードコネクタ２０は、第２絶縁本体２０と、第２ハウジング２１と、前記第２絶縁本体２０に収納される複数の第２導電端子２２と、第２電子カードコネクタの側辺に位置する第２返戻装置２３と、第２電子カードを収納する第２収納穴２４と、を備える。その中で、該第２収納穴２４は、第２絶縁本体２０と第２ハウジング２１と、によって包囲される。第２返戻装置２３と、第１返戻装置１３と、は、電気コネクタ組立体の同じ側に位置するから、容易に操作できる。

第２絶縁本体２０には、第２凸状部片２０１が設けられる。第２ハウジング２１には、第２凸状部片２０１に係合する第２凹孔２１１が形成される。第２絶縁本体２０と、第２ハウジング２１と、は、第２凸状部片２０１と第２凹孔２１１と、によって固着される。

第２導電端子２２の数量は、第１導電端子の数量より多い。複数の第２導電端子２２は、上下に２列に配列され、第２収納穴２４に収納される。第２導電端子２２の一端が、第１導電端子１２の一端に平行に水平に延在し、第２電子カードに接触し、他端が、垂直に折曲がり、下向きに延在して第２延在部２２１を形成して転換装置５に接触する。ただし、第１延在部１２１と第２延在部２２１と、は、別々に、転換装置５の両側に位置する。

ピン６が、第１電子カードコネクタ１と、第２電子カードコネクタ２と、を貫通する。第１電子カードコネクタ１と、第２電子カードコネクタ２と、は、該ピン６によって固着される。これにより、複数の電子カードコネクタを重ねることが実現できる。

第１電子カードコネクタ１には、第１導電端子を定位させる定位装置３が設置される。

第１電子カードコネクタ１と第２電子カードコネクタ２と、の間に接地片４が設けられる。該接地片４には、下向きに延在する接地脚４１が設けられる。

転換装置５は、転換部品５１と、転換コネクタ５２と、を有する。転換部品５１には、外側に形成され、第１導電端子１２の第１延在部１２１を収納する第１収納凹所５１１と、内側に形成され、第２導電端子２２の第２延在部２２１を収納する第２収納凹所５１２と、中央に形成され、接地片４の接地脚４１を収納する第３収納凹所５１３と、を有する。又、転換装置５の両側には、上向きに延在する固定脚５１４が設けられる。第１電子カードコネクタ１と第２電子カードコネクタ２は、該固定脚５１４によってしっかりと固着される。

転換コネクタ５２の外側には、第１接触部５２１１と第１半田部５２１２と、を有する第１接触端子５２１が、設置される。転換コネクタ５２の内側には、第２接触部５２２１と第２半田部５２２２と、を有する第２接触端子５２２が設置される。転換コネクタ５２の中央には、接触部と半田部と、を有する第３接触端子５２３が設置される。

図３に示すように、該電気コネクタ組立体は、取付時、第１、第２電子カードコネクタを、ピン６と固定脚５１４と、によって、重なるように固着される。転換コネクタ５２が、転換部品５１に収納される。その中で、第１接触端子５２１の第１接触部５２１１が、第１導電端子１２の第１延在部１２１と接触し、第２接触端子５２２の第２接触部５２２１が、第２導電端子２２の第２延在部２２１と接触し、同時に、第３接触端子５２３の半田部が接地脚４１と接触する。第１半田部及び第２半田部５２１２、５２２２と第３接触端子５２３の半田部が、回路基板（図示せず）に半田付けされると、該電気コネクタ組立体が、転換装置５で、回路基板に電気接続される。

他の実施例では、第１電子カードコネクタ１は、Express Cardコネクタのような電子カードコネクタだけでなくて、他の小型電子カードコネクタでも使用できる。第２電子カードコネクタ２は、Card Busコネクタのような電子カードコネクタだけでなくて、他の電子カードコネクタでも使用できる。ただ、第１電子カードコネクタ１と第２電子カードコネクタ２と、は相違する。

第１接触端子５２１が第１導電端子１２と接触し、第２接触端子５２２が第２導電端子２２と接触し、同時に、第３接触端子５２３が接地脚４１と接触する。したがって、相異なる電子カードを重ねて形成される電気コネクタ組立体は、回路基板に電気接続されるとともに、転換装置によって、生産コストが減少し、更に信号伝送を改善できる。

総じて、本考案の多数の特徴及び長所など、その構造及び機能が共に前述の記載により掲げられている。また前記の説明は、本考案に基づきなし得る細部の修正或は変更など、いずれも本考案の請求範囲に属するものである。

