JP3113446B2 - インキュベータ - Google Patents

インキュベータ

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JP3113446B2 JP05092161A JP9216193A JP3113446B2 JP 3113446 B2 JP3113446 B2 JP 3113446B2 JP 05092161 A JP05092161 A JP 05092161A JP 9216193 A JP9216193 A JP 9216193A JP 3113446 B2 JP3113446 B2 JP 3113446B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、検体等から採取
されたDNA等の反応試料の温度を変化させることによ
り、増殖等の反応を促進させるためのインキュベータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種インキュベータは、例えば
実公昭62−44979号公報(C07H21/00)
にDNA等の合成装置として示されている。そこに示さ
れた合成装置は、ホスホトリエステル法によるDNA或
いはRNAの自動合成装置であり、反応器の外周を熱ブ
ロックで覆い、この熱ブロックにペルチェ効果による加
熱冷却機能を有したサーモモジュールを装着すると共
に、サーモモジュールにはサーミスタを埋設して構成さ
れている。
【0003】ここで、上記ホスホトリエステル法による
DNA等の合成方法は、マスキング・脱保護・乾燥・縮
合の4工程をこの順で繰り返すことにより、DNAの増
殖を促進する方法であり、そのために、前記合成装置で
は反応器内にDNAや各種試薬・溶媒を混合した試料を
入れ、前記サーミスタによってサーモモジュールの通電
を制御して熱ブロックを+42℃に加熱することにより
前記マスキング・乾燥・縮合の3工程を行うと共に、サ
ーモモジュールの通電方向を変えて熱ブロックを+20
℃に冷却することにより脱保護工程を行うよう構成され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の装置はサーモモジュールの通電方向を切り換えるこ
とにより、試料の加熱及び冷却を行っていたため、熱ブ
ロック及びサーモモジュール自体の熱容量により、加熱
から冷却、及び冷却から加熱への温度の変更が迅速に行
われず、増殖反応の効率向上に限界がある問題があっ
た。
【0005】そこで、従来では温度の高い水(湯)を貯
溜した水槽と、温度の低い水を貯溜した水槽を予め準備
して置き、試料を収容した反応容器をこれら水槽内に択
一的に没することによって、試料の加熱から冷却、或い
は、冷却から加熱への温度変化を迅速に行わせるものが
開発されていたが、係る装置では水槽内の水が蒸発する
ために水量を常に管理しなければならず、また、水垢等
の洗浄作業も必要となる等、保守管理が煩雑となる欠点
があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、反応試料の温度を迅速、
且つ、正確に変化させることができると共に、保守管理
も容易としたインキュベータを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインキュベータ
1は、反応試料を保持する熱伝導性の反応ブロック3
と、熱伝導性の加熱ブロック4と、この加熱ブロック4
を加熱する加熱手段(ヒーター)7と、熱伝導性の冷却
ブロック5と、冷却ブロック5を冷却する冷却手段(冷
却装置)8と、反応ブロック3の温度を検出する反応温
度センサ21と、加熱ブロック4の温度を検出する加熱
温度センサ12と、冷却ブロック5の温度を検出する冷
却温度センサ16と、反応ブロック3を加熱ブロック4
と冷却ブロック5に択一的に接触させるための移送手段
(移送装置)6と、この移送手段(移送装置)6を制御
すると共に、各センサ21、12、16の出力に基づい
て加熱手段(ヒーター)7及び冷却手段(冷却装置)8
を制御する制御手段(マイクロコンピュータ)23とを
具備しており、この制御手段(マイクロコンピュータ)
