JP3111414U - 浮沈潜水艦玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】子供がお風呂等で使用する玩具において、浮力を有効に活用し簡単な構造でかつ安全に楽しく遊べる玩具を提供する。
【解決手段】機構部分をほとんど利用せずに水の浮力を誰でもが簡単に制御出来る様に、穴の開いた船体と船体の中に風船状の物体と注射器状のポンプと該ポンプと船体内の風船状の物体を接続するチューブ等とで構成され、ポンプのピストンを押した時には風船状の物体を膨張させて船内に満たされた水を船外に排出して船体の浮力を増大することで船体を浮上させ、ポンプのピストンを引き出した時には風船状の物体を収縮させて船体に水を入れて船体の浮力を減少することで船体を潜行させる。
【選択図】図2
【解決手段】機構部分をほとんど利用せずに水の浮力を誰でもが簡単に制御出来る様に、穴の開いた船体と船体の中に風船状の物体と注射器状のポンプと該ポンプと船体内の風船状の物体を接続するチューブ等とで構成され、ポンプのピストンを押した時には風船状の物体を膨張させて船内に満たされた水を船外に排出して船体の浮力を増大することで船体を浮上させ、ポンプのピストンを引き出した時には風船状の物体を収縮させて船体に水を入れて船体の浮力を減少することで船体を潜行させる。
【選択図】図2
Description
本考案は単純な構造で構成しかつ浮力を利用した水遊び用玩具に関するものである。
従来の船またはそれに類する水遊び用の玩具に関しては浮かべて遊ぶ単純な物からゼンマイやゴム動力を利用して推進する機構を備えた物までさまざまな種類の物が提供されている。
しかしながらこれら従来から提供されている玩具は構造が複雑で安価に提供出来ないとか操作する楽しさを提供することが出来ない等の欠点が存在していた。
しかしながらこれら従来から提供されている玩具は構造が複雑で安価に提供出来ないとか操作する楽しさを提供することが出来ない等の欠点が存在していた。
本考案は、単純な構造で狭い浴槽の中でも安全にかつ制御する楽しさを併せ持つ玩具を提供するものである。
本考案は、上記課題に対して機構部分をほとんど利用せずに水の浮力を活用して誰でもが簡単に浮上および潜水を制御出来る様に、穴の開いた船体と船体の中に風船状の物体と注射器状のポンプと該ポンプと船体内の風船状の物体を接続するチューブ等とで構成され、ポンプのピストンを押込んだり引出したりして船体の浮力を調整して船体を浮上させたり潜水させたりすることを特徴とする玩具である。
本考案によれば複雑な構造を持たないために安価に製造可能で、船体の大きさもポンプのシリンダー部分の容積に依存するため、提供者が意図する販売価格や意匠を勘案した任意の大きさに設定することが可能である。 また本考案は、ポンプのピストンの引出し具合や押込み具合で船体の潜水速度や浮上速度をも制御可能となることから、より一層の楽しさを提供することが可能である。
本考案は、穴の開いた船体と船体の中に配置された風船状の物体と注射器状のポンプと該ポンプと船体内の風船状の物体を接続するチューブ等とで構成され、ポンプのピストンを押した時には風船状の物体を膨張させて船内に満たされた水を船外に排出して船体の重量を浮力よりも小さくして船体を浮上させ、ポンプのピストンを引き出した時には風船状の物体を収縮させて船体に水を入れて船体の重力を浮力よりも大きくして船体を潜水させることを特徴とした玩具である。
以下実施例をもとに説明する。
以下実施例をもとに説明する。
図1は潜水艦を模した玩具の外形図を示した物で船体1と艦橋2で構成される。本実施例では潜水艦の玩具を例としたが、浮沈を趣向とする物であればクラゲ等の海洋生物や鯨等の海洋動物や学術調査用の深海探査用潜水艇等を模しても本考案を応用可能であることはいうまでも無い。
図2は本考案の1実施例で主要構成要素である船体と円筒形のポンプの断面を示したもので、1は船体を、2は艦橋を、3は空気が注入されれば船体内で膨張し空気が抜かれれば船体内で収縮する密閉された風船状の袋で、5は空気の注入や吸出しのための管、4は前記管と風船状の袋の接合部、6は船が水上にある時や水中にある時に水が出入りする船体の下方に開けられた穴で、7は船体の重量と浮力を調整するための錘、8はポンプのシリンダ部分で、9はポンプのピストン部分をそれぞれ示す。ピストン9がシリンダ8に押込まれている状態では、シリンダ8の中の空気は管5を経由して船体内の密閉された風船状の袋3に移動し、袋3は船体内で膨張する。
一方、ピストン9がシリンダ8より引出されると風船状の袋3の中の空気は管5を経由してシリンダ8に移動する。
ここで、船体が水上にある時に浮力と重力の釣合いがとれていれば船体は密閉構造でも水が容易に出入りするような非密閉構造のいずれでも良いのは言うまでも無い。
本実施例では説明を容易とするために、船体下の穴6以外では船体内部は外部と遮断される密閉構造とした。
一方、ピストン9がシリンダ8より引出されると風船状の袋3の中の空気は管5を経由してシリンダ8に移動する。
