JP3111578U - コンドーム上に着用する機能補助電動リング - Google Patents

Abstract

【課題】コンドーム使用の違和感を解消し、機能回復、強化する補助具の提供。
【解決手段】円形リング１と、前記円形リングに付設された振動装置本体２及び前記振動装置本体の二つの肩部に一体形成された2本の、前方に向かう軟質樹脂成形物３から構成されるコンドーム用電動リングであって、前記円形リングの上方に前記円形リングと直交方向にモーター、電池など振動機構をコップ状硬質樹脂ケース５で覆い、その内側に突起を数点形成してその外側をさらに軟質樹脂のコップ状保護カバー７で覆う。筒状振動機構内のモーターが回転すると前記コップ状硬質樹脂ケースの内側の突起に接触して、段差運動を繰り返し、前記軟質樹脂の半円形球状物及び2本のオタマジャクシ状軟質樹脂成形物を不規則的に振動する。
【選択図】図１

Description

本考案は、コンドーム上から着用し、男性機能を補助する電動リングに関する。

近年、世界では人口問題に対して計画的に出生数をコントロールすることが提唱され、その手段の一つとしてコンドームの使用が推奨されている。
最近では更に、アフリカ、中南米などにおける急激な人口増加は気候変動への懸念と相俟って大きな問題化し、その抑制が国際的課題ともなっている。
このため、中国での一人っ子政策を始めとして、各国ともに人口抑制政策に力を入れているが、これらの施策が実効を挙げるためにはコンドームの使用が重点となっている。
また、近年は人口問題に加え、のエイズの蔓延など、性行為に伴って世界的に広がる感染症の防止策としても実用上はコンドームが最も現実的対策といえ、これらのエイズ流行地に臨む地域ではその普及に期待されているところである。
このようにコンドームの使用は広く薦められているが、その普及には社会的慣習や、宗教感からの抵抗ばかりでなく、使用者に馴染むまで相当に期間が必要であるとともに、使用者にとって抵抗感のないコンドームの開発普及が望まれる。
従来はコンドームの使用は経済的に富裕な先進国において普及し、その品質も近年著しく向上して感触を損なわないものが開発されてきているが、なお、心理的にも着用感からも抵抗があり、普及に支障を来たす要因となっている。特に、性的機能に衰え始めた世代や機能に障害を有するケースなど、これらの影響が大きく、これらの性的機能を補助する機能が望まれる。
本出願人は、先にコンドームの上から着用して男性機能を補助する電動リングを提案しており、リング構造によって局所を締め付けてその機能を復帰・強化させると共に持続させ、同時に内蔵するモーターによる振動作用によってそれを補助強化するという作用を達成し、これらのコンドーム使用の違和感をも解消して、その普及を図らんとした（特許文献１）。
実用新案登録第３１０１１４５号公報

上記の先行技術においては、電動リングに直交して配置された振動機構により、主としてリングによる締付け効果によって衰えた機能を機械的にサポートすると共に振動作用によって補助効果を強化させるものであった。しかしながら、このような行為は一方的なものではなく、双方において心理的にも作用効果においても受け入れられるものでなければ、却って逆効果となるのであり、結局コンドーム普及などの成果を挙げることは出来ない。

本考案は、円形リング、前記円形リング上に配置された振動装置本体及び前記振動装置本体の両肩部に一体形成された2本の前方に突出した軟質樹脂成形物から構成され、
前記円形リングは、弾力性の衛生上食用レベルの軟質シリコン樹脂又はTPR(熱可塑性ゴム)樹脂からなる、太さ径約2〜4mm、リング径３〜４ｃｍのリング状に一体形成され
前記振動装置本体は、前記円形リングの上に該リングと直交方向に、モーター、電池及びロッド式又は押しボタン式導電シートを配置なしてなる筒状振動機構を
内側の数箇所に突起を形成したコップ状硬質樹脂ケースをモーター回転軸より偏心配置して覆い、
更にその外側を軟質樹脂コップ状保護カバーで覆うと共に、その前面を軟質樹脂半円形球状物により覆ってなり、
モーターの回転が上記の偏心したコップ状硬質樹脂ケース内側の突起に接触して生じる段差運動を伴う振動を、これらの軟質樹脂半円形球状物及び両肩部の軟質樹脂成形物に伝達するようにしてなる、
ことを特徴とするコンドーム上に適用する電動リングである。

