JP3112162B2 - 送信電力制御装置と送信電力制御方法 - Google Patents

送信電力制御装置と送信電力制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信電力制御装置
に関し、特に衛星通信装置の衛星に対して受信電力を測
定しつつ、一定の受信レベルとなる送信電力を制御する
送信電力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来使われている送信電力制御器は、受
信系で受信される信号レベル等を晴天時に受信されるレ
ベルと比較して、降雨による送信系の減衰量を算出し、
この算出した送信系の減衰量を打ち消すように送信電力
制御を行って、自局の降雨にもかかわらず、衛星に一定
の電力を供給している。送信電力制御器の送信電力制御
量の精度は、受信系のレベル検出精度と送信電力可変減
衰器の減衰量精度による。
【0003】しかしながら、従来の送信電力制御器は、
送信系に設けられた送信電力増幅等の機器に温度変動が
生じた場合、送信電力制御の精度を劣化させる欠点があ
った。
【0004】例えば、降雨減衰補償回路は、ピンダイオ
−ドにより構成されているが、ピンダイオ−ドは温度変
動に対し非常に不安定で、温度に対する対策を行う必要
があった。
【0005】このため、例えば特開平05−00344
0号公報のように予め変動のデ−タをテ−ブルとして準
備して動作させる方法を開示しているのをはじめとし
て、様々な方法が提案されてきた。しかし、ピンダイオ
−ドはその減衰量によって温度変動量が異なるため、テ
−ブルのデ−タ量が大きくなる問題点や、直線補完によ
る推定制御を必要とするなどの問題点があり、完全に解
決されたわけではなく、現在も多くの方法が提案されて
いる。
【0006】また、衛星通信装置の降雨減衰を補償する
送信電力制御に関して、従来の降雨減衰補償回路は、ピ
ンダイオ−ドにより構成されていたが、その場合、温度
に対する対策を行うため様々な方法が提案されている。
例えば、特開平05−003440号公報のように予め
変動のデ−タをテ−ブルとして準備して動作させる方法
がある。
【0007】また、特開平7−288436号公報のよ
うにデジタル減衰器とアナログ減衰器を組み合わせた回
路も提案されているが、ROMにあらかじめ前記デジタ
ル減衰器の誤差補正内容をもたせなければならないた
め、それぞれのデジタル減衰器の誤差補正内容について
事前の調査が必要であり、またそれぞれのデジタル減衰
器によって補正内容が異なるためそれぞれに対応するR
OMを準備する必要があるなど実用的ではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ピンダイオ−ドは、その減衰量によって温度変動量が異
なるため、テ−ブルのデ−タ量が大きくなる問題点や、
直線補完による推定制御を必要とする問題点などがあ
る。
【0009】また、温度に対して安定な減衰器を使用す
れば、より精度の高い送信電力制御装置を実現すること
が可能となるが、装置自体が大きくなり、高価となる欠
点がある。
【0010】本発明の目的は、上記ピンダイオードの温
度による変動を防止し、且つデジタル減衰器を適用し
て、送信電力を受信側で一定となるように受信電力を監
視しつつ制御することである。
【0011】また、あらかじめデジタル減衰器それぞれ
について誤差補正内容を持たせたROM等の記憶装置を
必要としない送信電力制御装置を実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、安価で温度
に対して安定なMMIC(Microwave Monolithic Integ
rated Circuits)のデジタル減衰器を使用することで、
温度補償を必要としない送信電力制御装置を実現する。
【0013】ただし、デジタル減衰器は減衰量の最小ス
テップが存在するため、連続的に動作させる事ができな
い。そこでデジタル減衰器の最小ステップ間を補完する
ために、ピンダイオ−ドにより構成される可変減衰器を
組み合わせて使用する。また、補完の際にデジタル減衰
器の減衰量のばらつきによって発生する減衰量の隙間を
埋めるように動作させる。
【0014】本発明は、上記概念に基づいて成されたも
ので、衛星通信における受信装置の受信レベルを一定化
する送信電力制御装置において、パイロット信号を含む
