JP3112034U - 散水装置 - Google Patents

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信二 草間
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Abstract

【課題】養殖池等の水深がある部位の水への酸素補給を可能にする。
【解決手段】導水パイプ1を、上端部が水面7aから僅かに突出するように水中に略垂直に立設し、この導水パイプ1上端の開口部に回転円錐体2の尖端部を挿入して、該導水パイプ1内の水中に浸漬するとともに、該回転円錐体2を水平回転させる駆動部3に接続させ、前記導水パイプ1と回転円錐体2と駆動部3とを水面7aに浮かぶ浮き具4で支持する。
【選択図】図2

Description

本考案は、魚介類の養殖池、湖水等の水に、空気中の酸素を補給するために使用する散水装置に関する。
池、湖沼あるいは養殖池、釣堀などでは、水の循環が極端に低下することによって、水中の溶存酸素が減少する。このため、嫌気性菌が繁殖して水の腐敗が進むとともに、アオコなどの藻類が、異常に大量に繁殖することがある。
これに対し、養殖池等の水を空気中に飛散させて、この散水によって空気との接触を多くしながら、水に酸素を吸収させて水面に落下させる、散水装置が広く利用されるようになった(例えば、特許文献1)。
この散水装置は、回転する回転円錐体の頂点を下にして水面に漬け、水の付着力と回転円錐体の遠心力を利用して、これを上端の円周縁から飛散させるものであり、水を簡単に飛散させるのに有効である。
そして、これによれば、水は回転円錐体の円錐面を上昇して、回転円錐体上端の円周縁より遠心力により、略水平方向に飛散する。この飛散時に、水の粒子は空気中の酸素を吸収し、水面上へ落下し、水質の改善をする。このため、魚介類の養殖を安全かつ円滑に実施できる。
実公昭54‐478号公報
しかしながら、前記従来の散水装置にあっては、回転円錐体の頂点を、単に水面に漬けてモータにより回転させるというものであるため、例えば養殖池の極く浅い水深部分の水に酸素を吸収させることができるだけで、水深がある(深い)、例えば養殖池の底部付近の水に酸素を吸収させることは不可能である。従って、養殖池内の下層部への水の酸素補給効率が悪い。
本考案は、前記従来の問題点に着目してなされたものであり、養殖池等の水深がある部位への酸素補給のみならず、港湾、湖沼、河川などの水深がある部位(層)の水を空気中への飛散することによって、水の循環を促し、同時に空気中の酸素を取り込ませることによって、水質保全、水環境の改善、庭園、農園での散水にも役立てることができる散水装置を提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本考案に係る請求項1の散水装置は、上端部が水面から僅かに突出するように略垂直に立設された導水パイプと、該導水パイプと同軸で上端開口部と対峙する位置で、該パイプ内の水面に尖端部を浸積する部位に位置させた回転円錐体と、該回転円錐体を前記導水パイプの開口部上部で回転させる駆動部と、前記導水パイプと前記回転円錐体を水面で保持する浮き具とを備えることを特徴とする。
請求項1によれば、駆動部の駆動力を受けて、回転円錐部の尖端部が導水パイプ内の水を回転しながらその円錐面に沿って引き上げる。さらに遠心力によって、回転円錐体の円錐面の周縁から周辺に向って吹き飛ばす。
一方、吹き飛ばされた水の粒子は、空中で空気中の酸素を吸収し、水面に落下するため、池などの止水域に限らず、生簀などの深層部に淀む水に不足する酸素を補給し、酸素欠乏による弊害や水質改善を実現することが可能になる。
請求項2のの散水装置は、前記導水パイプの長さが調整自在であることを特徴とする。
請求項2によれば、導水パイプの先端部を深水層へ導くことで、湖沼等の深水層における清澄な水、または底部付近の淀んだ水を水面付近や上層へ循環させることができ、水質のバランス調整をすることができる。
本考案は、導水パイプを、上端部付近が水面から僅か突出するように、水中に略垂直に立設し、この導水パイプ上端の開口部に回転円錐体の尖端部を浸漬した状態で、回転円錐体の水平回転で、導水パイプ内の水が前記回転円錐体の回転力で円錐面に沿って引き上げられ、さらに遠心力によって、導水パイプの開口端と回転円錐体の円錐面との間隙から周辺に向って飛散される。