23は、反応ブロック3が加熱ブロック4に接触してい
る場合に、反応温度センサ21の出力に基づいて加熱手
段(ヒーター)7を制御することにより、反応ブロック
3を所定の高温設定温度に維持し、且つ、冷却温度セン
サ16の出力に基づいて冷却手段(冷却装置)8を制御
することにより、冷却ブロック5を所定の冷却待機温度
に維持すると共に、反応ブロック3が冷却手段(冷却装
置)8に接触している場合は、反応温度センサ21の出
力に基づいて冷却手段(冷却装置)8を制御することに
より、反応ブロック3を所定の低温設定温度に維持し、
且つ、加熱温度センサ12の出力に基づいて加熱手段
(ヒーター)7を制御することにより、加熱ブロック4
を所定の加熱待機温度に維持するものである。
【0008】
【作用】本発明のインキュベータ1によれば、反応試料
は熱伝導性の反応ブロック3に保持されており、制御手
段(マイクロコンピュータ)23は、この反応ブロック
3を移送手段(移送装置)6によって加熱ブロック4と
冷却ブロック5に択一的に接触させる。加熱ブロック4
に接触された反応ブロック3は、加熱ブロック4からの
熱伝導により迅速に温度上昇し、以後制御手段(マイク
ロコンピュータ)23は、反応温度センサ21の出力に
基づいて加熱手段(ヒーター)8を制御することによ
り、反応ブロック3を所定の高温設定温度に維持する。
一方、冷却ブロック5に接触された反応ブロック3は、
冷却ブロック5からの吸熱により迅速に温度降下し、以
後制御手段(マイクロコンピュータ)23は、反応温度
センサ21の出力に基づいて冷却手段(冷却装置)8を
制御することにより、反応ブロック3を所定の低温設定
温度に維持する。これによって、反応試料の温度変化を
正確に実現することができる。
【0009】このとき制御手段(マイクロコンピュー
タ)23は、反応ブロック3が接触されていない冷却ブ
ロック5の温度を、冷却温度センサ16の出力に基づい
て冷却手段(冷却装置)8を制御することにより、所定
の冷却待機温度に維持しているので、移送手段(移送装
置)6により加熱ブロック4から移送されて冷却ブロッ
ク5に接触された反応ブロック3を迅速に冷却すること
ができる。また、制御手段(マイクロコンピュータ)2
3は、反応ブロック3が接触されていない加熱ブロック
4の温度を、加熱温度センサ12の出力に基づいて加熱
手段(ヒーター)7を制御することにより、所定の加熱
待機温度に維持しているので、移送手段(移送装置)6
により冷却ブロック5から移送されて加熱ブロック4に
接触された反応ブロック3を迅速に加熱することができ
る。これによって、反応試料の温度を迅速に変化させる
ことができる。
【0010】更に、本発明のインキュベータ1では従来
の如き水槽が不要となるので、水の補給や水垢の洗浄等
の作業が不要となり、装置の保守管理が極めて容易とな
るものである。
【0011】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のインキュベータ1の正面図、図2は
インキュベータ1の制御装置2の電気回路図をそれぞれ
示している。尚、実施例のインキュベータ1は、反応試
料としての染色体DNAの熱変性工程と、プライマーと
のアニーリング工程と、鎖の伸長工程とを1サイクルと
してこのサイクルを複数回繰り返す所謂PCR法と称さ
れるDNA増殖方法を実現するための装置であり、アル
ミニウム等の熱伝導性材料にて形成された反応ブロック
3、加熱ブロック4及び冷却ブロック5と、反応ブロッ
ク3を移送する移送手段としての移送装置6(図1では
図示せず)と、加熱ブロック4を加熱するための加熱手
段としてのヒーター7と、冷却ブロック5を冷却するた
めの冷却手段としての冷却装置8とから構成されてい
る。
【0012】前記ヒーター7は断熱材9を介して支持板
11上の一側に取り付けられており、前記加熱ブロック
4はこのヒーター7の上面に熱伝導関係に取り付けられ
ている。そして、加熱ブロック4内にはサーミスタから
成る加熱温度センサ12が埋設されている。
【0013】前記冷却装置8はペルチェ効果による冷却
機能を具備したサーモモジュールから成り、その下面
(発熱面)は放熱板13を介して前記支持板11上の他
