JP3112315U - セルフロック式滑り止め調節ファスナー - Google Patents

Abstract

【課題】着装者が自分の体型やニーズに合わせて任意に寸法を調節可能な、加工しやすく、加工コストが低いセルフロック式滑り止め調節ファスナーを提供する。
【解決手段】ファスナー本体１とセルフロックホリゾンバー２とを備えるセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、ファスナー本体中に設けられたセルフロックホリゾンバーが摺動可能なセルフロックホリゾンバーであり、ファスナー本体の側面には滑り溝３が対称に設けられ、セルフロックホリゾンバーの両端は滑り溝に嵌入され、セルフロックホリゾンバーの両周縁は滑らかな周縁５で、セルフロックホリゾンバーの周縁には一辺または二辺の鋸歯状滑り止め歯が設けられ、ファスナー本体の上面は滑らかな平面またはカラー模様の表面で、ファスナー本体の上面にはモザイク装飾物が設けられている。
【選択図】図１

Description

本考案は、服装分野に属するセルフロック式滑り止め調節ファスナーに関し、特に服装に使用される付属品に関する。

従来のブラジャーなどのような肌着は、着装時の快適性を保証するために、通常、肌着のカップはフロントファスナーで連結するが、このような連結用ファスナーは長短の寸法を調節することができなく、両カップの間隔も任意に調節することができない。一部の肌着のカップは調節ファスナーを使用しているが、普通の調節ファスナーが調節するのにあまり便利ではなく、着装者が調節する際に大変苦労する。肌着の快適性と外観美の一体化への人々のニーズの変化に伴い、任意に寸法を調節可能な、セフルロック性能が確実で外観がきれいで装飾機能を有する便利なセルフロック式調節ファスナーにより、ブラジャーなど肌着のカップの間隔調節問題を解決することが求められている。本願の出願人は中国特許出願番号を０３２０１１８８６１．７とする出願中にすでに「セルフロック式滑り止めファスナー」を開示しており、該特許により寸法を任意に調節することができるようになっている。しかし、該技術思想には依然として加工上の不便さといった問題点が残されている。

従って、本考案の目的は、着装者が自分の体型やニーズに合わせて任意に寸法を調節可能な、加工しやすく、加工コストが低いセルフロック式滑り止め調節ファスナーを提供することにある。

本考案の目的は以下に示すように実現されるものである。

ファスナー本体とセルフロックホリゾンバーとを備えるセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、ファスナー本体中に設けられたセルフロックホリゾンバーが摺動可能なセルフロックホリゾンバーである。

ファスナー本体の側面には滑り溝が対称に設けられ、セルフロックホリゾンバーの両端は滑り溝に嵌入されている。

セルフロックホリゾンバーの両周縁は滑らかな周縁である。

セルフロックホリゾンバーの周縁には一辺または二辺の鋸歯状滑り止め歯が設けられている。

ファスナー本体の上面は滑らかな平面またはカラー模様の表面である。

ファスナー本体の上面には装飾物が設けられている。

本考案によるセルフロック式滑り止め調節ファスナーによれば、ブラジャーなど肌着のカップの間隔調整問題を解決するだけでなく、着装者が自分の体型やニーズに合わせて任意に寸法を調節することができ、且つ使用や調整する際も非常に便利で、加工しやすく、コストが低いうえ、装飾の外観美も併せ持つことから、肌着を着装するとき、さらに快適で心地よくなり、またより美しく、より体にフィットする感じが受けられる。