搬送周波数を送信電力可変減衰器を介して前記衛星に向
けて出力する送信系と、前記衛星から受信信号を受信す
る受信系とから構成され、前記受信系で前記パイロット
信号の受信レベルを検出するパイロット信号受信部と、
前記受信レベルに応じて送信電力を制御する制御信号を
出力する送信電力制御装置と、前記制御信号に応じてデ
ジタル減衰器とアナログ可変減衰器を備えて前記受信レ
ベルを調整する前記送信電力可変減衰器とを備え、前記
アナログ可変減衰器は、正と負との両方の減衰量を取り
得るように構成し、所望の減衰量を得るために前記デジ
タル減衰器に対して該所望の減衰量に近い2つの減衰量
のうちいずれか一つの減衰量を設定し、次に、全体の減
衰量が所望の減衰量になるように減衰量が設定される
とを特徴とする。
【0015】更に、上記送信電力制御装置において、前
記送信電力可変減衰器は1dBステップの減衰量を可変
できるデジタル減衰器と、0dB〜1dBの減衰量を可
変できるアナログ可変減衰器とを備えたことを特徴とす
る。また、前記アナログ可変減衰器は、前記制御信号か
ら前記デジタル減衰器の減衰量を補完するために、D/
A変換器を介してピンダイオードに印加する印加電圧を
供給することを特徴とする。
【0016】またデジタル減衰器の誤差補正を、送信電
力制御をおこなう際にその都度おこなうので、デジタル
減衰器の誤差補正内容を持たせたROM等の記憶装置を
必要としないことを特徴とする。
【0017】またさらに、衛星通信における受信装置の
受信レベルを一定化する送信電力制御方法において、パ
イロット信号を含む搬送周波数を送信電力可変減衰器を
介して前記衛星に向けて出力し、前記衛星で前記搬送周
波数を中継し、前記衛星からの前記搬送周波数に対応す
る受信信号を受信し、前記受信信号から信号系と前記パ
イロット信号系とを分離し、前記パイロット信号の受信
レベルを検出し、前記受信レベルに応じて前記送信電力
可変減衰器に制御信号を供給し、前記制御信号に応じて
前記送信電力可変減衰器内のデジタル減衰器と正と負と
の両方の減衰量を取り得るように構成したアナログ可変
減衰器に対してステップ減衰量を前記デジタル減衰器に
課し、前記ステップ減衰量の間を前記アナログ可変減衰
器に課し、前記受信レベルを一定範囲内に納め、所望の
減衰量を得るために前記デジタル減衰器に対して該所望
の減衰量に近い2つの減衰量のうちいずれか一つの減衰
量を設定し、次に、全体の減衰量が所望の減衰量になる
ように前記アナログ可変減衰器の減衰量を設定すること
を特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】[実施形態の構成]図1に本実施形態の衛
星通信用の基地局に最適な送受信系統図を示す。但し、
基地局ばかりでなく、通信衛星や移動通信用基地局との
間で通信する移動端末であっても、この送受信系を備え
てよい。
【0020】受信系は、受信アンテナ1と、送受信分離
のとアンテナへ電源を供給する給電部2と、低雑音増幅
器3と、電力分配器4と、受信周波数変換器5と、復調
器6とから構成されており、送信系は送信電力増幅器9
と、送信周波数変換器10と、送信電力可変減衰器11
と、電力合成器12と、変調器13、パイロット信号発
振器14とから構成されている。
【0021】また、送信電力制御器8は、電力分配器4
を介してパイロット信号受信器7からパイロット信号受
信レベルを受け、送信電力制御装置8で送信制御信号を
生成して送信電力可変減衰器11に供給して送信電力を
制御する。
【0022】図2は、本発明で特に提案する送信電力可
変減衰器11の回路図である。入力端子16は電力合成
器12から送信信号を受け、直流成分カットのためのコ
ンデンサ17を介してデジタル減衰器18と接続されて
いる。デジタル減衰器18の出力端子は、直流成分カッ
トのためのコンデンサ19とアンプ20及びコンデンサ
21で構成される回路と接続されている。これらのコン
デンサ19,21とアンプ20は、ピンダイオ−ド22
及び抵抗器27,28により構成された可変減衰器と電
気的干渉を分離させるためである。
【0023】また、抵抗器28は、ピンダイオ−ド22
を制御するD/A変換器30と接続し、また高周波的に
抵抗27,28とピンダイオ−ド22とでπ型減衰器と
して動作するように、高周波的に低インピーダンスとな
るコンデンサ29を介して接地されている。また、ピン
ダイオ−ド22の出力端子は、送信に必要な利得を得る