側に取り付けられている。放熱板13の下面には複数の
放熱フィンが形成されており、それに対向する支持板1
1は切り欠かれ、この切欠に対向して放熱を促進するフ
ァン14が設けられている。また、冷却ブロック5は前
記冷却装置8の上面(吸熱面)に熱伝導関係に取り付け
られて、前記加熱ブロック4と所定の間隔を存して並設
されており、この冷却ブロック5内にはサーミスタから
成る冷却温度センサ16が埋設されている。
【0014】前記移送装置6は図示しないモーター、ギ
ヤ及び支持アーム若しくはベルト等から構成されてお
り、反応ブロック3は前記支持アーム等に取り付けられ
ている。反応ブロック3の上面には、前述の反応試料を
収容したチューブ18を収納保持するための複数の保持
孔19が形成されており、また、反応ブロック3内には
サーミスタから成る反応温度センサ21が埋設されてい
る。
【0015】前記移送装置6は、係るチューブ18を複
数保持した反応ブロック3を前記加熱ブロック4と冷却
ブロック5の間で移送し、反応ブロック3の下面を前記
加熱ブロック4或いは冷却ブロック5の上面に接触させ
るものである。このとき、反応ブロック3の下面、加熱
ブロック4及び冷却ブロック5の上面は、いずれも水平
且つ滑らかな平坦面とされており、これによって、反応
ブロック3と加熱ブロック4或いは冷却ブロック5は広
い面積で接触し、円滑に熱伝達が行われるように構成さ
れている。
【0016】図2において、制御装置2は制御手段とし
ての汎用マイクロコンピュータ23により構成されてお
り、マイクロコンピュータ23の入力には前記反応温度
センサ21、加熱温度センサ12及び冷却温度センサ1
6の出力が接続され、マイクロコンピュータ23の出力
には前記移送装置6、ファン14、ヒーター7及び冷却
装置8が接続されている。
【0017】以上の構成で図3及び図4のマイクロコン
ピュータ23のプログラムを示すフローチャートに基づ
き、図5から図8の動作説明図を参照しながら、本発明
のインキュベータ1の動作を説明する。尚、前記熱変性
工程における反応試料の設定温度(高温設定温度)は+
94℃、前記アニーリング工程及び伸長工程の設定温度
(低温設定温度)は+37℃とし、マイクロコンピュー
タ23は熱変性工程を例えば3分、アニーリング工程と
伸長工程を合わせて3分行い、これを1サイクルとして
30回(3時間)繰り返すことにより、前記PCR法を
実行するものとする。
【0018】そして、反応ブロック3の保持孔19に
は、前記反応試料を収容したチューブ18を保持させ、
動作を開始させる。この初期状態では、マイクロコンピ
ュータ23は移送装置6により、反応ブロック3を図5
の如く加熱ブロック4、或いは冷却ブロック5のいずれ
からも離間させているので、反応ブロック3の温度は常
温である。そして、マイクロコンピュータ23は、先ず
ステップS1にて全てをリセットし、ステップS2にて
ヒーター7に通電して加熱ブロック4を加熱する。ま
た、加熱温度センサ12の出力に基づき、加熱ブロック
4の温度が前記高温設定温度より高い加熱待機温度であ
る+120℃に達したか否か判断し、達するまでこれを
繰り返す。
【0019】ステップS2で加熱ブロック4の温度が+
120℃に達したら、以後ステップS7に至るまで係る
加熱待機温度を維持すると共に、次にステップS3に進
んで今度は冷却装置8に通電し、冷却ブロック5を冷却
する。そして、冷却温度センサ16の出力に基づき、冷
却ブロック5の温度が冷却待機温度である+20℃に降
下したか否か判断し、降下するまでこれを繰り返す。ス
テップS3で冷却ブロック5の温度が前記低温設定温度
より低い+20℃に達したら、以後ステップS8に至る
まで係る冷却待機温度を維持しつつステップS4に進ん
でマイクロコンピュータ23が機能として有するカウン
タをカウントする。
【0020】次に、ステップS5にてマイクロコンピュ
ータ23がその機能として有するタイマをカウントし、
ステップS6にて移送装置6を制御し、図6の如く反応
ブロック3を加熱ブロック4に接触させる。これによっ
て、加熱ブロック4の熱が反応ブロック3に伝達され始
め、チューブ18内の反応試料の加熱が開始される。こ