飛散れた水の粒子は、空中で空気中の酸素を吸収し、水面に落下するため、池などの止水域等において水に不足する酸素を補給し、酸素欠乏による弊害防止や水質改善を実現することが可能になる。
以下に、本考案の実施形態による散水装置について、図面を参照して説明する。
本考案の実施形態の散水装置を、図1に示す。図1は本考案の散水装置の側面図であり、図2は同じく平面図、図3は散水装置の散水原理を示す説明図である。
本考案にかかる散水装置は、上端部が水面7aから僅かに突出するように略垂直に立設された導水パイプ1と、この導水パイプ1と同軸で上端開口部と対峙する位置で、導水パイプ1内の水面7aに僅かに浸積する部位に位置させた回転円錐体2と、この回転円錐体2を前記導水パイプ1の開口部上部で回転させる駆動部3と、前記導水パイプ1と前記回転円錐体2を水面7aで保持する浮き具4とで構成される。図中、7は水を示す。
また、導水パイプ1は、例えば耐腐食性の金属やプラスチックなどで形成される。図1に示すように、長さの調節は、例えば上段パイプ1aの下端部外周に、接続する下段パイプ1bの上端部を装着することで、長さを調整自在に嵌装した構成とすることもできる。長さ調整機構には、相互を螺合するなどの、周知の長さ調整手段を任意に採用することができる。図示は、上段パイプ1a、下段パイプ1bの2本を嵌装したものを示したが、水深に応じて、3本以上を同様に嵌装してもよい。
また、導水パイプ1(下段パイプ1b)の下端には、複数の切欠5を形成することもできる。導水パイプ1(下段パイプ1b)の下端が養殖池の底に近い場合でも、養殖池内の水が導水パイプ1内に導入可能とされている。切欠5の形状は、底部の状態に応じて円弧状、鋸歯状、波状などの任意のもの、更にメッシュ状のフイルターを採用することもできる。
さらに、導水パイプ1は、養殖池等の水7中に垂直に設立可能とするように、支持部材6を介し、浮き具4に支持されている。なお、必要に応じ、この支持部材6を使用せずにまたは併用して、養殖池内に設置される支持部材や構造物(いずれも図示しない)に支持させることは、任意である。
なお、図1における支持部材6は、後述の水の飛散を妨害しないように、水面下に位置させることが望ましい。この場合において、導水パイプ1の上端部付近が水面から僅か(例えば、1〜2cm程度)突出させるようにする。このため、導水パイプ1の上端部は浮き具4と略等しい高さレベルに位置し、それ故に水を導水パイプ1内の上部へ引き上げるスクリューなどを、導水パイプ1内に設置する必要がなくなる。
回転円錐体2は、その尖端が下方へ向くようにして、駆動部3の駆動軸8の下端に取り付けられている。この駆動軸8は水面7aに対し直角である。回転円錐体2の円錐面2aは平滑面であるが、必要に応じ凹凸面などの粗面として、回転時に水を効率的に飛散させるようにすることもできる。
また、回転円錐体2を駆動する駆動部3には、電機モータ・油圧モータや空気圧モータなどの動力が用いられる。この駆動部3は、例えば4本の支持棒9によって、浮き具4の中心に支持されている。この支持棒9は耐食性の金属やプラスチックにより作られている。
浮き具4は、駆動部3を水面と連動して支持するためのものであるリング状の袋に空気やガスを封入したものであり、プラスチックや耐食性のある金属シートなどから作られている。
次に前記構成になる散水装置の動作を、図3を参照して説明する。図3は、本考案における水の散水原理を示す。
いま、電源が投入され、駆動部3が作動を開始すると、回転軸8に取り付けられた回転円錐体2が、3000〜15000rpmで高速回転する。この高速回転により、導水パイプ1内において、水面7a付近に尖端部が浸漬されている回転円錐体2が、その円錐面に沿って、導水パイプ1内の水を回転力で吸い上げらに、回転遠心力で円錐面の周縁から上方へ飛散させる。このとき、導水パイプ内には、水深がある層の深層水が下方から次々に送り込まれる。
これを換言すれば、導水パイプ1内の水は、回転円錐体2の下端からその円錐面を上方に迫り上がり、円錐面が切れるところ(回転円錐体の上端縁)から、つまり導水パイプ1内の上端から外に向って霧状または粒状に飛散される。