本考案の電動リングは、リング上に配置された振動機構本体の前面の軟質樹脂半円形球状物及び両肩部の軟質樹脂成形物とが共に、振動機構本体の段差を伴う振動を受けて振動し、相手側に伝えるため、双方の使用感が伴うため心理的な不安感や不快感がなく、コンドーム使用時の違和感を双方共に解消して、性的な感覚を双方共に高めて抵抗感なくその普及を図ることができる。

[実施例]
本考案にかかるコンドーム用電動リングは、食品衛生規格レベルの軟質シリコン樹脂或はTPR(いわゆる、熱可塑性ゴム)樹脂を約2〜4mmの異なる直径の細長リング状物に一体形成してなる円形リング1、前記円形リング1上に設置された振動装置本体2(長さ約4センチ、最大外径約1センチ)及び前記振動装置本体2の二つの肩部に一体形成された2本の、前方に向かうオタマジャクシ状軟質樹脂成形物(長さが約1センチ、頭部の直径は約0.5センチ)から構成されるコンドーム用電動リングであって、前記円形リングの上方で前記円形リングと直行方向にモーター11、電池10及びロッド式導電シート9が内蔵された筒状振動機構4(長さが約3センチ、外径が約1センチ)が設置され、前記筒状振動機構の外部は前記筒状振動機構が中心からずれるように置かれるコップ状硬質樹脂ケース5に覆われ、且つ前記硬質樹脂ケース5が附勢する弾圧力で前記筒状振動機構4のネック部を挟み、前記コップ状硬質樹脂ケース5の内側に突起6が数点あり、前記コップ状硬質樹脂ケース5の外側をさらに軟質樹脂コップ状保護カバー7で覆い、前記筒状振動機構の前面は軟質樹脂半円形球状物8で覆われることによって、振動装置本体2が形成される。さらに、前記振動装置本体2の二つの肩部にそれぞれ、2本のオタマジャクシ状軟質樹脂成形物3が設けられ、通常のコンドームに前記電動リングを掛着後、前記振動装置本体2の下方にある、前記筒状振動機構の前面を覆う軟質樹脂半円形球状物8内のロッド式導電シート9を押すことで電源が入り、前記電動リングの上方に設置された前記振動装置本体２内の中心から偏心してずれるように置かれた筒状振動機構４内のモーター11を駆動させ、前記筒状振動機構４を覆うコップ状硬質樹脂ケース5の内側にある突起６に接触させ、モーター11を繰り返して段差のある振動を生じさせることによって、前記筒状振動機構4の前面に覆われた軟質樹脂半円形球状物8を不規則的に振動し続けさせ、電動リングに対するこれらの振動作用のみでなく、相手側に対しても適切な振動刺激作用を及ぼして、一方的な刺激作用による不安感やコンドーム使用の違和感をも解消することができる。

本考案に関わる回転、及び段差のある振動機能を有するコンドーム用電動リングの拡大斜視図である。 本考案に関わるコンドーム用電動リングの平面図である。 本考案に関わるコンドーム用電動リングの後面図である 図3のA―A線に沿った球状振動機構の断面図である。

符号の説明

1 円形リング
2振動装置本体
3前方に向かうオタマジャクシ状軟質樹脂成形物
4振動装置本体
5コップ状硬質樹脂ケース
6突起
7軟質樹脂コップ状保護カバー
8軟質樹脂半円形球状物
9ロッド式導電シート
10電池
11モーター

Claims (1)

1. 円形リング、前記円形リング上に配置された振動装置本体及び前記振動装置本体の両肩部に一体形成された2本の前方に突出した軟質樹脂成形物から構成され、
   前記円形リングは、弾力性の衛生規格上食品用レベルの軟質シリコン樹脂又はTPR、いわゆる熱可塑性ゴム樹脂からなる、太さ径約2〜4mm、リング径３〜４ｃｍのリング状に一体形成され
   前記振動装置本体は、前記円形リングの上に該リングと直交方向に、モーター、電池及びロッド式又は押しボタン式導電シートを配置してなる筒状振動機構を
   内側の数箇所に突起を形成したコップ状硬質樹脂ケースをモーター回転軸より偏心して配置して覆い、
   更にその外側を軟質樹脂コップ状保護カバーで覆うと共に、その前面を軟質樹脂半円形球状物に覆ってなり、
   モーターの回転が上記の偏心したコップ状硬質樹脂ケース内側の突起に接触して生じる段差運動を伴う振動を、これらの軟質樹脂半円形球状物及び両肩部の軟質樹脂成形物に伝達するようにしてなる、
   ことを特徴とするコンドーム上に適用する電動リング

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