のとき、反応ブロック3と加熱ブロック4は熱伝導性で
あり、前述の如く広い面積で接触されているので、加熱
ブロック4から反応ブロック3への熱伝達は迅速に行わ
れる。また、加熱ブロック4は待機状態において、高温
設定温度(+94℃)よりも高い高温待機温度(+12
0℃)に維持されているので、反応ブロック3は迅速に
加熱されて行くことになる。そして、マイクロコンピュ
ータ23はステップS7にて反応温度センサ21に基づ
き、反応ブロック3の温度が前記高温設定温度の+94
℃に維持されるようにヒーター7の通電を制御する。
【0021】次に、マイクロコンピュータ23はステッ
プS8で冷却温度センサ16に基づき、冷却装置8の通
電を制御して冷却ブロック5の温度を前記冷却待機温度
の+20℃に維持し続ける。そして、ステップS9にて
タイマの積算に基づき、反応ブロック3を加熱ブロック
4に接触させてから前記3分の熱変性工程の時間が経過
したか否か判断し、否であればステップS5に戻って以
後これを繰り返し、反応ブロック3を高温設定温度(+
94℃)に維持し続ける。
【0022】そして、ステップS9にて熱変性時間が経
過すると、マイクロコンピュータ23は熱変性工程を終
了し、ステップS10に進んで前記タイマをリセットす
ると共に、ステップS11に進んでタイマのカウントを
再開し、ステップS12にて移送装置6を制御し、図7
の如く反応ブロック3を加熱ブロック4から離し、図8
の如く反応ブロック3を今度は冷却ブロック5に接触さ
せる。これによって、反応ブロック3の熱が冷却ブロッ
ク5に吸収され始め、チューブ18内の反応試料の冷却
が開始される。このとき、反応ブロック3と冷却ブロッ
ク5は熱伝導性であり、前述の如く広い面積で接触され
ているので、反応ブロック3から冷却ブロック5への熱
伝達は迅速に行われる。また、冷却ブロック5は待機状
態において、低温設定温度(+37℃)よりも低い低温
待機温度(+20℃)に維持されているので、反応ブロ
ック3は迅速に冷却されて行くことになる。そして、マ
イクロコンピュータ23はステップS13にて反応温度
センサ21に基づき、反応ブロック3の温度が前記低温
設定温度の+37℃に維持されるように冷却装置8の通
電を制御する。
【0023】次に、マイクロコンピュータ23はステッ
プS14で加熱温度センサ12に基づき、ヒーター7の
通電を制御して加熱ブロック4の温度を前記加熱待機温
度の+120℃に維持する。そして、ステップS15に
てタイマの積算に基づき、反応ブロック3を冷却ブロッ
ク5に接触させてから前記3分のアニーリング・伸長工
程の時間が経過したか否か判断し、否であればステップ
S11に戻って以後これを繰り返し、反応ブロック3を
低温設定温度(+37℃)に維持し続ける。
【0024】そして、ステップS15にてアニーリング
・伸長時間が経過すると、マイクロコンピュータ23は
アニーリング・伸長工程を終了し、ステップS16に進
んで前記タイマをリセットすると共に、ステップS17
に進んで前記カウンタの積算が30回に達しているか否
か判断する。そして、否であればステップS4に戻り、
カウンタをカウントして再び前記熱変性工程に移行す
る。以後、係る熱変性・アニーリング・伸長の各工程を
この順で繰り返し、30回実行したらステップS17か
らステップS18に進んで動作を終了する。この時点で
は、DNAの数は最初の10万倍にまで増殖されてい
る。
【0025】係る増殖反応が終了したら、マイクロコン
ピュータ23は反応ブロック3を冷却ブロック5に接触
させ、反応温度センサ21に基づいて冷却装置8を制御
することにより、反応ブロック3の温度を例えば+5℃
に維持する。それによって、合成したDNAを冷保存す
る。
【0026】このように、本発明のインキュベータ1に
よれば、反応試料の温度を迅速、且つ、確実に高温設定
温度(+94℃)と低温設定温度(+37℃)の間でサ
イクルさせることができるので、DNA等の増殖効率を
著しく向上させることができる。特に、従来の如く水槽
を使用しないので、水の補給や水垢の洗浄等の保守・点
検作業が不要となり、保守管理が極めて簡素化される。
【0027】尚、実施例では所謂PCR法によるDNA
