JP3114007U

JP3114007U - 気化式かんたん加湿器

Info

Publication number: JP3114007U
Application number: JP2005001639U
Authority: JP
Inventors: 八十二原田
Original assignee: 八十二原田
Priority date: 2005-03-03
Filing date: 2005-03-03
Publication date: 2005-09-29
Anticipated expiration: 2011-03-03

Abstract

【課題】室内の空気の乾燥を和らげる方法として、電化製品の加湿器による方法、濡れタオルをハンガーに掛ける方法、ストーブにやかん等を乗せる方法等がある。それらの方法には、値段・電気代・加湿過多・安全等の面での不都合な点や濡れタオルが早く乾いてしまったり、タオルに水を多く含ませ過ぎると水が滴り落ちる等の不都合な点があった。
それらの不都合な点を解消する気化式かんたん加湿器を提供する。
【解決手段】背面板１の上部にタオル掛け４を設け、その下部に水入れ２を設ける。そして、そのタオル掛けに濡れタオルを掛けて二つ折りにし、そのタオルの下の部分を下部の水を入れた水入れ２に浸し、毛細管現象で湿ったタオルからの水の気化により室内の乾燥を和らげ、適度な湿度を維持することができる気化式かんたん加湿器を特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、毛細管現象で湿ったタオルが室内の乾燥度に応じて自然に加湿する気化式かんたん加湿器に関するものである。

従来、室内の乾燥を和らげる方法としては、電化製品の加湿器を使う方法、濡れタオルをハンガー等に掛ける方法、ストーブの上にやかん等を乗せる方法等があった。

しかし、これらには、次のような不都合な点があった。
電化製品の加湿器には、値段が高い。電気代がかかる。稼働させている間中水が気化しているので湿度が過剰になり、結露が生じ、カビの原因や家具、寝具等の傷みの原因になる。また、蒸気による火傷等の危険がある。
濡れタオルをハンガー等に掛ける方法には、タオルを濡らしておいても暖房器具の使用や空気の乾燥等により、タオルが早く乾いてしまい、長時間適度な湿度を維持することができない。また、タオルに水を多く含ませ過ぎると水が滴り落ちる。
ストーブの上にやかん等を乗せる方法には、やかんを倒し火傷をする等の危険がある。また、気化し過ぎて湿度が過剰になり、結露が生じ、カビの原因や家具、寝具等の傷みの原因になる。
そこで、本考案は、以上のような不都合な点をなくすためになされたものである。

背面板１の上部にタオル掛け４を設け、その下部に水入れ２を設ける。そして、それに濡れタオルを掛けて二つ折りにし、その濡れタオルの下の部分を下部の水を入れた水入れ２の中に浸し、毛細管現象で湿ったタオルからの水の気化により室内の空気の乾燥を和らげ、適度な湿度を維持するものである。それに、水の気化をより効率的にするために、背面板１の中間に通風孔６を多数設ける。
本考案は、以上の構成よりなる気化式かんたん加湿器である。

背面板１の下部に水入れ２を設け、そこに濡れタオルの下の部分を浸すことにより、毛細管現象により容易にタオルが長時間濡れた状態になり、気化もするので適度な湿度を維持することができ、快適で健康な生活を営むことができる。また、水入れ２を設けたことで、タオルが適度に濡れた状態になり水が滴り落ちることはない。それに、通風孔６を多数設けたことで、水の気化をより効率的に行うことができる。
その他、本考案は電化製品の加湿器に比べて、安価で、電気代がかからないという点から省エネ時代に相応しいものである。また、ストーブの上にやかん等を乗せる方法による火傷を負う危険性がないという点等から安心して使えるものである。

以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
背面板１の上部にタオル掛け４を設け、下部に水入れ２を設ける。そして、タオル掛け４に濡れタオルを掛けて二つ折りにし、そのタオルの下の部分を水を入れた水入れ２に浸す。それに、水の気化を出来るだけ効率的にするために、背面板１の中間に通風孔６を多数設ける。水入れ２を余り深くせず、濡れタオルの表面積を広くする。そして、背面板１を回転式吊り器具で吊る。
以上のような形態により、下部の水入れ２の水量が少なくなったら水を補給し、タオルを適宜交換するだけで、加湿過多や加湿不足もなく健康によい加湿量が維持できる。

本考案による気化式かんたん加湿器は、空気の乾燥の少ない時期には次のような利用も考えられる。
（あ）背面板の部分−衣類のハンガー等
（い）タオル掛けの部分−ネクタイ、ズボン、スカート、バンド掛け等
（う）水入れの部分−小物入れ、花瓶、消臭剤を入れ室内の消臭、芳香剤を入れ室内の芳香等

本考案の斜視図である。本考案の側面図である。本考案の実施斜視図である。

符号の説明

１背面板
２水入れ
３水量を表す目盛り
４タオル掛け
５タオル掛けを支える器具
６通風孔
７回転式吊り器具
８名称プレート
９タオルを掛けた状態

Claims

背面板１の上部にタオル掛け４を設け、下部に水入れ２を設けた気化式かんたん加湿器。
背面板１の中間に通風孔６を多数設けた気化式かんたん加湿器。