ためのアンプ24、及び直流カット用のコンデンサ2
3,25で構成される回路を介して出力端子26と接続
されている。論理的な判断器31は、制御信号入力端子
32より減衰器の制御信号を受け、その出力はデジタル
減衰器18とD/A変換器30に接続されている。
【0024】[本実施形態の動作]以下、本実施形態の
動作について説明する。図1より、静止衛星又は周回衛
星15からの電波をアンテナ1で受信された信号は、低
雑音増幅器3でバンドパスフィルターを通して高周波増
幅し、電力分配器4によって受信周波数変換器5及びパ
イロット信号受信器7に分配される。送信電力制御器8
は、パイロット信号受信器7からパイロット信号受信レ
ベルを受け、送信電力制御を行う。すなわち、送信電力
可変減衰器11の減衰レベル制御を行う。
【0025】このように、変調器13で送信信号を変調
するとともにその変調波にパイロット信号発振器14の
パイロット信号を電力合成器12で合成し、その合成波
を送信電力可変減衰器11で所定量減衰し、送信周波数
変換器10で搬送周波数に変換し、送信電力増幅器9で
搬送周波数信号を電力増幅し、サーキュレータ等の給電
部2を介して送受信共通のアンテナ1を通して、衛星に
向けて出力する。衛星はその搬送周波数信号を中継又は
周波数変換して地球に向けて再送信する。
【0026】受信系では、衛星からの電波をアンテナ1
で受け、給電部2を介して低雑音増幅器3で高周波増幅
し、電力分配器4で信号系とパイロット信号とに分離
し、信号系は受信周波数変換器5で中間周波数増幅器に
変換し、復調器6で受信信号を復調し、信号処理され
る。一方、パイロット信号はパイロット信号受信器7で
パイロット信号レベルを検出し、基準レベルと比較さ
れ、その増減度合いを出力し、送信電力制御装置8でそ
の増減度合いに応じた制御信号を出力する。このことか
ら、本基地局の送信電力は、送受信のフィードバックに
より、一定の受信電力を維持することが出来る。また、
送信電力可変減衰器11内のピンダイオードが温度や湿
度等の環境により変動したとしても、このフィードバッ
クにより、受信電力は一定となる。更に、降雨等の天候
条件の変動があっても、本基地局と同等地域の他の受信
装置の受信電力を一定とすることができる。
【0027】図2は、本発明で提案する送信電力可変減
衰器11の回路図である。送信電力制御装置8からの制
御信号は、制御信号入力端子32より判断器31へと送
られ、デジタル減衰器18及びピンダイオ−ド22によ
り構成される送信電力可変減衰器11を制御する。
【0028】デジタル減衰器18の一例としてM/A−
COM製のAT−210を挙げて説明する。AT−21
0は、8dB,4dB,2dB,1dB,全てスルーの
組み合わせにより、0dBから15dB(最大8dB+
4dB+2dB+1dBとなる)まで、各減衰度のスイ
ッチをオン/オフして、1dBステップでレベル制御を
行うことができる。そこで、ピンダイオ−ド22及び抵
抗器27,28により構成されるπ型可変減衰器を追加
して、デジタル減衰器18の最小ステップである1dB
を補完し、連続的な制御を行わせる。
【0029】図3は、デジタル減衰器18で設定された
値に、ピンダイオ−ド22により構成された可変減衰器
の値を加えたものである。しかしながら、デジタル減衰
器18の減衰量はそれぞれ±0.30dB+3%の誤差
を有しているため、厳密に6.0dB,7.0dB,
8.0dBのような設定ができず、一例として図3のよ
うに設定できない範囲が存在することになる。これは、
デジタル減衰器18において、横軸の7dB横軸の上に
設定したが、縦軸に示す実測値は「×」印で示すように
6.7dBであったこと、および8dBに設定したが実
測値は8.1dBであったために、8dBに設定したい
場合に、右縦軸側に示すように、7.7dB(6.7d
B+1dB)〜8.1dBの範囲が設定できなかったの
である。
【0030】特開平7−288436の電力制御回路で
は、あらかじめこの誤差の補正内容を持たせたROMを
準備していたが、デジタル減衰器それぞれに対応したR
OMが必要であり実用的ではなかった。
【0031】そこで設定できない範囲をなくすために、
減衰レベルの設定方法を次のようにする。
【0032】まず、デジタル減衰器18の設定値に、ピ
ンダイオ−ド22により構成される可変減衰器の設定値
を設定したい値まで増加させていく。この方法で、上記
のように設定できない値が存在した場合には、逆にデジ