の増殖に本発明のインキュベータ1を適用したが、それ
に限らず、反応試料の温度を高温と低温に変化させる各
種操作に適用可能であることは云うまでも無い。
【0028】また、上記の説明では反応ブロック3を移
送させて説明したが、反応ブロック3を固定し、加熱ブ
ロック4と冷却ブロック5とを取り付けた支持板11を
移送したり、反応ブロック3を上下に動かすとともに、
加熱ブロック4と冷却ブロック5とを取り付けた支持板
11を水平方向に動かしたりして反応ブロック3の温度
を制御しても同様な効果を有することは云うまでも無
い。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、反応
ブロックに保持された反応試料の温度を迅速、且つ、正
確に変化させることができるので、反応作業効率を著し
く向上させることが可能となる。特に、従来の如き水槽
が不要となるので、水の補給や水垢の洗浄等の作業も不
要となり、保守管理が極めて容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインキュベータの正面図である。
【図2】本発明のインキュベータの制御装置の電気回路
図である。
【図3】本発明のインキュベータの制御装置のマイクロ
コンピュータのプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明のインキュベータの制御装置のマイクロ
コンピュータのプログラムを示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明のインキュベータの動作を説明するイン
キュベータの正面図である。
【図6】同じく本発明のインキュベータの動作を説明す
るインキュベータの正面図である。
【図7】同じく本発明のインキュベータの動作を説明す
るインキュベータの正面図である。
【図8】同じく本発明のインキュベータの動作を説明す
るインキュベータの正面図である。
【符号の説明】
1 インキュベータ 2 制御装置 3 反応ブロック 4 加熱ブロック 5 冷却ブロック 6 移送装置 7 ヒーター 8 冷却装置 12 加熱温度センサ 16 冷却温度センサ 21 反応温度センサ 23 マイクロコンピュータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/00 - 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応試料を保持する熱伝導性の反応ブロ
    ックと、熱伝導性の加熱ブロックと、この加熱ブロック
    を加熱する加熱手段と、熱伝導性の冷却ブロックと、こ
    の冷却ブロックを冷却する冷却手段と、前記反応ブロッ
    クの温度を検出する反応温度センサと、前記加熱ブロッ
    クの温度を検出する加熱温度センサと、前記冷却ブロッ
    クの温度を検出する冷却温度センサと、前記反応ブロッ
    クを前記加熱ブロックと冷却ブロックに択一的に接触さ
    せるための移送手段と、この移送手段を制御すると共
    に、前記各センサの出力に基づいて前記加熱手段及び冷
    却手段を制御する制御手段とを具備して成り、この制御
    手段は、前記反応ブロックが前記加熱ブロックに接触し
    ている場合に、前記反応温度センサの出力に基づいて前
    記加熱手段を制御することにより、前記反応ブロックを
    所定の高温設定温度に維持し、且つ、前記冷却温度セン
    サの出力に基づいて前記冷却手段を制御することによ
    り、前記冷却ブロックを所定の冷却待機温度に維持する
    と共に、前記反応ブロックが前記冷却手段に接触してい
    る場合は、前記反応温度センサの出力に基づいて前記冷
    却手段を制御することにより、前記反応ブロックを所定
    の低温設定温度に維持し、且つ、前記加熱温度センサの
    出力に基づいて前記加熱手段を制御することにより、前
    記加熱ブロックを所定の加熱待機温度に維持することを
    特徴とするインキュベータ。
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