本考案は電気コネクタ組立体に関し、特に、多種の電子カードを収容でき、製作費用を減少させ、信号伝送ビッドも高められる電気コネクタ組立体に関する。

本考案の電気コネクタ組立体の組立斜視図である。 本考案の転換コネクタが取り付けられない時の電気コネクタ組立体の断面図である。 本考案の転換コネクタが取り付けられる電気コネクタ組立体の断面図である。

符号の説明

１ 第１電子カードコネクタ
２ 第２電子カードコネクタ
３ 定位装置
４ 接地片
５ 転換装置
６ ピン
１０ 第１絶縁本体
１１ 第１ハウジング
１２ 第１導電端子
１３ 第１返戻装置
１４ 第１収納穴
１５ 舌片
２０ 第２絶縁本体
２１ 第２ハウジング
２２ 第２導電端子
２３ 第２返戻装置
２４ 第２収納穴
４１ 接地脚
５１ 転換部品
５２ 転換コネクタ
１０１ 第１凸状部片
１１１ 第１凹孔
１２１ 第１延在部
２０１ 第２凸状部片
２１１ 第２凹孔
２２１ 第２延在部
５１１ 第１収納凹所
５１２ 第２収納凹所
５１３ 第３収納凹所
５１４ 固定脚
５２１ 第１接触端子
５２２ 第２接触端子
５２３ 第３接触端子
５２１１ 第１接触部
５２１２ 第１半田部
５２２１ 第２接触部
５２２２ 第２半田部

Claims (12)

1. 電気コネクタ組立体において、該電気コネクタ組立体は、
   第１電子カードコネクタと、
   第１電子カードコネクタと互いに重なる第２電子カードコネクタと、
   第１電子カードコネクタに収納され、一端が下向きに延在する複数の第１導電端子と、
   第２電子カードコネクタに収納され、上下に複数列に配列され、下向きに延
   伸する複数の第２導電端子と、
   前記第１及び第２導電端子に対応する転換装置と、
   を備えることを特徴とする電気コネクタ組立体。
2. 前記第１導電端子は、一端が水平に延在し、第１電子カードに接触し、他の一端が、下向きに折れ曲がり、第１延在部が形成されることを特徴とする、請求項１に記載の電気コネクタ組立体。
3. 前記第２導電端子の数量は、第１導電端子の数量より多いことを特徴とする、請求項２に記載の電気コネクタ組立体。
4. 前記第２導電端子は、一端が水平に延在して第２電子カードに接触し、他端が下向きに折れ曲がり、第２延在部を形成することを特徴とする、請求項３に記載の電気コネクタ組立体。
5. 前記転換装置は、転換部品と、該転換部品に収納される転換コネクタと、を有することを特徴とする、請求項４に記載の電気コネクタ組立体。
6. 前記転換コネクタには、第１延在部と接触する第１接触端子と、第２延在部と接触する第２接触端子と、を有することを特徴とする、請求項５に記載の電気コネクタ組
   立体。
7. 前記電気コネクタ組立体には接地片が設けられ、
   前記転換コネクタは、前記接地片に接触する第３接触端子を有することを特徴とする、請求項６に記載の電気コネクタ組立体。
8. 前記転換部品には、外側に形成され、前記第１導電端子の第１延在部を収納する第１収納凹所と、内側に設置され、第２導電端子の第２延在部を収納する第２収納凹所と、中央に形成され、接地片を収納する第３収納凹所と、を有することを特徴とする、請求項７に記載の電気コネクタ組立体。
9. 前記転換装置の両側には、上向きに延在する固定脚が設けられ、
   前記第１電子カードコネクタと前記第２電子カードコネクタは、前記固定脚によって固着されることを特徴とする、請求項５に記載の電気コネクタ組立体。
10. 前記第１、第２電子カードコネクタにそれぞれ対応する第１、第２返戻装置が、電気コネクタ組立体の同じ側に位置することを特徴とする、請求項１に記載の電気コネクタ組立体。
11. 前記第１電子カードコネクタには、前記第１導電端子を定位させる定位装置が設けられることを特徴とする、請求項１に記載の電気コネクタ組立体。
12. 前記電気コネクタ組立体は、前記第１電子カードコネクタと前記第２電子カードコネクタを貫通するピンを有し、該第１電子カードコネクタと該第２電子カードコネクタは、該ピンで固着されることを特徴とする、請求項１に記載の電気コネクタ組立体。