このように、噴射される霧状または粒状の水は水面に対して並行ではなく、朝顔の花状に円弧を描いて水面7a上に落下する。このため、霧や粒子の滞空時間が十分に長くなり、エアレーション作用によって水に溶ける酸素の量が増加することとなる。
従って、水への酸素の溶解量が高まり、水質の改善を図ることができる。なお、回転円錐体2の尖端角度を変化させることで、散水の高さおよび量を任意に調整することができる。
また、前記のように、導水パイプ1は垂直方向に長く、上段パイプ1aに対する下段パイプ1bの引き伸ばし方向の伸縮調整によって、下段パイプ1bの下端を養殖池の底部付近に至らせることができる。したがって、底部付近の水は、回転円錐体2の回転によって導水パイプ1上端から散水された分を補うように、導水パイプ1内を通って自然に上昇する。
また、この動作の繰返しにより、養殖池内の水は上下方向に循環して酸素を全体にわたり吸収していき、結果として養殖池内の水の清澄化が順次高められる。
そして、予め実験的に求めたタイミングで本装置を作動させることで、水の腐敗を防止しながら、養殖に適する水質を任意に得ることができる。
なお、前記においては、導水パイプ1内および回転円錐体2は深水域の水を汲み上げて散水する構成であるため、養殖池のみならず、港湾、湖沼、河川等の水質保全、水環境の改善、環境美化のほか、庭園や農園などの散水にも利用できる。
前記のように、導水パイプ1は長さを調節できるため、河川や湖沼などの深さに応じて水深各層の水を選択的に汲み上げることができ、水深ごとの水質改善をすることができる。
そして、本考案を実施すれば、水中の溶存酸素量の補給および増加により、魚介類の生存環境が向上し、養殖生産量が上がるという効果が得られる。
このように、本実施形態では、上端部付近が水面から僅か露出するように、水中に略垂直に浸漬された導水パイプ1と、この導水パイプ1上端の開口部に挿入されて、尖端部が前記導水パイプ1内の水中に浸漬される回転円錐体2と、水面に浮かぶ浮き具4に支持されて、前記回転円錐体2を水平回転する駆動部3と、を備えることにより、回転円錐体2の尖端部が導水パイプ1内の水を回転しながらその円錐面に沿って引き上げ、さらに遠心力によって、回転円錐体2の円錐面の周縁から周辺に向って吹き飛ばすことができる。吹き飛ばされた水の粒子は、空中で空気中の酸素を十分に吸収させることができる。また、この水は、水面に落下するため、池などの止水域に限らず生簀などの水に不足する酸素を補給して、酸素欠乏による弊害や水質改善を実現することが可能になる。
以上のように、本考案は、養殖池等の水深がある部位の水への酸素補給のみならず、港湾、湖沼、河川などの水深がある部位での、水の空気中への飛散によって水の循環を促し、空気中の酸素を取り込ませることによって、水質保全、水環境の改善、庭園、農園での散水にも役立てることができるという効果を有し、魚介類の養殖池等の水に空気中の酸素を補給するのに使用する散水装置等に有用である。
本考案の実施形態による散水装置を示す側面図である。 図1に示す散水装置の平面図である。 散水装置の飛散原理を示す説明図である。
符号の説明
1…導水パイプ,2…回転円錐体,3…駆動部,4…浮き具,5…切欠,7…水,6…支持部材,7a…水面

Claims (2)

  1. 上端部が水面から僅かに突出するように略垂直に立設された導水パイプと、
    該導水パイプと同軸で上端開口部と対峙する位置で、該パイプ内の水面に尖端部を浸積する部位に位置させた回転円錐体と、
    該回転円錐体を前記導水パイプの開口部上部で回転させる駆動部と、
    前記導水パイプと前記回転円錐体を水面で保持する浮き具と
    を備えることを特徴とする散水装置。
  2. 前記導水パイプの長さが調整自在であることを特徴とする請求項1に記載の散水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100890361B1 (ko) * 2007-09-18 2009-03-26 대한민국 저층수를 이용한 적조 피해 방지 장치

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