ここで、船体が水上にある時に浮力と重力の釣合いがとれていれば船体は密閉構造でも水が容易に出入りするような非密閉構造のいずれでも良いのは言うまでも無い。
本実施例では説明を容易とするために、船体下の穴6以外では船体内部は外部と遮断される密閉構造とした。
図3は本考案の動作原理図で船体が浮上している様子を示している。
ピストン9はシリンダ8に押込まれた状態にあり、この時シリンダの空気は船体1の中の密閉された風船状の袋3に移動し袋3は船体内で膨張して船体の中から水を排水する。 この結果船体重量と船体浮力が釣り合って船体の概ね上部半分が水面10より露出して浮上状態を維持する。
ここで錘7は前以て前述の浮力と重力が釣合う様に調整して取り付けられたものである。
ピストン9はシリンダ8に押込まれた状態にあり、この時シリンダの空気は船体1の中の密閉された風船状の袋3に移動し袋3は船体内で膨張して船体の中から水を排水する。 この結果船体重量と船体浮力が釣り合って船体の概ね上部半分が水面10より露出して浮上状態を維持する。
ここで錘7は前以て前述の浮力と重力が釣合う様に調整して取り付けられたものである。
図4は本考案の動作原理図で船体が潜水を始める様子を示している。
ピストン9がシリンダ8より本考案装置の利用者の意図により引き出されると船体内の風船状の袋3に満たされている空気が管5を経由してシリンダ8の中に移動し袋3は収縮する。
袋3が収縮すると船体内部は圧力が下がり船体に空けられた穴より水が入り込み、船体内の膨張した袋状の物体3の容積分の空気が水に置き換り、船体重量が浮力を上回ることとなる。 この結果として船体は潜水を始める。
ピストン9がシリンダ8より本考案装置の利用者の意図により引き出されると船体内の風船状の袋3に満たされている空気が管5を経由してシリンダ8の中に移動し袋3は収縮する。
袋3が収縮すると船体内部は圧力が下がり船体に空けられた穴より水が入り込み、船体内の膨張した袋状の物体3の容積分の空気が水に置き換り、船体重量が浮力を上回ることとなる。 この結果として船体は潜水を始める。
図5は本考案の動作原理図で船体が潜水状態にある様子を示している。
図4の状態から時間が経過し船体が水面下に没した状態で、船体内には水が満たされて船体は完全に潜水状態となる。
図4の状態から時間が経過し船体が水面下に没した状態で、船体内には水が満たされて船体は完全に潜水状態となる。
図6は本考案の動作原理図で船体が浮上を開始する様子を示している。
ピストン9がシリンダ8に本考案装置の利用者の意図により押込まれると、シリンダ8の中の空気は風船状の密閉された袋3に移動し袋3は船体内で膨張する。すると船体に満たされた水は船体下部の穴6より排出される。
その結果、船体内の水がシリンダ8から移動してきた空気と入替ることで船体重量が浮力よりも小さくなって、船体は浮上を開始する。
ピストン9がシリンダ8に本考案装置の利用者の意図により押込まれると、シリンダ8の中の空気は風船状の密閉された袋3に移動し袋3は船体内で膨張する。すると船体に満たされた水は船体下部の穴6より排出される。
その結果、船体内の水がシリンダ8から移動してきた空気と入替ることで船体重量が浮力よりも小さくなって、船体は浮上を開始する。
この様に本考案装置では、利用者の意図に基づいてピストン9を引出したり押込んだりすることで船体の浮力と重力の相対関係を変化させて潜水および浮上を容易に繰り返すことが可能となる。
また船体の前部から浮上および潜水するように船体の重量バランスを調整しかつ船体前方に翼状のヒレをつけておくと、潜水する時には前記ヒレの抵抗により船体が真Fに潜水せずに斜め下方に進む様に、また浮上する時には船体前部より斜め上方に進み浮上に至る。
この様に前進する動作は本考案の趣旨では無いが、本考案の応用として簡単に実現できることとして述べた。
また船体の前部から浮上および潜水するように船体の重量バランスを調整しかつ船体前方に翼状のヒレをつけておくと、潜水する時には前記ヒレの抵抗により船体が真Fに潜水せずに斜め下方に進む様に、また浮上する時には船体前部より斜め上方に進み浮上に至る。
この様に前進する動作は本考案の趣旨では無いが、本考案の応用として簡単に実現できることとして述べた。
図7および図8は本考案の他の実施例の原理図で、1は船体を、2は艦橋を、8はポンプのシリンダ部分を、9はポンプのピストン部分を、11は船体内に配置された密閉された容器、12は船体外の水を給排出するための容器11に開けられた穴を、13は発泡スチロール等の材料で出来ていて船体の重量と浮力を調整するために船体内の適当な位置に適当な大きさで配置された浮力調整用の物質を、それぞれ示す。
本実施例では船体1は非密閉構造として船体外の水が自由に出入りできる様にしており、ポンプのピストン9を押込んだ状態で船体の上半分が水面上にあるよう様に浮力調整用物質13が配置されている。
本実施例では船体1は非密閉構造として船体外の水が自由に出入りできる様にしており、ポンプのピストン9を押込んだ状態で船体の上半分が水面上にあるよう様に浮力調整用物質13が配置されている。
