JP3111867U

JP3111867U - 回転ボールキャスター。

Info

Publication number: JP3111867U
Application number: JP2005002239U
Authority: JP
Inventors: 楊子聖
Original assignee: 楊子聖
Priority date: 2005-04-13
Filing date: 2005-04-13
Publication date: 2005-07-28
Anticipated expiration: 2015-04-13

Abstract

【課題】1種の無軸及び無方向性のキャスターを提供し、キャスターの方向の方向転換の敏捷性を高め、更には動力の消耗を減少させ、キャスターボードの滑走速度を高める回転ボールキャスターを提供する。
【解決手段】トップキャスターを回転自在に装入した少なくとも３つの突き出し部から成るトップキャスター室２２１を上部に配するとともに下部には穴を設けたキャスター蓋２３を配して成るキャスターカバー２２の中に、回転ボール２１を穴からのぞかせて回転自在に収容する。
【選択図】図２

Description

本考案はキャスターの構造の改良に関する。

周知の従来のキャスターは第１図が示すように、軸穴つきのキャスター（１１）を回転する用具とする。その構造は車軸（１２）を貫通し、車軸受け（１３）を設け、車軸を貫通したキャスターを回転するものである。従来のキャスターの構造では車軸を貫通したキャスターが移動方向となり、これによって本体の運行方向とキャスターの回転する方向が同一になるように設置されるよう特別に注意する必要があるが、もし、キャスターを設置する本体が随意に動く必要がある場合は、この設置方式は明らかに適切ではない。例えば従来のよくあるスケートボード及びローラースケートのキャスター、これらは全て同一方向に回転するが、これによって、回転方向を変更するという動作、多くの一定方向では無い動作に於いて不便であり、キャスターの構造が行動上の抵抗力となり、本体全ての滑走速度に影響を及ぼすに至る。

本考案の主な目的は、1種の無軸及び無方向性のキャスターを提供し、キャスターの方向の方向転換の敏捷性を高め、更には動力の消耗を減少させ、キャスターボードの滑走速度を高める回転ボールキャスターを提供しようとするものである。

上述の目的を達成するため、本考案は回転ボールを含み、キャスターカバーの中に回転ボールをキャスターカバーの中に限定し飛び出さないようにさせる、キャスターカバーの上方には少なくとも３つのトップキャスター室を設け、その中にトップキャスターを一つずつ設置し、該回転ボールがトップキャスター室に装着された３つのトップキャスターで押し支えることによって、回転ボールとキャスターカバーは一定の距離を保ち、お互いに接触しないようにする。

本考案は、一種のキャスターの構造の改良である。回転ボールをキャスターカバーの中へ置き入れ、キャスターカバー蓋をかぶせ、その回転ボールをキャスターカバーの中から飛び出せなくする。キャスターカバーの上方には突き出した部分を作り、少なくとも３つのトップキャスター室を設け、その中にトップキャスターを一つずつ入れる。回転ボールが設置された時、３つのトップキャスターが押し支えることによって、回転ボールとキャスターカバーは一定の距離を保ち、お互いに接触せず、この回転ボールキャスターの方向性無く回転するシステムを利用し、スケートボード等の移動体の方向転換の敏捷性及び滑走速度を高める。

まず、図２及び図３の比較的分かり易い実施例が示すように、本考案は一種の回転ボールキャスター（２）構造であり、一つの回転ボール（２１）、一つのキャスターカバー（２２）及び一つのキャスターカバー蓋（２３）を含み、回転ボール（２１）はキャスターカバー（２２）の中に設置され、そしてキャスターカバー蓋（２３）をかぶせた後、回転ボール（２１）はキャスターカバー（２２）の中に限定され飛び出さないようにする。

回転ボール（２１）は正円球体で、摩擦に強い硬い材質のもので構成され、中身の詰まった物でも中身が空の物でも要求によって制作できる。

キャスターカバー（２２）は回転ボール（２１）よりも少し大きい直径の殻状の物で、キャスーカバー（２２）の上方には等角等分の出っ張りに少なくとも３つのトップキャスター室（２２１）を設ける、その中にトップキャスター（２２２）を一つづつ別々に入れ、トップキャスター室（２２１）の断面は正多辺形、或いは円形となる。トップキャスター（２２２）のサイズはトップキャスター室（２２１）よりも少し小さく、トップキャスター室（２２１）内を自由に動けるように、トップキャスター（２２２）がキャスターカバー（２２）内部の出っ張りに対し適当な距離をもち、回転ボール（２１）を設置した時、３つのトップキャスター（２２２）の上からの押し付けの下で回転ボール（２１）とキャスターカバー（２２）がお互いに接触しないように一定の距離を保持させる。最後にキャスターカバー蓋（２３）によってキャスターカバー（２２）から蓋の接続部分を開放し、回転ボール（２１）はキャスターカバー（２２）内に限定され、キャスターカバー（２２）には穴（２３１）を開け、穴（２３１）の直径は、回転ボール（２１）が穴を通じて外部へ露出するが、飛び出さないように、回転ボール（２１）の直径よりも小さくなくてはならない

上述のような構造で本考案を組み立て、回転ボール（２１）はキャスターカバー（２２）の中でトップキャスター（２２２）の３点の支柱に支えられ、また、軸は無い。よって、方向性の無い回転ができ、キャスターボードの方向転換の敏捷度を高める。加えて、回転ボール（２１）は接触部分が少ないので、移動方向と回転ボールキャスターの回転方向が同じで、動力の消耗を減らさない、更には、キャスターボードの滑走速度を高める。

本考案の回転ボールキャスターはキャスターボード（スケートボード）、ローラースケート、キャスター付き椅子等の器材に取り付け、応用できる。第４から第６図が示すように、ボルト（３）等を使用し、結合させ組み立てることによって、本考案回転ボールキャスターは、スケートボード（４）、ローラースケート（５）の前方、或はキャスター付き椅子（６）の車輪部分に取り付けることができ、これらの器材の方向転換性及び滑走効率を高める効果をもたらすことができる。

従来のキャスターの構造。本考案回転ボールキャスターの外観参考図。本考案回転ボールキャスターの構造断面図。本考案をスケートボードへ応用した説明図本考案をローラースケートへ応用した説明図。本考案をキャスター付き椅子へ応用した説明図。

符号の説明

１１軸穴つきのキャスター
１２車軸
１３車軸受け
２回転ボールキャスター
２１回転ボール
２２キャスターカバー
２２１トップキャスター室
２２２トップキャスター
２３キャスターカバー蓋
２３１穴

Claims

トップキャスターを回転自在に装入した少なくとも３つの突き出し部から成るトップキャスター室を上部に配して成り、下部には穴を設けたキャスター蓋を配して成るキャスターカバーの中に、回転ボールをトップキャスターに接触させ一部を該穴からのぞかせて回転自在に収容したことを特徴とする回転ボールキャスター。
トップキャスター室の断面は、正多角形であることを特徴とする請求項１に記載の回転ボールキャスター。
トップキャスター室の断面は、円形である請求項１に記載の回転ボールキャスター。