タル減衰器18の設定値からピンダイオ−ド22により
構成される可変減衰器の設定値を設定したい値まで減少
させていく。このようにすれば設定できない値をなくす
ことが可能である。
【0033】したがって、設定したい値を得るために、
(1)レベルを増加させるとき(デジタル減衰器18の
設定値に、ピンダイオ−ド22により構成される可変減
衰器の設定値を加えるとき)、(2)レベルを減少させ
るとき(デジタル減衰器18の設定値から、ピンダイオ
−ド22により構成される可変減衰器の設定値を減らす
とき)、の2種類の方法を設け、まず方法(1)を行
い、それで設定できない場合には方法(2)を行う。
【0034】具体的には、7.9dBに設定しようとす
るとき、ピンダイオ−ド22により構成される可変減衰
器の減衰レベルをy[dB]とすると{ただし0≦y≦
1(デジタル減衰器の最小ステップ)}、(1)7dB
+ydBにより設定を行う。しかし実測値において、こ
の設定値が得られなかった場合には、(2)8dB−y
dBにより設定を行い、設定値を得る。
【0035】このようにすれば、図3においてICの誤
差等により設定できなかった7.9dBは、デジタル減
衰器の設定値8dB(実測値は8.1dB)から0.2
dBを減少させることで設定することが可能となる。こ
の結果、図4のように設定できない範囲はなくなり連続
的に制御することができる。
【0036】また、このように降雨減衰を補償する送信
電力制御を行う際に、実測値を常に監視しその都度補正
をおこなうため、デジタル減衰器の誤差補正内容を持た
せたROM等の記憶装置を必要としない。
【0037】上記0dB〜1dBの減衰値を得る可変減
衰器は、送信電力制御装置8から所定のパイロット信号
レベルを得るために必要な送信電力に相当する制御信号
に従って論理回路31を介して供給される。その場合、
例えばデジタル減衰器18が7dBに設定されていたと
し、パイロット信号レベルが送信電力の+0.3dBに
相当するレベルであった場合に、送信電力制御装置8で
送信電力を−0.3dBに相当する制御信号を出力し、
論理回路31は1dB以内であるので、デジタル減衰器
18にはそのまま7dBの減衰値の状態とし、D/A変
換器30に−0.3dBに対応するアナログ制御信号を
抵抗28を介してピンダイオード22への印加電圧を小
さくして、ピンダイオード22の抵抗値を大きくする。
こうして可変減衰器は0.3dBだけ減衰量を増加する
ことで、パイロット信号レベルは通常のレベルとなる。
こうして、1dBステップのデジタル減衰器とアナログ
可変減衰器との両立で、衛星通信における各基地局又は
移動局の受信レベルを一定にすることができる。
【0038】
【発明の効果】従来の降雨減衰補償回路は、ピンダイオ
−ドにより構成されていたがピンダイオ−ドは温度変動
に対し非常に不安定で、温度に対する対策を行う必要が
あり精度の低いものであった。しかしながら、安価で温
度に対して安定なMMICのデジタル減衰器を使用する
ことで、温度補償を必要としないより安定で精度の高い
送信電力制御装置を実現することができる。また降雨減
衰を補償する送信電力制御を行う際に、実測値を常に監
視しその都度補正をおこなうため、デジタル減衰器の誤
差補正内容を持たせたROM等の記憶装置を必要としな
い送信電力制御装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による送信電力制御装置のブロック図で
ある。
【図2】本発明による送信電力制御装置の送信電力可変
減衰器のブロック回路図である。
【図3】本発明による送信電力制御装置の特性図であ
る。
【図4】本発明による送信電力制御装置の特性図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 給電部 3 低雑音増幅器 4 電力分配器 5 受信周波数変換器 6 復調器 7 パイロット信号受信部 8 送信電力制御装置 9 送信電力増幅器 10 送信周波数変換器 11 送信電力可変減衰器 12 電力合成器 13 変調器 14 パイロット信号発振器 15 衛星 18 デジタル減衰器 30 D/A変換器 31 論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/04 - 17/00 H03G 3/20 - 3/30 H03H 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星通信における受信装置の受信レベル