図7より、ピストン9が引出されて容器11の空気が管5を介してシリンダ8に移動し、船体外部の水が穴12より容器11に流入するため船体の重量は容器11の空気が水に置き換わるために重くなり、結果として船体重量が浮力よりも大きくなり船体は潜水を開始する。
図8は船体が浮上を開始する様子を示したものである。
ピストン9がシリンダ8に押込まれるとシリンダ8にあった空気が船体内の容器11に移動し、容器11に満たされた水を穴12より排出して容器は空気で満たされる。
ここで容器を満たしていた水が空気に入替わることにより容器を含んだ船体重量が浮力よりも軽くなり船体は浮上を開始する。
以上述べた様に本実施例においても利用者の意図に基づいて容易に浮上潜水を繰り返すことが可能なことは明らかである。
ピストン9がシリンダ8に押込まれるとシリンダ8にあった空気が船体内の容器11に移動し、容器11に満たされた水を穴12より排出して容器は空気で満たされる。
ここで容器を満たしていた水が空気に入替わることにより容器を含んだ船体重量が浮力よりも軽くなり船体は浮上を開始する。
以上述べた様に本実施例においても利用者の意図に基づいて容易に浮上潜水を繰り返すことが可能なことは明らかである。
本考案は水に浮かべたり沈めたりして楽しく安全に遊ぶ玩具を簡単な仕組みと原理で提供するものである。
1 船体
2 艦橋
3 密閉された袋状の物体
4 密閉された袋状の物体と管の接合部
5 空気の注入吸出しのための管
6 水の導入や排出のために船体に開けられた穴
7 浮力調整用の錘
8 ポンプのシリンダー
9 ポンプのピストン
10 船体が浮かんだ水面
11 浮力調整用の密閉容器
12 密閉容器の水吸入排出用の穴
13 船体の浮力調整用の物質
2 艦橋
3 密閉された袋状の物体
4 密閉された袋状の物体と管の接合部
5 空気の注入吸出しのための管
6 水の導入や排出のために船体に開けられた穴
7 浮力調整用の錘
8 ポンプのシリンダー
9 ポンプのピストン
10 船体が浮かんだ水面
11 浮力調整用の密閉容器
12 密閉容器の水吸入排出用の穴
13 船体の浮力調整用の物質
Claims (2)
- 穴の開いた海洋生物に似せた形状の船体または一般の船舶に似せた形状の船体と、前記船体の中に置かれ気体を注入すると膨張し気体を抜くと収縮する密閉された袋状の物体と、前記袋状の物体に気体を注入するための弾性材料で出来た所定の長さの管と、管の一方に接続されたシリンダとピストンからなるポンプとで構成され、ピストンが押し込まれた状態の時には前記密閉された袋状の物体に気体を充満し前記船体の穴より前記船体に満たされている液体を船外に排出することで前記船体の重量を浮力より小さくして浮上せしめ、該ピストンが引き出された時には前記密閉された袋状の物体から気体を抜いて船外の液体を船体の穴より入れて前記船体の重量を浮力よりも大きくして前記船体を沈めることを特徴とする玩具。
- 海洋生物に似せた形状の船体または一般の船舶に似せた形状の船体と、前記船体の中に配置され所定の容積を持ち下部に液体を注入および排出する穴と気体を上部に注入する穴を持つ密閉された容器と、前記容器に気体を注入するための弾性材料で出来た所定の長さの管と、管の一方に接続されたシリンダとピストンからなるポンプとで構成され、ピストンが押し込まれた状態の時には前記容器に気体を充満して容器下部の穴より容器に満たされている液体を船外に排出することで前記船体の重量を浮力よりも小さくして浮上せしめ、該ピストンが引き出された時には前記容器から気体を抜いて船外の液体を容器下部の穴より入れて前記船体の重量を浮力よりも大きくして前記船体を沈めることを特徴とする玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005001409U JP3111414U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 浮沈潜水艦玩具 |
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JP2005001409U JP3111414U (ja) | 2005-02-21 | 2005-02-21 | 浮沈潜水艦玩具 |
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JP (1) | JP3111414U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111824377A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-10-27 | 江阴市大阪涂料有限公司 | 一种水下航行器安静浮力调节装置 |
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2005
- 2005-02-21 JP JP2005001409U patent/JP3111414U/ja not_active Expired - Fee Related
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