考案を実施するための最良の実施形態

以下、図面１、２、３、４を本考案の実施形態として、本考案についてさらに詳細に説明する。

本考案のファスナー本体１は金属材料またはプラスチックなどの材料で製作可能であり、ファスナー本体１はプレス成形でもダイカスト成形でも構わない。ファスナー本体１は矩形フレームであり、前記セルフロックホリゾンバー２は従来の技術と同じように、矩形フレームの中に配設されており、セルフロックホリゾンバー２も２本用意されている。前記滑り溝３の前記ファスナー本体１の側面には滑り溝３が対称に設けられ、滑り溝３も２つ対称になるように設計されており、前記セルフロックホリゾンバー２の両端は滑り溝３に嵌入されている。これにより、前記セルフロックホリゾンバー２がファスナー本体１上を摺動可能となることを保証し、本考案の調節機能がより簡単に実現される。前記セルフロックホリゾンバー２の両周縁５は滑らかな周縁である。本考案のロック機能をさらに保証するために、前記セルフロックホリゾンバー２の周縁５には単辺または双辺の鋸歯状滑り止め歯が設けられている。本考案の装飾効果を実現するために、前記ファスナー本体１の上面４は滑らかな平面またはカラー模様の表面であり、若しくは前記ファスナー本体１の上面４には装飾物８が設けられている構成になっている。

ブラジャーを例として、本考案の使用を説明する。図２、３、４に示すように、本考案をブラジャーの両カップを連結する帯６に固定し、帯６のＡ位置で引っ張るとき、セルフロックホリゾンバー２が帯６によりＣの反対方向に移動し、図３に示すように、帯６は自由に引っ張ることが可能になっている。帯６のＢ位置で引っ張るとき、セルフロックホリゾンバー２が帯６によりＣの方向へ引っ張られ、セルフロックホリゾンバー２とファスナー本体１は帯６を引き締めるようにする。セルフロックホリゾンバー２の周縁５に滑り止め歯が設けられている場合、滑り止め歯はさらに帯６に嵌入して、帯６の摺動をよりよく制限することになり、従って、引っ張り力が大きければセルフロックがより確実となる。本考案をブラジャー７など肌着の左右カップ連結部に使用して、普通の連結ファスナーを代替すれば、図４に示すように、その確実なセルフロック性能は肌着の着装安全性を確かなものにし、自由に調節可能なカップの間隔は着装者の体型と習慣により一層適合できるようになる。また、本考案のファスナー本体１の正面にあるものまたは装飾物８は美しさをより一層具現し、セルフロック調整機能と装飾機能を一体化することで、着装者に着装のフィット感や快適感、美感やゴージャス感を与え、服装機能と快適性および装飾効果の完璧な組み合わせを実現する。

本考案の構成を示した平面図である。 本考案の使用状態を示した断面図である。 本考案のＣ−Ｃ断面図である。 本考案の使用状態を示した参考図である。

符号の説明

1 ファスナー本体
2 セルフロックホリゾンバー
3 滑り溝
4 上面
5 周縁
6 帯
7 ブラジャー
8 装飾物

Claims (6)

1. ファスナー本体（１）とセルフロックホリゾンバー（２）とを備えるセルフロック式滑り止め調節ファスナーであって、
   前記ファスナー本体（１）中に設けられたセルフロックホリゾンバー（２）は摺動可能なセルフロックホリゾンバーであることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。
2. 請求項１に記載のセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、前記ファスナー本体（１）の側面には滑り溝（３）が対称に設けられ、前記セルフロックホリゾンバー（２）の両端は滑り溝（３）に嵌入されていることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。
3. 請求項１または２に記載のセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、前記セルフロックホリゾンバー（２）の両周縁（５）は滑らかな周縁であることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。
4. 請求項１または２に記載のセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、前記セルフロックホリゾンバー（２）の周縁（５）には一辺または二辺の鋸歯状滑り止め歯が設けられていることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。
5. 請求項１または２に記載のセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、前記ファスナー本体（１）の上面（４）は滑らかな平面またはカラー模様の表面であることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。
6. 請求項１または２に記載のセルフロック式滑り止め調節ファスナーにおいて、前記ファスナー本体（１）の上面（４）には装飾物（８）が設けられていることを特徴とする、セルフロック式滑り止め調節ファスナー。

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