    を一定化する送信電力制御装置において、 パイロット信号を含む搬送周波数を送信電力可変減衰器
    を介して前記衛星に向けて出力する送信系と、前記衛星
    から前記搬送周波数に対応する受信信号を受信する受信
    系とから構成され、前記受信系で前記パイロット信号の
    受信レベルを検出するパイロット信号受信部と、前記受
    信レベルに応じて送信電力を制御する制御信号を出力す
    る送信電力制御装置と、デジタル減衰器とアナログ可変
    減衰器を備えて前記制御信号に応じて前記受信レベルを
    調整する前記送信電力可変減衰器とを備え 前記アナログ可変減衰器は、正と負との両方の減衰量を
    取り得るように構成し、所望の減衰量を得るために前記
    デジタル減衰器に対して該所望の減衰量に近い2つの減
    衰量のうちいずれか一つの減衰量を設定し、次に、全体
    の減衰量が所望の減衰量になるように減衰量が設定され
    ことを特徴とする送信電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記送信電力可変減衰器は1dBステッ
    プの減衰量を可変できるデジタル減衰器と、0dB〜1
    dBの減衰量を可変できるアナログ可変減衰器とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の送信電力制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アナログ可変減衰器は、前記制御信
    号から前記デジタル減衰器の減衰量を補完するために、
    D/A変換器を介してピンダイオードに印加する印加電
    圧を供給することを特徴とする請求項1に記載の送信電
    力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の送信電力制御装置にお
    いて、前記アナログ可変減衰器は、前記デジタル減衰器
    と直列にDCカットコンデンサと、バッファアンプと、
    ピンダイオードを含むπ型減衰器と、バッファアンプ
    と、DCカットコンデンサとからなり、前記ピンダイオ
    ードに0dB〜1dBの減衰量に相当するDC電圧を供
    給することを特徴とする送信電力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記送信系はデータを変調する変調器
    と、該変調器で変調されたデータとパイロット信号とを
    合成する合成部と、該合成部で合成された合成波の出力
    レベルを調整する前記送信電力可変減衰器と、該合成波
    を搬送周波数信号に変換して電力増幅する送信電力増幅
    部とからなり、前記送信電力可変減衰器は前記受信系で
    検出された前記受信レベルに応じて調整されることを特
    徴とする請求項1に記載の送信電力制御装置。
  6. 【請求項6】 衛星通信における受信装置の受信レベル
    を一定化する送信電力制御方法において、 パイロット信号を含む搬送周波数を送信電力可変減衰器
    を介して前記衛星に向けて出力し、前記衛星で前記搬送
    周波数を中継し、前記衛星からの前記搬送周波数に対応
    する受信信号を受信し、前記受信信号から信号系と前記
    パイロット信号系とを分離し、前記パイロット信号の受
    信レベルを検出し、前記受信レベルに応じて前記送信電
    力可変減衰器に制御信号を供給し、前記制御信号に応じ
    て前記送信電力可変減衰器内のデジタル減衰器と正と負
    との両方の減衰量を取り得るように構成したアナログ可
    変減衰器に対してステップ減衰量を前記デジタル減衰器
    に課し、前記ステップ減衰量の間を前記アナログ可変減
    衰器に課し、前記受信レベルを一定範囲内に納め、所望
    の減衰量を得るために前記デジタル減衰器に対して該所
    望の減衰量に近い2つの減衰量のうちいずれか一つの減
    衰量を設定し、次に、全体の減衰量が所望の減衰量にな
    るように前記アナログ可変減衰器の減衰量を設定する
    とを特徴とする送信電力制御方法。
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